JPH04351384A - ロードセンシング機能付き方向切換弁 - Google Patents

ロードセンシング機能付き方向切換弁

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JPH04351384A
JPH04351384A JP3153679A JP15367991A JPH04351384A JP H04351384 A JPH04351384 A JP H04351384A JP 3153679 A JP3153679 A JP 3153679A JP 15367991 A JP15367991 A JP 15367991A JP H04351384 A JPH04351384 A JP H04351384A
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林道 森川
Kiyoshi Oyama
潔 大山
Toichi Hirata
東一 平田
Yusuke Kajita
勇輔 梶田
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/0416Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor with means or adapted for load sensing
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、方向切換弁とりわけ
ロードセンシング機能を備えた方向切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル、バックホウなどで代表
される建設機械においては、1つの油圧ポンプからの吐
出油で複数のアクチュエータ、たとえば、旋回用モータ
、走行用の左右のモータ、ブームシリンダ、アームシリ
ンダ、バケットシリンダなどを駆動することがある。 それら各アクチュエータは油圧ポンプにそれぞれ方向切
換弁を介して接続され、それら方向切換弁を個々に操作
することによって各アクチュエータは駆動制御される。 そして、負荷圧の変動によってアクチュエータの作動速
度が変化しないように、アクチュエータに流れる油の流
量を圧力補償弁で補償するようにしているのが一般であ
る。
【0003】ところで、上記建設機械では、複数のアク
チュエータを同時に操作することが多い。たとえば、ブ
ームシリンダとアームシリンダとバケットシリンダを同
時に動かしたりする場合である。このような場合、同時
稼働しているアクチュエータの要求する総油量が極端に
多くなると、油圧ポンプの吐出能力が不足し、供給圧が
低下し、圧力補償弁が正規の作動をしなくなる。その結
果、軽負荷側のアクチュエータだけが駆動され、高負荷
側のアクチュエータが駆動されなくなり、各アクチュエ
ータ相互間の作動速度のバランスが崩れるという問題が
ある。
【0004】この問題を改善するための技術が、日本国
実用新案公開第150201号/1989、日本国特許
公開公報第266302号/1989および日本国特許
公開公報第134402号/1990に開示されている
。これらの先行技術は、それぞれの方向切換弁に、圧力
補償弁のほかシャトル弁を組込んで複合弁とし、アクチ
ュエータの負荷圧をセンシングして圧力補償弁とシャト
ル弁に導くようにしている。そして、そのような複合弁
を複数組み合わせて多連弁とし、駆動中のアクチュエー
タの負荷圧力のうち最大のものをシャトル弁によって選
択させ、その選択した最大負荷圧力でポンプライン圧(
回路全体の圧力)を調整し、また最大負荷圧力とポンプ
ライン圧の差圧に応じて、圧力補償弁の絞り開度を制御
するようにしている。
【0005】先行技術は、方向切換弁のスプールが、ア
クチュエータポートとブリッジポートとのスイッチング
と圧油供給量の制御を行う周知の絞り付きのロッドを有
している。そして、アクチュエータの負荷圧をセンシン
グするため、前記スプールを通路穴構造としたことが示
されている。詳しくは、方向切換弁のスプール穴の中央
にロードセンシングポートを設け、このロードセンシン
グポートに圧力補償弁とシャトル弁の受圧面をそれぞれ
臨ませている。そして、スプールには、左右両端から軸
線方向に袋穴状のロードセンシング穴をそれぞれ穿設し
ている。左右の各ロードセンシング穴には、穴先端付近
(スプール中立時のロードセンシングポートに対応する
部位)のランド部に、半径方向の導孔(センター導孔と
称す)をそれぞれ設けるとともに、スプール中立時にア
クチュエータ−ポートとタンクポート間に位置する部位
のランド部に、別の半径方向の導孔(サイド導孔と称す
)をそれぞれ穿設している。
【0006】これらの先行技術は、方向切換弁のスプー
ルが中立状態のときに、両センター導孔をロードセンシ
ングポートに位置させ、また両サイド導孔を左右のタン
