JP2508964B2 - 圧電磁器トランス及びその駆動方法 - Google Patents

圧電磁器トランス及びその駆動方法

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JP2508964B2 JP5126837A JP12683793A JP2508964B2 JP 2508964 B2 JP2508964 B2 JP 2508964B2 JP 5126837 A JP5126837 A JP 5126837A JP 12683793 A JP12683793 A JP 12683793A JP 2508964 B2 JP2508964 B2 JP 2508964B2
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    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/40Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and electrical output, e.g. functioning as transformers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波帯で動作可能な
圧電磁器トランス、特に小型化,薄型化が要求されるオ
ンボード用圧電磁器トランス及びその駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置の電源回路を小型にする
ために、スイッチング電源のスイッチング周波数の高周
波化が図られている。従来より、このスイッチング電源
には、電磁トランスが用いられており、スイッチング電
源の小型化には、周知のようにスイッチング周波数の高
周波化が望ましい。しかしながら、スイッチング周波数
を高くすると、電磁トランスに用いられている磁性材料
のヒステリシス損失,渦電流損失や導線の表皮効果によ
る損失が急激に増大し、トランスの効率が非常に低くな
るという欠点があった。このため、電磁トランスの実用
的な周波数帯域の上限は、せいぜい500kHzであっ
た。
【0003】これに対して、圧電磁器トランスは、共振
状態で使用され、一般の電磁トランスに比べて、(1)
同一周波数においてエネルギー密度が高いため、小型化
が図れること,(2)不燃化が図れること,(3)電磁
誘導によるノイズが発生しないこと等、数多くの長所を
有している。
【0004】図6に従来の代表的な圧電磁器トランスで
あるローゼン型圧電磁器トランスの構造を示す。以下、
図面に沿って説明する。高電圧を取り出す場合、表面に
電極が設けられた圧電磁器板において、61で示す部分
は圧電磁器トランスの低インピーダンスの駆動部であ
り、その上下面に電極63,64が設けられており、駆
動部61は、図中矢印で示すように厚み方向に分極され
ている。また、同様に62で示す部分は、高インピーダ
ンスの発電部であり、その端面に電極65が設けられて
おり、発電部62は、図中矢印で示すように圧電板の長
さ方向に分極されている。
【0005】この圧電磁器トランスの動作は、駆動電極
63,64に電圧が印加されると、電気機械結合係数k
31をもって圧電横効果31モードで長さ縦振動が励振さ
れ、トランス全体が振動する。次に発電部62では、電
気機械結合係数k33をもって圧電縦効果33モードによ
り、出力電極65から高電圧が取り出される。一方、高
電圧を入力させ、低電圧を出力させる場合には、縦効果
の高インピーダンスの発電部62を入力側とし、横効果
の低インピーダンスの駆動部61を出力側にすれば良い
ことは、明らかである。他のタイプの圧電磁器トランス
も、いずれもローゼン型と同じ平板の伸び振動や、円板
の半径方向拡がり振動を利用したものであり、適用周波
数は、最高200kHz程度までである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来例で示した
ように、圧電磁器トランスの適用周波数領域は、200
kHz以下の低周波領域においてのみであった。また、
ローゼン型の圧電磁器トランスは、縦効果の電気機械結
合係数に比べて著しく小さい横効果縦振動モードの電気
機械結合係数k31を用いざるを得ないため、帯域幅が小
さいという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、数百kHz〜1MHz以
上の高周波帯で使用できる圧電磁器トランス及びその駆
