JP2540819Y2 - 機械式駐車設備における車両開扉事故防止装置 - Google Patents

機械式駐車設備における車両開扉事故防止装置

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JP2540819Y2
JP2540819Y2 JP6729092U JP6729092U JP2540819Y2 JP 2540819 Y2 JP2540819 Y2 JP 2540819Y2 JP 6729092 U JP6729092 U JP 6729092U JP 6729092 U JP6729092 U JP 6729092U JP 2540819 Y2 JP2540819 Y2 JP 2540819Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駐車部を循環移動する
複数の駐車ケージに車両を搭載して格納する機械式駐車
装置を備えた駐車設備における車両開扉事故防止装置の
改良に関し、特に誤認防止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械式駐車設備における車両
開扉事故防止装置として、例えば特公昭56―2559
0号公報に開示されているように、駐車ケージの車台側
部に起伏可能に設けられた開扉阻止枠体に回帰反射鏡を
設けるとともに、上記車台側部に遮蔽板を設け、かつ駐
車部の車両乗入れ位置の固定側に光電管を設けた装置が
知られている。
【0003】そして、この車両開扉事故防止装置では、
入出庫時、上記光電管から回帰反射鏡に投光し、該回帰
反射鏡で回帰反射する反射光が上記光電管で受光された
場合には、車両の扉が完全に閉じていて上記開扉阻止枠
体と干渉せず該開扉阻止枠体が起立状態にあるとみなす
一方、上記反射光が遮蔽板に遮られて光電管で受光され
ない場合には、車両の扉が半開き状態になっていて開扉
阻止枠体と干渉し該開扉阻止枠体が起立不十分であると
みなすことにより、扉の半開き状態の車両が駐車部を循
環移動する過程で構築物等と干渉する事故を防止するよ
うにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の車両開扉事故防止装置では、入出庫時、開扉阻止枠体
が完全に起立しないで駐車ケージに搭載されている車両
の扉が半開き状態になっている場合には、本来ならば、
上述の如く光電管からの投光は遮蔽板に遮られて回帰反
射鏡に届かず上記光電管に受光されないのであるが、光
電管からの投光が駐車ケージ側部や車体で反射してこの
反射光が上記光電管で受光される場合があり、この場合
には、上記開扉阻止枠体が正規の起立状態にあると誤判
されて事故が発生するおそれがあった。
【0005】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、回帰反射鏡で回帰反射
する反射光以外の反射光を受光しないようにすることに
より、開扉阻止枠体の姿勢を正確に判定して扉の半開き
状態に起因する事故発生を確実に防止せんとすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、駐車部を循環移動する複数の駐車ケージ
に車両を搭載して格納する機械式駐車装置を備えた駐車
設備における車両開扉事故防止装置を対象とし、次のよ
うな解決手段を講じた。
【0007】すなわち、本考案の解決手段は、上記各駐
車ケージの車台側部に開扉阻止枠体を起伏可能に設け、
搭載車両の扉の開動を上記開扉阻止枠体の起立状態で阻
止する一方、開扉阻止枠体の倒伏状態で許容するように
する。さらに、上記各駐車ケージの車台裏側に作動ロッ
ドを進退可能に設け、上記開扉阻止枠体を常時は作動ロ
ッドを車台外方へ前進させて起立させる一方、入出庫時
は作動ロッドを車台内方へ後退させて倒伏させるように
する。また、上記駐車部の車両乗入れ位置の固定側に押
動手段を設け、入出庫時、上記作動ロッドを押動手段で
