JP2511317B2 - 油圧モ―タ駆動回路 - Google Patents

油圧モ―タ駆動回路

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JP2511317B2
JP2511317B2 JP2228835A JP22883590A JP2511317B2 JP 2511317 B2 JP2511317 B2 JP 2511317B2 JP 2228835 A JP2228835 A JP 2228835A JP 22883590 A JP22883590 A JP 22883590A JP 2511317 B2 JP2511317 B2 JP 2511317B2
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    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に設けら
れ、走行用油圧モータを駆動制御するのに好適に用いら
れる油圧モータ駆動回路に関する。
〔従来の技術〕 第11図に従来技術の油圧モータ駆動回路として走行用
油圧モータの駆動回路を例に挙げて示す。
図において、1は走行用の油圧モータを示し、該油圧
モータ1は建設機械等の下部走行体に設けられ、出力軸
1Aによって車体等の慣性負荷2を回転駆動するようにな
っている。3A,3Bは油圧モータ1を油圧ポンプ4とタン
ク5とに接続した一対の主管路、6は該主管路3A,3Bの
途中に設けられた方向切換弁を示し、該方向切換弁6は
操作レバー6Aによって中立位置(イ)から左,右の切換
位置(ロ),(ハ)に切換操作され、切換位置(ロ),
(ハ)で油圧ポンプ4から油圧モータ1に給排される圧
油の方向を切換えるようになっている。また、該方向切
換弁6はノーマルオープン型の切換弁によって構成さ
れ、中立位置(イ)で主管路3A,3B内が負圧となったと
きに、タンク5内の作動油を主管路3A,3B内に補給でき
るようになっている。
7は油圧モータ1と方向切換弁6との間に位置して主
管路3A,3Bの途中に設けられたカウンタバランス弁を示
し、該カウンタバランス弁7は、一対の逆止弁8A,8B
と、該逆止弁8A,8Bと並列に設けられ、常時はばね9A,9B
によって中立位置(イ)に付勢され、油圧ポンプ4から
の圧油がパイロット圧として作用するときにばね9A,9B
に抗して中立位置(イ)から左,右の切換位置(ロ),
(ハ)に切換えられる圧力制御弁10と、該圧力制御弁10
の切換速度を調整する絞り11A,11Bとから大略構成さ
れ、圧力制御弁10は油圧モータ1からの戻り油をタンク
5側に主管路3A,3Bを介して排出させるようになってい
る。
また、該カウンタバランス弁7の圧力制御弁10には中
立位置(イ)と切換位置(ロ),(ハ)との間に中間の
絞り領域(ニ),(ホ)が設けられ、該絞り領域
(ニ),(ホ)は圧力制御弁10が切換位置(ロ),
(ハ)から中立位置(イ)に復帰するときに油圧モータ
1からの戻り油に絞り作用を与えるようになっている。
そして、該カウンタバランス弁7は油圧モータ1が慣性
負荷2によって慣性回転するときに、圧力制御弁10を絞
り領域(ニ),(ホ)から中立位置(イ)へと復帰さ
せ、車両が坂道等で逸走するのを防止するようになって
いる。
12A,12Bは油圧モータ1とカウンタバランス弁7との
間に位置して主管路3A,3Bの途中に設けられたオーバロ
ードリリーフ弁を示し、該リリーフ弁12A,12Bは油圧モ
ータ1を急激に停止させるとき等に主管路3A,3B内に過
剰圧が発生すると、これをリリーフし、油圧モータ1を
徐々に停止させるようになっている。さらに、13は方向
切換弁6とカウンタバランス弁7との間に位置して主管
路3A,3Bの途中に設けられた回転継手としてのセンタジ
ョイントを示し、該センタジョイント13は例えば油圧シ
ョベル等の建設機械の下部走行体と上部旋回体との間に
配設されている。
このように構成される油圧モータ1の駆動回路では、
例えば方向切換弁6を中立位置(イ)から切換位置
(ロ)に切換えた場合、油圧ポンプ4からの圧油は主管
路3A、逆止弁8A等を介して油圧モータ1に給排され、該
油圧モータ1を慣性負荷2と共に矢示A方向に回転させ
る。そして、カウンタバランス弁7の圧力制御弁10は絞
り11Aを介した油圧ポンプ4からのパイロット圧により
中立位置(イ)から切換位置(ロ)に切換えられ、油圧
モータ1からの戻り油を主管路3Bを介してタンク5へと
排出させる。また、方向切換弁6を切換位置(ハ)に切
換えた場合には、油圧モータ1は慣性負荷2と共に矢示
B方向に回転する。
一方、油圧モータ1が慣性負荷2と共に矢示A方向に
回転している状態で、車両を停止させるべく方向切換弁
6を中立位置(イ)に戻した場合に、油圧モータ1が慣
性負荷2によって矢示A方向に慣性回転し続けることが
ある。しかし、この場合にはカウンタバランス弁7の圧
力制御弁10が切換位置(ロ)から絞り領域(ニ)を介し
て中立位置(イ)へと復帰するようになるから、油圧モ
ータ1からの戻り油は油圧モータ1とカウンタバランス
弁7との間で主管路3B内に封じ込められるようになり、
これによって、主管路3B内にブレーキ圧を発生させて、
車両を停止させることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術では、カウンタバランス
弁7に一対の絞り11A,11Bを設け、圧力制御弁10の中立
位置(イ)への復帰速度を調整するようにしているもの
の、圧力制御弁10の復帰速度を早くした場合には、例え
ば主管路3Bが圧力制御弁10によって急激に遮断されて衝
撃が大きくなり、逆に、前記復帰速度を遅くした場合に
は、例えば油圧モータ1が矢示A方向に慣性回転を続け
て圧油(戻り油)が主管路3B側に多量に排出され、主管
路3A側の作動油が不足して、負圧が発生し易くなり、キ
ャビテーションを発生させるという問題がある。そし
て、キャビテーションの発生時には比較的大きな騒音が
生じ、運転者に不快感を与えるばかりでなく、油圧モー
タ1等の油圧機器を損傷させて寿命を低下させるという
問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもの
で、本発明は油圧モータの慣性回転時にキャビテーショ
ンが発生するのを効果的に防止することができ、油圧モ
ータ等の寿命を向上できる上に、例えば車両停止時等の
衝撃を低減でき、信頼性を向上させうるようにした油圧
モータ駆動回路を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発
明が採用する構成の特徴は、油圧モータとカウンタバラ
ンス弁との間に位置して前記各主管路の途中に設けら
れ、該各主管路のうち、低圧側の圧力を選択して低圧側
の主管路に切換接続される低圧選択弁と、一端側が副油
圧源に接続され、他端側が該低圧選択弁に接続される副
管路と、該副管路の途中に設けられ、前記カウンタバラ