動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る圧電磁器トランスは、圧電磁器板と、
電極の対と、外部端子の対とを有する圧電磁器トランス
であって、圧電磁器板は、板状の圧電振動体であって、
板厚方向に一様に分極され、幅方向縦振動モードの共振
周波数近傍の周波数の交流電圧を入力として励振し、交
流電圧を出力するものであり、対をなす電極は、圧電磁
器板の板厚方向の端面に、対向した位置で、かつ、その
幅方向に該圧電磁器板の励振モードに対応して分割して
設けたものであり、対をなす外部端子の一方は、圧電磁
器板に交流電圧を印加する入力端であり、他方は、圧電
磁器板の電圧をピックアップする出力端であり、該対を
なす外部端子は、圧電磁器板の板厚方向の一端面側で分
割電極を1個おきに電圧の入力側と電圧の出力側とに分
離して接続したものである。
【0009】また、本発明に係る圧電磁器トランスの駆
動方法は、圧電磁器板に幅方向縦振動モードの共振周波
数近傍の周波数の交流電圧を印加し、該圧電磁器板を励
振させて交流電圧を出力させる圧電磁器トランスの駆動
方法であって、圧電磁器板は、板厚方向に一様に分極さ
れた板状の圧電振動体であって、板厚方向の両端面に、
対向した位置で、その幅方向に2以上のp個に分割して
設けた対をなす電極を有し、圧電磁器板に交流電圧を印
加する入力用外部端子と、圧電磁器板の電圧をピックア
ップする出力用外部端子とにより、圧電磁器板の板厚方
向の一端面側にてp個に分割された電極を1個おきに電
圧の入力側と電圧の出力側とに分離して接続し、さらに
入力側外部端子を電源に接続し、かつ出力側外部端子を
負荷に接続し、前記幅方向縦振動モードを、前記電極が
分割された個数と同数のp次モードに設定し、前記圧電
磁器板を励振して駆動するものである。
【0010】また、本発明に係る圧電磁器トランスは、
圧電磁器板と、電極の対と、外部端子の対とを有する圧
電磁器トランスであって、圧電磁器板は、板状の圧電振
動体であって、板厚方向に分極され、幅方向縦振動モー
ドの共振周波数近傍の周波数の交流電圧を入力として励
振し、交流電圧を出力するものであり、駆動部と発電部
とを有し、駆動部と発電部は、圧電磁器板の幅方向に分
離して配置され、駆動部は、圧電磁器板の幅方向に沿っ
て分割され、かつ、その分極方向が交互に異なる領域か
らなり、発電部は、圧電磁器板の幅方向に沿って分割さ
れ、かつ、その分極方向が交互に異なる領域からなり、
対をなす電極は、圧電磁器板の板厚方向の両端面に、対
向した位置で、かつ、駆動部及び発電部の各分割領域毎
に分割して設けたものであり、対をなす外部端子の一方
は、圧電磁器板に交流電圧を印加する入力端であり、他
方は圧電磁器板の電圧をピックアップする出力端であ
り、該対をなす外部端子は、圧電磁器板の板厚方向の一
端面側で分割電極を駆動部側と発電部側とに分離して接
続したものである。
【0011】また、本発明に係る圧電磁器トランスの駆
動方法は、圧電磁器板に幅方向縦振動モードの共振周波
数近傍の周波数の交流電圧を印加し、該圧電磁器板を励
振させて交流電圧を出力させる圧電磁器トランスの駆動
方法であって、圧電磁器板は、板厚方向に分極された板
状の圧電振動体であって、圧電磁器板の幅方向に沿って
m個に分割され、かつ、その分極方向が交互に異なる領
域の駆動部と、圧電磁器板の幅方向に沿ってn個に分割
され、かつ、その分極方向が交互に異なる領域の発電部
とを有し、駆動部及び発電部の各分割領域は、圧電磁器
板の板厚方向の端面の対向した位置に設けられた対をな
す電極を有し、圧電磁器板に交流電圧を印加する入力側
外部端子と、圧電磁器板の電圧をピックアップする出力
側外部端子とにより、圧電磁器板の板厚方向の一端面側
にてm個とn個とに分割された電極を駆動部側と発電部
側とに分離して接続し、さらに入力側外部端子を電源に
接続し、かつ出力側外部端子を負荷に接続し、前記幅方
向縦振動モードを、前記電極が分割された(m+n)個
と同数の(m+n)次モードに設定し、前記圧電磁器板
を励振して駆動するものである。
【0012】
【作用】請求項1の圧電磁器トランスの斜視図を図1
(a)に、また断面図を図1(b)に示す。ここでは、
例として電極は4個に分割されている。圧電磁器板11
は、図中矢印で示されるように板厚方向に一様に分極さ
れた板状の圧電振動体である。圧電磁器板11の上側の
主面上には、4個の電極121〜124が配置され、下
側の主面上には、4個の電極131〜134が上側の電
極と対向する位置に配置されている。上側の電極のう
ち、電極121と123が外部端子14に接続されてい
