JPH0824343B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0824343B2
JPH0824343B2 JP60294891A JP29489185A JPH0824343B2 JP H0824343 B2 JPH0824343 B2 JP H0824343B2 JP 60294891 A JP60294891 A JP 60294891A JP 29489185 A JP29489185 A JP 29489185A JP H0824343 B2 JPH0824343 B2 JP H0824343B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカラー画像を色分離する画像処理装置に関
し、更に詳しくは、原色に加えて中間色も原色の混合に
よって出力表現することができるようにした画像処理装
置に関する。
(従来の技術) カラー原稿をスキャナ(画像入力装置)で読取って、
読取ったカラー画像を色分離する方法としては従来より
種々のものが知られている。
(1)第1の方法 例えば第10図に示すように、カラーの原稿1に赤光源
2からの照明と青光源3からの照明を交互に行い、それ
ぞれの光学情報をCCD等の光電変換手段4で受けて電気
信号に変換する。光電変換手段4の2つの出力を白紙出
力値で正規化した値をそれぞれVR,VCとして、これら2
つの信号を演算処理して色分離マップを求める。昭和57
年度電子通信学会総合全国大会予稿集第1107では第11図
に示すような色分離マップを作成し、この色分離マップ
に基づいて複数種の色分離が可能になることを示唆して
いる。第11図の横軸は赤光源点灯時の光電変換手段(セ
ンサ)4の正規化出力(%)を、縦軸は青光源点灯時の
光電変換手段(センサ)4の正規化出力(%)をそれぞ
れ示す。
(2)第2の方法 原稿上の1画素に対して分光感度特性の異なる2種類
の光検出部を設け、これら光検出部の出力VA,VBに演算
処理を施して色分離するものである(特開昭57-44825号
公報)。例えば、縦方向輝度軸(VA+VB)に対して VA+VB≧a1のとき 白 a2<VA+VB<a1のとき 有彩色 VA+VB≦a2のとき 黒 と判断し、横方向色相軸(log VA−log VB)に対し log VA−log VB≧b1のとき 赤 b2<log VA−log VB<b1のとき 緑 log VA−log VB≦b2のとき 青 と判断する。但し、式中のa1,a2,b1,b2は或る定数であ
る。第12図はこのようにして求めた色分離マップであ
る。
(3)第3の方法 光学情報をダイクロイックミラー,プリズム乃至はR,
G,Bフィルタを用いて、赤,緑,青の3色に分解する方
法である(特開昭50-62320号公報参照)。
第13図は色分解の種々の方法を示す図である。(イ)
は撮影レンズ11の像12を複数個のリレーレンズ13〜16と
ダイクロイックミラー17,17′を用いて3色に分解され
たものをそれぞれ撮像管18〜20上に再び結像させるよう
に構成したものである。(ロ)に示す例は、撮影レンズ
11と各撮像管18〜20との間に特殊な形状をなした複数個
のプリズム21〜24を配置して、プリズム21とプリズム22
との間及びプリズム23とプリズム24との間にそれぞれダ
イクロイックミラー17,17′を配置して3色に分解する
ようにしたものである。
(ハ)は頂角が鋭角の3つのプリズム24,25,26を図に
示すように三角形ABCを成すように嵌合せしめ、各プリ
ズムの境界面にダイクロイックミラー27,28を形成し、
3色分解を行うようにしたものである。(ニ)に示す例
は、(ハ)に示す例のプリズムを丁度裏返しにした構成
である。各プリズムの境界にはそれぞれダイクロイック
ミラー29,30が形成されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の技術では、カラー原稿画像を光学系を用いて複
数種の色信号に分解し、分解した色信号を光電変換手段
で読取り、読取った画像信号に種々の演算処理を施して
色分離マップを作成するところまでは開発されている。
