JP2511698Y2 - 測量用脚 - Google Patents

測量用脚

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JP2511698Y2
JP2511698Y2 JP40324890U JP40324890U JP2511698Y2 JP 2511698 Y2 JP2511698 Y2 JP 2511698Y2 JP 40324890 U JP40324890 U JP 40324890U JP 40324890 U JP40324890 U JP 40324890U JP 2511698 Y2 JP2511698 Y2 JP 2511698Y2
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克昭 清水
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測量用脚に係り、特に脚
の設置場所の状況に応じて脚柱の位置を変更できる測量
用脚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、測量用三脚としては、脚頭と脚柱
とを構成要素とし、脚頭は測量機器等を載置し、この脚
頭に等間隔で取付けられた3本の脚柱を、三脚設置箇所
の状況或は測量位置に合わせて、所の開き角として調節
したり、或は、脚柱を伸縮して調節できるようにしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の測量用三脚は、
各脚柱が120度の間隔で脚頭に設けられており、脚柱
の伸縮或は脚頭に対する開度の調整をすることができ
る。しかし、設置場所である設置面の状況によっては、
上記脚柱の開度及び脚柱の伸縮だけでは調節することが
困難な場合があり、三脚を設置するために、通常の三脚
設置作業の他に、三脚設置面に三脚を配置するための余
分な作業を必要とする等の問題があった。このような問
題の例を挙げれば、例えば、図6に示されるように十字
に交差する畦道等30の上で測量等を必要とする場合に
は、通常、3つの脚柱は120度の間隔で開いており、
その間隔を調節することはできないので、図7に示すよ
うに、十字に交差する部分に平板31を置き、この平板
31の上に測量用三脚を設置する等の工夫が必要であっ
た。
【0004】また脚頭に載置した測量機を、壁面に接近
させて配置するためには、従来の三脚では、脚柱の開度
を小さくする必要があるが、脚柱の開度を小さくすると
不安定となるだけでなく、脚柱の開度による対応だけで
は、より壁面に近接することは困難であった。
【0005】本考案の目的は、簡易な構成で脚柱の相対
位置を脚頭に対して調節でき、脚の設置場所に対応で
き、安定且つ確実な設置が可能な測量用脚を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る測量用脚
は、脚頭と、該脚頭に係合する少なくとも3つの脚柱
と、を備えた測量用脚において、前記脚頭には前記脚柱
の一端部を脚頭の外周方向に可動自在に保持する保持手
段を設け、前記脚柱の一端部には前記保持手段の任意の
位置で脚柱を脚頭に固定する固定手段を設けたものであ
る。
【0007】
【作用】したがって、脚柱は保持手段を介して脚頭に取
り付けられると共に、保持手段によって脚頭の外周方向
で可能自在に保持されるので、各脚柱の相対位置を容易
に変えることができる。従って、脚載置面の状況に応じ
て脚柱の脚先の配置位置を選定でき、脚柱を所定位置に
配置した後、固定手段によって、脚柱と脚頭を固定する
ことができるので、設置場所の状況に応じて安定した状
態で脚を据え付けることができる。また脚の脚頭上に測
量機を載設し、この測量機を壁面に極めて近接させるこ
とも、脚柱を壁面側から移動させて対応することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を
限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0009】図1乃至図4に本考案に係る測量用脚の一
実施例が示されており、図1は測量用脚の脚頭側を示す
斜視図、図2は脚頭の主要部の断面図、図3は図1で示
す脚頭側の分解斜視図、図4は脚柱の脚頭側端部近傍の
側面図である。以下、これらの図面に基づいて説明す
る。
【0010】測量機器を載置する測量用脚Sは、脚頭1
と、3つの脚柱2と、を備えており、3つの脚柱2は、
脚頭1に設けられた保持手段としての環状保持溝3に保
持されているものである。
【0011】本例の脚頭1は、上側脚頭部材4と下側脚
頭部材5とから構成されている。そして、本例の下側脚
頭部材5は、図2及び図3で示すように、円盤状の本体
5aの外周に周壁5bが形成され、この円盤状の本体5
aの中心部には、脚頭ネジ(図示せず)が配置される孔
5cが形成され、この孔5cの外側に雌ネジ5dが形成
された接合円柱5eが形成されており、接合円柱5eと
本体外周の周壁5bとの間には、円周溝5fが形成され
ている。そして上記接合円柱5eの上面5gは平面とな
っており、周壁5bの高さよりやや高く形成されてい
る。
【0012】本例の上側脚頭部材4は、上述の下側脚頭
部材5と同様な円盤状の本体4aをしており、下側脚頭
部材5と対向する面の外周に周壁4bが形成され、この
円盤状の本体4aの中心部には、脚頭ネジ(図示せず)
が配置される孔4cが形成され、この孔4cの外側に接
合円柱4eが形成され、この接合円柱4eに雄ネジ4d
が突設して形成されており、接合円柱4eと本体外周の
周壁4bとの間には、円周溝4fが形成されている。そ
して上記接合円柱4eの、雄ネジ4dを除く上面4gは
平面となっており、周壁4bの高さよりやや高く形成さ
れている。また本例の上側脚頭部材4の上面4hは、円
形平面となっており、脚柱2を固定する位置の目安とな
るように角度目盛り9が付されている。
【0013】上記上側脚頭部材4と下側脚頭部材5との
接合は、下側脚頭部材5に形成された雌ネジ5dに、上
側脚頭部材4に形成された雄ネジ4dを螺入することに
よって、一体に構成する。そして上側脚頭部材4と下側
脚頭部材5を接合することにより、接合円柱4e,5e
