JP2512062Y2 - 移動式駐車装置における駐車車両の開扉防止装置 - Google Patents
移動式駐車装置における駐車車両の開扉防止装置Info
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- JP2512062Y2 JP2512062Y2 JP13383889U JP13383889U JP2512062Y2 JP 2512062 Y2 JP2512062 Y2 JP 2512062Y2 JP 13383889 U JP13383889 U JP 13383889U JP 13383889 U JP13383889 U JP 13383889U JP 2512062 Y2 JP2512062 Y2 JP 2512062Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、垂直循環式駐車装置などの移動式駐車装置
において、駐車車輌の移動時に、該駐車車輌のドアが半
ドアのため開いて構造物等に衝突し損傷を受けるなどの
事故を防止するため、駐車車輌のドア開きを防止する開
扉防止装置に関する。
において、駐車車輌の移動時に、該駐車車輌のドアが半
ドアのため開いて構造物等に衝突し損傷を受けるなどの
事故を防止するため、駐車車輌のドア開きを防止する開
扉防止装置に関する。
従来から、移動式駐車装置における駐車車輌の開扉防
止装置として、種々のものが提供されている(例えば、
特公昭57−59390号、実公昭62−29551号、実公平1−13
717号公報等参照)。
止装置として、種々のものが提供されている(例えば、
特公昭57−59390号、実公昭62−29551号、実公平1−13
717号公報等参照)。
これらの従来装置はいずれも、駐車パレットの右側に
設けられ、駆動装置により駆動されて進出(駐車車輌の
対応する側のドアの開きを阻止する位置に移動するこ
と)及び退避(駐車車輌の対応する側のドアの開きが可
能となる位置に移動すること)自在の可動式開扉防止プ
ロテクタと、駐車パレットの左側に、進出した状態に固
定された固定式開扉防止プロテクタと、入出庫に際して
入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降す
るときに、上記可動式開扉防止プロテクタを退避せしめ
るように上記駆動装置を制御する制御装置とから構成さ
れたものであった。そして、各従来装置は、単に、前記
可動式開扉防止プロテクタの機構が異なるのみであっ
た。
設けられ、駆動装置により駆動されて進出(駐車車輌の
対応する側のドアの開きを阻止する位置に移動するこ
と)及び退避(駐車車輌の対応する側のドアの開きが可
能となる位置に移動すること)自在の可動式開扉防止プ
ロテクタと、駐車パレットの左側に、進出した状態に固
定された固定式開扉防止プロテクタと、入出庫に際して
入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降す
るときに、上記可動式開扉防止プロテクタを退避せしめ
るように上記駆動装置を制御する制御装置とから構成さ
れたものであった。そして、各従来装置は、単に、前記
可動式開扉防止プロテクタの機構が異なるのみであっ
た。
したがって、上記各従来装置によれば、入出庫に際し
て入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降
するときには、上記可動式開扉防止プロテクタが退避
し、対応する右側のドアの開きが可能となって該右側の
ドアから乗降することができ、他方、駐車パレットが入
出庫位置から移動するときなどには、上記可動式開扉防
止プロテクタが進出して駐車車輌のドアの開きが阻止さ
れ、駐車車輌のドアが半ドアでもこれが開いて構造物等
に衝突し損傷を受けるなどの事故が未然に防止されるも
のであった。
て入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降
するときには、上記可動式開扉防止プロテクタが退避
し、対応する右側のドアの開きが可能となって該右側の
ドアから乗降することができ、他方、駐車パレットが入
出庫位置から移動するときなどには、上記可動式開扉防
止プロテクタが進出して駐車車輌のドアの開きが阻止さ
れ、駐車車輌のドアが半ドアでもこれが開いて構造物等
に衝突し損傷を受けるなどの事故が未然に防止されるも
のであった。
しかしながら、上記各従来装置では、入出庫に際して
入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降す
るときには、右側のドアからしか乗降することができな
