JP2509848B2 - 方形状の薄型ロ―ドセル - Google Patents
方形状の薄型ロ―ドセルInfo
- Publication number
- JP2509848B2 JP2509848B2 JP4197375A JP19737592A JP2509848B2 JP 2509848 B2 JP2509848 B2 JP 2509848B2 JP 4197375 A JP4197375 A JP 4197375A JP 19737592 A JP19737592 A JP 19737592A JP 2509848 B2 JP2509848 B2 JP 2509848B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slits
- portions
- load cell
- load
- rectangular
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扁平で方形状の薄型ロ
ードセルに関し、特に荷重受部の上下位置に固定部を配
置して、偏荷重に強く、高荷重に対しても安定した測定
が行なえるようにした方形状の薄型ロードセルに係る。
ードセルに関し、特に荷重受部の上下位置に固定部を配
置して、偏荷重に強く、高荷重に対しても安定した測定
が行なえるようにした方形状の薄型ロードセルに係る。
【0002】
【従来の技術】普通、方形状に形成された薄型と云われ
るロードセルでは、原理的にみると、片持梁型及び両持
梁型のロードセルが多く用いられているが、特に高荷重
用となると、その取付部に掛かる力に対抗するため、ど
うしてもその形状が厚くなるものが使用され、その設置
場所もしばしば制約されていた。
るロードセルでは、原理的にみると、片持梁型及び両持
梁型のロードセルが多く用いられているが、特に高荷重
用となると、その取付部に掛かる力に対抗するため、ど
うしてもその形状が厚くなるものが使用され、その設置
場所もしばしば制約されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、片持梁型のロー
ドセルでは、荷重(力)を受けた場合、その回転モーメ
ントにより、どうしても取付部(固定部)には取付ネジ
を緩ませる方向の力が作用し、また、両持梁型のロード
セルでは、両端が固定であるから、中心に荷重を加える
と、中心に向かう張力が発生し、これが取付部の当り面
を移動させる力となる等、いずれの場合も強固な取付を
阻害することが多く、これが原因して撓み特性の変化、
或はヒステリシスが生じ、高精度な測定を安定して行な
い難い欠点があった。
ドセルでは、荷重(力)を受けた場合、その回転モーメ
ントにより、どうしても取付部(固定部)には取付ネジ
を緩ませる方向の力が作用し、また、両持梁型のロード
セルでは、両端が固定であるから、中心に荷重を加える
と、中心に向かう張力が発生し、これが取付部の当り面
を移動させる力となる等、いずれの場合も強固な取付を
阻害することが多く、これが原因して撓み特性の変化、
或はヒステリシスが生じ、高精度な測定を安定して行な
い難い欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】方形状の板状部材の対向
する両端面に平行に、残る両端面の内側に、第1及び第
2のスリット2、3を形成し、さらにこの残る両端面と
平行に、先の第1及び第2のスリット2、3の内側に、
第3及び第4のスリット4、5を形成し、これによりこ
れらスリット2、3、4、5により囲まれる方形状の領
域18と、この方形状の領域18を囲む枠体と、方形状
の領域18と枠体とを接続する4つの接続部10、1
1、12、13とを形成する。これによりこの方形状の
領域18を荷重受部に、枠体のうち外側のスリットと平
行に残る領域を固定部6、7に、接続部10、11、1
2、13を受感部10、11、12、13に設定し、各
受感部10、11、12、13にそれぞれ歪ゲージ1
4、15、16、17を配置する。
する両端面に平行に、残る両端面の内側に、第1及び第
2のスリット2、3を形成し、さらにこの残る両端面と
平行に、先の第1及び第2のスリット2、3の内側に、
第3及び第4のスリット4、5を形成し、これによりこ
れらスリット2、3、4、5により囲まれる方形状の領
域18と、この方形状の領域18を囲む枠体と、方形状
の領域18と枠体とを接続する4つの接続部10、1
1、12、13とを形成する。これによりこの方形状の
領域18を荷重受部に、枠体のうち外側のスリットと平
行に残る領域を固定部6、7に、接続部10、11、1
2、13を受感部10、11、12、13に設定し、各
受感部10、11、12、13にそれぞれ歪ゲージ1
4、15、16、17を配置する。
【0005】
【作用】これにより歪ゲージ14〜17を配置する受感
