JPS637475Y2 - - Google Patents

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JPS637475Y2
JPS637475Y2 JP1981026289U JP2628981U JPS637475Y2 JP S637475 Y2 JPS637475 Y2 JP S637475Y2 JP 1981026289 U JP1981026289 U JP 1981026289U JP 2628981 U JP2628981 U JP 2628981U JP S637475 Y2 JPS637475 Y2 JP S637475Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被圧入軸へ1部を切欠きしたクリ
ツプを圧入するクリツプ圧入機に関するものであ
る。
本出願人は既に特願昭52−145439号(特開昭54
−78577号)として、この種クリツプ圧入機を提
案している。第1図乃至第3図に示されるのは、
そのクリツプ圧入機で、機台A、スライド手段
B、クリツプ圧入ガイド部材C、クリツプ圧入ガ
イド部材の挟持手段D、クリツプ保持手段E、ク
リツプ定配手段F、クリツプ圧入手段G、その他
附属手段H及びクリツプIを主たる構成としてい
る。機台Aは、前後のフランジ部1a,1bから
なつている。スライド手段Bは、機台A上の前部
のフランジ部1a内に据え付けられ、一対の案内
部材3,3とスライド板2からなつている。クリ
ツプ圧入ガイド部材Cは、後部がクリツプに向つ
て截頭円錐形状4aで、且つ前部が被圧入軸Jに
向つて円筒形状4bである弾丸形状に形成された
中空状部材である。クリツプ圧入ガイド部材の挟
持手段Dは、上述したスライド板2上にあつて軸
6,6を中心にクリツプ圧入時に相互に扉状に開
くことができるように配された一対の対向する部
材5,5からなり、スプリング7がこの両部材
5,5を引き寄せて、クリツプ圧入ガイド部材C
をその中央部に設けられたV溝5a,5a間に上
述したスライド板2から離して挟持する。また、
対向する挟持部材5,5はクリツプの圧入作業に
際して妨げとならないようにするため、その後部
が拡張又は切欠5b,5bかれている。クリツプ
保持手段Eは、同じくスライド板2上にあつて、
クリツプを位置決め保持するための切欠8a,8
aを有し、クリツプ圧入時に軸9,9を中心に相
互に扉状に開くことのできる一対の部材8,8か
らなつている。クリツプ定配手段Fは、クリツプ
保持手段Eの直上に位置し、クリツプ供給手段1
0、クリツプ配分手段11、近接スイツチ12a
とレバー12bからなる通過確認手段12からな
つている。クリツプ圧入手段Gは、押し筒13と
シリンダ14からなり、押し筒13は圧縮空気を
供給する配管16と連結するエアー給入口13a
を備えている。その他附属手段Hとしては、上述
したスライド板2の前進後退を確認するためのマ
イクロスイツチ17等作業に必要な手段が随所に
配される。そしてこれらの各手段はクリツプ定配
手段Fを除いて、一直線上に並んで配される。
尚、被圧入軸Jは、軸18の端部にクリツプ溝1
8aが設けられている。
以上のように構成されたクリツプ圧入機に於い
ては、作業は次の順序に従つて行なわれる。即
ち、被圧入軸Jが所定の作業位置に位置付けられ
ると、機台A上のスライド手段Bが作動し、スラ
イド板2が前進して、このスライド板2上に挟持
手段Dによつて弾圧的に挟持されたクリツプ圧入
ガイド部材Cの前部円筒4b側の端面が、被圧入
軸Jの軸端に掌合される。また、この間にクリツ
プIは、クリツプ定配手段Fによりクリツプ保持
手段Eの切欠8a,8aに位置付けられる。上記
の要領で所定の位置に置かれたクリツプIを、ク
リツプ圧入手段Gの押し筒13が前進してクリツ
プ圧入ガイド部材Cの截頭円錐部4aに向けて押
し出す。この時、クリツプ保持手段Eは扉状に押
開かれ、クリツプIは拘束を解かれてクリツプ圧
入ガイド部材C上に乗り移る。そして、クリツプ
Iは、そのままクリツプ圧入ガイド部材C上をク
リツプ圧入手段Gの押し筒13に押されて、被圧
入軸Jに挿入可能な径まで押し拡げられ、軸Jに
乗り移り、そのクリツプ溝18aに挿着される。
作業後、押し筒13は後退するが、この際、押し
