JP2510074Y2 - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JP2510074Y2
JP2510074Y2 JP5594890U JP5594890U JP2510074Y2 JP 2510074 Y2 JP2510074 Y2 JP 2510074Y2 JP 5594890 U JP5594890 U JP 5594890U JP 5594890 U JP5594890 U JP 5594890U JP 2510074 Y2 JP2510074 Y2 JP 2510074Y2
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敏秋 水川
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、搬送されて来て停止された一の部材の後端
側に一定の隙間をもって他の部材を位置決めする際に用
いる位置決め装置に関し、例えば車体に対しテールゲー
トを取付ける際などに用いて好適なものである。
〈従来の技術〉 自動車の組立工程において車体にテールゲートを取付
ける際には、先ず車体に対しテールゲートが位置決めさ
れる。
この位置決め作業は、第6図,第7図に示すように、
搬送されて来て所定の位置に停止された車体1のルーフ
1aの後側に位置決めプレート(ロケータ)2を進入さ
せ、この位置決めプレート2にテールゲート3の上端を
当てることによりなされていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 車体は所定の位置に停止されるが、車体精度にバラツ
キがあることから、位置決めプレート2を一定の位置に
進入させたとしても位置決めプレート2とルーフ1a端と
の隙間B寸法にはバラツキが生じる。
B寸法が大きすぎると組付けがうまく行かず、逆にル
ーフ1a端が位置決めプレート2側にずれていると、位置
決めプレート2を進入させたときにルーフ1a端に当た
り、ルーフ1aを傷つけてしまう。
このような事情にかんがみ、車体に多少の精度のバラ
ツキがあったとしても、ルーフ端とテールゲート端との
隙間を適正に設定できるようにすることが要請されてい
る。
なお、このように一の部材に対し隙間を適正に設定し
て他の部材を位置決めするという要請は、車体とテール
ゲートとの組立に限らず、他の組立工程においても生じ
ている。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決する本考案に係る位置決め装置の構成
は、搬送されて来て停止された一の部材の後端側に一定
の隙間をもって他の部材を位置決めする際に用いる位置
決め装置であって、設定すべき隙間と同じ厚さを有する
位置決めゲージと、位置決めゲージを支持するアーム
と、アームを支持し、前記一の部材の搬送方向と同じ方
向に往復動自在のスライドベースと、スライドベースに
前記一の部材の搬送方向前向きのばね力を付与する付勢
手段と、付勢手段によるばね力に抗して前記スライドベ
ースを前記一の部材の搬送方向後向きに移動し得るアク
チュエータと、前記スライドベース及びアクチュエータ
を支持し、かつ前記位置決めゲージを前記一の部材の後
端側に進退させるべく往復動可能な支持ベースとを備え
たことを特徴とするものである。
〈作用〉 上記位置決め装置においては、アクチュエータにより
スライドベースをばね力に抗して引き戻した状態で支持
ベースを移動させて、アームに保持されている位置決め
ゲージを一の部材の後端側に進入させる。この後、アク
チュエータによる引き戻し力を解放する。スライドベー
ス及びそれと一体のアームはばね力により前進し、位置
決めゲージの前面が一の部材の後端に当たる。したがっ
て、位置決めゲージの後面に他の部材を当てれば、両部
材間に適正な隙間が設定されたことになる。
〈実施例〉 次に、本考案を車両における車体とテールゲートとの
組み付け作業に適用した一実施例について説明する。
車両の組立ライン中におけるテールゲート取付け個所
の平面、側面を表す第4図,第5図に示すように、当該
位置決め装置11はラインの両側上部にそれぞれ設けられ
ている。12はライン両側方に設けられた支柱で、その上
部に位置決め装置11が構成されている。
第1図には位置決め装置11の平面を示し、第2図には
そのII矢視から見た様子(背面)を示し、第3図にはII
I−III矢視断面を示してある。なお、図中の矢印Fはラ
インの進行方向を示す。
支柱12の上部に位置決め基台13が設けられ、この基台
13に、位置決め装置11の支持ベース14と一体の位置決め
ブラケット15がピン軸16により車体1の搬送方向(ライ
ンの方向)に直交する面内で回動し得るように支持され
ている。
位置決め基台13にはクランプシリンダ17が枢支され、
そのピストンロッド18が位置決めブラケット15に連結さ
れ、このクランプシリンダ17により支持ベース14等は回
動される。位置決め基台13と位置決めブラケット15には
位置決め面13a,15aが設けられ、クランプシリンダ17が
伸長作動されて位置決め面13a,15a同士が合わされるこ
とにより、支持ベース14つまり位置決め装置11は前進位
置とされ、クランプシリンダ17が短縮作動されることに
より位置決め装置11は後退位置(待機状態)とされる。
前進位置では、支持ベース14は水平状態となる。
位置決め装置11が前進位置にある状態をもとにさらに
説明すると、支持ベース14上にはラインの流れ方向と平
行なリニアガイド19が設けられ、ここに保持部材20aを
介してスライドベース20が搭載されている。スライドベ
ース20上にはラインの内側に水平に伸びるアーム21が設
けられ、このアーム21の先端部に位置決めゲージ22が取
付けられている。位置決めゲージ22の下部は隙間設定部
22aとなっており、この部分の厚さが設定すべき隙間寸
法と同じ厚さに設定されている。なお、この位置決めゲ
ージ22は金属でもよいが、車体等と接触することからプ
ラスチックなど、車体等の塗装を傷付けることのない材
料を用いることが望ましい。
アーム21の基端部には、ラインの流れ方向と平行をな
すスプリングガイド軸23の先端部が結合されており、そ
