JPH109936A - センシング素子 - Google Patents

センシング素子

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JPH109936A
JPH109936A JP8165970A JP16597096A JPH109936A JP H109936 A JPH109936 A JP H109936A JP 8165970 A JP8165970 A JP 8165970A JP 16597096 A JP16597096 A JP 16597096A JP H109936 A JPH109936 A JP H109936A
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    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
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    • G01L5/16Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force
    • G01L5/161Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance
    • G01L5/1627Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring several components of force using variations in ohmic resistance of strain gauges

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両での2方向の荷重の変化を単独でしかも
同時に検出すること。 【解決手段】 表面が絶縁膜で覆われた板状部材2の長
手方向X両側の固定部2c,2dを連絡するセンシング
素子1のセンサ部2bに、幅方向と厚み方向の両荷重セ
ンサ3,4を板状部材2の長手方向Xに間隔を置いて配
設し、幅方向荷重センサ3を、板状部材2の長手方向X
及び幅方向Yのいずれとも45°に交差する4つの抵抗
体3b〜3eを略正方形状に接続した抵抗部3aと、各
抵抗体3b〜3eの接続箇所に配置された4つの端子部
3f〜3jとで構成すると共に、厚み方向荷重センサ4
を、板状部材2の長手方向Xにおいて対向する抵抗体4
b,4d、及び、板状部材2の幅方向Yにおいて対向す
る抵抗体4c,4eを略正方形状に接続した抵抗部4a
と、各抵抗体4b〜4eの接続箇所に配置された4つの
端子部4f〜4jとで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックの積載重
量等を測定するのに用いて好適な、特に、歪みゲージ式
のセンシング素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、トラック等の重量物を積載して走
行する車両においては、走行中に横転等の交通事故を起
こしたり、車両や路面を異常に早く劣化させてしまう等
といったことが問題視されている。このような問題の発
生要因の1つとしては過積載が挙げられ、この過積載を
防止するために以前から、車両の積載重量、即ち、車両
にかかる荷重の測定が行われている。
【0003】在来の車両の荷重測定は、俗に看貫(かん
かん)と呼ばれる台秤に測定対象の車両を載せて行って
いたが、施設が大かかりで広い設置スペースを必要とす
るため、設置できる台秤の台数が制限され多くの車両を
測定することができない他、設置コストが嵩んでしま
う。そこで、近年では、車両自体に搭載して荷重を測定
する荷重測定装置が提供されている。
【0004】例えば、本出願人による提案である特願平
7−124860号では、図12に斜視図で示すよう
に、一端が二股状のブラケット33を介して荷台フレー
ム32に連結されるリーフスプリング31の他端と、荷
台フレーム32に連結されたもう1つのブラケット33
の間にシャックル34が介設されていることに着目し、
このシャックル34をブラケット33に揺動可能に連結
するのに用いるシャックルピン5内に、例えば歪ゲージ
式センサ等の荷重測定用の歪ゲージ式のセンシング素子
を取り付け、各車輪に対応する複数のセンシング素子の
測定値の合計を基に、荷重を算出するようにしている。
【0005】図13はシャックルピン内でのセンシング
素子の配置を示す断面図で、前記シャックルピン5の軸
方向両端には収容部5a,5bがそれぞれ形成されてお
り、両収容部5a,5bの間は通孔5cによりシャック
ルピン5の内部で連通している。そして、前記シャック
ルピン5の一方の収容部5aには、第1ケースアッシー
9に収容したセンシング素子7がこの第1ケースアッシ
ー9ごと収容され、シャックルピン5の他方の収容部5
bには、第2ケースアッシー11に収容したセンシング
素子7がこの第2ケースアッシー11ごと収容される。
【0006】前記シャックルピン5の両収容部5a,5
bにそれぞれ収容される従来のセンシング素子7は、図
14に斜視図で示すように、板状部材7aと、センシン
グ部としてのコイル7gを備えている。前記板状部材7
aは、パーマロイ等の磁性材料により扁平な平面視略矩
形状に形成され、長手方向略中央のコイル部7bと、そ
の両側の固定部7c,7cとで構成されている。
【0007】前記長手方向と直交する板状部材7aの幅
方向の両縁部で、前記コイル部7bと両固定部7c,7
cとの境界の合わせて4つの縁部箇所には、板状部材7
aにかかる応力を緩和する略半円状の切欠部7eがそれ
ぞれ形成され、この4つの切欠部7eの内側に画成され
る前記コイル部7bには、前記長手方向及び幅方向にそ
れぞれ間隔を置いて4つの通孔7fが貫設されている。
【0008】前記コイル7gは、交差コイルを構成する
2本のマグネットワイヤ7hを有しており、これらマグ
ネットワイヤ7hはエナメル等の絶縁材(図示せず)に
より被覆されている。そして、2本のマグネットワイヤ
7hのうち1本は、前記長手方向に対向する2つの通孔
7f,7fに亘って巻回されて、その両端が各通孔7
