JP2508431Y2 - 自動製図機のペン交換装置 - Google Patents
自動製図機のペン交換装置Info
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- JP2508431Y2 JP2508431Y2 JP1991010807U JP1080791U JP2508431Y2 JP 2508431 Y2 JP2508431 Y2 JP 2508431Y2 JP 1991010807 U JP1991010807 U JP 1991010807U JP 1080791 U JP1080791 U JP 1080791U JP 2508431 Y2 JP2508431 Y2 JP 2508431Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動製図機のペン交換装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動製図機のペン交換装置は、図
4に示す如く、ストッカ1の各筆記具保持部2は、固定
アーム3と回動アーム4とから構成され、画線ヘッド5
の筆記具保持部6は、上下2本の固定アーム7,8と、
これらの略中間に対向する1本の回動アーム9とから構
成されている。前記回動アーム4,9は、作図面に対し
て垂直な軸線を中心として枢支され、それぞれ対向する
固定アーム3,7,8とともに筆記具10を保持する方
向にばね力によって付勢されている。
4に示す如く、ストッカ1の各筆記具保持部2は、固定
アーム3と回動アーム4とから構成され、画線ヘッド5
の筆記具保持部6は、上下2本の固定アーム7,8と、
これらの略中間に対向する1本の回動アーム9とから構
成されている。前記回動アーム4,9は、作図面に対し
て垂直な軸線を中心として枢支され、それぞれ対向する
固定アーム3,7,8とともに筆記具10を保持する方
向にばね力によって付勢されている。
【0003】ストッカ1の筆記具保持部2と、画線ヘッ
ド5の筆記具保持部6との間の相互の筆記具10の授受
即ちペン交換は、画線ヘッド10をストッカ1に対して
矢方向に接近及び反矢方向に後退させる往復運動によっ
て自動的に行われる。このペン自動交換の原理は公知で
あり、例えば、特公平2ー63080号公報に詳細に開
示されている。
ド5の筆記具保持部6との間の相互の筆記具10の授受
即ちペン交換は、画線ヘッド10をストッカ1に対して
矢方向に接近及び反矢方向に後退させる往復運動によっ
て自動的に行われる。このペン自動交換の原理は公知で
あり、例えば、特公平2ー63080号公報に詳細に開
示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】上記したように、従
来画線ヘッド側の筆記具保持部における筆記具保持は、
固定アームと回動アームの挾持による3点支持である。
そのため、画線ヘッドにおいて筆記具の、固定アームと
回動アーム間における保持が不安定となってしまう。筆
記具の保持を安定させるためには、回動アームのばね力
を大きくしなければらなず、これには限界が存し、良好
な結果を得ることができなかった。本考案はこの問題点
を解決することを目的とするものである。
来画線ヘッド側の筆記具保持部における筆記具保持は、
固定アームと回動アームの挾持による3点支持である。
そのため、画線ヘッドにおいて筆記具の、固定アームと
回動アーム間における保持が不安定となってしまう。筆
記具の保持を安定させるためには、回動アームのばね力
を大きくしなければらなず、これには限界が存し、良好
な結果を得ることができなかった。本考案はこの問題点
を解決することを目的とするものである。
【0005】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
考案は固定アーム20及びこの固定アーム20とともに
不使用時の筆記具を保持する回動アーム21を有する、
機体に設けられたストッカ側筆記具保持部22,28
と、固定アーム及びこの固定アームとともに使用時の筆
記具を保持する回動アームを有する、画線ヘッド11の
昇降体に設けられた画線ヘッド側筆記具保持部23,3
2と、前記画線ヘッド11を駆動する手段とを具備し、
前記画線ヘッド11の前記ストッカ側筆記具保持部2
2,28に対する往復運動によって、前記画線ヘッド側
筆記具保持部23,32と前記ストッカ側筆記具保持部
22,28との間で相互に筆記具の授受を行う自動製図
機のペン交換装置において、前記画線ヘッド側筆記具保
持部23,32を前記画線ヘッド11の昇降体の片側に
固設した筆記具の上下2位置を支持する固定アーム1