の後端部側は、支持ベース14上に設けられたガイドブラ
ケット24を摺動可能に貫通している。スプリングガイド
軸23上にはスプリング受け25が固定されており、このス
プリング受け25と前記ガイドブラケット24との間におい
てスプリングガイド軸23の外側に付勢手段として圧縮コ
イルばね26が設けられている。この圧縮コイルばね26に
よりアーム21及びスライドベース20にはラインの進行方
向前向きのばね力が付勢され、スライドベース20がリニ
アガイド19上を移動自在であることから前方に弾力的に
押し出される。なお、スライドベース20に対してはスト
ッパ手段が設けられ、スプリングガイド軸23がガイドブ
ラケット24からの抜け出し防止が図られている。
支持ベース14上にはアクチュエータとしてエアシリン
ダ27がスプリングガイド軸23と平行に設けられている。
このエアシリンダ27のピストンロッド28先端部は連結部
材29を介して前記スライドベース20に連結されている。
エアシリンダ27は単動シリンダで、ピストンロッド28を
縮める側にエア圧をかける形式となっている。したがっ
て、エアシリンダ27にエア圧をかけることにより、ピス
トンロッド28は縮められ、それに連結しているスライド
ベース20等は圧縮コイルばね26のばね力に抗して押し戻
される。エア圧を解放すれば、圧縮コイルばね26のばね
力が効いてスライドベース20等は徐々に前方に押し出さ
れることになる。
次に、上記位置決め装置11による車体1に対するテー
ルゲート3の位置合せ作業について説明する。
ライン上を搬送されて来る車体1は所定の位置で停止
される。このとき、位置決め装置11は、第2図中二点鎖
線で示すように、クランプシリンダ17の短縮作動により
上方に待避された状態にあり、車体1の搬送の邪魔とな
ることはない。
車体1が搬送されると、あるいは搬送に先立ち、位置
決め装置11においては、エアシリンダ27に圧縮エアが供
給され、そのピストンロッド28の短縮により、連結部材
29を介してスライドベース20が圧縮コイルばね26のばね
力に抗して引き戻される。よって、スライドベース20上
に固定してあるアーム21及びその先端の位置決めゲージ
22も所定量引き戻されることになる。
この後、クランプシリンダ17の伸長作動により、位置
合わせ面13a,15aが合うまで支持ベース14と共に位置決
め装置11は回動され、第2図中実線で示すように水平状
態とされる。エアシリンダ27による位置決めゲージ22の
引き戻し量は、車体ルーフ1a後端の精度のバラツキを考
慮して設定するので、位置決め装置11を上記のように倒
した状態(前進状態)にしたときでも、位置決めゲージ
22がルーフ1aに当たったりすることはない。
位置決め装置11を前進状態にした後、エアシリンダ27
へのエア供給を停止すると共に解放する。これにより、
圧縮コイルばね26のばね力が効いて、スライドベース20
と共にアーム21、位置決めゲージ22が徐々に前向きに移
動され、位置決めゲージ22の前面22bがルーフ1a端に当
接する。位置決めゲージ22は、ルーフ1a端にゆっくりし
かも弾力的に当たるので、ルーフ1a端を傷付けたりする
こともない。
この後、位置決めゲージ22の背面22cにテールゲート
3の端3aを当ててテールゲート3を車体1に組み付け
る。位置決めゲージ22の厚さが所定寸法に設定されてい
るので、組付け後のルーフ1a端とテールゲート端3aとの
適正隙間精度が確保される。
テールゲート3の組付け後、位置決め装置11はクラン
プシリンダ17の作動により上方に回動され、次の車体1
の搬送に待機する。
この実施例は、車体1とテールゲート3との組付けに
本考案を適用したものであるが、本考案は二部材を一定
量の隙間をもって組付ける場合全般に適用可能である。
そして、他の部材への適用に際しては、部材の形状、性
質等に応じて位置決めゲージの進退する方向等は種々変
更可能である。また、付勢手段としてのスプリングも、
直接スライドベースを付勢する形式としてもよい。
〈考案の効果〉 本考案に係る位置決め装置によれば、車体ルーフとテ
ールゲートなどの二つの部材を適正な隙間をもって位置
合せすることが確実に行えるようになり、またその位置
合せも部材に傷付けることなく行えるようになる。さら
に、本位置決め装置を採用することにより、上記のよう
な部材の位置合せ作業の自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る位置決め装置の平面
図、第2図はそのII矢視図、第3図は第1図中のIII−I
II矢視断面図、第4図は組立ライン中における当該位置
決め装置の平面図、第5図はその側面図、第6図は従来
の位置決め作業の説明図、第7図はそのVII−VII矢視断
面図である。 図面中、1は車体、1aはルーフ、3はテールゲート、11
は位置決め装置、14は支持ベース、15は位置決めブラケ
ット、17はクランプシリンダ、19はリニアガイド、20は
スライドベース、21はアーム、22は位置決めゲージ、23
はスプリングガイド軸、26は圧縮コイルばね、27はエア
シリンダ、29は連結部材である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送されて来て停止された一の部材の後端
    側に一定の隙間をもって他の部材を位置決めする際に用
    いる位置決め装置であって、設定すべき隙間と同じ厚さ
    を有する位置決めゲージと、位置決めゲージを支持する
    アームと、アームを支持し、前記一の部材の搬送方向と
    同じ方向に往復動自在のスライドベースと、スライドベ
    ースに前記一の部材の搬送方向前向きのばね力を付与す
    る付勢手段と、付勢手段によるばね力に抗して前記スラ
    イドベースを前記一の部材の搬送方向後向きに移動し得
    るアクチュエータと、前記スライドベース及びアクチュ
    エータを支持し、かつ前記位置決めゲージを前記一の部
    材の後端側に進退させるべく往復動可能な支持ベースと
    を備えたことを特徴とする位置決め装置。
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