る。同様に電極122と124は外部端子16に、電極
131と133は外部端子15に、電極132と134
は外部端子17にそれぞれ接続されている。このように
本発明では、電極は1個おきに同一の外部端子に電気的
に接続されていることが特徴である。尚、ここでは外部
端子を4個取り出しているが、片側の主面上の電極13
1から134を全て接続し、入出力の共通端子とするこ
とにより、3端子トランスとして用いることも可能であ
る。この圧電磁器トランスの外部端子14〜15間に、
幅方向縦振動モードの共振周波数近傍の周波数をもつ交
流電圧を印加すれば、電気機械結合係数k31’をもって
圧電磁器板11が幅縦振動モードで励振され、再び電気
機械結合係数k31’をもって外部端子16〜17間に入
力電圧と同じ周波数の電圧が発生する。このとき、出力
電圧は、外部端子16〜17間に接続される負荷や駆動
周波数に依存する。
【0013】図2には、幅縦振動4次モードの変位と歪
及び電荷の分布を示す。圧電磁器板11に印加する交流
電圧の周波数の幅方向縦振動モードを4次モードとし、
これに合わせて電極121〜124,131〜134を
4個設けてある。変位分布の図から幅縦振動モードを4
次モードとし、電極の個数を4個に設定すると、4個の
電極の中心部が振動の節になっていることが分かり、こ
の振動の節から外部端子を取り出せば、良好な振動特性
を得ることが可能となる。次に歪及び電荷分布に関して
説明する。図2の圧電磁器トランスでは、分極方向が板
厚方向に一様であるため、歪と電荷の分布は一致する。
したがって、電極毎に正と負の電荷が交互に発生する。
本発明の圧電磁器トランスでは、電極は、振動の節に位
置するように、圧電磁器板11の幅方向に該圧電磁器板
11の励振モードに対応して設け、電極121〜12
4,131〜134を1個おきに電圧の入力側と電圧の
出力側とに分離して同一の外部端子にて接続している。
したがって、同一の外部端子に接続された電極には、全
て同符号の電荷しか存在せず、効率良くエネルギーを伝
送させることが可能である。
【0014】次に請求項3で記述した圧電磁器トランス
について説明する。図3(a)に斜視図を、また図3
(b)に断面図を示す。図中、圧電磁器板の左半分を駆
動部,右半分を発電部とし、ここでは、例として駆動部
及び発電部のそれぞれを2分割している。駆動部に含ま
れる隣接の領域311と312では、分極の方向が逆
に、また発電部に含まれる隣接の領域313と314で
も分極の方向が逆になっていることが、本構造の特徴で
ある。駆動部の同一主面上にある電極321と322
は、外部端子34と電気的に接続されている。同様に、
電極331と332は外部端子35に、発電部の電極3
23と324は外部端子36に、電極333と334は
外部端子37にそれぞれ接続されている。このような構
造の圧電磁器トランスにおいて、外部端子34〜35間
に電圧を印加すると、電気機械結合係数k31’をもって
エネルギーが伝送され、外部端子36〜37間に電圧が
発生する。この幅縦振動の電気機械結合係数k31’は一
般に長さ縦振動の電気機械結合係数k31よりも大きいた
め、高電力化・高効率化に有利である。
【0015】図4には、幅縦振動4次モードの変位と歪
及び電荷の分布を示す。変位及び歪の分布は、図2と同
じである。駆動部に注目すると、領域311と312で
は歪の符号が逆になっている。ところが、領域311と
312では、分極方向も逆になっているため、歪の結果
生じる電荷の符号は、共に正となる。同様に発電部でも
領域313と314の電荷の符号は、共に負であるの
で、効率良くエネルギーを伝送することが可能となる。
【0016】本発明に係る圧電磁器トランスの共振周波
数近傍の集中定数近似等価回路は、他の圧電トランスと
同様に図5で示される。図5において、Cd1,Cd2
それぞれ入力側,出力側の制動容量,A1,A2は入出力
の力係数,m,c,rmは幅縦振動4次モードに関する
等価質量,等価コンプライアンス,等価機械抵抗であ
る。本発明の圧電磁器トランスの入出力の力係数A1
2は、幅,長さ,駆動部の電極指間の距離,電極指の
本数で変化する。図5の等価回路から明らかなように、
圧電トランスは、理想変圧器以外に等価インダクタンス
や等価容量を持つので、負荷抵抗の値や駆動周波数によ
って出力電圧が変化する。そのため、A1/A2が1であ
っても、昇圧あるいは降圧どちらのトランスとしても用
いることが可能である。
【0017】また、本圧電磁器トランスは、図1,図3
及び図5から明らかなように入出力の電気端子は、それ
ぞれ直流的に絶縁された4端子構造とすることが可能で