2,13と、前記昇降体の他方側に筆記具保持方向に付
勢されて回動自在に軸支された一対の回動アーム14,
15とで構成し、該一対の回動アーム14,15のうち
一方の回動アームを前記ストッカ側筆記具保持部22,
23の回動アーム21と係合する位置に設定し、前記一
対の回動アーム14,15のうち他方の回動アームに突
出アーム18を固設する一方、前記機体側に、筆記具授
受時、前記突出アーム18に当接して該突出アーム18
と連動する回動アームを筆記具保持解除方向に押動する
ための固定部材24を配設したものである。
考案は固定アーム20及びこの固定アーム20とともに
不使用時の筆記具を保持する回動アーム21を有する、
機体に設けられたストッカ側筆記具保持部22,28
と、固定アーム及びこの固定アームとともに使用時の筆
記具を保持する回動アームを有する、画線ヘッド11の
昇降体に設けられた画線ヘッド側筆記具保持部23,3
2と、前記画線ヘッド11を駆動する手段とを具備し、
前記画線ヘッド11の前記ストッカ側筆記具保持部2
2,28に対する往復運動によって、前記画線ヘッド側
筆記具保持部23,32と前記ストッカ側筆記具保持部
22,28との間で相互に筆記具の授受を行う自動製図
機のペン交換装置において、前記画線ヘッド側筆記具保
持部23,32を前記画線ヘッド11の昇降体の片側に
固設した筆記具の上下2位置を支持する固定アーム1
2,13と、前記昇降体の他方側に筆記具保持方向に付
勢されて回動自在に軸支された一対の回動アーム14,
15とで構成し、該一対の回動アーム14,15のうち
一方の回動アームを前記ストッカ側筆記具保持部22,
23の回動アーム21と係合する位置に設定し、前記一
対の回動アーム14,15のうち他方の回動アームに突
出アーム18を固設する一方、前記機体側に、筆記具授
受時、前記突出アーム18に当接して該突出アーム18
と連動する回動アームを筆記具保持解除方向に押動する
ための固定部材24を配設したものである。
【0006】
【作用】画線ヘッド11側の筆記具保持部23,32
は、筆記具の上下2位置を支持する固定アーム12,1
3と、2本の回動アーム14,15とで筆記具を4点支
持し、3点支持に比し、強固に安定的に保持される。筆
記具の授受のため、画線ヘッド11がストッカ側筆記具
保持部22,28に所定位置まで接近すると、突出アー
ム18が固定部材24に衝突し、画線ヘッド11の移動
力によって突出アーム18と連動する回動アームが付勢
力に抗して外側に開く。画線ヘッド11がストッカ側筆
記具保持部22,28から後退すると、突出アーム18
が固定部材24から離れ、この突出アーム18と連動す
る回動アームにに対する押動力が解除され、該回動アー
ムは付勢方向に所定位置まで復帰回動する。
は、筆記具の上下2位置を支持する固定アーム12,1
3と、2本の回動アーム14,15とで筆記具を4点支
持し、3点支持に比し、強固に安定的に保持される。筆
記具の授受のため、画線ヘッド11がストッカ側筆記具
保持部22,28に所定位置まで接近すると、突出アー
ム18が固定部材24に衝突し、画線ヘッド11の移動
力によって突出アーム18と連動する回動アームが付勢
力に抗して外側に開く。画線ヘッド11がストッカ側筆
記具保持部22,28から後退すると、突出アーム18
が固定部材24から離れ、この突出アーム18と連動す
る回動アームにに対する押動力が解除され、該回動アー
ムは付勢方向に所定位置まで復帰回動する。
【0007】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。11はフラットベット型自
動製図機の画線ヘッドであり、Yレール(図示省略)に
移動可能に取り付けられている。
を参照して詳細に説明する。11はフラットベット型自
動製図機の画線ヘッドであり、Yレール(図示省略)に
移動可能に取り付けられている。
【0008】前記Yレールは機体に固設された載置テー
ブル(図示省略)に沿ってX軸方向に平行移動可能に前
記機体に支持されている。
ブル(図示省略)に沿ってX軸方向に平行移動可能に前
記機体に支持されている。
【0009】前記画線ヘッド11は、前記YレールのX
軸方向に沿った移動と、画線ヘッド11自体のYレール
に沿ったY軸方向の移動との相互作用により載置テーブ
ル上の任意の位置に移動することができるように構成さ
れている。
軸方向に沿った移動と、画線ヘッド11自体のYレール
に沿ったY軸方向の移動との相互作用により載置テーブ
ル上の任意の位置に移動することができるように構成さ
れている。
【0010】前記画線ヘッド11は、公知のムービング
コイル等から成る昇降駆動機構を内蔵し、この昇降駆動
機構に連結する昇降体(図示省略)の片側に、一対の固
