JP2509809B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2509809B2
JP2509809B2 JP60294893A JP29489385A JP2509809B2 JP 2509809 B2 JP2509809 B2 JP 2509809B2 JP 60294893 A JP60294893 A JP 60294893A JP 29489385 A JP29489385 A JP 29489385A JP 2509809 B2 JP2509809 B2 JP 2509809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラー原稿を読取って、モノクロモード時
にはモノクロ画像として出力し、カラーモード時にはカ
ラー画像として出力できる画像処理装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の画像処理装置においては、カラーモー
ドにおいては、画像信号の多値化は、B,G,R系からY,M,C
系への色変換後に行われ、この多値化後の信号がカラー
画像の信号として出力される。モノクロモードにおいて
も、色変換(色分離も含む)後の信号から、モノクロの
信号を求め、多値化してモノクロ画像の信号として出力
している。
(発明が解決しようとする問題点) モノクロ画像の信号を色変換後の信号から作成する
と、各原色にそれぞれ特有の閾値が設けられている等の
事情から、良好なモノクロ画像が得にくいという問題が
ある。又、モノクロ画像の信号を色変換後の信号から作
成する回路が複雑なため、全体の回路構成も複雑になる
という問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、カラー画像をモノクロ画像として出力する場
合にも、高品質のモノクロ画像が得られ、回路構成も簡
単になる画像処理装置を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決する本発明は、カラー画像を読み取
って、モノクロモード時にはモノクロ画像信号を出力
し、カラーモード時にはカラー画像信号を出力する画像
処理装置において、 カラー原稿での反射光又は透過光を色分解して読み取
る画像読取手段、 前記画像読取手段が出力する画像信号から輝度に関す
る信号を出力する輝度信号出力手段、 前記画像読取手段が出力する画像信号を処理して各画
素の色に関する濃度信号を出力する色変換手段、 前記輝度信号出力手段の出力を記憶する第1記憶手
段、 前記色変換手段の出力を各色別に記憶する第2記憶手
段、 入力信号を閾値と比較して多値化を行い、モノクロ画
像信号又はカラー画像信号を出力する多値化手段、及び モノクロモード時には前記第1記憶手段の内容を読み
だし、前記多値化手段に供給して多値化されたモノクロ
画像信号を出力し、カラーモード時には前記第2記憶手
段の内容を読みだし、前記多値化手段に供給して多値化
されたカラー画像信号を出力するように制御する制御手
段、からなることを特徴とするものである。
(作用) 本発明では、モノクロモード時には、輝度信号取得手
段が出力した輝度に関する信号を多値化手段により多値
化したものが、モノクロ画像の信号として出力される。
カラーモード時には、従来通り、色変換手段が出力した
濃度に関する信号を多値化手段により多値化したもの
が、カラー画像の信号として出力される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。こ
こでは、色変換の一つである色分離を用いた場合につい
て述べる。
第1図(a),第2図は本発明の一実施例を示す構成
図あり、第1図(b)は各部の分光特性を示す図であ
る。第1図(a)は光学情報を分解する光学系を、第2
図は電気信号に変換された画像信号を処理する電気系を
それぞれ示している。第1図(a)において、31はレン
ズ、32,33はその一面が互いに接したプリズムで、この
接触面はダイクロイックミラー34を形成している。35,3
6はそれぞれ光情報を電気信号に変換するCCDイメージセ
ンサ(以下単にCCDという)である。
今、第1図(b)(イ)に示すようなスペクトル特性
を有する光源でカラー原稿を照射する。カラー原稿の反
