JP2511258Y2 - 吐水管接続構造 - Google Patents

吐水管接続構造

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JP2511258Y2
JP2511258Y2 JP1991001947U JP194791U JP2511258Y2 JP 2511258 Y2 JP2511258 Y2 JP 2511258Y2 JP 1991001947 U JP1991001947 U JP 1991001947U JP 194791 U JP194791 U JP 194791U JP 2511258 Y2 JP2511258 Y2 JP 2511258Y2
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JP
Japan
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discharge pipe
water discharge
insertion port
ring
small diameter
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JP1991001947U
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English (en)
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JPH0499761U (ja
Inventor
泰郎 長坂
令治 関
兼太郎 増岡
孝志 小島
淳 伊藤
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吐水管の接続構造に係
り、特に吐水管の外周面と水栓本体の内周面との間をシ
ールするOリング等のシールリングの水栓組立時の損傷
を防止するよう改良された吐水管の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吐水管接続構造について第2図を
参照して説明する。水栓本体10の差込口12に吐水管
14の基端部分が差し込まれている。この吐水管14の
基端部分に周回溝16が穿設されており、また、周回溝
16よりも基端側の部分にOリング装着溝18が穿設さ
れている。差込口12には、差込口12の軸心線方向と
直交方向に雌螺子孔20が設けられており、この雌螺子
孔20にビス22が螺入されている。このビス22の先
端が前記周回溝16に入り込むことにより吐水管14が
差込口12から抜け出すことが防止されている。また、
周回溝16が吐水管14の基端部分の全周に渡って設け
られているから、吐水管14は360度回転することが
可能となっている。24はOリング(シールリング)で
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の吐水管接続
構造にあっては、水栓を組み立てるに際し、まず吐水管
14のOリング装着溝18にOリング24を装着し、つ
いで吐水管14の基端部分を差込口12に差し込む。し
かる後、雌螺子孔20にビス22をねじ込みその先端を
周回溝16に係合させる。この吐水管14の基端部分の
差込口12への差し込みに際し、Oリング24が雌螺子
孔20の縁部Aに引っ掛かって傷つきや切断等の損傷を
引き起こし、シール不良をもたらす恐れがあった。。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の吐水管の接続構
造は、水栓本体の吐水管差込口に吐水管をその基端から
差し込み、該吐水管差込口の軸心と交叉方向の雌螺子孔
にビスを螺入して該ビスの先端を吐水管周面の周回溝
に係止してなり、吐水管の該周回溝よりも前記基端側
外周面にOリング装着溝が設けられ、該Oリング装着溝
にOリングが装着されている吐水管接続構造において、
該水栓本体の吐水管差込口の前記雌螺子孔よりも奥側
に、該雌螺子孔を設けた部分の径よりも小径の小径部を
設け、前記吐水管の基端側に、前記周回溝が設けられた
大径部と、前記Oリング装着溝が設けられた小径部とを
設け、この吐水管の小径部を前記差込口の小径部に挿入
し、前記Oリングを該差込口の小径部の内周面に密着さ
せたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】かかる本考案の吐水管接続構造にあっては、差
込口の雌螺子孔部分よりも奥側が小径部となっており、
Oリングがこの差込口小径部の内周面に密着するように
構成されているから、吐水管の基端部分を差込口に差し
込むに際し、Oリングが雌螺子孔の縁部に引っ掛かるこ
とが回避される。これにより、水栓の組立時におけるO
リングの損傷が確実に防止される。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例に係る吐水管接続構造を示
す断面図である。
【0007】本実施例においても、水栓本体10の差込
口12に吐水管14の基端部分が差し込まれ、雌螺子孔
20に螺入されたビス22の先端が吐水管14の周回溝
16に係合することにより吐水管14の抜けが阻止され
ている。また、吐水管14の基端部分には周回溝16よ
りも基端側の部分にOリング装着溝18が設けられ、こ
のOリング装着溝18にOリング24が装着され、該O
リング24が差込口12の内周面に密着している。
【0008】しかして、本実施例にあっては、差込口1
2の内周面のうち前記雌螺子孔20よりも奥側の部分に
小径部30が設けられ、この小径部よりも差込口12の
入口側部分は大径部32となっている。そして、吐水管
14の基端部分のうち先端側は、小径部30に合せて小
径となっている。この吐水管14の小径となった該先端
側に前記Oリング装着溝18が設けられている。吐水管
14の基端部分のうち、周回溝18が設けられた部分は
大径部となっている。
【0009】このように構成された吐水管接続構造にお
いては、Oリング装着溝18にOリング24を装着し、
吐水管14をその基端側から差込口12に差し込むに際
し、Oリング24が差込口大径部32を通過するとき
に、Oリング24の外周面と該大径部32の内周面との
間に十分なスペースが存在するようになり、Oリング2
4が雌螺子孔20の縁部Aに接触することが全くない。
このため、水栓の組立に際し、Oリング24が損傷を受
けることが確実に防止される。そして、この結果、Oリ
ングのシール性及び耐久性がきわめて高いものとなる。
34は滑りワッシャである。
【0010】
【考案の効果】以上の通り、本考案の吐水管接続構造に
おいては、水栓組立に際し、吐水管の基端部分の外周に
装着されたOリングの傷つき、切断等の損傷が確実に防
止され、リングによるシール性の向上及びリングの
耐久性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例構造を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 水栓本体 12 差込口 14 吐水管 16 周回溝 18 Oリング装着溝 20 雌螺子孔 22 ビス 24 Oリング 30 小径部 32 大径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小島 孝志 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株 式会社イナックス内 (72)考案者 伊藤 淳 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株 式会社イナックス内 (56)参考文献 実開 平1−119460(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体の吐水管差込口に吐水管をその
    基端から差し込み、該吐水管差込口の軸心と交叉方向の
    雌螺子孔にビスを螺入して該ビスの先端を吐水管周面
    の周回溝に係止してなり、吐水管の該周回溝よりも前記
    基端側の外周面にOリング装着溝が設けられ、該Oリン
    グ装着溝にOリングが装着されている吐水管接続構造に
    おいて、該水栓本体の吐水管差込口の前記雌螺子孔より
    も奥側に、該雌螺子孔を設けた部分の径よりも小径の小
    径部を設け、前記吐水管の基端側に、前記周回溝が設けられた大径部
    と、前記Oリング装着溝が設けられた小径部とを設け、
    この吐水管の小径部を前記差込口の小径部に挿入し、前
    記Oリングを該差込口の 小径部の内周面に密着させたこ
    とを特徴とする吐水管接続構造。
JP1991001947U 1991-01-25 1991-01-25 吐水管接続構造 Expired - Lifetime JP2511258Y2 (ja)

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JPH0499761U JPH0499761U (ja) 1992-08-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899356U (ja) * 1981-12-22 1983-07-06 株式会社イナックス 水栓
JPH01119460U (ja) * 1988-01-30 1989-08-14
JPH0218563U (ja) * 1988-07-23 1990-02-07
JPH057335Y2 (ja) * 1988-09-27 1993-02-24

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JPH0499761U (ja) 1992-08-28

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