定アーム12,13が上下方向に段差を存して固設され
ている。
コイル等から成る昇降駆動機構を内蔵し、この昇降駆動
機構に連結する昇降体(図示省略)の片側に、一対の固
定アーム12,13が上下方向に段差を存して固設され
ている。
【0011】上方の固定アーム12には、筆記具10の
つば部の一部をスライド自在に受け入れ、これを上下方
向に移動しないように規制する溝12aが穿設されてい
る。
つば部の一部をスライド自在に受け入れ、これを上下方
向に移動しないように規制する溝12aが穿設されてい
る。
【0012】前記昇降体の他方側には、前記固定アーム
12,13の中間と、前記固定アーム13とにそれぞれ
対向する位置に回動アーム14と15とが、載置テーブ
ル面即ち作画面に対して垂直な軸線を中心として回動自
在に軸16支されている。
12,13の中間と、前記固定アーム13とにそれぞれ
対向する位置に回動アーム14と15とが、載置テーブ
ル面即ち作画面に対して垂直な軸線を中心として回動自
在に軸16支されている。
【0013】前記回動アーム14,15は、各々ばね1
7によって前記固定アーム12,13配置側に接近する
方向に回動性向が付与されている。
7によって前記固定アーム12,13配置側に接近する
方向に回動性向が付与されている。
【0014】前記回動アーム15の枢支側の端部には突
出アーム18の一端が固定され、該突出アーム18は、
前記載置テーブルに対して平行な平面内で前記回動アー
ム15の外側方に略直角に突出している。前記固定アー
ム12,13、回動アーム14,15は筆記具保持部2
3を構成している。
出アーム18の一端が固定され、該突出アーム18は、
前記載置テーブルに対して平行な平面内で前記回動アー
ム15の外側方に略直角に突出している。前記固定アー
ム12,13、回動アーム14,15は筆記具保持部2
3を構成している。
【0015】前記載置テーブルの一側部に位置して、前
記機体には、Yレールの移動方向即ちX軸方向に沿って
ストッカ19が配設され、該ストッカ19には、固定ア
ーム20と回動アーム21とから成る公知の筆記具保持
部22が複数個互いに等間隔で設けられている。
記機体には、Yレールの移動方向即ちX軸方向に沿って
ストッカ19が配設され、該ストッカ19には、固定ア
ーム20と回動アーム21とから成る公知の筆記具保持
部22が複数個互いに等間隔で設けられている。
【0016】前記筆記具保持部22の各々は、Yレール
の移動経路に対して開口し、このYレールのX軸方向に
沿った移動によって、画線ヘッド11の筆記具保持部2
3は、所望の筆記具保持部22とY軸線上に対向する位
置に移動することができるように構成されている。
の移動経路に対して開口し、このYレールのX軸方向に
沿った移動によって、画線ヘッド11の筆記具保持部2
3は、所望の筆記具保持部22とY軸線上に対向する位
置に移動することができるように構成されている。
【0017】前記画線ヘッド11が図1に示す、1つの
選択した筆記具保持部22とY軸線上に対向する所定の
待機ポイント位置から、筆記具保持部23が、筆記具保
持部22の開口部に挿入される位置までY軸線上をYレ
ールに沿って前進移動し、しかる後に、所定の待機ポイ
ント位置まで後退移動することにより、画線ヘッド11
の筆記具保持部23と、選択したストッカ19の筆記具
保持部22との間で相互に筆記具10の交換が自動的に
行われるように構成されている。
選択した筆記具保持部22とY軸線上に対向する所定の
待機ポイント位置から、筆記具保持部23が、筆記具保
持部22の開口部に挿入される位置までY軸線上をYレ
ールに沿って前進移動し、しかる後に、所定の待機ポイ
ント位置まで後退移動することにより、画線ヘッド11
の筆記具保持部23と、選択したストッカ19の筆記具
保持部22との間で相互に筆記具10の交換が自動的に
行われるように構成されている。
【0018】前記機体に固設されたストッカ19には、
前記筆記具保持部22ごとに固定部材24が固設され、
該固定部材24は、上記筆記具交換動作時における前記
突出アーム18の移動経路に位置している。
前記筆記具保持部22ごとに固定部材24が固設され、
該固定部材24は、上記筆記具交換動作時における前記
突出アーム18の移動経路に位置している。
【0019】前記回動アーム21の一端は、前記載置テ
ーブルに対して垂直な軸線を中心に回動自在にストッカ
19に軸支33され、該回動アーム21は、その先端が
固定アーム20側に接近する方向にばね25により付勢
されている。
ーブルに対して垂直な軸線を中心に回動自在にストッカ
19に軸支33され、該回動アーム21は、その先端が
固定アーム20側に接近する方向にばね25により付勢
