JPH1168201A - 光処理装置 - Google Patents

光処理装置

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Publication number
JPH1168201A
JPH1168201A JP22131797A JP22131797A JPH1168201A JP H1168201 A JPH1168201 A JP H1168201A JP 22131797 A JP22131797 A JP 22131797A JP 22131797 A JP22131797 A JP 22131797A JP H1168201 A JPH1168201 A JP H1168201A
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JP
Japan
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optical
edfa
isolator
component
direct amplifier
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Application number
JP22131797A
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English (en)
Inventor
Mikiya Suzuki
幹哉 鈴木
Shigeru Shikii
滋 式井
Koji Kikushima
浩二 菊島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光直接増幅器を有する光処理装置の部品点数
を削減する。 【解決手段】 光学部品に増幅出力を供給する光直接増
幅器の利得を、光学部品の通過損失の2倍より小さく定
め、光直接増幅器における増幅処理本体をアイソレータ
を介在させることなく、光学部品に直接接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光直接増幅器とこ
の光直接増幅器から出力された光信号が与えられる光学
部品とでなる光処理装置に関し、例えば、光直接増幅器
が、Er3+(エルビウムイオン)がコアに添加された光
ファイバ(EDF)を利用した光ファイバ増幅器(ED
FA)である光処理装置に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光中継器として、入力信号光を電
気信号に変換して増幅し、その後光信号に変換して送出
するものが多く適用されている。しかしながら、このよ
うな光中継器の構成は大きい上、利得が小さく、雑音指
数も大きい。そのため、EDFAを備えて光直接増幅を
行なう光中継器の開発、研究が盛んに行なわれており、
実用段階に入りつつある。
【0003】図2は、EDFAを中継器として含む光伝
送システムの構成例を示すものである。図2の光伝送シ
ステムにおいては、送信元からの光信号は、EDFAに
よって増幅された後は1×n光カプラによってn分岐さ
れ、その分岐光信号もそれぞれ、EDFAによって増幅
された後にさらに1×n光カプラによってn分岐され、
このようなEDFAによる増幅と1×n光カプラによる
n分岐とを繰り返すことにより、送信元からの光信号を
多数の光端末装置に供給するようにしている。
【0004】図2に例示したような光伝送システムに用
いられる従来のEDFAにおいては、図示は省略する
が、EDF(増幅用光ファイバ)の両端にはそれぞれ、
アイソレータを介して入射側光ファイバ及び出射側光フ
ァイバの一端が接続され、また、EDFには、励起光光
源(例えばレーザダイオード)が射出した励起光が光カ
プラを介して入射されるようになされている。励起光光
源から射出されてEDFに入射された励起光は、EDF
で吸収されて十分な反転分布を起こし得るものである。
励起光がEDFに入射されている状態で、入力信号光が
入射側光ファイバからEDFに入射されると、入力信号
光はEDFの誘導放出作用によって次第に増幅され、そ
の増幅された信号光が出射側光ファイバを介して出力信
号光として伝送される。
【0005】図3は、従来、EDFの両端にアイソレー
タを設けていた理由の説明図である。図3において、例
えば、EDFA1の前後の光学系(光学部品だけでなく
光ファイバなども含む)2、3のそれぞれの反射減衰量
が29dB、EDFA1の利得が30dBの場合を考え