f,7fからそれぞれ引き出され、もう1本は、残る前
記幅方向に対向する2つの通孔7f,7fに亘って巻回
されて、その両端が各通孔7f,7fからそれぞれ引き
出されている。
【0009】このように構成されたセンシング素子7
は、第1ケースアッシー9や第2ケースアッシー11に
収容された状態で、通常、図13に示すように、板状部
材7aの長手方向が車両の車幅方向Bに延在するシャッ
クルピン5の軸方向に沿い、且つ、板状部材7aの幅方
向が車両の高さ方向Aとなる姿勢で、一方の固定部7c
がブラケット33側にかかり、他方の固定部7cがシャ
ックル34側にかかるように、シャックルピン5の両収
容部5a,5b内に配置される。この状態で、板状部材
7aの長手方向に対向する2つの通孔7f,7fに亘っ
て巻回されたマグネットワイヤ7hの巻回軸方向と、板
状部材7aの幅方向に対向する2つの通孔7f,7fに
亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの巻回軸方向と
はいずれも、板状部材7aの長手方向及び幅方向を含む
平面に沿った方向、即ち、車両の高さ方向A及び車幅方
向Bに沿った平面に沿った方向となる。
【0010】そして、前記センシング素子7において
は、板状部材7aの長手方向に対向する2つの通孔7
f,7fに亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの両
端間と、板状部材7aの幅方向に対向する2つの通孔7
f,7fに亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの両
端間とのうちいずれか一方に電流を流すと、板状部材7
aに磁界が発生して他方のマグネットワイヤ7hの両端
間に誘導電流が流れる。この状態で、荷台フレーム32
から、ブラケット33、シャックル34、及び、シャッ
クルピン5の両端を介して板状部材7aに荷重がかか
り、ブラケット33がシャックル34に対して車両の高
さ方向Aに相対移動して、板状部材7aが車両の高さ方
向Aに沿って歪むと、板状部材7aの磁界の向きに変化
が生じて、前記他方のマグネットワイヤ7hの両端間に
流れる誘導電流が変化する。このため、板状部材7aに
かかる荷重に対応した大きさの電流が、前記他方のマグ
ネットワイヤ7hの両端から出力信号として得られる。
【0011】ところで、上述したように車両が走行中に
横転等の交通事故を起こしたり、車両や路面が異常に早
く劣化する等の問題は、車両の過積載だけが原因になる
とは限らず、積載量の割に急な加減速を行った場合にも
起こり得る。そこで、トラック等の車両においては、車
両の前後方向C(図12参照)における荷重の変化を測
定して加減速の状況を荷重と共に把握しておくことが望
ましい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のセンシング素子7は、元来、積載重量という車両の
高さ方向Aに関する荷重だけの検出を目的にしたもので
あり、それに伴い、コイル4gを構成する2つのマグネ
ットワイヤ7h,7hの巻回軸方向が、シャックルピン
5内に配設した状態で、車両の高さ方向A、及び、シャ
ックルピン5の軸方向である車両の車幅方向Bにそれぞ
れ延在するため、これら高さ方向A及び車幅方向Bにお
ける荷重の変化しか測定することができず、そのため、
車両の前後方向における荷重の変化を測定するために
は、センシング素子7以外の別のセンサを用いなければ
ならない。このように従来の歪ゲージ式のセンシング素
子7は、車両にかかる荷重の変化を異なる2方向につい
て同時に検出することができないという不具合があっ
た。
【0013】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車両での2方向の荷重の変化を単独で
しかも同時に検出することができる、歪ゲージ式のセン
シング素子を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明のセンシング素子は、外部か
らの荷重により歪んでこの歪に応じたレベルの信号を出
力するセンシング素子であって、第1及び第2の部分
と、これら第1及び第2の部分を連絡する第3の部分か
らなり、前記第1の部分に対する前記第2の部分の相対
移動により前記第3の部分が歪んで、該第3の部分に前
記相対移動に沿った方向の剪断力が生じる基材と、前記
第3の部分の表面の少なくとも一部に形成された絶縁領
域と、前記絶縁領域上にそれぞれ形成された第1及び第
2のセンサとを備え、前記第1及び第2の各センサは、
導電性材料からなる4本の抵抗体をブリッジ接続し、こ
れら抵抗体どうしの接続箇所のうち一方の対角線上の2
つの接続箇所間に電圧を印加することで、他方の対角線
上の2つの前記接続箇所間に発生する電位差が、前記第
3の部分に生じる剪断力に応じて変化するように構成さ
れており、前記第1のセンサは、前記第1及び第2の部
分を前記第3の部分が連絡する連絡方向に沿って、前記
一方の対角線上の2つの接続箇所間を結ぶ線が延在する
ように前記絶縁領域上に配置され、前記第2のセンサ
は、前記4つの抵抗体のうち2つの抵抗体が前記連絡方
向に間隔を置いて対向すると共に、他の2つの抵抗体が
前記連絡方向と直交する交差方向に間隔を置いて対向す
るように前記絶縁領域上に配置されていることを特徴と
する。
【0015】また、請求項2に記載した本発明のセンシ
ング素子は、前記基材が、車両にかかる荷重により該車
両の高さ方向に沿って相対移動すると共に、前記車両の
高さ方向と直交する該車両の直交方向に沿って相対移動
可能な前記車両の第1及び第2の構造体部分の間に架設
され、前記第1及び第2の部分のうち一方が、前記第1
及び第2の構造体部分のうち一方に構造的に接続され、
前記第1及び第2の部分のうち他方が、前記第1及び第
2の構造体部分のうち他方に構造的に接続され、前記交
差方向が前記車両の高さ方向に沿って延在するものとし
た。さらに、請求項3に記載した本発明のセンシング素
子は、前記連絡方向が前記車両の車幅方向に沿って延在
するように配置されるものとした。
【0016】また、請求項4に記載した本発明のセンシ
ング素子は、前記第3の部分が、前記交差方向と、前記