されている。
【0020】前記画線ヘッド11が、前記ストッカ19
の筆記具保持部22に接近したとき、画線ヘッド11側
の固定アーム12,13とストッカ19側の固定アーム
20とが衝突せず、互いに交叉するように、固定アーム
20と固定アーム12,13との取り付け高さには上下
方向に段差が設けられている。
の筆記具保持部22に接近したとき、画線ヘッド11側
の固定アーム12,13とストッカ19側の固定アーム
20とが衝突せず、互いに交叉するように、固定アーム
20と固定アーム12,13との取り付け高さには上下
方向に段差が設けられている。
【0021】次に本実施例の作用について説明する。画
線ヘッド11の固定アーム12,13と回動アーム1
4,15間に配置された筆記具10は、そのつば部が固
定アーム12の溝12a内に嵌合するとともに、一側周
面の2点が回動アーム14,15によって押圧され、他
側周面がこの押圧力によって固定アーム12,13に圧
着する。
線ヘッド11の固定アーム12,13と回動アーム1
4,15間に配置された筆記具10は、そのつば部が固
定アーム12の溝12a内に嵌合するとともに、一側周
面の2点が回動アーム14,15によって押圧され、他
側周面がこの押圧力によって固定アーム12,13に圧
着する。
【0022】即ち、筆記具10は、4本のアーム12,
13,14,15による4点支持によって安定的に保持
される。
13,14,15による4点支持によって安定的に保持
される。
【0023】画線ヘッド11の筆記具保持部23が筆記
具10を保持した状態において、図1中、所定待機位置
から、矢方向に、Y軸上に沿ってストッカ19の選択し
た筆記具保持部22に所定のペンチェンジ位置まで移動
すると、回動アーム21が回動アーム14の内側に入
り、回動アーム14がばね17力に抗して外側に押動さ
れるとともに、突出アーム18が固定部材24に衝突し
て、回動アーム15がばね17力に抗して外側に押動さ
れる。
具10を保持した状態において、図1中、所定待機位置
から、矢方向に、Y軸上に沿ってストッカ19の選択し
た筆記具保持部22に所定のペンチェンジ位置まで移動
すると、回動アーム21が回動アーム14の内側に入
り、回動アーム14がばね17力に抗して外側に押動さ
れるとともに、突出アーム18が固定部材24に衝突し
て、回動アーム15がばね17力に抗して外側に押動さ
れる。
【0024】回動アーム14,15が外側に押動される
ことによって、固定アーム12,13と回動アーム1
4,15間の筆記具保持力が解除され、筆記具10は、
ストッカ19側の固定アーム20と回動アーム21間の
保持力によって保持される。
ことによって、固定アーム12,13と回動アーム1
4,15間の筆記具保持力が解除され、筆記具10は、
ストッカ19側の固定アーム20と回動アーム21間の
保持力によって保持される。
【0025】次に、画線ヘッド11が、矢方向とは反対
方向に、所定の待機位置まで後退し、ストッカ19から
離れると、筆記具10は、ストッカ19の筆記具保持部
22に保持された状態でストッカ19側に残り、画線ヘ
ッド11の筆記具保持部23は、筆記具10のない状態
となる。
方向に、所定の待機位置まで後退し、ストッカ19から
離れると、筆記具10は、ストッカ19の筆記具保持部
22に保持された状態でストッカ19側に残り、画線ヘ
ッド11の筆記具保持部23は、筆記具10のない状態
となる。
【0026】筆記具10のない画線ヘッド11が、図2
に示す如く、筆記具10を保持するストッカ19側の筆
記具保持部22に、筆記具10を取りに、ゆくときは、
画線ヘッド11の回動アーム14は、上記とは逆に、ヘ
ッド11がペンチェンジ位置まで移動すると、筆記具保
持部22側の回動アーム21の内側に入ってこれを外側
に押動し、固定アーム20と回動アーム21間の筆記具
保持力を解除するとともに固定アーム12,13と回動
アーム14間で筆記具保持部22内の筆記具10を保持
し、画線ヘッド11の後退によって、筆記具10を、ス
トッカ19側から画線ヘッド11側の保持に移行させ
る。
に示す如く、筆記具10を保持するストッカ19側の筆
記具保持部22に、筆記具10を取りに、ゆくときは、
画線ヘッド11の回動アーム14は、上記とは逆に、ヘ
ッド11がペンチェンジ位置まで移動すると、筆記具保
持部22側の回動アーム21の内側に入ってこれを外側
に押動し、固定アーム20と回動アーム21間の筆記具
保持力を解除するとともに固定アーム12,13と回動
アーム14間で筆記具保持部22内の筆記具10を保持
し、画線ヘッド11の後退によって、筆記具10を、ス
トッカ19側から画線ヘッド11側の保持に移行させ
る。
【0027】上記ストッカ19からの筆記具取り動作に
