JP2508814B2 - 刈取機の穀稈引起装置 - Google Patents

刈取機の穀稈引起装置

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JP2508814B2
JP2508814B2 JP63193064A JP19306488A JP2508814B2 JP 2508814 B2 JP2508814 B2 JP 2508814B2 JP 63193064 A JP63193064 A JP 63193064A JP 19306488 A JP19306488 A JP 19306488A JP 2508814 B2 JP2508814 B2 JP 2508814B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、刈取機の穀稈引起装置に関するもので、
左右一対の引起装置の中央部前側に倒伏穀稈を引起す補
助引起装置を装着するものに利用できる。
〔従来の技術〕
倒伏穀稈を引起す場合には、引起ラグを左右側方に突
出させた状態で下方から上方へ移行させながら穀稈を引
起す左右一対の引起装置の中央部前側に、前方へ突出さ
せた状態で下方から上方へ移行する引起ラグ及び引起ケ
ースからなる補助引起装置を配置して、倒伏穀稈を引起
す構成である。
また、実公昭62−35305号公報には、左右一対の引起
装置の上端部相互間を、上方に延出する門型の補強フレ
ームで連結する技術が開示されている。
また、実公昭62−24434号公報には、左右一対の引起
装置の中間部前方に補助引起し装置を配置し、この補助
引起し装置に操縦席から遠い側から動力を伝動する技術
が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術にあっては、補助引起装置の下部は、刈
取装置の前方へ突出する分草杆に取り付けて固定に支持
できるが、補助引起装置の上端部は、当該補助引起装置
に動力を伝達する伝動装置で片持ち状に支持された状態
で、強固に支持状態できないという問題点があった。
そこで、この発明は、左右一対の引起装置で引起され
る穀稈の引起作用の邪魔にならない位置において、補助
引起装置の引起ケースの上部を左右方向の取付強度を十
分なものとして固定すると共に、補助引起装置の片側の
引起ケースの開放を容易にして、内部の点検整備等が容
易に行なえるようにしようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、刈取装置1の前方に、引起ラグ2,2,…を
左右側に突出した状態で下方から上方へ移行させながら
穀稈を引起す左右一対の引起装置3,3を設け、これら左
右の引起装置3,3間の略中央部前側に位置していて前記
引起装置3,3の引起方向に沿い且つ左右方向から着脱自
在に合体して構成されている引起ケース4,該引起ケース
4から前側に突出した状態で下方から上方へ移行する引
起ラグ2,2,…から補助引起装置5を構成し、前記左右一
対の引起装置3,3の内で操縦席12に近い側の引起装置3
側に位置する伝動ケース8から前記補助引起装置5の引
起ケース4の上端部における前記引起装置3の上端部よ
りも上方位置を経由して動力を伝達する構成とし、前記
左右の引起装置3,3の上部相互間を門形状に亘って連結
する連結部材6における引起装置3の上端部より上方の
部位で、前記補助引起装置5の引起ケース4の上端部を
支持したことを特徴とする刈取機の穀稈引起装置の構成
とする。
〔発明の作用および効果〕
刈取装置1の前方に左右一対の引起装置3,3と、これ
ら左右引起装置3,3の間の略中央部前側に、左右側から
着脱自在に合体して構成する引起ケース4を有した補助
引起装置5とが設けられており、刈取装置1に伝動する
と、左右の引起装置3,3が伝動されると共に、操縦席12
に近い側の引起装置3側から伝動装置7を経て前記補助
引起装置5に動力が伝動される。
しかして、刈取装置1が前進すると、補助引起装置5
の引起ラグ2,2,…が前側へ突出した状態で下方から上方
へ移行しながら倒伏穀稈を引起し、更に、その後側の左
右一対の引起装置3,3の引起ラグ2,2,…が左右側から対
向して突出した状態で下方から上方へ移行しながら穀稈
を引起し、このように引起された穀稈は刈取装置1で刈
取られる。
前記左右の引起装置3,3の上部及び伝動装置7の伝動
ケース8の先端部は、左右の引起装置3,3の上方を門形
状に亘って連結する連結部材6における前記引起装置3,
3より上方の部分で支持連結しているから、補助引起装
置5の引起ケース4を伝動ケース8で片持支持とした構
成でありながら、補助引起装置5の前後・左右方向の取
付強度を十分なものとすることができる。
また、前記伝動装置7の伝動ケース8は、引起装置3
の上端部より上方位置から補助引起装置5の引起ケース
4に連結されて動力を伝達すると共に、連結部材6で連
結支持されているから、引起装置3,3の上方まで引起さ
れるような稈長の長い穀稈に対しても搬送の妨げとなる
ことがなく、また、伝動装置7は操縦席12のある既刈側
に位置する引起装置3側から伝動する構成であるから、
補助引起装置5の未刈稈側には伝動装置7をなくするこ
とができ、刈取作業中において、未刈稈側から流れ込む
雑草やわら屑等が引掛って堆積するようなこともなく、
この伝動装置7の伝動ケース8側と反対側の引起ケース
4側は広く開放されているから、こちら側の引起ケース
4を取り外し開放することによって、補助引起装置5の
内部の点検整備等を容易に行うことができる。
〔実施例〕
以下図面に示すこの実施例について説明する。
コンバインは次のように構成されている。左右の走行
装置9,9を有する車台10上には、穀稈を刈取る刈取装置
1、刈取装置1で刈取られて後方へ移送される穀稈を受
継して脱穀する後部の脱穀装置11、および操縦席12等を
設けている。
刈取装置1は、前方へ突出して穀稈を分草する分草体
