JP2507986Y2 - ア―ク溶接装置の筐体 - Google Patents
ア―ク溶接装置の筐体Info
- Publication number
- JP2507986Y2 JP2507986Y2 JP1989039411U JP3941189U JP2507986Y2 JP 2507986 Y2 JP2507986 Y2 JP 2507986Y2 JP 1989039411 U JP1989039411 U JP 1989039411U JP 3941189 U JP3941189 U JP 3941189U JP 2507986 Y2 JP2507986 Y2 JP 2507986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective cover
- panel
- arc welding
- output terminal
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、充電部となる出力端子を保護するカバーを
設けたアーク溶接装置の筐体に関するものである。
設けたアーク溶接装置の筐体に関するものである。
従来の技術 従来、出力端子等の充電部をカバーするアーク溶接装
置の筐体は、第3図に示すようになっていた。第3図に
示すように出力端子15は、上部固定出力端子カバー11と
開閉可能な保護カバー10がヒンジ9にて連結されてい
る。出力端子の結線を行なう時には、第4図に示すよう
に保護カバー10は持ち上げられ、上部固定出力端子カバ
ー11の上に載せられたような形で止められる。通常使用
状態では、保護カバー10は保護カバー固定金具13に止め
られ、振動や衝撃に対し保護カバー10が外れないように
している。
置の筐体は、第3図に示すようになっていた。第3図に
示すように出力端子15は、上部固定出力端子カバー11と
開閉可能な保護カバー10がヒンジ9にて連結されてい
る。出力端子の結線を行なう時には、第4図に示すよう
に保護カバー10は持ち上げられ、上部固定出力端子カバ
ー11の上に載せられたような形で止められる。通常使用
状態では、保護カバー10は保護カバー固定金具13に止め
られ、振動や衝撃に対し保護カバー10が外れないように
している。
考案が解決しようとする課題 しかし、この方式はヒンジ等の多くの部品を必要とし
て制作費用が高くつく。また、保護カバー10を保護カバ
ー固定金具13に固定する為にビス14で止める必要があ
る。したがって結線作業をする際、時間がかかるといっ
た欠点を有していた。
て制作費用が高くつく。また、保護カバー10を保護カバ
ー固定金具13に固定する為にビス14で止める必要があ
る。したがって結線作業をする際、時間がかかるといっ
た欠点を有していた。
本考案では、従来例の持っている欠点、つまり出力端
子15等の充電部をカバーするのに部品点数が多い、また
保護カバーの外れ防止をするためにビス14を必要とし、
結線作業に時間がかかるといった欠点を解決しようとす
るものである。
子15等の充電部をカバーするのに部品点数が多い、また
保護カバーの外れ防止をするためにビス14を必要とし、
結線作業に時間がかかるといった欠点を解決しようとす
るものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するために、出力端子部を持
つアーク溶接装置の筐体のパネルと、このパネルに出力
端子部を開閉可能に覆うように取り付けられかつ断面の
形状が長方形または多角形とした回転軸を上端部両側か
ら延出した保護カバーと、この保護カバーの回転軸をパ
ネルに常時押圧するように前記パネルに取り付けられか
つ両端部がパネルを貫通するとともに前後方向に動くよ
うに設けた板バネとを備え、前記保護カバーは閉じた時
と開けた時の少なくとも2点で安定に保持できるよう構
成したものである。
つアーク溶接装置の筐体のパネルと、このパネルに出力
端子部を開閉可能に覆うように取り付けられかつ断面の
形状が長方形または多角形とした回転軸を上端部両側か
ら延出した保護カバーと、この保護カバーの回転軸をパ
ネルに常時押圧するように前記パネルに取り付けられか
つ両端部がパネルを貫通するとともに前後方向に動くよ
うに設けた板バネとを備え、前記保護カバーは閉じた時
と開けた時の少なくとも2点で安定に保持できるよう構
成したものである。
作用 アーク溶接装置の出力端子に結線を行なう時、保護カ
バーを上に持ち上げると、保護カバーの回転軸は板状の
バネでアーク溶接装置の前面のパネル側に強く引き寄せ
られるため、保護カバーはある一定の角度まで持ち上げ
られ、さらに回転させると、回転軸の平面がパネルと平
行になるところまでバネによって強く押しつけられ止ま
る。
バーを上に持ち上げると、保護カバーの回転軸は板状の
バネでアーク溶接装置の前面のパネル側に強く引き寄せ
られるため、保護カバーはある一定の角度まで持ち上げ
られ、さらに回転させると、回転軸の平面がパネルと平
行になるところまでバネによって強く押しつけられ止ま
る。
また、結線作業が終了して保護カバーをある一定の角
度まで回転させ下におろすと、保護カバーは、板バネに
よって前面パネルの下部に強く引き寄せられ前面パネル
下部にしっかりと固定される。
度まで回転させ下におろすと、保護カバーは、板バネに
よって前面パネルの下部に強く引き寄せられ前面パネル
下部にしっかりと固定される。
実施例 本考案の保護カバーの回転軸部の形状として細長い長
方形を用いた場合の実施例を第1図に示す。図中、1は
板バネ、2は保護カバー、3は前面パネル、4は保護カ
バー2の回転軸、5は側板、6は天板、7は電気部品、
8は出力端子である。出力端子8、電気部品7を設けた
アーク溶接装置の筐体の前面パネル3に、保護カバー2
が出力端子部8を開閉可能な状態で覆うように取り付け
られている。前記保護カバー2は上端部両側から延出し
た長方形の板状の回転軸4を持ち、この回転軸4は板バ
ネ1と前面パネル3との間に挟むように、板バネ1の両
端部は前記回転軸4を介して前面パネル3を貫通し、更
に前面パネル3の裏側に向かって折れ曲がり、常時板バ
ネ1が保護カバー2の回転軸4を前面パネルに押圧する
ように構成されている。
方形を用いた場合の実施例を第1図に示す。図中、1は
板バネ、2は保護カバー、3は前面パネル、4は保護カ
バー2の回転軸、5は側板、6は天板、7は電気部品、
8は出力端子である。出力端子8、電気部品7を設けた
アーク溶接装置の筐体の前面パネル3に、保護カバー2
が出力端子部8を開閉可能な状態で覆うように取り付け
られている。前記保護カバー2は上端部両側から延出し
た長方形の板状の回転軸4を持ち、この回転軸4は板バ
