JP2507711B2 - フロアヒ−タとその布設方法 - Google Patents

フロアヒ−タとその布設方法

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JP2507711B2
JP2507711B2 JP61199983A JP19998386A JP2507711B2 JP 2507711 B2 JP2507711 B2 JP 2507711B2 JP 61199983 A JP61199983 A JP 61199983A JP 19998386 A JP19998386 A JP 19998386A JP 2507711 B2 JP2507711 B2 JP 2507711B2
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metal tape
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heater
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邦男 若塚
憲一 根本
節夫 田中
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床に布設して室内を暖房するフロアヒータ
と、その布設方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のパネルヒータは、第4図に示したように、絶縁
シート16上に抵抗発熱線等からなる発熱体17を配設し、
その上に絶縁シート18と均熱板19を順次積層してパネル
ヒータ15を構成し、これを室内床下に布設するには、第
5図に示したように、床下の根太21、21間に設置した断
熱材20の上にパネルヒータ15を布設し、その上に床材22
を布設して釘23で根太21に固定したいた。
このように根太21、21間にパネルヒータ15を布設する
と、根太21上にある床材部分の温度とパネルヒータ15の
上面にある床材部分の温度との間に温度差が生じて不快
感を起こすだけでなく、室内の暖房効率が低下する。
この根太の上面にある床材にもヒーターの熱が伝わる
ようにするために、実開昭57-9193号の床暖房パネルの
ように、内部に面状電熱ヒーターを配設した基体の表面
の全面上に、板状の均熱面部材を設け、この均熱面部材
の両側の各側辺部を基体の両側からはみ出させ根太載架
面部を形成して床暖房パネルを構成し、この床暖房パネ
ルを床下の根太間に布設するには、隣接し合う各床暖房
パネルの両側にそれぞれはみ出している隣接し合う各根
太載架面部を、一つの根太上面の半部上に突き合わせて
載架し、この床暖房パネルの上に床材を布設して根太に
釘打ちすることにより床材の下面と根太上面との間に根
太載架面部を固定するようにした床暖房パネルが公知で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の実用新案出願公開の、根太の間に布設する床暖
房パネルは、その均熱面部材の両側からはみ出した根太
載架面部を根太上面の半部に載架しておくだけであり、
この床暖房パネルの上に布設した床材を根太に釘打ちす
ることによって床暖房パネルを固定するので、床材の布
設工事時に、根太上面の半部に根太載架面部が載架され
ているだけでまだ固定されていない床暖房パネルが、床
材の載置や釘打ち等の振動により移動してしまい、床暖
房パネルが所定の位置に布設されず施工の進行が妨げる
という問題点がある。
また、均熱面部材の両側からはみ出す根太載架面部
は、狭巾の根太の半分を越えない巾に加工しなければな
らないで加工に精度を要し、隣接し合う床暖房パネルの
各々のはみ出し根太載架面部を根太上に載架する作業
も、それぞれ狭い根太上面の半部上に載架して突き合わ
せなければならないので、作業が伸張になり施工が遅延
化するという問題点がある。
さらに、床暖房パネルの両側に相対して根太載架面部
があるので、床暖房パネルの両側において施工作業員が
相対面しながら根太載架面部を根太に固定する作業をし
ようとすると、相手方の作業が邪魔になって同時に作業
をすることができなくなるという問題点がある。
本発明は前記の問題点を解決し、布設工事中にパネル
ヒータが移動することなく、施工が容易なフロアヒータ
およびその布設方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために本発明のフロアヒータお
よびその布設方法は、 (1) フロアヒータは、絶縁シート2、4間に発熱体
3を配設し上面に均熱板5を設けたパネルヒータ1の該
均熱板5の一側縁の上面に熱伝導金属テープ6の片側縁
の取付部6aを貼着して、この熱伝導金属テープ6が均熱
板5の側縁外に張り出す金属テープ張り出し部6bを形成
し、この金属テープ張り出し部6bの張り出し先端縁部に
隣接パネルヒータに接合する接合部6cを形成し、この金
属テープ張り出し部6bの中間部6dに接着剤塗布孔を長手
方向に列設して構成したものである。
(2) フロアヒータの布設方法は、前記のパネルヒー
タ1を根太9間の断熱材8上に布設し、この均熱板5の
一側縁の上面に貼着した熱伝導金属テープ6の金属テー
プ張り出し部6bを根太9の上面に載置し、この金属テー
プ張り出し部6bの張り出し先端縁部の接合部6cを隣接パ
ネルヒータ1′の側縁部上に貼着して接合し、この金属
テープ張り出し部6bに設けた接着剤塗布孔7内において
根太上面に接着剤11を塗布し、この接着剤塗布孔7内の
塗布接着剤11で熱伝導金属テープ6上に布設した床板10
を接着して布設する方法である。
〔作用〕
熱伝導金属テープ6は、床板を支持する根太の上面に
は暖房パネルがなく温度が不均一になるので、根太の上
面にも暖房パネルの熱が伝わるように、均熱板5の熱を
根太上面に載置した熱伝導金属テープ6に熱伝導し、温
度むらが生じないように均一化する。
この熱伝導金属テープ6は、均熱板5の両側縁に設け
るのではなく一側縁のみに設けることにより、隣接し合
うパネルヒータ1を根太間に布設するときに、熱伝導金
属テープ6の金属テープ張り出し部6bを根太上面の全面
に載置することができ、前記実用新案出願公開の根太載
架面部のように根太上面の半分づつの面上に載せて突き
合わせる必要がないから、精度を要せず施工が容易とな
る。
熱伝導金属テープ6の張り出し先端縁部の接合部6c
は、隣接の根太間に布設される隣接パネルヒータ1′の
側縁部上に貼着することにより、隣接し合うパネルヒー
タ相互の移動を防ぐ。またこれにより根太上面に載置さ
れた熱伝導金属テープ6への均熱板5からの熱伝導量が
多くなりフロアヒータの温度分布が均一化する。
金属テープ張り出し部6bに接着剤塗布孔7を設け、根
太上面に金属テープ張り出し部6bを載置してこの接着剤
塗布孔7内で接着剤11を塗布することにより、金属テー
プ張り出し部6bを根太上面に固着するとともに、この接
着剤塗布孔7内の接着剤11で熱伝導金属テープ6上に布
設される床板10が接着固定される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面により説明する。第1図は
本発明のフロアヒータの一実施例を示し、第2図はその
布設状態を断面で示し、第3図は斜視図で示したもので
ある。1はパネルヒータ、2はこのパネルヒータ1を構
成するプラスチック等からなる絶縁シート、3は絶縁シ
ート2上に貼着等により蛇行状に配設した抵抗発熱線等
からなる発熱体、4はこの発熱体3を配設した絶縁シー
ト2上に貼着等の方法により積層されたプラスチック等
からなる絶縁シート、5はこの絶縁シート4上に貼着等
の方法により積層されたアルミ、銅等からなる均熱板で
ある。
6は厚さ10μ〜200μのアルミ、銅等からなる熱伝導
金属テープであり、この熱伝導金属テープ6は、その片
側縁の取付部6aを均熱板5の一方の側縁の上面に貼着
し、この熱伝導金属テープ6の均熱板一側縁外に張り出
す部分を金属テープ張り出し部6bに形成する。
この金属テープ張り出し部6bの張り出し先端縁部に
は、隣接して布設されるパネルヒータに接合するための
接合部6cを形成する。
前記の熱伝導金属テープ6の取付部6aと接合部6cの間
の金属テープ張り出し部6bの中間部6dには、複数の接着
剤塗布孔7を長手方向に列設する。
前記のように構成した本発明のパネルヒータ1を床板
を支持する根太間に布設するには、第2図と第3図に示
したように、根太9、9間に設置した断熱材8上にパネ
ルヒータ1を布設し、このパネルヒータ1の上面の均熱
板5の一側縁上に貼着した熱伝導金属テープ6の金属テ
ープ張り出し部6bを根太9の上面全面に覆うように載置
し、この金属テープ張り出し部6bの張り出し先端縁部の
接合部6cを、隣接の根太間に布設される隣接パネルヒー
タ1′の側縁部上に貼着して、隣接パネルヒータ1′
(第3図)の側縁部に相互に移動しないように固着す
る。
前記の根太9の上面に載置した金属テープ張り出し部
6bの接着剤塗布孔7内において、根太上面に接着剤11を
塗布してから、このパネルヒータ1上に床板10を布設
し、接着剤塗布孔7内の前記接着剤11で床板10の下面を