しかしながら、作成された色分離マップを用いて、各色
データをどのようにして取出すかという技術については
まだ開発段階にあり文書による発表も無い。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、作成された色分離マップに基づいて各
色データを有効に取出すことができる画像処理装置を実
現することにある。具体的には、原色(本明細書では、
一回の記録で表現可能な複数の色のそれぞれを指し、例
えばインクを用いた記録の場合、使用するインクの色)
に加えて、中間色も原色の混合によって出力表現し、画
像として原色以外の色をも有するマルチカラー画像を形
成することができる画像処理装置を実現することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明は、カラー画像を読み取っ
て色分解像に対応するディジタル画像信号を画素単位で
出力する画像読取手段と、各領域に濃度データが設定さ
れた色分離マップをメモリに格納している濃度情報格納
手段と、前記画像読取手段の出力信号を処理して色差信
号及び輝度信号に相当する信号を画素毎に得、各画素が
前記色分離マップ上のどこに該当するかを示すアドレス
信号を前記濃度情報格納手段に出力する色分離情報作成
手段とを備えた画像処理装置であって、前記濃度情報格
納手段としては、前記メモリとして、複数の原色により
格納領域が分けられたメモリを原色の数だけ有し、各メ
モリは各原色にそれぞれ一対一に対応させられ、前記各
原色のメモリ共、その原色に該当する第1の格納領域に
ついては、色差信号の大小に対しては不変で輝度信号に
より決まる濃度のデータが格納され、その原色以外の原
色に該当する格納領域であって、その原色が他の原色と
組んで中間色を表現するための第2の格納領域について
は、前記中間色を表現する濃度のデータが格納され、前
記第1及び第2の格納領域以外の格納領域については、
濃度が零のデータが格納されている濃度情報格納手段を
用いると共に、前記濃度情報格納手段の前記各原色のメ
モリにそれぞれ対応して、前記濃度情報格納手段の各原
色に関する出力データを一時的に格納するバッファを設
け、更に、該バッファの何れかを選択してそのバッファ
の出力データを該当色のデータとして出力させるカラー
セレクト手段を設けたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
まず、具体的な説明に先立って、本発明装置での処理
の理解を容易にするため、第1図のフローチャートを用
いて処理の流れを説明する。
ステップ1 カラー原稿を読取る。カラー原稿を読取るためには原
稿を光源で照らす必要がある。光源としては、例えば第
2図(イ)に示すようなスペクトル特性を有するものが
用いられる。同図において、横軸は波長(nm)を、縦軸
は相対強度(%)を示す。第2図(イ)に示すようなス
ペクトル特性を有する光源でカラー原稿を照射する。カ
ラー原稿の反射光は、例えば第3図に示すような光学手
段に入射して赤(Red)とシアン(Cyan)に分解され
る。図において、カラー原稿より反射された反射光はプ
リズム31に入射する。入射光はプリズム31とプリズム32
間の境界面に形成されたダイクロイックミラー33により
シアン系の色が反射され、プリズム31から出射される。
一方、赤系の色はダイクロイックミラー33を透過し、プ
リズム32から出射される。即ち、本発明に用いるダイク
ロイックミラー33は入射光を互いに補色関係にある2種
の色に分解する。第2図(ロ)はダイクロイックミラー
の特性を示す図である。図において、横軸は波長(n
m)、縦軸は透過率(%)である。図より波長の長い赤
系は透過し、波長の短いシアン系は反射することがわか
る。ここで、補色関係にあるとは、2色の色をそれぞれ
P,Qとした場合にP+Q=白になるような色P,Qの関係を
いう。尚、色分解の目的を達成できる光学手段であれ
ば、ハーフミラー又はビームスプリッタとフィルタとの
組合せによるもの、又は色分解可能な撮像素子を用いる
もの等どのようなものであってもよい。
ステップ2 色分解された赤とシアンの2色をそれぞれCCD等の光
電変換素子を用いて電気信号に変換する。第2図(ハ)
は本発明に用いるCCDの分光感度特性を示す図である。
図において、横軸は波長(nm)、縦軸は相対感度(%)
である。図より明らかなように、このCCDは波長600nm付
近にピークをもっている。これら光電変換された信号を
基準色(白色)の出力値にて正規化する。正規化した赤
の光電変換信号をVR,シアンの光電変換信号をVCとす
る。そして、これら光電変換信号をリニアなA/D変換器
によって6ビットのディジタルデータに変換する。コン
ピュータ(或いはマイクロコンピュータ)で演算処理を
行いやすくするためである。
ステップ3 ステップ2で求めたディジタル画像信号VR,VCによっ
て指定される色分離マップに基づいて色分離を行う。こ
の座標軸を決定するために以下の点を考慮する。
中間調が表現できるようにするため、テレビの輝度
信号に相当する原稿の反射率(反射濃度)の情報を取入
れる。
赤,シアン等の色差(色相,彩度を含む)の情報を
取入れる。
以上より輝度信号情報と色差信号情報として、例えば
以下のものを用いるとよい。
輝度信号情報(5ビット)=VR+VC (1) VR,VC(0≦VR≦1.0,0≦VC≦1.0)の和VR+VC(0≦VR+V
C≦2.0)は黒レベル(=0),白レベル(=2)に対応
し、全ての色は0から2.0の範囲に存在する。
色差信号情報(5ビット)= VR/(VR+VC)又はVC/(VR+VC) (2) 無彩色の場合には、全体(VR+VC)内に含まれるVR成分,V
C成分の割合は略一定である。従って、 VR/(VR+VC)≒0.5 VC/(VR+VC)≒0.5 となる。又、VR+VCのレベルが低い場合は、VR/(VR+VC),
VC/(VR+VC)の値にかかわらず黒となる。これに対し、有
彩色の場合にはVR/(VR+VC)又はVC/(VR+VC)の値は原稿の
色相及び彩度を表わす1つの尺度になる。即ち (1)赤系色 0.5<VR/(VR+VC)≦1.0 0≦VC/(VR+VC)<0.5 (2)シアン系色 0≦VR/(VR+VC)<0.5 0.5<VC/(VR+VC)≦1.0 と表現することができる。これより、座標軸としてVR+V
CとVR/(VR+VC)又はVC/(VR+VC)を2軸とする座標系を用
いることにより、有彩色(赤系,シアン系),無彩色を
明確に分離することが可能になる。
第4図は上述した色分離方法に従って色域区分を行っ
た色分離マップの一例を示す図である。図において、横
軸は色差信号情報VC/(VR+VC)を、左縦軸は輝度信号情報
VR+VCを、右縦軸は無彩色による反射濃度を示してい
る。色差信号情報=0.5近傍に無彩色があり(図の斜線
領域)、0.5より小さい領域は赤系、0.5より大きい領域
はシアン系となる。又、反射濃度と輝度信号情報VR+VC
との間に図に示すような対応関係が存在するため、出力
値に直結しやすい。図に示す例では、横軸に色差信号情
報としてVC/(VR+VC)をとっているが、VR/(VR+VC)とし
ても効果は同様である。
実際の画像処理装置内においては、ここまでの作用は
第4図に示す色分離マップとしてROMテーブル(メモ
リ)内に作成格納されたもので実現される。このテーブ
ルを用いた画像形成装置の動作について説明する。通常
の複写機等に使用されるスリット露光光学系によって原
稿をまず走査し、得た光像を第3図の色分解手段を通過
させ、CCD等の光電変換手段で受光して、画像信号VR,VC
を得て、更にVR+VC,VC/(VR+VC)信号を得る。これらの値
によりアドレスされテーブルに従って濃度対応値が出力
される。
一方、記録体に記録を行う記録手段は、例えば青,
赤,黒で記録する記録部を有しているとすると、上記各
スキャンに対応して、順に例えば青,赤,黒と1フレー
ム毎に駆動され、各色の重ね書きが行われる。即ち、原
稿スキャン→テーブルからの濃度対応値出力→青記録→
原稿スキャン→テーブルからの濃度対応値出力→赤記録
→原稿スキャン→テーブルからの濃度対応値出力→黒記
録という動作を行う。このような記録手段に対して、前
記テーブルからの出力信号は、青色記録時においてはシ
アン域で指定された出力値のみを有効とするゲート手段
(後述の第6図B.B.Rカラーセレクト回路46,バッファ43
〜45)が設けられている。
ここで、第4図の如き本発明の改良を加えていないテ
ーブルを使用したときの問題点を述べる。原稿の1画素
に対するVR,VCは1つであるので、このような場合は、
3回スキャン中に出力される色は1画素に対しては必ず
赤,青,黒(無彩色)でしか表現できない。即ち、中間
色が表現できない。このような問題点は、1つのVR,VC
に対して色域を重複して構成すればよい。即ち、1つの
画素に対して2色以上で記録できるようにすればよいと
いうことに本発明者は想達した。そのためには、色域を
VR+VC,VC/(VR+VC)に対して独立に設定し、メモリ手段も
独立に設定することとした。このようにすることにより
後述する如く、1画素の紫色又は茶色の表現(再生)が
行える。
第5図は第4図に示す色分離マップに改良を加えた本
発明のROMテーブルの一例を示す図で、何れもアドレス
として行アドレス(VR+VC)5ビット列アドレス(VC/(VR+V
C))5ビットでアクセスされる32×32の容量をもってい
る。これらROMテーブル内には、それぞれ原稿の反射濃
度から得た量子化濃度対応値(濃度データ)4ビットが
格納されている。出力時にはこの濃度対応値をカラーセ
レクト信号により読出し、読出した濃度対応値を色域毎
に指定された閾値で2値化したものを出力データとす
る。尚、出力データは必ずしも2値化データである必要
はなく多値化データであってもよい。(イ)は黒色域用
ROMテーブル、(ロ)はシアン色域用ROMテーブル、
(ハ)は赤色域用ROMテーブルである。
ROMテーブルをこのような構成にすることにより、複
写機等で多色刷りを行う場合等に都合がよい。例えば、
まず1度原稿をスキャンしてB.B.R信号によって(イ)
に示すROMテーブルからの黒の濃度対応値を読出して、
感光ドラム上に対応する黒色トナーを付着せしめ、コピ
ー用紙に転写する。次に又、原稿をスキャンしてB.B.R
信号によって(ロ)に示すROMテーブルからシアンの濃
度対応値を読出して、感光ドラム上に対応する青色トナ
ーを付着せしめ、同じコピー用紙に転写する。最後に3
度目の原稿のスキャンを行いB.B.R信号によって(ハ)
に示すROMテーブルから赤の濃度対応値を読出して、感
光ドラム上に対応する赤色トナーを付着せしめ、同じコ
ピー用紙に転写する。このような転写工程を経ることに
より多色刷りカラー画像を得ることができる。
図に示すROMテーブルを見ればわかるように(イ)に
示す黒色域用ROMテーブルと(ロ)に示すシアン色域用R
OMテーブルと(ハ)に示す赤色域用ROMテーブルは、そ
れぞれ他の色域用ROMテーブルの同一アドレス部と重複
するような濃度対応値格納領域A,B,C,Dを有している。
ここで例えば、原稿を読み、電子写真方式で記録すると
きの動作を原稿上のある紫色部分について以下に説明す
る。
1度目のスキャンによって、原稿上のある画素が例え
ば5行20列(以下(5,20))がアドレスされ、黒メモリ
からは濃度対応値0が出力されるため、2値化処理後の
データに基づいた露光が行われ、黒トナー現象,転写工
程を経てもコピー用紙には黒トナーは付着しない。2度
目のスキャンによって同様に(5,20)がアドレスされ、
赤メモリから濃度対応値7が出力され2値化等の処理を
経て、その結果に基づいた露光が行われ、赤トナー現
象,転写を工程を経てコピー用紙にトナーが付着する。
3度目のスキャンによって同様に(5,20)がアドレスさ
れ、シアンメモリから濃度データDが出力され、前記同
様の一連の処理を経て、前記赤トナーが付着した部分に
一致して青トナーが付着し、紫色の像が再現される。即
ち、これら領域A,B,C,D内にはそれぞれ固有の濃度対応
値が格納されており、同一のアドレスで(ロ)のA領域
の濃度対応値と(ハ)の対応領域の濃度対応値を読出せ
ば、紫色(赤+青)をつくることができる。同様な一連
の処理及び考え方により、同一のアドレスで(イ)のC
領域の濃度対応値と(ハ)の対応領域の濃度対応値を読
み出せば、茶色(赤+黒)をつくることができる。他の
中間色(ピュアな色同志の混色)は、各テーブル同志の
濃度値を有する領域が重なるように任意にテーブルを形
成してやれば、その他の中間色も表現できる。例えばピ
ュアな色が赤,青の代わりに黄と赤の場合ならば、望ま
しい領域を重なるようにすればオレンジ色も表現でき
る。
尚、出力値の記録手段はオプチカルファイバーチュー
ブ(OFT),液晶,レーザ等による感光体面上への露
光,インクジェット,サーマルトランスファー,銀塩若
しくは非銀塩材料上への記録、CRTへの出力等どのよう
なものであってもよい。
第6図は本発明装置の一実施例を示す構成ブロック図
である。図において、41は赤系の光学情報を受ける第1
のCCD、42はシアン系の光学情報を受ける第2のCCD、51
は第1のCCD41の光電変換出力を増幅する第1の増幅
器、52は第2のCCD42の光電変換出力を増幅する第2の
増幅器である。第1及び第2のCCD41,42で光電変換手段
40を構成し、第1及び第2の増幅器51,52とで増幅部50
を構成する。61は第1の増幅器51の出力をディジタルデ
ータに変換する第1のA/D変換器、62は第2の増幅器52
の出力を変換する第2のA/D変換器で、これら第1及び
第2のA/D変換器61,62とでA/D変換部60を構成する。A/D
変換器61,62のビット数としては例えば6ビット程度が
用いられる。
71は第1のA/D変換器61の出力及び第2のA/D変換器62
の出力を受けて種々の演算処理を行い色分離情報を得る
演算処理回路(色分離情報作成回路)、72は該演算処理
回路71の輝度信号データVR+VC)を格納する第1のバッフ
ァメモリ、73は演算処理回路71の色差信号データVC/(VR
+VC)を格納する第2のバッファメモリ、81は第1及び第
2のメモリ72,73の出力をアドレスとして受け赤色系濃
度対応値を出力する第3のメモリ、82は第1及び第2の
メモリ72,73の出力をアドレスとして受けシアン色系濃
度対応値を出力する第4のメモリ、83は同じく第1及び
第2のメモリ72,73の出力をアドレスとして受け無彩色
(黒,灰,白)濃度対応値を出力する第5のメモリであ
る。演算処理回路71を第1及び第2のメモリ72,73とで
色分離情報作成手段70を構成し、第3〜第5のメモリ81
〜83とで濃度情報格納手段80を構成する。演算処理回路
71としては、例えばマイクロコンピュータが用いられ
る。
このように、本発明装置の場合、濃度情報格納手段
を、各色域毎にそれぞれ独立に設けている。これらメモ
リ81〜83内には、第5図に示すようなROMテーブルが作
成格納され、第1及び第2のメモリ72,73から出力され
るデータをアドレスとして受けて対応するアドレス領域
に格納されている濃度対応値をそれぞれ画像データとし
て出力する。
43は第3のメモリ81の出力を一時的に格納する第1の
バッファ、44は第4のメモリ82の出力を一時的に格納す
る第2のバッファ、45は第5のメモリ83の出力を一時的
に格納する第3のバッファである。46はB(ブラック/
黒)B(ブルー/青)R(レッド/赤)セレクト信号を
受けるカラーセレクト回路で、その出力は第1〜第3の
バッファ43〜45に印加されている。そして、これら第1
〜第3のバッファ43〜45の何れかの出力が図に示す装置
の出力となる。このように構成された装置の動作を説明
すれば、以下の通りである。
カラー原稿の光学情報は、第3図に示すような光学手
段に入射して、赤系とシアン系に分解される。分解され
た赤系,シアン系の光学情報はそれぞれCCD41,42に入射
結像して電気信号に変換される。変換された画像信号
は、それぞれ増幅器51,52に入って所定のレベルまで増
幅された後、続くA/D変換器61,62でディジタルデータに
変換される。演算処理回路71はディジタルデータに変換
された赤系とシアン系の画像データを受けて、基準色
(白色)の出力値にて正規化する。即ち、基準色の画像
データを100として赤系とシアン系のそれぞれの画像デ
ータを正規化する。このようにして正規化された画像デ
ータを、それぞれVR,VCとする。
次に演算処理回路71は(1)式,(2)式で表わされ
る演算を行い、その結果を第1及び第2のメモリ72,73
に格納する。即ち、輝度信号VR+VCは第1のメモリ72に
格納され、色差信号VC/(VR+VC)は第2のメモリ73に格納
される。そして、これら第1及び第2のメモリ72,73の
出力は第3〜第5のメモリ81〜83にアドレス信号として
与えられる。その結果、第5図に示すようにROMテーブ
ルとして格納されている第3〜第5のメモリ81〜83から
は入力アドレスに応じた番地に格納されている濃度対応
値が出力されて、それぞれバッファ43,44,45にホールド
される。
一方、カラーセレクト回路46はB.B.R信号を受けて、
第1〜第3のバッファ43〜45の何れか一方にセレクト信
号を与える。例えば、第1のバッファ43がセレクトされ
た場合には赤の濃度対応値が出力され、第2のバッファ
44がセレクトされた場合にはシアンの濃度対応値が出力
され、第3のバッファ45が選択された場合には黒系統
(白,灰,黒)の濃度対応値が出力される。出力された
濃度対応値は図示されていない2値化回路により、色域
毎に設定された閾値を用いて2値データ(場合によって
は多値データ)に変換される。この2値データをプリン
タ,複写機等の入力データとすることにより、外部に出
力表示することができる。以上の操作は、CCD41,42が新
しい光学情報を受けるたび毎に繰返されることになる。
上述の説明においては、第4図に示す色分離マップの
横軸にVC/(VR+VC)を用いたが、VR/(VR+VC)であってもよ
い。又、横軸の同様の効果は (VR-VC)/(VR+VC) 又は (VC-VR)/(VR+VC) を横軸として用いても得られる。例えば横軸に(VR-VC)/
(VR+VC)を用いたものとすると、 (VR-VC)/(VR+VC) =0 近傍に無彩色 >0 赤系 <0 シアン系 となる。
更に上述の説明においては、ダイクロイックミラーの
分光特性として赤透過,シアン反射形のものを用いた
が、本発明はこれに限るものではない。又、色分解手段
もダイクロイックミラーに限るものではなく、色を分解
できるものであればよい。例えば分光フィルタ等であっ
てもよい。又、色分離マップも第4図に示すようなT字
形のものに限る必要はなくどのようなものであってもよ
い。
上述の説明においては、色域として、赤,青,黒の3
系統を用いた場合を例にとったが、本発明はこれに限る
ものではない。シアン,マゼンタ,イエロー(黄色)の
3系統を用いてもよい。第7図は本発明装置の他の実施
例を示す構成ブロック図である。図に示す実施例は第11
図に示す色分離マップに基づいて各色域毎に濃度対応値
を得るようにしたものである。図示されていない光学系
によって赤(レッド),緑(グリーン),青(ブルー)
に色分解された光学情報は、各系統毎にCCD91〜93によ
って光電変換される。光電変換された信号は、それぞれ
続く増幅器94〜96によって所定のレベルまで増幅された
後、A/D変換器97〜99でそれぞれディジタルデータに変
換される。
これらA/D変換器97〜99の出力は演算処理回路(色分
離情報作成回路)100に入って所定の演算処理が施され
る。一方、メモリ101にはシアンの濃度対応値が、メモ
リ102にはマゼンタの濃度対応値が、メモリ103にはイエ
ローの濃度対応値が各色域毎にそれぞれ独立して格納さ
れている。従って、演算処理回路100はR,G,Bの入力デー
タを受けて、シアン,マゼンタ,イエローの濃度対応値
をセレクトするための変換を行う。変換処理の結果は、
アドレスデータとしてメモリ101〜103に与えられる。メ
モリ101〜103は入力アドレスに対応した番地に格納され
てい濃度対応値を出力し、出力された濃度対応値はバッ
ファ104〜106に一時的にホールドされる。
カラーセレクト回路107はR.G.B選択信号を受け、バッ
ファ104〜106のうちの何れか1つを選択する。選択され
たバッファの出力は、比較回路108に入って、閾値回路1
09から与えられる閾値と比較され多値化(2値化を含
む)される。多値化された値が出力となる。尚、閾値回
路109にはカラーセレクト回路107からのカラーセレクト
信号と濃度規定信号が入力されており、閾値回路109は
これら2つの信号を受けて最適な閾値を発表するように
なっている。
次に、従来技術の項で説明した第2の方法に基づく改
良発明について説明する。前述したように、この場合は
log VA−log VBの値が略青〜赤までの色相を表わしてい
るので、第8図に示すような出力特性を有するようにす
れば中間色表現が可能になる。図において、横軸はlog
VA−log VBを、縦軸は濃度出力値を示す。R,G,B毎にそ
れぞれ図に示すような特性の濃度対応値を格納するROM
を具備しておけばよいことになる。尚、図の斜線領域が
中間色表現領域になる。
第9図は本発明の他の実施例を示す構成ブロック図で
ある。図に示す実施例は、第11図に示した色分離マップ
に基づいて濃度対応値を各色域毎に出力するようにした
ものである。赤の照明と青の照明を順次行い赤系と青系
に分解された光学情報は、それぞれ光電変換素子111で
電気信号に変換され、続く増幅器112で所定のレベルま
で増幅される。増幅された画像信号は、A/D変換器113に
入ってディジタルデータに変換される。A/D変換器113の
出力VR,VBは、セレクタ114及び1ラインメモリ115によ
り同期して演算処理回路116に入り、所定の演算処理が
施される。
一方、メモリ118にはシアンの濃度対応値が、メモリ1
19にはマゼンタの濃度対応値が、メモリ120にはイエロ
ーの濃度対応値が各色域毎に格納されている。従って、
演算処理回路116はVR,VBの入力データを受けて、C,M,Y
の濃度対応値をセレクトするための変換を行う。変換処
理の結果は、アドレスデータとしてメモリ118〜120に与
えられる。メモリ118〜120は入力アドレスに対応した番
地に格納されている濃度対応値を出力し、出力された濃
度対応値はバッファ121〜123に一時的にホールドされ
る。
カラーセレクト回路124はバッファ121〜123のうちの
何れか1つを選択する。選択されたバッファの出力は、
比較回路125に入って、閾値回路126から与えられる閾値
と比較され多値化(2値化を含む)される。多値化され
た値が出力となる。閾値回路126には前述したと同様カ
ラーセレクト回路124からのカラーセレクト信号と濃度
規定信号が入力されており、閾値回路126はこれら2つ
の信号を受けて最適な閾値を発明するようになってい
る。
第6図の説明では演算処理回路71にVR+VC及びVC/(VR+
VC)演算及びA/D変換器61,62の出力の正規化演算を行わ
せる場合を例にとった。しかしながら本発明はこれに限
るものではなく、A/D変換器61,62の出力で直ちにメモリ
72,73をアドレスしてもよい。この場合にはメモリ72,73
としてはそれぞれ入力アドレスVR,VCに対応してVR+VC,V
C/(VR+VC)の演算を予め行った結果が書込まれたROMを用
いるとよい。更に、この場合において、A/D変換器61,62
を基準白色の画像データが入力された時に1.0なるフル
スケール(FS)データが出力されるように予めA/D変換
器内部でフルスケール調整をしておけば演算処理回路71
は不要となる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、濃度情
報格納手段は、一回の記録で表現可能な複数の原色によ
り格納領域が分けられたメモリを原色の数だけ有し、各
メモリは各原色にそれぞれ一対一に対応させられ、各原
色のメモリ共、その原色に該当する第1の格納領域につ
いては、色差信号の大小に対しては不変で輝度信号によ
り決まる濃度のデータが格納され、その原色以外の原色
に該当する格納領域であって、その原色が他の原色と組
んで中間色を表現する場合における第2の格納領域につ
いては、中間色を表現する濃度のデータが格納され、第
1及び第2の格納領域以外の格納領域については、濃度
が零のデータが格納されているので、原色に加えて中間
色も一つの色として出力表現することができ、マルチカ
ラーとしての色数を増やすことができる。従って、原稿
の色をそのままに再現するフルカラーの場合とは異な
り、画像として特定の色で構成される画像を形成するこ
と、例えば、原稿の色をフルカラーのようにそのまま再
現せずに、赤,青,黒に紫を加えた4色に分類して画像
を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置における処理の流れを示すフローチ
ャート、第2図は本発明に用いる光源,ダイクロイック
ミラー及びCCDのスペクトル例を示す図、第3図は本発
明に用いる光学手段の一実施例を示す構成図、第4図は
本発明による色分離マップ例を示す図、第5図はROMテ
ーブルの一例を示す図、第6図は本発明装置の一実施例
を示す構成ブロック図、第7図乃至第9図は本発明の他
の実施例を示す図、第10図は色分解光学系の従来構成例
を示す図、第11図,第12図は色分離マップ例を示す図、
第13図は色分解の種々の方法を示す図である。 17,17′,27,28,29,30,33……ダイクロイックミラー 41,42,91〜93……CCD 11……撮影レンズ 13〜16……リレーレンズ 18〜20……撮像管 21〜26,31,32……プリズム 40,111……光電変換手段 43〜45,104〜106,121〜123……バッファ 46,107,124……カラーセレクト回路 50……増幅部 51,52,94〜96,112……増幅器 60……A/D変換部 61,62,97〜99,113……A/D変換器 70……色分離情報作成手段 71,116……演算処理回路 72,73,81〜83,101〜103,118〜120……メモリ 80……濃度情報格納手段 114……セレクタ、115……1ラインメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 裕之 東京都八王子市石川町2970番地 小西六写 真工業株式会社内 (72)発明者 阿部 喜則 東京都八王子市石川町2970番地 小西六写 真工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−39872(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を読み取って色分解像に対応す
    るディジタル画像信号を画素単位で出力する画像読取手
    段と、各領域に濃度データが設定された色分離マップを
    メモリに格納している濃度情報格納手段と、前記画像読
    取手段の出力信号を処理して色差信号及び輝度信号に相
    当する信号を画素毎に得、各画素が前記色分離マップ上
    のどこに該当するかを示すアドレス信号を前記濃度情報
    格納手段に出力する色分離情報作成手段とを備えた画像
    処理装置であって、 前記濃度情報格納手段としては、前記メモリとして、複
    数の原色により格納領域が分けられたメモリを原色の数
    だけ有し、各メモリは各原色にそれぞれ一対一に対応さ
    せられ、前記各原色のメモリ共、その原色に該当する第
    1の格納領域については、色差信号の大小に対しては不
    変で輝度信号により決まる濃度のデータが格納され、そ
    の原色以外の原色に該当する格納領域であって、その原
    色が他の原色と組んで中間色を表現するための第2の格
    納領域については、前記中間色を表現する濃度のデータ
    が格納され、前記第1及び第2の格納領域以外の格納領
    域については、濃度が零のデータが格納されている濃度
    情報格納手段を用いると共に、 前記濃度情報格納手段の前記各原色のメモリにそれぞれ
    対応して、前記濃度情報格納手段の各原色に関する出力
    データを一時的に格納するバッファを設け、更に、該バ
    ッファの何れかを選択してそのバッファの出力データを
    該当色のデータとして出力させるカラーセレクト手段を
    設けたことを特徴とする画像処理装置。
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EP86308109A EP0220903B1 (en) 1985-10-22 1986-10-20 Image-processing apparatus
DE86308109T DE3689103T2 (de) 1985-10-22 1986-10-20 Bildverarbeitungsvorrichtung.

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