JP2001213475A - ブリスターパック - Google Patents

ブリスターパック

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JP2001213475A JP2000029024A JP2000029024A JP2001213475A JP 2001213475 A JP2001213475 A JP 2001213475A JP 2000029024 A JP2000029024 A JP 2000029024A JP 2000029024 A JP2000029024 A JP 2000029024A JP 2001213475 A JP2001213475 A JP 2001213475A
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既に製品が取り出されたブリスターパックを
用いて再度製品を包装することのできるとともに、接着
層の諸条件によって印刷面が制約されることがなく、さ
らに透明ブリスタードームと台紙との分離を確実に行う
ことができるブリスターパックを提供する。 【解決手段】 収納部18とフランジ20とを有しこの
フランジ20に差し込み孔22を形成した透明ブリスタ
ードーム12と、開口部28から収納部18を突出させ
るとともにフランジ20に接する開口部28の周縁にて
透明ブリスタードーム12の抜け止め防止をなした台紙
14と、台紙14との貼り合わせにてフランジ20の挟
み込みをなしその表面に差し込み孔22に差し込み挿入
が可能な舌片36を有した切り起こし蓋32を形成した
裏台紙16とからなり、舌片32の差し込み孔22への
差し込み挿入により製品を収納部18に保管可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透光性部材で形成
された透明ブリスタードームにて製品を包装し、当該製
品を外部より視認できるようにしたブリスターパックに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透光性部材で形成された透明ブリ
スタードームに製品を投入し、この透明ブリスタードー
ムの開口部を台紙等で塞いだ包装形態が知られている。
図6は、従来の包装形態を示す斜視図である。同図
(1)に示すように通常この包装形態はブリスターパッ
ク1と呼ばれており、購入予定者は透過性の透明ブリス
タードーム2を通して当該透明ブリスタードーム2内に
存在する製品3を視覚により確認できるようになってい
る。また透明ブリスタードーム2の開口部2A(同図
(2)を参照)を封止する台紙4には製品の使用方法な
どが印刷されているので、購入予定者は事前に製品3の
確認と具体的な使用方法を知ることができるようになっ
ている。
【0003】そして購入後は、同図(2)に示すように
透明ブリスタードーム2と台紙4とを分離させ、前記透
明ブリスタードーム2から製品3を取り出し(図中の矢
印5に示す方向)、当該製品3を使用すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでブリスターパ
ックから取り出した製品は、一度に使い切らない場合、
その製品を次回使用時まで保管をしておく必要がある。
しかし既に分離された透明ブリスタードームと台紙とを
用いて製品を再包装することは難しく、透明ブリスター
ドームと台紙は開封と同時に廃棄され、前記製品をその
ままの形態で保管しているのが実状である。
【0005】ところでチューブなどの製品においては、
一般的にその表面に説明文が印刷されているがその表示
領域には限度があり、製品の使用方法についての情報量
が不足するおそれがあった。このため前記製品をそのま
まの形態で保管していたのでは、前記製品が何に使用す
るものなのか時間経過とともに不明になってしまうおそ
れがあった。
【0006】ブリスターパックに包装される製品は多様
であり、特にシート形状であったりあるいはチューブに
入った形態である場合では、その外観から用途を判別す
ることは難しく、用途が不明になる場合が多かった。
【0007】また製品を単独で保管した場合、たとえ用
途が明確であってもその使用方法まで製品自体に記載さ
れていない場合も多く、(台紙は既に廃棄されているの
で)使用方法が不明であるという場合も想定される。
【0008】さらに従来のブリスターパックは、台紙の
印刷面にあらかじめ接着層を形成しておきその後透明ブ