射光は、例えば第1図(a)に示すような光学手段に入
射して赤(Red)とシアン(Cyan)に分解される。図に
おいて、カラー原稿より反射された反射光はプリズム32
に入射する。入射光はプリズム32とプリズム33間の境界
面に形成されたダイクロイックミラー34によりシアン系
の色が反射され、プリズム32から出射される。一方、赤
系の色はダイクロイックミラー34を透過し、プリズム33
から出射される。即ち、本発明に用いるダイクロイック
ミラー34は入射光を互いに補色関係にある2種の色に分
解する。第1図(b)(ロ)はダイクロイックミラーの
分光特性を示す図である。図において、横軸は波長(n
m)、縦軸は透過率(%)である。図より波長の長い赤
系は透過し、波長の短いシアン系は反射することがわか
る。ここで、補色関係にあるとは、2色の色をそれぞれ
P,Qとした場合にP+Q=白になるような色P,Qの関係を
いう。尚、色分解の目的を達成できる光学手段であれ
ば、ハーフミラー又はビームスプリッタとフィルタとの
組合せによるもの、又は色分離可能な撮像素子を用いる
もの等どのようなものであってもよい。
色分解された赤とシアンの2色をそれぞれCCD等の光
電変換素子を用いて電気信号に変換する。第1図(b)
(ハ)は本発明に用いるCCDの分光感度特性を示す図で
ある。図において、横軸は波長(nm)、縦軸は相対感度
(%)である。図より明らかなように、このCCDは波長6
00nm付近にピークをもっている。これら光電変換された
信号を基準色(白色)の出力値にて正規化する。正規化
した赤の光電変換信号をVR,シアンの光電変換信号をVC
とする。そして、これら光電変換信号をリニアなA/D変
換器によって6ビットのディジタルデータに変換する。
コンピュータ(或いはマイクロコンピュータ)で演算処
理を行いやすくするためである。このように本発明装置
によれば、従来法のR,G,Bの3原色で撮像するのに比べ
て装置構成が簡単になり、安価となっている。
次に、第2図について説明する。図において、41は赤
系の光学情報を受ける第1のCCD、42はシアン系の光学
情報を受ける第2のCCD、51は第1のCCD41の光電変換出
力を増幅する第1の増幅器、52は第2のCCD42の光電変
換出力を増幅する第2の増幅器である。第1及び第2の
CCD41,42で光電変換手段40を構成し、第1及び第2の増
幅器51,52とで増幅部50を構成する。61は第1の増幅器5
1の出力をリニアにディジタルデータに変換する第1のA
/D変換器、62は第2の増幅器52の出力をリニアにディジ
タルデータに変換する第2のA/D変換器で、これら第1
及び第2のA/D変換器61,62とでA/D変換部60を構成す
る。A/D変換器61,62のビット数としては例えば8ビット
程度を用いるとよく本例では6ビットとした。
72は6ビットのうちの下位5ビットの輝度信号データ
VR+VCを格納する第1のバッファメモリ、73は色差信号
データVC/(VR+VC)を格納する第2のバッファメモ
リ、81は第1及び第2のメモリ72,73の出力をアドレス
として受け有彩色(赤,シアン)の濃度対応値(濃度デ
ータ)を出力する第3のメモリ(赤・シアンメモリ)、
82は同じく第1及び第2のメモリ72,73の出力をアドレ
スとして受け無彩色(黒,灰,白)濃度データを出力す
る第4のメモリ(黒メモリ)である。第1及び第2のメ
モリ72,73とで色分離情報作成手段70を構成し、第3及
び第4のメモリ81,82とで色情報格納手段80を構成す
る。尚、この実施例では、色分離情報作成手段70内のメ
モリ72が輝度信号取得手段の機能を有し、メモリ72を含
めた色分離情報作成手段70及び色情報格納手段80が色変
換手段の機能を有している。
43は第3のメモリ81の出力を一時的に格納する第1の
バッファ、44は第4のメモリ82の出力を一時的に格納す
る第2のバッファ、45は第1のメモリ72の出力を直接受
けて一時的に格納する第3のバッファである。46はB
(ブラック/黒)B(ブルー/青)R(レッド/赤)セ
レクト信号(以下B.B.R信号という)及び第2のメモリ7
3の出力を受けるカラーセレクト回路で、その出力は第
1〜第3のバッファ43〜45に印加されている。そして、
前記B.B.R信号によって、これら第1〜第3のバッファ4
