JP2509422Y2 - ピンプラグ - Google Patents

ピンプラグ

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JP2509422Y2
JP2509422Y2 JP1992080351U JP8035192U JP2509422Y2 JP 2509422 Y2 JP2509422 Y2 JP 2509422Y2 JP 1992080351 U JP1992080351 U JP 1992080351U JP 8035192 U JP8035192 U JP 8035192U JP 2509422 Y2 JP2509422 Y2 JP 2509422Y2
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JP
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cord
elastic body
accommodating
pin plug
insertion hole
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JP1992080351U
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JPH0638174U (ja
Inventor
義雄 安達
Original Assignee
株式会社エーユーイー研究所
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテレビとビデオ
デッキの如き電子機器間を接続する接続コードの端部に
設けられたピンプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のピンプラグは、一般的に
は例えば図8に示すように、成形品からなるボディ20
の先端部に接続用のピン端子等からなる接続部21が設
けられ、ボディ20の後端部にはコード22が設けられ
ている。そして、使用にあたっては、図9に示すよう
に、電子機器23の接続部に設けられた受側のジャック
(図示せず)に差し込んで接続して用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この際、例えば誤配線
をしたり、あるいは接続を変えたい場合、指でボディ2
0を摘まみピンプラグ本体を矢印A方向に引き抜くが、
ボディ20に特別なスベリ止めの手段が設けられていな
いため、指がスベって簡単に引き抜くことができなかっ
たり、ジャックとの結合が堅固なときは引き抜きが困難
なことがある、という問題があった。
【0004】また、この種のピンプラグは、図10に示
すように、コード22の端部に1Kgの重り24を吊る
し、コード22の引っ張り強度の試験を行うが、ボディ
20のコード挿通孔25の外端の周部の曲げRが小さい
と、その部分に接触するコード22を傷める、という課
題があった。
【0005】この考案は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、ピンプラグの差し込み
や引き抜きを容易とし、かつコードの曲げや引っ張りに
対するコードの損傷を防止するようにしたピンプラグを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によるピンプラグ
は、後方側に外径の小さいくびれを有する首部1bと外
径の大きいな膨大部1cが形成された合成樹脂製のボデ
ィ半体1Aと1Bとを一体化してボディ1を構成し、ボ
ディ1の内部には、コード5を接続する接続部4を設置
し、コード5を収容するコード収容部8を設け、コード
5を挿通させるコード挿通孔6cを形成した弾性体6を
収容する弾性体収容部9を設け、弾性体6で保持したコ
ード5とコード収容部8との間に隙間gを形成し、弾性
体6と隙間gによってコードの動きにゆとりをもたせ、
かつコード5を曲げた場合には弾性体6の保持点からコ
ード挿通孔内周縁8aにかけて緩やかなカーブを描くよ
うな構成とし、上記目的を達成している。
【0007】
【作用】本考案では、上記構成のようにくびれを有する
首部1bと膨大部1cとによりボディ1を摘んだ場合に
指が引っ掛かり、力が入るようにし、簡単にピンプラグ
を差し込んだり、引き抜くことができるようにしてい
る。また、コード5を曲げた際、弾性体6とコード挿通
孔内周縁8aの2点で支持し、コード5が緩やかなカー
ブを描くようにし、曲げに対しコード5の損傷を防止し
ている。また、コード5やボディ半体1A,1Bとの結
合は超音波溶着によって一体化しているので、コード5
はボディ1から抜け出ることがなく、引っ張りに対して
も強い。
【0008】
【実施例】図1は本考案のピンプラグの分解図である。
図中1Aは絶縁物製の合成樹脂成形品であって略半円筒
に形成された一方のボディ半体、1Bは対応する他方の
ボディ半体で、内部に導電性のピン端子2が取付けられ
た円筒部材3からなる接続部4の一部が設けられる。ま
た、これと接続されるコード5、全体としてリング状を
なす2分割構造の弾性体半体6a,6bからなる弾性体
6が設けられている。
【0009】すなわち、図2はボディ半体1Aの底面を
示すもので、底面軸方向には円筒部材3を収容するため
の断面半円状の凹部7が形成されている。また、この凹
部7の後端に連続してコード収容部8が外端に向かって
形成され、かつ外端部であってコード収容部8の外周部
に放射方向に溝状の弾性体収容部9が形成されている。
また、他方のボディ半体1Bへの接合部の適箇所にはリ
ブ状の突部10,11、突起状の突部12,13が突設
されている。
【0010】他方のボディ半体1Bにも、図3に示すよ
うに、凹部7,コード収容部8および弾性体収容部9が
形成されている。また、一方のボディ半体1Aの接合部
に突設された各突部10,11,12,13等に対応す
る形状の凹部10′〜13′等が形成され、接合時に1
0〜13を凹部10′〜13′内に挿入して位置決めを
行うとともに、周知の装置による超音波溶着によって強
固に結合できるようにしている。
【0011】図4は弾性体6の斜視図を示すもので、こ
の弾性体6は例えばゴムのような弾性部材からなり、中
央にコード5を挿通できるように、コード挿通孔6cが
形成されている。この弾性体6は一対の半リング状のも
のからなっているが、予めリング状に形成されているも
のを用いても良い。
【0012】組立てにあたっては、例えば、いずれか一
方のボディ半体1Aまたは1Bの凹部7にピン端子2を
有する円筒部材3の一部を収容する。このピン端子2,
円筒部材3には、周知のように、コード5の心線等の接
続部が接続される。このコード5はコード収容部8に収
容され、また、弾性体収容部9に弾性体6を収容しコー
ド5の後部周囲に弾性体6を位置させる。なお、コード
5はいわゆる同軸ケーブル構造のもので、内部導体はピ
ン端子2に、外部導体は円筒部材3に接続されるが、内
部導体を被覆する外被5aはいちいち剥離しなくとも、
各部の超音波溶着の際、一挙に接続することができる。
この場合、外部導体を被覆する外被は溶け、ボディ1の
コード収容部8と一体化するので、引っ張りに対し強
い。
【0013】図5はその組立後の完成状態を示す。本考
案の特徴的なことは、まず、ボディ半体1A,1Bから
なるボディ1の後方側に、前方部1aより小径の首部1
b、つまりくびれを形成し、かつその後部に、最大径が
前方部1aとほぼ同径をなす膨大部1cを形成し、引き
抜く場合、首部1bおよび膨大部1cからなる引っ掛り
部によって指が引っ掛かるようにし、かつ力も入るよう
にしている。膨大部1cの形状としては、首部側の内側
から後方に向かって拡径するテーパ部、最大径が前方部
1aとほぼ同径をなす外周面が平坦な周部、後部に向か
って径が減少するテーパ部とにて形成しているが、他の
形状を採用することも可能である。
【0014】また、図6および図7は内部構造を示すも
ので、図6に示すように、弾性体6のコード挿通孔6c
の内径は、コード収容部8の内径より若干小さくなって
おり、換言すると、コード5の周囲に隙間gが形成さ
れ、挿通されたコード5を弾性的に保持するようになっ
ている。
【0015】したがって、コード5の引っ張り強度試験
や使用状態においてコード5が屈曲する場合、図7に示
すように、弾性体6による保持部からボディ1のコード
収容部8からなるRのついたコード挿通孔内周縁8aに
かけてコード5が緩やかなカーブを描くようになり、コ
ード5の傷みを防止することができる。なお、上記実施
例ではピンプラグについて説明したが、ピンジャックに
適用しても良いことは勿論である。また、超音波溶着に
よらず接着剤を用いてボディ半体1A,1Bを一体化す
るようにすることも可能である。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案では、ボディ1の
くびれ部および膨大部1cを設けたため、ピンプラグの
差し込みや、引き抜く場合、指の引っ掛かりが良くな
り、容易にピンプラグを着脱することができる。また、
コード5の先端部は超音波溶着によってボディ1内に収
められ一体化されるので、引っ張りに強く、また、コー
ド5先端部はボディ1内において弾性体6によって保持
し、ボディ1内のコード5の周囲に隙間gがあり、コー
ド5を曲げた場合、弾性体6の保持部からコード挿通孔
内周縁8aにかけてコード5が緩やかなカーブを描くよ
うにしたため、曲げに対するコード5の傷みを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のピンプラグの分解状態の側面図。
【図2】本考案に用いられる一方のボディ半体の底面
図。
【図3】同上の他方のボディ半体の底面図。
【図4】本考案に用いられる弾性体の一例の斜視図。
【図5】本考案の組立後の外観側面図。
【図6】本考案の要部の内部構造説明図。
【図7】本考案の動作説明図。
【図8】従来例の側面図。
【図9】従来例の取付状態説明図。
【図10】コードの引っ張り強度の試験状態の説明図。
【符号の説明】
1 ボディ 1A,1B ボディ半体 2 ピン端子 3 円筒部材 4 接続部 5 コード 6 弾性体 6a,6b 弾性体半体 7 凹部 8 コード収容部 8a コード挿通孔内周縁 9 弾性体収容部 10〜13 突部 10′〜13′ 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方側に外径の小さいくびれを有する首
    部(1b)と外径の大きいな膨大部(1c)が形成され
    た合成樹脂製のボディ半体(1A)と(1B)とを一体
    化してボディ(1)を構成し、 ボディ(1)の内部には、 コード(5)を接続する接続部(4)を設置し、 コード(5)を収容するコード収容部(8)を設け、 コード(5)を挿通させるコード挿通孔(6c)を形成
    した弾性体(6)を収容する弾性体収容部(9)を設
    け、 弾性体(6)で保持したコード(5)とコード収容部
    (8)との間に隙間(g)を形成し、 弾性体(6)と隙間(g)によってコードの動きにゆと
    りをもたせ、かつコード(5)を曲げた場合には弾性体
    (6)の保持点からコード挿通孔内周縁(8a)にかけ
    て緩やかなカーブを描くようにしたことを特徴するピン
    プラグ。
JP1992080351U 1992-10-27 1992-10-27 ピンプラグ Expired - Lifetime JP2509422Y2 (ja)

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JPH0638174U JPH0638174U (ja) 1994-05-20
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Families Citing this family (5)

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JPH0638174U (ja) 1994-05-20

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