ネ1と前面パネル3との間に挟むように、板バネ1の両
端部は前記回転軸4を介して前面パネル3を貫通し、更
に前面パネル3の裏側に向かって折れ曲がり、常時板バ
ネ1が保護カバー2の回転軸4を前面パネルに押圧する
ように構成されている。
第2図は、本実施例のアーク溶接装置の保護カバーの
動作図である。第2図のAは保護カバー2が前面パネル
3の下部に押しつけられ重なっている状態、Bは保護カ
バー2が少し持ち上げられた状態、Cは保護カバー2が
前面パネル3の上部に押しつけられ重なった状態を示
す。
動作図である。第2図のAは保護カバー2が前面パネル
3の下部に押しつけられ重なっている状態、Bは保護カ
バー2が少し持ち上げられた状態、Cは保護カバー2が
前面パネル3の上部に押しつけられ重なった状態を示
す。
本考案の実施例では、保護カバー2の回転軸部が板バ
ネ1により前面パネル3に常時押さえつけられており、
保護カバー2が前面パネル3の下部または上部に押さえ
つけられ重なった時のみ安定となる。それ以外の角度に
保護カバー2がある時は不安定となる為、板バネにより
AまたはCの状態に落ちつく。
ネ1により前面パネル3に常時押さえつけられており、
保護カバー2が前面パネル3の下部または上部に押さえ
つけられ重なった時のみ安定となる。それ以外の角度に
保護カバー2がある時は不安定となる為、板バネにより
AまたはCの状態に落ちつく。
したがって、アーク溶接装置の出力端子の結線を行な
う時には、保護カバー2を上げるだけで前面パネル3の
上部に固定し、結線が終わると保護カバー2を下げるだ
けでビス等で固定することもなく保護カバー2が前面パ
ネル下部に固定される。
う時には、保護カバー2を上げるだけで前面パネル3の
上部に固定し、結線が終わると保護カバー2を下げるだ
けでビス等で固定することもなく保護カバー2が前面パ
ネル下部に固定される。
考案の効果 以上のように本考案によると、固定ビスやヒンジを用
いないアーク溶接装置の出力端子部の保護カバーを簡単
な構造で少ない部品点数で実現している。したがって、
安全構造のアーク溶接装置を安く作ることができる。ま
た、ワンタッチで操作が可能であり、ビス止め等の作業
を要しない簡便さも提供することができる。
いないアーク溶接装置の出力端子部の保護カバーを簡単
な構造で少ない部品点数で実現している。したがって、
安全構造のアーク溶接装置を安く作ることができる。ま
た、ワンタッチで操作が可能であり、ビス止め等の作業
を要しない簡便さも提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示すアーク溶接装置の筐体
の外観斜視図、第2図は同筐体の保護カバーの動作状態
を示す要部断面図、第3図は従来例の要部斜視図、第4
図は同要部断面図である。 1……板バネ、2……保護カバー、3……前面パネル、
4……回転軸。
の外観斜視図、第2図は同筐体の保護カバーの動作状態
を示す要部断面図、第3図は従来例の要部斜視図、第4
図は同要部断面図である。 1……板バネ、2……保護カバー、3……前面パネル、
4……回転軸。
Claims (2)
- 【請求項1】出力端子部を持つアーク溶接装置の筐体の
パネルと、このパネルに出力端子部を開閉可能に覆うよ
うに取り付けられかつ断面の形状が長方形または多角形
とした回転軸を上端部両側から延出した保護カバーと、
この保護カバーの回転軸をパネルに常時押圧するように
前記パネルに取り付けられかつ両端部がパネルを貫通す
るとともに前後方向に動くように設けた板バネとを備
え、前記保護カバーは閉じた時と開けた時の少なくとも
2点で安定に保持できるよう構成したアーク溶接装置の
筐体。 - 【請求項2】保護カバーの回転軸方向に平行に端部から
少し切り欠き、回転軸方向の端面と前記切り欠きにより
囲まれ細長い部分を保護カバーの回転軸としたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のアーク溶
接装置の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039411U JP2507986Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | ア―ク溶接装置の筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039411U JP2507986Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | ア―ク溶接装置の筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02133266U JPH02133266U (ja) | 1990-11-06 |
JP2507986Y2 true JP2507986Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31548297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989039411U Expired - Lifetime JP2507986Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | ア―ク溶接装置の筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507986Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2567577Y2 (ja) * | 1992-11-18 | 1998-04-02 | 大阪電気株式会社 | 端子部に保護カバーを設けた溶接電源 |
JP2550680Y2 (ja) * | 1993-01-18 | 1997-10-15 | 株式会社三社電機製作所 | 電源装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56131084A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Power source for welding |
-
1989
- 1989-04-03 JP JP1989039411U patent/JP2507986Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02133266U (ja) | 1990-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |