JP2511597Y2 - 電動おろし機 - Google Patents

電動おろし機

Info

Publication number
JP2511597Y2
JP2511597Y2 JP1990063670U JP6367090U JP2511597Y2 JP 2511597 Y2 JP2511597 Y2 JP 2511597Y2 JP 1990063670 U JP1990063670 U JP 1990063670U JP 6367090 U JP6367090 U JP 6367090U JP 2511597 Y2 JP2511597 Y2 JP 2511597Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grater
container
blade
outer peripheral
peripheral edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990063670U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0421349U (ja
Inventor
学 谷村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP1990063670U priority Critical patent/JP2511597Y2/ja
Publication of JPH0421349U publication Critical patent/JPH0421349U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511597Y2 publication Critical patent/JP2511597Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電動おろし機に関し、特におろし刃の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
容器内で円板形のおろし刃を回転させ、容器の蓋部分
に設けた調理材料挿入筒から材料を挿入し、その材料を
押込み器でおろし刃に押し付けながら、おろし刃を駆動
させるようにした電動おろし機は従来から知られてい
る。
また、おろし刃と蓋との間に十分広い空間を設け、調
理材料をその空間に投入するだけで上方からの力を加え
ないでおろし刃を駆動させ、材料を転動させながらこれ
をおろすようにした電動おろし機も従来から知られてい
る(特公昭61−7099号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のごとき電動おろし機においては、おろし刃によ
っておろされた調理物(おろし)は、遠心力により外周
方向へ移動され、おろし刃と容器内周面とのすき間から
容器の下部へ落下するようになっており、材料が大根お
ろしのように水分の多いものは上記のすき間から直接落
下し、或いは容器内周面に付着したまま滑り落ちる。
しかしながら、材料が人参、リンゴ等水分の少ないも
のである場合は、おろし刃から容器内周面に遠心力によ
り飛ばされたおろしが容器内周面に付着したまゝとな
り、下方へ滑り落ちにくい場合がある。
このため、容器内周面に付着するおろしの量が次第に
増えるばかりで容器下部に溜りにくいという問題があっ
た。
前掲の特公昭61−7099号公報に記載されたものは、外
周刃の周縁におろし刃の表面から若干立ち上がった突起
が形成され、その突起の回転側の面に下向きの傾斜面を
設けている。この突起は、おろしに下向きの力を及ぼ
し、おろしの落下を促進させるものであるが、その突起
はおろし刃の外周縁に形成されており、その外周縁と容
器内周面との間に形成されるおろし落下すき間には突き
出していないので、容器の内周面に付着したおろしを掻
き落すことはできない。
これは調理材料をおろし刃の上に単に投入するだけで
その上方から何らの力を加えない構成のおろし機の場合
に共通の問題点である。なぜなら、仮りに、容器内周面
に付着したおろしを掻き落すための複数の爪片をおろし
刃の外周縁に突き出して設けたとすると、その爪片相互
間に大きなすき間が出来ることになり、そのすき間から
十分に切削されない小塊が落下する不都合がある。従っ
て、前記の突起はおろし刃の外周縁上に設けざるをえな
い。その結果突起と容器内周面との間にはおろし落下す
き間分の間隙が介在し、その間隙の存在によりおろしの
掻き落しができないか、又は相当厚く付着して始めて掻
き落しが可能となるのである。
そこで、この考案は容器の蓋に調理材料挿入筒を設
け、その挿入筒に押込み器を出し入れ自在に挿入した電
動おろし機において、おろし刃に改良を加えて上記の問
題点を解決することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案は、電動おろ
し機本体の一部に設けた受台に駆動軸を設け、上記受台
上に容器を載せ、容器内部において上記の駆動軸に円板
形のおろし刃を取付け、容器の蓋に調理材料挿入筒を設
け、その挿入筒に押込み器を出し入れ自在に挿入した電
動おろし機において、上記調理材料挿入筒の下端の外周
縁を、上記おろし刃の半径より小さく、かつおろし刃の
外周縁より内側に設け、上記おろし刃の外周縁を上記容
器の内周面より小径に形成することにより、両者の間に
おろしを落下させるためのおろし落下すき間を設け、上
記おろし刃の外周縁に爪片を設け、その爪片を上記おろ
し落下すき間に対して突き出した水平部と、その水平部
先端に容器内周面に沿って上向きに屈曲した屈曲部とに
より形成した構成としたものである。
〔作用〕