連絡方向及び前記交差方向の双方と直交する第2交差方
向とのうち少なくとも一方の方向における寸法が、前記
第1及び第2の部分よりも小さく形成されているものと
した。
【0017】請求項1に記載した本発明のセンシング素
子によれば、基材の第1の部分が第2の部分に対して相
対移動して基材の第3の部分が歪み、この相対移動に沿
った方向の剪断力が第3の部分に生じた場合、第2の部
分に対する第1の部分の相対移動が交差方向に沿うもの
であれば、第1のセンサの4つの抵抗体のうち互いに対
向する2つの抵抗体が伸長し、第2の部分に対する第1
の部分の相対移動が交差方向と連絡方向との双方と直交
する方向に沿うものであれば、第2のセンサの場合は4
つの抵抗体のうち連絡方向に対向する2つの抵抗体が伸
長して、いずれの場合にも、第1のセンサと第2のセン
サとのうちどちらか一方だけに出力の変化が起こる。従
って、基材に対して交差方向に沿う方向での荷重の変化
が起きた場合と、交差方向と連絡方向との双方と直交す
る方向に沿う方向での荷重の変化が起きた場合との、2
方向での荷重の変化を、単独でしかも同時に検出するこ
とが可能となる。
【0018】また、請求項2に記載した本発明のセンシ
ング素子によれば、車両にかかる荷重により、車両の第
1及び第2の構造体部分のうち一方が他方に対して車両
の高さ方向に沿って相対移動すると、連絡方向と直交す
る交差方向か、或は、これら連絡方向及び交差方向の双
方と直交する方向との2つの方向のうちどちらか一方の
方向に沿って、基材の第1の部分が第2の部分に対して
相対移動するので、第1のセンサと第2のセンサとのう
ちどちらか一方の出力の変化により、車両にかかる荷重
のうち車両の高さ方向に関する変化を検出することが可
能となる。また、これとは別に、車両に荷重がかかるの
に伴って、或は、車両の走行状態の変化により、第1及
び第2の構造体部分のうち一方が他方に対して車両の直
交方向に相対移動すると、交差方向か、或は、連絡方向
及び交差方向の双方と直交する方向との2つの方向のう
ちどちらか他方の方向に沿って、基材の第1の部分が第
2の部分に対して相対移動するので、第1のセンサと第
2のセンサとのうちどちらか他方の出力の変化により、
車両にかかる荷重のうち、車両の高さ方向と直交する前
後方向か、或は、車幅方向のどちらか一方の方向に関す
る変化を、同時に検出することが可能となる。
【0019】尚、請求項3に記載した本発明のセンシン
グ素子のように、連絡方向を車両の車幅方向に沿って延
在させると、交差方向と、連絡方向及び交差方向の双方
と直交する方向とのうちどちらか一方が車両の高さ方向
に沿って延在すると共に、残る他方が車両の前後方向に
沿って延在するので、車両にかかる荷重の変化を第1の
センサと第2のセンサとのうちどちらか一方で検出する
のと共に、第1のセンサと第2のセンサとのうちどちら
か他方で、車両の前後方向に関する荷重の変化を検出
し、積載重量の測定と同時に車両の加減速の測定を単一
の素子で両方行うことが可能となる。
【0020】また、請求項4に記載した本発明のセンシ
ング素子によれば、基材の第1の部分が第2の部分に対
して、交差方向と、連絡方向及び交差方向の双方と直交
する第2交差方向とのうち少なくとも一方の方向に相対
移動した際に、この方向において第1及び第2の部分よ
りも寸法が小さく形成された第3の部分に剪断力を積極
的に発生させて、第2の部分に対する第1の部分の相対
移動方向に沿う方向の荷重の変化に応じた出力を、第1
及び第2の各センサから感度よく出力させることが可能
となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態によるセ
ンシング素子を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係るセンシン
グ素子の斜視図、図2は図1に示す幅方向荷重センサの
拡大平面図、図3は図1に示す厚み方向荷重センサの拡
大平面図、図4は図2の幅方向荷重センサの等価回路、
図5は図3の厚み方向荷重センサの等価回路である。
【0023】図1中引用符号1で示す本実施形態のセン
シング素子は、板状部材2と、幅方向及び厚み方向の2
つの荷重センサ3,4を備えている。前記板状部材2
(基材に相当)は、例えば、ステンレス鋼板にシリコン
酸化物等による絶縁膜(図示せず、絶縁領域に相当)を
被着して、図13に示す第1ケースアッシー9や第2ケ
ースアッシー11に収容できる大きさの扁平な平面視略
矩形状に形成されている。そして、板状部材2の長手方
向X(連絡方向に相当)と直交する幅方向Y(交差方向
に相当)の両縁で、前記長手方向Xの略中央部分には、
略台形状の切欠部2aがそれぞれ形成されており、これ
ら切欠部2aの間の板状部材2部分でセンサ部2b(第
3の部分に相当)が構成され、板状部材2の長手方向X
におけるセンサ部2bの両側部分で2つの固定部2c,
2d(第1及び第2の部分に相当)が構成され、これに
より、板状部材2の幅方向Yにおけるセンサ部2bの寸
法が、2つの固定部2c,2dよりも小さくなるように
形成されている。
【0024】前記幅方向及び厚み方向の各荷重センサ
3,4は、例えば、多結晶シリコン薄膜からなり、前記
板状部材2のセンサ部2bの一方の面に前記長手方向X
に間隔を置いて配設されている。
【0025】前記幅方向荷重センサ3は、図2に示すよ
うに、抵抗部3aと4つの端子部3f〜3jとで構成さ
れている。
【0026】前記抵抗部3aは、4本の等しい長さで細
長の抵抗体3b〜3eの端部どうしをつなげて平面視略
正方形を呈するように構成されており、この抵抗部3a
の四隅のうち一方の対角線上の2つの隅部が、前記板状
部材2の長手方向Xに間隔を置いて配置され、残る他方
の対角線上の2つの隅部が、前記板状部材2の幅方向Y
に間隔を置いて配置され、各抵抗体3b〜3eが、前記
長手方向X及び幅方向Yに対して45°に交わる方向に
それぞれ延在するように配置されている。
【0027】前記4つの端子部3f〜3j(請求項中の
抵抗体どうしの接続箇所に相当)は、図2に示すよう
に、前記抵抗部3aの四隅に当たる、隣接する2本の抵
抗体3b,3c、抵抗体3c,3d、抵抗体3d,3
e、抵抗体3e,3bの端部どうしの接続箇所に、これ