おいて、画線ヘッド11側の回動アーム15は、画線ヘ
ッド11がストッカ19に接近すると、ペンチェンジ位
置の手前で固定部材24によって外側に押動され、スト
ッカ19側で保持する筆記具10に対する回動アーム1
5の先端部の衝突が避けられる。
おいて、画線ヘッド11側の回動アーム15は、画線ヘ
ッド11がストッカ19に接近すると、ペンチェンジ位
置の手前で固定部材24によって外側に押動され、スト
ッカ19側で保持する筆記具10に対する回動アーム1
5の先端部の衝突が避けられる。
【0028】上記ペン交換装置は、図3に示す用紙駆動
型自動製図機の回転型ストッカ26と画線ヘッド11に
も装置することができる。機体27に固設されたモータ
の出力軸に脱着可能に連結された回転型ストッカ(スト
ッカカルーゼル)26には、円周方向に複数の筆記具保
持部28が等間隔で設けられている。
型自動製図機の回転型ストッカ26と画線ヘッド11に
も装置することができる。機体27に固設されたモータ
の出力軸に脱着可能に連結された回転型ストッカ(スト
ッカカルーゼル)26には、円周方向に複数の筆記具保
持部28が等間隔で設けられている。
【0029】前記筆記具保持部28は、固定アーム20
と、回動アーム21とから成り、この構成の原理は、図
1に示す筆記具保持部22と若干の相異点を除いて略同
じである。
と、回動アーム21とから成り、この構成の原理は、図
1に示す筆記具保持部22と若干の相異点を除いて略同
じである。
【0030】プラテン(用紙載置板)29のスリット部
には作図ローラ30が回転可能に配置されている。前記
機体27にはYレール(図示省略)が前記作図ローラ3
0の上方に位置して、これと平行に配設されている。
には作図ローラ30が回転可能に配置されている。前記
機体27にはYレール(図示省略)が前記作図ローラ3
0の上方に位置して、これと平行に配設されている。
【0031】前記Yレールには画線ヘッド11が移動可
能に取り付けられている。前記画線ヘッド11は、Yモ
ータに連係するスチールベルト31に連結している。
能に取り付けられている。前記画線ヘッド11は、Yモ
ータに連係するスチールベルト31に連結している。
【0032】前記プラテン29上の用紙は、Xモータに
連係する駆動ローラと押圧ローラとで挾持され、前記駆
動ローラの正逆回転により、プラテン29上をYレール
即ち作図ローラ30の長手方向とは直角方向(X軸方
向)に送られる。
連係する駆動ローラと押圧ローラとで挾持され、前記駆
動ローラの正逆回転により、プラテン29上をYレール
即ち作図ローラ30の長手方向とは直角方向(X軸方
向)に送られる。
【0033】前記画線ヘッド11の筆記具保持部32の
構造は、図1で示す筆記具保持部23と以下に示す相異
点を除いて同一である。
構造は、図1で示す筆記具保持部23と以下に示す相異
点を除いて同一である。
【0034】即ち、突出アーム18は、図1で示す実施
例では、下位の回動アーム15に取り付けてあるが、本
実施例では、上位の回動アーム14に取り付けてある。
例では、下位の回動アーム15に取り付けてあるが、本
実施例では、上位の回動アーム14に取り付けてある。
【0035】従って、固定部材24も前記突出アーム1
8に対応する位置に、機体27に固設されている。
8に対応する位置に、機体27に固設されている。
【0036】図3における前記画線ヘッド11のYレー
ルに沿ったY軸方向の往復移動と、前記プラテン29上
の用紙のX軸方向の往復移動と、前記画線ヘッド11の
昇降体の昇降運動とによって、用紙に所定のパターンが
作図される。作図中、画線ヘッド11が保持する筆記具
10のペン先が、作図ローラ30上の用紙に当接あるい
は離反し、且つ筆記具10が用紙に対して相対的にXY
軸方向に移動する。
ルに沿ったY軸方向の往復移動と、前記プラテン29上
の用紙のX軸方向の往復移動と、前記画線ヘッド11の
昇降体の昇降運動とによって、用紙に所定のパターンが
作図される。作図中、画線ヘッド11が保持する筆記具
10のペン先が、作図ローラ30上の用紙に当接あるい
は離反し、且つ筆記具10が用紙に対して相対的にXY
軸方向に移動する。
【0037】前記固定部材24は、前記画線ヘッド11
とストッカ26との間で筆記具10の交換を行うとき、
画線ヘッド11がストッカ26の筆記具保持部28に接
近すると、画線ヘッド11側の突出アーム18と、衝突
する位置に設定されている。
とストッカ26との間で筆記具10の交換を行うとき、
画線ヘッド11がストッカ26の筆記具保持部28に接
近すると、画線ヘッド11側の突出アーム18と、衝突
する位置に設定されている。
【0038】用紙駆動型自動製図機では、ストッカ26
は回転型なので、ストッカ26の各筆記具保持部28ご
とに固定部材24を設ける必要がなく、機体27即ち固
定側に1個設けるだけで良い。
は回転型なので、ストッカ26の各筆記具保持部28ご
とに固定部材24を設ける必要がなく、機体27即ち固
定側に1個設けるだけで良い。
【0039】ストッカ26を回転させて、所望の筆記具
保持部28の開口部を画線ヘッド11の筆記具保持部3
2にY軸線上で対向させ、画線ヘッド11を、選択した
ストッカ26の筆記具保持部28に対して、接近及び離
反させることにより、画線ヘッド11の筆記具保持部3
2とストッカ26の筆記具保持部28との間で相互に筆
記具10の交換を行なうことができる。
保持部28の開口部を画線ヘッド11の筆記具保持部3
2にY軸線上で対向させ、画線ヘッド11を、選択した
ストッカ26の筆記具保持部28に対して、接近及び離
反させることにより、画線ヘッド11の筆記具保持部3
2とストッカ26の筆記具保持部28との間で相互に筆
記具10の交換を行なうことができる。
【0040】この筆記具交換動作は、上記第1の実施例
で説明したフラットベット型自動製図機の筆記具交換動
作と同一である。
で説明したフラットベット型自動製図機の筆記具交換動
作と同一である。
【0041】上記用紙駆動型自動製図機の実施例では、
筆記具授受に際し回転型ストッカ26と画線ヘッド11
側のそれぞれ2本づつの回動アーム同しが係合して回動
アームを開閉させる構成ではなく、互いに係合するの
は、2本の回動アーム21と対応する回動アーム15の
みである。そのため、回転型ストッカ26を固定させて
おくためのモータ(図示省略)の負荷が小さくてすむと
いうメリットが存する。
筆記具授受に際し回転型ストッカ26と画線ヘッド11
側のそれぞれ2本づつの回動アーム同しが係合して回動
アームを開閉させる構成ではなく、互いに係合するの
は、2本の回動アーム21と対応する回動アーム15の
みである。そのため、回転型ストッカ26を固定させて
おくためのモータ(図示省略)の負荷が小さくてすむと
いうメリットが存する。
【0042】
【効果】本考案は、上述の如く、画線ヘッド側の筆記具
保持部を筆記具の上下2位置を支持する固定アームと2
本の回動アームとで構成したので筆記具の保持力を大き
くすることができ、作図中筆記具の微動を防止し、良好
な作画品質を得ることができる。
保持部を筆記具の上下2位置を支持する固定アームと2
本の回動アームとで構成したので筆記具の保持力を大き
くすることができ、作図中筆記具の微動を防止し、良好
な作画品質を得ることができる。
【0043】また、画線ヘッド側の2本の回動アームの
うち、1本は固定部材で開閉させるため、他方の1本の
回動アームとこれに対応するストッカ側の回動アームと
で筆記具交換動作が行われ確実に筆記具の交換が行われ
る。
うち、1本は固定部材で開閉させるため、他方の1本の
回動アームとこれに対応するストッカ側の回動アームと
で筆記具交換動作が行われ確実に筆記具の交換が行われ
る。
【0044】また、ストッカ側に回動アームを2本設け
る必要がないので、画線ヘッドとストッカのそれぞれの
対応する回動アーム同しの機械調整が簡略化でき、構成
が複雑とならない。
る必要がないので、画線ヘッドとストッカのそれぞれの
対応する回動アーム同しの機械調整が簡略化でき、構成
が複雑とならない。
【図1】説明的外観図である。
【図2】説明的平面図である。
【図3】他の実施例を示す説明的外観図である。
【図4】従来技術の説明的外観図である。
1 ストッカ 2 筆記具保持部 3 固定アーム 4 回動アーム 5 画線ヘッド 6 筆記具保持部 7 固定アーム 8 固定アーム 9 回動アーム 10 筆記具 11 画線ヘッド 12 固定アーム 13 固定アーム 14 回動アーム 15 回動アーム 16 軸 17 ばね 18 突出アーム 19 ストッカ 20 固定アーム 21 回動アーム 22 筆記具保持部 23 筆記具保持部 24 固定部材 25 ばね 26 回転型ストッカ 27 機体 28 筆記具保持部 29 プラテン 30 作図ローラ 31 スチールベルト 32 筆記具保持部 33 軸支
Claims (1)
- 【請求項1】 固定アーム20及びこの固定アーム20
とともに不使用時の筆記具を保持する回動アーム21を
有する、機体に設けられたストッカ側筆記具保持部2
2,28と、固定アーム及びこの固定アームとともに使
用時の筆記具を保持する回動アームを有する、画線ヘッ
ド11の昇降体に設けられた画線ヘッド側筆記具保持部
23,32と、前記画線ヘッド11を駆動する手段とを
具備し、前記画線ヘッド11の前記ストッカ側筆記具保
持部22,28に対する往復運動によって、前記画線ヘ
