JP2508821B2 - 走行車体 - Google Patents

走行車体

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JP2508821B2
JP2508821B2 JP63274103A JP27410388A JP2508821B2 JP 2508821 B2 JP2508821 B2 JP 2508821B2 JP 63274103 A JP63274103 A JP 63274103A JP 27410388 A JP27410388 A JP 27410388A JP 2508821 B2 JP2508821 B2 JP 2508821B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、作業装置を着脱自在に構成した走行車体
に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、田植機・耕耘機・収穫刈取機等は、専用機であ
って、単一の作業しかできない高価な機械であった。
〔問題を解決するための手段〕
そこで、上記従来例の問題点を解消するために、この
発明は、走行車輪10・10を有する走行駆動部と操縦ハン
ドル7とを連結するフレーム3を弯曲状に形成してなる
走行車体において、該弯曲状のフレーム3を走行駆動部
と操縦ハンドル7とを結ぶ線の廻りに回動固定自在に構
成したことを特徴とする走行車体としたものである。
〔発明の効果〕
この発明は、弯曲状のフレーム3を走行駆動部と操縦
ハンドル7とを結ぶ線の廻りに回動固定自在に構成した
ものであるから、フレーム3の上方,下方,側方等の何
れにでも作業装置装着用の空間部を設けることができ、
種々な形態の作業装置を装着することができるものであ
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例である歩行型走行車体について、以
下詳細に説明する。
1は走行ミッションケースであり、その後側面には後
方に向けて延出する角筒状の鋼材よりなる前部フレーム
2の前端がボルトにより固着されている。そして、前部
フレーム2の後端部には支持ピン2aの基端が固着されて
いる。
3は後部フレームであって、角筒状の鋼材にて弯曲し
た形状に構成され、その前部及び後部には筒体4・5が
固着されており、該前部の筒体4を前記支持ピン2aに外
嵌している。尚、6はロックボルトであって、筒体4の
周側に貫通された雌螺子を通して筒体4を前記支持ピン
2aに固定すべく設けられている。
7は平面視U字状の操縦ハンドルであって、その中央
には支持ピン7aの基端が固着されており、該支持ピン7a
を前記筒体5に挿通している。尚、8はロックボルトで
あって、筒体5の周側に貫通された雌螺子を通して筒体
5と支持ピン7aとを固定すべく設けられている。
そして、両支持ピン2a・7aは、同一軸線P上に位置す
べく設けられており、従って、ロックボルト6・8を緩
めれば後部フレーム3は該軸線Pを支点として回動でき
ると共に、ロックボルト6・8を締めることにより後部
フレーム3は任意の回動位置で固定できるように構成さ
れている。
9はエンジンであって、走行ミッションケース1の前
部にボルトにて固着連結されている。
10・10は左右走行車輪で、走行ミッションケース1の
左右両側に突出する駆動軸11・11を包むボス12・12に回
動自在に取付けられた左右チェンケース13・13の後方先
端に軸支されていて伝動回転されながら上下にスイング
可能に設けられている。14・14は左右チェンケース13・
13に一体に設けられた上記ボス12・12に各々一体的に設
けられた左右アームである。
15は左右走行車輪10・10を上下動せしめる油圧シリン
ダー16及びピストン17よりなる油圧装置であって、その
油圧シリンダー16の基部が走行ミッションケース1の上
面に固着された油圧ケース18に固着されている。そし
て、ピストン17の後端部には、前記左右アーム14・14の
上端にその前端が連結された天秤装置19の左右中央部を
縦軸20回りに回動自在に枢着し、左右走行車輪10・10が
背反的に上下動すべく構成している。
天秤装置19は、その左右中央部がピストン17の先端部
に形成された軸方向に長い長穴17aに縦軸20にて回動自
在に枢支された天秤体21と、該天秤体21の左右両側に縦