3〜45の何れかの出力が図に示す装置の出力となる。第
1〜第3のバッファ43〜45及びカラーセレクト回路46と
で色情報格納手段80の出力を制御する色制御手段90を構
成する。このように構成された装置の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。
カラー原稿の光学情報は、第1図に示す光学手段に入
射して、赤系とシアン系に分離される。分離された赤
系,シアン系の光学情報はそれぞれCCD41,42に入射して
電気信号に変換される。変換された画像信号は、それぞ
れ増幅器51,52に入って所定のレベルまで増幅された
後、続くA/D変換器61,62でディジタルデータに変換され
る。ここで、このディジタルデータは基準色の画像デー
タを用いて赤系とシアン系のそれぞれの画像データを正
規化した値を、それぞれVR,VCとする。
次に色分離を決定するために以下の点を考慮する。
中間調が表現できるようにするため、テレビの輝度信
号に相当する原稿の反射率(反射濃度)の情報を取入れ
る。
赤,シアン等の色差(色相,彩度を含む)の情報を取
入れる。
以上より輝度信号情報と色差信号情報として例えば以
下のものを用いるとよい。
輝度信号情報=VR+VC (1) VR,VC(0≦VR≦1.0,0≦VC≦1.0)の和VR+VC(0≦VR
+VC≦2.0)は黒レベル(=0),白レベル(=2.0)に
対応し、全ての色は0から2.0の範囲に存在する。
色差信号情報=VR/(VR+VC)又はVC/(VR+VC
(2) 無彩色の場合には、全体(VR+VC)内に含まれるVR
分,VC成分の割合は一定である。従って、 VR/(VR+VC)≒0.5 VC/(VR+VC)≒0.5 となる。これに対し、有彩色の場合にはVR/(VR+VC
又はVC/(VR+VC)の値は原稿の色相及び彩度を表わす
1つの尺度になる。即ち (1)赤系色 0.5<VR/(VR+VC)≦1.0 0≦VC/(VR+VC)<0.5 (2)シアン系色 0≦VR/(VR+VC)<0.5 0.5<VC/(VR+VC)≦1.0 と表現することができる。これより、座標軸としてVR
VCとVR/(VR+VC)又はVC/(VR+VC)を2軸とする座
標系を用いることにより、有彩色(赤系,シアン系),
無彩色を明確に分離することが可能になる。
第3図は上述した色分離方法に従って区分を行った色
分離マップの一例を示す図である。図において、横軸は
色差信号情報VC/(VR+VC)を、左縦軸は輝度信号情報
VR+VCを、右縦軸は無彩色による反射濃度を示してい
る。色差信号情報=0.5近傍に無彩色があり(図の斜線
領域)、0.5より小さい領域は赤系、0.5より大きい領域
はシアン系となる。又、反射濃度と輝度信号情報VR+VC
との間に図に示すような対応関係が存在するため、出力
値に直結しやすい。図に示す例では、横軸に色差信号情
報としてVC/(VR+VC)をとっているが、VR/(VR
VC)としても同様である。
実際の画像処理装置内においては、第3図に示す色分
離マップはROMテーブル内に作成格納される。具体的に
はメモリ81,82に格納されている。
ここで、前述したように色差信号VC/(VR+VC)が0.
5より大きいか小さいかで赤と青を区別することができ
る。従って、VC/(VR+VC)の最上位ビット(MSB)に
より赤と青を識別することができるので、有彩色データ
はメモリ81に一緒に格納することができる。メモリ73よ
り色差信号VC/(VR+VC)がカラーセレクト回路46に入
っているのは、赤と青の色を区別するためである。
輝度信号VR+VCは第1のメモリ72に格納され、色差信
号VC/(VR+VC)は第2のメモリ73に格納される。そし
て、これら第1及び第2のメモリ72,73の出力は第3及
び第4のメモリ81,82にアドレス信号として与えられ
る。第3,第4のメモリ81,82からは入力アドレスに応じ
た番地に格納されている濃度データが出力されて、それ
ぞれバッファ43,44にホールドされ、第1のメモリ72か
らの輝度信号データは第3のバッファ45に入ってホール
ドされる。
一方、カラーセレクト回路46はB.B.R信号及び色差信
号VC/(VR+VC)を受けて、第1〜第3のバッファ43〜
45の何れか一方にセレクト信号を与える。第4図はB.B.