筒13内にエアーが吹き込まれ、クリツプ圧入ガ
イド部材Cを軸J端に押し付けたままの状態で後
退し、再び、クリツプ圧入ガイド部材Cは、その
挟持手段Dによつて弾性的に挟持されるに到る。
ところで、本出願人が先に提案した上記クリツ
プ圧入機に於いては、次に挙げる様な問題が生ず
ることがあり、改良する必要があつた。即ち、第
4図に示す様に、クリツプ圧入手段Gの押し筒1
3が前進してクリツプIをクリツプ圧入ガイド部
材Cの截頭円錐部4aに向けて押し出す際に、圧
入手段Gの内径にはガイド部材Cの最大径部が通
過し得る径の中空部が形成され、且つクリツプI
はその切欠きによつて拡径自在になつており、更
には、その外径D1がクリツプ圧入手段Gの押し
筒13の内径D2とD1>D2の関係にあるが、
径差が僅かであるために第5図に示す様に、クリ
ツプ圧入手段Gの押し筒13の中空内部にクリツ
プIが度々嵌り込むと云うトラブルが起り、その
都度、機械を停止して押し筒13の中空内部より
クリツプIを取り去らなければならず、作業効率
が捗らない。
また、上記不都合を除去するために、第6図及
び第7図に示すように拡開自在のコレツト状爪1
8を持つたプツシヤーを使用してクリツプIをク
リツプ圧入ガイド部材Cに被嵌させるようにした
ものが考案されている。これであれば、コレツト
状爪18の内径をクリツプIの外径より十分に小
さく設定できるため、クリツプ圧入ガイド部材C
にクリツプIを被嵌させる時にクリツプIがコレ
ツト状爪18の内周に嵌り込むことは防止でき
る。しかし、拡開自在のコレツト状爪18にてク
リツプIを被圧入軸に嵌合させるまで拡径させ、
被圧入軸に乗り移らせようとすると、コレツト状
爪18が大きく拡開し得るように構成する必要が
あり、コレツト状爪18の剛性をあまり高くでき
ない。このため、コレツト状爪18にてクリツプ
圧入ガイド部材Cに被嵌したクリツプIを押圧し
てクリツプIを拡径させる時、第8図に示すよう
にコレツト状爪18の剛性が不足し、コレツト状
爪18のみが必要以上に拡開してしまい、コレツ
ト状爪18がクリツプIを乗り越え、クリツプI
が嵌り込んでしまうといつた欠点があつた。
又、第1図乃至第3図に示した装置のクリツプ
圧入ガイド部材Cは、クリツプ圧入時に、第9図
に示すようにその軸方向に前進して、最終的に第
10図に示すように前部円筒4b側の端面が被圧
入軸Jの軸端に掌合し得るように、比較的弾性力
の弱いスプリング7を利用した挟持手段Dで浮動
的に抱持されている為、軸方向前進時に被圧入軸
Jの軸芯上より外れて、最終的に第11図に示す
ように前部円筒4b側の端面が被圧入軸Jの軸端
に正しく整列せず、クリツプIの圧入ミスが頻繁
に発生すると云う不都合があつた。
この考案の目的は、特開昭54−78577号公報に
記載の従来装置における上に述べたような問題点
を解決してクリツプ圧入を一層円滑・確実に行え
るようにすることである。
斯かる目的を達成するために、この考案は、以
下に述べるように特にクリツプ圧入ガイド部材と
クリツプ圧入手段に改良を加えたものである。す
なわち、クリツプ圧入ガイド部材に自然状態にお
けるクリツプの内径と略同一径の円筒状の中間部
と、中間部から漸次縮径する後部テーパ面と、中
間部から被圧入軸と略同一径まで漸次拡径する前
部テーパ面とを形成させ、前部テーパ面には底面
が中間部の周面に連なる複数の軸方向切欠溝を凹
設する。そうしてこのクリツプ圧入ガイド部材は
ブラケツトを介してスライド手段のスライド板と
結合させる。
クリツプ圧入手段は外側押し筒と内側押し筒と
の二重構造となす。外側押し筒の内径はクリツプ
圧入ガイド部材の前部テーパ面の最大径すなわち
被圧入軸の径と略同一とする。内側押し筒は外側
押し筒の内部で軸方向に摺動自在となし、内径は
自然状態におけるクリツプの外径より十分小さく
なるようにクリツプ圧入ガイド部材の中間部と略
同一径とする。内側押し筒の先端に、クリツプ圧
入ガイド部材の切欠溝に進入しうるように軸方向
に延在する複数の爪を設ける。クリツプ圧入手段
が軸方向に移動する際にクリツプ圧入ガイド部材
を支持するブラケツトと干渉しないように、外側
押し筒にはこのブラケツトと対応する位置に軸方
向の切欠きを設ける。内側押し筒については、ブ
ラケツトに対応する位置に爪の間の空間がくるよ