リスタードームの開口縁を前記印刷面に接触させ、熱圧
着を行うことで組み付けを行うようにしているので、前
記接着層の制約から前記印刷面に光沢を出す塗料などを
塗布することができないといった障害が発生するおそれ
があった。
【0009】またブリスターパックから製品が脱落しな
いように透明ブリスタードームと台紙との組み付けを行
う接着層には、十分な強度を有したものが用いられてい
る。このため透明ブリスタードームと台紙とを分離させ
る際に接着層を境として分離することができず、台紙の
一部が透明ブリスタードーム側に残るという状態にな
り、分別廃棄が十分になされないという問題点があっ
た。
【0010】本発明は上記従来の問題点に着目し、既に
製品が取り出されたブリスターパックを用いて再度製品
を包装することのできるとともに、接着層の諸条件によ
って印刷面が制約されることがなく、さらに透明ブリス
タードームと台紙との分離を確実に行うことができるブ
リスターパックを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明ブリスタ
ードームに差し込み孔を設けるとともに、前記透明ブリ
スタードームの開口をふさぐ蓋に前記差し込み孔に差し
込み挿入可能な舌片を設ければ、製品の保管と取り出し
とを行うことができるという知見に基づいてなされたも
のである。
【0012】すなわち本発明に係るブリスターパック
は、商品の収納部とその周縁に形成されたフランジとを
有する透明ブリスタードームと、前記透明ブリスタード
ームのフランジを係合可能として収納部を挿通させる開
口部を有する台紙と、この台紙の裏面で前記フランジを
押さえて透明ブリスタードームを保持する裏台紙とを有
し、この裏台紙には前記透明ブリスタードームから商品
取り出し可能な切り起こし蓋を設けてなり、当該切り起
こし蓋は、着脱固定手段によって前記開口部に再度旋蓋
可能とした。なお着脱固定手段は、切り起こし蓋に設け
た舌片とその切り抜き穴との嵌合や、前記舌片と台紙に
形成した差し込み孔との差し込み挿入や、前記舌片と前
記透明ブリスタードームに形成した差し込み孔との差し
込み挿入や、あるいは差し込み挿入に代えてファスナー
によって構成するようにしてもよい。
【0013】なお前記着脱固定手段は、前記透明ブリス
タードームに形成した差し込み孔と前記切り起こし蓋に
形成された舌片とから構成するのが望ましい。また前記
開口部は前記台紙に形成された切り起こし片の起立によ
って形成したり、前記フランジと前記台紙との間にフラ
ンジ回転防止部を設けたり、前記曲げ起こし蓋は、前記
台紙から切取り用ミシン目にて分離可能に形成したり、
前記台紙と前記裏台紙は一体からなり、折りたたみ構造
にすることが望ましい。
【0014】
【作用】上記構成によれば、台紙の開口部から収納部を
突出させれば当該収納部は開口部によって移動が制限さ
れ、台紙に対する透明ブリスタードームの位置決めを行
うことができる。そしてこの状態から台紙と裏台紙とを
密着させれば、透明ブリスタードームを構成するフラン
ジを台紙間に挟むことができ、透明ブリスタードームが
台紙から脱落するのを防止することができる。このため
台紙と裏台紙とを密着させる前段で収納部に物品を入れ
ておけば、当該物品の保持を確実に行うことができる。
【0015】そして裏台紙に形成された切り起こし蓋を
起立させれば、透明ブリスタードームの収納部を塞ぐ前
記裏台紙に開口が形成されることとなり、この開口より
収納部に保管された物品を取り出すことが可能になる。
また前記開口より取り出した物品を収納部に保管する際
は、切り起こし蓋の起立によって形成された開口から物
品を収納部に押し込む。そして切り起こし蓋を開口を塞
ぐように倒すとともに、前記切り起こし蓋を着脱固定手
段によって前記開口部に再度旋蓋すれば、切り起こし蓋
は固定されるので、当該切り起こし蓋が起立し、開口よ
り物品が脱落するのを防止することができる。
【0016】なお着脱固定手段は、前記透明ブリスター
ドームに形成した差し込み孔と前記切り起こし蓋に形成
された舌片とから構成すれば、舌片を差し込み孔に差し
込み挿入するだけで切り起こし蓋の固定が可能となり、
外部部材を用いずとも前記切り起こし蓋の固定を確実に
行わせることができる。
【0017】また前記開口部は前記台紙に形成された切
り起こし片の起立によって形成すれば、開口部に収納部
を突出させた後は、起立した切り起こし片を倒すことで
前記収納部に蓋をすることができる。そしてこの切り起
こし片において物品と対面する側の面は、ブリスターパ
