JP2510397B2 - コンテナ自動洗浄装置 - Google Patents
コンテナ自動洗浄装置Info
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- JP2510397B2 JP2510397B2 JP21942693A JP21942693A JP2510397B2 JP 2510397 B2 JP2510397 B2 JP 2510397B2 JP 21942693 A JP21942693 A JP 21942693A JP 21942693 A JP21942693 A JP 21942693A JP 2510397 B2 JP2510397 B2 JP 2510397B2
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- process chamber
- container
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、直線軌道上を移動自
在なスタッカクレーンと、軌道と平行に配置されたコン
テナ載置用のラックと、洗浄工程用等の第1工程室から
乾燥工程用等の最終工程室まで、各種工程室を連設して
なる高床式の洗浄ラインを備えたコンテナ自動洗浄装置
に関する。
在なスタッカクレーンと、軌道と平行に配置されたコン
テナ載置用のラックと、洗浄工程用等の第1工程室から
乾燥工程用等の最終工程室まで、各種工程室を連設して
なる高床式の洗浄ラインを備えたコンテナ自動洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、コンテナ自動洗浄装置の従来例
の平面図を示している。左右方向に延びるように直線状
に敷設された軌道2上に、スタッカクレーン(棚積クレ
ーン)3が移動自在に配置され、遠隔自動操作されるよ
うになっている。上記軌道2と平行にコンテナ載置用の
ラック1が配列されており、該ラック1は、多数のコン
テナ収納スペースに区画されており、洗浄ライン6の一
方側域、たとえば左側域X1を未洗浄コンテナ載置用と
し、右側域X2側を洗浄済コンテナ載置用としている。
の平面図を示している。左右方向に延びるように直線状
に敷設された軌道2上に、スタッカクレーン(棚積クレ
ーン)3が移動自在に配置され、遠隔自動操作されるよ
うになっている。上記軌道2と平行にコンテナ載置用の
ラック1が配列されており、該ラック1は、多数のコン
テナ収納スペースに区画されており、洗浄ライン6の一
方側域、たとえば左側域X1を未洗浄コンテナ載置用と
し、右側域X2側を洗浄済コンテナ載置用としている。
【0003】洗浄ライン6は、第1〜最終工程用の5つ
の工程室61,62,63,64,65からなってお
り、第1工程室61は洗剤洗浄室、第2工程室62は放
置室、第3工程室63は水洗室、第4工程室64は放置
室、最終工程室65は乾燥室となっている。
の工程室61,62,63,64,65からなってお
り、第1工程室61は洗剤洗浄室、第2工程室62は放
置室、第3工程室63は水洗室、第4工程室64は放置
室、最終工程室65は乾燥室となっている。
【0004】洗浄ライン全体のレイアウトは、上方から
見て、前側(正面軌道側)に向いて開く「コ」の字形に
形成されており、ライン始端部の第1工程室61と最終
工程室65が、ラック1と列と同一線上に揃えられてい
る。そして、第1工程室61の前面側にスライド式の搬
入扉67が設けられ、最終工程室65の正面側にスライ
ド式の搬出扉68が設けられている。
見て、前側(正面軌道側)に向いて開く「コ」の字形に
形成されており、ライン始端部の第1工程室61と最終
工程室65が、ラック1と列と同一線上に揃えられてい
る。そして、第1工程室61の前面側にスライド式の搬
入扉67が設けられ、最終工程室65の正面側にスライ
ド式の搬出扉68が設けられている。
【0005】各工程室には、順に次の工程室にコンテナ
Cを移送するためのチェーンコンベアが配置されてお
り、また、各室の境には、開閉する仕切り板が設けられ
ている。
Cを移送するためのチェーンコンベアが配置されてお
り、また、各室の境には、開閉する仕切り板が設けられ
ている。
【0006】作業を説明する。未洗浄域X1側のラック
1の各収納スペースには、それぞれ未洗浄のコンテナC
が載せ置かれている。スタッカクレーン3のフォーク装
置により、未洗浄域X1側のラック1からコンテナCを
取り出し、図6の実線で示す搬入位置までスタッカクレ
ーン3を移動し、搬入扉67を開き、第1工程室61の
前面入口からフォーク装置によりコンテナCを第1工程
室61内に移載し、搬入扉67を閉じる。
1の各収納スペースには、それぞれ未洗浄のコンテナC
が載せ置かれている。スタッカクレーン3のフォーク装
置により、未洗浄域X1側のラック1からコンテナCを
取り出し、図6の実線で示す搬入位置までスタッカクレ
ーン3を移動し、搬入扉67を開き、第1工程室61の
前面入口からフォーク装置によりコンテナCを第1工程
室61内に移載し、搬入扉67を閉じる。
【0007】第1工程室61内において、洗剤洗浄ノズ
ル等によりコンテナの内外周面を洗浄し、第2工程室6
2内で方向転換し、第3工程室63内で水洗により仕上
げ洗浄し、第4工程室64内で方向転換し、最終工程室
65内で、熱風乾燥し、そして、搬出扉68を開き、フ
ォーク装置によりスタッカクレーン3に移載し、洗浄済
域X2側のラック1へと運ぶ。
ル等によりコンテナの内外周面を洗浄し、第2工程室6
2内で方向転換し、第3工程室63内で水洗により仕上
げ洗浄し、第4工程室64内で方向転換し、最終工程室
65内で、熱風乾燥し、そして、搬出扉68を開き、フ
ォーク装置によりスタッカクレーン3に移載し、洗浄済
域X2側のラック1へと運ぶ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6のように洗浄ライ
ンの各工程室を上方から見てコの字形に配列し、第1と
最終の工程室61,65をラック1の列と同一に揃え、
搬入扉67及び搬出扉68が、スタッカクレーン3の間
近で、かつスタッカクレーン3に向いて開口するように
開く構造では、次のような不具合がある。
ンの各工程室を上方から見てコの字形に配列し、第1と
最終の工程室61,65をラック1の列と同一に揃え、
搬入扉67及び搬出扉68が、スタッカクレーン3の間
近で、かつスタッカクレーン3に向いて開口するように
開く構造では、次のような不具合がある。
【0009】(1) コンテナ移載時、スタッカクレーン
3が搬入扉67あるいは搬出扉68の前に対向状態で位
置し、第1工程室61もしくは最終工程室65との間
で、直接コンテナを移載することになるので、搬入扉6
7あるいは搬出扉68を開いた時に、第1工程室61の
洗剤の雰囲気が直接スタッカクレーン3にかかり、ある
いは最終工程室65の乾燥用の熱気がかかり、スタッカ
クレーン3のセンサあるいは電気部品の作動不良の原因
となる。
3が搬入扉67あるいは搬出扉68の前に対向状態で位
置し、第1工程室61もしくは最終工程室65との間
で、直接コンテナを移載することになるので、搬入扉6
7あるいは搬出扉68を開いた時に、第1工程室61の
洗剤の雰囲気が直接スタッカクレーン3にかかり、ある
いは最終工程室65の乾燥用の熱気がかかり、スタッカ
クレーン3のセンサあるいは電気部品の作動不良の原因
となる。
【0010】(2) 洗浄ライン6の各工程室のレイアウ
ト自体がコの字形に配列されているので、各工程室のチ
ェーンコンベアによるコンテナの移送方向は、第1,第
2工程室61,62間並びに第4,最終工程室64,6
5間で直角に変化させなければならず、移送用のチェ−
ンコンベア等の配置が複雑になる。
ト自体がコの字形に配列されているので、各工程室のチ
ェーンコンベアによるコンテナの移送方向は、第1,第
2工程室61,62間並びに第4,最終工程室64,6
5間で直角に変化させなければならず、移送用のチェ−
ンコンベア等の配置が複雑になる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明は、直線軌道上を移動自在なスタッカクレー
ンと、軌道と平行に配置されたコンテナ載置用のラック
と、洗浄工程用等の第1工程室から乾燥工程用等の最終
工程室まで、各種工程室を連設してなる高床式の洗浄ラ
インを備えたコンテナ自動洗浄装置において、上記洗浄
ラインを、軌道に対してラック列位置よりも一定距離遠
避かった位置に、かつ、軌道とほぼ平行な一直線上に各
工程室が並ぶように配置し、洗浄ラインのライン長さ方
向両端には、搬入扉と搬出扉を介して搬入部と搬出部を
それぞれ配置し、搬入部及び搬出部はそれぞれ軌道と略
直角方向に軌道側と延び、搬入部の移載用始端部及び搬
出部の移載用終端部がそれぞれラック列と略同じ位置に
揃えられている。
に本願発明は、直線軌道上を移動自在なスタッカクレー
ンと、軌道と平行に配置されたコンテナ載置用のラック
と、洗浄工程用等の第1工程室から乾燥工程用等の最終
工程室まで、各種工程室を連設してなる高床式の洗浄ラ
インを備えたコンテナ自動洗浄装置において、上記洗浄
ラインを、軌道に対してラック列位置よりも一定距離遠
避かった位置に、かつ、軌道とほぼ平行な一直線上に各
工程室が並ぶように配置し、洗浄ラインのライン長さ方
向両端には、搬入扉と搬出扉を介して搬入部と搬出部を
それぞれ配置し、搬入部及び搬出部はそれぞれ軌道と略
直角方向に軌道側と延び、搬入部の移載用始端部及び搬
出部の移載用終端部がそれぞれラック列と略同じ位置に
揃えられている。
【0012】
【作用】未洗浄域側のラックの各収納スペースには、そ
れぞれ未洗浄のコンテナが載せ置かれている。
れぞれ未洗浄のコンテナが載せ置かれている。
【0013】スタッカクレーンにより、未洗浄域側のラ
ックからコンテナを取り出し、搬入始端部の前まで移動
して、搬入部の移載始端部にコンテナを移載する。
ックからコンテナを取り出し、搬入始端部の前まで移動
して、搬入部の移載始端部にコンテナを移載する。
【0014】搬入部の搬入用チェーンコンベアにより、
軌道側から遠ざかるようにコンテナを後方へと移動し、
搬入扉を開いて、第1工程室内へ移送する。上記搬入扉
を開いた際、第1工程室から出る雰囲気が、スタッカク
レーンにかかることはない。
軌道側から遠ざかるようにコンテナを後方へと移動し、
搬入扉を開いて、第1工程室内へ移送する。上記搬入扉
を開いた際、第1工程室から出る雰囲気が、スタッカク
レーンにかかることはない。
【0015】第1工程室から順に次の工程室へと移送さ
れ、最終工程室まで送られて洗浄及び乾燥作業等が終了
すると、搬出扉が開いて、搬出部に移送され、搬出部上
で移載用終端部まで移送され、スタッカクレーンに移載
される。
れ、最終工程室まで送られて洗浄及び乾燥作業等が終了
すると、搬出扉が開いて、搬出部に移送され、搬出部上
で移載用終端部まで移送され、スタッカクレーンに移載
される。
【0016】スタッカクレーンは、洗浄済域側のラック
の前まで移動して、洗浄済のコンテナをラックの棚に置
く。
の前まで移動して、洗浄済のコンテナをラックの棚に置
く。
【0017】
【実施例】図1は、本願発明を適用したコンテナ自動洗
浄装置の全体平面略図であり、床面には、スタッカクレ
ーン(棚積クレーン)3用の直線状の軌道2が敷設され
ている。スタッカクレーン3は、よく知られているよう
に、昇降自在な荷台及びフォーク装置を有している。
浄装置の全体平面略図であり、床面には、スタッカクレ
ーン(棚積クレーン)3用の直線状の軌道2が敷設され
ている。スタッカクレーン3は、よく知られているよう
に、昇降自在な荷台及びフォーク装置を有している。
【0018】ここで、軌道2の方向、すなわちスタッカ
クレーン3の走行方向を左右方向と仮定し、これと直行
する方向を前後方向と仮定すると、軌道2よりも後方位
置に、軌道2と平行にコンテナ載置用のラック1の列が
直線状に配置されている。ラック1は、左側の未洗浄域
X1と右側の洗浄済域X2とに別れており、両域X1,
X2間には、洗浄ライン配置用の間隔が明けられてい
る。
クレーン3の走行方向を左右方向と仮定し、これと直行
する方向を前後方向と仮定すると、軌道2よりも後方位
置に、軌道2と平行にコンテナ載置用のラック1の列が
直線状に配置されている。ラック1は、左側の未洗浄域
X1と右側の洗浄済域X2とに別れており、両域X1,
X2間には、洗浄ライン配置用の間隔が明けられてい
る。
【0019】洗浄ライン6は、3つの工程室11,1
2,13により、軌道2と平行な一直線状に構成されて
おり、その配置位置は、両域X1,X2間であって、軌
道2に対してラック列位置よりも一定距離遠避かった位
置(後方位置)である。
2,13により、軌道2と平行な一直線状に構成されて
おり、その配置位置は、両域X1,X2間であって、軌
