JP2510826Y2 - グリップ付き懸吊具 - Google Patents

グリップ付き懸吊具

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JP2510826Y2
JP2510826Y2 JP2769690U JP2769690U JP2510826Y2 JP 2510826 Y2 JP2510826 Y2 JP 2510826Y2 JP 2769690 U JP2769690 U JP 2769690U JP 2769690 U JP2769690 U JP 2769690U JP 2510826 Y2 JP2510826 Y2 JP 2510826Y2
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grip
suspension
casing
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rail
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JP2769690U
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Inventor
秀夫 荒川
Original Assignee
荒川技研工業株式会社
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)
  • Display Racks (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、棚板,ディスプレー,パネル,額,ハンガ
ーその他インテリア用構造体を店頭、家庭,展示場など
に陳列装備するためレール又は細長いフレームなど被装
着体で簡単に任意の位置に位置決めが可能なグリップ付
き懸吊具に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、室内或いは陳列窓等に、物品を載せるための
棚を設ける場合や、洋服などを吊して陳列する場合など
において、陳列効果や、スペース効果をあげるため、ま
た物品が変わった場合の配置変更などのために、棚板の
高さや、洋服などの物品を吊す位置,高さなどを任意に
選ぶことが容易であることが要求される。
〔考案が解決しようとする課題〕
この金具には従来ではフックや穴あきブラケット,取
付ロッド,或いは取付螺杆が用いられるが段階的な変更
が多く無段階に移動調節することができない不便があっ
た。
このため最近ではチャック部材を備えたホルダーの受
具でレールに嵌挿したスライダをもって摺動できるよう
にしたことが試みられているが、レールに装着取付け,
取外しするのにレール末端より挿入,挿脱しなければな
らず、その脱着操作や修正も面倒であるばかりか取扱上
きわめて不便で、しかも固定保持化ができないなどの問
題があった。
本考案は、この従来の問題点を解決し、取扱い容易で
懸吊物品の設定並びに位置調整も簡単に可能であり、固
定化状態でも配備できかつ交換作業も楽にでき、その定
着性を向上させて著しく安全性を高められるグリップ付
き懸吊具を構成簡単で安価に提供することを目的とした
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、一端に係止爪部1を、他端におねじ部材2
を設けたグリップ基体3に対向して一端に係止爪部11
設けたグリップ揺動体4をピン5で枢着し、前記おねじ
部材2を螺合するめねじ部6を中程に備えた中空筒状の
ケーシング7の下方側に懸吊部材8を設け、かつ上方側
には前記グリップ基体3をめねじ部6に螺合,係脱自在
に配備すると共に、該グリップ基体3を前記めねじ部6
側に付勢するばね9を内装したことを特徴とするグリッ
プ付き懸吊具である。
〔作用〕
本考案の懸吊具では、物品BをレールAに定着するの
にケーシング7から係止爪部1,11のあるグリップ基体3
とグリップ揺動体4とを引き出し、ケーシング7の端縁
位置にピン5を持ち上げるとグリップ揺動体4が回動で
き、係止爪部1,11の間を開けてレールに掛け入れでき、