うに位置決めする。
クリツプを被圧入軸に圧入・装着するにあたつ
ては、クリツプ圧入手段を軸方向に移動させて、
クリツプ保持手段で切欠部をクリツプ圧入ガイド
部材のブラケツトに対応させて保持されているク
リツプを、まずクリツプ圧入ガイド部材に乗り移
らせる。その際、クリツプ圧入ガイド部材の後部
テーパ面がガイドの役割を果たして、クリツプの
円滑・確実な乗り移りを保証する。中間部はクリ
ツプの内径と略同一径であるため前部テーパ面に
至るまでにクリツプの姿勢を正しく保つ働きをす
る。クリツプ圧入手段がさらに軸方向に移動する
と、クリツプは前部テーパ面に押し上げられて拡
径する。このとき内側押し筒の爪は前部テーパ面
に凹設した切欠溝に進入する。そうして爪の先端
が切欠溝の端面につきあたると、その後は外側押
し筒のみがさらに移動してクリツプを押し動かし
て前部テーパ面の最大径部分から被圧入軸側へ乗
り移らせ、最終的に圧入溝へ嵌入せしめる。
次に、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第12図乃至第14図においてクリツプ圧入機
は、機台A、スライド手段B、クリツプ圧入ガイ
ド部材C、ガイド部材保持手段D、クリツプ保持
手段E、クリツプ定配手段F、クリツプ圧入手段
G、を主たる構成としている。尚、H,Iはその
他の附属手段、クリツプを示す。機台Aは前後の
フランジ部30a,30bからなつている。スラ
イド手段Bは、機台Aの前部のフランジ部30a
内に据付けられ、一対の案内部材31,31とス
ライド板32からなつている。そして、スライド
板32は、機台A内に収納されたスプリング33
とブラケツト34を介して連結しており、スプリ
ング33の弾力にて常時前方(図中右方)に押圧
されている。クリツプ圧入ガイド部材Cは、後部
にクリツプ内径より小径に縮径した第1のテーパ
面35aを有し、中間部35bはクリツプ内径と
略同一径の円筒状をし、前部に被圧入軸Jと略同
一径まで拡径した第2のテーパ面35cを有する
弾丸形状に形成してある。この第2のテーパ面3
5cには、後述する内側押し筒51の爪が進入し
うるように、底面が中間部35bと連なつた3つ
の軸方向切欠溝35eが設けてある。又、クリツ
プ圧入ガイド部材Cの前端面には、被圧入軸Jの
先端の面取り面36aと嵌合する凹部37が設け
てある。ガイド部材保持手段Dは、下面が上述し
たスライド板32に固定したL字形の支持フレー
ム38と、支持フレーム38の上腕部から下方に
向けて設置したブラケツト39とからなつてい
る。そして、当該ブラケツト39の下面をクリツ
プ圧入ガイド部材Cの上面に形成した凹溝35d
に嵌合させ、支持フレーム38、ブラケツト3
9、クリツプ圧入ガイド部材Cの3者をボルト4
0によつて固定することにより、クリツプ圧入ガ
イド部材Cをスライド板32の上方に配設固定し
ている。尚、上記方法にてクリツプ圧入ガイド部
材Cをスライド板32の上方に位置づけて取付け
る時、ブラケツト39の巾lは、クリツプIの切
欠き部の巾より狭くなるようにしておく。即ち、
クリツプ圧入ガイド部材C上をクリツプIがスラ
イドする時、ブラケツト39がクリツプIのクリ
ツプ圧入ガイド部材C上での移動を妨げないよう
にしておく。クリツプ保持手段Eは、同じくスラ
イド板32上に位置し、従来のものと同様、クリ
ツプIを位置決め保持するための切欠を有し、ク
リツプ圧入時にスプリング41,41の弾力に抗
して相互に扉状に開くことのできる一対の部材4
2,42からなつている。クリツプ定配手段F
は、クリツプ保持手段Eの真上に位置し、従来の
ものと同様、クリツプ供給手段(図示せず)、ク
リツプ配分手段43、近接スイツチ44とレバー
45とからなるクリツプ通過確認手段からなつて
いる。クリツプ圧入手段Gは、機台Aの後方に配
置したシリンダ(図示せず)のピストンロツド4
6と第1及び第2の連結部材47,48を介して
結合した円筒状の押し筒49と、押し筒49内に
スライド自在に収納した内筒50とで構成されて
いる。上記押し筒49の内径は、クリツプ圧入ガ
イド部材Cの先端部の外径、即ち最大外径部と略
同径にしてある。又、押し筒49の上部には、ク
リツプ圧入ガイド部材Cを保持しているブラケツ
ト39が通過し得る巾の切欠き49aが設けてあ