軸22・23にて回動自在に枢着された左右連結ロッド24・
25にて構成されており、該左右ロッド24・25の各々が左
右アーム14・14の上端に回動自在に枢着されている。そ
して、左ロッド24にはその中途部に油圧シリンダー26と
ピストン27とよりなるローリング用油圧装置28が設けら
れており、ピストン27の油圧シリンダー26に対する入出
により左ロッド24の長さが変更できるように構成されて
いる。
29は圧縮バネであって、ピストン17に固定されたスト
ッパー用座金30と天秤体21との間に設けられており、天
秤体21はピストン17の軸方向(機体前後方向)に圧縮バ
ネ29に抗して移動できるように構成されている。
31はエンジン9に固着された平面視U字状のバンパー
であって、通常は、引張バネ32にてエンジン9の下面に
接当保持されている。31aは枢支穴31bを有する係止体で
あり、基部はバンパー31に固着されている。
33は油圧ポンプ34が走行ミッションケース1内から汲
み出した圧油を油圧シリンダー16に送り込んだり油圧シ
リンダー16の圧油を走行ミッションケース1内に戻した
りする機体上下用油圧バルブであって、油圧ケース18内
に設けられており、その切換レバー35が油圧ケース18の
左側面側に設けられている。切換レバー35には、長穴38
aと丸穴38bとが形成されている。そして、操縦ハンドル
7に回動自在に支持された機体上下操作レバー36にその
基端が連結された操作ワイヤ37の先端部が、切換レバー
35の長穴38aに係合しており、該機体上下操作レバー36
を上げ位置若しくは下げ位置に操作することにより、機
体上下用油圧バルブ33を切換えて、左右走行車輪10・10
を同時に任意量だけ上下動させて、機体を任意に上下動
することができるように構成している。
39は水平面に対する機体の左右傾斜を検出する水平セ
ンサであって、揺動アーム40の下部に錘41を設け上部に
円筒状のボス42を設けている。一方、バルブケース18の
側面に固設された支持アーム43の先端を曲げて機体前後
方向の枢支軸44とし、該枢支軸44にボス42を外嵌して錘
41が機体左右方向に揺動できるように構成している。そ
して、水平センサ39の揺動アーム40の中途部とローリン
グ用油圧バルブ45の油圧スプール45aの先端と枢支ピン4
6にて連結し、錘41の左右揺動によりローリング用油圧
バルブ45の油圧スプール45aが切換えられるように構成
している。
然して、機体の左右傾斜による水平センサ39の機体左
右傾斜の検出に起因して、ローリング用油圧バルブ45が
切換えられて、機体が常に水平状態に維持されるように
制御されるのであるが、具体的にその作動を次に説明す
る。先ず、機体が左側が低く右側が高くなるように傾斜
すると、錘41は黒矢印の方向に揺動するので油圧スプー
ル45aも黒矢印の方向に切換えられ、ローリング用油圧
シリンダー26の前室26aの圧油を抜いて後室26bに圧油を
送込み左連結ロッド24の長さを短くし左走行車輪10を下
動させる側に切換えられるように構成している。逆に、
機体が右側が低く左側が高くなるように傾斜すると、錘
41は白矢印の方向に揺動するので油圧スプール45aも白
矢印の方向に切換えられ、ローリング用油圧シリンダー
26の前室26aに圧油を送込み後室26bの圧油を抜いて左連
結ロッド24の長さを長くし左走行車輪10を上動させる側
に切換えられるように構成されている。
47はローリング用油圧バルブ45の手動切換装置であっ
て、操縦ハンドル7に回動自在に支持されたローリング
操作レバー48にその基端が連結された操作ワイヤ49の先
端部に固着した切換体50の左右係合片51・52が、ローリ
ング用油圧バルブ45の油圧スプール45aに固設の係合片4
5bに左右方向から接当係合できるように構成されいる。
尚、51は、切換体50を揺動自在に支持する支持体であっ
て、油圧ケース18に基部が固定されている。そして、ロ
ーリング操作レバー48を自動の位置に操作すると、切換
体50の左右係合片51・52は油圧スプール45aに固設の係
合片45bと接当せず、ローリング用油圧バルブ45が水平
センサ39にて切換えられる自動制御状態となる。また、
ローリング操作レバー48を左傾斜の位置に操作すると、
切換体50の左係合片51が油圧スプール45aに固設の係合
片45bに接当係合し油圧スプール45aを強制的に白矢印の