ンス弁が中立位置から切換位置に切換わったときに前記
副油圧源側を低圧選択弁に対して遮断し、前記カウンタ
バランス弁が中立位置に復帰するときには前記副油圧源
側を低圧選択弁に連通させる補助切換弁とを備える構成
としたことにある。
また、請求項2に記載の発明では、前記カウンタバラ
ンス弁を、一対の逆止弁と、圧力制御弁とから構成し、
該圧力制御弁のスプールには前記低圧選択弁を内蔵させ
てなる構成としている。
一方、請求項3に記載の発明が採用する構成の特徴
は、一端側が副油圧源に接続された副管路と、前記油圧
モータとカウンタバランス弁との間に位置して前記各主
管路の途中に設けられ、該副管路の他端側に接続される
一対の逆流防止弁と、前記副管路の途中に設けられ、前
記カウンタバランス弁が中立位置から切換位置に切換わ
ったときに前記副油圧源側を逆流防止弁に対して遮断
し、前記カウンタバランス弁が中立位置に復帰するとき
には前記副油圧源側を逆流防止弁に連通させる補助切換
弁とを備える構成としたことにある。
また、請求項4に記載の発明では、前記カウンタバラ
ンス弁を、一対の逆止弁と、圧力制御弁とから構成し、
該圧力制御弁のスプールには前記逆流防止弁を内蔵させ
てなる構成としている。
さらに、請求項5に記載の発明では、前記カウンタバ
ランス弁を、一対の逆止弁と、圧力制御弁とから構成
し、該圧力制御弁には前記副管路の途中に設けられる前
記補助切換弁を一体化してなる構成としている。
さらにまた、請求項6に記載の発明では、前記副管路
の途中には前記補助切換弁の上流側に位置して、油圧モ
ータ以外の他のアクチュエータと接続される制御管路を
設け、該制御管路内の圧力を可変に設定すべく、前記副
管路の副油圧源側には圧力設定手段を設けてなる構成と
している。
また、請求項7に記載の発明では、前記油圧モータは
容量可変部を有する可変容量型の油圧モータによって構
成し、該油圧モータの容量可変部を前記他のアクチュエ
ータによって傾転制御してなる構成としている。
さらに、請求項8に記載の発明では、前記油圧モータ
の駆動力を検出する駆動力検出手段と、前記方向切換弁
が中立位置にあるか否かを検出する位置検出手段と、該
位置検出手段からの信号と前記駆動力検出手段からの信
号とに基づき前記圧力設定手段による設定圧力を可変に
制御する設定圧制御手段とを備えてなる構成としてい
る。
さらにまた、請求項9に記載の発明では、前記方向切
換弁とカウンタバランス弁との間に位置して前記各主管
路のうち、高圧側となる主管路の圧力を検出する圧力検
出手段と、該圧力検出手段からの信号に基づき前記圧力
設定手段による設定圧力を可変に制御する設定圧制御手
段とを備えてなる構成としている。
〔作用〕
上記構成により、請求項1に記載の発明では、カウン
タバランス弁が左,右の切換位置から中立位置に復帰す
るときに、副油圧源からの圧油を低圧選択弁を介して低
圧側の主管路内へと供給でき、油圧モータが慣性回転を
続けるときに、低圧側の主管路内が作動油不足となるの
を防止できる。そして、油圧モータの定常回転時等に前
記カウンタバランス弁が中立位置から切換位置に切換わ
ったときには、補助切換弁により副油圧源側を低圧選択
弁に対して遮断するから、副油圧源からの圧油が低圧側
の主管路に無駄に流出(排出)されるのを防止できる。
また、請求項2に記載の発明のように、一対の逆止弁
と共にカウンタバランス弁を構成する圧力制御弁のスプ
ールに前記低圧選択弁を内蔵させることにより、該低圧
選択弁を圧力制御弁のスプール内にコンパクトに収容で
きる。
一方、請求項3に記載の発明では、カウンタバランス
弁が左,右の切換位置から中立位置に復帰するときに、
副油圧源からの圧油を逆流防止弁を介して低圧側の主管
路内へと供給でき、油圧モータが慣性回転を続けるとき
に、低圧側の主管路内が作動油不足となるのを防止でき
る。そして、油圧モータの定常回転時等に前記カウンタ
バランス弁が中立位置から切換位置に切換わったときに
は、補助切換弁により副油圧源側を逆流防止弁に対して
遮断するから、副油圧源からの圧油が低圧側の主管路に
無駄に流出(排出)されるのを防止できる。
また、請求項4に記載の発明のように、一対の逆止弁
と共にカウンタバランス弁を構成する圧力制御弁のスプ
ールに前記逆流防止弁を内蔵させることにより、該逆流
防止弁を圧力制御弁のスプール内にコンパクトに収容で
きる。
さらに、請求項5に記載の発明のように、前記副管路
の途中に設けられる前記補助切換弁を圧力制御弁に一体
化することにより、該補助切換弁を含めて圧力制御弁全
体をコンパクトに形成できる。
さらにまた、請求項6に記載の発明のように、前記補
助切換弁の上流側に位置して副管路の途中に制御管路を
設け、該制御管路内の圧力を圧力設定手段で可変に設定
することにより、該圧力設定手段で油圧モータ以外の他
のアクチュエータを駆動制御できると共に、制御管路内
の圧力を前記副管路を介して低圧側の主管路へと供給す
ることができる。そして、副油圧源としては油圧モータ
以外の他のアクチュエータ用の油圧源を用いることがで
き、例えばパイロット油圧源となるパイロットポンプ等
を適宜に使用することができる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記油圧モー
タを可変容量型の油圧モータとし、該油圧モータの容量
可変部を前記他のアクチュエータで傾転制御することに
より、油圧モータの容量を前記圧力設定手段で可変に制
御できる。
さらに、請求項8または請求項9に記載の発明では、
油圧モータの駆動力(例えば負荷圧)等に基づき副油圧
源からの圧力を可変に制御でき、油圧モータの負荷に応
じてモータ容量を他のアクチュエータによって自動切換
えすることが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第10図に基づい
て説明する。なお、実施例では前述した第11図に示す従
来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
而して、第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例
を示している。
図中、21は油圧モータ1と方向切換弁6との間に位置
して主管路3A,3Bの途中に設けられたカウンタバランス
弁を示し、該カウンタバランス弁21は従来技術で述べた
カウンタバランス弁7とほぼ同様に、一対の逆止弁22A,
22Bと、一対のばね23A,23Bおよび絞り24A,24Bを有した
圧力制御弁25とからなるものの、該カウンタバランス弁
21の圧力制御弁25は補助切換弁(図示せず)と一体化さ
れ、例えば6ポート3位置の油圧パイロット式方向切換
弁によって構成されている。そして、該圧力制御弁25は
主管路3A,3Bと後述する補助管路30との途中に配設さ
れ、方向切換弁6に連動して中立位置(イ)から左,右
の切換位置(ロ),(ハ)へと切換えられる。また、該
圧力制御弁25は中立位置(イ)と切換位置(ロ),
(ハ)との間に中間の絞り領域(ニ),(ホ)が設けら