道2に対してラック列位置よりも一定距離遠避かった位
置(後方位置)である。
【0020】洗浄ライン6の各工程室11,12,13
は、未洗浄域X1側(左側)から順に第1,第2,最終
工程室11,12,13となっており、洗浄ライン6の
長さ方向の両端、すなわち第1工程室11の左端面と最
終工程室13の右端面に、それぞれ吊り下げスライド式
搬入扉21と吊り下げスライド式搬出扉22が設けられ
ている。
は、未洗浄域X1側(左側)から順に第1,第2,最終
工程室11,12,13となっており、洗浄ライン6の
長さ方向の両端、すなわち第1工程室11の左端面と最
終工程室13の右端面に、それぞれ吊り下げスライド式
搬入扉21と吊り下げスライド式搬出扉22が設けられ
ている。
【0021】第1工程室11の左側には、上記搬入扉2
1を隔てて搬入部16が配置され、最終工程室13の右
側には、搬出扉22を隔てて搬出部17が配置されてい
る。搬入,搬出部16,17は、それぞれ軌道2と直角
方向に軌道2側へと延びており、搬入部16の前端部の
移載用始端部16A及び搬出部17の前端部の移載用終
端部17Aは、ラック1の列と同一直線上に揃えられて
いる。
1を隔てて搬入部16が配置され、最終工程室13の右
側には、搬出扉22を隔てて搬出部17が配置されてい
る。搬入,搬出部16,17は、それぞれ軌道2と直角
方向に軌道2側へと延びており、搬入部16の前端部の
移載用始端部16A及び搬出部17の前端部の移載用終
端部17Aは、ラック1の列と同一直線上に揃えられて
いる。
【0022】図2は、図1の正面略図(I矢視図)であ
り、ラック1は、上下2段式に構成されると共に、コン
テナを1つづつ収納できる収納スペースに区切られ、未
洗浄域X1側のラック1には未洗浄のコンテナCが置か
れている。
り、ラック1は、上下2段式に構成されると共に、コン
テナを1つづつ収納できる収納スペースに区切られ、未
洗浄域X1側のラック1には未洗浄のコンテナCが置か
れている。
【0023】洗浄ライン6は、高床式になっており、ラ
ック1の上段収納スペースの棚面の高さHと略同一高さ
に揃えられている。
ック1の上段収納スペースの棚面の高さHと略同一高さ
に揃えられている。
【0024】各工程室11,12,13内には、コンテ
ナ移送用のチェーンコンベア15がそれぞれ設けられて
いる。
ナ移送用のチェーンコンベア15がそれぞれ設けられて
いる。
【0025】図3は、洗浄ライン6の水平断面拡大図を
示している。各工程室11,12,13内に配置された
移送用チェーンコンベア15は、高床の高さに配置され
た左右1対のスプロケット軸25と、該スプロケット軸
25間に架け渡された前後1対のチェーン26から構成
されており、各右側のスプロケット軸25には、それぞ
れ駆動モータ27が連結され、該駆動モータ27によ
り、右方向(次工程側への方向)が移送方向となるよう
に各チェーン26が回行する。
示している。各工程室11,12,13内に配置された
移送用チェーンコンベア15は、高床の高さに配置され
た左右1対のスプロケット軸25と、該スプロケット軸
25間に架け渡された前後1対のチェーン26から構成
されており、各右側のスプロケット軸25には、それぞ
れ駆動モータ27が連結され、該駆動モータ27によ
り、右方向(次工程側への方向)が移送方向となるよう
に各チェーン26が回行する。
【0026】搬入部16には、搬入用チェーンコンベア
18と、ローラコンベア28が配置されており、搬入用
チェーンコンベア18は、前後のチェーンスプロケット
31及びこれらに架け亘されたチェーン32からなるチ
ェーン機構を左右1対有しており、後部の駆動側チェン
スプロケット31同士は駆動軸により一体的に連結され
ると共に駆動モータ33に連結され、該駆動モータ33
の回転により、後方が移送方向となるようにチェーン3
2が回行する。ローラコンベア28は、図示しない駆動
モータに連結され、該駆動モータの回転により、右方向
が移送方向となるように、各ローラが回転する。
18と、ローラコンベア28が配置されており、搬入用
チェーンコンベア18は、前後のチェーンスプロケット
31及びこれらに架け亘されたチェーン32からなるチ
ェーン機構を左右1対有しており、後部の駆動側チェン
スプロケット31同士は駆動軸により一体的に連結され