方向に移動させるので、左走行車輪10は上動し機体は左
側が低くなるように傾斜する。逆に、ローリング操作レ
バー48を右傾斜の位置に操作すると、切換体50の右係合
片52が油圧スプール45aに固設の係合片45bに接当係合し
油圧スプール45aを強制的に黒矢印の方向に移動させる
ので、左走行車輪10は下動し機体は左側が高くなるよう
に傾斜する。
53はPOT軸であって、走行ミッションケース1の後側
壁より突出して設けられている。
54は操縦ハンドル7に回動自在に支持された作業クラ
ッチレバーであって、操作ワイヤ55の基部が連結されて
いる。尚、操作ワイヤ55の先端にはクラッチ操作体56が
装着されている。
57は主クラッチレバーであって、入り位置に操作する
とエンジン9の動力をミッションケース1内に伝達し、
切り位置に操作するとエンジン9の動力がミッションケ
ース1内に伝達されないように構成されている。
58は作業装置装着部であって、後部フレーム3の左右
側面にその基端が固設された左右係止ピン59・60と後部
フレーム3にその基部が固設された係止板61と後部フレ
ーム3に基部が回動自在に枢着され矢印イ方向に付勢さ
れた係止フック62とにより構成されている。
63は櫛歯状の係止穴63aを有する係止板であり、後部
フレーム3に固着されている。
64はエンジン9上方を覆うボンネットであり、後部に
は接合部65が設けられている。
95は枢支穴96が設けられた支持体であって、後部フレ
ーム3にその基部が固設されている。
100は油圧固定レバーであって、油圧作動位置と油圧
固定位置とに操作でき、油圧作動位置に操作すると油圧
切換バルブ33及びローリング用油圧バルブ45は切換自由
になり、油圧固定位置に操作すると各バルブ33・45は中
立位置に固定されるように構成されている。
120・121は左右走行クラッチレバーであって、各々左
右走行車輪10・10の駆動を停止できるように構成されて
いる。
122は、エンジン9のアクセル操作レバーである。
123は機体前後進切換えのチェンジレバーであって、
前進位置にすると機体が前進するように左右走行車輪10
・10は駆動回転され、後進位置にすると機体が後進する
ように左右走行車輪10・10は駆動回転されるように構成
されている。
次に、作業装置の一種である田植装置70について説明
する。
71は植付伝動ケースであって、その下部には前後方向
に形成された凹部72と左右方向に形成された左右凹部73
・74と平な接当面壁75と係止突起76とが設けられてい
る。然して、前記後部フレーム3に凹部72を馬乗り状に
嵌合させると共に、左右凹部73・74を左右係止ピン59・
60に係合させ、更に、接当面壁75を係止板61に接当させ
て係止フック62にて係止突起76を係止することにより、
田植装置70を走行車体に装着できるように構成してい
る。
そして、植付伝動ケース71の左右両側には、上下に罷
動運動し後記の苗載台80より1株分づつの苗を取りだし
て圃場に植付ける苗植付具77・77が各々回転クランク78
と揺動アーム79とで装着されている。
80は苗載台であって、植付伝動ケース71内の左右往復
動機構にて左右往復動する移動棒81に左右連結体82・83
を介して連結され、左右往復動すべく、植付伝動ケース
71の後面より後上方に向けて延出された支持体84に設け
られた上下支持装置85・86に支架されている。尚、下支
持装置86には、苗載台80に載置された苗の下側を受けて
摺接案内する側面視L字状の苗受支枠86aが一体に形成
されており、この苗受支枠86aには2つの苗分割口が設
けられ、前記苗植付具77の苗分割爪77aがこの苗分割口
へ上から介入して苗載台80に収容された苗を1株分づつ
取出すよう構成されている。
87は伝動軸であって、その先端には前記PTO軸53に係
合連結できるカップリング88が軸方向に摺動自在に設け
られており、田植装置70を走行車体に装着したときに
は、このカップリング88をPTO軸53に係合連結して、ミ
ッションケース1の動力が植付伝動ケース71内に伝動さ
れるように構成されている。
89は予備苗載せ台兼用の後部カバーであって、前記ボ
ンネット64の接合部65に接合する接合部89aがその前部
に形成されている。
90は整地フロートであって、後部は操作レバー91aが
一体に設けられた後部装着装置91の前端に軸92にて回動
自在に軸支され、前部には遊動機構93が装着されてい