と周壁4b,5bとの間に、脚柱2の保持手段としての
環状保持溝3が形成され、この環状保持溝3に脚柱2の
一端部が、次述するように保持されるようになってい
る。
【0014】尚、上側脚頭部材4と下側脚頭部材5との
接合方法は、上述のねじ込みに限定されるものではな
い。
【0015】本例の脚柱2は、上述した環状保持溝3に
位置する被保持部10を一端部側、即ち脚先と反対側に
一体に形成され、さらに、この被保持部10に固定手段
としての固定具11を設けてなるものである。つまり、
本例の脚柱2は、その一端部に連結部2aを介して略直
方体形状の被保持部10が一体形成されている。また、
固定手段としての固定具11は、固定用ねじ11aと固
定子11bとから構成されるもので、固定用ねじ11a
は、連結部2a及び被保持部10が設けられている脚柱
2の一端を貫通して設けられている。そして、この固定
用ねじ11aの被保持部10側の端部に直方体形状の固
定子11bが止着されており、固定用ねじ11aを回す
ことにより、同ねじ11aの移動に伴い固定子11bと
被保持部10との間隔が変化するようになっている。
【0016】尚、本例の脚柱2は蝶番部13を有してお
り、この蝶番部13を中心に脚頭1に対する脚柱2の開
く度合を調節できるようになっている。この蝶番部13
は、この種の蝶番機構に一般的に用いられると同様の構
成を有しており、図8にその概略が示されている。即
ち、本例の蝶番部13は、脚柱2を固定側2bと可動側
2cとで構成し、固定側2bには凹部32を形成すると
共に、この凹部32を貫くように固定側2bの短軸手方
向に軸33を設ける。一方、可動側2cには前述した凹
部32と略同一形状の軸支部34を突設し、この軸支部
34に上述した軸33を遊嵌する軸孔35を形成した構
成となっている。
【0017】上記構成における測量用脚Sの組立て手順
について述べれば、先ず固定用ねじ11aを調節して、
脚柱2の固定子11bと被保持部10とが、環状保持溝
3の幅内に若干の余裕を持って保持されるようにしてお
く。そして、図3に示すように、下側脚頭部材5の接合
円柱5eと周壁5bの間に、脚柱21の固定子11b及
び被保持部10を収納させつつ、下側脚頭部材5に形成
された雌ネジ5dに、上側脚頭部材4に形成された雄ネ
ジ4dを螺入させて、上側脚頭部材4と下側脚頭部材5
とを螺合させれば、図1に示されるように本測量用脚S
が完成する。
【0018】次に、上記構成からなる測量用脚Sの設置
について、例えば、図5に示されるような略十字に交差
する畦道20のあるところに設置する場合について説明
する。
【0019】先ず、3つの脚柱2のうち、1つは既に脚
頭1の環状保持溝3内に固定されており、他の2つの脚
柱2は、環状保持溝3内を自由に移動できる状態となっ
ているとする。既に環状保持溝3内で固定状態となって
いる脚柱2を任意の畦道20と畦道20の間に位置させ
る一方、他の2つの脚柱2を環状保持溝3内を移動させ
つつ、それぞれ畦道20の間の適宜な位置で且つ本測量
用脚Sが安定する箇所を定める。そして、2つの脚柱2
の固定位置が定まったところで、固定用ねじ11aを回
して、固定子11bを移動させ、固定子11bと被保持
部10との間隔を広げ、被保持部10を環状保持溝3に
固定することで、図5に示すように本測量用脚Sの設置
が完了する。
【0020】このようにして、測量用脚Sの設置を行な
った際に、各脚柱2の位置を指標12を用いて角度目盛
り9から角度を読み取って記録しておけば、以後同じよ
うな場所で設置する際に、各脚柱2が記録された角度関
係となるように、位置を調節すれば、設置作業を手短に
行なうことができる。
【0021】本例の測量用脚Sは測量機器を載置するも
のとして説明したが、特にこのような用途に限定される
必要はなく、例えば、カメラ等を載置するために用いる
こともできる。
【0022】また、本例では、3つの脚柱2を有する構
成としたが、例えば、さらにもう1つの脚柱を設け、4
つの脚柱を有する構成として安定性を増すようにしても
良い。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されているの
で、設置場所の状況に応じて、簡易に脚柱の相対位置を
変えることができ、従って、従来と異なり、例えば、設
置のために、設置面に平板を必要とする等の予備的な作
業が不要となり、本測量用脚を用いて行なう測量等の作
業全体の効率化が図れるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る測量用脚の一実施例における脚頭
側を示す斜視図である。
【図2】脚頭の主要部の断面図である。
【図3】図1に示された脚頭側の分解斜視図である。
【図4】脚柱の脚頭側端部近傍の側面図である。
【図5】測量用脚の設置手順を示す説明図である。
【図6】測量用脚の設置場所の一例を示す説明図であ
る。
【図7】従来の三脚を設置する場合の手順を説明する説
明図である。
【図8】脚柱に設けられた蝶番部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 脚頭 2 脚柱 3 保持手段(環状保持溝) 4 脚頭(上側脚頭部材) 5 脚頭(下側脚頭部材) 10 被保持部 11 固定手段(固定具) S 測量用脚

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚頭と、該脚頭に係合する少なくとも3つ
    の脚柱と、を備えた測量用脚において、前記脚頭には前
    記脚柱の一端部を脚頭の外周方向に可動自在に保持する
    保持手段を設け、前記脚柱の一端部には前記保持手段の
    任意の位置で脚柱を脚頭に固定する固定手段を設けたこ
    とを特徴とする測量用脚。
JP40324890U 1990-12-14 1990-12-14 測量用脚 Expired - Fee Related JP2511698Y2 (ja)

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JPH0487420U JPH0487420U (ja) 1992-07-29
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