R信号と色指定との関係を示す図である。即ち、B.B.R信
号は2ビットで入力される。カラーセレクト回路46は、
このB.B.R信号と色差信号VC/(VR+VC)の最上位ビッ
トにより第1〜第3のバッファ43〜45を制御する。例え
ば、第4図に示すような対応をとると(1 0)が入力さ
れた場合には第1のバッファ43が有効となり、且つこの
時VC/(VR+VC)で赤と青の混合を避ける操作をする。
以上、赤信号のセレクトの場合を例にとったが、青信号
のセレクトの場合についても(0 1)が入力されること
以外は同様である。
次に(0 0)が入力されると、第2のバッファ44が有
効となり、黒メモリの内容のみが出力される。次に(1
1)が入力されると、モノクロモードである全黒モード
(原画の赤色,青色共黒にするモード)となる。全黒モ
ードでは、カラーセレクト回路46により第3のバッファ
45が有効となり、輝度信号データVR+VCが直接出力され
る。このようにして、各バッファ43〜45から出力された
データは閾値回路により閾値と比較され、例えば閾値よ
り大きいデータについては色材で記録されるデータとな
り、閾値より小さいデータについては色材を付着させな
いデータとされ2値化される。或いは又、閾値を2種設
け、両方より小さいデータについては色材を記録紙に付
着させないデータとされ、両方の間にあるデータについ
ては色材を若干付着させるデータとし、両方から大きい
データについては色材を十分付着させるデータとされて
3値化される。このように2値化,3値化等に多値化さ
れ、出力装置により画像として再生される。
第5図は色制御手段以降の具体的回路例を示す図であ
る。第2図と同一のものは同一の符号を付して示す。第
3,第4のメモリ81,82の出力は、第1,第2のトライステ
ートバッファ(例えば74LS244)43,44にそれぞれ入力さ
れ、第1のメモリ72の輝度信号VR+VCは第3のトライス
テートバッファ45に直接入力されている。一方、2ビッ
トカラーセレクト信号(B.B.R信号)D1,D2は第1のデ
コーダ101に入力され、その第1の復調出力は第2のト
ライステートバッファ44のゲートに入り、第2,第3の復
調出力は論理積がとられて第2のデコーダ102に入り、
第4の復調出力は、第3のトライステートバッファ45に
入っている。
第2のデコーダ102には前記第1のデコーダ101の出力
の他、メモリ73からの色差信号データ及びB.B.R信号の
うちのD2ビットが入力されている。そして、その第1及
び第4の出力の論理積が第1のトライステートバッファ
43のゲートに入っている。第1〜第3のトライステート
バッファ43〜45の出力は共通接続されてラッチ103に入
っている。ラッチ103の出力は、比較回路104に入り閾値
回路105からの閾値と比較されて多値データ(含2値デ
ータ)に変換される。このように構成された回路の動作
は第6図に示す通りである。図のEは第2のトライステ
ートバッファ44のゲート入力を、Fは第1のトライステ
ートバッファ43のゲート入力を、Gは第3のトライステ
ートバッファ45のゲート入力をそれぞれ示している。例
えば全黒モード(全赤又は全青モードの場合も同様)の
場合を例にとると、第3のバッファ45のみがアクチブと
なり、第1,第2のバッファ43,44の出力はハイインピー
ダンス状態となる。そして、輝度信号データが直接ラッ
チ103でラッチされ、続く比較回路104で多値化される。
このように本発明によれば、全黒モード時にはメモリ
81,82に格納されている内容ではなく、輝度信号VR+VC
を多値化するようにしている。従って、従来の白黒のデ
ィジタル複写機と同等の閾値を用いて画像を処理できる
ため、閾値設定が楽になると共に、BLK(黒)やR
(赤),B(青)信号の論理和演算を行う必要もなく、回
路も簡素化することができる。
このようにして求めた多値データ(含2値データ)を
プリンタ,複写機等の入力データとすることにより、外
部に出力表示することができる。具体的にはB.B.R信号
と出力装置の現像器の色指定と組合せることに色変換が
可能となる。他の熱転写記録装置で記録させる場合には
カラーリボン又はカラーヘッドに指定すればよい。尚、
出力値の記録手段は光ファイバ(OFT),液晶(LCD),
レーザ等による感光体面上への露光,インクジェット,
サーマルトランスファ,銀塩若しくは非銀塩材料への記
録或いはCRTへの出力等限定されない。以上の操作は、C