れ、該絞り領域(ニ),(ホ)および中立位置(イ)で
補助管路30を後述の低圧選択弁26に連通させ、切換位置
(ロ),(ハ)で補助管路30を遮断させるようになって
いる。
26は油圧モータ1とカウンタバランス弁21との間に位
置して主管路3A,3B間に配設された低圧選択弁を示し、
該低圧選択弁26は3ポート3位置の油圧パイロット式切
換弁によって構成され、主管路3A,3Bと連通する管路27
A,27B、パイロット管路28A,28Bからのパイロット圧によ
り中立位置aから左,右の切換位置b,cへと切換えられ
る。そして、該低圧選択弁26は主管路3A,3Bのうち低圧
側を選択し、例えば主管路3A(3B)が高圧のときには、
低圧側の主管路3B(3A)を補助管路30に接続させるよう
になっている(第2図,第3図参照)。
29は副油圧源となる補助ポンプを示し、該補助ポンプ
29は公知のパイロットポンプ等によって構成されてい
る。さらに、30は一端側が該補助ポンプ29に接続された
副管路としての補助管路を示し、該補助管路30の他端側
はセンタジョイント13、前記圧力制御弁25(補助切換
弁)を介して低圧選択弁26と接続され、油圧モータ1が
慣性回転を続けるときに、補助ポンプ29からの圧油を低
圧側の主管路3Aまたは3Bに補給させるようになってい
る。そして、該補助管路30は圧力制御弁25が第2図に例
示する如く中立位置(イ)から切換位置(ロ)または
(ハ)に切換えられたときに、低圧選択弁26に対して遮
断され、前述した補助ポンプ29からの圧油の補給を停止
させるようになっている。
本実施例による油圧モータ駆動回路は上述の如き構成
を有するもので、その基本的作動につては従来技術によ
るものと格別差異はない。
然るに本実施例では、カウンタバランス弁21の圧力制
御弁25を補助管路30の途中に設ける補助切換弁と一体化
して、例えば,6ポート3位置の油圧パイロット式方向切
換弁により構成すると共に、主管路3A,3Bの途中には油
圧モータ1とカウンタバランス弁21との間で管路27A,27
B等を介して低圧選択弁26を設け、一端側が補助ポンプ2
9に接続された補助管路30の他端側を圧力制御弁25(補
助切換弁)を介して低圧選択弁26と接続する構成とした
から、下記の如き作用効果を得ることができる。
まず、第2図に示す如く方向切換弁6を中立位置
(イ)から切換位置(ロ)に切換え、圧力制御弁25を中
立位置(イ)から切換位置(ロ)に切換えさせ、油圧モ
ータ1を矢示A方向に回転駆動させるときには、主管路
3A側が高圧となって主管路3B側が低圧となり、低圧選択
弁26は切換位置bで低圧側の主管路3Bと管路27Bを介し
て接続されるものの、圧力制御弁25は切換位置(ロ)で
補助管路30を低圧選択弁25に対して遮断させるから、補
助ポンプ29からの圧油が主管路3B内に流れるのを阻止で
き、油圧モータ1の定常回転時に圧油が無駄に消費され
るのを効果的に防止できる。また、方向切換弁6を切換
位置(ハ)に切換えた場合も同様である。
そして、第3図に示す如く方向切換弁6を中立位置
(イ)に戻して、圧力制御弁25が切換位置(ロ)から中
立位置(イ)に復帰する途中で絞り領域(ニ)に達し、
油圧モータ1が矢示A方向に慣性回転し続けるときに
は、油圧モータ1がポンプ作用を行って主管路3A内が低
圧となり、低圧選択弁26は切換位置Cに切換わるから、
補助ポンプ29からの圧油は補助管路30、管路27Aを介し
て主管路3A内に補給させるようになり、該主管路3A内が
負圧となってキャビテーションが発生するのを効果的に
防止できる。また、圧力制御弁25が中立位置(イ)に復
帰したときでも、油圧モータ1が慣性回転を続ける限り
は、低圧選択弁26が切換位置Cで低圧側の主管路3Aに接
続され続けるから、補助ポンプ29からの圧油を主管路3A
内に補給でき、キャビテーションの発生を確実に防止で
きる。
従って、本実施例によれば、油圧モータ1の停止時に
生じ易いキャビテーションの発生を防止できるから、油
圧モータ1等の油圧機器がキャビテーションにより損傷
され、寿命が低下するのを効果的に防止できる上に、圧
力制御弁25の動作速度を限定する要素がなくなり、カウ
ンタバランス弁21全体の設計の自動度を高めることがで
き、停止時の衝撃を最小にすることができる。また、油
圧モータ1の定常回転時に補助ポンプ29からの圧油が無
駄に消費されるのを防止でき、効率化を図ることができ
る等、種々の効果を奏する。
次に、第4図は本発明の第2の実施例を示し、本実施
例の特徴は、カウンタバランス弁の圧力制御弁に補助切
換弁を一体化すべく、両者のスプールを単一のスプール
によって形成し、このスプール内に低圧選択弁を設けた
ことにある。なお、本実施例では前記第1の実施例と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
図中、31は圧力制御弁25の弁本体を示し、該弁本体31
には、油圧源側ポート32A,32B、33A,33Bと、モータ側ポ
ート34A,34Bと、スプール摺動穴35と、該スプール摺動
穴35の軸方向に離間した中央の油溝36、左,右の油溝37
A,37Bおよび38A,38Bとが形成され、スプール摺動穴35の
両端側には蓋体39A,39Bによって閉塞された油室40A,40B
が形成されている。
41はスプール摺動穴35内に摺動可能に挿嵌された筒状
のスプールを示し、該スプール41の外周側には、中央ラ
ンド42と、該中央ランド42から軸方向に離間した左,右
のランド43A,43Bが形成され、該ランド43A,43Bには圧力
制御弁25の絞り領域(ホ),(ニ)で油溝37A,38A間、
油溝37B,38B間を連通させるノッチ44A,44Bが形成されて
いる。また、該スプール41にはランド43A,43B側に前記
第1の実施例で述べた絞り24A,24Bとほぼ同様の絞り45
A,45Bが形成され、該絞り45A,45Bはポート33A,33Bから
の圧油を油室40A,40B内に導入させることにより、スプ
ール41の両端側にパイロット圧を作用させるようになっ
ている。
46A,46Bは油室40A,40B内にストッパ47A,47Bを介して
配設されたセンタリング用のばねを示し、該ばね46A,46
Bは第1の実施例で述べたばね23A,23Bとほぼ同様に、ス
プール41を中立位置(イ)に常時付勢するようになって
いる。また、ストッパ47A,47Bはばね46A,46Bを介してス
プール41の両端側に常時当接し、スプール41のフルスト
ローク位置を規制するようになっている。また、48A,48
Bはランド43A,43Bの径方向内側に位置してスプール41の
両端側を閉塞した栓体を示している。
49A,49Bはスプール41の中央ランド42側に位置して該
スプール41の径方向に穿設された一対の油穴、50A,50B
は該油穴49A,49Bから左,右に離間してスプール41に斜
めに穿設された他の一対の油穴を示し、該油穴50A,50B
は油溝37A,37Bを介してポート32A,32Bと常時連通するよ
うになっている。また、油穴49A,49Bはスプール41が中
