JP2510506Y2 - 車幅内旋回ショベル - Google Patents
車幅内旋回ショベルInfo
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- JP2510506Y2 JP2510506Y2 JP1989066459U JP6645989U JP2510506Y2 JP 2510506 Y2 JP2510506 Y2 JP 2510506Y2 JP 1989066459 U JP1989066459 U JP 1989066459U JP 6645989 U JP6645989 U JP 6645989U JP 2510506 Y2 JP2510506 Y2 JP 2510506Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、側溝掘削装置を装備した車幅内旋回ショ
ベルに関する。
ベルに関する。
従来の技術 第8図は、車幅内旋回ショベルの側面図である。図に
おいて、1は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部旋
回体2のフロント部に装着した側溝掘削装置、4は側溝
掘削装置3の下側ブーム、5は上側ブーム、6はシリン
ダステー、7はアーム、8はバケット、9はブームシリ
ンダ、10はオフセットシリンダ、11はアームシリンダ、
12はバケットシリンダである。第9図は、車幅内旋回シ
ョベルの作動状態を示す平面図である。図において、13
は側溝掘削装置3の平行ロッド、Aは車幅内旋回ショベ
ルの車幅寸法、Bは市街地などにおける道路幅寸法、CL
は側溝掘削装置3の左最大オフセット量、CRは右最大オ
フセット量、Dはバケット8の口幅寸法である。
おいて、1は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部旋
回体2のフロント部に装着した側溝掘削装置、4は側溝
掘削装置3の下側ブーム、5は上側ブーム、6はシリン
ダステー、7はアーム、8はバケット、9はブームシリ
ンダ、10はオフセットシリンダ、11はアームシリンダ、
12はバケットシリンダである。第9図は、車幅内旋回シ
ョベルの作動状態を示す平面図である。図において、13
は側溝掘削装置3の平行ロッド、Aは車幅内旋回ショベ
ルの車幅寸法、Bは市街地などにおける道路幅寸法、CL
は側溝掘削装置3の左最大オフセット量、CRは右最大オ
フセット量、Dはバケット8の口幅寸法である。
車幅内旋回ショベルは、市街地など狭隘な場所で掘削
作業を行うために、上部旋回体2を車幅内で旋回できる
ように設定され、かつ上部旋回体2のフロント部に平行
リンク式側溝掘削装置3を装着している。そして、側溝
掘削装置3先端部に取付けたバケット8により、上部旋
回体2の前後方向と平行の方向にほぼ車幅範囲(A)内
を掘削できるようにしている。
作業を行うために、上部旋回体2を車幅内で旋回できる
ように設定され、かつ上部旋回体2のフロント部に平行
リンク式側溝掘削装置3を装着している。そして、側溝
掘削装置3先端部に取付けたバケット8により、上部旋
回体2の前後方向と平行の方向にほぼ車幅範囲(A)内
を掘削できるようにしている。
この考案の解決しようとする課題 車幅内旋回ショベルは、市街地などの狭隘な道路で掘
削できる作業を行うことが多い。その場合に第9図のよ
うに、たとえば道路の側端側に電柱イなどの支障物が存
在すれば、車幅内旋回ショベルは道路の偏った部分に位
置するようになる。従来技術の車幅内旋回ショベルが上
記の状態で、道路と平行に掘削作業を行うとき道路の右
端側の部分ロ(ほぼB−Aの範囲の部分)を掘削するこ
とができなかった。
削できる作業を行うことが多い。その場合に第9図のよ
うに、たとえば道路の側端側に電柱イなどの支障物が存
在すれば、車幅内旋回ショベルは道路の偏った部分に位
置するようになる。従来技術の車幅内旋回ショベルが上
記の状態で、道路と平行に掘削作業を行うとき道路の右
端側の部分ロ(ほぼB−Aの範囲の部分)を掘削するこ
とができなかった。
この考案は上記の課題を解決し、側溝掘削装置を最大
揺動操作したとき側溝掘削装置先端部のバケットを車幅
範囲の外側にバケットのほぼ口幅寸法だけ、さらにオフ
セット移動できるようにした車幅内旋回ショベルを提供
することを目的とする。
揺動操作したとき側溝掘削装置先端部のバケットを車幅
範囲の外側にバケットのほぼ口幅寸法だけ、さらにオフ
セット移動できるようにした車幅内旋回ショベルを提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案では、 (1)イ.下部走行体の上部に、車幅内で旋回できるよ
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装置先
端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方向と
平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにした車
幅内旋回ショベルにおいて、 ロ.バケットをオフセット移動させることにより可能で
ある幅方向の掘削範囲を、車幅範囲よりさらに左右の外
側にバケットのぼぼ口幅寸法だけ拡大して設定した。
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装置先
端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方向と
平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにした車
幅内旋回ショベルにおいて、 ロ.バケットをオフセット移動させることにより可能で
ある幅方向の掘削範囲を、車幅範囲よりさらに左右の外
側にバケットのぼぼ口幅寸法だけ拡大して設定した。
(2)イ.下部走行体の上部に、車幅内で旋回できるよ
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装
置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方
向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにし
た車幅内旋回ショベルにおいて、 ロ.上記バケットが車幅範囲内にあるか車幅範囲外にあ
るかを検知する検知手段を設けた。
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装
置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方
向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにし
た車幅内旋回ショベルにおいて、 ロ.上記バケットが車幅範囲内にあるか車幅範囲外にあ
るかを検知する検知手段を設けた。
(3)イ.下部走行体の上部に、車幅内で旋回できるよ
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装
置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方
向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにす
るとともに、さらに上記バケットを車幅範囲の外側にオ
フセット移動できるようにした車幅内旋回ショベルにお
いて、 ロ.バケットの揺動範囲を車幅範囲内におさめる制限手
段を設けた。
うに上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント部
に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上側
ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式側
溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削装
置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後方
向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるようにす
るとともに、さらに上記バケットを車幅範囲の外側にオ
フセット移動できるようにした車幅内旋回ショベルにお
いて、 ロ.バケットの揺動範囲を車幅範囲内におさめる制限手
段を設けた。
作用 (1)イ.側溝掘削装置のオフセットシリンダを、縮小
時状態より設定伸長時長さSまでの範囲において作動さ
せたときに掘削作業を行うと、車幅範囲内の掘削ができ
る。
時状態より設定伸長時長さSまでの範囲において作動さ
せたときに掘削作業を行うと、車幅範囲内の掘削ができ
る。
ロ.上記イ項におけるオフセットシリンダを、設定伸長
時長さSよりさらに大きく伸長作動させて、最大伸長時
長さをSとする。オフセットシリンダを最大伸長時長さ
Sにしたときには、側溝掘削装置の上側ブームの揺動角
度θは最大となり、バケットは車幅範囲の外側に、バケ