ら2本の抵抗体3b,3c、抵抗体3c,3d、抵抗体
3d,3e、抵抗体3e,3bと電気的にそれぞれ接続
されるように配設されている。前記各端子部3f〜3j
は、平面視略正方形に形成され、前記板状部材2の長手
方向Xに間隔を置いて対向する2辺が、前記板状部材2
の幅方向Yにそれぞれ延在し、該幅方向Yに間隔を置い
て対向する残りの2辺が、前記長手方向Xにそれぞれ延
在するように配置されている。
【0028】そして、上述した構成により前記幅方向荷
重センサ3は、前記抵抗体3b,3cの接続箇所に配設
された端子部3fと、この端子部3fから前記板状部材
2の長手方向Xに間隔を置いた抵抗体3d,3eの接続
箇所に配設された端子部3hとの間に、図4に示す作動
用電源W1から電圧Vcc1 が印加されると、前記抵抗体
3c,3dの接続箇所に配設された端子部3gと、この
端子部3gから前記板状部材2の幅方向Yに間隔を置い
た抵抗体3e,3bの接続箇所に配設された端子部3j
との間から出力される信号Sout1の大きさが、前記セン
シング素子1にかかる荷重のうち前記幅方向Yの成分に
応じて変化する、半導体抵抗ブリッジを構成している。
尚、本実施形態では、端子部3f,3hが請求項中の一
方の対角線上の2つの抵抗体どうしの接続箇所に相当
し、端子部3g,3jが請求項中の他方の対角線上の2
つの抵抗体どうしの接続箇所に相当している。
【0029】前記厚み方向荷重センサ4は、図3に示す
ように、抵抗部4aと4つの端子部4f〜4jとで構成
されている。
【0030】前記抵抗部4aは、4本の等しい長さで細
長の抵抗体4b〜4eの端部どうしをつなげて平面視略
正方形を呈するように構成されており、図1に示すよう
に、前記板状部材2の長手方向Xに間隔を置いて対向す
る2本の抵抗体4b,4dが、前記板状部材2の幅方向
Yにそれぞれ延在し、該幅方向Yに間隔を置いて対向す
る残りの2本の抵抗体4c,4eが、前記長手方向Xに
それぞれ延在するように配置されている。
【0031】前記4つの端子部4f〜4j(請求項中の
抵抗体どうしの接続箇所に相当)は、図3に示すよう
に、前記抵抗部4aの四隅に当たる、隣接する2本の抵
抗体4b,4c、抵抗体4c,4d、抵抗体4d,4
e、抵抗体4e,4bの端部どうしの接続箇所に、これ
ら2本の抵抗体4b,4c、抵抗体4c,4d、抵抗体
4d,4e、抵抗体4e,4bとそれぞれ電気的に接続
されるように配設されている。前記各端子部4f〜4j
は、平面視略正方形に形成され、前記板状部材2の長手
方向Xに間隔を置いて対向する2辺が、前記板状部材2
の幅方向Yにそれぞれ延在し、該幅方向Yに間隔を置い
て対向する残りの2辺が、前記長手方向Xにそれぞれ延
在するように配置されている。
【0032】そして、上述した構成により前記厚み方向
荷重センサ4は、前記抵抗体4b,4cの接続箇所に配
設された端子部4fと、抵抗体4d,4eの接続箇所に
配設された端子部4hとの間に、図5に示す作動用電源
W3から電圧Vcc3 が印加されると、前記抵抗体4c,
4dの接続箇所に配設された端子部4gと、抵抗体4
e,4bの接続箇所に配設された端子部4jとの間から
出力される信号Sout3の大きさが、前記センシング素子
1にかかる荷重のうち前記板状部材2の長手方向X及び
幅方向Yの双方と直交する厚み方向Z(図1参照)の成
分に応じて変化する、前記幅方向荷重センサ3と同様の
半導体抵抗ブリッジを構成している。尚、本実施形態で
は、端子部4f,4hが請求項中の一方の対角線上の2
つの抵抗体どうしの接続箇所に相当し、端子部4g,4
jが請求項中の他方の対角線上の2つの抵抗体どうしの
接続箇所に相当している。
【0033】このように構成されたセンシング素子1
は、例えば、図13に示す従来のセンシング素子7と同
様に、第1ケースアッシー9や第2ケースアッシー11
に収容された状態で、シャックルピン5の両端部内に、
板状部材2の長手方向Xが車両の車幅方向Bに延在する
シャックルピン5の軸方向に沿い、且つ、板状部材2の
幅方向Yが車両の高さ方向Aとなる姿勢で、一方の固定
部2cがブラケット33(第1の構造体部分に相当)側
にかかり、他方の固定部2dがシャックル34(第2の
構造体部分に相当)側にかかるように配置される。
【0034】次に、このように構成された本実施形態の
センシング素子1の作用について説明する。
【0035】まず、車両にかかる荷重等で前記ブラケッ
ト33とシャックル34とのうちいずれか一方が他方に
対して車両の高さ方向Aに沿って相対移動すると、シャ
ックルピン5と第1ケースアッシー9とを介して、或
は、シャックルピン5と第2ケースアッシー11とを介
して、センシング素子1の板状部材2のうちブラケット
33側にかかる一方の固定部2cが、シャックル34側
にかかる他方の固定部2dに対して、車両の高さ方向A
に沿って相対移動し、これに伴い、板状部材2の一方の
固定部2cが他方の固定部2dに対して、車両の高さ方
向Aに沿う板状部材2の幅方向Yに沿って相対移動し、
この幅方向Yに沿う方向の剪断力が、2つの固定部2
c,2dよりも幅方向Yの寸法が小さいセンサ部2bに
発生して、このセンサ部2bが歪む。
【0036】すると、幅方向荷重センサ3においては、
一方の対角線上に位置する一対の抵抗体3b,3dと、
他方の対角線上に位置する一対の抵抗体3c,3eのう
ちいずれか一方が元の寸法から同じ長さずつ伸長して、
対応する抵抗体3b,3dの抵抗値R3b,R3d(又
は、抵抗体3c,3eの抵抗値R3c,R3e)が元の
値から同じ値ずつ下がると共に、抵抗体3b,3dと抵
抗体3c,3eのうちいずれか他方が元の寸法から同じ
長さずつ収縮して、対応する抵抗体3c,3eの抵抗値
R3c,R3e(又は、抵抗体3b,3dの抵抗値R3
b,R3d)が元の値から同じ値ずつ上がる。
【0037】これにより、端子部3gに現れる電位V3
g=Vcc1 ×{R3c/(R3c+R3d)}と、端子
部3jに現れる電位V3j=Vcc1 ×{R3b/(R3
b+R3e)}とが共に元の値から変化し、仮に、図6
に示すように、抵抗体3b,3dが同じ長さだけ伸長し
抵抗体3c,3eが同じ長さだけ収縮した場合には、端
子部3gに現れる電位V3gが元の値から下がると共に
