JP2508258Y2 - 部品締結装置 - Google Patents

部品締結装置

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JP2508258Y2
JP2508258Y2 JP3200690U JP3200690U JP2508258Y2 JP 2508258 Y2 JP2508258 Y2 JP 2508258Y2 JP 3200690 U JP3200690 U JP 3200690U JP 3200690 U JP3200690 U JP 3200690U JP 2508258 Y2 JP2508258 Y2 JP 2508258Y2
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fastening
engaging
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tightening
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JP3200690U
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英樹 藤原
剛 渡辺
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Mazda Motor Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パレット上の部品をワークに締結固定する
ための部品締結装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の組立てラインにおいて、パレット上に
載置され車体に締結固定される部品の種別に対応して締
結固定位置を容易に変更することができると共に、締付
部材としてのナット等の供給もパレットが組立てライン
外にあるときに容易に行うことができるようにするとい
う観点から、ナット等の締付部材を締結する締付手段
と、該締付手段に係合して締付け駆動する駆動手段とを
分割し、該締付手段のみをパレットに取付けて、部品締
結時に、パレット下方に位置する駆動手段を上記締付手
段に係合して駆動させることで締結作業を行うようにし
たものは知られている(例えば実開昭61-115978号公報
参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、そのような締付手段と駆動手段とが分割さ
れたものにおいては、部品締結時に締付手段に対して駆
動手段を係合させて、締付け作業を行う際、両手段の相
対位置換係がずれていると、それらの係合が困難となる
し、また、締付けによる反力を駆動手段の支持部(可動
部分)が受けるという問題がある。
本考案は、締付手段に駆動手段が精度良く係合し、か
つ駆動手段の支持部が締付けの反力を受けない部品締結
装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、パレット上の部品をワークに対してナット
等の締付部材を用いて締結する締付手段が該パレット上
に取付支持され、部品締結時に、パレット下方に位置す
る駆動手段を上記締付手段に係合して駆動させることで
締結作業を行う部品締結装置を前提とするものである。
上記目的を解決するための本発明の具体的な手段は、
上記駆動手段が、少なくとも2本のリンク部材を介して
昇降ベースに支持されており、上記締付手段に係合凹部
又は係合凸部が形成される一方、上記駆動手段に、上記
締付手段の外筒の係合凹部又は係合凸部に部品締結時に
係脱可能に係合する係合凸部又は係合凹部が形成されて
いる構成である。
(作用) 部品締結時に、少なくとも2本のリンク部材によって
ベース台に支持される駆動手段の係合凸部又は係合凹部
が、締付手段の係合凹部又は係合凸部に係合される。こ
のとき、上記駆動手段は2本のリンク部材によって支承
されているので、位置決め精度良く、凹凸の係合関係で
締付手段に係合される。
また、部品締結時において駆動手段が受ける反力は、
駆動手段と締付手段との凹凸の係合関係による係合によ
り、締付手段が取付支持されているパレット側に伝達さ
れることとなり、リンク部材を通じて昇降ベース側には
伝達されない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
自動車の組立てラインを示す第1図において、1はベ
ースパレットで、4つのサブパレット2A,2B,2C,2Dを有
し、フロントアクスル3A及びリヤアクスル(図示せず)
が載置され、該リヤアクスルの前側に、燃料タンク(図
示せず)を締付バンド4を介して車体5に取付けるため
の治具6が配設されている。
上記燃料タンクの取付けは、上方に位置する車体5
が、サブパレット2Dに立設された位置決め部材7及びサ
ブパレット2Aより立設したピン(図示せず)によって位
置決めされ、それから上記治具6の把持部6aが図示しな
いシリンダのチャック部に把持され、シリンダによって
上方に持ち上げられることにより、締付バンド4の一端
部は車体5に引っ掛けられて係止されるとともに、他端
部は上方に前側及び後側案内部材12,13によって案内さ
れて、駆動手段8が、治具6上の締付手段9に係合して
車体5への締結作業が行われるようになっている。
上記駆動手段8は可動台10上に載置され、レール部材
11に沿って移動可能となっている。
上記駆動手段8は、第2図乃至第4図に詳細を示すよ
うに、ベース台21に配設され上下方向に平行に延びる1
対のレール部材22,22にスライド可能に係合された昇降
ベース23に、第1リンク部材及び第2リンク部材24,25
を介して支承されている。
上記昇降ベース23は、ベース台22のレール部材21,21
にスライド可能に係合するスライダ26,26が固設されて
いる。また、昇降ベース23は、上部に左右方向に延びる
上側部材27が突設され、該上側部材27とベース台22との
間には昇降シリンダ28が介設されている。昇降シリンダ
28のピストンロッド先端に設けられた連結具29に、上記
上側部材27の先端部がピン30を介して連結されている。
これによって、昇降シリンダ28の伸縮動作により昇降ベ
ース23したがって駆動手段8がレール部材22,22に沿っ
て昇降するようになっている。
また、上記昇降ベース23の下部には下側部材31が突設
され、該下側部材31に上下方向の第1ピン部材32を介し
てベース台22と平行に延びる第1リンク部材24の一端部
が回動可能に連結されている。また、第1リンク部材24
の他端部には上下方向の第2ピン部材33を介して、ベー