調理材料挿入筒に材料を挿入し、その上から押込み器
で押さえながら電動機を駆動しておろし刃を回転させ
る。おろし刃の切刃に接触した調理材料は次第におろさ
れ、おろし刃の遠心力によりその外周方向に移動され
る。移動されたおろしは、おろし刃と容器との間に形成
されたおろし落下すき間から落下するか、或いは容器の
内周面に付着する。
容器内周面の付着量が一定以上になると、上記のおろ
し落下すき間に突き出した爪片が内周面に付着したおろ
しを連行する。爪片に連行されるおろしが増えるとその
自重により容器下方へ落下するか又は滑り落ちる。
調理材料は、材料挿入筒の下端外周縁の内側でおろし
刃により切削され、おろし刃から外れることがないの
で、小塊が容器に落下することがない。
〔実施例〕
第1図に示す実施例の電動おろし機は、本体1に電動
機2の搭載部3が設けられ、またその搭載部3の側方に
容器受台4が設けられる。容器受台4には、複数の歯車
5を介して電動機2により駆動される駆動軸6が突設さ
れる。
容器7は、底面中央部分に上下両端が開放された円筒
部8が設けられ、その円筒部8に駆動軸6を非接触状態
に挿入した状態で受台4上に載せられる。
駆動軸6の上端には、アダプタ9が着脱自在に取付け
られ、そのアダプタ9の上端に円板形のおろし刃10が容
器7の上端の開放端に近い位置において取付けられる。
容器7の上端には蓋11が着脱自在に取付けられる。蓋
11はその中心部分の下面に前記のアダプタ9の軸心を回
転自在に支持する軸受突起12が設けられる。
また、蓋11の約半分の範囲部に材料挿入筒13が設けら
れ、その材料挿入筒13に押込み器14が出し入れ自在に挿
入される。材料挿入筒13の下端縁13aは、第2図の二点
鎖線で示すように、おろし刃10の半径より小さく、かつ
おろし刃10の外周縁より内側に設けられる。
上記おろし刃10の外周縁の半径は、容器7の内周縁の
半径より小さく形成される。このため、第2図に示すよ
うに、おろし刃10の外周縁と容器7の内周面との間に一
定幅のすき間が形成される。このすき間がおろし落下す
き間7aとなる。
おろし刃10は、第2図に示すように、円板形であり、
中央にアダプタ9の軸に挿通するボス15が形成され、そ
のボス15の周囲から外周方向へ放射状に切刃16の列が形
成される。
切刃16は、第3図に示すように切起しにより形成され
る。一つの切刃列に属する各切刃16は、半径方向に一定
のピッチをおいて形成され、また各切刃列は回転方向に
一定角度のピッチをおいて形成される。回転方向に隣接
する各切刃列相互の切刃16のピッチは、半ピッチだけ位
置がずれており、回転位相が先位の切刃列の切刃16の間
に、回転位相が後位の切刃列の切刃16が位置する。
また、おろし刃10の外周縁には、90度ずつ離れた位置
に爪片17が形成される。各爪片17は第2図に示すように
おろし落下すき間7aに突き出す。この爪片17は、第3図
に示すように半径方向へ突き出した水平部18と、上向き
に屈曲した屈曲部19とからなるL形のものである。水平
部18の突き出し長さは、容器7の内周面との間に若干の
すき間が生じる程度であり、また屈曲部19の高さは蓋11
との間に若干のすき間が生じる程度である。
また、第4図に示すように、4本の切刃列がそれぞれ
爪片17の位置に来るように各切刃列の位置を設定すると
共に、爪片17の水平部18にも切刃16を設けることもあ
る。このようにすると材料挿入筒13の下端縁13aとおろ
し刃10とのすき間から調理材料が外方へはみ出すことが
あった場合に、爪片17の部分の切刃16で切削することが
できる。
第5図は爪片17の他の例であり、屈曲部19に回転方向
(矢印A)に広がる角度θをつけている。このような角
度θをつけると、容器7の内周面に付着しているおろし
を内方へ押しやり、流動させることになるので、おろし
落下すき間7aから落ちやすくなる。
実施例の電動おろし機は以上のごときものであり、材
料挿入筒13に材料を挿入すると共に、押込み器14でその
材料を押しながら電動機2を駆動する。おろし刃10が回
転すると材料がおろされ、おろしが遠心力により外周方
向に移動される。外周方向に移動されたおろしはおろし
刃10と容器7の内周面との間のおろし落下すき間7aから
落下するか、又は容器7の内周面に付着する。容器7の
内周面に付着したものは、前述のように水分の多い場合
は自然に滑り落ちるが、水分の少ないものは付着したま
まとなる。
しかし、付着したおろしが爪片17に接触すると、爪片
17に連行される。また、爪片17と容器7の内周面との間
のすき間に存在するおろしは、爪片17に連行されるおろ
しに付着して同時に連行され、その量を増す。連行され
るおろしの量が増大するとその自重により前記のすき間
7aから容器7の下方に落下する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、容器の蓋に調理材料挿入
筒を設け、その挿入筒に押込み器を出し入れ自在に挿入
した形式の電動おろし機において、上記調理材料挿入筒
の下端の外周縁を、おろし刃の外周縁の半径より小さ
く、かつおろし刃の外周縁より内側に設けたことによ
り、調理材料の全てをすき間無くおろし刃により受ける
ことができ、従って調理材料を効率よく切削できると共
に、未切削状態の小塊が容器内に落下することを防止で
きる。
また、上記おろし刃の外周縁と容器の内周面との間に
おろし落下すき間を設けたことにより、おろし落下すき
間は調理材料挿入筒の下端の外側に存在する。従って、
調理材料の小塊が直接そのすき間から落下することが避
けられ、またおろされたおろしに対しては十分に広い落
下すき間を与える。
更に、おろし刃の外周縁に上記のおろし落下すき間に
突き出す爪片を設けたので、容器の内周面に付着したお