CD41,42が新しい光学情報を受けるたび毎に繰返される
ことになる。尚、モノクロモードとして全黒をかかげた
が全赤でも全青でもよいことは勿論である。
第7図乃至第10図は出力装置の構成例を示す図であ
る。第7図はレーザプリンタを、第8図は熱転写プリン
タを、第9図はOFT(オプチカルファイバチューブ)記
録装置を、第10図はBJ(バブルジェット)カラープリン
タをそれぞれ示している。
第7図のレーザプリンタの動作について説明する。カ
ラーモード時はレーザ装置110からはB.B.R信号によって
選択された赤の濃度データによって変調された変調光が
出射される。出射された変調光は感光ドラム111の表面
を露光する。露光されたこの感光ドラム111は、続く赤
のトナーを収容した現像器のみ作動している現像部112
で、まず、赤のトナーが付着され、給紙カセット113か
ら送られるコピー用紙に転写される。
次に感光ドラム111が1回転して、帯電制御部114で初
期帯電を受けた後、レーザ装置110でB.B.R信号によって
選択された青の濃度データによって変調された変調光が
出力される。出射された変調光は感光ドラム111の表面
を露光する。この感光ドラム111表面には、今度は青ト
ナーを収容した現像器のみが作動している現像部112で
青のトナーが付着される。青色のトナーが付着された感
光ドラム111からコピー用紙に転写される。
更に、感光ドラム111が1回転して、帯電制御部114で
初期帯電を受けた後、レーザ装置110でB.B.R信号によっ
て選択された黒の濃度データによって変調された変調光
が出力される。出射された変調光は感光ドラム111の表
面を露光する。この感光ドラム111表面に今度は黒トナ
ーを収納した現像器のみが作動している現像部112で黒
のトナーが付着される。黒色のトナーが付着された感光
ドラム111からコピー用紙に転写される。このようにし
て所定の色の画像が転写されたコピー用紙は定着部115
に送られカラー画像として定着される。
そして、モノクロ(全黒)モード時はレーザ装置110
からは、B.B.R信号によって選択された第3のバッファ4
5のデータによって変調された変調光が出射される。出
射された変調光は感光ドラム111の表面を露光する。露
光されたこの感光ドラム111は、続く黒のトナーを収納
した現像器のみ作動している現像部112で、黒のトナー
が付着され、給紙カセット113から送られるコピー用紙
に転写される。このようにして黒のトナーの画像が転写
されたコピー用紙は定着部115に送られ定着される。
次に第8図の熱転写プリンタの動作について説明す
る。Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),Bl
(ブラック)の4色のインクが連続して付着されたイン
クリボン121が図の矢印方向に移動する。一方、給紙カ
セット122より給紙されたコピー用紙123は、プラテン12
4まで送られサーマルヘッド125により熱溶解されたイン
クリボン121上の各色のトナーがコピー用紙に転写され
る。転写が終了したコピー用紙123は排紙される。
次に第9図に示すOFT記録装置の動作について説明す
る。CRT131に表示された画像情報は、レンズ132で集光
された後、ミラー133で反射された感光体134に入射し露
光する。画像情報によって露光された感光体134は現像
部135に送られ、C,M,Yの各現像器によって現像される。
現像された感光体134は更に転写部136に送られコピー用
紙137は定着部(図示せず)で定着された後、排紙され
る。
次に第10図に示すBJカラープリンタの動作について説
明する。ヘッド送り台141にはバブルジェットヘッド142
が取付けられており、該バブルジェットヘッド142に
は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)及びBL
K(ブラック)のインクタンク143から各色のインクが送
られ、記録紙144上に各色のバブルが吹きつけられて画
像が完成する。
次に本発明の応用例について説明する。第11図は本発
明の応用例を示す構成ブロック図である。図に示す実施
例は、第12図は示すような色分離マップに基づいてカラ
ー原稿を赤(レッド),緑(グリーン),青(ブルー)
の3原色に分離するものである。第12図で、横軸は色相
信号,縦軸は輝度信号である。2種の光信号をCCD等の
光電変換手段151,151′で電気信号VA,VBに変換し、こ