ットのほぼ口幅寸法だけ、さらにオフセット移動する。
それにより、所要に応じて車幅範囲より外側の部分を、
バケットのほぼ口幅寸法だけ掘削することができる。
時長さSよりさらに大きく伸長作動させて、最大伸長時
長さをSとする。オフセットシリンダを最大伸長時長さ
Sにしたときには、側溝掘削装置の上側ブームの揺動角
度θは最大となり、バケットは車幅範囲の外側に、バケ
ットのほぼ口幅寸法だけ、さらにオフセット移動する。
それにより、所要に応じて車幅範囲より外側の部分を、
バケットのほぼ口幅寸法だけ掘削することができる。
(2)イ.側溝掘削装置のオフセットシリンダを、縮小
時状態より設定伸長時長さSまでの範囲内において位置
させているときには、検知器としてのリミットスイッチ
が作動しない。しかしオフセットシリンダを伸長操作し
て、その伸長長さがSに達すると、上記リミットスイッ
チが作動し、信号ランプは点灯する。そしてその信号ラ
ンプは、オフセットシリンダが設定伸長状態より最大伸
長状態の範囲内にあるときに、点灯を持続する。
時状態より設定伸長時長さSまでの範囲内において位置
させているときには、検知器としてのリミットスイッチ
が作動しない。しかしオフセットシリンダを伸長操作し
て、その伸長長さがSに達すると、上記リミットスイッ
チが作動し、信号ランプは点灯する。そしてその信号ラ
ンプは、オフセットシリンダが設定伸長状態より最大伸
長状態の範囲内にあるときに、点灯を持続する。
ロ.上記イ項により、車幅内旋回ショベルが車幅範囲内
を掘削しているときには上記信号ランプが消灯し、車幅
範囲外を掘削しているときには点灯する。それにより運
転者は、上記信号ランプの点灯を認知することにより、
車幅範囲外を掘削できる状態であることを知ることがで
きる。
を掘削しているときには上記信号ランプが消灯し、車幅
範囲外を掘削しているときには点灯する。それにより運
転者は、上記信号ランプの点灯を認知することにより、
車幅範囲外を掘削できる状態であることを知ることがで
きる。
(3)イ.オフセットシリンダを縮小時状態より設定伸
長時長さSまでの範囲に作動させているときには車幅範
囲内の掘削を可能とし、上記オフセットシリンダを設定
伸長時長さSよりさらに大きく伸長作動させることによ
り車幅範囲外の掘削もできるようにした側溝掘削装置に
おいて、オフセットシリンダが設定伸長時長さSより大
きく伸長作動できないように、その制限手段としてオフ
セットシリンダに対するストッパ部材を設けた。
長時長さSまでの範囲に作動させているときには車幅範
囲内の掘削を可能とし、上記オフセットシリンダを設定
伸長時長さSよりさらに大きく伸長作動させることによ
り車幅範囲外の掘削もできるようにした側溝掘削装置に
おいて、オフセットシリンダが設定伸長時長さSより大
きく伸長作動できないように、その制限手段としてオフ
セットシリンダに対するストッパ部材を設けた。
ロ.上記イ項により、オフセットシリンダは設定伸長時
長さSより大きく伸長作動いないので、車幅範囲だけを
掘削することができる。
長さSより大きく伸長作動いないので、車幅範囲だけを
掘削することができる。
ハ.車幅内旋回ショベルが車幅範囲外を掘削する必要が
発生したときには、上記ストッパ部材を取外す。オフセ
ットシリンダの最大伸長時長さSまで伸長作動させるこ
とができるので、車幅範囲外を掘削することが可能とな
る。
発生したときには、上記ストッパ部材を取外す。オフセ
ットシリンダの最大伸長時長さSまで伸長作動させるこ
とができるので、車幅範囲外を掘削することが可能とな
る。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
(1)第1図は、この考案にかかる請求項第1項車幅内
旋回ショベルの作動状態を示す平面図である。図におい
て、従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては
同符号を付す。14は側溝掘削装置である。第2図は、第
1図のE部詳細図である。図において、15は側溝掘削装
置14のオフセットシリンダである。
旋回ショベルの作動状態を示す平面図である。図におい
て、従来技術と同一構成要素を使用するものに対しては
同符号を付す。14は側溝掘削装置である。第2図は、第
1図のE部詳細図である。図において、15は側溝掘削装
置14のオフセットシリンダである。
次に、この考案にかかる請求項第1項車幅内旋回ショ
ベルの構成を第1図および第2図について述べる。側溝
掘削装置14は最大揺動操作したとき、側溝掘削装置14先
端部のバケット8を車幅範囲(A)の外側に、バケット
8の口幅寸法D′だけ、さらにオフセット移動できるよ