ろしを効果的に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電動おろし機の実施例の断面図、第2図はおろ
し刃の平面図、第3図は第2図の一部を示す斜視図、第
4図はおろし刃の他の例の一部を示す平面図、第5図は
爪片の他の例の一部を示す平面図である。 1……本体、2……電動機、3……搭載部、4……容器
受台、5……歯車、6……駆動軸、7……容器、7a……
おろし落下すき間、8……円筒部、9……アダプタ、10
……おろし刃、11……蓋、12……軸受突起、13……材料
挿入筒、13a……下端縁、14……押込み器、15……ボ
ス、16……切刃、17……爪片、18……水平部、19……屈
曲部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動おろし機本体の一部に設けた受台に駆
    動軸を設け、上記受台上に容器を載せ、容器内部におい
    て上記の駆動軸に円板形のおろし刃を取付け、容器の蓋
    に調理材料挿入筒を設け、その挿入筒に押込み器を出し
    入れ自在に挿入した電動おろし機において、上記調理材
    料挿入筒の下端の外周縁を、上記おろし刃の半径より小
    さく、かつおろし刃の外周縁より内側に設け、上記おろ
    し刃の外周縁を上記容器の内周面より小径に形成するこ
    とにより、両者の間におろしを落下させるためのおろし
    落下すき間を設け、上記おろし刃の外周縁に爪片を設
    け、その爪片を上記おろし落下すき間に対して突き出し
    た水平部と、その水平部先端に容器内周面に沿って上向
    きに屈曲した屈曲部とにより形成したことを特徴とする
    電動おろし機。
JP1990063670U 1990-06-15 1990-06-15 電動おろし機 Expired - Lifetime JP2511597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063670U JP2511597Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 電動おろし機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063670U JP2511597Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 電動おろし機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0421349U JPH0421349U (ja) 1992-02-24
JP2511597Y2 true JP2511597Y2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=31593928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990063670U Expired - Lifetime JP2511597Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 電動おろし機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2511597Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617099A (ja) * 1984-06-21 1986-01-13 Kubota Ltd 脱水装置
JP2568688B2 (ja) * 1989-05-29 1997-01-08 株式会社テック 調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0421349U (ja) 1992-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0571349B1 (en) A scraper arrangement pertaining to food processors
RU2218856C1 (ru) Кухонная машина для обработки пищевых продуктов
US20200253424A1 (en) Food Processor With Spiralizing Accessory
US5261613A (en) Stationary disc cutting assembly
CN114760894A (zh) 食物制备设备、系统及其中使用的附件
JP2511597Y2 (ja) 電動おろし機
JP3149056B2 (ja) 乾式ディスポーザ
US2154650A (en) Grater
JPH0333473B2 (ja)
JP3091767B2 (ja) 食品おろし用家庭ロボット
JP2864739B2 (ja) 調理器のカッター装置
JP2568688B2 (ja) 調理器
JP2648028B2 (ja) 調理器
JPH01126928A (ja) 回転バスケット装置
JPS5833968Y2 (ja) 自動おろし機
JPS5926940Y2 (ja) フ−ドプロセツサ
JP2593246B2 (ja) 調理器
JP2540850Y2 (ja) 電動おろし装置
JPH034195Y2 (ja)
JPS6231928B2 (ja)
JPS5856611Y2 (ja) 調理器
JPS5836374Y2 (ja) 電気調理器のカッタ−刃
JPH0646637U (ja) 電動おろし装置
JP2022025210A (ja) 調理器
JPH11206582A (ja) 調理器