る。そして、その中途部には、連結ロッド94の基端が枢
着されている。
ここで、第5図に基づいて、走行車体に田植装置70と
整地フロート90とを装着して田植機を構成した場合の作
用について説明する。
先ず、ロックボルト6・8を緩めて後部フレーム3を
軸線Pを支点として回動させ第5図のように上方に弯曲
する状態としてロックボルト6・8を締め後部フレーム
3を固定する。すると、後部フレーム3上に作業機を装
着できる空間ができる。
次に、走行車体の後部フレーム3の作業装置装着部58
に田植装置70を装着し、伝動軸87のカップリング88をPT
O軸53に係合連結し、クラッチ操作体56を田植装置70に
装着する。そして、後部装着装置91に設けられた枢支穴
91bと前記後部フレーム3に固設の支持体95の枢支穴96
との間に枢支ピンを通し、操作レバー91aの係止板91cを
係止板63の係止穴63aに係合させることにより整地フロ
ート90の後部を走行車体に装着すると共に、遊動機構93
の先端部を走行車体の係止体31aの枢支穴31bに枢支ピン
にて枢支して装着することにより、整地フロート90を走
行車体にその前部が上下動できる状態で装着する。そし
て、連結ロッド94の先端を走行車体の切換レバー35の丸
穴38bに連結して、整地フロート90の前部の適正範囲を
超えた上下動にて油圧バルブ33が切換られるように構成
する。
上記のように構成した田植機を水田圃場に入れたの
ち、予備苗載せ台を兼ねた後部カバー89上と苗載台80と
に苗Bを載置収容する。先ず、主クラッチレバー57と作
業クラッチレバー54とを切り位置にし、機体上下操作レ
バー36とローリング操作レバー48とを自動位置にし、油
圧固定レバー100を油圧作動位置にし、チェンジレバー1
23を前進位置にして、エンジン9を始動する。次に、主
クラッチレバー57を入り位置にすると左右走行車輪10・
10の回転により、整地フロート90が水田の土壌表面に接
地した状態で機体が推進される。
そして、作業クラッチレバー54を入り位置に操作する
と、クラッチ操作体56が作動して植付伝動ケース71内の
作業クラッチが接続され、左右苗植付具77・77が上下に
楕円状の植付軌跡を描いて運動し左右に往復動されてい
る苗載台80上の苗を一株分づつ苗分割口より分割して整
地フロート90で整地される土壌表面に次々と植付けて行
く。
このような苗植付作業中において、耕盤面が浅くなっ
たり深くなったり変化していると、左右走行車輪10・10
は次の通りに自動的に上下動される。
先ず、前後方向に耕盤が深くなっているときは、左右
走行車輪10・10が土壌表面から深く入り込む為に、整地
フロート90の前部が上方へ押上げられることになる。そ
して、整地フロート90の前部が一定以上(苗植付け作業
に適正な範囲以上に機体側へ押上げられたとき)になる
と、油圧切換バルブ33の切換レバー35が、整地フロート
90により連結ロッド94を介して、油圧装置15のピストン
17が突出する側へ切換えられ、このため、ピストン17,
天秤装置19,左右アーム14・14,チェンケース13・13を介
して左右走行車輪10・10が下動される。
そして、この走行車輪10・10が次第に耕盤に対して強
く当接してきて、機体が浮上すると、整地フロート90の
接地圧が減少し、適正な状態になると油圧切換バルブ33
が中立状態になり、走行車輪10・10の下動が停止され
る。
前後方向に耕盤が浅くなる場合は、前述の逆であり、
整地フロート90が浮き気味で機体から下動するから切換
レバー35が切換られピストン17が油圧シリンダー16内に
引込まれ走行車輪10・10が上動する。そして、適正な接
地状態になると油圧切換バルブ33が中立に復帰する。従
って、耕盤の深さの変化に応じて左右走行車輪10・10が
上下動して、常に適正深さに苗が植付けられる。
尚、機体前後方向の耕盤の深さの変動が小さい場合に
は、ピストン17に装着された圧縮バネ29の働きにより左
右走行車輪10・10が同時に上下動して機体は適正状態に
保持される。即ち、該圧縮バネ29にて補正できない程度
までに機体前後方向に耕盤の深さが変化した場合に、前
記機体上下動制御が作動するのである。
次に、左右側で耕盤深さが異なる場合を説明すると、
左右側で耕盤深さが異なると、当然ながら、機体が傾斜
することになる。すると、水平センサ39がその機体の傾