る。EDFA1から射出された信号光の一部(1dB
分)は、後段光学系3からの反射戻り光(光ファイバの
反射を含む)となってEDFA1に入射され、EDFA
1によって増幅されて前段光学系2に射出される。この
増幅された射出戻り光(31dB)の一部(2dB分)
は、前段光学系2からの反射戻り光(光ファイバの反射
を含む)となってEDFA1に入射される。以下、同様
にして、一旦生じた反射戻り光はEDFA1を往復し、
その際、EDFの誘導放出作用により徐々に大きくなっ
ていく発振を起こす。このような発振によっては、本来
の増幅された信号光のパワーを低下させたりパワーを不
安定にさせたり、また、多波長を増幅させるEDFAで
あれば、各波長の所望するパワーのバランスを達成でき
ないようにしたりする。
【0006】そのため、従来においては、EDFの両端
に、EDFA1の利得より反射減衰量が大きいアイソレ
ータを設け、発振を防止してEDFA1における所望の
増幅特性を達成できるようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、EDFAの
部品点数は、少なければ少ないほど望ましいことは勿論
である。
【0008】部品点数が少なければ、コストが低くなる
ことは当然である。因みに、一般的には、EDFAの構
成要素の内、励起光光源(例えばレーザダイオード)が
最もコストが高い部品であり、アイソレータがコストが
高い部品であった。
【0009】また、部品点数が少なければ、製造工数が
少なくなって製造が容易になることは勿論である。
【0010】さらに、部品点数が少なければ、特に、主
信号の伝送路上の部品点数が少なければ、EDFA内部
での伝送損失を小さくできる。図2に示したように、E
DFAの後段に、1×n光カプラを配するような場合に
は、EDFAからの出力信号光のパワーが大きいほど分
岐数を多くとれるが、EDFA内部での伝送損失が大き
ければ、分岐数を多くとれない恐れがある。
【0011】従来においては、現状のEDFAは、必要
最小限の部品から構成されており、現状以上の部品点数
の削減は困難と考えられていた。
【0012】他の光直接増幅器についても同様な課題が
生じている。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、光直接増幅器と、この光直接増幅
器から出力された光信号が与えられる光学部品とでなる
光処理装置において、上記光直接増幅器の利得を、上記
光学部品の通過損失の2倍より小さく定め、上記光直接
増幅器における増幅処理本体を上記光学部品に直接接続
したことを特徴とする。
【0014】また、第2の本発明は、縦続接続された複
数の光直接増幅器と、最終段の光直接増幅器から出力さ
れた光信号が与えられる光学部品とでなる光処理装置に
おいて、上記最終段の光直接増幅器の利得を、上記光学
部品の通過損失の2倍より小さく定め、上記最終段の光
直接増幅器における増幅処理本体を上記光学部品に直接
接続したことを特徴とする。
【0015】第1及び第2の本発明は、光直接増幅器を
単独で見た場合には、部品点数を削減できなくとも、後
段の光学部品に直接接続される光直接増幅器の利得が、
光学部品の通過損失の2倍より小さい場合には、後段の
光学部品に直接接続される光直接増幅器の出力段側のア
イソレータを省略しても増幅動作が適切に実行されるこ
とを、本願発明者が見いだしたことによりなされたもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明を、EDFAを有する光処理装置に適用し
た第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。ここ
で、図1がこの第1の実施形態の全体構成を示すもので
ある。
【0017】図1において、この第1の実施形態の光処
理装置10は、EDFA11と、このEDFA11から
の出力信号光が入射される光学部品12とを有する。
【0018】この第1の実施形態の場合、EDFA11
には前方励起方法を採用したものを適用している。ED
FA11において、信号光の経路上には、入射側から、
波長選択性を有する光カプラ13、信号光の進行方向の
逆方向の光の進行を阻止するアイソレータ14及びED
F15が順に配置されている。上記光カプラ13には例
えばレーザダイオードでなる励起光光源16が接続され
ており、この励起光光源16からの励起光が光カプラ1
3及びアイソレータ14を介してEDF15に供給され
る。なお、光カプラ13及びアイソレータ14の配置位
置は逆であっても良い。
【0019】すなわち、この第1の実施形態のEDFA
11は、従来の一般的な前方励起方法を採用しているE
DFAとは異なって、出射側にはアイソレータが設けら
れていない。
【0020】出射側にはアイソレータが設けられていな
いが、EDFA11での増幅作用は、周知の通りであ
る。すなわち、励起光光源16から射出され、光カプラ
13及びアイソレータ14を順次介してEDF15に入
射された励起光は、EDF15で吸収されて十分な反転
分布を起こし、励起光がEDF15に入射されている状
態で、信号光がEDF15に入射されると、その信号光
はEDF15の誘導放出作用によって次第に増幅され、
その増幅された信号光が出力信号光として送出される。
EDF15からの出力信号光は、直接、光学部品12に
入射される。
【0021】光学部品12は、例えば、1×nやn×n
やn×1の光カプラや、光スイッチや、光減衰器などの
入力光に対する通過損失がかなり大きい光学部品であ
る。光学部品12は、例えば、10dB以上の通過損失
を有するものである。このような光学部品12におい
て、反射戻り光はその射出部から戻ることが多く、反射
戻り光は光学部品12内を一往復しているため、反射減
衰量は通過損失のほぼ2倍(例えば20dB以上)とな
っている。因みに、市販されているシングルステージ構
成のアイソレータは、反射減衰量が25〜35dB程度
である。
【0022】EDFA11を1段だけ備えた光処理装置
10の場合、EDFA11の利得は、1段だけで安定動
作するように、さほど大きくはない。
【0023】この第1の実施形態の場合、EDFA11
の利得と、光学部品12の通過損失との間には、EDF
A11の利得が、光学部品12の通過損失の2倍(≒反
射減衰量)より小さいという関係がある。なお、EDF
A11と光学部品12とを結ぶ光導波路(例えば光ファ
イバ)の損失は、0.2dB/Km程度であるので、光
学部品12の通過損失(例えば10dB)よりはるかに
小さく、上記関係を考える上で無視できるものである。
また、上述の2倍は、dB表記された後の2倍であっ
て、3dBを意味しているものではない。
【0024】上記関係を満足する光学部品12として
は、上述したように、1×nやn×nやn×1の光カプ
ラや、光スイッチや、光減衰器などである。
【0025】上述した関係を満足した場合には、EDF
A11が、出射側にアイソレータを備えていなくても、
出射側にアイソレータを備えている従来の前方励起方法
に従っているEDFAと同様なEDF15に対する戻り
光の状態となり、反射戻り光の発振による悪影響を、出
射側にアイソレータを備えている従来のEDFAと同様
に防止することができる。
【0026】但し、この実施形態において、光学部品1
2の後に接続される接続状態によって、この実施形態が
適用できる場合もあれば、適用できない場合もあり得
る。以下、このことを、光学部品12が1×n光カプラ
である場合の例を挙げて簡単に説明する。
【0027】反射レベルとしては、実際上、光学部品の
出射側が開放されている場合に生じるような−14dB
程度のレベル1(例えば、いわゆるフレネル反射)や、
光学部品とその次に光学部品とのコネクタが融着接続さ
れていたりその間にアイソーレータが介在されていたり
する場合に生じるような−50〜−60dB程度のレベ
ル3や、それらの中間的な−30dB程度のレベル2に
分けることが可能である。
【0028】光学部品12が、例えば、1×n光カプラ
の場合において、n個の出力ポート中1個が開放され
(反射レベル1)、他がレベル3の反射程度で次段の光
学部品に接続されているような状況では、EDFA11
に対する全体の反射戻り光が少なく、この第1の実施形
態が有効に機能する。また、n個の出力ポート中1個が
開放されているが開放端面が汚れており(反射レベル
2)、他がレベル3の反射程度で次段の光学部品に接続
されているような状況では、EDFA11に対する全体
の反射戻り光が少なく、この第1の実施形態が有効に機
能する。これに対して、n個の出力ポートの全てがレベ
ル2の反射程度で次段の光学部品に接続されているよう
な状況では、EDFA11に対する全体の反射戻り光が
多く、この第1の実施形態は有効に機能しない。
【0029】第1の実施形態の光処理装置によれば、E
DFA11を、出射側にアイソレータを備えていないよ
うに構成でき、部品点数を従来より削減することができ
る。その結果、コストを低減でき、製造を容易なものと
でき、さらに、アイソレータがあることでの通過損失を
防止することができる。
【0030】さらには、第1の実施形態の光処理装置を
用いて、上述した図2に示すようなシステムを構築した
場合におけるコスト面での効果は多大である。
【0031】(B)第2の実施形態 次に、本発明を、EDFAを有する光処理装置に適用し
た第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。ここ
で、図4がこの第2の実施形態の全体構成を示すもので
ある。
【0032】図4において、この第2の実施形態の光処
理装置20も、EDFA21と、このEDFA21から
の出力信号光が入射される光学部品22とを有する。
【0033】この第2の実施形態の場合、EDFA21
には後方励起方法を採用したものを適用している。ED
FA21において、信号光の経路上には、入射側から、
アイソレータ23、EDF24及び波長選択性を有する
光カプラ25が順に配置されている。上記光カプラ25
には例えばレーザダイオードでなる励起光光源26が接
続されており、この励起光光源26からの励起光がこの
光カプラ25を介して信号光とは逆方向に進行してED
F24に供給される。
【0034】すなわち、この第2の実施形態のEDFA
21は、従来の一般的な後方励起方法を採用しているE
DFAとは異なって、出射側にはアイソレータが設けら
れていない。
【0035】出射側にはアイソレータが設けられていな
いが、EDFA21での増幅作用は、周知の通りであ
り、その説明は省略する。
【0036】光学部品22は、第1の実施形態と同様な
ものであり、第1の実施形態の場合と同様に、EDFA
21の利得と、光学部品22の通過損失との間には、E
DFA21の利得が、光学部品22の通過損失の2倍
(≒反射減衰量)より小さいという関係があるものであ
る。
【0037】上述した関係を満足した場合には、EDF
A21が、出射側にアイソレータを備えていなくても、
出射側にアイソレータを備えている従来の後方励起方法
に従っているEDFAと同様なEDF24に対する戻り
光の状態となり、反射戻り光の発振による悪影響を、出
射側にアイソレータを備えている従来のEDFAと同様
に防止することができる。
【0038】この第2の実施形態の光処理装置によって
も、EDFA21を、出射側にアイソレータを備えてい
ないように構成でき、部品点数を従来より削減すること
ができる。その結果、コストを低減でき、製造を容易な
ものとでき、さらに、アイソレータがあることでの通過
損失を防止することができる。
【0039】(C)第3の実施形態 次に、本発明を、EDFAを有する光処理装置に適用し
た第3の実施形態を図面を参照しながら説明する。ここ
で、図5がこの第3の実施形態の全体構成を示すもので
ある。
【0040】図5において、この第3の実施形態の光処
理装置30も、EDFA31と、このEDFA31から
の出力信号光が入射される光学部品32とを有する。
【0041】この第3の実施形態の場合、EDFA31
には双方向励起方法を採用したものを適用している。E
DFA31において、信号光の経路上には、入射側か
ら、波長選択性を有する光カプラ33、アイソレータ3
4、EDF35及び波長選択性を有する光カプラ36が
順に配置されている。上記光カプラ33には例えばレー
ザダイオードでなる励起光光源37が接続されており、
また、上記光カプラ36には例えばレーザダイオード
(励起光光源37からの励起光による悪影響を防止する
ため光アイソレータ付きのものであることが好ましい)
でなる励起光光源38が接続されており、これら励起光
光源37、38からの励起光がそれぞれ、対応する光カ
プラ33、36を介して、信号光と同一方向又は逆方向
に進行してEDF35に供給される。なお、光カプラ3
3及びアイソレータ34の配置位置は逆であっても良
い。その際、励起光光源37も、光アイソレータ付きの
ものであることが好ましい。
【0042】すなわち、この第3の実施形態のEDFA
31は、従来の一般的な双方向励起方法を採用している
EDFAとは異なって、出射側にはアイソレータが設け
られていない。
【0043】出射側にはアイソレータが設けられていな
いが、EDFA31での増幅作用は、周知の通りであ
り、その説明は省略する。
【0044】光学部品32は、第1、第2の実施形態と
同様なものであり、第1、第2の実施形態の場合と同様
に、EDFA31の利得と、光学部品32の通過損失と
の間には、EDFA31の利得が、光学部品32の通過
損失の2倍(≒反射減衰量)より小さいという関係があ
るものである。
【0045】上述した関係を満足した場合には、EDF
A31が、出射側にアイソレータを備えていなくても、
出射側にアイソレータを備えている従来の双方向励起方
法に従っているEDFAと同様なEDF35に対する戻
り光の状態となり、反射戻り光の発振による悪影響を、
出射側にアイソレータを備えている従来のEDFAと同
様に防止することができる。
【0046】この第3の実施形態の光処理装置によって
も、EDFA31を、出射側にアイソレータを備えてい
ないように構成でき、部品点数を従来より削減すること
ができる。その結果、コストを低減でき、製造を容易な
ものとでき、さらに、アイソレータがあることでの通過
損失を防止することができる。
【0047】(D)第4の実施形態 次に、本発明を、EDFAを有する光処理装置に適用し
た第4の実施形態を図面を参照しながら説明する。ここ
で、図6がこの第4の実施形態の全体構成を示すもので
ある。
【0048】図6において、この第4の実施形態の光処
理装置40は、プリアンプとしてのEDFA41と、ポ
ストアンプとしてEDFA42と、このEDFA42か
らの出力信号光が入射される光学部品43とを有する。
【0049】この第4の実施形態の場合、EDFA41
及び42には双方向励起方法を採用したものを適用して
いる。
【0050】プリアンプとしてのEDFA41は、双方
向励起方法を採用している一般的なEDFAと同様な構
成を有する。EDFA41において、信号光の経路上に
は、入射側から、波長選択性を有する光カプラ44、ア
イソレータ45、EDF46、波長選択性を有する光カ
プラ47及びアイソレータ48が順に配置されている。
上記光カプラ44には例えばレーザダイオードでなる励
起光光源49が接続されており、また、上記光カプラ4
7には例えばレーザダイオード(光アイソレータ付きの
ものであることが好ましい)でなる励起光光源50が接
続されており、これら励起光光源49、50からの励起
光がそれぞれ、対応する光カプラ44、47を介して、
信号光と同一方向又は逆方向に進行してEDF46に供
給されるようになされている。なお、光カプラ44及び
アイソレータ45の配置位置は逆であっても良い。その
際、励起光光源49も、光アイソレータ付きのものであ
ることが好ましい。
【0051】プリアンプとしてのEDFA41は、上述
のように、双方向励起方法を採用している一般的なED
FAと同様な構成を有するので、反射戻り光による発振
が問題となることはない。
【0052】これに対して、ポストアンプとしてのED
FA42は、従来の一般的な双方向励起方法を採用して
いるEDFAとは異なって、出射側にはアイソレータが
設けられていない。EDFA42において、信号光の経
路上には、入射側から、波長選択性を有する光カプラ5
1、アイソレータ52、EDF53及び波長選択性を有
する光カプラ54が順に配置されている。上記光カプラ
51には例えばレーザダイオードでなる励起光光源55
が接続されており、また、上記光カプラ54には例えば
レーザダイオード(光アイソレータ付きのものであるこ
とが好ましい)でなる励起光光源56が接続されてお
り、これら励起光光源55、56からの励起光がそれぞ
れ、対応する光カプラ51、54を介して、信号光と同
一方向又は逆方向に進行してEDF53に供給されるよ
うになされている。なお、光カプラ51及びアイソレー
タ52の配置位置は逆であっても良い。その際、励起光
光源55は、光アイソレータ付きのものであることが好
ましい。
【0053】出射側にはアイソレータが設けられていよ
うがいまいが、EDFA41、42での増幅作用は、周
知の通りであり、その説明は省略する。
【0054】光学部品43は、第1〜第3の実施形態と
同様なものであり、第1〜第3の実施形態の場合と同様
に、前段のEDFA42の利得と、光学部品43の通過
損失との間には、EDFA42の利得が、光学部品43
の通過損失の2倍(≒反射減衰量)より小さいという関
係があるものである。
【0055】上述した関係を満足した場合には、EDF
A42が、出射側にアイソレータを備えていなくても、
出射側にアイソレータを備えている従来の双方向励起方
法に従っているEDFAと同様なEDF53に対する戻
り光の状態となり、反射戻り光の発振による悪影響を、
出射側にアイソレータを備えている従来のEDFAと同
様に防止することができる。
【0056】なお、EDFAを2段構成にした場合、E
DFA の特性(利得飽和の特性)から、全体としての
利得が例えば25dBならば、プリアンプ側のEDFA
41で例えば21dB、ポストアンプ側のEDFA42
では例えば4dBに配分される。すなわち、EDFA4
2での利得は小さく配分され、EDFA42の利得との
上記関係を満足する光学部品43の種類は、第1〜第3
の実施形態以上に多くなると思われる。
【0057】この第4の実施形態の光処理装置によって
も、最終段のEDFA42を、出射側にアイソレータを
備えていないように構成でき、部品点数を従来より削減
することができる。その結果、コストを低減でき、製造
を容易なものとでき、さらに、アイソレータがあること
での通過損失を防止することができる。
【0058】さらには、上述のような2段構成の増幅器
の場合、出力が高くなるため、高出力におけるロスが少
なくなり、より効率的に出力を得ることが可能となる。
【0059】(E)他の実施形態 上記各実施形態においてはEDFAを光直接増幅器とし
て適用しているものを示したが、他の希土類元素を添加
した光ファイバ増幅器(例えば、プラセオジウム添加光
ファイバ増幅器やネオジム添加光ファイバ増幅器)を有
する光処理装置に対しても本発明を適用可能である。ま
た、増幅作用を起こす媒体が光ファイバではなく、半導
体上に形成されている光半導体増幅器を有する光処理装
置に対しても本発明を適用できる。
【0060】また、励起方法として、複数の励起光光源
からの励起光を光カプラで偏波合成して増幅作用部(例
えばEDF)に供給する偏波合成方法や、複数の励起光
光源から異なる波長の励起光を出力させ、これを多重し
て増幅作用部(例えばEDF)に供給する波長多重方法
を採用している光直接増幅器を有する光処理装置に対し
ても本発明を適用可能である。
【0061】さらに、上記第4の実施形態では、双方向
励起方法を採用しているEDFAの2段の組み合わせを
示したが、各段のEDFAの励起方法は、前方、後方、
双方向のいずれであっても良い。要は、最終段のEDF
A(光直接増幅器)が出射側にアイソレータを備えてい
なければ良い。また、3段以上のEDFAを有する光処
理装置に対しても、本発明を適用できる。この場合も、
最終段のEDFA(光直接増幅器)として、出射側にア
イソレータを備えていないものを適用する。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の光処理装置によ
れば、光学部品に増幅出力を供給する光直接増幅器の利
得を、上記光学部品の通過損失の2倍より小さく定め、
上記光直接増幅器における増幅処理本体を上記光学部品
に直接接続するようにしたので、部品点数を従来より削
減することができ、その結果、コストを低減でき、製造
を容易なものとでき、さらに、アイソレータがあること
での通過損失を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】EDFAの利用システム例を示すブロック図で
ある。
【図3】EDFAにおいてアイソレータの必要性の説明
図である。
【図4】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第3の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30、40…光処理装置、 11、21、31、41、42…EDFA(光直接増幅
器)、 12、22、32、43…光学部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊島 浩二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光直接増幅器と、この光直接増幅器から
    出力された光信号が与えられる光学部品とでなる光処理
    装置において、 上記光直接増幅器の利得を、上記光学部品の通過損失の
    2倍より小さく定め、上記光直接増幅器における増幅処
    理本体を上記光学部品に直接接続したことを特徴とする
    光処理装置。
  2. 【請求項2】 縦続接続された複数の光直接増幅器と、
    最終段の光直接増幅器から出力された光信号が与えられ
    る光学部品とでなる光処理装置において、 上記最終段の光直接増幅器の利得を、上記光学部品の通
    過損失の2倍より小さく定め、上記最終段の光直接増幅
    器における増幅処理本体を上記光学部品に直接接続した
    ことを特徴とする光処理装置。
JP22131797A 1997-08-18 1997-08-18 光処理装置 Pending JPH1168201A (ja)

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