ると共に駆動モータ33に連結され、該駆動モータ33
の回転により、後方が移送方向となるようにチェーン3
2が回行する。ローラコンベア28は、図示しない駆動
モータに連結され、該駆動モータの回転により、右方向
が移送方向となるように、各ローラが回転する。
【0027】搬出部17には、搬出用チェーンコンベア
19と、ローラコンベア29が配置されており、搬出用
チェーンコンベア19は、前後のチェンスプロケット3
4及びこれらに架け亘されたチェーン35からなるチェ
ーン機構を左右1対有しており、後部の駆動側チェンス
プロケット34同士は駆動軸により一体的に連結される
と共に駆動モータ36に連結され、駆動モータ36の回
転により、前方が移送方向となるようにチェーン35は
回行する。ローラコンベア29は、図示しない駆動モー
タに連結され、該駆動モータの回転により、右方向が移
送方向となるように、ローラが回転する。
19と、ローラコンベア29が配置されており、搬出用
チェーンコンベア19は、前後のチェンスプロケット3
4及びこれらに架け亘されたチェーン35からなるチェ
ーン機構を左右1対有しており、後部の駆動側チェンス
プロケット34同士は駆動軸により一体的に連結される
と共に駆動モータ36に連結され、駆動モータ36の回
転により、前方が移送方向となるようにチェーン35は
回行する。ローラコンベア29は、図示しない駆動モー
タに連結され、該駆動モータの回転により、右方向が移
送方向となるように、ローラが回転する。
【0028】上述のように、洗浄ライン6を軌道2に対
して平行で一直線上に構成して、その長さ方向両端に搬
入,搬出部16,17を配置して、上方から偏平なコの
字形のレイアウトとしていることにより、洗浄ライン6
の前側に広いスペースSを確保している。
して平行で一直線上に構成して、その長さ方向両端に搬
入,搬出部16,17を配置して、上方から偏平なコの
字形のレイアウトとしていることにより、洗浄ライン6
の前側に広いスペースSを確保している。
【0029】図3のIV−IV断面を示す示す図4におい
て、搬入用チェーンコンベア18は、4隅に配置された
空気圧シリンダ41を介して昇降自在に搬入部16の架
台上に支持されており、搬入用チェーンコンベア18の
搬送面(上端面)が、図示のようにローラコンベア28
の搬送面(上端面)よりも上方にくる上昇位置と、ロー
ラコンベア28の上端面よりも下方にくる下降位置との
間で昇降する。
て、搬入用チェーンコンベア18は、4隅に配置された
空気圧シリンダ41を介して昇降自在に搬入部16の架
台上に支持されており、搬入用チェーンコンベア18の
搬送面(上端面)が、図示のようにローラコンベア28
の搬送面(上端面)よりも上方にくる上昇位置と、ロー
ラコンベア28の上端面よりも下方にくる下降位置との
間で昇降する。
【0030】搬出用チェーンコンベア19も、上記搬入
用チェーンコンベア18と同様に、昇降自在に搬出部1
7の架台上に空気圧シリンダ42を介して支持されてい
る。
用チェーンコンベア18と同様に、昇降自在に搬出部1
7の架台上に空気圧シリンダ42を介して支持されてい
る。
【0031】第1工程室11は、温水洗浄室であり、四
隅に立直姿勢の固定式温水ノズル38を備え、床下部の
中央部には昇降自在な可動式温水ノズル39を備え、可
動式温水ノズル39は、仮想線で示すように、第1工程
室11のコンテナ内へと上昇する。
隅に立直姿勢の固定式温水ノズル38を備え、床下部の
中央部には昇降自在な可動式温水ノズル39を備え、可
動式温水ノズル39は、仮想線で示すように、第1工程
室11のコンテナ内へと上昇する。
【0032】第2工程室12は、熱風スチーム乾燥室で
あり、熱交換器(ヒータ)45を備えると共に、床下部
から熱風管46が臨んでおり、該熱風管46はブロア4
7に接続されている。
あり、熱交換器(ヒータ)45を備えると共に、床下部
から熱風管46が臨んでおり、該熱風管46はブロア4
7に接続されている。
【0033】最終工程室13は、温風冷却室であり、床
下部から排風管49が臨んでおり、該排風管49はブロ
ア50に接続している。
下部から排風管49が臨んでおり、該排風管49はブロ
ア50に接続している。
【0034】図5は、図4のV−V断面を示しており、