り、且つ内筒50と相対的に摺動し得るようにし
てある。又、押し筒49の先端には、クリツプI
を吸着保持するための磁石49cが埋込んであ
り、クリツプ圧入ガイド部材C上でクリツプを拡
開さす時、押し筒49とクリツプIとが同芯を保
持するようにしてある。内筒50の前方には、ク
リツプ拡径用の3つ爪からなる内側押し筒51が
一体に設けてある。当該内側押し筒51の内径
は、クリツプIの外径より十分に小さく、例えば
クリツプ圧入ガイド部材Cの中間部35bと略同
一径とし、クリツプ拡径時にクリツプIが内側押
し筒51内に食込まないようにしてある。又、内
側押し筒51の爪は、内側押し筒51が押し筒4
9と共にクリツプ圧入ガイド部材Cの外周をスラ
イドする時にブラケツト39と接触しない位置に
形成しておく。52は内筒50が押し筒49内で
回転するのを防止するための回り止めピン、53
はボルト54により内筒50の後方に固定したス
ライド部材であり、当該スライド部材53と、押
し筒49及び第2の連結部材48によつてシリン
ダを形成している。そして必要な時、後述する如
く、特に剛性の高いクリツプを圧入する時等に
は、第2の連結部材48に穿設した貫通孔55か
らシリンダ室56内に圧縮流体を圧入し、内筒5
0と一体となつたスライド部材53を前方に、よ
り強い力で押圧するようになつている。57は第
2の連結部材48とスライド部材53との間に圧
入したスプリングであり、このスプリング57の
弾力によりスライド部材53は常時前方に押圧さ
れており、その外周に形成した段部53aが押し
筒49の内周に形成した段部49bに当接してい
る。そして、スライド部材53の段部53aが押
し筒49の段部49bに接触した状態で、内筒5
0の前方に形成した内側押し筒51の先端面と押
し筒49の先端面とが一致するようにしてある。
58は先端が前述したスライド板32と結合した
ロツドであり、このロツド58の後端は、第1の
連結部材47に固定したU字形のブラケツト59
と当接して、ストツパとして作用し、スライド板
32が機台A内に収納したスプリング33の弾力
にて前方に押し出されるのを防止している。尚、
当該ロツド58はブラケツト59により前方への
移動は阻止されているが、後方への移動は可能な
ため、ロツド58並びにスライド板32等はスプ
リング33の弾力に抗して後方にスライドし得
る。その他附属手段Hとしては、上述した押し筒
49の前進後退を確認するためのマイクロスイツ
チ60等作業に必要な手段が配されている。そし
てこれらの各手段は、クリツプ定配手段Fを除い
て、一直線上に並んで配される。尚、36bは被
圧入軸Jの軸端のクリツプ溝である。
以上のように構成されたクリツプ圧入機に於い
ては、作業の次の順序に従つて行なわれる。
先ず、被圧入軸Jが所定の作業位置に位置付け
られると共に、クリツプ定配手段Fによりクリツ
プ保持手段Eの切欠にクリツプIが位置付けられ
る。尚、この時クリツプIの切欠き部がクリツプ
圧入ガイド部材Cを保持しているブラケツト39
を通過するようにクリツプIを定配しておく。次
に機台Aの後方に配置したシリンダ(図示せず)
を伸長させ、ピストンロツド46と第1及び第2
の連結部材47,48を介して連結した押し筒4
9及び押し筒49内に挿入した先端に内側押し筒
51を有する内筒50を前進させると同時に、第
1の連結部材47に固定したブラケツト59を前
進させる。すると、後端がブラケツト59と係合
しているロツド58により前進を阻止されている
スライド板32もスプリング33の弾力により前
進を開始し、スライド板32に支持フレーム38
及びブラケツト39を介して固定したクリツプ圧
入ガイド部材Cも前進する。そして、クリツプ圧
入ガイド部材Cの先端に形成した凹部37が被圧
入軸J先端のテーパ面36aと当接すると、スラ
イド板32の前進は停止し、後はブラケツト59
がロツド58上をスライドする。尚、クリツプ圧
入ガイド部材Cが被圧入軸Jに当接した後は、ブ
ラケツト59はロツド58の後方への動きは規制
していないため、クリツプ圧入ガイド部材Cはス
ライド板32と共にスプリング33の弾力に抗し
て後退することができるため、当接時のシヨツク
を柔らげることができる。一方、クリツプ保持手
段Eに保持されているクリツプIは、押し筒49
の内周に位置する内側押し筒51と押し筒49の