立位置(イ)にあるときに油溝36を介して副管路30と連
通し、スプール43が左,右に摺動したときには油穴49A,
49Bの少なくとも一方が副管路30と連通するようになっ
ている。そして、弁本体31の中央の油溝36はスプール4
1、該スプール41の油穴49A,49Bおよび後述する段付ピス
トン51の環状溝53等と共に圧力制御弁25に一体化された
補助切換弁を構成するようになっている。
51は栓体48A,48B間に位置してスプール41内に摺動可
能に挿嵌された段付ピストンを示し、該段付ピストン51
は栓体48A,48Bとの間に配設された一対のばね52A,52B等
と共に低圧選択弁26を構成し、該段付ピストン51の軸方
向中間部には油穴49A,49Bの離間寸法よりも長く、油穴5
0A,50B間の離間寸法よりも短い長さ寸法をもった環状溝
53が形成されている。また、該段付ピストン51の両端側
にはスプール41の径方向に穿設された油穴54A,54Bを介
して主管路3A,3Bからのパイロット圧が供給され、該油
穴54A,54Bは第1の実施例で述べたパイロット管路28A,2
8Bの一部を構成するようになっている。
以上の構成により、第4図に示す如くカウンタバラン
ス弁21(圧力制御弁25)のスプール41が中立位置に戻っ
た状態で油圧モータ1が矢示A方向に慣性回転するとき
には、主管路3A側が低圧(主管路3B側は高圧)になるか
ら、段付ピストン51は第4図の左方向に移動し、スプー
ル41の油穴49Bを油穴50Bに対して遮断すると共に、油穴
49Aを油穴50Aに対して連通させる。
そして、低圧側の主管路3A(低圧選択弁26の環状溝5
3)に連通している油穴49Aと補助ポンプ29に連通してい
る油溝36とは、スプール41が中立位置にあるときに互い
に連通することにより、補助切換弁として作動するもの
である。この結果、補助ポンプ29からの圧油を低圧側の
主管路3A内に確実に補給でき、モータ停止時に主管路3A
内が負圧となってキャビテーションが発生するのを防止
できる。
一方、例えば方向切換弁6を中立位置(イ)から切換
位置(ハ)に切換え、油圧モータ1が矢示A方向とは逆
向きに定常回転しているときには、油圧ポンプ4からの
圧油が油溝37B(油室40B)側に供給され、スプール41お
よび段付ピストン51は第4図の右方向に移動する。そし
て、この場合には低圧側の主管路3A(低圧選択弁26の環
状溝53)に連通している油穴49Aと補助ポンプ29に連通
している油溝36とは、スプール41の移動によって互いに
遮断されることにより、補助切換弁として作動し、補助
ポンプ29からの圧油が低圧側の主管路3A内に流れるのを
阻止でき、油圧モータ1の定常回転時に圧油が無駄に消
費されるのを効果的に防止できる。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記
第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、圧力制御弁21のスプール41内に
段付ピストン51等を設けることによって低圧選択弁26を
構成するようにしたから、圧力制御弁25に低圧選択弁26
を内蔵でき、全体をコンパクトに形成することができ、
省スペース化を図ることができる。
次に、第5図は本発明の第3の実施例を示し、本実施
例の特徴は、油圧モータとして可変容量型の油圧モータ
を用い、この油圧モータの容量を副管路からの圧油によ
り制御するようにしたことにある。なお、本実施例では
前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
図中、61は主管路3A,3Bを介して油圧ポンプ4,タンク
5と接続された可変容量型の油圧モータを示し、該油圧
モータ61は容量可変部62を有し、該容量可変部62はサー
ボアクチュエータ63によって矢示C,D方向に傾転駆動さ
れ、油圧モータ61の容量を大容量と小容量とに切換える
ようになっている。64はカウンタバランス弁21と油圧モ
ータ61との間に位置して主管路3A,3B間に配設された高
圧選択弁としてのシャトル弁を示し、該シャトル弁64は
主管路3A,3Bのうち高圧側の圧油を選択し、この圧油を
サーボアクチュエータ63に接続された管路65内に供給す
るようになっている。
66は管路65の途中に配設された油圧モータ61以外の他
のアクチュエータとしての容量制御弁を示し、該容量制
御弁66は左,右両端側にばね66Aと油圧パイロット部66B
とを有し、ばね66Aによって切換圧PAに設定されてい
る。また、該容量制御弁66は油圧パイロット部66Bが後
述の制御管路67と接続され、この制御管路67からのパイ
ロット圧が切換圧PAよりも低くなったときに、小容量位
置(イ)から大容量位置(ロ)へと切換えられるように
なっている。そして、該容量制御弁66は大容量位置
(ロ)でサーボアクチュエータ63をタンク5と連通させ
ることにより、該サーボアクチュエータ63を矢示C方向
に駆動させ、小容量位置(イ)で管路65をサーボアクチ
ュエータ63と連通させることにより、該サーボアクチュ
エータ63を矢示D方向に駆動させ、油圧モータ61の容量
可変部62を傾転制御するようになっている。
67はセンタジョイント13とカウンタバランス弁21との
間で補助管路30から分岐した制御管路を示し、該制御管
路67の先端側は容量制御弁66の油圧パイロット部66Bに
接続され、該容量制御弁66に補助ポンプ29からの圧油を
パイロット圧として供給するようになっている。さら
に、68は補助管路30の一端側に設けられた圧力設定手段
としての電磁比例減圧弁を示し、該減圧弁68はソレノイ
ド部69に外部から給電される信号に応じてその設定圧が
変化し、補助管路30、制御管路67内の圧力(パイロット
圧)をこの設定圧に基づき減圧制御するようになってい
る。そして、該減圧弁68は制御管路67内のパイロット圧
を、例えば前記切換圧PAの前,後で圧力P1,P2(P1<PA
<P2)に制御し、容量制御弁66を小容量位置(イ)と大
容量位置(ロ)とに切換えるようになっている。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記
第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、補助管路30内の圧油を制御管路
67を介して他のアクチュエータとしての容量制御弁66に
導くことにより、油圧モータ61の容量を大容量と小容量
とに切換制御することができ、この制御管路67と補助管
路30とを共用させることにより、センタジョイント13の
管路本数を増やすことなく、キャビテーションの発生を
防止することが可能となる。
また、油圧モータ61の慣性回転時に減圧弁68の設定圧
を、例えば圧力P2(P2>PA)に設定すれば、補助ポンプ
29からの圧油を比較的高い圧力で低圧側の主管路3Aまた
は3B内に補助管路30,低圧選択弁26等を介して補給する
ことができる上に、容量制御弁66を小容量位置(イ)に
