JP2511634Y2 - 収穫機 - Google Patents
収穫機Info
- Publication number
- JP2511634Y2 JP2511634Y2 JP1989014412U JP1441289U JP2511634Y2 JP 2511634 Y2 JP2511634 Y2 JP 2511634Y2 JP 1989014412 U JP1989014412 U JP 1989014412U JP 1441289 U JP1441289 U JP 1441289U JP 2511634 Y2 JP2511634 Y2 JP 2511634Y2
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- JP
- Japan
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- handling
- deep
- drive
- support frame
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の収穫機に係り、詳しくは機
体側に駆動部を有する扱深搬送装置における前処理部と
の連動手段に関する。
体側に駆動部を有する扱深搬送装置における前処理部と
の連動手段に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、収穫機は、刈り取られた穀稈を掻込搬送体に
より掻込み、扱深搬送装置により適正な扱深さになるよ
うに脱穀部の搬送装置に移動している。
より掻込み、扱深搬送装置により適正な扱深さになるよ
うに脱穀部の搬送装置に移動している。
従来、扱深搬送装置は、前処理部に取付けられるもの
と機体に取付けられるものがあるが、前処理部に取付け
られるものにあっては、畦際の穀稈を刈取るべく前処理
部を上げると、該前処理部と一体に扱深搬送装置も上が
ってしまい、極端な浅扱ぎになってしまうことがある。
と機体に取付けられるものがあるが、前処理部に取付け
られるものにあっては、畦際の穀稈を刈取るべく前処理
部を上げると、該前処理部と一体に扱深搬送装置も上が
ってしまい、極端な浅扱ぎになってしまうことがある。
扱深搬送装置を機体側に取付けるものにあっては、畦
際の穀稈を刈取るべく前処理部を上げても、扱深搬送装
置は所定位置に保持され、畦際の刈取りが可能となる
が、このものにあっては、前処理部が所定量上昇する
と、該前処理部に連動して扱深搬送装置を一体に上昇す
るように構成している。
際の穀稈を刈取るべく前処理部を上げても、扱深搬送装
置は所定位置に保持され、畦際の刈取りが可能となる
が、このものにあっては、前処理部が所定量上昇する
と、該前処理部に連動して扱深搬送装置を一体に上昇す
るように構成している。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところで、コンバインが畦際等に近づいて、前処理部
を上昇すると、刈取られた穀稈は該前処理部の上昇によ
り地表面に対して上方向に移動した状態で搬送される
が、扱深搬送装置は、機体に配置された駆動部材に当接
支持されているので、地表面に対して同じ高さにあり、
これにより掻込搬送体から扱深搬送装置に穀稈が受渡さ
れる際、深扱ぎ方向になる。この場合、前処理部がある
程度上昇すると、支持枠に連動して扱深搬送装置を上昇
するとしても、単にストッパにて連動するものである
と、上述深扱ぎ方向となって、この際刈取穀稈が長稈で
あれば、穂先が曲って脱穀部に入り、脱穀部にわら部の
大きい抵抗を加える結果、続く回行時にはエンジンがド
ロップして一番口へわら屑が混入する等の選別不良とな
ると共に、排わらの搬送も不良になる等の問題があっ
た。
を上昇すると、刈取られた穀稈は該前処理部の上昇によ
り地表面に対して上方向に移動した状態で搬送される
が、扱深搬送装置は、機体に配置された駆動部材に当接
支持されているので、地表面に対して同じ高さにあり、
これにより掻込搬送体から扱深搬送装置に穀稈が受渡さ
れる際、深扱ぎ方向になる。この場合、前処理部がある
程度上昇すると、支持枠に連動して扱深搬送装置を上昇
するとしても、単にストッパにて連動するものである
と、上述深扱ぎ方向となって、この際刈取穀稈が長稈で
あれば、穂先が曲って脱穀部に入り、脱穀部にわら部の
大きい抵抗を加える結果、続く回行時にはエンジンがド
ロップして一番口へわら屑が混入する等の選別不良とな
ると共に、排わらの搬送も不良になる等の問題があっ
た。
そこで、本考案は、前記の課題を解消する収穫機を提
供することを目的とするものである。
供することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、上述の事情に鑑みてなされたものであっ
て、機体(2)の前部に設けられた支軸(5)に前処理
部(7)の支持枠(6)を軸支すると共に、該前処理部
を昇降駆動手段(23)により昇降し、かつ前記前処理部
に、刈取られた穀稈を適正な扱深さで脱穀部に搬送する
扱深搬送装置(13)を設けると共に、該扱深搬送装置を
上下駆動する駆動部材(26)を前記機体に配設してなる
収穫機において、 前記支持枠(6)に回動自在に腕部材(31)を支持
し、かつ該腕部材の先端をリンク(32)を介して前記扱
深搬送装置(13)に連結すると共に、該腕部材を前記駆
動部材(26)の駆動部(27)に当接して連動し得るよう
に構成し、 前記支持枠(6)と前記腕部材(31)とを当接して連
動し得るように構成すると共に、該当接に伴う前記支持
枠と前記扱深搬送装置の連動位置を調節する調節手段
(35又は32)を設け、 前記支持枠(6)が所定の下降位置にある場合には、
前記駆動部材(26)の駆動部(27)が前記腕部材(31
a)に当接することにより連動して、該駆動部材により
前記扱深搬送装置(13)を上下動し、 前記支持枠(6)が所定位置まで上昇した場合には、
前記調節手段(35)にて設定された連動位置により前記
扱深搬送装置(13)が前記支持枠(6)に連動して上下
動してなる、 ことを特徴とする収穫機にある。
て、機体(2)の前部に設けられた支軸(5)に前処理
部(7)の支持枠(6)を軸支すると共に、該前処理部
を昇降駆動手段(23)により昇降し、かつ前記前処理部
に、刈取られた穀稈を適正な扱深さで脱穀部に搬送する
扱深搬送装置(13)を設けると共に、該扱深搬送装置を
上下駆動する駆動部材(26)を前記機体に配設してなる
収穫機において、 前記支持枠(6)に回動自在に腕部材(31)を支持
し、かつ該腕部材の先端をリンク(32)を介して前記扱
深搬送装置(13)に連結すると共に、該腕部材を前記駆
動部材(26)の駆動部(27)に当接して連動し得るよう
に構成し、 前記支持枠(6)と前記腕部材(31)とを当接して連
動し得るように構成すると共に、該当接に伴う前記支持
枠と前記扱深搬送装置の連動位置を調節する調節手段
(35又は32)を設け、 前記支持枠(6)が所定の下降位置にある場合には、
前記駆動部材(26)の駆動部(27)が前記腕部材(31
a)に当接することにより連動して、該駆動部材により
前記扱深搬送装置(13)を上下動し、 前記支持枠(6)が所定位置まで上昇した場合には、
前記調節手段(35)にて設定された連動位置により前記
扱深搬送装置(13)が前記支持枠(6)に連動して上下
動してなる、 ことを特徴とする収穫機にある。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、前記収穫機(1)が圃場を走行
しながら前記前処理部(7)により圃場の穀稈を刈取り
する。そして、該刈取られた穀稈は前記駆動部材(26)
によって駆動される前記扱深搬送装置(13)により適正
な扱深さで、前記脱穀部(16)へ搬送される。そして、
畦に接近した刈終り時には、前記前処理部(7)を上昇
して扱深搬送装置(13)を連動して上昇するが、この際
調節手段(32),(35)は穀稈長に合わせて適正に調節
してあり、所定深扱ぎ状態にて穀稈が脱穀部(16)へ搬
送される。
しながら前記前処理部(7)により圃場の穀稈を刈取り
する。そして、該刈取られた穀稈は前記駆動部材(26)
によって駆動される前記扱深搬送装置(13)により適正
な扱深さで、前記脱穀部(16)へ搬送される。そして、
畦に接近した刈終り時には、前記前処理部(7)を上昇
して扱深搬送装置(13)を連動して上昇するが、この際
調節手段(32),(35)は穀稈長に合わせて適正に調節
してあり、所定深扱ぎ状態にて穀稈が脱穀部(16)へ搬
送される。
なお、上述カッコ内の符号は、何等構成を限定するも
のではない。
のではない。
(ヘ) 実施例 以下図面に沿って本考案の実施例について説明する。
第1図乃至第3図に示すように、1はコンバインであ
り、左右のクローラ3に支持される機体2を介して、ク
ローラ3の回動により移動するようになっている。機体
2の前部の支持台に設けられた支軸5に支持枠6が軸支
され、該支持枠6に前処理部7を構成する分草体8,引起
し装置9,刈取装置10,掻込搬送装置11の掻込穂先搬送体1
1a及び掻込根元搬送体11bが前処理部フレーム12等を介
して支持されている。
り、左右のクローラ3に支持される機体2を介して、ク
ローラ3の回動により移動するようになっている。機体
2の前部の支持台に設けられた支軸5に支持枠6が軸支
され、該支持枠6に前処理部7を構成する分草体8,引起
し装置9,刈取装置10,掻込搬送装置11の掻込穂先搬送体1
1a及び掻込根元搬送体11bが前処理部フレーム12等を介
して支持されている。
また、前記掻込搬送装置11に後続して、扱送搬送装置
13の扱深穂先搬送体13a及び扱深根元搬送体13bが一体と
なって、前記支軸5に軸支され、上下作動して、扱深さ
を適正にしつつに、後続する脱穀フィードチェーン15へ
送り込むようになっている。なお、図中、16は脱穀部で
あり、17は運転操作部、19は操作レバー、20はサイドク
ラッチレバーである。
13の扱深穂先搬送体13a及び扱深根元搬送体13bが一体と
なって、前記支軸5に軸支され、上下作動して、扱深さ
を適正にしつつに、後続する脱穀フィードチェーン15へ
送り込むようになっている。なお、図中、16は脱穀部で
あり、17は運転操作部、19は操作レバー、20はサイドク
ラッチレバーである。
そして、前処理部7の支持枠6は支軸5に軸支され、
動力伝動装置21よりベルト22及びプーリ22a,22bを介し
て支持枠6内に設けられて、前処理部7の各機器を駆動
する伝動軸に伝達される。支持枠6の支軸5を中心とす
る回動は油圧シリンダ23により行なわれるようになって
いる。また、動力伝動装置21の上に取付座25を介して減
速機26a付扱深駆動モータ26が前記支軸5よりも前方に
取付けられ、このモータ26の前端に先端にローラ27aを
有する駆動腕27が取付けられている。
動力伝動装置21よりベルト22及びプーリ22a,22bを介し
て支持枠6内に設けられて、前処理部7の各機器を駆動
する伝動軸に伝達される。支持枠6の支軸5を中心とす
る回動は油圧シリンダ23により行なわれるようになって
いる。また、動力伝動装置21の上に取付座25を介して減
速機26a付扱深駆動モータ26が前記支軸5よりも前方に
取付けられ、このモータ26の前端に先端にローラ27aを
有する駆動腕27が取付けられている。
また、前記支持枠6の中間上部にブラケット29が取付
けられ、このブラケット29に軸30が左右方向に取付けら
れ、この軸30に腕部材31が枢支され、この腕部材31の先
端と前記扱深根元搬送体13bの前部とにターンバックル3
2の両端が枢支されている。また、腕部材31の基端部に
ヘ字状のレバー31aが下方を凹状にして固着されてい
て、前記駆動腕27の先端部に取付けられたローラ27aが
レバー31aの裏面に当接されている。
けられ、このブラケット29に軸30が左右方向に取付けら
れ、この軸30に腕部材31が枢支され、この腕部材31の先
端と前記扱深根元搬送体13bの前部とにターンバックル3
2の両端が枢支されている。また、腕部材31の基端部に
ヘ字状のレバー31aが下方を凹状にして固着されてい
て、前記駆動腕27の先端部に取付けられたローラ27aが
レバー31aの裏面に当接されている。
また、腕部材31の基端部に突起31bが固着されてお
り、この突起31bの先端部と前記支持枠6の下部とに調
整ボルト33aを介して引張ばね33が張設され、腕部材31
の下限位置を決めるストッパ35が調整可能に支持枠6に
取付けられている。
り、この突起31bの先端部と前記支持枠6の下部とに調
整ボルト33aを介して引張ばね33が張設され、腕部材31
の下限位置を決めるストッパ35が調整可能に支持枠6に
取付けられている。
そして、ストッパ35は第5図(a)に示すように、支
持枠6にストッパ取付け片35aが固定され、このストッ
パ取付片35aにボルト35bをダブルナット35cにより固定
するようになっている。
持枠6にストッパ取付け片35aが固定され、このストッ
パ取付片35aにボルト35bをダブルナット35cにより固定
するようになっている。
また、ターンバックル32は端金32a,32bが夫々扱深根
元搬送体13b、腕部材31に枢支され、本体32dには両端に
左右の雄ねじが切られ、前記端金に螺着されると共に、
ナット32cによりこの端金に螺着固定されている。
元搬送体13b、腕部材31に枢支され、本体32dには両端に
左右の雄ねじが切られ、前記端金に螺着されると共に、
ナット32cによりこの端金に螺着固定されている。
本実施例は上述のように構成されているので、図示し
ないエンジンにより駆動され、動力伝動装置21により変
速、伝動されてクローラ3を回動し、圃場を移動する。
ないエンジンにより駆動され、動力伝動装置21により変
速、伝動されてクローラ3を回動し、圃場を移動する。
一方動伝動装置21からプーリ22a,ベルト22,プーリ22b
を介し、支持枠6内に伝えられる動力で前処理部7の各
機器が作動する。そして前処理部7の上下作動は油圧シ
リンダ23により行なわれ、脱穀部16もこの間作動する。
を介し、支持枠6内に伝えられる動力で前処理部7の各
機器が作動する。そして前処理部7の上下作動は油圧シ
リンダ23により行なわれ、脱穀部16もこの間作動する。
そして、扱深駆動モータ26により駆動腕27を時計回り
に回動すると、駆動腕27の先端のロータ27aによりレバ
ー31aが持ち上げられる。すると、レバー31aと一体の腕
部材31が時計回りに回動され、ターンバックル32を介し
て扱深根元搬送体13bが持ち上げられることによって扱
深搬送装置13が支軸5を中心として持ち上げられる。即
ち、第4図(a)から第4図(b)の状態となる。扱深
駆動モータ26が反時計回りに回動すると、前記と逆に扱
深搬送13が下降する。即ち第4図(a)の状態から第4
図(b)の状態になる。
に回動すると、駆動腕27の先端のロータ27aによりレバ
ー31aが持ち上げられる。すると、レバー31aと一体の腕
部材31が時計回りに回動され、ターンバックル32を介し
て扱深根元搬送体13bが持ち上げられることによって扱
深搬送装置13が支軸5を中心として持ち上げられる。即
ち、第4図(a)から第4図(b)の状態となる。扱深
駆動モータ26が反時計回りに回動すると、前記と逆に扱
深搬送13が下降する。即ち第4図(a)の状態から第4
図(b)の状態になる。
なお、第4図(a)と(b)の間において、扱深さセ
ンサからの信号により、扱深駆動モータ26が正逆に回動
して、扱深搬送装置13の扱深さを適正にさせる。
ンサからの信号により、扱深駆動モータ26が正逆に回動
して、扱深搬送装置13の扱深さを適正にさせる。
ここにおいて、ストッパ35の作用を詳細に第4図及び
第5図により説明する。コンバイン1が畦に接近する
と、オペレータは前処理部7が畦に突込まないためその
支持枠6を上昇させる。即ち、第4図の状態から第5図
(a)または(b)の状態にする。この際、扱深駆動モ
ータ26の作動が支持枠6に追い付けず、腕部材31は支持
枠6のストッパ35に当接することよって持ち上げられ
る。
第5図により説明する。コンバイン1が畦に接近する
と、オペレータは前処理部7が畦に突込まないためその
支持枠6を上昇させる。即ち、第4図の状態から第5図
(a)または(b)の状態にする。この際、扱深駆動モ
ータ26の作動が支持枠6に追い付けず、腕部材31は支持
枠6のストッパ35に当接することよって持ち上げられ
る。
従って、丈が長い穀稈36aに対してはストッパ35の長
い状態にした第5図(a)の状態で、丈が短い穀稈36b
に対してはストッパ35の短い状態にした第5図(b)の
状態で、腕部材31が支持され、この腕部材31にターンバ
ックル32を介して扱深根元搬送体13bが支持される。
い状態にした第5図(a)の状態で、丈が短い穀稈36b
に対してはストッパ35の短い状態にした第5図(b)の
状態で、腕部材31が支持され、この腕部材31にターンバ
ックル32を介して扱深根元搬送体13bが支持される。
若し、ストッパ35の短い第5図(b)の状態で、第5
図(a)のように丈が長い穀稈36aに対すると、図示のL
1が短いL2になり、長い穀稈36aは深扱ぎされてしまうこ
とになる。
図(a)のように丈が長い穀稈36aに対すると、図示のL
1が短いL2になり、長い穀稈36aは深扱ぎされてしまうこ
とになる。
逆に、ストッパ35の長い状態で丈の短い穀稈36bに対
すると、穀稈36bは極度に浅扱ぎされることになる。
すると、穀稈36bは極度に浅扱ぎされることになる。
このように、扱深駆動モータ26の作動は、急激な支持
枠6の作動に間に合わないため、ストッパ35の長さはそ
の圃場の穀稈の高さに応じて伸縮して、適正に調節され
る。
枠6の作動に間に合わないため、ストッパ35の長さはそ
の圃場の穀稈の高さに応じて伸縮して、適正に調節され
る。
なお、ストッパ35は短い状態に固定しておいて、スト
ッパ35の調節分に対応させてターンバックル32の伸縮に
置き換えても、扱深搬送装置13の扱深さは前述同様に調
整される。
ッパ35の調節分に対応させてターンバックル32の伸縮に
置き換えても、扱深搬送装置13の扱深さは前述同様に調
整される。
次に、他の実施例を第6図及び第7図を参照して説明
する。構成・作用が同じ部材には同符号を付して、その
説明を省略する。
する。構成・作用が同じ部材には同符号を付して、その
説明を省略する。
前記ストッパー35の代りにレバー37を設ける。このレ
バー37は下部片37aと上部片37bとにより上方に凹のヘ字
形に形成され、中間部において、支持枠6の中間下面に
設けられた支軸39に軸支され、上部片37bの先端にボー
デンワイヤ40のインナーワイヤ40aの一端部が取付けら
れ、上部片37b端に対向する支持枠6の下面にブラケッ
ト41が取付けられ、このブラケット41にボーデンワイヤ
40のアウターワイヤ40bの一端が取付けられ、ボーデン
ワイヤ40の他端を運転操作部17(第1図参照)内に導入
する。そして、運転操作部17に操作ハンドル45が支点45
aに枢支され、操作ハンドル45の上部の止金46に止点46
a,46b,46cが設けられ、操作ハンドル45の下端に前記ボ
ーデンワイヤ40のインナーワイヤ40aの他端が接続さ
れ、アウターワイヤ40bの他端がブラケット47に取付け
られている。
バー37は下部片37aと上部片37bとにより上方に凹のヘ字
形に形成され、中間部において、支持枠6の中間下面に
設けられた支軸39に軸支され、上部片37bの先端にボー
デンワイヤ40のインナーワイヤ40aの一端部が取付けら
れ、上部片37b端に対向する支持枠6の下面にブラケッ
ト41が取付けられ、このブラケット41にボーデンワイヤ
40のアウターワイヤ40bの一端が取付けられ、ボーデン
ワイヤ40の他端を運転操作部17(第1図参照)内に導入
する。そして、運転操作部17に操作ハンドル45が支点45
aに枢支され、操作ハンドル45の上部の止金46に止点46
a,46b,46cが設けられ、操作ハンドル45の下端に前記ボ
ーデンワイヤ40のインナーワイヤ40aの他端が接続さ
れ、アウターワイヤ40bの他端がブラケット47に取付け
られている。
この実施例は以上のように構成されているので、例え
ば長い穀稈に対して、止点46aに操作ハンドル45を止
め、短い穀稈に対して止点46cに操作ハンドル45を止
め、中間長さの穀稈に対して、止点46bに操作ハンドル4
5を止めるようにすると、第6図(a)に示すレバー37
の下部37aの先端が短い、長い、中間長さの穀稈に対応
するように位置する。
ば長い穀稈に対して、止点46aに操作ハンドル45を止
め、短い穀稈に対して止点46cに操作ハンドル45を止
め、中間長さの穀稈に対して、止点46bに操作ハンドル4
5を止めるようにすると、第6図(a)に示すレバー37
の下部37aの先端が短い、長い、中間長さの穀稈に対応
するように位置する。
なお、止点は何も3個に限らない。
以上、説明したようにこの実施例においては、圃場内
に稈長の異なる穀稈がある場合においても、その状態に
合せて運転操作部17内において、運転中に調節すること
ができる。
に稈長の異なる穀稈がある場合においても、その状態に
合せて運転操作部17内において、運転中に調節すること
ができる。
(ト) 考案の効果 以上、説明したように、本考案によれば、機体(2)
側に設けられた駆動部材(26)による扱深搬送装置(1
3)の上下駆動に支障とならない構成でもって、支持枠
(6)の上昇に伴う扱深搬送装置(13)の連動位置を、
調節手段(32)(35)(37)により調節するので、長稈
等によるエンジンドロップ等に基づく選別不良をなくす
と共に、排わらの搬送も正常に行うことができる。
側に設けられた駆動部材(26)による扱深搬送装置(1
3)の上下駆動に支障とならない構成でもって、支持枠
(6)の上昇に伴う扱深搬送装置(13)の連動位置を、
調節手段(32)(35)(37)により調節するので、長稈
等によるエンジンドロップ等に基づく選別不良をなくす
と共に、排わらの搬送も正常に行うことができる。
第1図は本考案を実施したコンバインの側面図、第2図
はその詳細側面図、第3図はその前面図、第4図、第5
図は説明図で、第4図(a)は扱深搬送装置の下位の状