ある。図6で示した3端子型のローゼン型の圧電トラン
スに比べて周辺回路の自由度を高くすることが可能であ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】(実施例1)本発明に基づく圧電磁器トラ
ンスの実施例として、図1に示した構成の圧電磁器トラ
ンスを作製した。圧電磁器板11の材料には、PZT
(PbZrO3−PbTiO3)系圧電磁器材料を用い
た。まず、焼成された圧電磁器ブロックをダイアモンド
カッターで切断し、#3000のSiC研磨粉を用いて
平行平面に研磨することにより、長さ10mm,幅8m
m,厚さ1mmの圧電磁器板を用意する。圧電磁器板上
にAgペーストをスクリーン印刷・焼成することによ
り、電極121〜124,131〜134を形成した。
これらの外部電極は、塗布・焼成以外の方法、例えば蒸
着法やスパッタ法を用いて、Ag以外の導電材料の薄膜
を形成しても一向に構わない。上面電極121〜124
と下面電極131〜134とは、それぞれ仮に接続さ
れ、100℃の絶縁油中において4kV/mmの電圧を
印加して、板厚方向に一様に分極する分極処理を圧電磁
器板11全体に施した。続いて導線をハンダを用いて接
続することにより、外部端子14,15,16,17を
取り出した。その際、ハンダの接続位置は、それぞれ振
動の節になるように各電極の中心部から取り出すように
した。
【0020】この圧電磁器トランスの幅縦振動4次モー
ドの共振周波数は、アドミタンスの周波数特性から82
0kHzと測定された。この圧電磁器トランスに1kΩ
の負荷抵抗を接続したところ、入力電圧30Vに対して
24Vの出力電圧が得られ、このときの出力電力は0.
57Wであった。
【0021】(実施例2)実施例1に続いて図3に示し
た構成の圧電磁器トランスを作製した。作製手順は実施
例1とほぼ同様であるが、本実施例では、分極方向の違
う領域が存在するため、電極321〜324及び331
〜334から分極用導線を取り出し、領域311と31
4を圧電磁器板の板厚方向に上向き方向に分極した後、
領域312と313を下向き方向に分極した。分極処理
の後で仮の導線の接続を外して、外部端子34,35,
36,37を接続した。
【0022】この圧電磁器トランスの幅縦振動4次モー
ドの共振周波数は、アドミタンスの周波数特性から83
2kHzと測定された。この圧電磁器トランスに1kΩ
の負荷抵抗を接続したところ、入力電圧30Vに対して
22Vの出力電圧が得られ、このときの出力電力は0.
48Wであった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧電磁器ト
ランスは、縦振動高次モードを用いて圧電磁器板を励振
させて、電圧を出力させるため、数百kHz〜1MHz
以上の高周波帯で使用することができる。さらに高周波
化が実現できることから、非常に小型・薄型にすること
ができる。さらに、電極の分割個数に対応した振動モー
ドで圧電磁器板を励振駆動するため、圧電磁器板が発生
する電圧を効率良く取り出すことができる。さらに、圧
電磁器板の駆動部と発電部の間に、幅方向縦振動モード
による振動にてエネルギーの伝送を行うため、高電力化
・高効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の請求項1に記載した圧電磁器
トランスを示す斜視図、(b)は同断面図である。
【図2】本発明の請求項1に記載した圧電磁器トランス
の変位,歪,電荷の関係を示す分布図である。
【図3】(a)は本発明の請求項2に記載した圧電磁器
トランスを示す斜視図、(b)は同断面図である。
【図4】本発明の請求項2に記載した圧電磁器トランス
の変位,歪,電荷の関係を示す分布図である。
【図5】圧電磁器トランスの集中定数等価回路図であ
る。
【図6】従来のローゼン型圧電磁器トランスを示す斜視
図である。
【符号の説明】
11,31 圧電磁器板 63,64,65,121,122,123,124,
131,132,133,134,321,322,3
23,324,331,332,333,334 電極 14,15,16,17,34,35,36,37,6
6,67,68 外部端子 61 駆動部 62 発電部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電磁器板と、電極の対と、外部端子の
    対とを有する圧電磁器トランスであって、 圧電磁器板は、板状の圧電振動体であって、板厚方向に
    一様に分極され、幅方向縦振動モードの共振周波数近傍
    の周波数の交流電圧を入力として励振し、交流電圧を出