ックの正面となるいわゆる印刷面側になっている。この
ため収納部の内部(底面)においても印刷面が視認さ
れ、印刷が施されない面(裏面)の露出を防止すること
ができる。
【0018】そして前記フランジと前記台紙との間にフ
ランジ回転防止部を設ければ、舌片を差し込み孔に差し
込み挿入する際、フランジが回転することがないので差
し込み挿入を容易に行うことができる。
【0019】また前記曲げ起こし蓋は、前記台紙から切
取り用ミシン目にて分離可能に形成すれば、初期の状態
では切り起こし蓋は裏台紙とミシン目を介してつながっ
ている。このため包装時は、収納部に物品を投入しフラ
ンジ面を挟むように台紙と裏台紙との密着を行うが、こ
の形態では裏台紙に切り起こし蓋は、ミシン目を介して
つながっているので外力等が加わっても、前記切り起こ
し蓋が起立することがない。ゆえに切り起こし蓋の起立
により生じる開口から物品が脱落するのを防止すること
ができる。そして物品を使用する際には、ミシン目に沿
って切り起こし蓋を裏台紙より分離させ、当該切り起こ
し蓋を起立させ、起立により生じた開口より物品を取り
出すようにすればよい。また物品を保管する場合には、
上記と同様に切り起こし蓋の起立によって形成された開
口から物品を収納部に押し込む。そして切り起こし蓋を
開口を塞ぐように倒すとともに、前記着脱固定手段によ
り切り起こし蓋を固定すればよい。
【0020】また前記台紙と前記裏台紙は一体からな
り、これを折りたたみ構造にすれば、管理工数を減らす
ことができるとともに、あらかじめ折曲線(切り込み
等)を設定しておけば、貼り合わせの際、双方の位置決
めを行う作業を省略することができる。
【0021】ところで収納部から物品の出し入れを行う
場合、切り起こし蓋と切り起こし片との起立方向を同一
方向にしておけば、両片を同時に起立させることがで
き、作業性の向上を図るとともに両片に起立方向以外の
力が加わるのを防止することができ、両片が起立により
損傷するのを防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るブリスターパ
ックに好適な具体的実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本実施の形態に係るブリスターパッ
クの形態を示す斜視図であり、同図(1)は表面側の斜
視図を示し、同図(2)は背面側の斜視図を示す。これ
らの図に示すように本実施の形態に係るブリスターパッ
ク10は、フランジが設けられ製品を保管可能とする透
明ブリスタードーム12と、この透明ブリスタードーム
12のフランジを挟み込むとともに前記透明ブリスター
ドーム12の遮蔽をなす台紙14および裏台紙16とか
ら構成されている。なお製品の保管をなす透明ブリスタ
ードーム12は、透光性部材にて形成されており、透明
ブリスタードーム12の内部に保管された製品を透明ブ
リスタードーム12の外部から視認できるようになって
いる。なお本実施の形態にしめすようなブリスターパッ
ク10では、透光性部材として一般的にプラスチックが
用いられているが、この材料に限定されることもなく、
例えば透明性を有したフィルムあるいは合成樹脂など透
光性を有した部材であればよく、さらに透明ブリスター
ドーム内に保管される製品の性質などから着色を施すよ
うにしてもよい。
【0023】図2は、ブリスターパック10を構成する
部材の形状を示した説明図であり、同図(1)は透明ブ
リスタードーム12の正面図を示し、同図(2)は同図
(1)におけるAA断面図を示す。これらの図に示すよ
うに透明ブリスタードーム12は、円筒形状からなる収
納部18と、この収納部18の開口縁から外方に張り出
したフランジ20とで構成される。なおフランジ20に
は差し込み孔22が一箇所設けられており、後述する切
り起こし蓋に設けられた舌片を差し込み挿入できるよう
になっている。またフランジ20において差し込み孔2
2の反対側には、後述する切り起こし片との干渉を避け
るため前記フランジ20の一部が切り落とされた形態と
なっている。
【0024】同図(3)は、台紙14の平面図を示す。
同図(3)に示すように台紙14は、長方形状の厚紙か
らなり、その表面には、収納部18の外形に相当する外
形を有した切り起こし片24が形成されている。なお当
該切り起こし片24の外縁においては、起立辺26以外
は台紙14から裁断された状態になっている。このため
切り起こし片24は、前記起立辺26を曲げ根元として
起立を可能としており、また切り起こし辺24を起立さ