態を示し、第4図(b)は扱深搬送装置の作動中の状態
を示し、第5図(a)は長い穀稈に対するストッパ長を
示し、第5図(b)は短い穀稈に対するストッパ長を示
し、第6図は他の実施例を示し、第6図(a)はその側
面図、第6図(b)は操作ハンドルの平面図、第6図
(c)はその側面図、第7図はその説明図であり、第7
図(a)は長い穀稈、7(b)は短い穀稈に対するレバ
ー位置を示している。 1……収穫機、2……機体、6……支持枠、7……前処
理部、13……扱深搬送装置、26……駆動部材、27……駆
動部、31……腕部材、32……リンク、32、35、37……調
節手段。
はその詳細側面図、第3図はその前面図、第4図、第5
図は説明図で、第4図(a)は扱深搬送装置の下位の状
態を示し、第4図(b)は扱深搬送装置の作動中の状態
を示し、第5図(a)は長い穀稈に対するストッパ長を
示し、第5図(b)は短い穀稈に対するストッパ長を示
し、第6図は他の実施例を示し、第6図(a)はその側
面図、第6図(b)は操作ハンドルの平面図、第6図
(c)はその側面図、第7図はその説明図であり、第7
図(a)は長い穀稈、7(b)は短い穀稈に対するレバ
ー位置を示している。 1……収穫機、2……機体、6……支持枠、7……前処
理部、13……扱深搬送装置、26……駆動部材、27……駆
動部、31……腕部材、32……リンク、32、35、37……調
節手段。
Claims (1)
- 【請求項1】機体の前部に設けられた支軸に前処理部の
支持枠を軸支すると共に、該前処理部を昇降駆動手段に
より昇降し、かつ前記前処理部に、刈取られた穀稈を適
正な扱深さで脱穀部に搬送する扱深搬送装置を設けると
共に、該扱深搬送装置を上下駆動する駆動部材を前記機
体に配設してなる収穫機において、 前記支持枠に回動自在に腕部材を支持し、かつ該腕部材
の先端をリンクを介して前記扱深搬送装置に連結すると
共に、該腕部材を前記駆動部材の駆動部に当接して連動
し得るように構成し、 前記支持枠と前記腕部材とを当接して連動し得るように
構成すると共に、該当接に伴う前記支持枠と前記扱深搬
送装置の連動位置を調節する調節手段を設け、 前記支持枠が所定の下降位置にある場合には、前記駆動
部材の駆動部が前記腕部材に当接することにより連動し
て、該駆動部材により前記扱深搬送装置を上下動し、 前記支持枠が所定位置まで上昇した場合には、前記調節
手段にて設定された連動位置により前記扱深搬送装置が
前記支持枠に連動して上下動してなる、 ことを特徴とする収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014412U JP2511634Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014412U JP2511634Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105316U JPH02105316U (ja) | 1990-08-22 |
JP2511634Y2 true JP2511634Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31225587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989014412U Expired - Lifetime JP2511634Y2 (ja) | 1989-02-09 | 1989-02-09 | 収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511634Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5476239U (ja) * | 1977-11-09 | 1979-05-30 | ||
JPS6181725A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1989
- 1989-02-09 JP JP1989014412U patent/JP2511634Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105316U (ja) | 1990-08-22 |
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