JP2510854Y2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
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- JP2510854Y2 JP2510854Y2 JP8048690U JP8048690U JP2510854Y2 JP 2510854 Y2 JP2510854 Y2 JP 2510854Y2 JP 8048690 U JP8048690 U JP 8048690U JP 8048690 U JP8048690 U JP 8048690U JP 2510854 Y2 JP2510854 Y2 JP 2510854Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- winding
- cord
- primary winding
- fixing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、交流電力を直流電力に変換して取り出す
ACアダプタなどに用いられるトランスに関するものであ
る。
ACアダプタなどに用いられるトランスに関するものであ
る。
[従来の技術] 第5図は、上述したACアダプタなどに用いられる従来
のトランス1の一部を拡大して示す縦断面図である。
のトランス1の一部を拡大して示す縦断面図である。
第5図において、巻枠2に巻き付けられた1次巻線3
の外周側にはナイロンシートなどからなる絶縁板4を介
して同じく絶縁材料からなる端子板5が配置され、この
端子板5に1次巻線3とACコード6とを中継するための
端子7がかしめ止め8されている。
の外周側にはナイロンシートなどからなる絶縁板4を介
して同じく絶縁材料からなる端子板5が配置され、この
端子板5に1次巻線3とACコード6とを中継するための
端子7がかしめ止め8されている。
上記端子7には1次巻線3の端線3aが巻き付けられて
半田付けされている。端子板5およびこれに固定された
端子7は、その外側から1次巻線3の胴部に巻き付けら
れるたとえばポリエステルフィルムからなる外装絶縁テ
ープ9によって1次巻線3の外周部に保持されている。
半田付けされている。端子板5およびこれに固定された
端子7は、その外側から1次巻線3の胴部に巻き付けら
れるたとえばポリエステルフィルムからなる外装絶縁テ
ープ9によって1次巻線3の外周部に保持されている。
上記端子7にはさらにACコード6の端線6aが巻き付け
られて半田付けされている。
られて半田付けされている。
ACコード6は、その端線6aに近い部分がバンド10によ
って端子7に締め付け固定されている。
って端子7に締め付け固定されている。
上記トランス1において、ACコード6から導入される
交流電力は端子7を介して1次巻線3へと供給される。
交流電力は端子7を介して1次巻線3へと供給される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記構成の従来のトランス1は以下に
挙げるような問題点を有する。
挙げるような問題点を有する。
端子7およびこれを固定している端子板8を、1次
巻線3の胴部に巻き付ける外装絶縁テープ9によって保
持しているために、その保持が不十分である。その結
果、端子7に接続される1次巻線3やACコード6に断線
が生じやすい。
巻線3の胴部に巻き付ける外装絶縁テープ9によって保
持しているために、その保持が不十分である。その結
果、端子7に接続される1次巻線3やACコード6に断線
が生じやすい。
端子板8に片持ち状態で固定されている端子7の自
由端側に、1次巻線3の端線3aを巻き付けて半田付け
し、次いでACコード6の端線6aを巻き付けて半田付けす
る構成であるため、ACコード6の端線6aを巻き付けて半
田付けする際に、端子7が曲がったり、過熱したりし
て、先に巻き付けて半田付けされている1次巻線3の端
線3aに断線や接続不良が起きやすい。
由端側に、1次巻線3の端線3aを巻き付けて半田付け
し、次いでACコード6の端線6aを巻き付けて半田付けす
る構成であるため、ACコード6の端線6aを巻き付けて半
田付けする際に、端子7が曲がったり、過熱したりし
て、先に巻き付けて半田付けされている1次巻線3の端
線3aに断線や接続不良が起きやすい。
巻枠2に1次巻線3を巻き付けたあとで、その1次
巻線3の外周側に、端子板8に固定された端子3を保持
する構成であるため、1次巻線3の巻枠2への巻付け工
程と、1次巻線3の端線3aを端子3に巻き付ける工程と
の間に、端子3を1次巻線3の外周側に保持させる手作
業の工程が介在することになり、1次巻線3の巻付け工
程を自動化した場合でも、その工程の一部として端線3a
の端子7への巻付けを自動化できず、組立ての自動化が
阻害されることになる。
巻線3の外周側に、端子板8に固定された端子3を保持
する構成であるため、1次巻線3の巻枠2への巻付け工
程と、1次巻線3の端線3aを端子3に巻き付ける工程と
の間に、端子3を1次巻線3の外周側に保持させる手作
業の工程が介在することになり、1次巻線3の巻付け工
程を自動化した場合でも、その工程の一部として端線3a
の端子7への巻付けを自動化できず、組立ての自動化が
阻害されることになる。
この考案は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、1次巻線と入力コードとを中継する端子における
断線や接続不良を防止し、組立ての自動化率も向上させ
ることを目的としている。
ので、1次巻線と入力コードとを中継する端子における
断線や接続不良を防止し、組立ての自動化率も向上させ
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、1次巻線に
接続される端子を巻枠に固定し、電気絶縁性の固定板
を、この固定板に設けられた係止孔に上記端子の一端部
が貫通する状態で端子に係止させることによって、上記
端子の一端部と巻線との間に上記固定板を位置させ、上
記端子の一端部には入力コードの端線を巻き付け、上記
固定板には固定具によって上記入力コードを固定してい
る。
接続される端子を巻枠に固定し、電気絶縁性の固定板
を、この固定板に設けられた係止孔に上記端子の一端部
が貫通する状態で端子に係止させることによって、上記
端子の一端部と巻線との間に上記固定板を位置させ、上
記端子の一端部には入力コードの端線を巻き付け、上記
固定板には固定具によって上記入力コードを固定してい
る。
端子はたとえばその中央部を巻枠に固定し、1次巻線
の端線をその端子の他端部に巻き付けた構成とすること
ができる。
の端線をその端子の他端部に巻き付けた構成とすること
ができる。
[作用] この考案によれば、端子が巻枠に固定されるのでその
保持が確実となり、端子に巻き付けられる1次巻線およ
び入力コードの端線に断線や接続不良が生じない。ま
た、巻枠に1次巻線を巻き付ける工程の自動化の一環と
して、1次巻線の端線の端子への巻付けも自動化でき
る。
保持が確実となり、端子に巻き付けられる1次巻線およ
び入力コードの端線に断線や接続不良が生じない。ま
た、巻枠に1次巻線を巻き付ける工程の自動化の一環と
して、1次巻線の端線の端子への巻付けも自動化でき
る。
また、固定具によって入力コードが固定される固定板
は、その係止孔に上記端子の一端部を貫通させた状態で
端子に係止されているので、この固定板の保持が確実と
なる。その結果、入力コードの保持も確実となる。
は、その係止孔に上記端子の一端部を貫通させた状態で
端子に係止されているので、この固定板の保持が確実と
なる。その結果、入力コードの保持も確実となる。
しかも、電気絶縁性の固定板が、入力コードが接続さ
れる端子一端部と1次巻線との間に位置しているから、
トランスにおいて重要な両者間の絶縁性が向上する。
れる端子一端部と1次巻線との間に位置しているから、
トランスにおいて重要な両者間の絶縁性が向上する。
さらに、上記端子の中央部を巻枠に固定し、その端子
の他端部に上記入力コードの端線を巻き付けるものとす
れば、端子の一端部と他端部とに1次巻線の端線と入力
コードの端線とが分離して巻き付けられることになるの
で、巻付け作業に伴う端子の曲げや半田付けに伴う過熱
によって、先に巻付け接続されていた端線が断線したり
接続不良になるといった不具合を回避できる。
の他端部に上記入力コードの端線を巻き付けるものとす
れば、端子の一端部と他端部とに1次巻線の端線と入力
コードの端線とが分離して巻き付けられることになるの
で、巻付け作業に伴う端子の曲げや半田付けに伴う過熱
によって、先に巻付け接続されていた端線が断線したり
接続不良になるといった不具合を回避できる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図面にしたがって説明す
る。
る。
第1図はトランス11の要部を示す縦断面図、第2図は
その要部の分解斜視図、第3図はそのトランス11が適用
されたACアダプタの概要を示す縦断面図である。
その要部の分解斜視図、第3図はそのトランス11が適用
されたACアダプタの概要を示す縦断面図である。
このトランス11では、巻枠12における1次巻線13側の
つば部12aの外面側にL字状に加工された1対の端子17,
17が固定されている。
つば部12aの外面側にL字状に加工された1対の端子17,
17が固定されている。
上記各端子17は、第2図に示すように、水平片21とそ
の後端側で折り曲げられた垂直片22とからなり、水平片
21および垂直片22の各先端側はT字状に加工され、水平
片21の基端側には先端側よりも幅広の取付け片部21aが
形成され、その取付け片部21aの両側には抜止め用鋸歯2
1bが形成されている。
の後端側で折り曲げられた垂直片22とからなり、水平片
21および垂直片22の各先端側はT字状に加工され、水平
片21の基端側には先端側よりも幅広の取付け片部21aが
形成され、その取付け片部21aの両側には抜止め用鋸歯2
1bが形成されている。
また、上記巻枠12のつば部12aの外面側には、1対の
端子装着溝23,23が1次巻線13の内周側から外周側へ向
けて並設されており、それらの各端子装着溝23に上記各
端子17が装着される。すなわち、端子17は、その垂直片
22側を上記端子装着溝23に向けた姿勢で、外周側から差
し込むことによって、端子装着溝23に装着される。この
とき、端子17の垂直片22は端子装着溝23の上部開口のた
めに突出状態のままでの差込みが許容される。また、差
し込まれる取付け片部21aの両側の抜止め用鋸歯21bが端
子装着溝23の両側壁に噛合する結果、端子17は端子装着
溝23に固定される。この固定状態のもとで、端子17の水
平片21の先端部は端子装着溝23の先端側で巻枠12のつば
部12aから水平に突出し、垂直片22の先端部は端子装着
溝23の後部側で巻枠12のつば部12aから垂直に突出す
る。
端子装着溝23,23が1次巻線13の内周側から外周側へ向
けて並設されており、それらの各端子装着溝23に上記各
端子17が装着される。すなわち、端子17は、その垂直片
22側を上記端子装着溝23に向けた姿勢で、外周側から差
し込むことによって、端子装着溝23に装着される。この
とき、端子17の垂直片22は端子装着溝23の上部開口のた
めに突出状態のままでの差込みが許容される。また、差
し込まれる取付け片部21aの両側の抜止め用鋸歯21bが端
子装着溝23の両側壁に噛合する結果、端子17は端子装着
溝23に固定される。この固定状態のもとで、端子17の水
平片21の先端部は端子装着溝23の先端側で巻枠12のつば
部12aから水平に突出し、垂直片22の先端部は端子装着
溝23の後部側で巻枠12のつば部12aから垂直に突出す
る。
これら各端子17の垂直片22には1次巻線13の各端線13
aがそれぞれ巻き付けられ、さらに半田付けされる。こ
の端子17はたとえば全体を水平片とし、上記端子装着溝
23に代わる端子装着穴(上方に開口していない貫通穴)
に装着した後に、上記垂直片22に相当する部分を折り曲
げて垂直に起こしてもよいが、この実施例のように予め
L字状とした端子17を端子装着溝23に装着する場合に
は、巻枠12のつば部12a外面側に上記折曲げ処理のため
の空間を確保する必要がないので有利である。
aがそれぞれ巻き付けられ、さらに半田付けされる。こ
の端子17はたとえば全体を水平片とし、上記端子装着溝
23に代わる端子装着穴(上方に開口していない貫通穴)
に装着した後に、上記垂直片22に相当する部分を折り曲
げて垂直に起こしてもよいが、この実施例のように予め
L字状とした端子17を端子装着溝23に装着する場合に
は、巻枠12のつば部12a外面側に上記折曲げ処理のため
の空間を確保する必要がないので有利である。
なお、巻枠12の上記つば部12aは第2図に示すように
櫛歯状に形成されており、その櫛歯の隙間から端子17の
垂直片22に巻き付ける2次巻線13の端線13aが引き出さ
れる。
櫛歯状に形成されており、その櫛歯の隙間から端子17の
垂直片22に巻き付ける2次巻線13の端線13aが引き出さ
れる。
巻枠12のつば部12aの外面側には、上記端子17とは別
に、上記1対の端子17,17間に回路素子などを接続する
ときの中継部材となる接続ピン24も水平に突設されてい
る。
に、上記1対の端子17,17間に回路素子などを接続する
ときの中継部材となる接続ピン24も水平に突設されてい
る。
上記1次巻線13の胴部には、第1図に示すように、ポ
リエステルフィルムなどからなる外装絶縁テープ9が巻
きつけられる。
リエステルフィルムなどからなる外装絶縁テープ9が巻
きつけられる。
この後、絶縁材料からなる固定板15が、上記各端子17
に係止することによって巻枠12のつば部12aの先端側に
取り付けられる。
に係止することによって巻枠12のつば部12aの先端側に
取り付けられる。
すなわち、上記固定板15はACコード16の端線16a近傍
の被覆部を固定するための部材であって、上記各端子17
に係止する1対の端子係止孔25,25、ACコード16を固定
するバンド20を差し込むためのバンド挿通孔26、および
上記接続ピン24を差し込むためのピンン挿通孔27がそれ
ぞれ形成されている。その各端子係止孔25には巻枠12側
に固定された対応する端子17の水平片21の先端部が貫通
し、この状態で固定板15は端子17の水平片21の先端側に
係止される。同時に、巻枠12側の接続ピン24が固定板15
のピン挿通孔27に差し込まれる。この接続ピン24と上記
端子17による係止とによって、固定板15は巻枠12のつば
部12aの先端側に保持される。
の被覆部を固定するための部材であって、上記各端子17
に係止する1対の端子係止孔25,25、ACコード16を固定
するバンド20を差し込むためのバンド挿通孔26、および
上記接続ピン24を差し込むためのピンン挿通孔27がそれ
ぞれ形成されている。その各端子係止孔25には巻枠12側
に固定された対応する端子17の水平片21の先端部が貫通
し、この状態で固定板15は端子17の水平片21の先端側に
係止される。同時に、巻枠12側の接続ピン24が固定板15
のピン挿通孔27に差し込まれる。この接続ピン24と上記
端子17による係止とによって、固定板15は巻枠12のつば
部12aの先端側に保持される。
上記各端子係止孔25を貫通して固定板15の前面側に突
出する各端子17の水平片21の先端部には、ACコード16の
各端線16aがそれぞれ巻き付けられ、さらに半田付けさ
れる。これによって、ACコード16は上記端子17を中継部
材として1次巻線13に電気的に接続されることになる。
この場合、端子17の水平片21の先端部におけるACコード
16の接続箇所、つまりACコード16の巻き付けられた端線
16aは、その端子17から固定板15が抜け落ちるのを阻止
する役割を担うことになるので、固定板15の端子17への
係止は一層確実なものとなる。
出する各端子17の水平片21の先端部には、ACコード16の
各端線16aがそれぞれ巻き付けられ、さらに半田付けさ
れる。これによって、ACコード16は上記端子17を中継部
材として1次巻線13に電気的に接続されることになる。
この場合、端子17の水平片21の先端部におけるACコード
16の接続箇所、つまりACコード16の巻き付けられた端線
16aは、その端子17から固定板15が抜け落ちるのを阻止
する役割を担うことになるので、固定板15の端子17への
係止は一層確実なものとなる。
ACコード16を固定するバンド20はたとえば軟質樹脂な
どを素材としたものであって、第2図に示すように、帯
片20aの一端にその帯片20aの他端側を挿入して止着する
筒部20bを一体に形成して構成されている。このバンド2
0の帯片20aを上記固定板15の前面側から1対のバンド挿
通孔26,26の一方に差し込み、さらにその帯片20aを固定
板15の裏面側から他方のバンド挿通孔26に差し込み、AC
コード16の1つの端線被覆部を抱き込んだ状態のもとで
上記帯片20aを筒部20bに挿入することによって、バンド
20によるACコード16の固定板15への固定が図られる。
どを素材としたものであって、第2図に示すように、帯
片20aの一端にその帯片20aの他端側を挿入して止着する
筒部20bを一体に形成して構成されている。このバンド2
0の帯片20aを上記固定板15の前面側から1対のバンド挿
通孔26,26の一方に差し込み、さらにその帯片20aを固定
板15の裏面側から他方のバンド挿通孔26に差し込み、AC
コード16の1つの端線被覆部を抱き込んだ状態のもとで
上記帯片20aを筒部20bに挿入することによって、バンド
20によるACコード16の固定板15への固定が図られる。
なお、ACコード16を固定板15に固定する固定具として
は、上記構成のバンド20に限らず、第4図に斜視図で示
すように、前後に別々の抱持片30a,30bを持つ金属板か
らなるバンド30を用いてもよい。すなわち、第4図に示
すバンド30は、上下に分岐して後方に突出する1対の抱
持片30aと、左右に分岐して前方に突出する1対の抱持
片30bとを一体に形成したものである。この場合、固定
板15には、第4図に示すように、上記抱持片30aを差し
込むための横長の挿通孔36を1つのバンド30に対して1
対あて形成しておき、この挿通孔36に固定板15の前面側
から差し込んだバンド30の抱持片30aを裏面側で折り曲
げることによってバンド30の固定板15への固定を図り、
さらに前方に突出する抱持片30bを折り曲げてACコード1
6の1つの端線被覆部を抱持することによって、固定板1
5へのACコード16の固定が可能となる。
は、上記構成のバンド20に限らず、第4図に斜視図で示
すように、前後に別々の抱持片30a,30bを持つ金属板か
らなるバンド30を用いてもよい。すなわち、第4図に示
すバンド30は、上下に分岐して後方に突出する1対の抱
持片30aと、左右に分岐して前方に突出する1対の抱持
片30bとを一体に形成したものである。この場合、固定
板15には、第4図に示すように、上記抱持片30aを差し
込むための横長の挿通孔36を1つのバンド30に対して1
対あて形成しておき、この挿通孔36に固定板15の前面側
から差し込んだバンド30の抱持片30aを裏面側で折り曲
げることによってバンド30の固定板15への固定を図り、
さらに前方に突出する抱持片30bを折り曲げてACコード1
6の1つの端線被覆部を抱持することによって、固定板1
5へのACコード16の固定が可能となる。
このように構成されたトランス11は、第3図に示すよ
うに、ACアダプタのケース40内に、そのACアダプタを構
成する他の回路基板41などとともに装着される。
うに、ACアダプタのケース40内に、そのACアダプタを構
成する他の回路基板41などとともに装着される。
上記ケース40は上ケース部材40aと下ケース部材40bと
からなり、ビス42でこれらのケース部材40a,40bを連結
することによって一体化されている。トランス11には、
上記構成のほかコア43や2次巻線44が含まれ、2次巻線
44の端線は上記回路基板41に電気的に接続されている。
また、上述したACコード16はケース40の一部に設けられ
たコード挿通穴45を介してケース40外に引き出される。
からなり、ビス42でこれらのケース部材40a,40bを連結
することによって一体化されている。トランス11には、
上記構成のほかコア43や2次巻線44が含まれ、2次巻線
44の端線は上記回路基板41に電気的に接続されている。
また、上述したACコード16はケース40の一部に設けられ
たコード挿通穴45を介してケース40外に引き出される。
上記構成において、1次巻線13とACコード16とを中継
する端子17が巻枠12に直接固定されているため位置ずれ
しない。したがって、この端子17に接続される1次巻線
13およびACコード16の断線、接続不良の発生が低減され
ることになる。
する端子17が巻枠12に直接固定されているため位置ずれ
しない。したがって、この端子17に接続される1次巻線
13およびACコード16の断線、接続不良の発生が低減され
ることになる。
また、巻枠12に予め端子17を固定しておく構成である
ため、1次巻線13を自動巻線機で巻枠12に巻き付ける
際、その1次巻線13の端線13aを端子17に巻き付ける
(からげる)作業も自動巻線機で行うことができるの
で、トランス組立ての自動化率が向上する。
ため、1次巻線13を自動巻線機で巻枠12に巻き付ける
際、その1次巻線13の端線13aを端子17に巻き付ける
(からげる)作業も自動巻線機で行うことができるの
で、トランス組立ての自動化率が向上する。
さらに、端子17の垂直片22の先端部と水平片21の先端
部とに分離して、1次巻線13の端線13aとACコード16の
端線16aとが1つの端子17に接続される構成であるた
め、1次巻線13の接続後にACコード16の接続作業が行わ
れるときでも、その作業で1次巻線13の接続部に曲げや
過熱が生じることがなく、それに伴って断線や接続不良
を起こすことがない。
部とに分離して、1次巻線13の端線13aとACコード16の
端線16aとが1つの端子17に接続される構成であるた
め、1次巻線13の接続後にACコード16の接続作業が行わ
れるときでも、その作業で1次巻線13の接続部に曲げや
過熱が生じることがなく、それに伴って断線や接続不良
を起こすことがない。
また、バンド20によってACコード16が位置決めされる
固定板15は、巻枠12に固定されている端子17に係止され
た状態で保持される構造であるため、その保持が確実と
なる。その結果、ACコード16の端線16aは、万一端子17
から外れても、バンド20によって固定板15に固定されて
いるので、ACコード16の端子17に対する位置は何等変化
することがなく、ACコード16の端線16aが1次巻線13な
どに触れるといった事故を完全に防止できる。
固定板15は、巻枠12に固定されている端子17に係止され
た状態で保持される構造であるため、その保持が確実と
なる。その結果、ACコード16の端線16aは、万一端子17
から外れても、バンド20によって固定板15に固定されて
いるので、ACコード16の端子17に対する位置は何等変化
することがなく、ACコード16の端線16aが1次巻線13な
どに触れるといった事故を完全に防止できる。
また、電気絶縁性の固定板15が、巻枠12のつば部12a
から突出する端子17の水平片21の先端部と1次巻線13と
の間に位置しているから、トランスにおいて重要な両者
間の絶縁性が向上する。
から突出する端子17の水平片21の先端部と1次巻線13と
の間に位置しているから、トランスにおいて重要な両者
間の絶縁性が向上する。
[考案の効果] 上述のとおり、この考案によれば、端子が巻枠に固定
されるのでその保持が確実となり、端子に巻き付けられ
る1次巻線および入力コードの端線での断線や接続不良
を防止できる。また、巻枠に1次巻線を巻き付ける工程
の自動化の一環として、1次巻線の端線の端子への巻付
けも自動化でき、トランス組立てにおける自動化率を向
上させることができる。
されるのでその保持が確実となり、端子に巻き付けられ
る1次巻線および入力コードの端線での断線や接続不良