    力するものであり、 対をなす電極は、圧電磁器板の板厚方向の端面に、対向
    した位置で、かつ、その幅方向に該圧電磁器板の励振モ
    ードに対応して分割して設けたものであり、 対をなす外部端子の一方は、圧電磁器板に交流電圧を印
    加する入力端であり、他方は、圧電磁器板の電圧をピッ
    クアップする出力端であり、 該対をなす外部端子は、圧電磁器板の板厚方向の一端面
    側で分割電極を1個おきに電圧の入力側と電圧の出力側
    とに分離して接続したものであることを特徴とする圧電
    磁器トランス。
  2. 【請求項2】 圧電磁器板に幅方向縦振動モードの共振
    周波数近傍の周波数の交流電圧を印加し、該圧電磁器板
    を励振させて交流電圧を出力させる圧電磁器トランスの
    駆動方法であって、 圧電磁器板は、板厚方向に一様に分極された板状の圧電
    振動体であって、板厚方向の両端面に、対向した位置
    で、その幅方向に2以上のp個に分割して設けた対をな
    す電極を有し、 圧電磁器板に交流電圧を印加する入力用外部端子と、圧
    電磁器板の電圧をピックアップする出力用外部端子とに
    より、圧電磁器板の板厚方向の一端面側にてp個に分割
    された電極を1個おきに電圧の入力側と電圧の出力側と
    に分離して接続し、さらに入力側外部端子を電源に接続
    し、かつ出力側外部端子を負荷に接続し、 前記幅方向縦振動モードを、前記電極が分割された個数
    と同数のp次モードに設定し、前記圧電磁器板を励振し
    て駆動することを特徴とする圧電磁器トランスの駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 圧電磁器板と、電極の対と、外部端子の
    対とを有する圧電磁器トランスであって、 圧電磁器板は、板状の圧電振動体であって、板厚方向に
    分極され、幅方向縦振動モードの共振周波数近傍の周波
    数の交流電圧を入力として励振し、交流電圧を出力する
    ものであり、駆動部と発電部とを有し、 駆動部と発電部は、圧電磁器板の幅方向に分離して配置
    され、 駆動部は、圧電磁器板の幅方向に沿って分割され、か
    つ、その分極方向が交互に異なる領域からなり、 発電部は、圧電磁器板の幅方向に沿って分割され、か
    つ、その分極方向が交互に異なる領域からなり、 対をなす電極は、圧電磁器板の板厚方向の両端面に、対
    向した位置で、かつ、駆動部及び発電部の各分割領域毎
    に分割して設けたものであり、 対をなす外部端子の一方は、圧電磁器板に交流電圧を印
    加する入力端であり、他方は圧電磁器板の電圧をピック
    アップする出力端であり、 該対をなす外部端子は、圧電磁器板の板厚方向の一端面
    側で分割電極を駆動部側と発電部側とに分離して接続し
    たものであることを特徴とする圧電磁器トランス。
  4. 【請求項4】 圧電磁器板に幅方向縦振動モードの共振
    周波数近傍の周波数の交流電圧を印加し、該圧電磁器板
    を励振させて交流電圧を出力させる圧電磁器トランスの
    駆動方法であって、 圧電磁器板は、板厚方向に分極された板状の圧電振動体
    であって、圧電磁器板の幅方向に沿ってm個に分割さ
    れ、かつ、その分極方向が交互に異なる領域の駆動部
    と、圧電磁器板の幅方向に沿ってn個に分割され、か
    つ、その分極方向が交互に異なる領域の発電部とを有
    し、 駆動部及び発電部の各分割領域は、圧電磁器板の板厚方
    向の端面の対向した位置に設けられた対をなす電極を有
    し、 圧電磁器板に交流電圧を印加する入力側外部端子と、圧
    電磁器板の電圧をピックアップする出力側外部端子とに
    より、圧電磁器板の板厚方向の一端面側にてm個とn個
    とに分割された電極を駆動部側と発電部側とに分離して
    接続し、さらに入力側外部端子を電源に接続し、かつ出
    力側外部端子を負荷に接続し、 前記幅方向縦振動モードを、前記電極が分割された(m
    +n)個と同数の(m+n)次モードに設定し、前記圧
    電磁器板を励振して駆動することを特徴とする圧電磁器
    トランスの駆動方法。
JP5126837A 1993-05-28 1993-05-28 圧電磁器トランス及びその駆動方法 Expired - Lifetime JP2508964B2 (ja)

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