かったので、右ハンドル車を入庫した場合には何ら支障
はないが、左ハンドル車を入庫した場合には運転者は、
助手席側の右側のドアからしか乗降することができず、
著しく不便である欠点があった。
入出庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降す
るときには、右側のドアからしか乗降することができな
かったので、右ハンドル車を入庫した場合には何ら支障
はないが、左ハンドル車を入庫した場合には運転者は、
助手席側の右側のドアからしか乗降することができず、
著しく不便である欠点があった。
そこで、上記従来装置において、上記固定式開扉防止
プロテクタに代えて駐車パレットの左側にも可動式開扉
防止プロテクタを設け、入出庫に際して入出庫位置にあ
る駐車パレット上の車輌から人が乗降するときに、左右
両側の可動式開扉防止プロテクタを同時に退避させるこ
とが考えられる。その場合には、入出庫に際して入出庫
位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降するとき
に、左右両側のドアから乗降することができるので、右
ハンドル車及び左ハンドル車のいずれを入庫しても前述
の如き欠点は生じない。しかし、その場合には、入庫に
際して入出庫位置にある駐車パレット上に入れた車輌か
ら運転者が降りるときには、運転席側のドアのみならず
助手席側のドアも開きが可能であるため、助手席側のド
アが開いてしまうことがあり、しかも、運転席側のドア
から降りた運転者は助手席側のドアが開いていることに
気付き難い。したがって、入出庫位置にある駐車パレッ
ト上に入れた車輌の助手席側のドアが開いたままとなる
ことがあり、当該駐車パレットの移動時などに左右両側
の可動式開扉防止プロテクタが進出するときに、助手席
側の可動式開扉防止プロテクタが、開いている助手席側
のドアに衝突してしまい、該ドアが損傷を受ける事故を
招く欠点がある。
プロテクタに代えて駐車パレットの左側にも可動式開扉
防止プロテクタを設け、入出庫に際して入出庫位置にあ
る駐車パレット上の車輌から人が乗降するときに、左右
両側の可動式開扉防止プロテクタを同時に退避させるこ
とが考えられる。その場合には、入出庫に際して入出庫
位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降するとき
に、左右両側のドアから乗降することができるので、右
ハンドル車及び左ハンドル車のいずれを入庫しても前述
の如き欠点は生じない。しかし、その場合には、入庫に
際して入出庫位置にある駐車パレット上に入れた車輌か
ら運転者が降りるときには、運転席側のドアのみならず
助手席側のドアも開きが可能であるため、助手席側のド
アが開いてしまうことがあり、しかも、運転席側のドア
から降りた運転者は助手席側のドアが開いていることに
気付き難い。したがって、入出庫位置にある駐車パレッ
ト上に入れた車輌の助手席側のドアが開いたままとなる
ことがあり、当該駐車パレットの移動時などに左右両側
の可動式開扉防止プロテクタが進出するときに、助手席
側の可動式開扉防止プロテクタが、開いている助手席側
のドアに衝突してしまい、該ドアが損傷を受ける事故を
招く欠点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、右ハン
ドル車及び左ハンドル車のいずれを入庫した場合にも、
入出庫に際して入出庫位置にある駐車パレット上の車輌
の運転席側のドアから乗降することができ、便利である
とともに、進出動作中の開扉防止プロテクタが助手席側
のドアに衝突して該助手席側のドアが損傷を受ける事故
も未然に防止することができる移動式駐車装置における
駐車車輌の開扉防止装置を提供しようとするものであ
る。
ドル車及び左ハンドル車のいずれを入庫した場合にも、
入出庫に際して入出庫位置にある駐車パレット上の車輌
の運転席側のドアから乗降することができ、便利である
とともに、進出動作中の開扉防止プロテクタが助手席側
のドアに衝突して該助手席側のドアが損傷を受ける事故
も未然に防止することができる移動式駐車装置における
駐車車輌の開扉防止装置を提供しようとするものであ
る。
前記課題を解決するため、本考案は、駐車パレットの
両側にそれぞれ設けられ、駆動装置により駆動されてそ
れぞれ独立して進出及び退避自在の開扉防止プロテクタ
と、予め車輌の適位置に該車輌が右ハンドル車であるか
左ハンドル車であるかに応じて設けられた標識を入出庫
位置にある駐車パレット上の車輌から読み取る検出器
と、該検出器の検出信号を受けて、入出庫に際して入出
庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降すると
きに、当該車輌が右ハンドル車である場合には当該駐車
パレットの右側の開扉防止プロテクタのみを退避せしめ
るとともに、当該車輌が左ハンドル車である場合には当
該駐車パレットの左側の開扉防止プロテクタのみを退避
せしめるように、上記駆動装置を制御する制御装置とを
備えた構成としたものである。
両側にそれぞれ設けられ、駆動装置により駆動されてそ
れぞれ独立して進出及び退避自在の開扉防止プロテクタ
と、予め車輌の適位置に該車輌が右ハンドル車であるか
左ハンドル車であるかに応じて設けられた標識を入出庫
位置にある駐車パレット上の車輌から読み取る検出器
と、該検出器の検出信号を受けて、入出庫に際して入出
庫位置にある駐車パレット上の車輌から人が乗降すると
きに、当該車輌が右ハンドル車である場合には当該駐車
パレットの右側の開扉防止プロテクタのみを退避せしめ
るとともに、当該車輌が左ハンドル車である場合には当
該駐車パレットの左側の開扉防止プロテクタのみを退避
せしめるように、上記駆動装置を制御する制御装置とを
備えた構成としたものである。
本考案によれば、検出器及び制御装置により、入出庫
位置にある駐車パレット上の車輌が右ハンドル車である
か左ハンドル車であるかが判別され、入出庫に際して当
該車輌から人が乗降するときに、当該車輌の運転席側の
開扉防止プロテクタのみが退避させられることとなる。
位置にある駐車パレット上の車輌が右ハンドル車である
か左ハンドル車であるかが判別され、入出庫に際して当
該車輌から人が乗降するときに、当該車輌の運転席側の
開扉防止プロテクタのみが退避させられることとなる。
したがって、右ハンドル車及び左ハンドル車のいずれ
を入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット上の車輌の運転席側のドアから乗降するこ
とができ、前述の従来装置の如く左ハンドル車を入庫し
た場合に運転者が助手席側のドアから乗降しなければな
らないというような不便は生じない。
を入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット上の車輌の運転席側のドアから乗降するこ
とができ、前述の従来装置の如く左ハンドル車を入庫し
た場合に運転者が助手席側のドアから乗降しなければな
らないというような不便は生じない。
また、前述の如く、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット上の車輌から人が乗降するときに、当該車
輌の運転席側の開扉防止プロテクタのみが退避させら
れ、助手席側の開扉防止プロテクタは進出した状態に保
たれるので、助手席側のドアの開きが阻止され、進出動
作中の助手席側の開扉防止プロテクタが助手席側のドア
に衝突して該助手席側のドアが損傷を受ける事故も生じ
得ない。
駐車パレット上の車輌から人が乗降するときに、当該車
輌の運転席側の開扉防止プロテクタのみが退避させら
れ、助手席側の開扉防止プロテクタは進出した状態に保
たれるので、助手席側のドアの開きが阻止され、進出動
作中の助手席側の開扉防止プロテクタが助手席側のドア
に衝突して該助手席側のドアが損傷を受ける事故も生じ
得ない。
以下、垂直循環式駐車装置Aに設置した本考案の一実
施例を図面に基づいて説明する。
施例を図面に基づいて説明する。
上記垂直循環式駐車装置Aは、第1図及び第2図に示
す如く、建屋1の上部に動力装置(図示せず)により駆
動される前後一対の駆動スプロケット2が設けられ、上
記建屋1の下部に前後一対の被駆動スプロケット3が設
けられ、上記前後の駆動スプロケット2及び被駆動スプ
ロケット3にそれぞれチェーン4が架けられ、該チェー
ン4に等間隔で設けられた支持腕5に駐車パレット6及
び吊枠7からなるケージ8がそれぞれ吊り下げられたも
のであり、前記動力装置の作動により各ケージ8が垂直
方向に循環されるようになっている。そして、上記建屋
1の最下部に車輌の入出庫口が設けられ、該入出庫口に
開閉扉9が設けられ、該開閉扉9付近に設けられた操作
盤10を操作して所定のケージ8を呼び出すと、該ケージ
8が入出庫位置たる建屋1の最下部に到着して上記開閉
扉9が開き、該ケージ8の駐車パレット6上に車輌を入
出庫できるようになっている。
す如く、建屋1の上部に動力装置(図示せず)により駆
動される前後一対の駆動スプロケット2が設けられ、上
記建屋1の下部に前後一対の被駆動スプロケット3が設
けられ、上記前後の駆動スプロケット2及び被駆動スプ
ロケット3にそれぞれチェーン4が架けられ、該チェー
ン4に等間隔で設けられた支持腕5に駐車パレット6及
び吊枠7からなるケージ8がそれぞれ吊り下げられたも
のであり、前記動力装置の作動により各ケージ8が垂直
方向に循環されるようになっている。そして、上記建屋
1の最下部に車輌の入出庫口が設けられ、該入出庫口に
開閉扉9が設けられ、該開閉扉9付近に設けられた操作
盤10を操作して所定のケージ8を呼び出すと、該ケージ
8が入出庫位置たる建屋1の最下部に到着して上記開閉
扉9が開き、該ケージ8の駐車パレット6上に車輌を入
出庫できるようになっている。
第3図は本考案の一実施例に係る開扉防止装置の概略
構成を示すブロック図で、11は右側の開扉防止プロテク
タ、13はこれを駆動する駆動装置、12は左側の開扉防止
プロテクタ、14はこれを駆動する駆動装置、15は検出
器、16は駆動装置13,14を制御する制御装置であり、こ
れらにより上記開扉防止装置が構成されている。
構成を示すブロック図で、11は右側の開扉防止プロテク
タ、13はこれを駆動する駆動装置、12は左側の開扉防止
プロテクタ、14はこれを駆動する駆動装置、15は検出
器、16は駆動装置13,14を制御する制御装置であり、こ
れらにより上記開扉防止装置が構成されている。
上記各開扉防止プロテクタ11,12は、上記駐車パレッ
ト6の両側にそれぞれ設けられ、上記駆動装置13,14に
より駆動されてそれぞれ独立して進出及び退避自在に構
成されている。
ト6の両側にそれぞれ設けられ、上記駆動装置13,14に
より駆動されてそれぞれ独立して進出及び退避自在に構
成されている。
すなわち、図面実施例の場合、第4図示の如く、各開
扉防止プロテクタ11,12は、横枠17と、略L字状に屈曲
され、上端が横枠17に回動自在に止着されるとともに下
方の屈曲部が駐車パレット6に回動自在に止着された支
持枠18,19と、一方の支持枠18を起立状態に付勢するス
プリング(図示せず)と、上記駆動装置13又は14の作動
状態に応じて他方の支持枠19を起立及び傾倒せしめる連
動機構(図示せず)とから構成されている。そして、上
記各駆動装置13,14は、図面には示していないが、内蔵
したモータにより作動されてプランジャが伸縮するパワ
ーシリンダで構成され、第1図示の如く、上記建屋1の
最下部の適位置に配設され、駐車パレット6が入出庫位
置たる建屋1の最下部に到着したときに、該駐車パレッ
ト6の上記各連動機構の一部が各駆動装置13,14たるパ
ワーシリンダのプランジャに適当間隔をあけて対向し、
該プランジャが伸長すると上記連動機構の一部に当接し
て上記スプリングの力に抗してこれを移動せしめ、他方
の支持枠19が傾倒され、これにより一方の支持枠18も傾
倒して、横枠17が第4図中想像線で示す位置に退避し、
該駐車パレット6上の車輌40のドアの開きが可能となる
ようになっている。また、上記プランジャが短縮する
と、上記スプリングの力によって一方の支持枠18が起立
し、これにより上記連動機構が復帰するとともに、他方
の支持枠19も起立して、横枠17が第4図中実線で示す位
置に進出し、該駐車パレット6上の車輌40のドアの開き
が阻止されるようになっている。なお、上記各駆動装置
13,14には、図面には示していないが、上記プランジャ
の進出位置(短縮位置)を検出する進出位置検出器及び
上記プランジャの退避位置(伸長位置)を検出する退避
位置検出器が内蔵されている。
扉防止プロテクタ11,12は、横枠17と、略L字状に屈曲
され、上端が横枠17に回動自在に止着されるとともに下
方の屈曲部が駐車パレット6に回動自在に止着された支
持枠18,19と、一方の支持枠18を起立状態に付勢するス
プリング(図示せず)と、上記駆動装置13又は14の作動
状態に応じて他方の支持枠19を起立及び傾倒せしめる連
動機構(図示せず)とから構成されている。そして、上
記各駆動装置13,14は、図面には示していないが、内蔵
したモータにより作動されてプランジャが伸縮するパワ
ーシリンダで構成され、第1図示の如く、上記建屋1の
最下部の適位置に配設され、駐車パレット6が入出庫位
置たる建屋1の最下部に到着したときに、該駐車パレッ
ト6の上記各連動機構の一部が各駆動装置13,14たるパ
ワーシリンダのプランジャに適当間隔をあけて対向し、
該プランジャが伸長すると上記連動機構の一部に当接し
て上記スプリングの力に抗してこれを移動せしめ、他方
の支持枠19が傾倒され、これにより一方の支持枠18も傾
倒して、横枠17が第4図中想像線で示す位置に退避し、
該駐車パレット6上の車輌40のドアの開きが可能となる
ようになっている。また、上記プランジャが短縮する
と、上記スプリングの力によって一方の支持枠18が起立
し、これにより上記連動機構が復帰するとともに、他方