クポートに位置させる。これによって、ロードセンシン
グポートとタンクポートとを連通させる。また、スプー
ルが移動したときに、移動方向に応じて、左または右の
ロードセンシング穴のセンター導孔とサイド導孔によっ
てアクチュエータポートをロードセンシングポートと接
続し、それによってアクチュエータの負荷圧を、圧力補
償弁に開方向の力として作用させ、また、同時にシャト
ル弁に送るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの先行
技術は、方向切換弁のスプールが中立位置から移動し始
めると、負荷圧を導入しようとするロードセンシング穴
に属するサイド導孔が、それまでタンクポートに通じて
いた状態からタンクポートと遮断される。次いで負荷圧
を導入しない側のセンター導孔がロードセンシングポー
トと遮断される。これによって、ロードセンシングポー
トは左右いずれのタンクポートとも連通しない状態とな
る。その後、絞り付きランドがアクチュエータポートと
ブリッジポートとを連通させ始める前に、負荷圧を導入
しようとするロードセンシング穴に属するサイド導孔が
アクチュエータポートに連通する。上述したスプールの
ストロークと開口面積の関係は図8に示すようになる。 すなわち、ロードセンシングポートLS→タンクポート
Tの開口面積はスプールのストロークが始まるとすぐに
ゼロになる。そして次に、アクチュエータポートB→ロ
ードセンシングポートLSの開口面積が急に増加する。 したがって、先行技術では、スプールが或るストローク
に達すると、負荷圧がロードセンシングポートに急激に
飛込み、ロードセンシングポート圧が急上昇する。この
ため、図9のようにポンプライン圧が急勾配で立上ると
いう問題があった。
【0008】すなわち、ロードセンシングポートがシャ
トル弁の入口にも通じているため、負荷圧がそのシャト
ル弁の第1入口に作用する。そのシャトル弁の第2入口
には、他の方向切換弁からの負荷圧が同時に作用し、高
い方の圧力が選択されて出口から出力される。その出口
は次の方向切換弁のシャトル弁の入口に通じているため
、最終段のシャトル弁の出口から最大負荷圧が取り出さ
れることになる。その最大負荷圧は、圧力補償弁よりも
上流のポンプ吐出路に接続したアンロード弁に導かれる
。方向切換弁のスプールが中立位置にあるときには、ロ
ードセンシングポート圧が立たないため、当然、アンロ
ード弁の背圧室は低圧であり、アンロード弁の弁体が開
弁し、ポンプの吐出油は無負荷でタンクに戻されている
。方向切換弁のスプールが移動し、負荷圧がセンシング
されることによってアンロード弁の弁体が閉じてポンプ
の吐出油がタンクに戻されなくなり、ポンプライン圧(
回路圧)が立つわけである。
【0009】しかし、前記のように、スプールが或るス
トロークに達したときに、負荷圧が(量的にも全量が)
ロードセンシング穴を介してロードセンシングポートに
急激に飛込むことは、シャトル弁で選択された最大負荷
圧が急激にアンロード弁の背圧室に作用し、アンロード
弁体が急激に閉じることを意味する。このため、図9に
示すようにポンプライン圧が急角度で上昇し、その急上
昇した圧力の作動油が圧力補償弁を経由し、ブリッジポ
ートからアクチュエータポートを経てアクチュエータに
送られる。その結果、従来のロードセンシング機能付き
方向切換弁では、たとえば走行開始時やブーム上昇開始
時などのアクチュエータの駆動開始時に大きなショック
が生じさせたり、サージ圧によって大きな異音を生じさ
せたりする。さらに、荷物をゆっくりと持ち上げるため
徐々にアクチュエータの圧力を上げるような場合に、圧
力制御が困難になるという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の目的とすると
ころは、前記問題点を解消し、比較的簡単な構造によっ
て滑らかな負荷圧センシングを行うことができ、ポンプ
ライン圧を徐々に立ち上がらせることができるロードセ
ンシング機能付き方向切換弁を提供することにある。上
記目的を達成するためこの発明は、アクチュエータポー
トとロードセンシングポートとのスイッチングおよびロ
ードセンシングポートとタンクポートとのスイッチング
をスプールの通路構造を利用して行い、さらに、その通
路構造をブリッジポートからアクチュエータポートへの
ポンプ圧油の流量制御にも使用するようにしたものであ
る。
【0011】すなわち、この発明は次の構造を備えてい
る。スプール穴を有するバルブボデイと、前記スプール
穴に摺動自在に内挿されたスプールとを備え、スプール
穴の周りには、中央にロードセンシングポートを、その
両側にブリッジポートとアクチュエータポートおよびタ
ンクポートを設けている。前記スプールは、左右両端か
ら軸線方向に伸びかつ先端が行き止まりとなった2つの
通路穴を有し、前記2つの通路穴は、スプールが中立状