13を有する複数の分草杆14,14、この分草体13,13の後側
に位置して穀稈を引起す左右の一対の引起装置3,3、そ
の下端部が分草杆14,14の基部に支持されている伝動ギ
ヤーケース15、伝動ギヤーケース15から上方へ突出する
ように延出されている伝動パイプ16,16等で構成されて
いる。
前記左右の引起装置3,3は、引起ラグ2,2,…を等間隔
に配設した引起チエンを、一側を開口した引起ケース内
に張設し、この引起ラグ2,2,…は、穀稈の搬送経路側で
は開口部から左右側に突出して上方へ移行しながら穀稈
を引起し、非搬送側では倒伏して伝動回動される構成で
ある。
17はバリカン型の刈刃装置で、左右外側の分草杆14,1
4の間に亘って設けられている。
左右一対の引起装置3,3間の略中央部前側には、補助
引起装置5を設けている。この補助引起装置5は、左右
両側から着脱自在に合せる一対の引起ケース4,4内に、
引起ラグ2,2,…を等間隔に配設した引起チエン25を張設
し、穀稈の搬送経路側ではこの引起ケース4の前側開口
部から引起ラグ2,2,…が前側に突出して上方へ移行しな
がら倒伏穀稈を引起し、非搬送側では倒伏して引起ケー
ス4,4内へ引込まれるように構成している。
前記補助引起装置5は操縦席12側の引起装置3側から
伝動される構成で、この伝動装置7は次のように構成さ
れている。一側の引起装置3の引起チエンを駆動する上
部軸19を前方へ突出して、この上部軸19からベベルギヤ
ー20,20を介して、伝動ケース8A内の中間軸21へ伝道
し、この中間軸21からベベルギヤー22,22を介して、横
方向の伝動ケース8B内の駆動軸23へ伝動して、この駆動
軸23からスプロケット27を経て補助引起装置5の引起チ
エン25が伝動されるように構成して、この伝動ケース8B
の先端部に、補助引起装置5の片側の引起ケース4を固
定している。前記伝動装置7は、正面からみるとL形状
に形成されている。また、前記駆動軸23の先端は他側の
引起ケース4の外方まで突出し、この駆動軸23の先端部
から引起チエン25のスプロケット27を摩擦伝動するよう
に構成し、この伝動力を調節するトルク調節ナット29を
設けている。
左右の引起装置3,3の上方を、門形状に亘って連結す
る連結部材6が設けられており、この連結部材6と伝動
ケース8Bの先端部とは、取付具26によって連結してい
る。
左右一対の引起装置3,3の未刈稈側の引起装置3の外
方に、引起装置3から伝動される補助引起装置30を設け
ている。
次に、作用について説明する。
刈取装置1を動力連動すると、引起装置3,3が伝動さ
れると共に、これら左右の引起装置3,3から補助引起装
置5,30が伝動される。脱穀装置11および走行装置9,9を
伝動して、機体を前進走行すると、穀稈は分草体13,13,
…で分草され、補助引起装置5,30の引起ラグ2,2,…によ
って倒伏穀稈が引起され、この引起ラグ2,2,…による引
起残りの穀稈を少なくし、更に、後側の引起装置3,3に
よる引起作用を受けることとなる。
左右の引起装置3,3で直立状態に引起された穀稈は、
刈刃装置17で切断されて後方へ搬送され、脱穀装置11に
よって脱穀処理される。
補助引起装置5は、分草杆14により下端部側は支持さ
れ、また、上端部側は一側の引起装置3側から伝動され
る伝動装置7の伝動ケース8の先端部で片側の引起ケー
ス4に連結・固定されており、また、この伝動ケース8
の先端部は左右の引起装置3,3上方の門形状の連結部材
6に連結されているから、片持支持状態でありながら、
前後・左右方向の取付強度を十分確保できる。
そして、補助引起装置5の操縦席12から遠い反対側の
引起ケース4側には邪魔物がなく開放されているから、
トルク調節ナット29の調節や、また、この側の引起ケー
ス4を取外して内部の点検整備等を容易に行うことがで
きる。
また、操縦席12に近い側の引起装置3側から補助引起
装置5へ伝動する伝動装置7の伝動ケース8Bが、前記引
起装置3の上端より高い位置に設けられているから、稈
長の長い穀稈に対してもその搬送を妨げることがなく、
また、前記補助引起装置5の未刈稈側から流れ込む雑草
や穀稈のハカマ等が引掛って停滞するようなこともな
く、円滑な引起しを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すもので、第1図は正面
図、第2図はその一部の平面図、第3図はその概略伝動
機構図、第4図はコンバイン前部の側面図である。 図中、符号1は刈取装置、2は引起ラグ、3は引起装
置、4は引起ケース、5は補助引起装置、6は連結部
材、7は伝動装置、8は伝動ケースを示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取装置1の前方に、引起ラグ2,2,…を左
    右側に突出した状態で下方から上方へ移行させながら穀
    稈を引起す左右一対の引起装置3,3を設け、これら左右
    の引起装置3,3間の略中央部前側に位置していて前記引
    起装置3,3の引起方向に沿い且つ左右方向から着脱自在
    に合体して構成されている引起ケース4,該引起ケース4
    から前側に突出した状態で下方から上方へ移行する引起
    ラグ2,2,…から補助引起装置5を構成し、前記左右一対
    の引起装置3,3の内で操縦席12に近い側の引起装置3側
    に位置する伝動ケース8から前記補助引起装置5の引起
    ケース4の上端部における前記引起装置3の上端部より
    も上方位置を経由して動力を伝達する構成とし、前記左
    右の引起装置3,3の上部相互間を門形状に亘って連結す
    る連結部材6における引起装置3の上端部より上方の部
    位で、前記補助引起装置5の引起ケース4の上端部を支
    持したことを特徴とする刈取機の穀稈引起装置。
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