斜を検出して、ローリング用油圧バルブ45を切換えてロ
ーリング用油圧装置28を作動させるので、機体は常に水
平状態に維持され、苗は適正深さに植付けられる。尚、
機体左右方向の耕盤の深さの差が少ない場合には、天秤
装置19の働きにより左右走行車輪10・10が背反的に上下
動して機体は適正状態に保持される。即ち、天秤装置19
にて補正できない程度までに機体左右方向の耕盤の深さ
に差が有る場合に、前記水平制御装置が作動するのであ
る。
尚、路上走行時等に機体を任意の傾斜状態及び高さに
保持するには、機体上下操作レバー36を上位置又は下位
置に操作して機体を任意の高さにし、また、ローリング
操作レバー48を左傾斜又は右傾斜の位置にして機体を任
意の傾斜状態にし、油圧固定レバー100を油圧固定位置
にすれば、その任意の姿勢に機体を保持することができ
る。
次に、第6図に基づいて、他の作業装置を走行車体に
装着した例を説明する。
110は作業装置の一種である耕耘装置であり、伝動ケ
ース111の後端部に耕耘刃112…を装着した一般的なロー
タリー耕耘装置であって、伝動ケース111前部には凹部1
13と左右に形成された左右ヒッチ部114・115と平な接当
面壁116と係止突起117とが設けられている。
該耕耘装置110を走行車体に装着するには、先ず、走
行車体のロックボルト6・8を緩めて後部フレーム3を
軸線Pを支点として回動させ第6図のように下方に弯曲
する状態としてロックボルト6・8を締め後部フレーム
3を固定する。すると、後部フレーム3の下に作業機を
装着できる空間ができると共に、作業装置装着部58も下
方を向く姿勢になる。そこで、後部フレーム3に耕耘装
置110の凹部113を嵌合させると共に、左右ヒッチ部114
・115を左右係止ピン59・60に係合させ、更に、接当面
壁116を係止板61に接当させて係止フック62にて係止突
起117を係止することにより、耕耘装置110を走行車体に
固定できるように構成している。そして、作業クラッチ
レバー54にて耕耘装置110の耕耘刃112…の回転駆動及び
停止が操作できるように、クラッチ操作体56を伝動ケー
ス111に装着し、PTO軸53にその伝動軸118を連結する。
次に、上記のように走行車体に耕耘装置110を装着し
た耕耘機を圃場にいれて耕耘作業を行う場合について説
明する。
先ず、主クラッチレバー57を入り位置に操作すること
によりエンジン9の動力にて左右走行車輪10・10が駆動
回転され前進することができ、また、ローリング操作レ
バー48を自動位置に操作すると、圃場面が左右方向に傾
斜していても、機体は左右方向が常に水平になるように
制御される。そして、作業クラッチレバー54を入り位置
に操作すると、クラッチ操作体56が作動して伝動ケース
111内の作業クラッチが接続され、耕耘刃112…が駆動回
転され、耕耘作業が行える。このとき、機体は、圃場面
が左右方向に傾斜していても、左右方向が常に水平にな
るように制御されるので均一な耕耘作業が行える。尚、
バンパー31を引張バネ32に抗して、点線の状態にすれ
ば、該バンパー31をスタンドとして使用できる。
尚、上記実施例においては、走行車体に田植装置と耕
耘装置とを装着した例を示したが、収穫刈取装置や運搬
バケット等の他の如何なる作業装置を装着しても良い。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示したもので、第1図は側
面図、第2図は平面図、第3図は要部正面図、第4図は
油圧回路図、第5図は田植装置を装着した側面図、第6
図は耕耘装置を装着した側面図である。 図中記号、1はミッションケース、2は前部フレーム、
3は後部フレーム(フレーム)、7は操縦ハンドル、10
・10は左右走行車輪、39は水平センサ、58は作業装置装
着部、70は田植装置、110は耕耘装置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車輪10・10を有する走行駆動部と操縦
    ハンドル7とを連結するフレーム3を弯曲状に形成して
    なる走行車体において、該弯曲状のフレーム3を走行駆
    動部と操縦ハンドル7とを結ぶ線の廻りに回動固定自在
    に構成したことを特徴とする走行車体。
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