うに構成した。
ベルの構成を第1図および第2図について述べる。側溝
掘削装置14は最大揺動操作したとき、側溝掘削装置14先
端部のバケット8を車幅範囲(A)の外側に、バケット
8の口幅寸法D′だけ、さらにオフセット移動できるよ
うに構成した。
次に、この考案にかかる請求項第1項車幅内旋回ショ
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置14のオフ
セットシリンダ15を、縮小時状態より設定伸長時長さS
までの範囲において作動させたときに掘削作業を行う
と、車幅範囲(A)内の掘削ができる。そして上記オフ
セットシリンダ15を、設定伸長時長さSよりさらに大き
く伸長作動させて、最大伸長時長さSとする。オフセッ
トシリンダ15を最大伸長時長さSにしたときには、上側
ブーム5の揺動角度θは最大となり、バケット8は車幅
範囲(A)の外側に、バケット8のほぼ口幅寸法D′だ
け、さらにオフセット移動する。それにより、所要に応
じて車幅範囲(A)より外側の部分を、バケット8のほ
ぼ口幅寸法D′だけ掘削することができる。
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置14のオフ
セットシリンダ15を、縮小時状態より設定伸長時長さS
までの範囲において作動させたときに掘削作業を行う
と、車幅範囲(A)内の掘削ができる。そして上記オフ
セットシリンダ15を、設定伸長時長さSよりさらに大き
く伸長作動させて、最大伸長時長さSとする。オフセッ
トシリンダ15を最大伸長時長さSにしたときには、上側
ブーム5の揺動角度θは最大となり、バケット8は車幅
範囲(A)の外側に、バケット8のほぼ口幅寸法D′だ
け、さらにオフセット移動する。それにより、所要に応
じて車幅範囲(A)より外側の部分を、バケット8のほ
ぼ口幅寸法D′だけ掘削することができる。
(2)第3図は、この考案にかかる請求項第2項車幅内
旋回ショベルの側溝掘削装置16の要部平面図である。図
において、17はオフセットシリンダ15の下側に取付けた
プレート部材、18はプレート部材17に設けた検知器とし
てのリミットスイッチ、19は電気回路、20は運転席(図
示はない)付近に設けた信号ランプ、21はリレー、22は
キースイッチ、23は電源である。第4図は、第3図のF
−Fより見た図である。図において、24,25はそれぞれ
ピン、26はオフセットシリンダ15のロッドボス部、27は
リミットスイッチ18の接触子である。第5図は、第4図
のG−Gより見たプレート部材17の平面図である。図に
おいて、28はプレート部材17に形成したピン25移動時用
の長穴部、29はリミットスイッチ18用取付部、30はピン
24用穴部である。
旋回ショベルの側溝掘削装置16の要部平面図である。図
において、17はオフセットシリンダ15の下側に取付けた
プレート部材、18はプレート部材17に設けた検知器とし
てのリミットスイッチ、19は電気回路、20は運転席(図
示はない)付近に設けた信号ランプ、21はリレー、22は
キースイッチ、23は電源である。第4図は、第3図のF
−Fより見た図である。図において、24,25はそれぞれ
ピン、26はオフセットシリンダ15のロッドボス部、27は
リミットスイッチ18の接触子である。第5図は、第4図
のG−Gより見たプレート部材17の平面図である。図に
おいて、28はプレート部材17に形成したピン25移動時用
の長穴部、29はリミットスイッチ18用取付部、30はピン
24用穴部である。
次に、この考案にかかる請求項第2項車幅内旋回ショ
ベルの構成を第3図〜第5図につい述べる。側溝掘削装
置16を揺動操作しているとき、側溝掘削装置16先端部の
バケット8が車幅範囲(A)内にあるか車幅範囲(A)
外にあるかを検知できる検知手段を設けて、構成した。
ベルの構成を第3図〜第5図につい述べる。側溝掘削装
置16を揺動操作しているとき、側溝掘削装置16先端部の
バケット8が車幅範囲(A)内にあるか車幅範囲(A)
外にあるかを検知できる検知手段を設けて、構成した。
次に、この考案にかかる請求項第2項車幅内旋回ショ
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置16のオフ
セットシリンダ15を縮小時状態より設定伸長時長さSま
での範囲内において位置させているときには、検知手段
用検知器としてのリミットスイッチ18がオン作動しな
い。しかしオフセットシリンダ15を伸長操作して、その
伸長長さがSに達すると、上記リミットスイッチ18がオ
ン作動し、信号ランプ20は点灯する。そしてその信号ラ