前進により、クリツプ圧入ガイド部材Cの第1の
テーパ面35aに向つて押し出される。この時、
クリツプ保持手段Eを構成する一対の部材42,
42は扉状に押し開かれ、クリツプIは拘束を解
かれてクリツプ圧入ガイド部材Cの第1のテーパ
面35aに乗り移り円筒状をした中間部35bへ
と移動し、第2のテーパ面35c上でクリツプI
は拡径しながら被圧入軸Jへ挿入される。尚、こ
の時、クリツプIの剛性が強く、クリツプIがス
プリング57の弾力で第2のテーパ面35cで拡
径しないときは、第2の連結部材48に穿設した
貫通孔55からシリンダ室56内に圧縮流体を圧
送し、内側押し筒51を有する内筒50をスプリ
ング57の弾力以上の力で前進させて、クリツプ
Iを拡径させる。そして、クリツプ圧入ガイド部
材Cの第2のテーパ面35cに移動した拡径クリ
ツプIは、内側押し筒51と内側押し筒51の外
周に被嵌している押し筒49とによつて前方に押
圧されるようになり、拡径される。この時、第1
5図及び第16図aに示す様にクリツプ圧入ガイ
ド部材Cの第2のテーパ面35cに設けられた切
欠溝35eに進入するが、爪の先端が第16図b
に示すように切欠溝35eの端面35fに当たる
とそれ以上前進することができず、したがつてそ
の後は、爪51と一体の内筒50と結合している
スライド部材53と第2の連結部材48との間に
圧入したスプリング57を圧縮しながら、押し筒
49のみが前進する。これによりクリツプIはク
リツプ圧入ガイド部材Cから被圧入軸Jへと乗り
移り、被圧入軸Jのクリツプ溝36bに嵌合す
る。後は、機台Aの後方に配置したシリンダ(図
示せず)が短縮し、押し筒49及び内側押し筒5
1が元の位置に戻つて、再び上記動作を繰返す。
以上説明したようにこの考案は、クリツプ圧入
手段を二重構造にして、まず内・外押し筒を共に
軸方向に移動させてその端面でクリツプをクリツ
プ圧入ガイド部材の前部テーパ面に押し上げるこ
とによつて被圧入軸と略同一径まで拡径させ、続
いてこの拡径したクリツプを外側押し筒で被圧入
軸側へさらに押し動かすようにしたから、クリツ
プ圧入手段がそれ自体は拡径することなくしてク
リツプを拡径させクリツプを円滑・確実に、被圧
入軸に圧入・装着することができる。すなわち、
内側押し筒の先端に爪を形成させてこれをクリツ
プ圧入ガイド部材の前部テーパ面に凹設した切欠
き溝に進入させるようにしたから、内側押し筒の
内径をクリツプ圧入ガイド部材の最大径よりも小
さくでき、それゆえにまたクリツプの外径より十
分小さくすることができる。この結果、従来のよ
うに拡径過程においてクリツプを噛み込んでしま
うといつた問題が解消した。また、クリツプ圧入
ガイド部材はブラケツトで固定したから常に被圧
入軸と同軸に保持され、従来のように芯ズレを起
こすような虞は皆無となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本出願人が既に出願してい
るクリツプ圧入機を示す図面であり、第1図は外
観立体形状を示す全体図、第2図はその要部拡大
図、第3図は要部を拡大して分解的に示した説明
図である。第4図及び第5図は上記のクリツプ圧
入機に於いて、クリツプを押し筒でクリツプ圧入
ガイド部材に向けて押し出す際の説明図で、第4
図はその押出前、第5図は押し出し後である。第
6図乃至第8図は、クリツプをクリツプ圧入ガイ
ド部材に向けて押し出す時の他の従来例を示す説
明図である。第9図乃至第11図は被圧入軸とク
リツプ圧入ガイド部材を示す図面で、第9図は被
圧入軸に向つてクリツプ圧入ガイド部材が前進時
の場合、第10図はクリツプ圧入ガイド部材が被
圧入軸の軸端に正規に掌合された場合、第11図
はクリツプ圧入ガイド部材が被圧入軸の軸端に芯
ずれして掌合された場合を夫々示すものである。
第12図乃至第14図はこの考案に係るクリツプ
圧入機を示す図で、第12図は正面図、第13図
は平面図、第14図は要部縦断面図、第15図は
クリツプ圧入ガイド部材と、クリツプおよび被圧
入軸との位置関係等を示す拡大斜視図、第16図
a〜cは内・外押し筒によるクリツプの拡径およ
び圧入過程を示すもので、第16図a,bは縦断
面図、第16図cは横断面図である。 A……機台、B……スライド手段、C……クリ
ツプ圧入ガイド部材、D……ガイド部材保持手
段、E……クリツプ保持手段、F……クリツプ定
配手段、G……クリツプ圧入手段、I……クリツ
プ、J……被圧入軸、32……スライド板、35
a……第1のテーパ面、35c……第2のテーパ
面、36b……クリツプ溝、38……支持フレー
ム、39……ブラケツト、46……ピストンロツ
ド、49……押し筒、50……内筒、51……内
側押し筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 欠円状のクリツプをクリツプ供給位置に1個ず
    つ供給し、供給されたクリツプを拡開しつつ被圧
    入軸の軸方向に押出、その軸端に圧入するクリツ
    プ圧入機において、 被圧入軸の軸端とクリツプ供給位置との間に配
    置され、クリツプ内径と略同一径の円筒状の中間
    部、クリツプ内径より小径に縮径された後部テー
    パ面、被圧入軸に向けてそれと略同一径まで拡径
    した前部テーパ面及び前部テーパ面の周囲に配設
    され、底部が中間部と一連で軸方向に伸びる複数
    個の切欠溝を有するクリツプ圧入ガイド部材と、 上記クリツプ圧入ガイド部材を、被圧入軸に対
    し、同一軸線上で移動可能に保持し、クリツプ圧
    入ガイド部材の外周一部で、クリツプの切欠部が
    通過可能な細幅の連結部を介してスライド部材に
    連結してあるガイド部材保持手段と、 クリツプ供給位置に1個づつ供給されるクリツ
    プを、クリツプ圧入ガイド部材の後端に同心的に
    対向する位置で、クリツプの切欠部をクリツプ圧
    入ガイド部材外周の上部細幅連結部の位置に一致
    させた状態で両側から保持すると共に、クリツプ
    の圧入方向前方両側に回動開放して上記クリツプ
    圧入ガイド部材にクリツプを受け渡しする1対の
    クリツプ保持手段と、 内径を上記クリツプ圧入ガイド部材の最大外径
    と略同一径とし、クリツプ圧入ガイド部材外周の
    細幅連結部に対応して軸方向に伸びる切欠きを設
    けた外側押し筒及び該外側押し筒内に軸方向へス
    ライド可能に嵌合され、内径を上記クリクツプ圧
    入ガイド部材の中間部と略同一径とし、先端に軸
    方向に延びる複数の爪を設けた内側押し筒とから
    なり、これら両押し筒をクリツプ保持手段のクリ
    ツプ圧入方向手前側の位置に配置すると共に、シ
    リンダによつて、上記クリツプ保持手段で保持さ
    れたクリツプを上記クリツプ圧入ガイド部材並び
    に被圧入軸に向けて同心状態を保持して前進さ
    せ、上記クリツプ圧入ガイド部材の前部テーパ面
    に形成した切欠溝に上記爪を進入させつつ該爪の
    先端面でクリツプをテーパ面に沿つて押し拡げ、
    爪の先端が切欠溝の端面に当たるとその後はクリ
    ツプを押して外側押し筒により被圧入軸に圧入さ
    せるようになしたことを特徴とするクリツプ圧入
    機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5267080A (en) * 1975-11-29 1977-06-03 Fuji Valve Automatic snap ring attaching device
JPS5478577A (en) * 1977-12-03 1979-06-22 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Clip pressure fit machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5267080A (en) * 1975-11-29 1977-06-03 Fuji Valve Automatic snap ring attaching device
JPS5478577A (en) * 1977-12-03 1979-06-22 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Clip pressure fit machine

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