押動して車台内方へ後退させるようにする。さらに、上
記開扉阻止枠体に回帰反射鏡を設けるとともに、上記駐
車部の車両乗入れ位置の固定側に回帰反射形の鏡面体検
出光電スイッチを設け、上記開扉阻止枠体の起立状態に
おいて上記鏡面体検出光電スイッチから回帰反射鏡に投
光し該回帰反射鏡で回帰反射する反射光のみを鏡面体検
出光電スイッチで受光するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記の構成により、本考案では、入出庫時、駐
車ケージの車台裏側に進退可能に設けられた作動ロッド
が上記車両乗入れ位置の固定側に設けられた押動手段に
よって押動されて車台内方へ後退し、上記駐車ケージの
車台側部に起伏可能に設けられた開扉阻止枠体が倒伏し
て搭載車両の扉の開動が許容される。この倒伏状態で、
入庫の場合には乗員が駐車ケージに乗り入れた車両の扉
を開けて降車する一方、出庫の場合には車両の扉を開け
て乗車すると、上記作動ロッドの押動手段による押動が
解除されて作動ロッドが車台外方へ前進し、上記開扉阻
止枠体が起立して搭載車両の扉の開動が阻止される。
【0009】この起立状態で、上記車両乗入れ位置の固
定側に設けられた回帰反射形の鏡面体検出光電スイッチ
から上記開扉阻止枠体に設けられた回帰反射鏡に投光さ
れ、該回帰反射鏡で回帰反射する反射光のみが上記鏡面
体検出光電スイッチに受光された場合には、開扉阻止枠
体が車両の扉と干渉せずに完全に起立して上記扉が完全
に閉まっていることが判る。一方、上記反射光が鏡面体
検出光電スイッチに受光されない場合には、開扉阻止枠
体が車両の扉と干渉して起立状態が不十分で扉が半開き
になっていることが判る。
【0010】この判断は、回帰反射鏡で回帰反射した反
射光以外の反射光を受光しない、つまり回帰反射鏡で回
帰反射する反射光のみを受光する鏡面体検出光電スイッ
チにより行われることから、扉が半開き状態等で開扉阻
止枠体が完全に起立していない場合において、鏡面体検
出光電スイッチからの投光が回帰反射鏡で反射せずに駐
車ケージ側部や車体で反射しても、この反射光は鏡面体
検出光電スイッチに受光されず開扉阻止枠体が正規の起
立状態にあると誤判されることがなく、開扉阻止枠体の
姿勢が正確に判定されて扉の半開き状態に起因する事故
発生が確実に防止される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1および図2は機械式駐車設備を示す。
図1および図2において、1は地上に立設された駐車建
造物であって、該駐車建造物1の内部には機械式駐車装
置2が設置され、該駐車装置2は、前後一対の上部スプ
ロケット3,3と同じく前後一対の下部スプロケット
4,4の各々に巻き掛けられた2条のチェーン5,5に
複数の駐車ケージ6,6,…がアタッチメント7を介し
て吊下げ支持されて構成されていて、上記駐車建造物1
の内部を駐車部8として駐車装置2を運転し、上記各駐
車ケージ6を駐車部8を上下方向に循環移動させること
により各駐車ケージ6に車両Cを搭載して格納するよう
になされている。9は駐車建造物1の最下部に設けられ
た入出庫口であり、該入出庫口9に続く駐車部8内が車
両乗入れ位置10である。
【0013】図3ないし図5に示すように、上記各駐車
ケージ6は、車両Cの車輪c1 ,c1 ,…が乗り入れる
車輪載置部11a,11bと、該車輪載置部11a,1
1b間に位置し下面が両側の車輪載置部11a,11b
の下面よりも高く形成された段上げ部11cとからなる
車台11を備えてなり、該車台11の両側部には、車両
Cの運転席側の入出庫口9寄りと運転席とは反対側とに
それぞれ固定柵12,13が設けられているとともに、
上記運転席側の扉c2 に対応する部位には開扉阻止枠体
14が起伏可能に設けられている。
【0014】上記開扉阻止枠体14は、前後方向に水平
に延びる水平バー15と、前後に所定間隔をあけて配置
され、上記水平バー15の両端に上端が連結された前側
および後側回動脚16,17とによって構成されてい
る。そして、この開扉阻止枠体14は、車台11側部よ
り上方へ突出する起立状態(図4実線の状態)で車両C
の扉c2 の開動を阻止する一方、車台11に沿うように
付す倒伏状態(図4仮想線の状態)で車両Cの扉c2 の
開動を許容するようになされている。
【0015】すなわち、上記前側回動脚16は、上記車
台11の段上げ部11c下面と一方の車輪載置部11b
下面とに軸受18,18を介して支持されて車台11短
辺に沿って延びる回動軸部16aと、該回動軸部16a
の外端に設けられた脚部16bとでL字形に形成され、
該脚部16bの先端が上記水平バー15の一端側に枢着
されている。一方、上記後側回動脚17は、前側回動脚
16と同様に上記車台11の一方の車輪載置部11bの
下面に軸受19,19を介して支持されて車台11短辺
に沿って延びる回動軸部17aと、該回動軸部17aの
外端に設けられた脚部17bとでL字形に形成され、該
脚部17bの先端が上記水平バー15の他端側に枢着さ
れている。
【0016】上記前側回動脚16の回動軸部16aの上
記段上げ部11c部位に突出した内端には、図8および
図9に示すように、開扉阻止枠体14用の第1アーム部
20aと、後述する水抜き用の第2アーム部20bとか
らなるV字形のアーム20が上記車台11の段上げ部1
1c中央よりも一方の車輪載置部11b寄りで連結され
ている。
【0017】上記各駐車ケージ6の車台11裏側には、
車台11裏面の段上げ部11c中央よりも一方の車輪載
置部11b寄りの位置で車台11長辺に沿って延びる作
動ロッド21が進退可能に設けられ、該作動ロッド21
の一端は上記アーム20の第1アーム部20a先端に連
結され、他端は車台11前端(図3および図4で右端)
下部に取り付けられたブラケット23の摺動孔を貫通し
て車台11前方に前進して突出している。
【0018】また、上記作動ロッド21はコイルスプリ
ング22によって常時車台11前方に突出するように前
進付勢され、上記作動ロッド21は、上記開扉阻止枠体
14を常時は車台11外方へ突出(前進)させて(図8
参照)起立させる一方、入出庫時は車台11内方へ後退
させて(図9参照)倒伏させるようになされている。つ
まり、開扉阻止枠体14は、常時はコイルスプリング2
2のばね力によって起立姿勢を保っており、必要に応じ
て作動ロッド21をコイルスプリング22のばね力に抗
して後退させて倒伏させるようになっている。
【0019】図3に示すように、上記車台11の車輪載
置部11a,11b裏面には、ドレン孔24,24に先
端を水平方向に向けて取り付けられた屈曲管25,26
が配置され、該屈曲管25,26には、ホース27,2
8の一端がそれぞれ接続され、該ホース27,28の他
端はそれと直交する方向に延びる連結軸29にそれぞれ
接続されている。図8および図9に示すように、該連結
軸29はリンク30によって上記アーム20の第2アー
ム部20bに回動自在に連結され、上記ホース27,2
8先端は、通常はドレン孔24,24よりも上方に位置
しているが、上記作動ロッド21が後述する押動装置3
2によって押動された場合にはドレン孔24,24より
も下方に位置して、例えば雪国等において車輪載置部1
1a,11bに溜まった水をピット31内に排出するよ
うに構成されている。
【0020】上記駐車部8の車両乗入れ位置10の固定
側(ピット31)には、押動手段としての押動装置32
が車両乗入れ位置10に位置する駐車ケージ6の作動ロ
ッド21に対向するように設置されている。図6および
図7に示すように、上記押動装置32はベース33上に
設置された減速機付きモータ34を備えてなり、該モー
タ34の駆動軸34aにはラック35に噛合するピニオ
ン36が固定され、上記ラック35の先端には押動板3
7が緩衝機構としてのコイルスプリング38,38を介
して取り付けられている。この場合、上記押動板37に
一定以上の負荷がかかるとリミットスイッチLS1 の作
動により上記モータ34が停止してラック35の移動が
停止するようになされている。また、上記ベース33上
にはガイドロッド39,40が支持部材41,41によ
って水平移動可能に支持されて配置され、該ガイドロッ
ド39,40の先端は上記押動板37に連結されて該押
動板37を水平に移動させるようになされている。な
お、LS2 ,LS3 は押動板37の前進ストロークおよ
び後退ストロークを規制するリミットスイッチ、42は
その作動片である。そして、上記各駐車ケージ6が車両
乗入れ位置10に移動した際、つまり入出庫時、押動板
37をモータ34の駆動により前進移動させ、該押動板
37で上記作動ロッド21を押動して車台11内方へ後
退させ開扉阻止枠体14を倒伏させるようになされてい
る。
【0021】図3および図4に示すように、上記開扉阻
止枠体14の前側回動脚16の脚部16bには回帰反射
鏡43が取り付けられている一方、上記駐車部8の車両
乗入れ位置10の固定側(ピット31)には、本考案の
特徴としての回帰反射形の鏡面体検出光電スイッチ44
が配置されている。該鏡面体検出光電スイッチ44は、
内蔵する偏光フィルターで光軸を縦波として投光するタ
イプのものであり、一方、上記回帰反射鏡43は上記鏡
面体検出光電スイッチ44の縦波を横波に変えるように
構成されており、よって回帰反射鏡43の反射光Bは鏡
面体検出光電スイッチ44に縦波で戻ってくるので、こ
の回帰反射鏡43の反射光Bのみを検出できるのであ
る。つまり、鏡面体検出光電スイッチ44からの投光が
回帰反射鏡43に反射せず、駐車ケージ6や車両C(車
体)に反射する場合には、この反射光B(縦波)は横波
にならず鏡面体検出光電スイッチ44には縦波として検
出されないのである。そして、上記開扉阻止枠体14の
起立状態において上記鏡面体検出光電スイッチ44から
回帰反射鏡43に投光し、該回帰反射鏡43で回帰反射
する反射光Bを受光して駐車装置2を運転するようにな
されている。一方、鏡面体検出光電スイッチ44からの
投光が帰らない場合には、開扉阻止枠体14の起立状態
が不十分であるとみなして駐車装置2の運転ができない
ようにするとともに警報を発するようにしている。
【0022】したがって、開扉阻止枠体14、作動ロッ
ド21、押動装置32、回帰反射鏡43および鏡面体検
出光電スイッチ44等により、本考案の実施例に係る車
両開扉事故防止装置45が構成されている。
【0023】次に、上記車両開扉事故防止装置45の作
動について説明する。
【0024】まず、駐車ケージ6が車両乗入れ位置10
に移動して停止すると、押動装置32のモータ34が駆
動し、ラック35がピニオン36の回動により前進して
押動板37が駐車ケージ6側に突出し、上記駐車ケージ
6の作動ロッド21を押圧する。これにより、該作動ロ
ッド21がコイルスプリング22のばね力に抗して車台
11内方に後退し、アーム20が図8の状態から図9の
状態へと反時計回り方向に回動して、起立状態にある開
扉阻止枠体14が図4二点鎖線にて示すように倒伏す
る。
【0025】次いで、開扉阻止枠体14の倒伏状態で、
出庫する場合には運転者が車両Cの扉c2 を開けて乗り
込み、車両Cを運転して出庫する一方、入庫する場合に
は運転者は車両Cを駐車ケージ6に乗り入れた後、扉c
2 を開けて駐車部8から出て行く。
【0026】この場合、開扉阻止枠体14が倒伏してい
るため、駐車ケージ6に搭載されている車両Cの扉c2
は開閉自由であり、また、回帰反射鏡43が鏡面体検出
光電スイッチ44の投光を反射しないので駐車装置2は
作動せず、運転者は安全に出入できる。
【0027】その後、各駐車ケージ6を循環移動させる
場合は、上記モータ34の駆動により押動板37を後退
させると、上記作動ロッド21がコイルスプリング22
のばね力によって車台11外方へ前進して突出し、アー
ム20が図9の状態から図8の状態へと時計回り方向に
回動して開扉阻止枠体14が起立する。
【0028】この場合、扉c2 を閉め忘れていると、開
扉阻止枠体14が扉c2 に衝突して開扉阻止枠体14は