最終工程室13の出口側端面の上端部に、前方へと延び
るガイドレール51が設けられており、該ガイドレール
51に、搬出扉22がスライド自在に吊り下げられ、搬
出扉22の上端部は、スライド用油圧アクチュエータ5
3のスライダ54に連結され、スライダ54の移動によ
り、搬出扉22を前後に移動して、最終工程室13を開
閉する。
最終工程室13の出口側端面の上端部に、前方へと延び
るガイドレール51が設けられており、該ガイドレール
51に、搬出扉22がスライド自在に吊り下げられ、搬
出扉22の上端部は、スライド用油圧アクチュエータ5
3のスライダ54に連結され、スライダ54の移動によ
り、搬出扉22を前後に移動して、最終工程室13を開
閉する。
【0035】コンテナCは、例えば、直方体状の枠体5
6内に、タンク部57とこの下端部の下面開口状のホッ
パー58を有する構造である。
6内に、タンク部57とこの下端部の下面開口状のホッ
パー58を有する構造である。
【0036】図4の搬入扉21は、上記搬出扉22と同
様なっており、第1工程室11の入口部をスライド式に
開閉する。
様なっており、第1工程室11の入口部をスライド式に
開閉する。
【0037】作動を説明する。図1の未洗浄域X1側の
ラック1の各収納スペースには、未洗浄のコンテナCが
載せ置かれている。
ラック1の各収納スペースには、未洗浄のコンテナCが
載せ置かれている。
【0038】スタッカクレーン3を未洗浄域X1側に移
動して、フォーク装置によりコンテナCを取り出し、図
1の実線で示す搬入位置(移載位置)まで移動し、搬入
部16の移載用始端部16Aに移載する。この時、図4
に示すように搬入用チェーンコンベア18は上昇位置に
きており、この搬入用チェーンコンベア18上に載せら
れる。
動して、フォーク装置によりコンテナCを取り出し、図
1の実線で示す搬入位置(移載位置)まで移動し、搬入
部16の移載用始端部16Aに移載する。この時、図4
に示すように搬入用チェーンコンベア18は上昇位置に
きており、この搬入用チェーンコンベア18上に載せら
れる。
【0039】搬入用チェーンコンベア18の駆動により
コンテナCが搬入部16の後部まで送られ、停止する
と、搬入用チェーンコンベア18が下降して、コンテナ
Cはローラコンベア28に乗り移る。
コンテナCが搬入部16の後部まで送られ、停止する
と、搬入用チェーンコンベア18が下降して、コンテナ
Cはローラコンベア28に乗り移る。
【0040】搬入扉21が開く共に、ローラコンベア2
8が駆動して、コンテナCは第1工程室11内に入り、
そして、搬入扉21が閉じる。
8が駆動して、コンテナCは第1工程室11内に入り、
そして、搬入扉21が閉じる。
【0041】第1工程室11において、可動式温水ノズ
ル39が上昇してコンテナ内部に入り、この可動式温水
ノズル39及び四隅の固定式温水ノズル38から噴射さ
れる温水により、コンテナCの内外周面を洗浄する。
ル39が上昇してコンテナ内部に入り、この可動式温水
ノズル39及び四隅の固定式温水ノズル38から噴射さ
れる温水により、コンテナCの内外周面を洗浄する。
【0042】続いて、第1,第2工程室11,12内の
チェーンコンベア15の駆動により、両室11,12間
の開閉式の仕切り板を開いて第2工程室12に移り、熱
風スチーム乾燥される。
チェーンコンベア15の駆動により、両室11,12間
の開閉式の仕切り板を開いて第2工程室12に移り、熱
風スチーム乾燥される。
【0043】さらに、第2,最終工程室12,13内の
チェーンコンベア15の駆動により、両室12,13間
の開閉式の仕切り板を開いて最終工程室13に移り、温
風冷却される。
チェーンコンベア15の駆動により、両室12,13間
の開閉式の仕切り板を開いて最終工程室13に移り、温
風冷却される。
【0044】温風冷却終了後は、搬出扉22が開き、最
終工程室13内のチェーンコンベア15及び搬出用のロ
ーラコンベア29の駆動により、搬出部17の後端部に
移送される。この時、搬出用チェーンコンベア19は下
降位置にきている。
終工程室13内のチェーンコンベア15及び搬出用のロ
ーラコンベア29の駆動により、搬出部17の後端部に
移送される。この時、搬出用チェーンコンベア19は下
降位置にきている。
【0045】次に、搬出用チェーンコンベア19が上昇