の支持枠19も起立して、横枠17が第4図中実線で示す位
置に進出し、該駐車パレット6上の車輌40のドアの開き
が阻止されるようになっている。なお、上記各駆動装置
13,14には、図面には示していないが、上記プランジャ
の進出位置(短縮位置)を検出する進出位置検出器及び
上記プランジャの退避位置(伸長位置)を検出する退避
位置検出器が内蔵されている。
なお、本考案では、上記各開扉防止プロテクタ11,12
及び駆動装置13,14の構成は、前記の例に限定されるも
のではなく、従来から知られているものなど種々の構成
とすることができることは勿論である。
及び駆動装置13,14の構成は、前記の例に限定されるも
のではなく、従来から知られているものなど種々の構成
とすることができることは勿論である。
また、上記検出器15は、予め車輌40の適位置に該車輌
40が右ハンドル車であるか左ハンドル車であるかに応じ
て設けられた標識20を入出庫位置にある駐車パレット6
上の車輌40から読み取るものである。
40が右ハンドル車であるか左ハンドル車であるかに応じ
て設けられた標識20を入出庫位置にある駐車パレット6
上の車輌40から読み取るものである。
図面実施例の場合、上記標識20として、第5図示の如
く、車輌40が右ハンドル車である場合には、該車輌40の
フロントバンパー21の右側に反射シール22が貼着され、
該フロントバンパー21の左側に無反射シール(例えば黒
色シール)23が貼着されている。また、車輌40が左ハン
ドル車である場合には、図面には示していないが、反射
シール22と無反射シール23との貼着位置が逆にされてい
る。なお、これらのシール22,23は、マンションなどで
は駐車契約時に、又は駐車する車輌が定まっていない場
合には駐車場入口において予め貼着しておく。そして、
上記検出器15として、第2図及び第5図示の如く、2つ
の反射型光電センサ24,25が上記建屋1の最下部の適位
置に配設され、各反射型光電センサ24,25が、入出庫位
置にある駐車パレット6上の車輌40に設けられた上記各
シール22,23の位置にそれぞれ光線を照射し、その反射
光をそれぞれ受光するようになっている。なお、垂直循
環式駐車装置Aでは、一般に入出庫位置にある駐車パレ
ット6上の適切な位置に車輌40が入庫されているか否か
を検出する検出器26が設けられているので、該検出器26
の信号によって、入出庫位置にある駐車パレット6上の
適切な位置に車輌40が入庫されたときに、上記各反射型
光電センサ24,25が光線を照射するようにされている。
この検出器26として、図面実施例の場合には透過型光電
センサが用いられ、その発光器27及び受光器28が第2図
示の如く配設され、車輌40が入庫されていないときには
発光器27から照射された光線が受光器28によって受光さ
れ、車輌40が入庫されているときにはその光線がタイヤ
により遮光されるようになっている。
く、車輌40が右ハンドル車である場合には、該車輌40の
フロントバンパー21の右側に反射シール22が貼着され、
該フロントバンパー21の左側に無反射シール(例えば黒
色シール)23が貼着されている。また、車輌40が左ハン
ドル車である場合には、図面には示していないが、反射
シール22と無反射シール23との貼着位置が逆にされてい
る。なお、これらのシール22,23は、マンションなどで
は駐車契約時に、又は駐車する車輌が定まっていない場
合には駐車場入口において予め貼着しておく。そして、
上記検出器15として、第2図及び第5図示の如く、2つ
の反射型光電センサ24,25が上記建屋1の最下部の適位
置に配設され、各反射型光電センサ24,25が、入出庫位
置にある駐車パレット6上の車輌40に設けられた上記各
シール22,23の位置にそれぞれ光線を照射し、その反射
光をそれぞれ受光するようになっている。なお、垂直循
環式駐車装置Aでは、一般に入出庫位置にある駐車パレ
ット6上の適切な位置に車輌40が入庫されているか否か
を検出する検出器26が設けられているので、該検出器26
の信号によって、入出庫位置にある駐車パレット6上の
適切な位置に車輌40が入庫されたときに、上記各反射型
光電センサ24,25が光線を照射するようにされている。
この検出器26として、図面実施例の場合には透過型光電
センサが用いられ、その発光器27及び受光器28が第2図
示の如く配設され、車輌40が入庫されていないときには
発光器27から照射された光線が受光器28によって受光さ
れ、車輌40が入庫されているときにはその光線がタイヤ
により遮光されるようになっている。
したがって、図示実施例の場合には、検出器15たる上
記各反射型光電センサ24,25によって標識20たる各シー