接着して床板10と根太9をその間に金属テープ張り出し
部6bを挟んで固着する。
このように布設されたパネルヒータ1は発熱体3の通
電発熱により室内を暖房し、均熱板5の熱は根太9の上
面の熱伝導金属テープ6に熱伝導して、パネルヒータ1
がない根太上面の温度不均一を温度むらが生じないよう
に均一化して暖房する。
〔発明の効果〕
前記のように本発明は、パネルヒータの均熱板の一側
縁に熱伝導金属テープの取付部を貼着して金属テープ張
り出し部を形成し、その張り出し先端縁部の接合部と中
間部の接着剤塗布孔とを設けてフロアヒータを構成し、
このフロアヒータを布設するには、パネルヒータを根太
間に布設して熱伝導金属テープの張り出し部を根太の上
面に載置し、その張り出し先端縁部の接合部を隣接パネ
ルヒータの側縁部上に貼着接合し、接着剤塗布孔内にお
いて根太上面に接着剤を塗布することにより床板をも接
着して布設するようにしたので、 隣接し合うパネルヒータを根太間に布設するときに熱
伝導金属テープの金属テープ張り出し部を根太上面の全
面に載置することができ、従来公知の根太載架面部のよ
うに根太上面の半分づつの面上に載せて突き合わせる必
要がないから、加工精度を要せず、施工が容易となる。
また、熱伝導金属テープの張り出し先端縁部の接合部
を隣接パネルヒータに貼着した固着するので、施工中に
隣接し合うパネルヒータ相互の移動を防ぐことができ、
しかも根太上面に載置された熱伝導金属テープへの均熱
板からの熱伝導量が多くなってフロアヒータの温度分布
を均一化することができる。
また、金属テープ張り出し部に設けた接着剤塗布孔に
接着剤を塗布することにより、金属テープ張り出し部を
根太上面に固着するとともにパネルヒータ上に布さら
に、熱伝導金属テープは、従来のように均熱板の両側に
設けずに、均熱板の一側縁のみに取り付けるので、従来
のようにパネルヒータの両側において施工作業員が相対
面し相手の作業に邪魔されながら根太上に熱伝導金属テ
ープの固定作業をする必要がなく、施工が容易になるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフロアヒーターの一実施例の1部破断
した斜視図、第2図はその布設状態の断面図、第3図は
その布設状態の1部破断した斜視図、第4図は従来の1
部破断した斜視図、第5図は従来例の断面図である。 1:パネルヒータ 2、4:絶縁シート 3:発熱体 5:均熱板 6:熱伝導金属テープ 6a:熱伝導金属テープ6の片側縁の取付部 6b:熱伝導金属テープ6の金属テープ張り出し部 6c:金属テープ張り出し部6bの先端縁部の接合部 6d:金属テープ張り出し部6bの中間部 7:接着剤塗布孔 8:断熱材 9:根太 10:床板 11:接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭55−85136号(実開 昭57− 9193号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁シート間に発熱体を配設し上面に均熱
    板(5)を設けたパネルヒータ(1)の該均熱板(5)
    の一側縁の上面に熱伝導金属テープ(6)の片側縁の取
    付部(6a)を貼着して、該熱伝導金属テープ(6)が前
    記均熱板(5)の側縁外に張り出す金属テープ張り出し
    部(6b)を形成し、前記金属テープ張り出し部(6b)の
    張り出し先端縁部に隣接パネルヒータに接合する接合部
    (6c)を形成し、前記金属テープ張り出し部(6b)の中
    間部(6d)に接着剤塗布孔(7)を長手方向に列設した
    ことを特徴とするフロアヒータ。
  2. 【請求項2】絶縁シート間に発熱体を配設し上面に均熱
    板(5)を設けたパネルヒータ(1)を根太(9)間の
    断熱材(8)上に敷設し、前記均熱板(5)の一側縁の
    上面に貼着した熱伝導金属テープ(6)の金属テープ張
    り出し部(6b)を根太(9)の上面に載置し、前記金属
    テープ張り出し部(6b)の張り出し先端縁部の接合部
    (6c)を隣接パネルヒータの側縁部上に貼着し、前記金
    属テープ張り出し部(6b)に設けた接着剤塗布孔(7)
    内において根太上面に接着剤(11)を塗布し、前記接着
    剤塗布孔(7)内の塗布接着剤(11)で前記熱伝導金属
    テープ(6)上に布設した床板(10)を接着固定するこ
    とするフロアヒータの布設方法。
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