のVA,VB信号を対数増幅器152,152′に入れて対数増幅
する。対数増幅された信号log VA,log VBは、続く減算
器153で(log VA−log VB)なる演算がなされる。この
(log VA−log VB)の値に対し、続く色判別回路154で log VA−log VB≧b1のとき 赤 b2<log VA−log VB<b1のとき 緑 log VA−log VB≦b2のとき 青 と判別し(b1,b2は定数)、赤,緑,青の色信号を出力
する。一方、VA,VB信号は増幅器155,155′によって増
幅された後、加算器156で(VA+VB)なる演算がなされ
る。
ここで、2つの信号VA,VBの加算器(VA+VB)は、第
2図に示す実施例の場合と同様、輝度信号を表わす。そ
こで、この輝度信号を、多値化(含2値化)のための画
像データとして用いる。即ち、加算器156の出力は多値
化のための比較回路157に入る。該比較回路157にはカラ
ーセレクト回路158からのカラーセレクト信号及びモノ
クロ専用閾値を発生する閾値回路159からの閾値データ
が入力されている。そして、カラーセレクト回路158か
ら全黒モード信号が出力された場合に、加算器156の出
力(輝度信号)は閾値回路159からの閾値によって多値
化される。全黒モード以外の場合には、無彩色用の閾値
を発生する閾値回路159からの出力閾値によって VA+VB≧a1のとき 白 a2≦VA+VB<a1のとき 有彩色 VA+VB≦a2のとき 黒 と判断する(a1,a2は定数)。比較回路157からの出力
が色判別回路154に入力されているのは、a2≦VA+VB<a
1の場合(有彩色であること)を色判別回路154に知らせ
るためである。
第13図は本発明の他の応用例を示す図である。図に示
す実施例は、第14図に示す色分離マップに基づいて無彩
色データを2値化するものである。第14図に示す色分離
マップにおいて、横軸は赤光源点灯時のセンサ出力
(%)を、縦軸は青光源点灯時のセンサ出力(%)をそ
れぞれ示す。図の2点(0,0)と(100,100)を結ぶ線上
は紫となっているが、実際にはグレイ(灰)レベルが対
応している。図のA点をモノクロ表現する場合、A点の
座標を(x,y)とすると、例えば として、距離Zの値を輝度信号の値に対応することが考
えられる。
今、センサ161では赤の光学信号を電気信号に変換
し、センサ162では青の光学信号を電気信号に変換する
ものとする。各センサの出力をVR,VBとする。VR,VB
それぞれ増幅器163,164で所定のレベルまで増幅された
後、続くA/D変換器165,166でディジタルデータに変換さ
れる。各A/D変換器165,166の出力は、演算器167に入っ
て(3)式で示される演算を行う。この演算結果は前述
したように、輝度信号データと見なすことができる。従
って、このデータを比較回路168で閾値回路169からの閾
値と比較して2値化することができる。
又、YMCフルカラー表示の場合、例えば第15図に示す
ようなYMCの各出力レベルを考えた場合(図の縦軸は出
力レベル)、図の下色除去分に相当する部分(図の斜線
部)を黒で出力表現することが考えられる。しかし、上
記方法だとシアン単色等の原稿には対応できない。この
場合はシアンの出力値を黒にて表現することになる。こ
のためモノクロモード時はYMCの出力値をそのまま黒で
表現する方がよいと考える。
以上のことは、YMCマルチカラー表示の場合も同様で
ある。
上述の説明ではVR+VC及びVC/(VR+VC)演算を行わ
せる場合を例にとった。
上述の説明においては、第3図に示す色分離マップの
横軸にVC/(VR+VC)を用いたが、VR/(VR+VC)であ
ってもよい。又、横軸の同様の効果は (VR−VC)/(VR+VC) 又は (VC−VR)/(VR+VC) を横軸として用いても得られる。例えば横軸に(VR
VC)/(VR+Vc)を用いたものとすると、 (VR−VC)/(VR+VC) =0 近傍に無彩色 >0 赤系 <0 シアン系 となる。
更に上述の説明においては、ダイクロイックミラーの
分光特性として赤透過,シアン反射形のものを用いた
が、本発明はこれに限るものではなく、緑とマゼンタ又
は青と黄色等の組合せの分光特性を有するダイクロイッ
クミラーであればどのようなものであってもよい。又、
色分離手段もダイクロイックミラーに限るものではな
く、色を分離できるものであればよい。例えば分光フィ