態のときにブリッジポートとアクチュエータポート間の
スプール穴壁で閉じられる半径方向の高圧孔と、同じく
スプール中立状態のときに、タンクポートに通じる半径
方向の低圧孔をそれぞれ有し、前記低圧孔は、各通路穴
に内蔵させたロードチェック弁で開閉されるようになっ
ている。
【0012】一方の通路穴の先端付近には、スプールが
中立状態のときにロードセンシングポートに通じる導孔
が穿設されており、前記導孔に隣接するスプール外周に
は、スプールの移動初期段階においてロードセンシング
ポートからタンクポートへの流れを制御する絞り部が形
成されている。また、他方の通路穴の先端付近には、第
1導孔と第2導孔が互いに接近した関係で設けられてい
る。第1導孔は、スプールが中立状態のときにもロード
センシングポートに通じている。第2導孔は、スプール
が中立状態のときにはスプール穴壁により閉じられ、ス
プールがストロークして高圧孔がブリッジポートに通じ
た後にロードセンシングポートに通じるようになってい
る。前記導孔の径は第1導孔の径よりも大きく、第1導
孔の径は第2導孔の径よりも大きいことが好ましい。こ
の発明の他の構成や効果は以下の実施例の説明で明らか
にするが、この発明の基本的特徴を備えている限り、実
施例に示される構成に限定されるものではなく、種々の
変更、修正が可能であることは明らかである。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。図1と図2はこの発明による方向切換弁の一実
施例を中立状態で示し、図3と図4はスプールを移動し
た状態で示している。Vはこの発明による方向切換弁の
全体を示し、同様な構造の他の方向切換弁とで多連弁を
構成する。1はバルブボデイ、2はバルブボデイを横方
向に貫通するスプール穴、3はスプール穴2に摺動自在
に内挿されたスプールである。
【0014】13は外部のポンプで、スプール穴2のセ
ンター上方のバルブボデイに設けたポンプポートPに管
路や通路を介して接続されている。前記ポンプ13の吐
出口とポンプポートP間には、アンロード弁14が接続
されている。このアンロード弁14は、先行技術と同じ
ように、シャトル弁によって選択されたアクチュエータ
の最大負荷圧が背圧室に導入され、この最大負荷圧とス
プリング140の荷重との合力とでポンプ吐出圧を調整
しポンプライン圧を創成するものである。
【0015】前記スプール穴2は、中央に環状のロード
センシングポートLSを有し、そのロードセンシングポ
ートLSの両側に、ポンプ13からの圧油の供給ポート
としてのブリッジポートPA,PBが形成されている。 ブリッジポートPA,PBは上端がスプール穴2と直交
状に設けられている縦穴4に通じており、ポンプからの
圧油は、ポンプポートPから縦穴4内の圧力補償弁5を
経由してブリッジポートPA,PBに供給される。圧力
補償弁5は、受圧面が前記ロードセンシングポートLS
に通じていて、ロードセンシングポートLSに流入した
負荷圧により開弁方向に動かされるようになっている。 また、ロードセンシングポートLSは、バルブボデイ1
に組み込まれたシャトル弁15に通じている。このシャ
トル弁15は、先行技術と同様に、第1と第2の入口と
1つの出口との間にボールを配置した構造からなってい
る。シャトル弁15の第1入口がロードセンシングポー
トLSに通じ、第2入口は、隣接する他の方向切換弁の
シャトル弁の出口と通じている。
【0016】前記圧力補償弁5は慣用のばね式のもので
もよい。しかし、好ましくは、先行技術で示されている
ようなポンプライン圧とアクチュエータ負荷圧との圧力
差などで制御される形式のものである。図1は後者のタ
イプの圧力補償弁5を部分的に示しており、縦穴4に摺
動自在にはめられた筒状スプール5aと、これにねじな
どで一体化されたスリーブ5bを備えている。
【0017】ポンプポートPはスプール穴2よりも上方
の縦穴部位に開口しており、筒状スプール5aにはポン
プポートPに対応する位置に通孔50が設けられている
。さらに筒状スプール5aは、縦穴に嵌まるランドに続
いてロッド部を有し、この部分にも通孔51が形成され
ている。そして、縦穴4とブリッジポートPA,PBの
上端との交差部位に対応する筒状スプール外周には、ポ
ンプポートPから通孔51を通った圧油を流量制御して
ブリッジポートPA,PBに流すための切欠き52が形
成されている。
【0018】さらに、ブリッジポートPA,PBの連通
域に面する筒状スプール外周には、ブリッジポートPA
,PBの圧力を導入する信号圧導入孔53が設けられ、
スリーブ5bには、信号圧導入孔53から内部に導入さ
れた信号圧を上方に導く通路54が形成されている。通
路54はスリーブ5bの上端受圧面(図示していない)
に通じ、この受圧面に働く圧力で筒状スプール5aは閉
じ側に押圧されるようになっている。
【0019】前記ブリッジポートPA,PBより外側に