それ以上起立することができず、回帰反射鏡43は正規
の位置よりも下方に位置しているため、鏡面体検出光電
スイッチ44からの投光が回帰反射鏡43に受光され
ず、駐車装置2は作動しない。したがって、この場合に
は、開扉阻止枠体14を一旦倒伏させて車両Cの扉c2
を完全に閉めた後、再度開扉阻止枠体14を起立させる
と、鏡面体検出光電スイッチ44からの投光が回帰反射
鏡43に受光され、駐車装置2を作動させることができ
る。
【0029】このように、扉c2 が完全に閉まっている
か否かを回帰反射鏡43で回帰反射した反射光Bのみを
受光する鏡面体検出光電スイッチ44により行うことか
ら、扉c2 が完全に閉まらずに開扉阻止枠体14が完全
に起立していない場合において鏡面体検出光電スイッチ
44からの投光が駐車ケージ6側部や車体に反射して
も、この反射光Bは鏡面体検出光電スイッチ11に受光
されない。したがって、開扉阻止枠体14が正規の起立
状態にあると誤判されるおそれがなく、開扉阻止枠体1
4の姿勢を正確に判定できて扉c2 の半開き状態に起因
する事故発生を確実に防止することができる。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
駐車ケージの車台側部に起伏可能に設けられた開扉阻止
枠体に回帰反射鏡を設ける一方、駐車部の車両乗入れ位
置の固定側に鏡面体検出光電スイッチを設け、上記開扉
阻止枠体の起立状態において上記鏡面体検出光電スイッ
チから回帰反射鏡に投光し該回帰反射鏡で回帰反射する
反射光のみを受光するようにしたので、鏡面体検出光電
スイッチは回帰反射鏡で回帰反射した反射光以外の反射
光を受光せず、開扉阻止枠体の姿勢を正確に判定できて
扉の半開き状態に起因する事故発生を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車設備の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】図3のV−V線における断面図である。
【図6】押動装置の平面図である。
【図7】図6のVII −VII 線における断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】作動状態を示す図8相当図である。
【符号の説明】
2 駐車装置 6 駐車ケージ 8 駐車部 10 車両乗入れ位置 11 車台 14 開扉阻止枠体 21 作動ロッド 31 ピット(固定側) 32 押動装置(押動手段) 43 回帰反射鏡 44 鏡面体検出光電スイッチ 45 車両開扉事故防止装置 B 反射光 C 車両 c2 扉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車部を循環移動する複数の駐車ケージ
    に車両を搭載して格納する機械式駐車装置を備えた駐車
    設備における車両開扉事故防止装置であって、上記各駐
    車ケージの車台側部に起伏可能に設けられ、搭載車両の
    扉の開動を起立状態で阻止する一方、倒伏状態で許容す
    る開扉阻止枠体と、上記各駐車ケージの車台裏側に進退
    可能に設けられ、上記開扉阻止枠体を常時は車台外方へ
    前進して起立させる一方、入出庫時は車台内方へ後退し
    て倒伏させる作動ロッドと、上記駐車部の車両乗入れ位
    置の固定側に設けられ、入出庫時、上記作動ロッドを押
    動して車台内方へ後退させる押動手段と、上記開扉阻止
    枠体に設けられた回帰反射鏡と、上記駐車部の車両乗入
    れ位置の固定側に設けられ、上記開扉阻止枠体の起立状
    態において上記回帰反射鏡に投光し該回帰反射鏡で回帰
    反射する反射光のみを受光する回帰反射形の鏡面体検出
    光電スイッチとを備えたことを特徴とする機械式駐車設
    備における車両開扉事故防止装置。
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