端子部3jに現れる電位V3jが元の値から上がる。反
対に、図7に示すように、抵抗体3c,3eが同じ長さ
だけ伸長し抵抗体3b,3dが同じ長さだけ収縮した場
合には、端子部3gに現れる電位V3gが元の値から上
がると共に端子部3jに現れる電位V3jが元の値から
下がり、いずれにしても、端子部3g,3j間の電位差
V3g−V3jが、元の値から変化する。
【0038】一方、厚み方向荷重センサ4においては、
板状部材2の幅方向Yに沿う方向の剪断力がセンサ部2
bに発生してこのセンサ部2bが歪むと、図8及び図9
に示すように、板状部材2の長手方向Xにおいて対向す
る一対の抵抗体4b,4dと、板状部材2の幅方向Yに
おいて対向する一対の抵抗体4c,4eとが、元の寸法
から同じ長さずつそれぞれ伸長する。従って、各抵抗体
4b,4c,4d,4eの抵抗値R4b,R4c,R4
d,R4eが元の値から同じ値ずつそれぞれ下がり、よ
って、端子部4gに現れる電位V4g=Vcc3 ×{R4
c/(R4c+R4d)}と、端子部4jに現れる電位
V4j=Vcc3 ×{R4b/(R4b+R4e)}と
は、共に元の値から変化せず、端子部4g,4j間の電
位差V4g−V4jは、元の値から変化しない。
【0039】次に、車両の加減速等で前記ブラケット3
3とシャックル34とのうちいずれか一方が他方に対し
て、車両の前後方向C(図13参照)に沿って相対移動
すると、シャックルピン5と第1ケースアッシー9とを
介して、或は、シャックルピン5と第2ケースアッシー
11とを介して、センシング素子1の板状部材2のうち
ブラケット33側にかかる一方の固定部2cが、シャッ
クル34側にかかる他方の固定部2dに対して、車両の
前後方向Cに沿って相対移動し、これに伴い、板状部材
2の一方の固定部2cが他方の固定部2dに対して、車
両の高さ方向Aに沿い、且つ、前記板状部材2の長手方
向X及び幅方向Yの双方と直交する厚み方向Z(第2交
差方向に相当)に沿って相対移動し、この厚み方向Zに
沿う方向の剪断力が、板状部材2のセンサ部2bに発生
してこのセンサ部2bが歪む。
【0040】すると、幅方向荷重センサ3においては、
図10に示すように、一方の対角線上に位置する一対の
抵抗体3b,3dと、他方の対角線上に位置する一対の
抵抗体3c,3eとが、元の寸法から同じ長さずつそれ
ぞれ伸長する。従って、各抵抗体3b,3c,3d,3
eの抵抗値R3b,R3c,R3d,R3eが元の値か
ら同じ値ずつそれぞれ下がり、よって、端子部3gに現
れる電位V3gと、端子部3jに現れる電位V3jと
は、共に元の値から変化せず、端子部3g,3j間の電
位差V3g−V3jは、元の値から変化しない。
【0041】一方、厚み方向荷重センサ4においては、
前記板状部材2の厚み方向Zに沿う方向の剪断力がセン
サ部2bに発生してこのセンサ部2bが歪むと、図11
に示すように、板状部材2の長手方向Xにおいて対向す
る一対の抵抗体4b,4dは元の寸法から変わらない
が、板状部材2の幅方向Yにおいて対向する一対の抵抗
体4c,4eが、元の寸法から同じ長さずつそれぞれ伸
長して、抵抗体4b,4dの抵抗値R4b,R4dは元
の値から変わらないものの、抵抗体4c,4eの抵抗値
R4c,R4eが元の値から同じ値ずつそれぞれ下が
る。これにより、端子部4gに現れる電位V4gが元の
値から上がるのに対して、端子部4jに現れる電位V4
jは元の値から変化せず、従って、端子部4g,4j間
の電位差V4g−V4jが、元の値から変化する。
【0042】このため、車両にかかる荷重等で前記ブラ
ケット33とシャックル34とのうちいずれか一方が他
方に対して車両の高さ方向Aに沿って相対移動すると、
幅方向荷重センサ3の出力が元の値から変化する一方、
厚み方向荷重センサ4の出力は元の値から変化しないの
に対して、車両の加減速等で前記ブラケット33とシャ
ックル34とのうちいずれか一方が他方に対して車両の
前後方向Cに沿って相対移動すると、幅方向荷重センサ
3の出力は元の値から変化しない一方、厚み方向荷重セ
ンサ4の出力が元の値から変化する。
【0043】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、車両の車幅方向Bと前後方向Cとが、請求項
中の直交方向に相当している。
【0044】このように本実施形態によれば、車両の荷
重がかかるブラケット33とシャックル34を連結する
シャックルピン5の内部に収容されるセンシング素子1
を、表面が絶縁膜で覆われた板状部材2の長手方向X両
側の固定部2c,2dと、これら両固定部2c,2dを
連絡するセンサ部2bとで構成して、板状部材2の幅方
向Yにおけるセンサ部2bの寸法を各固定部2c,2d
よりも小さく形成し、シャックルピン5でブラケット3
3とシャックル34を連結した状態で、一方の固定部2
cがブラケット33側に位置し、他方の固定部2dがシ
ャックル34側に位置すると共に、板状部材2の長手方
向Xがシャックルピン5の軸方向、即ち、車両の車幅方
向Bに延在し、且つ、板状部材2の幅方向Yが車両の高
さ方向Aに延在し、板状部材2の厚み方向Zが車両の前
後方向Cに延在する構成とした。
【0045】また、本実施形態によれば、板状部材2の
長手方向Xに間隔を置いたセンサ部2b箇所に、幅方向
と厚み方向の両荷重センサ3,4をそれぞれ配設し、幅
方向荷重センサ3を、板状部材2の長手方向X及び幅方
向Yのいずれとも45°に交差する4つの抵抗体3b〜
3eを略正方形状に接続した抵抗部3aと、各抵抗体3
b〜3eの接続箇所に配置された4つの端子部3f〜3
jとで構成すると共に、厚み方向荷重センサ4を、板状
部材2の長手方向Xにおいて対向する抵抗体4b,4
d、及び、板状部材2の幅方向Yにおいて対向する抵抗
体4c,4eを略正方形状に接続した抵抗部4aと、各
抵抗体4b〜4eの接続箇所に配置された4つの端子部
4f〜4jとで構成し、幅方向及び厚み方向の各荷重セ
ンサ3,4の一方の対角線上に位置する2つの端子部3
f,3h、4f,4h間に、作動用電源W1,W3から
電圧Vcc1 ,Vcc3 を印加する構成とした。
【0046】このため、車両にかかる荷重等により、ブ
ラケット33とシャックル34とが車両の高さ方向Aに
沿って相対移動した際には、幅方向荷重センサ3の端子
