JP2508552Y2 - クラックゲ―ジ - Google Patents

クラックゲ―ジ

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JP2508552Y2
JP2508552Y2 JP4075891U JP4075891U JP2508552Y2 JP 2508552 Y2 JP2508552 Y2 JP 2508552Y2 JP 4075891 U JP4075891 U JP 4075891U JP 4075891 U JP4075891 U JP 4075891U JP 2508552 Y2 JP2508552 Y2 JP 2508552Y2
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JP
Japan
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gauge
crack
view
gauge base
insulation
Prior art date
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JP4075891U
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JPH0511050U (ja
Inventor
正直 藤井
勝也 梶本
亮介 村井
隆澄 氏原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクラックゲージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄骨橋梁等で鋼材のクラックを
検出するために使用されるクラックゲージには、図7の
平面図に示すように、長方形薄板ゲージベースに長さを
異にする複数の抵抗よりなるグリッドが形成された構造
のものが広く使用されている。このクラックゲージ01
を、図8の平面図に示すように、被検面02のクラック
03の先端部に接着剤で接着し、その両端を計測器04
のブリッジ05の測定端に接続すると、クラックの進展
につれて、図9の線図に示すように、階段状に増加する
出力電圧が得られるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のクラックゲージでは、ゲージベースの上に複数の平行
抵抗線が一体的に接着されているので、被検面が溶接ビ
ードのように表面の曲率が三次元に変化する場合は、ゲ
ージの貼着が不可能である。本考案はこのような事情に
鑑みて提案されたもので、複雑な三次元的曲面の被検面
でも容易に貼着してクラックを検出計測することのでき
る構造簡単かつ価格低廉なクラックゲージを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、央
部に比較的大きい単数又は複数の開口を有する可撓性薄
板ゲージベースと、中間部がそれぞれ上記開口を横切っ
て張られ両端がそれぞれ上記ゲージベース上の接続端子
に接続された単数又は複数の絶縁被覆小径銅線と、上記
ゲージベースの片面に塗装された粘着剤とを具えたこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成によれば、下記の作用効果があ
る。 (1)絶縁被覆銅線は長方形枠状のゲージベースの央部
大開口を横切る形で張られている故、溶接ビードなどの
表面の曲線が三次元に変化する複雑な被検面でも線径の
細い絶縁被覆銅線を直付けすることが可能となる。 (2)ゲージベースは長方形枠状であるから、可撓性に
富み、三次元的に複雑な被検面にもよくなじんで容易に
貼着することができる。 (3)貼着の際、絶縁被覆銅線は、ゲージベースの長方
形枠で囲繞されて保護されるので、他物に当って損傷す
ることがない。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、図1はその平面図及び側面図、図2は図1のクラッ
クゲージを被検面の溶接ビードに貼着した場合を示す側
面図、図3は図2のクラックゲージの失視正面図及びこ
れに接続された計測器を示す配置図、図4、図5、図6
はそれぞれ図1の変形例を示す同じく正面図である。
【0007】まず、図1において、クラックゲージ自体
の構造を説明すると、1はU字状に成形された絶縁被覆
銅線で、その外周はポリウレタン、ポリエステル等の絶
縁材で被覆されている。2は央部に比較的大きな長方形
開口3を有する長方形枠状ゲージベースであり、アルミ
ニウム箔等被検面に沿って容易に変形する材質で作ら
れ、ゲージベース2の下面には粘着材4が施工され、剥
離紙でカバーされている。5はゲージベースの一端に加
工され銅線1の両端をそれぞれ固着した接続端子であ
る。
【0008】このようなクラックゲージで、例えば、2
つの鋼材を溶接したビードのクラックを計測検出するに
は、図2、図3に示すように、下記の手順で行う。 (1)まず被検面02の溶接部をすべて覆うようにクラ