ケーシング7をレールAに対して押圧するとケーシング
7内にグリップ基体3とグリップ揺動体4とが押し込ま
れ係止爪部1,11を接近させてレールAに仮止め状態が維
持できる。さらにケーシング7を廻すとおねじ部材2が
めねじ部6上に移動してグリップ基体3及びグリップ揺
動体4をケーシング7内に引き込み係止爪部間を固定化
でき、さらにケーシング7の上端縁がレールに圧接され
て固着化ができる。一方、レールA上にケーシング7を
移動させるのにはケーシング7の上端縁をレール下面よ
り離れた状態に戻せば係止爪部をグリップ状態を維持し
たままで移動が可能であり、さらに取り外しでは前記と
逆の手順で係止爪部1,11をレールAから外して行えばよ
く、ケーシング7に備えた懸吊部材8に直接又はワイヤ
Wを介して物品Bを支持して懸吊維持できる。
〔実施例〕
第1図乃至第5図の具体例では棚板又はパネルなどの
物品BをレールA又はフレームに装着して配備する際に
グリップ付き懸吊具を介して行われる。この場合、一端
に係止爪部1を、他端におねじ部材2を設けたグリップ
基体3に対向して一端に係止爪部11を設けたグリップ揺
動体4を支軸となるピン5で枢着し、前記おねじ部材2
を螺合するめねじ部6を中程に備えた中空筒状のケーシ
ング7の下方側に懸吊部材8を設け、かつ上方側には前
記グリップ基体3をめねじ部6に螺合,係脱自在に配備
すると共に、該グリップ基体3を前記めねじ部6側に付
勢するばね9を内装してグリップ付き懸吊具としてあ
る。
前記ピン5としては、管体を用い、その一端に突没自
在にボール51をばね部材52で付勢して備えたもので、ボ
ール51が突出すればケーシング端縁に引掛かりグリップ
基体3及びグリップ揺動体4の突出仮止めができるよう
にしてある。
また、前記ケーシング7の懸吊部材8としては、ワイ
ヤWを挿通しうる中空筒状のスリーブ11と、該スリーブ
11に挿通するワイヤWを拘束または自由とするボール12
とを内設するホルダー13と、このボール12をホルダー13
内に形成したテーパー面131に圧接するように前記スリ
ーブ11を付勢するバネ部材16とからなるワイヤグリップ
体を用いてワイヤWの脱着が容易に行われるようにして
あるが、物品の吊り下げ用のフック81又はリング部材82
を、前記ケーシング7に嵌挿支持又は一体に備えたもの
を用いたり、或いは前記懸吊部材8が、中空筒状部材で
あって、一端にワイヤ挿通孔10を備えたもので、結び玉
20のあるワイヤWを嵌挿配備して用いるようにすること
もできるし、挿通孔10のないキャップ体を装備してフロ
ワーでの体裁バランスを保つようにすることも可能であ
る。
しかして、物品BをレールAに吊り下げたりするのに
懸吊具とし用いられるが、ケーシング7を下方に下げて
グリップ基体3及びグリップ揺動体4をケーシング外に
飛び出させピン5を露出させておくとグリップ揺動体4
がピン5を中心として回動できて、係止爪部1,11の間を
開けレールAに係止爪部1を引っ掛けてからケーシング
7を押し上げるとグリップ基体3及びグリップ揺動体4
がケーシング7中に押し込まれ対面する係止爪部1,11
接近してレールAに仮止め状態を保つ。次でケーシング
7を廻し込むとおねじ部2が挿入されてグリップ基体3
及びグリップ揺動体4をケーシング内に引き込み、挟持
状態を保持し係止爪部1,11は開かなくなりケーシング7
はレールAから外れない。
さらに、ケーシング7を廻し込むとケーシング7の端
面がレール下面に当接されてレール上に固定ロック化が
可能となり、ケーシング7に備えた懸吊部材8にワイヤ
を介して、或いは直接物品を取付け,吊り下げ陳列或い
は展示することができる。
一方、懸吊部材8のあるケーシング7をレールAから
取り外すには、前記と逆の手順を行えばいいが、固定状
態のケーシング7を下方に引っ張り下げながら廻してグ
リップ基体3及びグリップ揺動体4との連結状態を変え
ることで係止爪部1,11を開くようにして簡単にレールA
から懸吊部材8を外すことが可能である。
図中15はバネ座でホルダー13に螺合される。17はテフ
ロンリング又は金属リングで必要に応じケーシングに内
装される。18はキャップでケーシング7の一端に螺合さ
れ、ばね9及びグリップ体を封入する。19は止めリン
グ、21はおねじ部2の取付片、22は止め座、23は詰め栓
である。
第6図では懸吊部材8をフック81とした例であり、第
7図はリング部材82としてケーシング7に直接螺合また
はナットにより回動自在に吊下したものである。また第
8図例のようにワイヤ挿通孔10に端部に球体をカシメ固
着したワイヤWをリング17を介して吊垂配備する掛け具
として用いたものである。
〔考案の効果〕 本考案は、一端に係止爪部を、他端におねじ部材を設
けたグリップ基体に対向して一端に係止爪部を設けたグ
リップ揺動体をピンで枢着し、前記おねじ部材を螺合す
るめねじ部を中程に備えた中空筒状のケーシングの下方
側に懸吊部材を設け、かつ上方側には前記グリップ基体
をめねじ部に螺合,係脱自在に配備すると共に、該グリ
ップ基体を前記めねじ部側に付勢するばねを内装したこ
とにより、物品を壁面などの取付面にあるレールに対し
て取り付ける際に設置の処理が容易にでき、懸吊部材を
ワンタッチでレールに着脱できるので、その取り付け,
取り外し作業が極めて簡易で迅速にでき作業性を大幅に
向上し、互換性も良好であり、しかも物品の吊垂状態の
こじれに対してもケーシングが固定化されているため、
安全な押えとなって懸吊具の定着維持も容易で安全性を
増し位置の調整も広範囲に可能で陳列が適確且つ安全に
でき周囲の美徳をも損なわない体裁良好で汎用性にも富
むなどの実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は一作動状態の縦断面図、第3図は第1図I−I線に
おける切断平面図、第4図はピン部の拡大縦断面図、第
5図は使用状態の側面図、第6図乃至第8図は懸吊部材
の他の実施例を示し、第6図および第7図はそれぞれ正
面図、第8図は縦断面図である。 1,11……係止爪部、2……おねじ部材、3……グリップ
基体、4……グリップ揺動体、5……ピン、6……めね
じ部、7……ケーシング、8……懸吊部材、81……フッ
ク、82……リング部材、9……ばね、10……ワイヤ挿通
孔、11……スリーブ、12……ボール、13……ホルダー、
131……テーパー面、16……バネ部材。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に係止爪部(1)を、他端におねじ部
    材(2)を設けたグリップ基体(3)に対向して一端に
    係止爪部(11)を設けたグリップ摺動体(4)をピン
    (5)で枢着し、前記おねじ部材(2)を螺合するめね
    じ部(6)を中程に備えた中空筒状のケーシング(7)
    の下方側に懸吊部材(8)を設け、かつ上方側には前記
    グリップ基体(3)をめねじ部(6)に螺合,係脱自在
    に配備すると共に、該グリップ基体(3)を前記めねじ
    部(6)側に付勢するばね(9)を内装したことを特徴
    とするグリップ付き懸吊具。
  2. 【請求項2】前記ピン(5)が、管体であって、一端に
    突没自在にボール(51)をばね部材(52)で付勢して備
    えたものである請求項1記載の懸吊具。
  3. 【請求項3】前記ケーシング(7)の懸吊部材(8)
    が、ワイヤ(W)を挿通しうる中空筒状のスリーブ(1
    1)と、該スリーブ(11)に挿通するワイヤ(W)を拘
    束または自由とするボール(12)とを内設するホルダー
    (13)と、このボール(12)をホルダー(13)内に形成
    したテーパー面(131)に圧接するように前記スリーブ
    (11)を付勢するバネ部材(16)とからなるワイヤグリ
    ップ体である請求項1または2記載の懸吊具。
  4. 【請求項4】前記懸吊部材(8)が、物品の吊り下げ用
    のフック(81)又はリング部材(82)であって、前記ケ
    ーシング(7)に嵌挿支持又は一体に備えた請求項1ま
    たは2記載の懸吊具。
  5. 【請求項5】前記懸吊部材(8)が、端部に球体をカシ
    メ固着したワイヤをリング(17)を介して吊下した請求
    項1または2記載の懸吊具。
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