ル22,23が読み取られ、各反射型光電センサ24,25から入
出庫位置にある駐車パレット6上の車輌40が右ハンドル
車であるか左ハンドル車であるかに応じた判別信号が検
出信号として得られるものである。
記各反射型光電センサ24,25によって標識20たる各シー
ル22,23が読み取られ、各反射型光電センサ24,25から入
出庫位置にある駐車パレット6上の車輌40が右ハンドル
車であるか左ハンドル車であるかに応じた判別信号が検
出信号として得られるものである。
もっとも、本考案では、必ずしも上記標識20として上
記シール22,23を用いるとともに上記検出器15として上
記反射型光電センサ24,25を用いる必要はなく、例え
ば、上記標識20としてバーコードを用いるとともに上記
検出器15としてバーコード読取り器を用いることができ
る。
記シール22,23を用いるとともに上記検出器15として上
記反射型光電センサ24,25を用いる必要はなく、例え
ば、上記標識20としてバーコードを用いるとともに上記
検出器15としてバーコード読取り器を用いることができ
る。
さらに、上記制御装置16は、上記検出器15の検出信号
を受けて、入出庫に際して入出庫位置にある駐車パレッ
ト6上の車輌40から人が乗降するときに、当該車輌40が
右ハンドル車である場合には、当該駐車パレット6の右
側の開扉防止プロテクタ11のみを退避せしめるととも
に、当該車輌40が左ハンドル車である場合には当該駐車
パレット6の左側の開扉防止プロテクタ12のみを退避せ
しめるように、上記駆動装置13,14を制御するものであ
る。
を受けて、入出庫に際して入出庫位置にある駐車パレッ
ト6上の車輌40から人が乗降するときに、当該車輌40が
右ハンドル車である場合には、当該駐車パレット6の右
側の開扉防止プロテクタ11のみを退避せしめるととも
に、当該車輌40が左ハンドル車である場合には当該駐車
パレット6の左側の開扉防止プロテクタ12のみを退避せ
しめるように、上記駆動装置13,14を制御するものであ
る。
該制御装置16について具体的に説明すると、該制御装
置16には、図示しない上記ケージ8の循環駆動制御装置
又は上記操作盤10から、いずれかの開扉防止プロテクタ
を進出状態にせよという旨の進出指令信号及びいずれの
開扉防止プロテクタも退避状態にせよという旨の退避指
令信号が入力されている。これらの信号は、従来の開扉
防止装置においても同様に用いられていたものであり、
例えば、進出指令信号として上記開閉扉9を閉じる旨の
信号を用いることができ、退避指令信号として上記開閉
扉9を開く旨の信号(操作盤10により呼び出された所定
の駐車パレット6が入出庫位置に到着したときに発する
信号)を用いることができる。また、制御装置16には、
上記検出器15たる各反射型光電センサ24,25の検出信号
が入力されている他、上記各駆動装置13,14に内蔵され
た各進出位置検出器及び退避位置検出器からそれぞれ進
出位置検出信号、退避位置検出信号が入力されている。
さらに、制御装置16から各駆動装置13,14にそれぞれ駆
動信号が出力されるようになっている。そして、制御装
置16は、進出指令信号が入力されると、進出位置検出信
号が得られていない側の駆動装置13又は14に、進出位置
検出信号が得られるまで上記プランジャを進出(短縮)
させる方向に上記モータを駆動させる駆動信号を出力
し、また、退避指令信号が入力されると、検出器15たる
上記各反射型光電センサ24,25の検出信号に応じて、当
該車輌40が右ハンドル車である場合には右側の駆動装置
13のみに、当該車輌40が左ハンドル車である場合には左
側の駆動装置14のみに、退避位置検出信号が得られるま
で上記プランジャを退避(伸長)させる方向に上記モー
タを駆動させる駆動信号を出力するように構成されてい
る。その具体的な構成は、リレー回路などのシーケンス
制御回路により実現されるものであるが、これは前述の
説明から明らかであるので、その説明は省略する。
置16には、図示しない上記ケージ8の循環駆動制御装置
又は上記操作盤10から、いずれかの開扉防止プロテクタ
を進出状態にせよという旨の進出指令信号及びいずれの
開扉防止プロテクタも退避状態にせよという旨の退避指
令信号が入力されている。これらの信号は、従来の開扉
防止装置においても同様に用いられていたものであり、
例えば、進出指令信号として上記開閉扉9を閉じる旨の
信号を用いることができ、退避指令信号として上記開閉
扉9を開く旨の信号(操作盤10により呼び出された所定
の駐車パレット6が入出庫位置に到着したときに発する
信号)を用いることができる。また、制御装置16には、
上記検出器15たる各反射型光電センサ24,25の検出信号