を防止できる。また、巻枠に1次巻線を巻き付ける工程
の自動化の一環として、1次巻線の端線の端子への巻付
けも自動化でき、トランス組立てにおける自動化率を向
上させることができる。
また、固定具によって入力コードが固定される固定板
は、その係止孔に上記端子の一端部を貫通させた状態で
端子に係止されているので、この固定板の保持が確実と
なる。その結果、入力コードの保持も確実となる。しか
も、電気絶縁性の固定板が、入力コードが接続される端
子一端部と1次巻線との間に位置しているから、トラン
スにおいて重要な両者間の絶縁性が向上する。
は、その係止孔に上記端子の一端部を貫通させた状態で
端子に係止されているので、この固定板の保持が確実と
なる。その結果、入力コードの保持も確実となる。しか
も、電気絶縁性の固定板が、入力コードが接続される端
子一端部と1次巻線との間に位置しているから、トラン
スにおいて重要な両者間の絶縁性が向上する。
さらに、上記端子の中央部を巻枠に固定し、その端子
の他端部に上記入力コードの端線を巻き付けるものとす
れば、端子の一端部と他端部とに1次巻線の端線と入力
コードの端線とが分離して巻き付けられることになるの
で、巻付け作業に伴って先に巻付け接続されていた端線
が断線したり接続不良になるといった不具合を回避でき
る利点がある。
の他端部に上記入力コードの端線を巻き付けるものとす
れば、端子の一端部と他端部とに1次巻線の端線と入力
コードの端線とが分離して巻き付けられることになるの
で、巻付け作業に伴って先に巻付け接続されていた端線
が断線したり接続不良になるといった不具合を回避でき
る利点がある。
第1図はこの考案の一実施例を示す要部の縦断面図、第
2図はその要部の分解斜視図、第3図はその実施例が適
用されたACアダプタを示す縦断面図、第4図はその実施
例におけるバンドの変形例を示す分解斜視図、第5図は
従来例の要部を示す縦断面図である。 11……トランス、12……巻枠、13……1次巻線、13a,16
a……端線、15……固定板、16……ACコード、17……端
子、20,30……バンド。
2図はその要部の分解斜視図、第3図はその実施例が適
用されたACアダプタを示す縦断面図、第4図はその実施
例におけるバンドの変形例を示す分解斜視図、第5図は
従来例の要部を示す縦断面図である。 11……トランス、12……巻枠、13……1次巻線、13a,16
a……端線、15……固定板、16……ACコード、17……端
子、20,30……バンド。
Claims (2)
- 【請求項1】1次巻線に接続される端子が巻枠に固定さ
れ、電気絶縁性の固定板が、この固定板に設けた係止孔
に上記端子の一端部を貫通させた状態で端子に係止され
て、上記一端部と巻線との間に位置し、上記一端部に入
力コードの端線が巻き付けられ、上記固定板に、固定具
によって上記入力コードが固定されてなるトランス。 - 【請求項2】請求項1において、端子の中央部が巻枠に
固定され、端子の他端部に1次巻線の端線が巻き付けら
れているトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048690U JP2510854Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048690U JP2510854Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438015U JPH0438015U (ja) | 1992-03-31 |
JP2510854Y2 true JP2510854Y2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=31625592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048690U Expired - Lifetime JP2510854Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510854Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3631336B2 (ja) * | 1996-09-06 | 2005-03-23 | オリンパス株式会社 | 内視鏡位置検出用コイル装置 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP8048690U patent/JP2510854Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438015U (ja) | 1992-03-31 |
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