ス台22に直交する方向に延びる第2リンク部材25の基端
部が回動可能に連結されている。
しかして、第2リンク部材25の先端部には、駆動手段
8を支持する取付部材34の突出部34a,34aが、上下方向
の第3ピン部材35を介して回動可能に連結されている。
上記駆動手段8は、駆動部41によって回転駆動される
回転軸42を回転可能に支承する外筒43を備えている。回
転軸42の先端部には締付手段9の回転締付軸(図示せ
ず)の下端部に嵌合する嵌合部44が設けられている。
また、第3図に示すように、上記取付部材34には、上
下方向に延び上端部に取付板45を介して近接スイッチ46
を備えるセンサロッド47が設けられており、部品締結時
に締付位置に達したとき、エアシリンダ48の伸長動作で
センサロッド47がロックされ、近接スイッチ46によって
駆動手段8による締結作業が行われているか否かをチェ
ックできる構成とされている。
それとともに、上記取付部材34には、駆動手段8が下
降した待機状態で、駆動手段8を基準となる所定位置に
セットするためのガイドバー51が設けられている。すな
わち、ガイドバー51は、取付部材34に取付固定された大
径部51aと、該大径部51aの下側に連設され下側になるほ
ど径が小さくなるテーパ部51bと、該テーパ部51bの下側
に連設され大径部51aより径の小さい小径部51cとから構
成されている。しかして、上記駆動手段8が下降した待
機位置では、ガイドバー51の大径部51aが所定の径の基
準孔52に嵌合して駆動手段8の位置決めがなされ、駆動
手段8が上昇して締付位置になると、テーパ部51bを経
て小径部51cが基準孔52内に位置するようになるので、
駆動手段8が締付手段8に係合する際に基準孔52の半径
と小径部51cの半径との差の範囲内でリンク部材24,25を
介して駆動手段8が自由に移動することができ、駆動手
段8の締付手段9に対する位置決めが容易に行われるよ
うになっている。
さらに、上記駆動手段8の外筒43は、その上端部に、
第5図に示すように、上方に突出し上端がテーパ形状に
形成された1対の係合凸部43a,43aが設けられている。
係合凸部43a,43aは、パレット1上の治具6に取付けら
れた締付手段9の構成要素であって治具6に着脱可能に
取付固定された外筒53の下端部に形成されている係合凹
部53a,53aに対応した形状に形成されており。部品締結
時における駆動手段8と締付手段9との係合の際に、係
合凸部43a,43aと係合凹部53a,53aとの係合により、駆動
手段8と締付手段9との位置決めがなされ、また、駆動
手段8の駆動による反力が、駆動手段8の外筒43から締
付手段9の外筒53を通じて治具6側すなわちパレット1
側に伝達させ、リンク部材24,25を通じて昇降ベース22
側には伝達されない。
上記のように構成すれば、まず、車体5が所定位置に
なると、搬送されてきた車体5は、ベースパレット1上
の位置決め部材7との係合によって治具6に対して位置
決めされる。
それから、治具6の把持部6aが図示しないチャック部
にて把持され、該チャック部を有するシリンダの伸長動
作によって治具6が、両案内部材13,14によって案内さ
れて上昇せしめられ、締付バンド4の後端部が車体5に
係止される一方、前端部が締付位置となる。
その後、昇降シリンダ28の伸長動作により、駆動手段
8が上昇する。このとき、ガイドバー51が上昇して、基
準孔52との嵌合部分が大径部51aからテーパ部51bを介し
て小径部51cに移るので、係合凹部53a,53aに係合凸部43
a,43aが係合するときには、駆動手段8が、ガイドバー5
1によって予め位置決めされた中心に対してリンク部材2
4,25により所定範囲内で移動できるようになり、両部43
a,53aの係合により位置決め精度よく、駆動手段8が締
付手段9に係合される。
それから、駆動手段8の駆動により締結作業が行われ
るが、その締結による反力は、上記両部43a,53aの係合
関係から、締付手段9の外筒53を介して治具6(パレッ
ト1)に伝達されることとなり、リンク部材24,25側に
は伝達されない。それによって、駆動手段8の支持部す
なわちスライダ26とレール部材22との可動係合部分が保
護され、耐久性が向上する。
上記実施例では、締付手段9側に係合凹部を形成する
一方、上記駆動手段8側に上記締付手段9側の係合凹部
に部品締結時に係脱可能に係合する係合凸部を形成する
ようにしているが、逆には締付手段側に係合凸部を形成
する一方、駆動手段側に係合凹部を形成するようにする
こともできるのいうまでもない。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、駆動手段を少なくとも2本
のリンクを介した昇降ベースに支持し、パレット側に取
付支持される締付手段に係合凹部又は係合凸部を形成す
る一方、上記駆動手段に、上記締付手段の係合凹部は係
合凸部に部品締結時に係脱可能に係合する係合凸部又は
係合凹部を形成するようにしたので、締付手段と駆動手
段との係合が精度良く行われるし、駆動手段の駆動によ
る反力がリンク部材を介して駆動手段側に伝達されず、
駆動手段の受ける負荷がなくなり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は自動車の
組立てラインの正面図、第2図は締結装置の要部平面
図、第3図は第2図のA-A線における断面図、第4図は
第2図のB-B線における展開断面図、第5図は第4図の
C方向における矢視図である。 1……ベースパレット 5……車体(ワーク) 8……駆動手段 9……締付手段 21……昇降ベース 24……第1リンク部材 25……第2リンク部材 43a……係合凸部 53a……係合凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレット上の部品をワークに対してナット
    等の締付部材を用いて締結する締付手段が該パレット上
    に取付支持され、部品締結時に、パレット下方に位置す
    る駆動手段を上記締付手段に係合して駆動させることで
    締結作業を行うものにおいて、 上記駆動手段が、少なくとも2本のリンク部材を介して
    昇降ベースに支持されており、 上記締付手段に係合凹部又は係合凸部が形成される一
    方、上記駆動手段に、上記締付手段の外筒の係合凹部又
    は係合凸部に部品締結時に係脱可能に係合する係合凸部
    又は係合凹部が形成されていることを特徴とする部品締
    結装置。
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