はアクチュエータポートA,Bが設けられている。それ
らアクチュエータポートA,Bは、バルブボデイ1の上
端面に開口し、図示しないアクチュエータたとえば油圧
シリンダのピストン側とロッド側に接続されている。さ
らにアクチュエータポートA,Bの外側には左右のタン
クポートTa,Tbが設けられ、それらは図示しないタ
ンクに接続されている。
【0020】そして各ブリッジポートPA,PBの外側
寄りの部位に、それぞれ第1環状絞り部20a,20b
が設けられ、アクチュエータポートA,Bの外側寄りの
部位にも、それぞれ第2環状絞り部21a,21bが設
けられている。また、タンクポートTa,Tbの内側寄
りの部位には、それぞれ第3環状絞り部22a,22b
が設けられている。
【0021】スプール3はバルブボデイ1を貫き、第2
端(図面では右端)は復帰用スプリング機構で支持され
、第1端(図面では左端)には任意の操作手段が作用す
るようになっている。第1端は、この実施例ではパイロ
ット圧室に臨み、ここに導入されたパイロット油圧で押
圧されるようになっている。そして、スプール3の外周
には各アクチュエータポートA,B内に位置する部位に
、それぞれ1つずつロッド部30a,30bが設けられ
ている。これらロッド部30a,30bはこの発明では
必ずしも必要としない。前記スプール3は、第1端と第
2端からそれぞれ軸線方向に通路穴6a,6bが穿設さ
れている。なお、2つの通路穴は、特定の必要がある場
合には、6aを第1通路穴、6bを第2通路穴と称する
ことにする。第1通路穴6aと第2通路穴6bは同軸上
にあるが、それぞれ先端が前記ロードセンシングポート
領域のスプールセンター部300まで達し、そこで行き
止まりとなっている。第1通路穴6aと第2通路穴6b
の後端は第1端と第2端にねじ込んだプラグ3a,3b
によりそれぞれ閉じられている。
【0022】スプール3には、ロッド部30a,30b
に近いランド部位に、おのおのの通路穴6a,通路穴6
bに通じる高圧孔7a,7bが半径方向に穿設されてい
る。それら高圧孔7a,7bはそれぞれ円周上では複数
個ずつからなっていて、スプール3が中立状態のときに
、前記ブリッジポートPA,PBとアクチュエータポー
トA,B間のスプール穴壁200a,200bで開口が
閉じられ、スプール3が移動したときに前記第1環状絞
り部20a,20bとで絞り通路となる。
【0023】また、スプール3には、ロッド部30a,
30bをはさんで前記高圧孔7a,7bと反対側のラン
ド部位には、おのおの通路穴6a,通路穴6bに通じる
低圧孔8a,8bが半径方向に穿設されている。それら
低圧孔8a,8bは、半径方向外端がスプール外周にお
のおの設けたリング溝80a,80bに通じている。ス
プール中立状態において、リング溝80a,80bは、
タンクポートTa,Tbに面する第3環状絞り部22a
,22bとそれぞれ連通している。
【0024】しかし、低圧孔8aは、ノーマル状態でロ
ードチェック弁9aによって第1通路穴6aと遮断され
ている。同様に低圧孔8bもノーマル状態でロードチェ
ック弁9aによって第2通路穴6bと遮断されている。 各ロードチェック弁9a,9bは通路穴6a,6bの先
端側からの圧油により開弁する形式のものである。ロー
ドチェック弁9a,9bの構造は任意であるが、この実
施例では、各ロードチェック弁9a,9bは、それぞれ
通路穴壁に摺動自在にはめられたポペット弁体91を有
している。ポペット弁体91は前記プラグ3a,3bで
支持されたスプリング92によって背後から付勢され、
それによって弁体先端部が低圧孔8a,8bの内端と通
路穴6a,6bとの境界のシート部90に着座されるよ
うになっている。
【0025】さらにスプール3には、スプールセンター
部300の直近位置に、第1通路穴6a(左方の通路穴
)の先端領域に通じる導孔10が半径方向に設けられて
いる。導孔10は同一円周上に複数個(図では4個)明
けられており、スプール外周に形成したリング溝101
に通じている。そのリング溝101は、スプール中立状
態のときにロードセンシングポートLSに通じ、スプー
ル3が左方に移動したときに、スプール穴壁201aに
よって閉じられる。しかも、前記リング溝101に隣接
するスプールセンター部外周には絞り部100が形成さ
れている。この絞り部100は、スプール3の移動初期
段階において、ロードセンシングポートLSからタンク
ポートTaに流れる圧油の流量を絞るためのものである
。その絞り作用は、ポンプ圧油を供給しようとする側の
低圧孔8bがタンクポートTbと遮断された時期から開
始され、アクチュエータポートとロードセンシングポー
トLSとの接続時、さらにブリッジポートPBとアクチ
ュエータポートBとの接続時にも持続する。絞り部10
0はテーパでもよいが、好ましくは実施例で示すように
円周上に複数個設けた切欠きである。その切欠きは軸線
方向端がリング溝101に通じている。