が入力されている他、上記各駆動装置13,14に内蔵され
た各進出位置検出器及び退避位置検出器からそれぞれ進
出位置検出信号、退避位置検出信号が入力されている。
さらに、制御装置16から各駆動装置13,14にそれぞれ駆
動信号が出力されるようになっている。そして、制御装
置16は、進出指令信号が入力されると、進出位置検出信
号が得られていない側の駆動装置13又は14に、進出位置
検出信号が得られるまで上記プランジャを進出(短縮)
させる方向に上記モータを駆動させる駆動信号を出力
し、また、退避指令信号が入力されると、検出器15たる
上記各反射型光電センサ24,25の検出信号に応じて、当
該車輌40が右ハンドル車である場合には右側の駆動装置
13のみに、当該車輌40が左ハンドル車である場合には左
側の駆動装置14のみに、退避位置検出信号が得られるま
で上記プランジャを退避(伸長)させる方向に上記モー
タを駆動させる駆動信号を出力するように構成されてい
る。その具体的な構成は、リレー回路などのシーケンス
制御回路により実現されるものであるが、これは前述の
説明から明らかであるので、その説明は省略する。
前記構成の開扉防止装置によれば、検出器15及び制御
装置16により、入出庫位置にある駐車パレット6上の車
輌40が右ハンドル車であるか左ハンドル車であるかが判
別され、入出庫に際して当該車輌40から人が乗降すると
きに、当該車輌40の運転席側の開扉防止プロテクタ11又
は12のみが退避させられることとなる。
装置16により、入出庫位置にある駐車パレット6上の車
輌40が右ハンドル車であるか左ハンドル車であるかが判
別され、入出庫に際して当該車輌40から人が乗降すると
きに、当該車輌40の運転席側の開扉防止プロテクタ11又
は12のみが退避させられることとなる。
したがって、右ハンドル車及び左ハンドル車のいずれ
を入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット6上の車輌40の運転席側のドアから乗降す
ることができ、前述の従来装置の如く左ハンドル車を入
庫した場合に運転者が助手席側のドアから乗降しなけれ
ばならないというような不便は生じない。
を入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット6上の車輌40の運転席側のドアから乗降す
ることができ、前述の従来装置の如く左ハンドル車を入
庫した場合に運転者が助手席側のドアから乗降しなけれ
ばならないというような不便は生じない。
また、前述の如く、入出庫に際して入出庫位置にある
駐車パレット6上の車輌40から人が乗降するときに、当
該車輌40の運転席側の開扉防止プロテクタ11又は12のみ
が退避させられ、助手席側の開扉防止プロテクタ12又は
11は進出した状態に保たれるので、助手席側のドアの開
きが阻止され、進出動作中の助手席側の開扉防止プロテ
クタ12又は11が助手席側のドアに衝突して該助手席側の
ドアが損傷を受ける事故も生じ得ない。
駐車パレット6上の車輌40から人が乗降するときに、当
該車輌40の運転席側の開扉防止プロテクタ11又は12のみ
が退避させられ、助手席側の開扉防止プロテクタ12又は
11は進出した状態に保たれるので、助手席側のドアの開
きが阻止され、進出動作中の助手席側の開扉防止プロテ
クタ12又は11が助手席側のドアに衝突して該助手席側の
ドアが損傷を受ける事故も生じ得ない。
以上説明した実施例においては、第4図示の如く、各
開扉防止プロテクタ11,12を、退避時に車輌40の前側の
ドアのみならず後側のドアも開きが可能となるようにし
ているが、本考案では、第6図示の如く、各開扉防止プ
ロテクタ11,12を退避時に車輌40の前側のドアのみの開
きが可能となるようにし、駐車パレット6の後側の左右
両側には固定開扉防止プロテクタ30,31を立設しておい
てもよい。
開扉防止プロテクタ11,12を、退避時に車輌40の前側の
ドアのみならず後側のドアも開きが可能となるようにし
ているが、本考案では、第6図示の如く、各開扉防止プ
ロテクタ11,12を退避時に車輌40の前側のドアのみの開
きが可能となるようにし、駐車パレット6の後側の左右
両側には固定開扉防止プロテクタ30,31を立設しておい
てもよい。
なお、以上の説明においては、本考案に係る開扉防止
装置を垂直循環式駐車装置に設置した例を説明したが、
本考案は他の種々の移動式駐車装置においても用いるこ
とができるものである。
装置を垂直循環式駐車装置に設置した例を説明したが、
本考案は他の種々の移動式駐車装置においても用いるこ
とができるものである。
本考案によれば、右ハンドル車及び左ハンドル車のい
