JP2508753B2 - 農作業機のドラフト制御装置 - Google Patents

農作業機のドラフト制御装置

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JP2508753B2
JP2508753B2 JP62235845A JP23584587A JP2508753B2 JP 2508753 B2 JP2508753 B2 JP 2508753B2 JP 62235845 A JP62235845 A JP 62235845A JP 23584587 A JP23584587 A JP 23584587A JP 2508753 B2 JP2508753 B2 JP 2508753B2
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internal pressure
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義典 土居
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はプラウ等の作業機を装着して使用する農作
業機に設けられるドラフト制御装置に関する。
[従来の技術] トラクタの牽引力によって土壌を耕起反転させるプラ
ウ、犂等の作業機が装着された農作業機に設けられ、土
壌から作業機に加わる負荷の変化に応じて油圧シリンダ
で作業機を昇降させることにより、牽引力が一定に保た
れるよう制御するドラフト制御装置がある。
このような装置において、例えばプラウ作業中に作業
機を上昇させるようリフト用油圧シリンダのバルブ操作
を行なった場合、第5図(a),(b)に示すように、
土壌が軟弱な圃場では油圧シリンダ内の圧力上昇が小さ
く、逆に土壌の硬い圃場では圧力上昇が大きいことが実
験から知られている。
[発明が解決しようとする問題点] この種のドラフト制御では、土壌の硬度度合に応じて
最適条件で作業が行なわれるよう制御が行なわれるのが
望ましいが、上記従来のドラフト制御装置は、圃場の土
質に関係なく一律な制御が行なわれていたので、硬い圃
場ではトラクタの駆動車輪がスリップして牽引力不足が
生じ、また軟弱な圃場では耕深の変化が大きくなり耕耘
状態が乱れる等の問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本発明は次のように構成
した。
すなわち、本発明にかかるドラフト制御装置は、プラ
ウ等の作業機に加わる土壌からの負荷の変化に応じ油圧
シリンダで作業機を昇降させる農作業機のドラフト制御
装置において、前記油圧シリンダの内圧を検出する内圧
センサを設け、作業機上昇時における内圧センサ検出値
の変化から求められる圃場の土壌硬度にもとづいて制御
の感度を調節する制御部を設けたことを特徴としてい
る。
[作 用] シリンダの内圧の上昇度合から推測される圃場の土壌
硬度に応じて制御の感度が調節されるので、適切なドラ
フト制御を行なうことができる。
具体的には、軟質土壌の圃場では制御の感度を鈍く
し、作業機の上昇をゆっくりと行なわせ、また硬質土壌
の圃場では制御の感度を鋭敏にし、作業機の上昇を迅速
に行なわせればよい。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明する。
第1図および第2図は本発明の1実施例をあらわし、
この農作業機1はトラクタ2の後部に設けたリンク装置
3に作業機としてプラウ5が装着されている。
リンク装置3は、プラウ5のマスト5aに取り付けられ
る1本のトップリンク10と、取付枠5bに取り付けられる
左右1対のロワリンク11,11をそなえ、ロワリンク11,11
はその中間部に連結されているリフトロッド12,12を介
してトラクタ2の油圧式リフトアーム13に吊られてい
る。リフトアーム13は、比例ソレノイドバルブ15で駆動
される油圧シリンダ16の伸縮によって上下に回動するよ
うになっている。
この農作業機1のドラフト制御装置20は第2図に示す
ように構成されている。ドラフトセンサ21はトップリン
ク10の基部に設けられ、プラウ5が土壌から受ける負荷
を検出する。耕深調整器22は操縦席の側部に設けられ、
耕深の基準値を設定する。また、内圧センサ23は前記油
圧シリンダ16のシリンダ内圧力を検出する。そして、こ
れらからの信号がA/Dコンバータ25を介してCPU26に供給
され、それを処理することによりCPU26から比例ソレノ
イドバルブ15に適宜制御信号が出力される。
例えば、ドラフトセンサ値が大きくなると、プラウ5
を上昇させて該プラウが土壌から受ける負荷を低下させ
る。逆に、ドラフトセンサ値が小さくなると、プラウ5
を下降させ土壌からの負荷が大きくなるようにする。こ
のように、ドラフトセンサ値の変化に応じてプラウ5を
昇降させることにより、牽引力がほぼ一定に保持され、
耕深が適正状態に保たれる。また、プラウ5の上昇時に
は、内圧センサ23で検出される油圧シリンダ16の内圧変
化から土壌の硬度が推定される。第3図においてAで示
すように内圧の変化が大きいときは硬質土壌であること
をあらわす。硬質の圃場では大きな牽引力を必要とし、
ドラフト制御が敏感な方がよいので、次回の制御からド
ラフトセンサ値の変化に対する制御の反応が敏感になる
よう切り替えられる。また、同図においてBで示すよう
に内圧の変化が小さいときは軟質土壌であることをあら
わす。軟質土壌では、ドラフト制御が敏感すぎると耕深
の変化が大きくなって耕耘状態が悪くなるという問題が
あり、またゆっくりと作業機を上昇させた方がウェイト
トランスファーの時間が長くなって牽引力が増すので、
次回の制御から反応が鈍感になるよう切り替えられる。
上記内圧センサ検出値の変化から土壌硬度を推測し、制
御の感度を調節する制御部は、図のCPUに含まれてい
る。本実施例の場合は、第4図に示すように制御の感度
が「敏感」と「鈍感」との2段階に切り替わるようにな
っているが、場合によっては3段階あるいはそれ以上の
段階に切り替わるように構成してもよい。なお、第4図
において、比例ソレノイドバルブ15が上げ側に駆動され
たときより下げ側に駆動されたときの方が油量が少ない
のは、上げ側のときはプラウ5の自重が作用するからで
ある。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明にかかるドラ
フト制御装置は、作業機昇降用の油圧シリンダの内圧か
ら推定される圃場の硬度に応じて制御の感度を調節する
ので、圃場の状況に応じた適切なドラフト制御を行なう
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を施した農作業機の使用状態をあらわす
側面図、第2図はドラフト制御装置のブロック図、第3
図は油圧シリンダの油量と内圧との関係をあらわす図、
第4図はバルブの開度と油量との関係をあらわす図、お
よび第5図は油圧シリンダの内圧変化をあらわす図で、
同図(a)は軟弱な圃場の場合、同図(b)は硬い圃場
の場合を示している。 1……農作業機、2……トラクタ、5……プラウ(作業
機)、20……ドラフト制御装置、15……比例ソレノイド
バルブ、16……油圧シリンダ、21……ドラフトセンサ、
23……内圧センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラウ等の作業機に加わる土壌からの負荷
    の変化に応じ油圧シリンダで作業機を昇降させる農作業
    機のドラフト制御装置において、前記油圧シリンダの内
    圧を検出する内圧センサを設け、作業機上昇時における
    内圧センサ検出値の変化から求められる圃場の土壌硬度
    にもとづいて制御の感度を調節する制御部を設けたこと
    を特徴とするドラフト制御装置。
JP62235845A 1987-09-18 1987-09-18 農作業機のドラフト制御装置 Expired - Lifetime JP2508753B2 (ja)

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JPS6480205A JPS6480205A (en) 1989-03-27
JP2508753B2 true JP2508753B2 (ja) 1996-06-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811141U (ja) * 1981-07-14 1983-01-24 本田技研工業株式会社 ブレ−キデイスク
JPS62158410A (ja) * 1986-01-08 1987-07-14 井関農機株式会社 耕耘抵抗制御装置

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JPS6480205A (en) 1989-03-27

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