【0026】これに対し、前記導孔10と反対側のスプ
ールセンター部300の直近位置には、内端が第2通路
穴(右方の通路穴)6bの先端領域に通じた第1導孔1
1が設けられている。第1導孔11は、同一円周上で複
数個(図では2個)明けられ、スプール3が中立状態の
ときにもロードセンシングポートLSに通じている。第
1導孔11は、ブリッジポートPBとアクチュエータポ
ートBの接続時に、アクチュエータポートBからロード
センシングポートLSへ圧油を一次導入する。またブリ
ッジポートPAとアクチュエータポートAの接続時には
、ロードセンシングポートLSからタンクポートTbへ
の圧油を絞る役目を果たす。このため、第1導孔11は
、図2で示すように、前記導孔10の径d1よりも小さ
な径d2となっている。
【0027】また、この第1導孔11と所定の間隔Cを
置いた部位には、内端が第2通路穴6bに通じる第2導
孔12が穿設されている。第2導孔12も同一円周上に
複数個(図では8個)明けられており、第2導孔12の
外端はスプール3が中立状態のときに、ロードセンシン
グポートLSとブリッジポートPB間のスプール穴壁2
01bで閉じられる。この第2導孔12は、ブリッジポ
ートPBとアクチュエータポートBの接続時に、アクチ
ュエータポートBからの負荷圧をロードセンシングポー
トLSに2次導入するためのもので、前記第1導孔11
の径d2よりも小さな径d3に作られている。
【0028】なお、この実施例では、第1導孔11と第
2導孔12を、右側のアクチュエータポートBに対応す
る第2通路穴6bに設けているが、左側のアクチュエー
タポートAに対応する第1通路穴6aに設けてもよい。 この場合には、当然のことながら、導孔10と絞り部1
00はスプールセンター部右側に設けられる。
【0029】
【実施例の作用】この発明による方向切換弁Vはスタッ
ク弁である場合、アクチュエータの数に応じてスタック
される。ポンプ13から吐出された圧油の流れを説明す
ると、圧油は管路と通路を通って各方向切換弁のポンプ
ポートPに入り、圧力補償弁5の筒状スプール5aに設
けられている通孔50から内部に流入し、通孔51と切
欠き52を介してブリッジポートPA、PBに流入する
。スプール3が図1に示す中立状態のときには、左右の
高圧孔7a,7bがスプール穴壁200a、200bに
よって閉じられている。このとき、リング溝80a、8
0bが第3環状溝22a,22bに通じているため、左
右の低圧孔8a,8bはそれぞれ左右のタンクポートT
a,Tbに通じている。また、スプールセンター部30
0に隣接した位置の導孔10と第1導孔11は、おのお
のロードセンシングポートLSに通じている。
【0030】ロードセンシングポートLS内の油は、導
孔10と第1導孔11からそれぞれ第1通路穴6aと第
2通路穴6bを通り、それら第1通路穴6aと第2通路
穴6bに受圧面が面している各ロードチェック弁9a,
9bに作用し、それらロードチェック弁9a,9bをそ
れぞれ開弁させる。それによりロードセンシングポート
LS内の油は各低圧孔8a,8bからタンクポートTa
,Tbに抜け出す。ロードセンシングポートLS内の圧
力がタンクポート圧とほぼ同等になるとロードチェック
弁9a,9bは閉じる。スプール3が中立状態では、ロ
ードセンシングポートLSの負荷圧は立っていない。 それゆえ、圧力がほぼゼロの負荷圧がロードセンシング
ポートLSに通じているシャトル弁15を経てアンロー
ド弁14の背圧室に到る。アンロード弁14には背圧室
と対抗する側にポンプ吐出圧がパイロット圧として導か
れている。そのポンプ吐出圧のスプリング140の荷重
より高い分は、アンロード弁体を図1の状態から開弁さ
せ、タンクに戻される。
【0031】この状態から、いま、右側のアクチュエー
タポートBにポンプからの圧油を供給するために、スプ
ール3を図1において左方に移動させるとする。すると
、第2通路穴6bに属する低圧孔8bの外端にあるリン
グ溝80bがタンクポートTbと遮断されはじめる。 また、第2通路穴6bの高圧孔7bが次第にブリッジポ
ートPBに接近するとともに、第2導孔12がロードセ
ンシングポートLSに接近する。一方、第1通路穴6a
の導孔10は左方に移動し、導孔10に隣接している絞
り部100が、ロードセンシングポートLSの左端に続
くスプール穴壁201aの始端に接近し、絞り部100
による流量絞り制御が開始される。第2通路穴6bの低
圧孔8bがタンクポートTbと遮断することによってロ
ードセンシングポートLSの油は第2通路穴6bから右
方へは排出されなくなるが、依然として導孔10が絞り
部100を介してロードセンシングポートLSに通じて
いる。このため、ロードセンシングポートLSと第2通
路穴6bが、第1通路穴6a側のタンクポートTaと通
じている状態がスプールの初期のストロークの間持続さ
れる。
【0032】この発明は、初段階として、負荷圧を導入
しようとする側の通路穴6bに属する低圧孔8bがタン
クポートと遮断されることは先行技術と同じである。し
かし、次段階として、負荷圧を導入しない側の通路穴6
aに属する導孔10(先行技術のセンター導孔に対応す
る孔)が、任意に設定されるスプール初期ストロークの
間、ロードセンシングポートLSと遮断されない状態に
保たれる。この状態のもとで、アクチュエータポートB
とロードセンシングポートLSの接続と、ブリッジポー
トPBとアクチュエータポートBの接続とが順次行われ
ることが特徴である。まず、スプール3のストローク増
加によって、第2通路穴6bに属する低圧孔8bのリン
グ溝80bがアクチュエータポートBの第2環状絞り部
21bと通じ始め、そのオーバラップ状態がストローク
に応じて増してゆく。そのアクチュエータポートBの負
荷圧は第2通路穴6bから第1導孔11を経てロードセ
ンシングポートLSに導入される。しかし、前記のよう
に絞り部100がロードセンシングポートLSに通じて
いるため、負荷圧は流量を絞られつつ導孔10から第1
通路穴6aに入り、ロードチェック弁8aを開いて低圧
孔8bからタンクポートTaに抜けてゆく。したがって
、ロードセングポートLSの負荷圧は徐々に高くなって
いく。
【0033】ロードセンシングポートLSに流入した負
荷圧は、シャトル弁15の第1入口に入る。このシャト
ル弁15では、第2入口に作用している他の方向切換弁
の負荷圧と比較されることで最大負荷圧が選択される。 方向切換弁が一つだけ操作された場合には、当該方向切
換弁のアクチュエータからの負荷圧が最大負荷圧である
。いずれにしても最大負荷圧はアンロード弁14の背圧
室に送られる。この最大負荷圧とスプリング140の荷
重との合力がポンプ吐出圧に勝ると、そのアンロード弁
体は閉じ側に動き、ポンプ吐出油のタンクへの戻り量が
減少され、ポンプ吐出油が方向切換弁Vのポンプポート
Pへと圧送される。すなわち、ポンプライン圧が立ち始
まる。
【0034】一方、スプール3のストロークがさらに増
すと、第2通路穴6bに属する高圧孔7bがブリッジポ
ートPBの第1環状絞り部20bと通じ始め、それまで
ブリッジポートPBで止められていたポンプ圧油がアク
チュエータポートBに供給され始まる。これが絞り部1
00による制御ストローク末期であり、図3はこの状態
を示している。なお、図4はスプール3がフルストロー
クした状態を示している。図3の状態では、ポンプから
の圧油は、ブリッジポートPBから高圧孔7bを介して
第2通路穴6bに入り、ロードチェック弁9bを開弁し
て低圧孔8bおよびリング溝80bからアクチュエータ
ポートBに流れる。また、ポンプからの圧油は、同時に
通路穴6bの先端方向にも流れる。このときには、第1
導孔11がロードセンシングポートLSに充分に通じて
いる。しかし、絞り部100がまだスプール穴壁201
aで塞がれていない。このため、第1導孔11からロー
ドセンシングポートLSに流入した圧油は、絞り部10
0で流量を絞られながらリング溝101から導孔10に
入り、第1通路穴6aに流れ込み、タンクポートTaに
抜けてゆく。スプール3の移動に伴って絞り部100と
ロードセンシングポートLSとのラップ量が減少するた
め、第1通路穴6aに流れ込む流量は減少し、したがっ
て、ロードセンシングポートLSの圧力は次第に上昇し
てゆく。このロードセンシングポートLSの圧力がシャ
トル弁15に作用するため、選択された最大負荷圧も高
くなり、それがアンロード弁14の背圧室に導入される
ため、アンロード弁14のアンロード弁体はますます閉
じ、したがってポンプライン圧は上昇する。
【0035】上記の位置からスプール3がさらに左方に
移動すると、スプール3の移動につれて絞り部100が
スプール穴壁201aで塞がれていくため、タンクポー
トTaへの流失が漸減する。それにより第1通路穴6a
の圧力が低下し、一旦、ロードチェック弁9aが閉じる
。したがって、この発明では、開口面積は、図6のLS
→Ta、PB→Bのようになる。図6のLS→Taの開
口面積がゼロとなるのは、絞り部100がスプール穴壁
201aで塞がれるからである。一方、ブリッジポート
PBからの圧油は、第1導孔11からロードセンシング
ポートLSへと、また高圧孔8bからブリッジポートB
へと供給され続ける。
【0036】図3の状態からスプール3がストロークエ
ンドに近づくと、それまでスプール穴壁201bで閉じ
られていた第2導孔12がロードセンシングポートLS
と連通し始める。したがって、アクチュエータポートB
の負荷圧は、それまで第1導孔11からだけロードセン
シングポートLSに導かれていた状態から、図4のよう
に第1導孔11と第2導孔12の双方から導かれること
になる。  このため、図6のように、LS→Taの開
口面積がゼロになると同時に、B→LSの開口面積がリ
ニアに増大し、ロードセンシングポートLSの圧力(負
荷圧)が高くなる。このロードセンシングポートLSの
圧力がシャトル弁15の第1入口に作用する。このシャ
トル弁15の第2入口には、図1で模式的に示す他の方
向切換弁に属するシャトル弁16の出口から導かれた他
アクチュエータの負荷圧、または既に選択された高い負
荷圧が作用する。そして、高い側の負荷圧が選択される
。 この実施例ではわかりやすくするためシャトル弁15は
最終段のものとしており、したがって、シャトル弁15
では複数のアクチュエータの最大負荷圧が選択され、最
大負荷圧が出口通路150を経てアンロード弁14の背
圧室に送られる。この背圧室に導かれた最大負荷圧は既
に述べた段階での最大負荷圧より高い。したがって、ス
プリング140の荷重と合算された力とポンプ吐出圧(
パイロット圧)とがバランスする位置までアンロード弁
体は閉じられる。それによってポンプ吐出油は負荷圧に
応じたポンプライン圧となって各方向切換弁に送られる
【0037】アクチュエータの負荷圧のセンシング状態
はポンプライン圧に大きな影響を与える。この発明では
、図3と図6から明らかなように、スプールの初期スト
ローク中に、負荷圧とブリッジポートPBからの圧油が
絞り100で制御されつつロードセンシングポートLS
からタンクポートTaに抜け、絞り100が次第に閉じ
ることによってロードセンシングポートLSの圧力が徐
々に高くなる。したがって、シャトル弁で連続的に選択
されてアンロード弁14に導かれる最大負荷圧も急激で
なく徐々に高くなる。このためアンロード弁の弁体の閉
じ具合もゆっくりと滑らかにものとなる。このため、ポ
ンプライン圧を、図7に示されるように比較的ゆるやか
な角度で立ち上がらせることができる。その滑らかに上
昇したポンプライン圧の圧油がポンプポートPから圧力
補償弁5の切欠き52を経てブリッジポートPBに導か
れ、アクチュエータポートBに供給される。したがって
、アクチュエータに対する圧力制御特に始動時の制御が
非常に良好になる。
【0038】図7に示されるポンプライン圧の立上り傾
斜角度は、導孔10のリング溝101に隣接する絞り部
100の長さの設定によって如何ようにも調整すること
ができる。しかも、絞り部100を長いストロークに渡
って設けても、通路穴6a,6bにロードチェック弁9
a,9bがあるため、アクチュエータポート圧が抜ける
ことはない。以後アクチュエータの負荷圧はアクチュエ
ータポートBからロードセンシングポートLSに作用す
る。これにより、アクチュエータの負荷圧とブリッジポ
ートPA,PBの圧力と差によって圧力補償弁5の筒状
スプール5aが動かされ、切欠き52によってブリッジ
ポートPA,PBに対する圧油の流量を制御する。
【0039】この発明においては、スプール3の2つの
通路穴6a,6bをロードセンシング用の通路として使
用するほか、ブリッジポートPA,PBからアクチュエ
ータポートA,Bへのポンプ圧油の流路としても使用し
ている。すなわち、スプール3が左方に移動すれば、ポ
ンプ圧油はブリッジポートPBから高圧孔7b→第2通
路孔6b→低圧孔8bを経て右側アクチュエータポート
Bに送られる。このとき、左側のアクチュエータポート
Aの圧力は、スプール3の移動によって高圧孔7aがア
クチュエータポートAに通じるため、第2通路穴6aを
通り、ロードチェック弁9aを開弁してタンクポートT
aに抜ける。このときには、導孔10および絞り部10
0がスプール穴壁200aで閉じられているため、左側
のアクチュエータポートAの圧力はロードセンシングポ
ートLSに流入しない。
【0040】なお、左側のアクチュエータポートAにポ
ンプ圧油を供給する場合には、スプール3を右方に移動
する。それにより、ポンプ圧油はブリッジポートPAか
ら高圧孔7a→第1通路孔6a→低圧孔8aを経て左側
アクチュエータポートAに送られる。このときには、第
1導孔11が前記絞り100と同じように負荷圧のセン
シング用絞り要素として働くことになる。
【0041】深さと傾きという高い加工精度が要求され
る切欠きを用いず、スプール半径方向に穿った高圧孔7
a,7bでアクチュエータポートA,Bへの流量制御を
行うため、加工も容易で精度も高くすることができる。 なお、内部通路からだけでは流量が不足するときには、
スプールのランド部30a,30bに切欠きを設け、ポ
ンプからの圧油を通路穴6a,6bを通じてアクチュエ
ータポートA,Bに流し、さらにスプール3がストロー
クしたときに切欠きを働かせ、これを経由してアクチュ
エータポートA、Bに流すようにすることもができる。 この場合には、圧力補償弁5の筒状スプール5aに通孔
51を開閉するロードチェック弁を内蔵させることが必
要である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、ス
プール穴を有するバルブボデイと、前記スプール穴に摺
動自在に内挿されたスプールとを備え、スプール穴の周
りには、中央にロードセンシングポートを、その両側に
ブリッジポートとアクチュエータポートおよびタンクポ
ートを設け、前記スプールは、左右両端から軸線方向に
伸びかつ先端が行き止まりとなった2つの通路穴を有し
ている形式のロードセンシング機能付き方向切換弁にお
いて、前記2つの通路穴は、スプールが中立状態のとき
にブリッジポートとアクチュエータポート間のスプール
穴壁で閉じられる半径方向の高圧孔をそれぞれ有し、ま
た、同じくスプール中立状態のときに、タンクポートに
通じる半径方向の低圧孔をそれぞれ有し、前記低圧孔は
、各通路穴に内蔵させたロードチェック弁で開閉される
ようになっており、一方の通路穴の先端付近には、スプ
ールが中立状態のときにロードセンシングポートに通じ
る導孔が穿設され、前記導孔に隣接するスプール外周に
は、スプールの移動初期においてロードセンシングポー
トからタンクポートへの流れを制御する絞り部が形成さ
れ、また、他方の通路穴の先端付近には、第1導孔と第
2導孔が互いに接近した関係で設けられており、第1導
孔は、スプールが中立状態のときにもロードセンシング
ポートに通じ、第2導孔は、スプールが中立状態のとき
にはスプール穴壁により閉じられ、スプールがストロー
クして高圧孔がブリッジポートに通じた後にロードセン
シングポートに通じるようになっている構成を備えてい
るため、スプールが中立位置からストロークしたときに
、アクチュエータの負荷圧が急激にロードセンシングラ
インに飛び込むことがなく、アクチュエータの負荷圧を
スプールのストロークに応じて滑らかにロードセンシン
グラインに導入することができる。このため、負荷圧を
制御用媒体として創成されるポンプライン圧の立上りを
緩やかにすることができる。このため、アクチュエータ
の作動開始時のショックが少なく、サージ圧も防止でき
、また、圧力を徐々に増して荷物をゆっくりと持ち上げ
るような制御を的確に行うことができるなどのすぐれた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるロードセンシング用方向切換
弁の一実施例を中立状態で示す断面図、
【図2】図1の
一部拡大図、
【図3】スプール移動の途中の状態を示す断面図、
【図
4】スプールフルストローク状態を示す断面図、
【図5
】この発明による方向切換弁の回路図、
【図6】この発
明における各ラインの開口面積−ストローク線図、
【図7】この発明によるポンプライン圧とストロークの
関係を示す線図、
【図8】従来のロードセンシング用方向切換弁の各ライ
ンの開口面積−ストローク線図、
【図9】従来のロードセンシング用方向切換弁の回路圧
とストロークの関係を示す線図。
【符号の説明】
1…バルブボデイ、2…スプール穴、3…スプール、6
a,6b…通路穴、7a,7b…高圧孔、8a,8b…
低圧孔、9a,9b…ロードチェック弁、10…導孔、
11…第1導孔、12…第2導孔、100…絞り部、L
S…ロードセンシングポート、PA,PB…ブリッジポ
ート、A,B…アクチュエータポート、Ta,Tb…タ
ンクポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール穴の周りに、中央にロードセンシ
    ングポートを、その両側にブリッジポートとアクチュエ
    ータポートおよびタンクポートを設けたバルブボデイと
    、前記スプール穴に摺動自在に内挿され、左右両端から
    軸線方向に伸びかつ先端が行き止まりとなった2つの通
    路穴を有するスプールとを備えた方向切換弁において、
    前記2つの通路穴は、スプールが中立状態のときにブリ
    ッジポートとアクチュエータポート間のスプール穴壁で
    閉じられる半径方向の高圧孔と、同じくスプール中立状
    態のときに、タンクポートに通じる半径方向の低圧孔を
    それぞれ有し、前記低圧孔は、各通路穴に内蔵させたロ
    ードチェック弁で開閉されるようになっており、一方の
    通路穴の先端付近には、スプールが中立状態のときにロ
    ードセンシングポートに通じる導孔が穿設されるととも
    に、該導孔に隣接するスプール外周には、スプールの移
    動初期にロードセンシングポートからタンクポートへの
    流れを制御する絞り部が形成されており、他方の通路穴
    の先端付近には、スプールが中立状態のときにもロード
    センシングポートに通じる第1導孔と、スプールが中立
    状態のときにはスプール穴壁により閉じられ、スプール
    がストロークして高圧孔がブリッジポートに通じた後に
    ロードセンシングポートに通じる第2導孔とが穿設され
    ていることを特徴とするロードセンシング機能付き方向
    切換弁。
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