部3g,3j間の電位差V3g−V3jが元の値から変
化すると共に、厚み方向荷重センサ4の端子部4g,4
j間の電位差V4g−V4jが元の値のまま変化せず、
一方、車両の加減速等により、ブラケット33とシャッ
クル34とが車両の前後方向Cに沿って相対移動した際
には、幅方向荷重センサ3の端子部3g,3j間の電位
差V3g−V3jが元の値のまま変化しないと共に、厚
み方向荷重センサ4の端子部4g,4j間の電位差V4
g−V4jが元の値から変化する。
【0047】よって、幅方向荷重センサ3の出力である
端子部3g,3j間の電位差V3g−V3jと、厚み方
向荷重センサ4の出力である端子部4g,4j間の電位
差V4g−V4jとにより、車両の積載重量の測定に必
要な車両の高さ方向Aの荷重の変化と、車両の加減速の
測定に必要な車両の前後方向Cの荷重の変化を、図14
に示すような、車両の高さ方向Aの荷重の変化しか検出
できない従来のセンシング素子7と同じ大きさの単一の
センシング素子1により、配設スペースを余分に取るこ
となく両方同時に検出することができる。
【0048】尚、本実施形態では、板状部材2の幅方向
Yにおけるセンサ部2bの寸法は両固定部2c,2dと
同じ寸法としてもよいが、本実施形態のように、板状部
材2の幅方向Yにおけるセンサ部2bの寸法を両固定部
2c,2dよりも小さく形成することで、ブラケット3
3とシャックル34とが車両の高さ方向Aに沿って相対
移動した際に、シャックルピン5内に配設されたセンシ
ング素子1のセンサ部2bに、車両の高さ方向Aに沿う
板状部材2の幅方向Yへの剪断力を起こり易くし、幅方
向荷重センサ3による車両の高さ方向Aについての荷重
の変化を感度よく検出させることができる。このため、
板状部材2の幅方向Yに加えて、或は、板状部材2の幅
方向Yに代えて、板状部材2の厚み方向Zにおけるセン
サ部2bの寸法を両固定部2c,2dよりも小さく形成
して、シャックルピン5内に配設されたセンシング素子
1のセンサ部2bに、車両の前後方向Cに沿う板状部材
2の厚み方向Zへの剪断力が起こり易い構成としてもよ
い。
【0049】また、本実施形態では、切欠部2aの間の
板状部材2部分によりセンサ部2bを構成したが、シャ
ックルピン5内にセンシング素子1を配設した状態で、
ブラケット33のシャックル34に対する相対移動によ
りこの相対移動方向に沿う方向への剪断力が起こるので
あれば、切欠部2aよりも板状部材2の長手方向Aにお
ける両端寄りの板状部材2部分、即ち、本実施形態にお
けるセンサ部2bに近い固定部2c,2d部分を含めて
センサ部2bを構成してもよい。
【0050】さらに、本実施形態では、車両の高さ方向
Aに加えて前後方向Cにおける荷重の変化を検出するた
めに、板状部材2の長手方向Xが車両の車幅方向Bに沿
って延在し、且つ、板状部材2の幅方向Yが車両の高さ
方向Aに延在するようにセンシング素子1を配置する構
成としたが、例えば、車両の高さ方向Aにおける荷重の
変化と車両の車幅方向Bにおける荷重の変化を検出する
ために、板状部材2の幅方向Yを車両の高さ方向Aに延
在させたまま、板状部材2の長手方向Xが車両の前後方
向Cに沿って延在するようにセンシング素子1を配置す
る構成としてもよい。同じく、厚み方向荷重センサ4の
出力で車両の高さ方向Cにおける荷重の変化を検出し、
且つ、幅方向荷重センサ3の出力で車両の前後方向Aに
おける荷重の変化を検出するために、板状部材2の長手
方向Xが車両の車幅方向Bに延在し、板状部材2の厚み
方向Zが車両の高さ方向Aに延在すると共に、板状部材
2の幅方向Yが車両の前後方向Cに延在するようにセン
シング素子1を配置する構成としてもよい。
【0051】また、本実施形態では、幅方向と厚み方向
の両荷重センサ3,4を板状部材2のセンサ部2bの一
方の面に両方とも配設する構成としたが、センサ部2b
の両面に幅方向と厚み方向の両荷重センサ3,4を分け
て配設する構成としてもよい。さらに、本実施形態で
は、板状部材2の表面全体をシリコン酸化物等による絶
縁膜で覆う構成としたが、この絶縁膜で覆うのは、幅方
向と厚み方向の各荷重センサ3,4が配設されるセンサ
部2b部分に限る構成としてもよい。
【0052】そして、本実施形態では、車両のブラケッ
ト33とシャックル34を連結するシャックルピン5内
に配設して車両にかかる荷重の変化を検出する構成を例
に取って説明したが、本発明は、車両の荷重がかかる箇
所に配設して2方向についての荷重の変化を検出するの
に用いるセンシング素子として広く適用可能であること
は言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明のセンシング素子によれば、外部からの荷重によ
り歪んでこの歪に応じたレベルの信号を出力するセンシ
ング素子であって、第1及び第2の部分と、これら第1
及び第2の部分を連絡する第3の部分からなり、前記第
1の部分に対する前記第2の部分の相対移動により前記
第3の部分が歪んで、該第3の部分に前記相対移動に沿
った方向の剪断力が生じる基材と、前記第3の部分の表
面の少なくとも一部に形成された絶縁領域と、前記絶縁
領域上にそれぞれ形成された第1及び第2のセンサとを
備え、前記第1及び第2の各センサは、導電性材料から
なる4本の抵抗体をブリッジ接続し、これら抵抗体どう
しの接続箇所のうち一方の対角線上の2つの接続箇所間
に電圧を印加することで、他方の対角線上の2つの前記
接続箇所間に発生する電位差が、前記第3の部分に生じ
る剪断力に応じて変化するように構成されており、前記
第1のセンサは、前記第1及び第2の部分を前記第3の
部分が連絡する連絡方向に沿って、前記一方の対角線上
の2つの接続箇所間を結ぶ線が延在するように前記絶縁
領域上に配置され、前記第2のセンサは、前記4つの抵
抗体のうち2つの抵抗体が前記連絡方向に間隔を置いて
対向すると共に、他の2つの抵抗体が前記連絡方向と直
交する交差方向に間隔を置いて対向するように前記絶縁
領域上に配置されている構成とした。
【0054】このため、基材の第1の部分が第2の部分
に対して相対移動して基材の第3の部分が歪み、この相
対移動に沿った方向の剪断力が第3の部分に生じた場
合、第2の部分に対する第1の部分の相対移動が交差方
向に沿うものであれば、第1のセンサの4つの抵抗体の