保持しておくことが可能となり、これによって、油圧モ
ータ61を小容量状態で停止させることができ、油圧モー
タ61のポンプ作用を小さくして停止時の衝撃を緩和する
ことができる。
なお、前記第3の実施例では、他のアクチュエータと
して容量制御弁66を用いる場合を例に挙げて説明した
が、これに替えて、制御管路67からの圧油をサーボアク
チュエータ63に直接導入して、油圧モータ61を傾転制御
するようにし、このサーボアクチュエータ63によって他
のアクチュエータを構成してもよい。また、他のアクチ
ュエータを駐車ブレーキ等のブレーキ装置によって構成
してもよい。
次に、第6図は本発明の第4の実施例を示し、本実施
例では前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとするに、本実施例の
特徴は、補助管路30の他端側を圧力制御弁25に一体化さ
れた補助切換弁を介して一対の逆流防止弁としての逆止
弁71A,71Bに接続し、該逆止弁71A,71Bを油圧モータ1と
カウンタバランス弁21との間で主管路3A,3Bの途中に設
ける構成としたことにある。そして、該逆止弁71A,71B
は所定の開弁圧を有し、主管路3Aまたは3B内の圧力が補
助管路30内の圧力に比較してこの開弁圧以下まで低下し
たときに開弁し、補助ポンプ29からの圧油が主管路3A,3
B内に補給されるのを許し、主管路3A,3Bから補助管路30
内に向けて圧油が逆流するのを防止するようになってい
る。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記
第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、第1の実施例で述べた低圧選択
弁26に替えて、一対の逆止弁71A,71Bを用いることがで
き、構造を簡略化することが可能となる。
次に、第7図および第8図は本発明の第5の実施例を
示し、本実施例の特徴は、油圧モータの容量を駆動力に
応じて他のアクチュエータにより自動切換えする構成と
したことにある。なお、本実施例では前述した第5図に
示す第3の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
図中、81は油圧モータ61の容量可変部62を矢示C,D方
向に傾転駆動する他のアクチュエータとしてのサーボア
クチュエータを示し、該サーボアクチュエータ81は後述
の制御管路82,補助管路30および電磁比例減圧弁68を介
して補助ポンプ29と接続され、ばね81Aによって切換圧P
Aに設定されている。そして、該サーボアクチュエータ8
1は制御管路82からの制御圧が切換圧PAよりも低い、例
えば圧力P1(P1<PA)のときに容量可変部62を矢示C方
向に傾転駆動して、油圧モータ61の容量を大容量に切換
え、前記制御圧が切換圧PAよりも高い、例えば圧力P
2(PA<P2)となったときには容量可変部62を矢示D方
向に傾転駆動して、油圧モータ61の容量を小容量に切換
えるようになっている。
82はセンタジョイント13とカウンタバランス弁21との
間で補助管路30から分岐した制御管路を示し、該制御管
路82はその先端側がサーボアクチュエータ81に接続さ
れ、前記減圧弁68を介した補助ポンプ29からの圧油を制
御圧としてサーボアクチュエータ81に供給するようにな
っている。83A,83Bは油圧モータ61とカウンタバランス
弁21との間に位置して、主管路3A,3B間に配設された一
対の逆流防止弁としての逆止弁を示し、該逆止弁83A,83
Bは前記第4の実施例で述べた逆止弁71A,71Bと同様に補
助管路30の他端側に圧力制御弁25を介して接続されてい
る。
84は油圧ポンプ4の吐出圧Pを検出する駆動力検出手
段としての圧力センサを示し、該圧力センサ84は油圧モ
ータ61の駆動力、即ち負荷圧に対応して変化する油圧ポ
ンプ4の吐出圧Pを検出し、その検出信号を後述のコン
トローラ86に出力するようになっている。85は方向切換
弁6に付設された位置検出手段としての位置センサを示
し、該位置センサ85は方向切換弁6が操作レバー6Aによ
って中立位置(イ)に切換えられたか否かを検出し、そ
の位置検出信号をコントローラ86に出力するようになっ
ている。
さらに、86はマイクロコンピュータ等によって構成さ
れた設定圧制御手段としてのコントローラを示し、該コ
ントローラ86はその入力側が圧力センサ84,位置センサ8
5等に接続され、出力側は電磁比例減圧弁68のソレノイ
ド部69等に接続されている。そして、該コントローラ86
はその記憶回路内に第8図に示す如きプログラム等が格
納され、前記減圧弁68の設定圧制御処理を行うようにな
っている。また、該コントローラ86の記憶回路にはその
記憶エリア86A内に油圧ポンプ4の吐出圧Pが所定の低
圧PL以下であるか否か、または所定の高圧PH以上である
か否かを判別するための設定圧力値等が格納されてい
る。
本実施例による油圧モータ駆動回路は上述のごとき構
成を有するもので、次にコントローラ86による設定圧制
御処理について第8図を参照して説明する。
まず、処理動作がスタートすると、ステップ1で位置
センサ85から位置検出信号を読込み、ステップ2で方向
切換弁6が中立位置(イ)に戻されたか否かを判定し、
「NO」と判定したときには方向切換弁6が中立位置
(イ)から切換位置(ロ),(ハ)のいずれかに切換え
られ、車両が走行するときであるから、ステップ3に移
って圧力センサ84から油圧ポンプ4の吐出圧Pを読込
み、ステップ4で吐出圧Pが所定の低圧PL以下であるか
否かを判定し、「YES」と判定したときには油圧モータ6
1の負荷圧が比較的小さい状態であるから、ステップ6
に移って電磁比例減圧弁68の設定圧を、例えば圧力P
2(P2>PA)程度の高圧値に設定し、ステップ7でリタ
ーンさせる。
これによって、制御管路82内の制御圧は圧力P2程度の
高圧レベルに設定され、サーボアクチュエータ81は油圧
モータ61の容量可変部62を小容量側へと矢示D方向に傾
転駆動するから、油圧モータ61は低トルクで高速回転
し、慣性負荷2としての車両を比較的速い速度で走行さ
せ、例えば車両の平地走行時等、油圧モータ61に作用す
る負荷圧が小さいときに車両の走行速度を高速状態に自
動制御できる。
また、ステップ4で「NO」と判定したときにはステッ
プ5に移って吐出圧Pが所定の高圧PH以上であるか否か
を判定し、「YES」と判定したときには油圧モータ61の
負荷圧が高い状態であるから、ステップ8に移って前記
減圧弁68の設定圧を、例えば圧力P1(P1>PA)程度の低
圧値に設定し、制御管路82内の制御圧を圧力P1程度の低
圧レベルに制御することにより、サーボアクチュエータ
81をばね81Aによって矢示C方向に作動させる。これに
より、油圧モータ61モータは大容量に設定されるから、
例えば車両の登坂時等に油圧モータ61に作用する負荷圧
が増大したときに、油圧モータ61を高トルクで低速回転
させ、登坂走行等に迅速に対処することができる。