し、ローラコンベア29から搬出用チェーンコンベア1
9に乗り移り、搬出用チェーンコンベア19の駆動によ
り、搬出部17の前端移載用終端部17Aまで移送され
る。
し、ローラコンベア29から搬出用チェーンコンベア1
9に乗り移り、搬出用チェーンコンベア19の駆動によ
り、搬出部17の前端移載用終端部17Aまで移送され
る。
【0046】スタッカクレーン3は、第1図に仮想線で
示す搬出位置にきており、上記移載用終端部17A上の
コンテナCをフォーク装置で取り出し、軌道2上を右側
へと移動し、洗浄済域X2側のラック1に収める。
示す搬出位置にきており、上記移載用終端部17A上の
コンテナCをフォーク装置で取り出し、軌道2上を右側
へと移動し、洗浄済域X2側のラック1に収める。
【0047】このような作業が、順次繰り返し自動的に
行われる。
行われる。
【0048】洗浄ライン6の前のスペースSには、たと
えば温水タンク、洗剤タンクあるいは各種自動洗浄装置
用の機器置場として有効に利用できる。
えば温水タンク、洗剤タンクあるいは各種自動洗浄装置
用の機器置場として有効に利用できる。
【0049】
【別の実施例】図示の実施例では、洗浄ラインとして、
3つの工程室を有するものを示したが、工程室が4つ以
上の洗浄ラインを備えた自動洗浄装置にも適用できる。
3つの工程室を有するものを示したが、工程室が4つ以
上の洗浄ラインを備えた自動洗浄装置にも適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本願発明は、洗浄ラ
イン6を、軌道2に対してラック列位置よりも一定距離
遠避かった位置に、かつ、軌道2とほぼ平行な一直線上
に各室11,12,13が並ぶように配置し、洗浄ライ
ン6のライン長さ方向両端には、搬入扉21と搬出扉2
2を介して搬入部16と搬出部17をそれぞれ配置し、
搬入部16及び搬出部17はそれぞれ軌道2と略直角方
向に軌道側と延び、搬入部16の始端部16A及び搬出
部17の終端部17Aがそれぞれラック列と略同じ位置
に揃えられているので、つぎのような利点がある。
イン6を、軌道2に対してラック列位置よりも一定距離
遠避かった位置に、かつ、軌道2とほぼ平行な一直線上
に各室11,12,13が並ぶように配置し、洗浄ライ
ン6のライン長さ方向両端には、搬入扉21と搬出扉2
2を介して搬入部16と搬出部17をそれぞれ配置し、
搬入部16及び搬出部17はそれぞれ軌道2と略直角方
向に軌道側と延び、搬入部16の始端部16A及び搬出
部17の終端部17Aがそれぞれラック列と略同じ位置
に揃えられているので、つぎのような利点がある。
【0051】(1) 搬入扉21及び搬出扉22は軌道2か
ら離れた位置に配置され、かつ、軌道2側から外れた方
向に向いて開口することになるので、スタッカクレーン
3と、第1あるいは最終工程室11,13との間のコン
テナ移載時に、扉21,22を開いても、工程室からの
湿気あるいは熱気がスタッカクレーン3にかかることは
なくなり、スタッカクレーン3のセンサあるいは電気部
品の作動不良の発生を防止できる。
ら離れた位置に配置され、かつ、軌道2側から外れた方
向に向いて開口することになるので、スタッカクレーン
3と、第1あるいは最終工程室11,13との間のコン
テナ移載時に、扉21,22を開いても、工程室からの
湿気あるいは熱気がスタッカクレーン3にかかることは
なくなり、スタッカクレーン3のセンサあるいは電気部
品の作動不良の発生を防止できる。
【0052】(2) 洗浄ライン6を軌道2と平行な直線状
に構成しているので、工程室間のコンテナ移送用のチェ
ーンコンベア15もすべてその移送方向を同一方向に統
一することができ、装置の簡素化及び製造組立ての容易
化が達成できる。
に構成しているので、工程室間のコンテナ移送用のチェ
ーンコンベア15もすべてその移送方向を同一方向に統
一することができ、装置の簡素化及び製造組立ての容易
化が達成できる。
【0053】(3) 洗浄ライン6を軌道2と平行に直線状
に構成し、かつ、軌道2に対してラック1の配列位置よ
りもさらに遠い位置に配置しているので、洗浄ライン6
の前側(軌道側)に大きなスペースSを確保することが
でき、このスペースSを各種機器あるいはタンクの載置
用に有効に利用できる。
に構成し、かつ、軌道2に対してラック1の配列位置よ
りもさらに遠い位置に配置しているので、洗浄ライン6
の前側(軌道側)に大きなスペースSを確保することが
でき、このスペースSを各種機器あるいはタンクの載置
用に有効に利用できる。
【図1】 本願発明を適用したコンテナ自動洗浄装置の
全体平面略図である。
全体平面略図である。
【図2】 図1のII矢視図(正面図)である。
【図3】 図2のIII−III断面拡大図である。
【図4】 図3のIV−IV断面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 従来例の全体平面略図である。
【符号の説明】 1 ラック 2 軌道 3 スタッカクレーン 6 洗浄ライン 11 第1工程室 12 第2工程室 13 最終工程室 16 搬入部 16A 移載用始端部 17 搬出部 17A 移載用終端部 21 搬入扉 22 搬出扉
Claims (1)
- 【請求項1】 直線軌道上を移動自在なスタッカクレー
ンと、軌道と平行に配置されたコンテナ載置用のラック
と、洗浄工程用等の第1工程室から乾燥工程用等の最終
工程室まで、各種工程室を連設してなる高床式の洗浄ラ
インを備えたコンテナ自動洗浄装置において、上記洗浄
ラインを、軌道に対してラック列位置よりも一定距離遠
避かった位置に、かつ、軌道とほぼ平行な一直線上に各
工程室が並ぶように配置し、洗浄ラインのライン長さ方
向両端には、搬入扉と搬出扉を介して搬入部と搬出部を
それぞれ配置し、搬入部及び搬出部はそれぞれ軌道と略
直角方向に軌道側ヘと延び、搬入部の移載用始端部及び
搬出部の移載用終端部がそれぞれラック列と略同じ位置
に揃えられていることを特徴とするコンテナ自動洗浄装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21942693A JP2510397B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンテナ自動洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21942693A JP2510397B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンテナ自動洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768232A JPH0768232A (ja) | 1995-03-14 |
JP2510397B2 true JP2510397B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=16735214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21942693A Expired - Lifetime JP2510397B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | コンテナ自動洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510397B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6998685B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2022-01-18 | 株式会社中西製作所 | コンテナ洗浄除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
JP6998686B2 (ja) * | 2017-06-27 | 2022-01-18 | 株式会社中西製作所 | 水分の除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP21942693A patent/JP2510397B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768232A (ja) | 1995-03-14 |
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