せた後には、台紙14に開口部28が穿設されるように
なっている(図3(1)を参照)。さらに起立辺26の
位置はフランジ20の切り落とし部よりも外方に位置し
ており、切り起こし片24を起立させ開口部28に透明
ブリスタードーム収納部18を装着しても、前記フラン
ジ20が起立辺26に干渉するのを防止できるようにな
っている。このため開口部28に透明ブリスタードーム
12を装着した後であっても切り起こし片24の起立と
倒し込みとを自在に行うことができる。
【0025】ところで台紙14においては、切り起こし
片24とともに、本ブリスターパック10を、棚等に陳
列させるための掛止用穴30が形成される。当該掛止用
穴30は、陳列棚などに設けられたフックにブリスター
パック10を係止させるために設けられているものであ
る。このためブリスターパック10の安定した吊り下げ
を行わせる目的から、掛止用穴30の位置については、
図中に示すように重量部分となる透明ブリスタードーム
12と離反した位置に設けるようにしている。
【0026】同図(4)は、裏台紙16の平面図を示
す。同図(4)に示すように裏台紙16は、台紙14と
同様の長方形状の厚紙からなり、その表面には、切り起
こし蓋32が形成されている。当該切り起こし蓋32
は、台紙14に形成された切り起こし片24と同様の円
形状となっており、その外縁における一箇所には切り起
こし蓋32の外方に突出する舌片36が設けられるとと
もに、当該舌片36の反対側は切り起こし蓋32の起立
時の曲げ根元となる起立辺38となっている。このため
切り起こし蓋32においては舌片36を掴み、当該舌片
36を手前側(同図においては紙の厚み方向)に引くこ
とで切り起こし蓋32の起立を行えるようにしている。
また当該起立辺38は、切り起こし片24の曲げ根元と
なる起立辺26と重なり合うように位置している。この
ため切り起こし片24と切り起こし蓋32との起立方向
は同様の方向となり、両片の起立時に起立方向が異なる
ことで互いに干渉するのを防止することができる。
【0027】なお切り起こし蓋32において初期の状態
では、その外縁がミシン目34を介して裏台紙16につ
ながった形態となっている。このためブリスターパック
10の透明ブリスタードーム12から初めて製品と取り
出す際には、舌片36を掴みミシン目34に沿って切り
起こし蓋32を裏台紙16から分離させる必要がある。
また裏台紙16には、台紙14に設けられた掛止用穴3
0と同様の外形を有した掛止用穴40が設けられてい
る。そして当該掛止用穴40は、台紙14と裏台紙16
とを貼り合わせた際に、互いの位置が一致する場所に設
けられる。
【0028】図3は、図2に示す部材を用いたブリスタ
ーパック10の組立説明図である。同図(1)に示すよ
うにまず台紙14の切り起こし片24を起立片26を曲
げ根元として起立させる。そして切り起こし片24の起
立によって穿設された開口部28に切り起こし片24の
起立側から透明ブリスタードーム12の収納部18を突
出させるとともに、当該収納部18に製品42を投入す
る。
【0029】このように収納部18に製品42を投入し
た後は、同図(2)に示すように、まず透明ブリスター
ドーム12のフランジ20と台紙14における開口部2
8の周縁部との間に接着剤44と塗布し、これをフラン
ジ回転防止部としフランジ20と台紙14との固定を行
う。なお台紙14に対するフランジ20の取り付けは、
起立片26の位置にフランジ20の切り落とし部の位置
が来るように設定し、裏台紙16を台紙14に貼り合わ
せた際、切り起こし蓋32に形成された舌片36が差し
込み孔22に差し込み挿入されるようにしておく。
【0030】またフランジ回転防止部は、透明ブリスタ
ードーム12が回転しないだけの強度を有していればよ
く、さらにブリスターパック10を廃棄する際、透明ブ
リスタードーム12と台紙とを容易に且つ確実に分離で
きなければならないので、接着剤42はフランジ20の
全面に塗布する必要もなく一定の間隔で塗布するように
すればよい。また接着剤自体も接合強度が低いものを選
択するようにすればよい。なおフランジ20における差
し込み孔22の範囲には、舌片36が差し込み挿入され
ることから接着42を塗布しないようにしておく。
【0031】そして台紙14に透明ブリスタードーム1
2を取り付けた後は、起立した切り起こし片24を倒
し、製品42が投入された収納部18の開口を塞ぐとと
もに、台紙14と裏台紙16との貼り合わせを行う。な
お台紙14と裏台紙16との貼り合わせは、これら台紙
の外周側に接着剤46を塗布することで行い、収納部1
8に収められた製品42が台紙14と裏台紙16との間
から脱落しないようにしている。また台紙の貼り合わせ
をなす接着剤46は、前述の用途から接着剤44に比較
して接合強度の高いものを選択することが好ましい。
【0032】また切り起こし片24は、台紙14から形
成されるので当該台紙14の表面に印刷を施せば切り起
こし片24にも印刷がされることになる。このため製品
42を収納部18に投入した後、切り起こし片24を倒
し込めば製品42の背景が印刷面になり、製品42の視
認性を向上させることが可能になる。また前記製品42
の視認性の向上などが必要でない場合は、切り起こし片
24を形成する必要もなく、収納部18を突出可能にす
る開口部28だけを形成すればよい。
【0033】このように台紙14と裏台紙16とを貼り
合わせると、裏台紙16に形成された切り起こし蓋32
が切り起こし片24と重なる形態となる。ここで切り起
こし蓋32は、ミシン目34を介して裏台紙16につな
がっているので、収納部18に収められた製品42が、
前記収納部18内で移動しても前記切り起こし蓋32が
製品42を受け止め、当該製品42が裏台紙16側から
脱落することがない。このため本ブリスターパック10
においては、製品42の確実な保持を行うことができ
る。
【0034】図4は、ブリスターパック10からの製品
42の取り出しおよび収納の方法を示す説明図である。
図3にて説明したブリスターパック10から、製品42
を取り出す際には、同図(1)に示すように、まず切り
起こし蓋32に形成された舌片36を掴み、次いで同図
(2)に示すように矢印48の方向に切り起こし蓋32
を起立させる。なお切り起こし蓋32はミシン目34に
て裏台紙16とつながっていることから、切り起こし蓋
32の起立の際は、前記ミシン目34を破りながら行う
ようにする。また切り起こし蓋34の起立とともに切り
起こし片24も切り起こし蓋34の下側から露出するの
で、当該切り起こし蓋34の起立と同時に切り起こし片
24も起立させればよい。
【0035】そして同図(3)に示すように切り起こし
蓋34と切り起こし片24とを起立させ、開口部が製品
42の外形より大きくなった後は、当該製品42を収納
部18から取り出し、当該製品42を目的の作業に使用
すればよい。なお本実施の形態では起立辺38の位置を
起立片26と略重なるように設定したが、切り起こし蓋
34を起立させることで生じる開口部は、製品42が取
り出せるだけの大きさを有していればよいので、起立辺
38の位置は同図においてさらに上方側(掛止用穴40
側)に設定されてもよい。
【0036】そして製品42を使用した後、当該製品4
2を再度収納する際には、切り起こし蓋34と切り起こ
し片24とを起立させ、収納部18に製品42を投入す
るとともに切り起こし蓋34と切り起こし片24とを倒
し、その後、同図(4)に示すように切り起こし蓋34
に形成された舌片36をフランジ20に設けた差し込み
孔22に差し込み挿入し、舌片36を差し込み孔22に
係止させればよい。このように差し込み孔22に舌片3
6を係止させると、切り起こし蓋34は倒れた状態で保
持されることとなり製品42が脱落することがない。こ
のため使用途中の製品42もブリスターパック10に確
実に保管することができる。なお本実施の形態では物品
収容部18の形状を円筒形としたが、この形態に限定さ
れることもなく、製品の形状に応じて様々な形状を用い
るようにしてもよい。
【0037】図5は、本実施の形態の応用例を示す説明
図であり、同図(1)は応用例の組立図であり、同図
(2)は前記応用例に用いられる台紙の平面図である。
なお本応用例については、上述したブリスターパックと
構造が同一であるため同一の符号を用いて説明を行うこ
ととする。これらの図に示すように、応用例における収
納部18は立方体形状からなり、立方形状からなる製品
をその内部で安定した状態で収納することができるよう
になっている。
【0038】また応用例においては、台紙14と裏台紙
16とが折曲線50を介してつながっている形態となっ
ている。このため台紙14と裏台紙16は一枚の台紙か
ら構成することができ、製作工数および管理の手間等を
少なくすることができる。なお折曲線50の線上には、
同図(2)に示すように差し込み孔52が複数(同図に
おいては3個)設けられており、外力を加えると台紙は
この折曲線50に沿って折り曲がり、折り曲げ位置が折
曲線50より外れることがない。このため専用の折り曲