一方、ステップ5で「NO」と判定したときには油圧ポ
ンプ4の吐出圧PがPL<P<PHなる範囲にあり、油圧モ
ータ61の負荷圧が中間状態であるから、ステップ9に移
って前記減圧弁68の設定圧を前回の状態、例えば圧力
P1,P2のいずれかの状態に保持し続け、これによってサ
ーボアクチュエータ81が矢示C,D方向に繰返し作動する
所謂ハンチングを防止する。
また、ステップ2で「YES」と判定したときには、例
えば油圧モータ61を停止させるべく方向切換弁6を中立
位置(イ)に戻したときであるから、ステップ6に移っ
て前記減圧弁68の設定圧3を高圧値(圧力P2程度)に設
定し、補助ポンプ29からの圧油を比較的高い圧力状態で
補助管路30,圧力制御弁25,逆止弁83Aまたは83Bを介して
主管路3A,3Bのいずれかに補給し、これによって主管路3
A,3B内等にキャビテーションが発生するのを効果的に防
止できる。そして、この状態では油圧モータ61は小容量
状態に設定されるから、該油圧モータ61のポンプ作用を
小さくして停止時の衝撃を緩和することができる。
また、方向切換弁6を切換位置(ロ),(ハ)から中
立位置(イ)に急激に戻したときに油圧ポンプ4と方向
切換弁6との間に油撃現象による閉じ込み圧が発生する
ことがある。しかし、この場合には第8図に示すステッ
プ2,6の処理により、圧力センサ84からの吐出圧Pに係
りなく、減圧弁68の設定圧を高圧値に設定するから、前
記閉じ込み圧によって吐出圧Pが高圧PH以上となり、減
圧弁68の設定圧を低圧値に設定(ステップ5,6参照)し
てしまうのを確実に防止でき、減圧弁68の設定圧を閉じ
込み圧に影響されることなく最適に制御することができ
る。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記
第3の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、油圧モータ61の容量を負荷圧に
応じて自動切換えでき、油圧ショベル等の建設機械を走
行、停止させるときの操作性を大幅に向上させることが
できる。
なお、前記第5の実施例では、油圧モータ61の駆動力
検出手段として油圧ポンプ4の吐出圧Pを検出する圧力
センサ84を設けるものとして述べたが、駆動力検出手段
はこれに限るものではなく、例えば油圧ポンプ4を可変
容量型の油圧ポンプで構成すれば、この油圧ポンプの容
量可変部が吐出圧Pに応じて傾転駆動されるから、この
容量可変部の傾転角を検出する傾転角センサを駆動力検
出手段として用いることにより油圧モータ61の負荷圧
(駆動力)を検出することができる。
また、前記第5の実施例では、位置検出手段としての
位置センサ85を方向切換弁6に付設するものとして述べ
たが、これに替えて、位置センサ85を操作レバー6A側に
付設し、操作レバー6Aの傾転位置を検出するようにして
もよい。
次に、第9図および第10図は本発明の第6の実施例を
示し、本実施例の特徴は、方向切換弁とカウンタバラン
ス弁との間の圧力を検出し、この検出圧力に基づいて油
圧モータの容量を自動切換えする構成としたことにあ
る。なお、本実施例では前記第5の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
図中、91は方向切換弁6とカウンタバランス弁21との
間に位置して、主管路3A,3B間に設けられた高圧選択弁
としてのシャトル弁を示し、該シャトル弁91は主管路3
A,3Bのうち、高圧側となる圧油の圧力を選択し、その圧
力を導出管路92内に導出させるようになっている。93は
導出管路92を介してシャトル弁91に接続された圧力検出
手段としての圧力センサを示し、該圧力センサ93は主管
路3A,3Bのうちシャトル弁91で選択された高圧側の圧力
を検出し、その検出圧力PSを後述のコントローラ94に出
力するようになっている。
さらに、94はマイクロコンピュータ等によって構成さ
れた設定圧制御手段としてのコントローラを示し、該コ
ントローラ94はその入力側が圧力センサ93等に接続さ
れ、出力側は電磁比例減圧弁68のソレノイド部69等に接
続されている。そして、該コントローラ94はその記憶回
路内に第10図に示す如きプログラム等が格納され、前記
減圧弁68の設定圧制御処理を行うようになっている。ま
た、該コントローラ94の記憶回路にはその記憶エリア94
A内に圧力センサ93からの検出圧力PSが所定の低圧PL
下であるか否か、または所定の高圧PH以上であるか否か
を判別するための設定圧力値等が格納されている。
次に、第10図を参照してコントローラ94による設定圧
制御処理について説明するに、まず、処理動作がスター
トすると、ステップ11で圧力センサ93から検出圧力PS
読込み、ステップ12に移ってこの検出圧力PSが所定の低
圧PL以下であるか否かを判定し、「YES」と判定したと
きには、方向切換弁6が図示の如く中立位置(イ)にあ
るときか、または方向切換弁6が切換位置(ロ),
(ハ)に切換えられ、油圧モータ61の負荷圧が比較的小
さいときであるから、ステップ13に移って電磁比例減圧
弁68の設定圧を、例えば圧力P2(P2>PA)程度の高圧値
に設定し、ステップ14でリターンさせる。
これによって、制御管路82内の制御圧は圧力P2程度の
高圧レベルに設定され、サーボアクチュエータ81は油圧
モータ61の容量可変部62を小容量側へと矢示D方向に傾
転駆動するから、方向切換弁6の切換操作による車両の
走行時には、油圧モータ61は低トルクで高速回転し、慣
性負荷2としての車両を比較的速い速度で走行させ、例
えば車両の平地走行時等、油圧モータ61に作用する負荷
圧が小さいときに車両の走行速度を、高速状態に自動制
御できる。そして、方向切換弁6を中立位置(イ)に戻
して車両を停止させるときにも、前記減圧弁68の設定圧
を高圧設定とし、油圧モータ61を小容量状態で停止でき
る上に、補助ポンプ29からの圧油を高圧状態で補助管路
30,圧力制御弁25,逆止弁83Aまたは83Bを介して低圧側の
主管路3Aまたは3B内に補給でき、油圧モータ61の慣性回
転時にキャビテーションが発生するのを効果的に防止で
きる。
特に、油圧モータ61が慣性負荷2により慣性回転し易
い状態は油圧モータ61の負荷圧が小さく、油圧モータ61
が高速回転し、車両が高速で走行している途中で車両を
停止させようとするときであるから、前記減圧弁68を高
圧設定として油圧モータ61を小容量状態で停止させるこ
とにより、低圧側の主管路3Aまたは3B内に高圧の圧油を
補給でき、高いキャビテーション防止機能を与えること
ができる上に、油圧モータ61のポンプ作用を小さくで
き、停止時の衝撃を効果的に緩和することができる。
また、ステップ12で「NO」と判定したときにはステッ
プ15に移って検出圧力PSが所定の高圧PH以上であるか否
かを判定し、「YSE」と判定したときにには油圧モータ6
1の負荷圧が高い状態であるから、ステップ16に移って
前記減圧弁68の設定圧を、例えば圧力P1(P1<PA)程度
の低圧値に設定し、制御管路82内の制御圧を圧力P1程度
の低圧レベルに制御することにより、サーボアクチュエ
ータ81をばね81Aによって矢示C方向に作動させる。こ
れにより、油圧モータ61は大容量に設定されるから、例
えば車両の登坂時等に油圧モータ61に作用する負荷圧が
増大したときに、油圧モータ61を高トルクで低速回転さ
せ、登坂走行等に迅速に対処することができる。
一方、ステップ15で「NO」と判定したときには、圧力
センサ93の検出圧力PSがPL<PS<PHなる範囲にあり、油
圧モータ61の負荷圧が中間状態であるから、ステップ17
に移って前記減圧弁68の設定圧を前回の状態、例えば圧
力P1,P2のいずれかの状態に保持し続け、これによって
サーボアクチュエータ81が矢示C,D方向に繰返し作動す
る所謂ハンチングを防止する。
かくして、このように構成される本実施例でも、前記
第5の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、第5の実施例で述べた位置セン
サ85等を不要にでき、設定圧制御処理を簡素化できる上
に、油圧モータ61に実際に必要な負荷圧のみを圧力セン
サ93でとらえることができる等の利点がある。
なお、前記第5,第6の実施例では、補助管路30の他端
側に圧力制御弁25を介して一対の逆流防止弁としての逆
止弁83A,83Bを接続するものとして述べたが、これに替
えて、第1,第2,第3の実施例で述べた低圧選択弁26を設
けるようにしてもよく、この場合には低圧選択弁26を介
して圧油を主管路3A,3B内に補給することができる。
一方、前記第2の実施例では、圧力制御弁25のスプー
ル41内に段付ピストン51等からなる低圧選択弁26を内蔵
させるものとして述べたが、これに替えて、スプール41
に第4の実施例で述べた一対の逆止弁71A,71Bを内蔵さ
せるようにしてもよい。
また、前記第3の実施例で述べた油圧回路についても
低圧選択弁26に替えて、第4の実施例で述べた一対の逆
止弁71A,71Bを用いるようにしてもよい。
さらに、前記各実施例では、カウンタバランス弁21の
圧力制御弁25に補助切換弁を一体化するものとして述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば第11図に示す従来
技術で述べた圧力制御弁10の外部に油圧パイロット式の
補助切換弁を設け、この補助切換弁に絞り11A,11Bを介
してパイロット圧を供給し、該補助切換弁を圧力制御弁
10の動きに関連して動作(切換え)させるようにしても
よく、この場合にも、圧力制御弁10が左,右の切換位置
(ロ),(ハ)に切換えられたときに、補助管路30を補
助切換弁により途中で遮断でき、中立位置(イ)、絞り
領域(ニ),(ホ)にあるときには、補助管路30を補助
切換弁により低圧選択弁26または逆止弁71A,71B(83A,8
3B)側へと連通させることができる。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、
カウンタバランス弁が切換位置から中立位置へと復帰す
るときに、副油圧源からの圧油を低圧選択弁を介して低
圧側の主管路内に補給することができるから、油圧モー
タの慣性回転時にキャビテーションが発生するのを効果
的に防止でき、寿命を向上できる上に、停止時の衝撃を
低減できる。そして、油圧モータの定常回転時等に前記
カウンタバランス弁が中立位置から切換位置に切換わっ
たときには、補助切換弁により副油圧源側を低圧選択弁
に対して遮断するから、副油圧源からの圧油が低圧側の
主管路に流れるのを阻止でき、油圧モータの定常回転時
等に圧油が無駄に消費されるのを効果的に防止できる。
また、請求項2に記載の発明では、カウンタバランス
弁(圧力制御弁)のスプールに低圧選択弁を内蔵させ
て、全体をコンパクトに形成でき、省スペース化を図る
ことができる。
一方、請求項3に記載の発明によれば、カウンタバラ
ンス弁が切換位置から中立位置へと復帰するときに、副
油圧源からの圧油を逆流防止弁を介して低圧側の主管路
内に補給することができるから、油圧モータの慣性回転
時にキャビテーションが発生するのを効果的に防止で
き、寿命を向上できる上に、停止時の衝撃を低減でき
る。そして、油圧モータの定常回転時等には前記請求項
1の発明とほぼ同様に、補助切換弁により副油圧源側を
逆流防止弁に対して遮断できるから、副油圧源からの圧
油が低圧側の主管路に流れるのを阻止でき、油圧モータ
の定常回転時等に圧油が無駄に消費されるのを効果的に
防止できる。
そして、請求項4に記載の発明のように、カウンタバ
ランス弁(圧力制御弁)のスプールに逆流防止弁を内蔵
させる構成とすることにより、全体をコンパクトに形成
でき、省スペース化を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記副管路の
途中に設けられる前記補助切換弁をカウンタバランス弁
の圧力制御弁に一体化することにより、該補助切換弁を
含めて圧力制御弁全体をコンパクトに形成でき、省スペ
ース化をより確実に図ることができる。
さらに、請求項6に記載の発明では、前記補助切換弁
の上流側に位置して副管路の途中に制御管路を設け、該
制御管路内の圧力を圧力設定手段で可変に設定する構成
としたから、副油圧源として油圧モータ以外の他のアク
チュエータ用の油圧源(例えばパイロット油圧源となる
パイロットポンプ)等を適宜に使用することにより、副
油圧源として特別の油圧源を用意する必要がなく、圧力
設定手段により油圧モータ以外の他のアクチュエータを
駆動制御できると共に、制御管路内の圧力を前記副管路
を介して低圧側の主管路へと供給できる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記油圧モー
タを可変容量型の油圧モータとし、該油圧モータの容量
可変部を前記他のアクチュエータで傾転制御することに
より、油圧モータの容量を前記圧力設定手段で可変に制
御できると共に、制御管路内の圧力を前記副管路を介し
て低圧側の主管路へと供給でき、キャビテーションの発
生等を効果的に防止できる。
さらに、請求項8に記載の発明では、油圧モータの駆
動力を検出する駆動力検出手段と、前記方向切換弁が中
立位置にあるか否かを検出する位置検出手段と、該位置
検出手段からの信号と前記駆動力検出手段からの信号と
に基づき前記圧力設定手段による設定圧力を可変に制御
する設定圧制御手段とを備えてなる構成としているか
ら、油圧モータの容量をその駆動力(負荷圧)等に応じ
て自動制御することができ、キャビテーション防止と容
量の自動切換えとを一本の共通配管を用いて達成できる
と共に、操作性や経済性を向上させることができる。
また、請求項9に記載の発明でも、前記方向切換弁と
カウンタバランス弁との間に位置して前記各主管路のう
ち、高圧側となる主管路の圧力を検出する圧力検出手段
と、該圧力検出手段からの信号に基づき前記圧力設定手
段による設定圧力を可変に制御する設定圧制御手段とを
備えてなる構成としているから、請求項8に記載の発明
とほぼ同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は油圧モータの停止状態を示す油圧回路図、第2図
は油圧モータの定常回転時を示す油圧回路図、第3図は
油圧モータの慣性回転時を示す油圧回路図、第4図は第
2の実施例を示し、圧力制御弁等を縦断面で示す油圧回
路図、第5図は第3の実施例を示す油圧回路図、第6図
は第4の実施例を示す油圧回路図、第7図および第8図
は第5の実施例を示し、第7図は油圧回路図、第8図は
設定圧制御処理を示す流れ図、第9図および第10図は第
6の実施例を示し、第9図は油圧回路図、第10図は設定
圧制御処理を示す流れ図、第11図は従来技術を示す油圧
回路図である。 1,61……油圧モータ、2……慣性負荷、3A,3B……主管
路、4……油圧ポンプ、5……タンク、6……方向切換
弁、21……カウンタバランス弁、22A,22B……逆止弁、2
5……圧力制御弁、26……低圧選択弁、29……補助ポン
プ(副油圧源)、30……補助管路(副管路)、41……ス
プール、51……段付ピストン、62……容量可変部、66…
…容量制御弁(他のアクチュエータ)、67,82……制御
管路、68……電磁比例減圧弁(圧力設定手段)、71A,71
B,83A,83B……逆止弁(逆流防止弁)、81……サーボア
クチュエータ(他のアクチュエータ)、84……圧力セン
サ(駆動力検出手段)、85……位置センサ(位置検出手
段)、86,94……コントローラ(設定圧制御手段)、91
……シャトル弁、93……圧力センサ(圧力検出手段)。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】慣性負荷を回転駆動する油圧モータと、該
    油圧モータを油圧ポンプとタンクとに接続する一対の主
    管路と、該各主管路の途中に設けられ、前記油圧ポンプ
    から油圧モータに給排される圧油の方向を切換える方向
    切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの間に位置し
    て、前記各主管路の途中に設けられたカウンタバランス
    弁とからなる油圧モータ駆動回路において、 前記油圧モータとカウンタバランス弁との間に位置して
    前記各主管路の途中に設けられ、該各主管路のうち、低
    圧側の圧力を選択して低圧側の主管路に切換接続される
    低圧選択弁と、一端側が副油圧源に接続され、他端側が
    該低圧選択弁に接続される副管路と、該副管路の途中に
    設けられ、前記カウンタバランス弁が中立位置から切換
    位置に切換わったときに前記副油圧源側を低圧選択弁に
    対して遮断し、前記カウンタバランス弁が中立位置に復
    帰するときには前記副油圧源側を低圧選択弁に連通させ
    る補助切換弁とを備える構成としたことを特徴とする油
    圧モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】前記カウンタバランス弁は、一対の逆止弁
    と、圧力制御弁とから構成し、該圧力制御弁のスプール
    には前記低圧選択弁を内蔵させてなる特許請求の範囲
    (1)項記載の油圧モータ駆動回路。
  3. 【請求項3】慣性負荷を回転駆動する油圧モータと、該
    油圧モータを油圧ポンプとタンクとに接続する一対の主
    管路と、該各主管路の途中に設けられ、前記油圧ポンプ
    から油圧モータに給排される圧油の方向を切換える方向
    切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの間に位置し
    て、前記各主管路の途中に設けられたカウンタバランス
    弁とからなる油圧モータ駆動回路において、 一端側が副油圧源に接続された副管路と、前記油圧モー
    タとカウンタバランス弁との間に位置して前記各主管路
    の途中に設けられ、該副管路の他端側に接続される一対
    の逆流防止弁と、前記副管路の途中に設けられ、前記カ
    ウンタバランス弁が中立位置から切換位置に切換わった
    ときに前記副油圧源側を逆流防止弁に対して遮断し、前
    記カウンタバランス弁が中立位置に復帰するときには前
    記副油圧源側を逆流防止弁に連通させる補助切換弁とを
    備える構成としたことを特徴とする油圧モータ駆動回
    路。
  4. 【請求項4】前記カウンタバランス弁は、一対の逆止弁
    と、圧力制御弁とから構成し、該圧力制御弁のスプール
    には前記逆流防止弁を内蔵させてなる特許請求の範囲
    (3)項記載の油圧モータ駆動回路。
  5. 【請求項5】前記カウンタバランス弁は、一対の逆止弁
    と、圧力制御弁とから構成し、該圧力制御弁には前記副
    管路の途中に設けられる前記補助切換弁を一体化してな
    る特許請求の範囲(1)項,(2)項,(3)項または
    (4)項記載の油圧モータ駆動回路。
  6. 【請求項6】前記副管路の途中には前記補助切換弁の上
    流側に位置して、油圧モータ以外の他のアクチュエータ
    と接続される制御管路を設け、該制御管路内の圧力を可
    変に設定すべく、前記副管路の副油圧源側には圧力設定
    手段を設けてなる特許請求の範囲(1)項,(2)項,
    (3)項,(4)項または(5)項記載の油圧モータ駆
    動回路。
  7. 【請求項7】前記油圧モータは容量可変部を有する可変
    容量型の油圧モータによって構成し、該油圧モータの容
    量可変部を前記他のアクチュエータによって傾転制御し
    てなる特許請求の範囲(6)項記載の油圧モータ駆動回
    路。
  8. 【請求項8】前記油圧モータの駆動力を検出する駆動力
    検出手段と、前記方向切換弁が中立位置にあるか否かを
    検出する位置検出手段と、該位置検出手段からの信号と
    前記駆動力検出手段からの信号とに基づき前記圧力設定
    手段による設定圧力を可変に制御する設定圧制御手段と
    を備えてなる特許請求の範囲(7)項記載の油圧モータ
    駆動回路。
  9. 【請求項9】前記方向切換弁とカウンタバランス弁との
    間に位置して前記各主管路のうち、高圧側となる主管路
    の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段から
    の信号に基づき前記圧力設定手段による設定圧力を可変
    に制御する設定圧制御手段とを備えてなる特許請求の範
    囲(7)項記載の油圧モータ駆動回路。
JP2228835A 1989-12-04 1990-08-30 油圧モ―タ駆動回路 Expired - Lifetime JP2511317B2 (ja)

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