うち互いに対向する2つの抵抗体が伸長し、第2の部分
に対する第1の部分の相対移動が交差方向と連絡方向と
の双方と直交する方向に沿うものであれば、第2のセン
サの場合は4つの抵抗体のうち連絡方向に対向する2つ
の抵抗体が伸長して、いずれの場合にも、第1のセンサ
と第2のセンサとのうちどちらか一方だけに出力の変化
が起こる。従って、基材に対して交差方向に沿う方向で
の荷重の変化が起きた場合と、交差方向と連絡方向との
双方と直交する方向に沿う方向での荷重の変化が起きた
場合との、2方向での荷重の変化を、単独でしかも同時
に検出することができる。
【0055】また、請求項2に記載した本発明のセンシ
ング素子によれば、前記基材が、車両にかかる荷重によ
り該車両の高さ方向に沿って相対移動すると共に、前記
車両の高さ方向と直交する該車両の直交方向に沿って相
対移動可能な前記車両の第1及び第2の構造体部分の間
に架設され、前記第1及び第2の部分のうち一方が、前
記第1及び第2の構造体部分のうち一方に構造的に接続
され、前記第1及び第2の部分のうち他方が、前記第1
及び第2の構造体部分のうち他方に構造的に接続され、
前記交差方向が前記車両の高さ方向に沿って延在する構
成とした。
【0056】このため、車両にかかる荷重により、車両
の第1及び第2の構造体部分のうち一方が他方に対して
車両の高さ方向に沿って相対移動すると、連絡方向と直
交する交差方向か、或は、これら連絡方向及び交差方向
の双方と直交する方向との2つの方向のうちどちらか一
方の方向に沿って、基材の第1の部分が第2の部分に対
して相対移動するので、第1のセンサと第2のセンサと
のうちどちらか一方の出力の変化により、車両にかかる
荷重のうち車両の高さ方向に関する変化を検出すること
ができる。また、これとは別に、車両に荷重がかかるの
に伴って、或は、車両の走行状態の変化により、第1及
び第2の構造体部分のうち一方が他方に対して車両の直
交方向に相対移動すると、交差方向か、或は、連絡方向
及び交差方向の双方と直交する方向との2つの方向のう
ちどちらか他方の方向に沿って、基材の第1の部分が第
2の部分に対して相対移動するので、第1のセンサと第
2のセンサとのうちどちらか他方の出力の変化により、
車両にかかる荷重のうち、車両の高さ方向と直交する前
後方向か、或は、車幅方向のどちらか一方の方向に関す
る変化を、同時に検出することができる。
【0057】尚、請求項3に記載した本発明のセンシン
グ素子のように、連絡方向を車両の車幅方向に沿って延
在させると、交差方向と、連絡方向及び交差方向の双方
と直交する方向とのうちどちらか一方が車両の高さ方向
に沿って延在すると共に、残る他方が車両の前後方向に
沿って延在するので、車両にかかる荷重の変化を第1の
センサと第2のセンサとのうちどちらか一方で検出する
のと共に、第1のセンサと第2のセンサとのうちどちら
か他方で、車両の前後方向に関する荷重の変化を検出
し、積載重量の測定と同時に車両の加減速の測定を単一
の素子で両方行うことができる。
【0058】また、請求項4に記載した本発明のセンシ
ング素子によれば、前記第3の部分が、前記交差方向
と、前記連絡方向及び前記交差方向の双方と直交する第
2交差方向とのうち少なくとも一方の方向における寸法
が、前記第1及び第2の部分よりも小さく形成されてい
る構成とした。
【0059】このため、基材の第1の部分が第2の部分
に対して、交差方向と、連絡方向及び交差方向の双方と
直交する第2交差方向とのうち少なくとも一方の方向に
相対移動した際に、この方向において第1及び第2の部
分よりも寸法が小さく形成された第3の部分に剪断力を
積極的に発生させて、第2の部分に対する第1の部分の
相対移動方向に沿う方向の荷重の変化に応じた出力を、
第1及び第2の各センサから感度よく出力させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るセンシング素子の斜
視図である。
【図2】図1に示す幅方向荷重センサの拡大平面図であ
る。
【図3】図1に示す厚み方向荷重センサの拡大平面図で
ある。
【図4】図2の幅方向荷重センサの等価回路である。
【図5】図3の厚み方向荷重センサの等価回路である。
【図6】車両の高さ方向での荷重の変化時における図2
の幅方向荷重センサの変形状態を示す説明図である。
【図7】車両の高さ方向での荷重の変化時における図2
の幅方向荷重センサの変形状態を示す説明図である。
【図8】車両の高さ方向での荷重の変化時における図3
の厚み方向荷重センサの変形状態を示す説明図である。
【図9】車両の高さ方向での荷重の変化時における図3
の厚み方向荷重センサの変形状態を示す説明図である。
【図10】車両の前後方向での荷重の変化時における図
2の幅方向荷重センサの変形状態を示す説明図である。
【図11】車両の前後方向での荷重の変化時における図
3の厚み方向荷重センサの変形状態を示す説明図であ
る。
【図12】本発明が適用される荷重測定用のセンシング
素子が配設される車両箇所を示すトラック等の大型車両
の分解斜視図である。
【図13】図12に示すシャックルピン内でのセンシン
グ素子の配置を示す断面図である。
【図14】従来例に係る図13のセンシング素子の斜視
図である。
【符号の説明】
1 センシング素子 2 板状部材(基材) 2b センサ部(第3の部分) 2c 固定部(第1の部分) 2d 固定部(第2の部分) 3 幅方向荷重センサ(第1のセンサ) 3b〜3e,4b〜4e 抵抗体 3f,3h、4f,4h 端子部(一方の対角線上の2
つの抵抗体どうしの接続箇所) 3g,3j、4g,4j 端子部(他方の対角線上の2
つの抵抗体どうしの接続箇所) 4 厚み方向荷重センサ(第2のセンサ) 33 ブラケット(第1の構造体部分) 34 シャックル(第2の構造体部分) A 車両の高さ方向 B 車両の車幅方向(直交方向) C 車両の前後方向(直交方向) X 板状部材の長手方向(連絡方向) Y 板状部材の幅方向(交差方向)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このように構成されたセンシング素子7
は、第1ケースアッシー9や第2ケースアッシー11に
収容された状態で、通常、図13に示すように、板状部