ずれを入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置に
ある駐車パレット上の車輌の運転席側のドアから乗降す
ることができ便利であるとともに、進出動作中の開扉防
止プロテクタが助手席側のドアに衝突して該助手席側の
ドアが損傷を受ける事故も未然に防止することができる
効果が得られるものである。
ずれを入庫した場合にも、入出庫に際して入出庫位置に
ある駐車パレット上の車輌の運転席側のドアから乗降す
ることができ便利であるとともに、進出動作中の開扉防
止プロテクタが助手席側のドアに衝突して該助手席側の
ドアが損傷を受ける事故も未然に防止することができる
効果が得られるものである。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は垂直循
環式駐車装置の縦断面図、第2図は第1図におけるII−
II矢視図、第3図は本考案に係る開扉防止装置の概略構
成を示すブロック図、第4図は開扉防止プロテクタを示
す斜視図、第5図は標識と検出器との関係を示す斜視
図、第6図は本考案の他の実施例に係る開扉防止プロテ
クタを示す斜視図である。 6…駐車パレット、11,12…開扉防止プロテクタ、13,14
…駆動装置、15…検出器、16…制御装置、20…標識。
環式駐車装置の縦断面図、第2図は第1図におけるII−
II矢視図、第3図は本考案に係る開扉防止装置の概略構
成を示すブロック図、第4図は開扉防止プロテクタを示
す斜視図、第5図は標識と検出器との関係を示す斜視
図、第6図は本考案の他の実施例に係る開扉防止プロテ
クタを示す斜視図である。 6…駐車パレット、11,12…開扉防止プロテクタ、13,14
…駆動装置、15…検出器、16…制御装置、20…標識。
Claims (1)
- 【請求項1】駐車パレットの両側にそれぞれ設けられ、
駆動装置により駆動されてそれぞれ独立して進出及び退
避自在の開扉防止プロテクタと、予め車輌の適位置に該
車輌が右ハンドル車であるか左ハンドル車であるかに応
じて設けられた標識を入出庫位置にある駐車パレット上
の車輌から読み取る検出器と、該検出器の検出信号を受
けて、入出庫に際して入出庫位置にある駐車パレット上
の車輌から人が乗降するときに、当該車輌が右ハンドル
車である場合には当該駐車パレットの右側の開扉防止プ
ロテクタのみを退避せしめるとともに、当該車輌が左ハ
ンドル車である場合には当該駐車パレットの左側の開扉
防止プロテクタのみを退避せしめるように、上記駆動装
置を制御する制御装置とを備えてなることを特徴とする
移動式駐車装置における駐車車輌の開扉防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13383889U JP2512062Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 移動式駐車装置における駐車車両の開扉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13383889U JP2512062Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 移動式駐車装置における駐車車両の開扉防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371070U JPH0371070U (ja) | 1991-07-17 |
JP2512062Y2 true JP2512062Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31681227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13383889U Expired - Fee Related JP2512062Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 移動式駐車装置における駐車車両の開扉防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512062Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-17 JP JP13383889U patent/JP2512062Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0371070U (ja) | 1991-07-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |