JP2507967B2 - 光増幅器 - Google Patents
光増幅器Info
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- JP2507967B2 JP2507967B2 JP5175441A JP17544193A JP2507967B2 JP 2507967 B2 JP2507967 B2 JP 2507967B2 JP 5175441 A JP5175441 A JP 5175441A JP 17544193 A JP17544193 A JP 17544193A JP 2507967 B2 JP2507967 B2 JP 2507967B2
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- light
- optical
- doped fiber
- rare earth
- signal
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は希土類添加ファイバを使
用した光増幅器に係わり、特に雑音光を検出する手段を
備えた光増幅器に関する。
用した光増幅器に係わり、特に雑音光を検出する手段を
備えた光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類添加ファイバを用いた光増幅器は
励起光がこのファイバ中で起こす誘導放出現象を利用し
て信号光を増幅している。このような光増幅器は、希土
類添加ファイバ中で自然放出現象によって雑音光を発生
する。この雑音光の強さは希土類添加ファイバの利得に
比例している。これを応用し、雑音光をモニタすること
で異常を発見できるようにした光増幅器が考案されてい
る。従来の雑音検出手段を備えた光増幅器では、その出
力部において出力光の一部を光分岐器で分岐した後、光
フィルタで雑音光のみを取り出していた。
励起光がこのファイバ中で起こす誘導放出現象を利用し
て信号光を増幅している。このような光増幅器は、希土
類添加ファイバ中で自然放出現象によって雑音光を発生
する。この雑音光の強さは希土類添加ファイバの利得に
比例している。これを応用し、雑音光をモニタすること
で異常を発見できるようにした光増幅器が考案されてい
る。従来の雑音検出手段を備えた光増幅器では、その出
力部において出力光の一部を光分岐器で分岐した後、光
フィルタで雑音光のみを取り出していた。
【0003】図4は、従来のこのような光増幅器の構成
を表わしたものである。この光増幅器は、信号入力端子
11と、励起用レーザ光源12と、信号光と励起光を合
波させる光合波器13と、その後段で信号光を直接増幅
する希土類添加ファイバ14と、その出力を分岐する光
分岐器15と、分岐された一方を出力する信号出力端子
16と、分岐されたもう一方の光から雑音光を取り出す
光フィルタ17と、その雑音光を検出する光検出器18
とから構成される。
を表わしたものである。この光増幅器は、信号入力端子
11と、励起用レーザ光源12と、信号光と励起光を合
波させる光合波器13と、その後段で信号光を直接増幅
する希土類添加ファイバ14と、その出力を分岐する光
分岐器15と、分岐された一方を出力する信号出力端子
16と、分岐されたもう一方の光から雑音光を取り出す
光フィルタ17と、その雑音光を検出する光検出器18
とから構成される。
【0004】この光増幅器では信号光は信号入力端子1
1より入力し、励起光源12で発生した励起光と光合波
器13で合波される。光合波器13の出力は希土類添加
ファイバ14に入力し、ここで信号光は励起光の作用に
よって増幅される。希土類添加ファイバ14の出力は光
分岐器15で2つに分岐される。そのうちの一方は光増
幅器の出力として信号出力端子16から出力される。他
方は光フィルタ17で信号光および励起光が除去され、
その結果、雑音光のみを光検出器18で検出することが
できる。
1より入力し、励起光源12で発生した励起光と光合波
器13で合波される。光合波器13の出力は希土類添加
ファイバ14に入力し、ここで信号光は励起光の作用に
よって増幅される。希土類添加ファイバ14の出力は光
分岐器15で2つに分岐される。そのうちの一方は光増
幅器の出力として信号出力端子16から出力される。他
方は光フィルタ17で信号光および励起光が除去され、
その結果、雑音光のみを光検出器18で検出することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の雑音
光検出手段を備えた光増幅器では、雑音光を取り出すた
めに光フィルタを使用していた。光フィルタを使用して
雑音光を効率良く取り出すには信号光や励起光の波長付
近のみを鋭くカットする理想的な特性を有するものが必
要であり、このような高性能な光フィルタはコストが高
くなるという問題があった。また、このような従来の光
増幅器では光フィルタの他に光分岐器などの光部品も必
要であり、一般的に光部品の数が多くなりがちであっ
た。
光検出手段を備えた光増幅器では、雑音光を取り出すた
めに光フィルタを使用していた。光フィルタを使用して
雑音光を効率良く取り出すには信号光や励起光の波長付
近のみを鋭くカットする理想的な特性を有するものが必
要であり、このような高性能な光フィルタはコストが高
くなるという問題があった。また、このような従来の光
増幅器では光フィルタの他に光分岐器などの光部品も必
要であり、一般的に光部品の数が多くなりがちであっ
た。
【0006】そこで本発明の目的は、高性能な光部品を
用いることなく少ない光部品数で比較的簡単に雑音光を
検出できる光増幅器を提供することにある。
用いることなく少ない光部品数で比較的簡単に雑音光を
検出できる光増幅器を提供することにある。
【0007】請求項1記載の発明では、所定の励起光を
発生する励起光源と、この励起光源が発生する励起光と
信号光を合波する光合波器と、この光合波器の出力側に
直列に接続され励起光によって信号光を順次増幅する第
1および第2の希土類添加ファイバと、雑音光を検出す
る光検出器と、第1および第2の希土類添加ファイバの
間に接続され第1の希土類添加ファイバの出力を第2の
希土類添加ファイバにのみ伝搬させると共に第2の希土
類添加ファイバ中で発生し信号光の注入方向と逆方向に
伝搬する雑音光成分を光検出器のみに伝搬させる光サー
キュレータとを光増幅器に具備させる。
発生する励起光源と、この励起光源が発生する励起光と
信号光を合波する光合波器と、この光合波器の出力側に
直列に接続され励起光によって信号光を順次増幅する第
1および第2の希土類添加ファイバと、雑音光を検出す
る光検出器と、第1および第2の希土類添加ファイバの
間に接続され第1の希土類添加ファイバの出力を第2の
希土類添加ファイバにのみ伝搬させると共に第2の希土
類添加ファイバ中で発生し信号光の注入方向と逆方向に
伝搬する雑音光成分を光検出器のみに伝搬させる光サー
キュレータとを光増幅器に具備させる。
【0008】すなわち請求項1記載の発明では、光合波
器の出力側に直列に接続され励起光によって信号光を順
次増幅する第1および第2の希土類添加ファイバを設け
ている。また、これらの希土類添加ファイバの間に光サ
ーキュレータを接続しており、その1つの出力側に雑音
光を検出する光検出器を配置している。光サーキュレー
タは、第1の希土類添加ファイバの出力を第2の希土類
添加ファイバにのみ伝搬させると共に第2の希土類添加
ファイバ中で発生し信号光の注入方向と逆方向に伝搬す
る光成分を光検出器に伝搬させる。信号光と逆方向に伝
搬する光はこの雑音光以外はないので、光フィルタを用
いることなく雑音光を検出することが可能となる。
器の出力側に直列に接続され励起光によって信号光を順
次増幅する第1および第2の希土類添加ファイバを設け
ている。また、これらの希土類添加ファイバの間に光サ
ーキュレータを接続しており、その1つの出力側に雑音
光を検出する光検出器を配置している。光サーキュレー
タは、第1の希土類添加ファイバの出力を第2の希土類
添加ファイバにのみ伝搬させると共に第2の希土類添加
ファイバ中で発生し信号光の注入方向と逆方向に伝搬す
る光成分を光検出器に伝搬させる。信号光と逆方向に伝
搬する光はこの雑音光以外はないので、光フィルタを用
いることなく雑音光を検出することが可能となる。
【0009】
【0010】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0011】第1の実施例
【0012】図1は、本発明の一実施例で、雑音光の分
岐に光サーキュレータを用いた光増幅器の構成を表わし
ている。この光増幅器は、信号入力端子31から入力し
た信号光と励起用レーザ光源32で発生する励起光を合
波する光合波器33と、その後段に直列に接続され2段
階に信号光を増幅する2本のエルビウム(Er)添加フ
ァイバ34、35と、これらの間に接続され光分岐器と
して動作する3ポート光サーキュレータ36と、分岐さ
れた雑音光を検出する光検出器37とから構成されてい
る。
岐に光サーキュレータを用いた光増幅器の構成を表わし
ている。この光増幅器は、信号入力端子31から入力し
た信号光と励起用レーザ光源32で発生する励起光を合
波する光合波器33と、その後段に直列に接続され2段
階に信号光を増幅する2本のエルビウム(Er)添加フ
ァイバ34、35と、これらの間に接続され光分岐器と
して動作する3ポート光サーキュレータ36と、分岐さ
れた雑音光を検出する光検出器37とから構成されてい
る。
【0013】図2は本実施例の光増幅器で使用される3
ポート光サーキュレータの構造を示している。この光サ
ーキュレータは、Y分岐導波路21、22、23と光ア
イソレータ24、25、26で構成された3ポート光サ
ーキュレータである。三角形の頂点にY分岐導波路を配
置し、分岐が辺の方向になるようにしている。さらに、
2つのY分岐導波路の間には光アイソレータが接続され
ている。光アイソレータ24は、Y分岐導波路21から
Y分岐導波路22の向きにのみ光を透過するように接続
されている。同様に、光アイソレータ25は、Y分岐導
波路22からY分岐導波路23の向きにのみ光を透過す
るように、そして、光アイソレータ26は、Y分岐導波
路23からY分岐導波路21の向きにのみ光を透過する
ようにそれぞれ接続されている。
ポート光サーキュレータの構造を示している。この光サ
ーキュレータは、Y分岐導波路21、22、23と光ア
イソレータ24、25、26で構成された3ポート光サ
ーキュレータである。三角形の頂点にY分岐導波路を配
置し、分岐が辺の方向になるようにしている。さらに、
2つのY分岐導波路の間には光アイソレータが接続され
ている。光アイソレータ24は、Y分岐導波路21から
Y分岐導波路22の向きにのみ光を透過するように接続
されている。同様に、光アイソレータ25は、Y分岐導
波路22からY分岐導波路23の向きにのみ光を透過す
るように、そして、光アイソレータ26は、Y分岐導波
路23からY分岐導波路21の向きにのみ光を透過する
ようにそれぞれ接続されている。
【0014】この光サーキュレータ36のポート27に
入力した光は、Y分岐導波路21で2つに分岐され光ア
イソレータ24と26に入力する。光アイソレータ24
に入力した光は透過されるが、光アイソレータ26に入
力した光は遮断される。従って、ポート27に入力した
光はポート28から出力される。同様に、ポート28に
入力した光はポート29から、そして、ポート29に入
力した光はポート27からそれぞれ出力される。
入力した光は、Y分岐導波路21で2つに分岐され光ア
イソレータ24と26に入力する。光アイソレータ24
に入力した光は透過されるが、光アイソレータ26に入
力した光は遮断される。従って、ポート27に入力した
光はポート28から出力される。同様に、ポート28に
入力した光はポート29から、そして、ポート29に入
力した光はポート27からそれぞれ出力される。
【0015】以上のような構成の光増幅器の動作を説明
する。信号光は信号入力端子31から入力し、励起用レ
ーザ光源32で発生した励起光と光合波器33で合波さ
れる。光合波器33より出力された信号光は第1のエル
ビウム添加ファイバ34で直接増幅される。増幅された
信号光は、光サーキュレータ36の第1のポート27に
入力し第2のポート28から出力される。第2のエルビ
ウム添加ファイバ35でさらに直接増幅された信号光
は、信号出力端子38から出力される。
する。信号光は信号入力端子31から入力し、励起用レ
ーザ光源32で発生した励起光と光合波器33で合波さ
れる。光合波器33より出力された信号光は第1のエル
ビウム添加ファイバ34で直接増幅される。増幅された
信号光は、光サーキュレータ36の第1のポート27に
入力し第2のポート28から出力される。第2のエルビ
ウム添加ファイバ35でさらに直接増幅された信号光
は、信号出力端子38から出力される。
【0016】エルビウム添加ファイバの中では自然放出
現象によって雑音光が発生する。この雑音光には、信号
光と同方向に伝搬する順方向成分とそれとは逆方向に伝
搬する逆方向成分がある。ここで、エルビウム添加ファ
イバ中を信号光と逆方向に伝搬する光は、この雑音光の
逆方向成分のみである。従って、信号光と逆方向に伝搬
する光のみを分岐できれば雑音光を検出できることにな
る。そこで、第2のエルビウム添加ファイバ35中を伝
搬する光について見てみる。信号光と逆方向に伝搬する
光は光サーキュレータ36の第2のポート28に入力し
第3のポート29から出力される。逆に、光サーキュレ
ータの性質により、第3のポート29から出力される光
は第2のポート28に入力した光のみである。従って、
光サーキュレータにより、第2のエルビウム添加ファイ
バ35を信号光と逆方向に伝搬する光、すなわち、雑音
光の逆方向成分のみを分岐できたことになる。以上によ
り、光フィルタを用いずに光検出器37で雑音光を検出
できる。
現象によって雑音光が発生する。この雑音光には、信号
光と同方向に伝搬する順方向成分とそれとは逆方向に伝
搬する逆方向成分がある。ここで、エルビウム添加ファ
イバ中を信号光と逆方向に伝搬する光は、この雑音光の
逆方向成分のみである。従って、信号光と逆方向に伝搬
する光のみを分岐できれば雑音光を検出できることにな
る。そこで、第2のエルビウム添加ファイバ35中を伝
搬する光について見てみる。信号光と逆方向に伝搬する
光は光サーキュレータ36の第2のポート28に入力し
第3のポート29から出力される。逆に、光サーキュレ
ータの性質により、第3のポート29から出力される光
は第2のポート28に入力した光のみである。従って、
光サーキュレータにより、第2のエルビウム添加ファイ
バ35を信号光と逆方向に伝搬する光、すなわち、雑音
光の逆方向成分のみを分岐できたことになる。以上によ
り、光フィルタを用いずに光検出器37で雑音光を検出
できる。
【0017】第2の実施例
【0018】図3は本発明第2の実施例を表わしてい
る。図1と同じ部分には同一の符号を付しており、その
説明を適宜省略する。この実施例の光増幅器では、第2
のエルビウム添加ファイバ35で直接増幅された信号光
を2つに分岐する光分岐器39と、その一方を電気信号
に変換する第2の光検出器40と、この光検出器40の
出力と予め設定されている基準値の比較に基づいて励起
用レーザ光源の出力を制御する出力一定制御回路41と
を備えている。
る。図1と同じ部分には同一の符号を付しており、その
説明を適宜省略する。この実施例の光増幅器では、第2
のエルビウム添加ファイバ35で直接増幅された信号光
を2つに分岐する光分岐器39と、その一方を電気信号
に変換する第2の光検出器40と、この光検出器40の
出力と予め設定されている基準値の比較に基づいて励起
用レーザ光源の出力を制御する出力一定制御回路41と
を備えている。
【0019】2つのエルビウム添加ファイバ34、35
でそれぞれ直接増幅された信号光は、光分岐器39で2
つに分岐される。そのうちの一方は、第1の光検出器3
7とは別に用意した第2の光検出器40で電気信号に変
換された後、出力一定制御回路44に入力する。出力一
定制御回路44では、この入力値の時間平均と予め設定
されている基準値とを比較器で比較する。入力値が基準
値より小さければ励起光が強くなるように励起用レーザ
光源32を制御し、逆に、入力値が基準値より大きけれ
ば励起光が弱くなるように励起用レーザ光源32を制御
する。いま、エルビウム添加ファイバ34または35が
劣化して光増幅器の出力レベルが低下したとする。出力
一定制御回路44は励起光をより強くして利得を大きく
する方向に働く。一般に、エルビウム添加ファイバで発
生する雑音光は利得に比例して強くなる。従って、どち
らのエルビウム添加ファイバが劣化した場合でも、第2
のエルビウム添加ファイバ35で発生する雑音光が強く
なる。このように、光サーキュレータ36で分岐された
雑音光を検出することによって光増幅器の状態をモニタ
することができる。
でそれぞれ直接増幅された信号光は、光分岐器39で2
つに分岐される。そのうちの一方は、第1の光検出器3
7とは別に用意した第2の光検出器40で電気信号に変
換された後、出力一定制御回路44に入力する。出力一
定制御回路44では、この入力値の時間平均と予め設定
されている基準値とを比較器で比較する。入力値が基準
値より小さければ励起光が強くなるように励起用レーザ
光源32を制御し、逆に、入力値が基準値より大きけれ
ば励起光が弱くなるように励起用レーザ光源32を制御
する。いま、エルビウム添加ファイバ34または35が
劣化して光増幅器の出力レベルが低下したとする。出力
一定制御回路44は励起光をより強くして利得を大きく
する方向に働く。一般に、エルビウム添加ファイバで発
生する雑音光は利得に比例して強くなる。従って、どち
らのエルビウム添加ファイバが劣化した場合でも、第2
のエルビウム添加ファイバ35で発生する雑音光が強く
なる。このように、光サーキュレータ36で分岐された
雑音光を検出することによって光増幅器の状態をモニタ
することができる。
【0020】なお、以上説明した第1および第2の実施
例では、直列に配置した2個のエルビウム添加ファイバ
の間に光サーキュレータを接続した。これは光サーキュ
レータの入力損失によるSN比(信号対雑音比)の悪化
を避けるために、信号光を前段のエルビウム添加ファイ
バで予め増幅するようにしたものである。これらの実施
例ではエルビウム添加ファイバを用いているが、他の希
土類添加ファイバを用いてもよいことは言うまでもな
い。光サーキュレータについても3ポートのものに限ら
れるわけではなく、4ポート以上のものでもさしつかえ
ない。
例では、直列に配置した2個のエルビウム添加ファイバ
の間に光サーキュレータを接続した。これは光サーキュ
レータの入力損失によるSN比(信号対雑音比)の悪化
を避けるために、信号光を前段のエルビウム添加ファイ
バで予め増幅するようにしたものである。これらの実施
例ではエルビウム添加ファイバを用いているが、他の希
土類添加ファイバを用いてもよいことは言うまでもな
い。光サーキュレータについても3ポートのものに限ら
れるわけではなく、4ポート以上のものでもさしつかえ
ない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、希土類添加ファイバ中を信号光の注入方向と
逆方向に伝搬する光が雑音光のみであることを利用し、
この雑音光のみを分岐するようにしたので、特に高性能
な光フィルタを用いることなく光増幅器で雑音光の検出
を行うことが可能である。
によれば、希土類添加ファイバ中を信号光の注入方向と
逆方向に伝搬する光が雑音光のみであることを利用し、
この雑音光のみを分岐するようにしたので、特に高性能
な光フィルタを用いることなく光増幅器で雑音光の検出
を行うことが可能である。
【0022】また、光サーキュレータを用いるだけで雑
音光を分岐して取り出すことができるので、光分岐器と
光フィルタを用いる従来の光増幅器と比べて光部品数を
少なくできる。また、雑音光のうちで信号入力端子側に
伝搬する成分を遮断できるので、光アイソレータをわざ
わざ用いなくても光増幅器の雑音特性を向上させること
ができるという効果がある。(なお、光増幅器の雑音特
性に関しては、例えば山下,他「光ファイバ増幅器の特
性解析 −アイソレータの途中挿入による特性改善と反
射による特性劣化−」,信学技法,Vol.92, No.124 pp.
9-16(1992).に詳細な記載がある。)
音光を分岐して取り出すことができるので、光分岐器と
光フィルタを用いる従来の光増幅器と比べて光部品数を
少なくできる。また、雑音光のうちで信号入力端子側に
伝搬する成分を遮断できるので、光アイソレータをわざ
わざ用いなくても光増幅器の雑音特性を向上させること
ができるという効果がある。(なお、光増幅器の雑音特
性に関しては、例えば山下,他「光ファイバ増幅器の特
性解析 −アイソレータの途中挿入による特性改善と反
射による特性劣化−」,信学技法,Vol.92, No.124 pp.
9-16(1992).に詳細な記載がある。)
【図1】本発明の第1の実施例における光増幅器の構成
を表わした概略構成図である。
を表わした概略構成図である。
【図2】第1の実施例で使用した3ポート光サーキュレ
ータの構成を示す説明図である。
ータの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例における光増幅器の構成
を表わした概略構成図である。
を表わした概略構成図である。
【図4】従来の光増幅器の構成を表わした概略構成図で
ある。
ある。
31 信号入力端子 32 励起用レーザ光源 33 光合波器 34 第1のエルビウム添加ファイバ 35 第2のエルビウム添加ファイバ 36 3ポート光サーキュレータ 37 第1の光検出器 38 信号出力端子 39 光分岐器 40 第2の光検出器 41 出力一定制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の励起光を発生する励起光源と、 この励起光源が発生する励起光と前記信号光を合波する
光合波器と、 この光合波器の出力側に直列に接続され前記励起光によ
って信号光を順次増幅する第1および第2の希土類添加
ファイバと、雑音光を検出する光検出器と、 前記第1および第2の希土類添加ファイバの間に接続さ
れ第1の希土類添加ファイバの出力を第2の希土類添加
ファイバにのみ伝搬させると共に第2の 希土類添加ファ
イバ中で発生し信号光の注入方向と逆方向に伝搬する雑
音光成分を前記光検出器のみに伝搬させる光サーキュレ
ータとを具備することを特徴とする光増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5175441A JP2507967B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5175441A JP2507967B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728107A JPH0728107A (ja) | 1995-01-31 |
JP2507967B2 true JP2507967B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=15996143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5175441A Expired - Lifetime JP2507967B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507967B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008053756A (ja) * | 1995-03-20 | 2008-03-06 | Fujitsu Ltd | 光ファイバ増幅器 |
JP3328170B2 (ja) * | 1997-08-13 | 2002-09-24 | 日本電気株式会社 | 光通信送信装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06268306A (ja) * | 1993-01-12 | 1994-09-22 | Hitachi Cable Ltd | 光増幅装置 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP5175441A patent/JP2507967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728107A (ja) | 1995-01-31 |
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