JP2507347Y2 - エアクリ―ナ - Google Patents
エアクリ―ナInfo
- Publication number
- JP2507347Y2 JP2507347Y2 JP1990040360U JP4036090U JP2507347Y2 JP 2507347 Y2 JP2507347 Y2 JP 2507347Y2 JP 1990040360 U JP1990040360 U JP 1990040360U JP 4036090 U JP4036090 U JP 4036090U JP 2507347 Y2 JP2507347 Y2 JP 2507347Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- air
- carburetor
- cover
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は2サイクルガソリンエンジンのエアクリーナ
に関する。
に関する。
(従来の技術) 第5〜6図は実開63-183462等の従来形気化器のエア
ベント装置を示す。このエンジンでは、燃料タンク101
内の燃料は燃料ポンプ102を介して気化器103内の燃料室
104に流入し、メインジェット105、メインポート106を
介してベンチュリー107へ送出される。この際燃料室104
の上部空間108はエアベント通路109、エアベントパイプ
110を介してエアクリーナケース111の下部に設けられた
小室112と連通されている。該小室はエアクリーナ120の
吸気室113に開口し、その開口部にはダスト捕獲用のフ
ィルタ114が挿入されている。
ベント装置を示す。このエンジンでは、燃料タンク101
内の燃料は燃料ポンプ102を介して気化器103内の燃料室
104に流入し、メインジェット105、メインポート106を
介してベンチュリー107へ送出される。この際燃料室104
の上部空間108はエアベント通路109、エアベントパイプ
110を介してエアクリーナケース111の下部に設けられた
小室112と連通されている。該小室はエアクリーナ120の
吸気室113に開口し、その開口部にはダスト捕獲用のフ
ィルタ114が挿入されている。
エアクリーナ120はエアクリーナケース111、エレメン
ト115、エレメント押え117ならびにエアクリーナカバー
116から構成され、クリーナカバー116の下部に吸気口11
8が設けられている。このエアクリーナ120は、エアクリ
ーナケース111に一体に設けられたボス部121を介して、
気化器103にねじ122で締結されている。
ト115、エレメント押え117ならびにエアクリーナカバー
116から構成され、クリーナカバー116の下部に吸気口11
8が設けられている。このエアクリーナ120は、エアクリ
ーナケース111に一体に設けられたボス部121を介して、
気化器103にねじ122で締結されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前記従来の気化器のエアベントは、エアベ
ントパイプ110を介してエアクリーナ120の吸気室に連通
させているため、エンジンの運転中にエアクリーナ吸気
室の負圧がそのまま気化器燃料室の上部空間に働くこと
になる。このため、気化器の燃料油面を一定に保ち、メ
インポートからの燃料吐出量をコントロールするという
エアベント機能が損われる。従ってメインポートからの
燃料吐出量が不安定となり、運転不調となる。また気化
器燃料室の上部空間は常に大気圧に保たれることが望ま
しい。
ントパイプ110を介してエアクリーナ120の吸気室に連通
させているため、エンジンの運転中にエアクリーナ吸気
室の負圧がそのまま気化器燃料室の上部空間に働くこと
になる。このため、気化器の燃料油面を一定に保ち、メ
インポートからの燃料吐出量をコントロールするという
エアベント機能が損われる。従ってメインポートからの
燃料吐出量が不安定となり、運転不調となる。また気化
器燃料室の上部空間は常に大気圧に保たれることが望ま
しい。
本考案の目的は前記従来装置の問題点を解消し、エン
ジンの運転が安定するとともに、気化器燃料室内へダス
トが侵入することのないエアクリーナを提供するにあ
る。
ジンの運転が安定するとともに、気化器燃料室内へダス
トが侵入することのないエアクリーナを提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案のエアクリーナは本発明のエアクリーナは気化
器に固定されるエアクリーナケースと、該エアクリーナ
ケースをこれの内部に収容されたエレメントを押圧して
覆蓋し、吸気口が設けられたエアクリーナカバーと、気
化器燃料室の内圧を調整するエアベントとを備えたエン
ジンのエアクリーナにおいて、前記エアベントを大気と
連通して、その連通端を、前記エアクリーナカバーの吸
気口近傍に設けられエアクリーナケースと一体に形成さ
れた小室と、該小室の開口部に装着されたフィルタとで
構成すると共に、前記小室の開口部をエアクリーナカバ
ーの板面により狭い隙間を設けて覆ったことを特徴とし
ている。
器に固定されるエアクリーナケースと、該エアクリーナ
ケースをこれの内部に収容されたエレメントを押圧して
覆蓋し、吸気口が設けられたエアクリーナカバーと、気
化器燃料室の内圧を調整するエアベントとを備えたエン
ジンのエアクリーナにおいて、前記エアベントを大気と
連通して、その連通端を、前記エアクリーナカバーの吸
気口近傍に設けられエアクリーナケースと一体に形成さ
れた小室と、該小室の開口部に装着されたフィルタとで
構成すると共に、前記小室の開口部をエアクリーナカバ
ーの板面により狭い隙間を設けて覆ったことを特徴とし
ている。
(作用) 気化器のエアベントを大気に連通したことにより、気
化器燃料室上部空間を常に大気圧と同一に保持できるた
め、燃料油面が安定し、運転状況に適応した燃料を安定
的にメインポートから吐出させることができ、エンジン
の調子が改善される。
化器燃料室上部空間を常に大気圧と同一に保持できるた
め、燃料油面が安定し、運転状況に適応した燃料を安定
的にメインポートから吐出させることができ、エンジン
の調子が改善される。
又エアベントのエアクリーナ側開口部をエアクリーナ
の吸気口近傍にフィルタを介して配置し、エアクリーナ
カバー6で開口部端面9をそのすき間が狭くなるように
覆った為、エンジンの運転中開口部周辺にダストを含む
空気が存在していても開口部にダストが直接接触しにく
くなり、さらにエアクリーナ吸気口周囲の空気は、エア
クリーナ吸気口からエアクリーナ内に吸い込まれるた
め、開口部にダストが侵入しにくくなる。
の吸気口近傍にフィルタを介して配置し、エアクリーナ
カバー6で開口部端面9をそのすき間が狭くなるように
覆った為、エンジンの運転中開口部周辺にダストを含む
空気が存在していても開口部にダストが直接接触しにく
くなり、さらにエアクリーナ吸気口周囲の空気は、エア
クリーナ吸気口からエアクリーナ内に吸い込まれるた
め、開口部にダストが侵入しにくくなる。
(実施例) 以下第1〜4図を参照し本考案の一実施例について説
明する。
明する。
第1図は第1実施例の全体正面図、第2図は第1図の
上面図、第3図は本考案のエアクリーナ要部断面図、第
4図は第3図でエアクリーナ除去時のQ矢示図であ
る。。
上面図、第3図は本考案のエアクリーナ要部断面図、第
4図は第3図でエアクリーナ除去時のQ矢示図であ
る。。
エアクリーナ20はエアクリーナケース1、エアクリー
ナカバー6、該エアクリーナカバー6とエアクリーナケ
ース1で狭持されるエレメント5ならびにエアクリーナ
ケース1とエアクリーナカバー6を固定するばね体15に
より構成されている。
ナカバー6、該エアクリーナカバー6とエアクリーナケ
ース1で狭持されるエレメント5ならびにエアクリーナ
ケース1とエアクリーナカバー6を固定するばね体15に
より構成されている。
エアクリーナケース1の下方には第4図に示すように大
気に直接開口した小室2がエアクリーナケース1と一体
で形成され、さらに該小室2内には発泡ウレタン等でつ
くられたフィルタ4が挿入されている。開口端9の反対
側には、気化器30の燃料室上部空間に連通するエアベン
トパイプ10を装着するための管部2aが設けられている。
前記小室2の開口部9はエアクリーナカバー6で覆わ
れ、その隙間lは可能な限り狭く(1〜2mm)形成され
ている。
気に直接開口した小室2がエアクリーナケース1と一体
で形成され、さらに該小室2内には発泡ウレタン等でつ
くられたフィルタ4が挿入されている。開口端9の反対
側には、気化器30の燃料室上部空間に連通するエアベン
トパイプ10を装着するための管部2aが設けられている。
前記小室2の開口部9はエアクリーナカバー6で覆わ
れ、その隙間lは可能な限り狭く(1〜2mm)形成され
ている。
エアクリーナ20はエアクリーナケース1に一体に設け
られたボス部11を介して気化器にねじ止めされている。
エアクリーナカバー6の下部には吸気音を小さくするた
めのサイレンサ7が取付けられている。吸気口8より吸
い込まれた空気は吸気通路3を通りエレメント5を通過
して気化器30に吸い込まれる。
られたボス部11を介して気化器にねじ止めされている。
エアクリーナカバー6の下部には吸気音を小さくするた
めのサイレンサ7が取付けられている。吸気口8より吸
い込まれた空気は吸気通路3を通りエレメント5を通過
して気化器30に吸い込まれる。
次に前記実施例の作用について説明する。
気化器燃料室の上部空間はエアクリーナケース1の下
方で一体に形成されエアクリーナカバー6との間に狭い
隙間1を存して大気に直接開口した小室2の開口部9か
らエアベントパイプ10及びフィルタ4を介して大気開放