材7aの長手方向が車両の車幅方向Bに延在するシャッ
クルピン5の軸方向に沿い、且つ、板状部材7aの幅方
向が車両の高さ方向Aとなる姿勢で、一方の固定部7c
がブラケット33側にかかり、他方の固定部7cがシャ
ックル34側にかかるように、シャックルピン5の両収
容部5a,5b内に配置される。この状態で、板状部材
7aの長手方向に対向する2つの通孔7f,7fに亘っ
て巻回されたマグネットワイヤ7hの巻回軸方向と、板
状部材7aの幅方向に対向する2つの通孔7f,7fに
亘って巻回されたマグネットワイヤ7hの巻回軸方向と
はいずれも、板状部材7aの長手方向及び幅方向を含む
平面に沿った方向、即ち、車両の高さ方向A及び車幅方
向Bを含む平面に沿った方向となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のセンシング素子7は、元来、積載重量という車両の
高さ方向Aに関する荷重だけの検出を目的にしたもので
あり、それに伴い、コイル7gを構成する2つのマグネ
ットワイヤ7h,7hの巻回軸方向が、シャックルピン
5内に配設した状態で、車両の高さ方向A、及び、シャ
ックルピン5の軸方向である車両の車幅方向Bにそれぞ
れ延在するため、これら高さ方向A及び車幅方向Bにお
ける荷重の変化しか測定することができず、そのため、
車両の前後方向における荷重の変化を測定するために
は、センシング素子7以外の別のセンサを用いなければ
ならない。このように従来の歪ゲージ式のセンシング素
子7は、車両にかかる荷重の変化を異なる2方向につい
て同時に検出することができないという不具合があっ
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、本実施形態では、切欠部2aの間の
板状部材2部分によりセンサ部2bを構成したが、シャ
ックルピン5内にセンシング素子1を配設した状態で、
ブラケット33のシャックル34に対する相対移動によ
りこの相対移動方向に沿う方向への剪断力が起こるので
あれば、切欠部2aよりも板状部材2の長手方向にお
ける両端寄りの板状部材2部分、即ち、本実施形態にお
けるセンサ部2bに近い固定部2c,2d部分を含めて
センサ部2bを構成してもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】さらに、本実施形態では、車両の高さ方向
Aに加えて前後方向Cにおける荷重の変化を検出するた
めに、板状部材2の長手方向Xが車両の車幅方向Bに沿
って延在し、且つ、板状部材2の幅方向Yが車両の高さ
方向Aに延在するようにセンシング素子1を配置する構
成としたが、例えば、車両の高さ方向Aにおける荷重の
変化と車両の車幅方向Bにおける荷重の変化を検出する
ために、板状部材2の幅方向Yを車両の高さ方向Aに延
在させたまま、板状部材2の長手方向Xが車両の前後方
向Cに沿って延在するようにセンシング素子1を配置す
る構成としてもよい。同じく、厚み方向荷重センサ4の
出力で車両の高さ方向Δにおける荷重の変化を検出し、
且つ、幅方向荷重センサ3の出力で車両の前後方向
おける荷重の変化を検出するために、板状部材2の長手
方向Xが車両の車幅方向Bに延在し、板状部材2の厚み
方向Zが車両の高さ方向Aに延在すると共に、板状部材
2の幅方向Yが車両の前後方向Cに延在するようにセン
シング素子1を配置する構成としてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの荷重により歪んでこの歪に応
    じたレベルの信号を出力するセンシング素子であって、 第1及び第2の部分と、これら第1及び第2の部分を連
    絡する第3の部分からなり、前記第1の部分に対する前
    記第2の部分の相対移動により前記第3の部分が歪ん
    で、該第3の部分に前記相対移動に沿った方向の剪断力
    が生じる基材と、 前記第3の部分の表面の少なくとも一部に形成された絶
    縁領域と、 前記絶縁領域上にそれぞれ形成された第1及び第2のセ
    ンサとを備え、 前記第1及び第2の各センサは、導電性材料からなる4
    本の抵抗体をブリッジ接続し、これら抵抗体どうしの接
    続箇所のうち一方の対角線上の2つの接続箇所間に電圧
    を印加することで、他方の対角線上の2つの前記接続箇
    所間に発生する電位差が、前記第3の部分に生じる剪断
    力に応じて変化するように構成されており、 前記第1のセンサは、前記第1及び第2の部分を前記第
    3の部分が連絡する連絡方向に沿って、前記一方の対角
    線上の2つの接続箇所間を結ぶ線が延在するように前記
    絶縁領域上に配置され、 前記第2のセンサは、前記4つの抵抗体のうち2つの抵
    抗体が前記連絡方向に間隔を置いて対向すると共に、他
    の2つの抵抗体が前記連絡方向と直交する交差方向に間
    隔を置いて対向するように前記絶縁領域上に配置されて
    いる、 ことを特徴とするセンシング素子。
  2. 【請求項2】 前記基材は、車両にかかる荷重により該
    車両の高さ方向に沿って相対移動すると共に、前記車両
    の高さ方向と直交する該車両の直交方向に沿って相対移
    動可能な前記車両の第1及び第2の構造体部分の間に架
    設され、前記第1及び第2の部分のうち一方は、前記第
    1及び第2の構造体部分のうち一方に構造的に接続さ
    れ、前記第1及び第2の部分のうち他方は、前記第1及
    び第2の構造体部分のうち他方に構造的に接続され、前
    記交差方向は前記車両の高さ方向に沿って延在する請求
    項1記載のセンシング素子。
  3. 【請求項3】 前記連絡方向は前記車両の車幅方向に沿
    って延在する請求項2記載のセンシング素子。
  4. 【請求項4】 前記第3の部分は、前記交差方向と、前
    記連絡方向及び前記交差方向の双方と直交する第2交差
    方向とのうち少なくとも一方の方向における寸法が、前
    記第1及び第2の部分よりも小さく形成されている請求
    項1、2又は3記載のセンシング素子。
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