ンプ20は、オフセットシリンダ15が設定伸長状態(伸長
時長さSの場合)より最大伸長状態(伸長時長さSの場
合)の範囲内にあるときに、点灯を持続する。上記のよ
うにして、車幅内旋回ショベルが車幅範囲(A)内を掘
削しているときには信号ランプ20が消灯し、車幅範囲
(A)外を掘削しているときには点灯する。それにより
運転者は、上記信号ランプ20の点灯を認知することによ
り、車幅範囲(A)外を掘削できる状態であることを知
ることができる。
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置16のオフ
セットシリンダ15を縮小時状態より設定伸長時長さSま
での範囲内において位置させているときには、検知手段
用検知器としてのリミットスイッチ18がオン作動しな
い。しかしオフセットシリンダ15を伸長操作して、その
伸長長さがSに達すると、上記リミットスイッチ18がオ
ン作動し、信号ランプ20は点灯する。そしてその信号ラ
ンプ20は、オフセットシリンダ15が設定伸長状態(伸長
時長さSの場合)より最大伸長状態(伸長時長さSの場
合)の範囲内にあるときに、点灯を持続する。上記のよ
うにして、車幅内旋回ショベルが車幅範囲(A)内を掘
削しているときには信号ランプ20が消灯し、車幅範囲
(A)外を掘削しているときには点灯する。それにより
運転者は、上記信号ランプ20の点灯を認知することによ
り、車幅範囲(A)外を掘削できる状態であることを知
ることができる。
(3)第6図は、この考案にかかる請求項第3項車幅内
旋回ショベルの側溝掘削装置31の要部平面図である。図
において、32はオフセットシリンダ15の下側に取付けた
プレート部材、33はプレート部材32に形成したストッパ
部材取付用穴部である。第7図は、ストッパ部材34を取
付けた状態を示す側溝掘削装置31の要部平面図である。
旋回ショベルの側溝掘削装置31の要部平面図である。図
において、32はオフセットシリンダ15の下側に取付けた
プレート部材、33はプレート部材32に形成したストッパ
部材取付用穴部である。第7図は、ストッパ部材34を取
付けた状態を示す側溝掘削装置31の要部平面図である。
次に、この考案にかかる請求項第3項車幅内旋回ショ
ベルの構成を第6図および第7図について述べる。車幅
範囲(A)内を掘削できるとともにさらに車幅範囲
(A)外を掘削できるようにした車幅内旋回ショベルに
おいて、側溝掘削装置31を揺動操作するとき、側溝掘削
装置31先端部に取付けたバケット8の揺動範囲を車幅範
囲(A)内におさめるように制限手段を設けて、構成し
た。
ベルの構成を第6図および第7図について述べる。車幅
範囲(A)内を掘削できるとともにさらに車幅範囲
(A)外を掘削できるようにした車幅内旋回ショベルに
おいて、側溝掘削装置31を揺動操作するとき、側溝掘削
装置31先端部に取付けたバケット8の揺動範囲を車幅範
囲(A)内におさめるように制限手段を設けて、構成し
た。
次に、この考案にかかる請求項第3項車幅内旋回ショ
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置31では、
その上側ブーム5の揺動角度θを最大にしたときには、
車幅範囲(A)外をも掘削することができる。その場合
のオフセットシリンダ15の最大伸長時長さはSである。
ところがオフセットシリンダ15が設定伸長時長さSより
大きく伸長作動できないように、その制限手段としてス
トッパ部材34を設けた。それによりこの場合には、車幅
内旋回ショベルは車幅範囲(A)内だけを掘削すること
ができる。そして上記車幅内旋回ショベルが車幅範囲
(A)外を掘削する必要が発生したときには、上記スト
ッパ部材34を取外す。そうすると、オフセットシリンダ
15を最大伸長時長さSまで伸長作動させることができる
ので、車幅範囲(A)外を掘削することができる。
ベルの作用機能について述べる。側溝掘削装置31では、
その上側ブーム5の揺動角度θを最大にしたときには、
車幅範囲(A)外をも掘削することができる。その場合
のオフセットシリンダ15の最大伸長時長さはSである。
ところがオフセットシリンダ15が設定伸長時長さSより
大きく伸長作動できないように、その制限手段としてス
トッパ部材34を設けた。それによりこの場合には、車幅
内旋回ショベルは車幅範囲(A)内だけを掘削すること
ができる。そして上記車幅内旋回ショベルが車幅範囲
(A)外を掘削する必要が発生したときには、上記スト
ッパ部材34を取外す。そうすると、オフセットシリンダ
15を最大伸長時長さSまで伸長作動させることができる