ルタ等であってもよい。又、色分離マップも第3図に示
すようなT字形のものに限る必要はなくどのようなもの
であってもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、画像読
取手段が出力する画像信号から各画素の輝度に関する信
号を得て、モノクロモード時には、この輝度に関する信
号を多値化手段により多値化したものをモノクロ画像の
信号として出力するのため、モノクロ画像の信号を色変
換後の信号から作成する必要がなく、高品質のモノクロ
画像が得られ、又、モノクロ画像の信号を色変換後の信
号から作成する複雑な回路がないため、全体の回路構成
も簡単な画像処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),第2図は本発明の一実施例を示す構成
図、第1図(b)は分光特性を示す図、第3図は色分離
マップ例を示す図、第4図はカラーセレクト信号のビッ
ト対応例を示す図、第5図は色制御手段以降の具体的回
路例を示す図、第6図は各部の動作状態を示す図、第7
図乃至第10図は画像出力装置例を示す図、第11図,第13
図は本発明の応用例を示す図、第12図,第14図は色分離
マップ例を示す図、第15図はセンサの出力レベルを示す
図である。 31…レンズ、32,33…プリズム 34…ダイクロイックミラー 35,36,41,42…CCD 40…光電変換手段、43〜45…バッファ 46…カラーセレクト回路 50…増幅部、51,52…増幅器 60…A/D変換部 61,62,165、166…A/D変換器 70…色分離情報作成手段 72,73,81,82…メモリ 80…色情報格納手段 90…色制御手段 101,102…デコーダ 103…ラッチ 104,157…比較回路 105,159…閾値回路 111…感光ドラム、112,135…現像部 113,122…給紙カセット 114…帯電制御部、115定着部 121…インクリボン 123,137…コピー用紙 124…プラテン、125…サーマルヘッド 131…CRT、133…ミラー 134…感光体、136…転写部 141…ヘッド送り台 142…バブルジェットヘッド 143…インクタンク 144…記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 古寺 昌三 審判官 村山 光威 審判官 丸山 英行 (56)参考文献 特開 昭57−44825(JP,A) 特開 昭59−163970(JP,A) 特開 昭60−232773(JP,A) 特開 昭59−163956(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を読み取って、モノクロモード
    時にはモノクロ画像信号を出力し、カラーモード時には
    カラー画像信号を出力する画像処理装置において、 カラー原稿での反射光又は透過光を色分解して読み取る
    画像読取手段、 前記画像読取手段が出力する画像信号から輝度に関する
    信号を出力する輝度信号出力手段、 前記画像読取手段が出力する画像信号を処理して各画素
    の色に関する濃度信号を出力する色変換手段、 前記輝度信号出力手段の出力を記憶する第1記憶手段、 前記色変換手段の出力を各色別に記憶する第2記憶手
    段、 入力信号を閾値と比較して多値化を行い、モノクロ画像
    信号又はカラー画像信号を出力する多値化手段、及び モノクロモード時には前記第1記憶手段の内容を読みだ
    し、前記多値化手段に供給して多値化されたモノクロ画
    像信号を出力し、カラーモード時には前記第2記憶手段
    の内容を読みだし、前記多値化手段に供給して多値化さ
    れたカラー画像信号を出力するように制御する制御手
    段、 からなることを特徴とする画像処理装置。
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DE86308109T DE3689103T2 (de) 1985-10-22 1986-10-20 Bildverarbeitungsvorrichtung.
EP86308109A EP0220903B1 (en) 1985-10-22 1986-10-20 Image-processing apparatus

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