ッド側筆記具保持部23,32と前記ストッカ側筆記具
保持部22,28との間で相互に筆記具の授受を行う自
動製図機のペン交換装置において、前記画線ヘッド側筆
記具保持部23,32を前記画線ヘッド11の昇降体の
片側に固設した筆記具の上下2位置を支持する固定アー
ム12,13と、前記昇降体の他方側に筆記具保持方向
に付勢されて回動自在に軸支された一対の回動アーム1
4,15とで構成し、該一対の回動アーム14,15の
うち一方の回動アームを前記ストッカ側筆記具保持部2
2,23の回動アーム21と係合する位置に設定し、前
記一対の回動アーム14,15のうち他方の回動アーム
に突出アーム18を固設する一方、前記機体側に、筆記
具授受時、前記突出アーム18に当接して該突出アーム
18と連動する回動アームを筆記具保持解除方向に押動
するための固定部材24を配設したことを特徴とする自
動製図機のペン交換装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010807U JP2508431Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動製図機のペン交換装置 |
KR1019920000262A KR950003822B1 (ko) | 1991-02-06 | 1992-01-10 | 자동제도기의 펜교환장치 |
FR9201294A FR2672248B1 (fr) | 1991-02-06 | 1992-02-05 | Mecanisme pour changer la plume d'une machine a tracer automatique. |
BE9200121A BE1006875A5 (fr) | 1991-02-06 | 1992-02-05 | Mecanisme echangeur de stylets dans une machine a dessiner automatique. |
US07/831,990 US5187493A (en) | 1991-02-06 | 1992-02-06 | Pen exchanging mechanism in automatic drafter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010807U JP2508431Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動製図機のペン交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588993U JPH0588993U (ja) | 1993-12-03 |
JP2508431Y2 true JP2508431Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=11760618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991010807U Expired - Lifetime JP2508431Y2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動製図機のペン交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508431Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3145904C1 (de) * | 1981-11-19 | 1983-05-05 | Rotring-Werke Riepe Kg, 2000 Hamburg | Schreibstiftwechseleinrichtung fuer rechnergesteuerteZeichenanlagen |
JPS59126129A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-20 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車用デイスクブレ−キ装置 |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP1991010807U patent/JP2508431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588993U (ja) | 1993-12-03 |
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