げ治具を用いずとも台紙14と裏台紙16との貼り合わ
せを正確且つ容易に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品の収納部とその周縁に形成されたフランジとを有する
透明ブリスタードームと、前記透明ブリスタードームの
フランジを係合可能として収納部を挿通させる開口部を
有する台紙と、この台紙の裏面で前記フランジを押さえ
て透明ブリスタードームを保持する裏台紙とを有し、こ
の裏台紙には前記透明ブリスタードームから商品取り出
し可能な切り起こし蓋を設けてなり、当該切り起こし蓋
は、着脱固定手段によって前記開口部に再度旋蓋可能と
したことから、
【0040】既に分離された透明ブリスタードームと台
紙とを用いて再度製品を包装することのできるととも
に、接着層の諸条件によって印刷面が制約されることが
なく、さらに透明ブリスタードームと台紙との分離を確
実に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るブリスターパックの形態を
示す斜視図である。
【図2】ブリスターパック10を構成する部材の形状を
示した説明図である。
【図3】ブリスターパック10の組立手順を示す組立説
明図である。
【図4】ブリスターパック10からの製品42の取り出
しおよび収納の方法を示す説明図である。
【図5】本実施の形態の応用例を示す説明図である。
【図6】従来の包装形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1………ブリスターパック、2………透明ブリスタード
ーム、2A………開口部、3………製品、4………台
紙、5………矢印、10………ブリスターパック、12
………透明ブリスタードーム、14………台紙、16…
……裏台紙、18………収納部、20………フランジ、
22………差し込み孔、24………切り起こし片、26
………起立辺、28………貫通穴、30………掛止用
穴、32………切り起こし蓋、34………ミシン目、3
6………舌片、38………起立辺、40………掛止用
穴、42………製品、44………接着剤、46………接
着剤、48………矢印、50………折曲線、52………
差し込み孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の収納部とその周縁に形成されたフ
    ランジとを有する透明ブリスタードームと、前記透明ブ
    リスタードームのフランジを係合可能として収納部を挿
    通させる開口部を有する台紙と、この台紙の裏面で前記
    フランジを押さえて透明ブリスタードームを保持する裏
    台紙とを有し、この裏台紙には前記透明ブリスタードー
    ムから商品取り出し可能な切り起こし蓋を設けてなり、
    当該切り起こし蓋は、着脱固定手段によって前記開口部
    に再度旋蓋可能としてことを特徴とするブリスターパッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記着脱固定手段は、前記透明ブリスタ
    ードームに形成した差し込み孔と前記切り起こし蓋に形
    成された舌片とからなることを特徴とする請求項1に記
    載のブリスターパック。
  3. 【請求項3】 前記開口部は前記台紙に形成された切り
    起こし片の起立によって形成することを特徴とする請求
    項1に記載のブリスターパック。
  4. 【請求項4】 前記フランジと前記台紙との間にフラン
    ジ回転防止部を設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のブリスターパック。
  5. 【請求項5】 前記曲げ起こし蓋は、前記台紙から切取
    り用ミシン目にて分離可能に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のブリスターパック。
  6. 【請求項6】 前記台紙と前記裏台紙は一体からなり、
    折りたたみ構造になっていることを特徴とする請求項1
    に記載のブリスターパック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023111811A (ja) * 2022-01-31 2023-08-10 株式会社Ky7 蓋体付き容器

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