部10〜13が受ける下向きの荷重(力)は、この受感
部10〜13の撓みを介して、荷重受部18の両側に位
置する固定部6、7にそれぞれ回帰されるから、力の向
きは同じ下向きで、取付けネジを緩ませることがない。
また、荷重による張力は左右第3及び第4のスリットの
両側に残る部分を介して固定部6、7で打ち消される。
部10〜13が受ける下向きの荷重(力)は、この受感
部10〜13の撓みを介して、荷重受部18の両側に位
置する固定部6、7にそれぞれ回帰されるから、力の向
きは同じ下向きで、取付けネジを緩ませることがない。
また、荷重による張力は左右第3及び第4のスリットの
両側に残る部分を介して固定部6、7で打ち消される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を第1図の平面図、
第2図の正面図を参照して説明するが、図面では固定部
及び荷重受部の各取付孔等は省略されている。
第2図の正面図を参照して説明するが、図面では固定部
及び荷重受部の各取付孔等は省略されている。
【0007】図中、1は起歪体となる方形状の板状素材
から製作されたロードセル本体で、2、3は紙面表裏方
向に貫通した一対の長溝、4、5はこの長溝2、3の内
側にあって、左右方向に隔離した一対の開口穴である。
から製作されたロードセル本体で、2、3は紙面表裏方
向に貫通した一対の長溝、4、5はこの長溝2、3の内
側にあって、左右方向に隔離した一対の開口穴である。
【0008】これにより、ロードセル本体1の周囲枠を
構成する上下の辺の中央部には、それぞれ下面7a(6
a)(第2図参照)が幾分厚くなった固定部6、7が設
けられ、左右の辺を構成する部分には、固定部6、7の
各左端部及び各右端部に連結した(図では対面コ字状
の)自由端部8、9が設けられている。
構成する上下の辺の中央部には、それぞれ下面7a(6
a)(第2図参照)が幾分厚くなった固定部6、7が設
けられ、左右の辺を構成する部分には、固定部6、7の
各左端部及び各右端部に連結した(図では対面コ字状
の)自由端部8、9が設けられている。
【0009】また、一対の長溝2、3の各左右端部2
a、2b、及び3a、3bと、開口穴4、5の上下端と
で形成される薄肉部が受感部10〜13となり、ここに
荷重による歪を検出するための歪ゲージ14〜17が貼
着され、必要に応じ密封されるようになっている。
a、2b、及び3a、3bと、開口穴4、5の上下端と
で形成される薄肉部が受感部10〜13となり、ここに
荷重による歪を検出するための歪ゲージ14〜17が貼
着され、必要に応じ密封されるようになっている。
【0010】更に、上下辺を構成する固定部6、7と左
右辺を形成する自由端部8、9とで囲まれた空間に位置
し、受感部10〜13で橋架された中央部分が荷重受部
18となり、ここに荷重が加えられる。
右辺を形成する自由端部8、9とで囲まれた空間に位置
し、受感部10〜13で橋架された中央部分が荷重受部
18となり、ここに荷重が加えられる。
【0011】このような構成で、荷重受部18に下方向
の力(荷重)が加えられた場合を考えてみると、各受感
部10〜13は下方向に撓むから、この撓みにより、自
由端部8、9に与えられる力はこの部分で折返されて、
固定部6、7に掛かかるが、この固定部6、7に掛かる
力は荷重受部18と同じ下方向の力となるため、図示し
ない取付ネジを緩ませるような力の発生がない。
の力(荷重)が加えられた場合を考えてみると、各受感
部10〜13は下方向に撓むから、この撓みにより、自
由端部8、9に与えられる力はこの部分で折返されて、
固定部6、7に掛かかるが、この固定部6、7に掛かる
力は荷重受部18と同じ下方向の力となるため、図示し
ない取付ネジを緩ませるような力の発生がない。
【0012】なお、この時、撓みと同時に張力も発生す
るが、この張力は自由端部8、9に対し同じ力で内方向
に働くから、ロードセル本体1の外周枠である上下辺で
互いに打消されて、固定部6、7の当り面を移動させる
ことがなく、ヒステリシス等の発生もない。
るが、この張力は自由端部8、9に対し同じ力で内方向
に働くから、ロードセル本体1の外周枠である上下辺で
互いに打消されて、固定部6、7の当り面を移動させる
ことがなく、ヒステリシス等の発生もない。
【0013】
【発明の効果】このように、本発明では、方形状の板状
部材の対向する両端面と平行にスリットを形成し、さら
にこのスリットの内側に、残る両端面と平行にスリット
を形成し、これらのスリットにより中心に残る方形状の
荷重受部と、周囲に残る枠体とを結ぶ4点にそれぞれ歪
ゲージを配置することにより、荷重受部に加えられる力
と同じ方向の力が固定部に回帰され、また、張力も互い
に打ち消されるから、偏荷重や張力に強く、安定した測
定が行なえる。
部材の対向する両端面と平行にスリットを形成し、さら
にこのスリットの内側に、残る両端面と平行にスリット
を形成し、これらのスリットにより中心に残る方形状の
荷重受部と、周囲に残る枠体とを結ぶ4点にそれぞれ歪
ゲージを配置することにより、荷重受部に加えられる力
と同じ方向の力が固定部に回帰され、また、張力も互い
に打ち消されるから、偏荷重や張力に強く、安定した測
定が行なえる。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
1 ロードセル本体 2、3 長溝 4、5 開口穴 6、7 固定部 6a、7a 下面 8、9 自由端部 10、11、12、13 受感部 14、15、16、17 歪ゲージ 18 荷重受部
Claims (1)
- 【請求項1】方形状の板状部材の対向する両端面と平行
に、残る両端面の内側に、第1及び第2のスリット2、
3を形成すると共に、前記残る両端面と平行に、前記第1及び第2のスリット
と直交する方向で、かつ前記第1及び第2のスリット
2、3の内側に、第3及び第4のスリット4、5を形成
して 、前記第1、第2、第3及び第4のスリット2、3、4、
5により囲まれる方形状の領域と、 前記方形状の領域を囲む枠体と 、前記方形状の領域と前記枠体とを接続する4つの接続部
とを形成し、 前記方形状の領域により荷重受部18を形成し、 前記枠体のうち、前記第1及び第2のスリット2、3に
平行に残る領域により固定部6、7を形成し、 前記4つの接続部によりそれぞれ受感部10、11、1
2、13を形成し、 前記各受感部10、11、12、13にそれぞれ歪ゲー
ジ14、15、16、17を配置する ことを特徴とする
方形状の薄型ロードセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197375A JP2509848B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 方形状の薄型ロ―ドセル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197375A JP2509848B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 方形状の薄型ロ―ドセル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643046A JPH0643046A (ja) | 1994-02-18 |
JP2509848B2 true JP2509848B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=16373463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4197375A Expired - Lifetime JP2509848B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 方形状の薄型ロ―ドセル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509848B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4141732B2 (ja) | 2002-04-30 | 2008-08-27 | カプスゲル・ジャパン株式会社 | 着色された硬質カプセル |
CN106124111B (zh) * | 2016-08-19 | 2018-10-23 | 国网河南省电力公司电力科学研究院 | 变压器高压套管端部羊角型金具静态拉力测量系统及方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0695036B2 (ja) * | 1985-04-09 | 1994-11-24 | 株式会社ブリヂストン | 重量測定装置 |
JPH0228808A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | プログラマブルコントローラ |
JPH0413940A (ja) * | 1990-05-08 | 1992-01-17 | Takao Yoshida | 微小容量型力―電気量変換器 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP4197375A patent/JP2509848B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0643046A (ja) | 1994-02-18 |
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