JP2511238Y2 - 貨物自動車の荷物室 - Google Patents

貨物自動車の荷物室

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JP2511238Y2
JP2511238Y2 JP1993063234U JP6323493U JP2511238Y2 JP 2511238 Y2 JP2511238 Y2 JP 2511238Y2 JP 1993063234 U JP1993063234 U JP 1993063234U JP 6323493 U JP6323493 U JP 6323493U JP 2511238 Y2 JP2511238 Y2 JP 2511238Y2
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JP
Japan
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mold member
decorative plate
fixed
luggage compartment
upper mold
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JP1993063234U
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JPH0731576U (ja
Inventor
浩二 堀尾
Original Assignee
不二自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は貨物自動車の荷物室に係
り、特に荷台上に固定される荷物室に改良を施した貨物
自動車の荷物室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、貨物自動車の荷台の前後方向
に沿う下方縁部において、例えばアルミ型部材を荷台の
メンバーに対してボルト、ナットを用いて固定してお
き、このアルミ型部材に対して側面パネルの下方縁部を
リベットを用いて固定する一方、このようにして固定さ
れた側面パネルの上方縁部においてアルミ型部材をリベ
ットを用いて固定しておき、このアルミ型部材に対して
屋根パネルの前後方向に沿う両縁部をリベットを用いて
固定した構造の貨物自動車の荷物室が提案されており、
各種用途に実用化されている。また、実開平3‐672
82号になる「断熱構造のバン型車両におけるリベツト
頭隠し用化粧構造」によれば、化粧板によりリベット等
の結合部材を外部に露出させないようにした外観に優れ
る貨物自動車構造が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の貨物自動車の荷物室によれば、アルミ型部材を荷台
のメンバーに対してボルト、ナットを用いて固定すると
ともに、リベットを用いて側面パネル、屋根パネルを夫
々固定していることから、これら締結手段が外部に露出
することになり、その外観が著しく損なわれてしまい、
商品価値が損なわれる問題点があった。また、ボルト、
ナット類の締結手段が外部に露出することは、悪意の第
三者による分解やいたずらなどを招きかねない。さらに
多数のリベットが外観面に露出することは車両の高速走
行時における、所謂空力特性を悪くすることになる。ま
た、上記提案によれば、リベット頭部を化粧板により隠
すようにできるので確かに外観を向上できるものであ
る。しかしながら、この提案によれば、化粧板が取付け
られる型部材の殆どの部分が外観面に表れてしまう構造
であり、さらに型部材に形成された突状に対して化粧板
の一部を嵌合して固定する構造であることからして、型
部材においても化粧板と同等の表面処理が必要となるの
でコストアップを招く問題と、また嵌合により固定され
る化粧板において長期使用後にガタ付きが発生する虞が
ある。
【0004】したがって、本考案は上述の事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、外観を
向上することができ、悪意の第三者による分解やいたず
らなどを防止することができ、高速走行時における空力
特性を向上することができ、かつ、結合して取り付けら
れる化粧板により外観面を形成するようにして全体を安
価に構成できる貨物自動車の荷物室を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するために本
考案の貨物自動車は以下の構成を備える。即ち、荷台の
前後方向に沿う下方縁部において固定される下方型部材
により側面パネルの下方縁部を固定し、該側面パネルの
上方縁部と屋根パネルの前後方向に沿う両縁部を上方型
部材により互いに固定してなる貨物自動車の荷物室であ
って、前記下方型部材から下方に向けて延設される凸部
に対して係止するように上方に向けた凹部を形成してな
り、かつ前記下方型部材の外観面を全て覆う形状を有す
る下方化粧板の下端部を前記荷台の裏側面において結合
するとともに、前記上方型部材から上方に向けて延設さ
れる凸部に対して係止するように下方に向けた凹部を形
成してなり、かつ前記上方型部材の外観面を全て覆う形
状を有する上方化粧板の上端部を前記屋根パネルの屋根
面において結合するように構成して、上下化粧板により
上方型部材と下方型部材が外観面に露出しないようにし
て外観を向上させ、悪意の第三者による分解やいたずら
などを防止でき、かつ高速走行時における空力特性を向
上するようにする。また、好ましくは、前記上方型部
材、下方型部材、下方化粧板、上方化粧板はアルミ押し
出し成形品であり、また前記結合はリベット結合による
ように構成して、軽量かつ簡単に構成できるようにす
る。
【0006】また、好ましくは、前記上方型部材、下方
型部材、下方化粧板、上方化粧板はアルミ押し出し成形
品であり、また前記結合はリベット結合によるように構
成して、軽量かつ簡単に構成できるようにする。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の貨物自動車の好適な実施例
について、添付図面を参照しながら説明する。尚、全図
を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0008】図1は、本考案の一例を示す実施例の貨物
自動車の荷物室を車両の横方向に沿う断面で示した要部
断面図である。本図において、貨物自動車の荷台を構成
する荷台板6は不図示のメインフレームに対して略直交
するように固定された横シャーシメンバー3上に載置固
定されている。この横シャーシメンバー3の両側端部に
は、ブラケット4が溶接などにより固定されており、車
両の前後方向に沿うように固定される下方型部材2を所
定のピッチでボルト5とナットを用いて固定している。
【0009】この下方型部材2は図示のように側面パネ
ル9の下方縁部をリベット8を用いて締結する垂設部2
c,2dと、後述する化粧パネル1を上方部位において
固定する際の係止部となる凸部2aと、化粧パネル1の
下方部位を荷台の裏面において固定する底面部2bとが
図示のように一体形成された形状を有している。
【0010】次に、上方型部材は図示のように側面パネ
ル9の上方縁部をリベット8を用いて固定する垂下部1
1cと、凸部11aを形成した第1の上方型部材11
と、屋根パネル15の前後方向に沿う両縁部をリベット
8を用いて固定する第2の上方型部材12とをリベット
8を用いて締結した一体物からなり、側面パネル9と屋
根パネル15とを図示のように一体的に固定している。
【0011】以上説明の構成により、一応の強度は確保
されたが、荷台縁部のボルト5の頭部と、上記の第1の
上方型部材11を締結するリベット8の頭部はまだ外部
に現れた状態である。
【0012】そこで、図2(a)の組み付け手順図にお
いて示したように、下方の化粧板パネル1に形成された
凹部1aが下方型部材2の凸部2a内に潜入するように
してから、図2(b)の組み付け手順図に示したよう
に、化粧パネル1の下方縁部を底面部2bに対して当接
する状態にしてから、穴明け加工して、下方からリベッ
ティング装置30を用いてリベット8を打ち込むように
して、化粧パネル1を図1に示した状態に固定する。同
様に、上方の化粧パネル10も屋根面にリベット8の頭
部が出るようにして固定する。
【0013】以上の工程を経て完成した、荷物室は通常
目に触れる外観面にはボルトの頭部や、リベットの頭部
が出ないようにできることから、美観を向上でき、商品
価値を高めるこができる。また、悪意の第三者による分
解やいたずらなどを防止でき、かつ高速走行時における
空力特性を向上することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
外観を向上することができ、悪意の第三者による分解や
いたずらなどを防止することができ、高速走行時におけ
る空力特性を向上することができ、化粧板により目立つ
部分の外観面を形成し、かつ目立たない部位において化
粧板を連結するようにして、組立作業を簡単にでき、し
かも全体を安価に構成できる貨物自動車の荷物室を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部破断図である。
【図2】実施例の組み付け手順図である。
【符号の説明】
1…化粧パネル、1a…凹部、2…下方型部材、2a…
凹部、3…横シャーシメンバー、5…ボルト、6…荷台
板、8…リベット、9…側面パネル、10…化粧パネ
ル、15…屋根パネルである。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台の前後方向に沿う下方縁部において
    固定される下方型部材により側面パネルの下方縁部を固
    定し、 該側面パネルの上方縁部と屋根パネルの前後方向に沿う
    両縁部を上方型部材により互いに固定してなる貨物自動
    車の荷物室であって、 前記下方型部材から下方に向けて延設される凸部に対し
    て係止するように上方に向けた凹部を形成してなり、か
    つ前記下方型部材の外観面を全て覆う形状を有する下方
    化粧板の下端部を前記荷台の裏側面において結合すると
    ともに、 前記上方型部材から上方に向けて延設される凸部に対し
    て係止するように下方に向けた凹部を形成してなり、か
    つ前記上方型部材の外観面を全て覆う形状を有する上方
    化粧板の上端部を前記屋根パネルの屋根面において結合
    するように構成したことを特徴とする貨物自動車の荷物
    室。
  2. 【請求項2】 前記上方型部材、下方型部材、下方化粧
    板、上方化粧板はアルミ押し出し成形品であり、また前
    記結合はリベット結合によることを特徴とする請求項1
    に記載の貨物自動車の荷物室。
JP1993063234U 1993-11-25 1993-11-25 貨物自動車の荷物室 Expired - Lifetime JP2511238Y2 (ja)

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JPH0731576U JPH0731576U (ja) 1995-06-13
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JP3067282U (ja) * 1999-09-08 2000-03-31 株式会社チャンピオン 野地板

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