ックゲージベース2をビード上に粘着剤4を介して仮固
定する。 (2)次にクラックの検知線である絶縁被覆銅線1を溶
接部の表面に沿うように上から指等で押さえ成形する。 (3)その後ゲージーベースの絶縁被覆銅線1の周囲に
接着剤を流し込む。 (4)最後に本ゲージの接続端子5に電圧計へ繋ぐリー
ド線6を接続する。こうしてブリッジ回路05に入力電
圧を負荷すると、通常は入力電圧と同一の電圧が出力さ
れるが、クラックが発生するとこれに伴って絶縁被覆銅
線1が断線するので出力電圧が無くなり、クラックの発
生が検知される。
【0009】なお、本考案クラックゲージは図1に示す
構造のほか図4〜図6に示す構造も考えられ、図4は広
範囲クラック検知型、図5はクラックの進展検知型、図
6は2方向クラック対応型としてそれぞれ有益である。
【0010】
【考案の効果】このような構造によれば、下記の効果が
奏せられる。 (1)ゲージベースを長方形枠状とし中央部を開口して
絶縁被覆銅線のみを直接検査箇所に取り付けるようにし
たので、溶接ビードなどの表面の曲率が三次元に変化す
る複雑な被検面でも容易に取り付け作業ができる。 (2)ゲージを取り付ける際、ゲージベースの裏面の粘
着剤で一旦仮付けした後絶縁被覆銅線を検査面に接着剤
で本付けすることで、硬化するのに1昼夜を要するポリ
エステル系、エポキシ系接着剤でも特別な固定治具等を
使用することなく取り付けが可能である。 (3)作業性が良くなったことでゲージ取り付け時にお
いて絶縁被覆銅線を誤って破断する危険性が皆無にな
る。
【0011】要するに本考案によれば、央部に比較的大
きい単数又は複数の開口を有する可撓性薄板ゲージベー
スと、中間部がそれぞれ上記開口を横切って張られ両端
がそれぞれ上記ゲージベース上の接続端子に接続された
単数又は複数の絶縁被覆小径銅線と、上記ゲージベース
の片面に塗装された粘着剤とを具えたことにより、複雑
な三次元的曲面の被検面でも容易に貼着してクラックを
検出計測することのできる構造簡単かつ価格低廉なクラ
ックゲージを得るから、本考案は産業上極めて有益なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図及び側面図であ
る。
【図2】第1図のクラックゲージを被検面の溶接ビード
に貼着した場合を示す側面図である。
【図3】図2のクラックゲージの矢視正面図及びこれに
接続された計測器を示す配置図である。
【図4】図1の変形例を示す正面図である。
【図5】図1の変形例を示す正面図である。
【図6】図1の変形例を示す正面図である。
【図7】公知のクラックゲージを示す正面図である。
【図8】図7のクラックゲージによるクラック検出要領
を示す説明図である。
【図9】図8の計測器の出力電圧を示す線図である。
【符号の説明】 1 絶縁被覆銅線 2 ゲージベース 3 長方形開口 4 粘着剤 5 接続端子 6 リード線 02 被検面 03 クラック 04 計測器 05 ブリッジ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村井 亮介 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)考案者 氏原 隆澄 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特開 平2−238303(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 央部に比較的大きい単数又は複数の開口
    を有する可撓性薄板ゲージベースと、中間部がそれぞれ
    上記開口を横切って張られ両端がそれぞれ上記ゲージベ
    ース上の接続端子に接続された単数又は複数の絶縁被覆
    小径銅線と、上記ゲージベースの片面に塗装された粘着
    剤とを具えたことを特徴とするクラックゲージ。
JP4075891U 1991-06-03 1991-06-03 クラックゲ―ジ Expired - Lifetime JP2508552Y2 (ja)

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JP4075891U JP2508552Y2 (ja) 1991-06-03 1991-06-03 クラックゲ―ジ

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JPH0511050U JPH0511050U (ja) 1993-02-12
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JPS5381305U (ja) * 1976-12-08 1978-07-06
JP2802032B2 (ja) * 1993-12-17 1998-09-21 日本鋼管株式会社 クラックゲージ
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