ので、車幅範囲(A)外を掘削することができる。
考案の効果 車幅内旋回ショベルは、市街地などの狭隘な道路で掘
削作業を行うことが多い。従来技術の側溝掘削装置を装
備した車幅内旋回ショベルでは、上部旋回体の前後方向
と平行の方向にほぼ車幅範囲内だけを掘削できるように
していた。そのために上記狭隘な道路などに支障物が存
在するときには、車幅範囲外の掘削ができないので、不
具合であった。
削作業を行うことが多い。従来技術の側溝掘削装置を装
備した車幅内旋回ショベルでは、上部旋回体の前後方向
と平行の方向にほぼ車幅範囲内だけを掘削できるように
していた。そのために上記狭隘な道路などに支障物が存
在するときには、車幅範囲外の掘削ができないので、不
具合であった。
しかしこの考案にかかる車幅内旋回ショベルでは、車
幅範囲内は勿論のこと、車幅範囲の外側にバケットのほ
ぼ口幅寸法だけバケットをオフセット移動して、車幅範
囲外をも掘削できるようにした。また、オフセットシリ
ンダの伸長作動を検知するリミットスイッチを設けるよ
うにし、側溝掘削装置先端部のバケットが車幅範囲内に
あるか車幅範囲外にあるかを検知できるようにした。ま
た、車幅範囲内外を掘削できる側溝掘削装置にストッパ
部材を取付け、バケットの揺動範囲を車幅範囲内におさ
めるように、制限できるようにした。
幅範囲内は勿論のこと、車幅範囲の外側にバケットのほ
ぼ口幅寸法だけバケットをオフセット移動して、車幅範
囲外をも掘削できるようにした。また、オフセットシリ
ンダの伸長作動を検知するリミットスイッチを設けるよ
うにし、側溝掘削装置先端部のバケットが車幅範囲内に
あるか車幅範囲外にあるかを検知できるようにした。ま
た、車幅範囲内外を掘削できる側溝掘削装置にストッパ
部材を取付け、バケットの揺動範囲を車幅範囲内におさ
めるように、制限できるようにした。
したがってこの考案にかかる車幅内旋回ショベルで
は、その掘削範囲を拡大あるいは縮小できるとともに、
そのバケットの掘削範囲位置を認知できるので、側溝掘
削作業の作業機能性を向上させる。
は、その掘削範囲を拡大あるいは縮小できるとともに、
そのバケットの掘削範囲位置を認知できるので、側溝掘
削作業の作業機能性を向上させる。
第1図はこの考案にかかる請求項第1項車幅内旋回ショ
ベルの作動状態を示す平面図、第2図は第1図のE部詳
細図、第3図はこの考案にかかる請求項第2項車幅内旋
回ショベルの側溝掘削装置の要部平面図、第4図は第3
図のF−Fより見た図、第5図は第4図のG−Gより見
たプレート部材の平面図、第6図および第7図はこの考
案にかかる請求項第3項車幅内旋回ショベルの要部平面
図、第8図は車幅内旋回ショベルの側面図、第9図は従
来技術車幅内旋回ショベルの作動状態を示す平面図であ
る。 3,4,16,31……側溝掘削装置 4……下側ブーム 5……上側ブーム 8……バケット 10,15……オフセットシリンダ 17,32……プレート部材 18……リミットスイッチ 20……信号ランプ 28……長穴部 34……ストッパ部材
ベルの作動状態を示す平面図、第2図は第1図のE部詳
細図、第3図はこの考案にかかる請求項第2項車幅内旋
回ショベルの側溝掘削装置の要部平面図、第4図は第3
図のF−Fより見た図、第5図は第4図のG−Gより見
たプレート部材の平面図、第6図および第7図はこの考
案にかかる請求項第3項車幅内旋回ショベルの要部平面
図、第8図は車幅内旋回ショベルの側面図、第9図は従
来技術車幅内旋回ショベルの作動状態を示す平面図であ
る。 3,4,16,31……側溝掘削装置 4……下側ブーム 5……上側ブーム 8……バケット 10,15……オフセットシリンダ 17,32……プレート部材 18……リミットスイッチ 20……信号ランプ 28……長穴部 34……ストッパ部材
Claims (3)
- 【請求項1】下部走行体の上部に、車幅内で旋回できる
ように上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント
部に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上
側ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式
側溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削
装置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後
方向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるように
した車幅内旋回ショベルにおいて、バケットをオフセッ
ト移動させることにより可能である幅方向の掘削範囲
を、車幅範囲よりさらに左右の外側にバケットのほぼ口
幅寸法だけ拡大して設定したことを特徴とする車幅内旋
回ショベル。 - 【請求項2】下部走行体の上部に、車幅内で旋回できる
ように上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント
部に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上
側ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式
側溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削
装置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後
方向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるように
した車幅内旋回ショベルにおいて、上記バケットが車幅
範囲内にあるか車幅範囲外にあるかを検知する検知手段
を設けたことを特徴とする車幅内旋回ショベル。 - 【請求項3】下部走行体の上部に、車幅内で旋回できる
ように上部旋回体を連設し、また上部旋回体のフロント
部に下側ブームを取付け、オフセットシリンダにより上
側ブームを横方向に揺動できるようにした平行リンク式
側溝掘削装置を装着し、かつその平行リンク式側溝掘削
装置先端部に取付けたバケットにより上部旋回体の前後
方向と平行の方向にほぼ車幅範囲内を掘削できるように
するとともに、さらに上記バケットを車幅範囲の外側に
オフセット移動できるようにした車幅内旋回ショベルに
おいて、バケットの揺動範囲を車幅範囲内におさめる制
限手段を設けたことを特徴とする車幅内旋回ショベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989066459U JP2510506Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 車幅内旋回ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989066459U JP2510506Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 車幅内旋回ショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035751U JPH035751U (ja) | 1991-01-21 |
JP2510506Y2 true JP2510506Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31599199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989066459U Expired - Lifetime JP2510506Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 車幅内旋回ショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510506Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4625594B2 (ja) * | 2001-06-04 | 2011-02-02 | 株式会社明工 | クレセント錠 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132242U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | 日立建機株式会社 | 油圧シヨベルの側溝掘フロント |
JPS63277325A (ja) * | 1987-05-09 | 1988-11-15 | Kubota Ltd | 全旋回型バックホウ作業車 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1989066459U patent/JP2510506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035751U (ja) | 1991-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |