JPS6015264Y2 - プラグにおけるア−ス端子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、弱電機器等に使用するプラグのボディに装脱
自在に装着してプラグより簡単にアースを取出せるよう
にしたプラグのアース端子についての改良に関するもの
である。

本考案における目的は、プラグのボディに対する組付は
及び取外しが簡単に行なえるとともに、アース線のハン
ダ付は作業が容易に行なえ、しかも、製作が容易なアー
ス端子が得られるようにすることにある。

次に、この目的を遠戚するための本考案によるアース端
子を図面に基づき実施例について具体的に説明する。

第１図において、２はプラグ、１は該プラグ２のボディ
２０に組付けた本考案によるアース端子を示している。

該アース端子１は、第３図の如くｐｃ線と呼ばれるバネ
性を有する真直な金属線材を、中間部１０がプラグ２の
ボディ２０の外周に巻付く径のループ状で、周遊端部１
１．１２が交叉して夫々反対方向に延出するクリップ状
に成形し、それの周遊端部１１，１２の一方の遊端部１
２の端末部位を、極く小径のコイルに巻いてコード線５
１の接続部１２ａに形成することで構威してあり、前記
周遊端部１１．１２をつまんで、第３図において矢印イ
方向につまみ込むことで、ループ状の中間部１０の径が
拡張するようにしである。

なお、前記プラグ２は、内極用の接触端子２１及び外極
用の接触端子２２の他にボディ２０から直接アースが取
出せるようボディ２０自体を金属製とした３極用のプラ
グに組立ててあり、ボディ２０の後端部の外周には環状
に連続する凹溝２３を具備し、また、接続したコード３
は、第２図の如く各接触端子２１．２２に接続するため
の２本のコード線３１，３１と前記ボディ２０の内壁に
接続するシールド線３２とよりなる３極用コードが使用
してあり従来の公知手段によって接続している。

そして、かく構威しであるアース端子１は、それの周遊
端部１１，１２に指をかけてそれらが互いに近ずくよう
につまみ込んで、ループ状の中間部１０の径を拡張させ
た状態とし、その状態でループ状の中間部１０をプラグ
２のボディ２０の外周に嵌挿し、そのプラグ２のボディ
２０後端部に形威しである凹溝２３の外周に位置させて
、つまみ込んでいた指を離腰ループ状の中間部１０を縮
径させて凹溝２３に嵌着さすことで、ボディ２０の外周
に組付は装着するようにしである。

また、該アース端子１の接続部１２ａに対するアースプ
ラグ５のコード線５１の接続は、上述の如く、該アース
端子１をプラグ２のボディ２０の外周に組付けてから、
該アース端子１の一方の遊端部１２の端末部を小径のコ
イル状に巻いて形成しておいた接続部１２ａの内腔に、
コード線５１の端末を挿込みハンダ付けすることで行な
うか、または、第３図に示している如く、該アース端子
１をプラグ２のボディ２０に組付ける前に、該アース端
子１の前記小径のコイル状の接続部１２ａの内腔にコー
ド線５１の端末を挿込みハンダ付けすることで、予め接
続しておくようにして行なう。

次に作用効果について説明すると、本考案によるプラグ
におけるアース端子は、上述した如く、弾性を有する金
属線材により、中間部１０がプラグ２のボディ２０の外
周に巻付く径のループ状で両道端部１１．１２が交叉し
て反対方向に延出するクリップ状に形成され、それの前
記両道端部１１．１２の少なくとも一方の遊端部１２の
端末部に小径のコイル状に巻いた接続部１２ａが前記金
属線材により一体に接続して形成しであるのだから、両
道端部１１．１２を指でつまみ込んで金属線材の弾性に
よりループ状の中間部１０を拡径させた状態とすること
により、プラグ２のボディ２０の外周に簡単に組付け、
また、取外すことが出来るようになり、しかも、拡径し
たループ状の中間部１０をプラグ２のボディ２０の外周
に嵌挿して、両道端部１１，１２をつまみ込んでいた指
を離して組付けた状態とすれは、押しても引いても、プ
ラグ２のボディ２０外周に嵌挿したループ状の中間部１
０の径が拡がるようにはなっても外れることがないから
、組付けを確実にする。

そして、このアース端子１の接続部１２ａに対するコー
ド線５１の接続のためのハンダ付は作業が、小径のコイ
ル状に巻いである接続部１２ａの内腔に、コード線５１
を嵌挿した後、その接続部１２ａを押しつぶして仮とぢ
した状態としておき、その状態でハンダ付けしていける
ようになるので、コード線５１の接続作業が著し、く容
易になる。

そしてまた、前記接続部１２ａを含めた全体が、一本の
金属線材を彎曲成形していくことで形成されるので、金
属板を用いるものが、プレスや打抜きの工程を要するの
に比して製作も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のアース端子をプラグに組付けた状態
の側面図、第２図は同上のプラグに使用した３極用のコ
ード、第３図はこの考案に係るアース端子の斜視図、第
４図は別の実施例を示すアース端子の斜視図である。 図面符号の説明、１・・・・・・アース端子、１０・・
・・・・リング状の中間部、１１，１２・・・・・・ア
ース端子の両道端部、１２ａ・・・・・・接続部、２・
・・・・・プラグ、２０・・・・・・ボディ、２１．２
２・・・・・・内極用と外極用の接触端子、３・・・・
・・コード、３１・・・・・・コード線、３２・・・・
・・シールド線、５・・・・・・アースプラグ、５１・
・・・・・コード線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弾性を有する金属線材により、中間部１０がプラグ２の
   ボディ２０の外周に巻付く径のループ状で周遊端部１１
   ．１２が交叉して反対方向に延出するクリップ状に形威
   され、それの前記周遊端部１１．１２の少なくとも一方
   の道端部１２の端末部に小径のコイル状に巻いた接続部
   １２ａが前記金属線材により一体に連続して形威しであ
   ることを特徴とするプラグにおけるアース端子。