JPH0111992Y2 - - Google Patents

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JPH0111992Y2
JPH0111992Y2 JP1985039785U JP3978585U JPH0111992Y2 JP H0111992 Y2 JPH0111992 Y2 JP H0111992Y2 JP 1985039785 U JP1985039785 U JP 1985039785U JP 3978585 U JP3978585 U JP 3978585U JP H0111992 Y2 JPH0111992 Y2 JP H0111992Y2
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output shaft
bolt
shaft
impeller
hole
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はボルテツクス型無閉塞ポンプの羽根車
取付構造の改良に関する。
[従来技術] 例えばいなだ、こうなご、しらすのような小魚
を水と共に船上に移送するには、第2図にその一
例を示すようなボルテツクス型無閉塞ポンプが用
いられる。
この種のポンプは、吸込口2の口径Dとポンプ
ケーシング1の幅Wとが略等しく形成され、ポン
プケーシング1の吸込口2に対向する側に配設さ
れたポンプケーシング1の吸込口2側内壁との間
に比較的大きなクリアランスCを形成している羽
根車4により、吸込口2から小魚を水と共に吸込
んで渦流(ボルテツクス)を形成し、遠心力によ
り吐出口3から吐出するようになつている。従つ
て、羽根車4には吸込口2側に向う軸推力Tが作
用する。
その羽根車4は原動機14の出力軸13に主軸
9を介して取付けられている。すなわち羽根車4
に図示されない手段により固設されたボス部5
は、その主軸9側に設けられた軸孔6により主軸
9に嵌着され、キー7により回り止めされ、ボル
ト8により固着されている。そして主軸9は出力
軸13側に設けられた軸孔10により出力軸13
に嵌着され、キー11により回り止めされ、セツ
トビス12により前記軸推力Tに対抗して主軸9
の抜止めを図るように出力軸13に固着されてい
る。なお、15はボルト8のスプリングワツシ
ヤ、16は水密を図るOリング、17a,17b
は軸封装置、18,18はオイルシール、19は
ポンプケーシング1を原動機14に支持するブラ
ケツトである。
かかる従来技術は主軸9が出力軸13とボス部
5との間に嵌合されているので、芯ずれが生じや
すく、オイルシール18(又はメカニカルシール
の場合もある)に対して好ましくない影響を及ぼ
し、その結果漏れを生ずる。この欠点を防止する
ために嵌合精度を向上させねばならず、加工が困
難となる。さらに2個のキー7,11を用いねば
ならないので、回転方向に遊動が生じ、くり返し
の使用によつて寿命が短くなる。
また従来技術は羽根車と原動機との間を水密に
するために、ボス部5のボルト孔の部分やボス部
5と主軸9との係合面をシールしなければならな
い。しかしながら、それらの部分にガスケツトや
シール座金を用いると、ボルト8の回り止めが不
充分となり、使用中にボルト8の脱落という問題
を生じる。この羽根車の取付構造では、主軸9、
キー7およびセツトビス12を要して部品点数が
多く、構造が複雑であり、更に、焼入れした出力
軸13のセツトビス12との係合凹部および主軸
9のキー溝の加工等が困難でコスト高になるとい
う問題がある。
他方、実公昭52−52241号公報には、ボス部に
形成した軸孔を出力軸に嵌着し、ボス部を出力軸
に螺着するボルトで出力軸に固着する技術が示さ
れている。しかし、この公知技術では、構造は簡
単になるが、ボルトの頭部側からボルト孔を通つ
て出力軸側に水が漏出する不具合がある。
また、実公昭58−33278号公報には、ボス部に
形成した透孔を出力軸に嵌着し、ボス部に嵌着す
る軸頂ブツシユを設け、その軸頂ブツシユを出力
軸に螺着するボルトで出力軸に締付けることによ
りボス部を出力軸に固着し、軸頂ブツシユのボル
ト頭部を収める凹部に弾性キヤツプを設けた技術
が示されている。しかし、この公知技術では、構
造が複雑化し、また、弾性キヤツプはボルト頭部
を保護するものなので、ボルト頭部側から出力軸
側に水が漏出するおそれがある。
[考案の目的] 従つて本考案の目的は、主軸の芯ずれや遊動が
生じにくく、かつ羽根車と原動機との間のシール
が確実であり、しかも構造が簡単なボルテツクス
型無閉塞ポンプの羽根車取付構造を提供するにあ
る。
[考案の構成] 本考案によれば、羽根車のボス部の原動機側に
該原動機の出力軸に嵌着する軸孔を設けるととも
に、前記ボス部に透孔を穿設し、該透孔に前記出
力軸に螺着するボルトの軸部が挿通される小径部
と、該ボルトの頭部を収める大径部とを形成し、
該大径部の開口部に水密プラグを嵌着している。
[考案の作用効果] 従つてボス部が直接に出力軸に取付けられてい
るので、キーは1か所で足り、芯ずれや遊動が生
じにくく、寿命が延び、加工も容易となる。また
ボルトでボス部を出力軸に固着した上でボルトの
頭部側に水密プラグを設けたので、ボルトの固着
作業後にプラグで水密をはかることができ、ボル
トの回り止めも例えばスプリングワツシヤを用い
ることができ、しかもプラグがボルトの抜け止め
の役目もする。このようにプラグによつて直接に
ボルトが取扱い液(例えば海水)にさらされない
ので、さび止めを考慮する必要がなく、安価なボ
ルトを用いることができる。
[実施例] 以下第1図を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図において第2図に対応する部分は同一
符号で示し重複説明は省略する。
第1図において、羽根車4のボス部20の原動
機14側には、原動機14の出力軸13に嵌合す
る軸孔21が設けられ、ボス部20はその軸孔2
1により出力軸13に嵌着され、キー11により
回り止めされている。またボス部21には、透孔
22が穿設され、その透孔22には、出力軸13
側の小径部22aと、出力軸4側の大径部22b
とが形成されている。その小径部22aには、羽
根車4側から出力軸13に螺着するボルト23が
挿通され、このボルト23の頭部は、大径部22
bに収められており、ボス部20はボルト23に
より出力軸13に固着されている。そして、大径
部22bの若干大径の開口部22cには、水密プ
ラグ24が嵌着されている。したがつて、この水
密プラグ24によりボス部20側から透孔22を
通つて出力軸13側へ水が漏出するのは確実に防
止されれるようになつている。
従つて第2図に示す従来構造に比べ、主軸9、
キー7およびセツトビス12を省いて構造を簡単
化するとともに加工を容易にし、その結果、コス
トを低減することができる。
[まとめ] 以上説明したように本考案によれば、羽根車の
ボス部の原動機側に原動機の出力軸に嵌着する軸
孔を設けるとともに、ボス部に透孔を設け、その
透孔にボス部を出力軸に固着するボルトを挿通す
るとともに、透孔の開口部に水密プラグを嵌着し
たので、羽根車のボス部を直接原動機の出力軸に
嵌着と固着により取付け、従つて部品点数を減ら
して構造を簡単化するとともに加工を容易化し、
しかも水密性を向上し、羽根車の芯ずれや遊動を
防止でき、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図は従来構造を示す一断面図である。 13……出力軸、14……原動機、2……ボス
部、21……軸孔、22……透孔、23……ボル
ト、24……水密プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羽根車のボス部の原動機側に該原動機の出力軸
    に嵌着する軸孔を設けるとともに、前記ボス部に
    透孔を穿設し、該透孔に前記出力軸に螺着するボ
    ルトの軸部が挿通される小径部と、該ボルトの頭
    部を収める大径部とを形成し、該大径部の開口部
    に水密プラグを嵌着したことを特徴とするボルテ
    ツクス型無閉塞ポンプの羽根車取付構造。
JP1985039785U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0111992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985039785U JPH0111992Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JP1985039785U JPH0111992Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61157193U JPS61157193U (ja) 1986-09-29
JPH0111992Y2 true JPH0111992Y2 (ja) 1989-04-07

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ID=30548058

Family Applications (1)

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JP1985039785U Expired JPH0111992Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252241U (ja) * 1975-10-13 1977-04-14
JPS5833278U (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 大山 武夫 吊掛け保管棚

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252241U (ja) * 1975-10-13 1977-04-14
JPS5833278U (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 大山 武夫 吊掛け保管棚

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Publication number Publication date
JPS61157193U (ja) 1986-09-29

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