されているため、燃料油面が安定し、エンジンの回転が
円滑化されると共に、エアベントパイプよりダストが侵
入するおそれはない。
方で一体に形成されエアクリーナカバー6との間に狭い
隙間1を存して大気に直接開口した小室2の開口部9か
らエアベントパイプ10及びフィルタ4を介して大気開放
されているため、燃料油面が安定し、エンジンの回転が
円滑化されると共に、エアベントパイプよりダストが侵
入するおそれはない。
(考案の効果) 本考案のエアクリーナは前記のとおり構成したので、
気化器燃料室の油面には常時安定した大気圧が作用して
いるためエンジンの回転が円滑化される。また、エアベ
ントに接続される小室の開口部にフィルタを装着すると
共に、該開口部をエアクリーナカバーにより狭い隙間を
設けて覆ったので、エアベントより気化器燃料室内にダ
ストの侵入するおそれはない。
気化器燃料室の油面には常時安定した大気圧が作用して
いるためエンジンの回転が円滑化される。また、エアベ
ントに接続される小室の開口部にフィルタを装着すると
共に、該開口部をエアクリーナカバーにより狭い隙間を
設けて覆ったので、エアベントより気化器燃料室内にダ
ストの侵入するおそれはない。
第1〜4図は本考案に係わるもので、第1図は第1実施
例の全体正面図、第2図は第1図の上面図、第3図は本
考案のエアクリーナ要部断面図、第4図は第3図でエア
クリーナ除去時のQ矢視図、第5〜6図は従来例で第5
図は第3図応当図、第6図は気化器を含む燃料経路図で
ある。 1……エアクリーナケース、2……小室、4……フィル
タ、8……吸気口、9……エアベントの開口端、10……
エアベントパイプ、20……エアクリーナ、30……気化
器。
例の全体正面図、第2図は第1図の上面図、第3図は本
考案のエアクリーナ要部断面図、第4図は第3図でエア
クリーナ除去時のQ矢視図、第5〜6図は従来例で第5
図は第3図応当図、第6図は気化器を含む燃料経路図で
ある。 1……エアクリーナケース、2……小室、4……フィル
タ、8……吸気口、9……エアベントの開口端、10……
エアベントパイプ、20……エアクリーナ、30……気化
器。
Claims (1)
- 【請求項1】気化器に固定されるエアクリーナケース
と、該エアクリーナケースをこれの内部に収容されたエ
レメントを押圧して覆蓋し、吸気口が設けられたエアク
リーナカバーと、気化器燃料室の内圧を調整するエアベ
ントとを備えたエンジンのエアクリーナにおいて、前記
エアベントを大気と連通して、その連通端を、前記エア
クリーナカバーの吸気口近傍に設けられエアクリーナケ
ースと一体に形成された小室と、該小室の開口部に装着
されたフィルタとで構成すると共に、前記小室の開口部
をエアクリーナカバーの板面により狭い隙間を設けて覆
ったことを特徴とするエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040360U JP2507347Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | エアクリ―ナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990040360U JP2507347Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | エアクリ―ナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041659U JPH041659U (ja) | 1992-01-08 |
JP2507347Y2 true JP2507347Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31550083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990040360U Expired - Lifetime JP2507347Y2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | エアクリ―ナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507347Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003035221A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Komatsu Zenoah Co | 2サイクルエンジンのエアクリーナ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732929Y2 (ja) * | 1988-11-09 | 1995-07-31 | 川崎重工業株式会社 | ギヤブレタのエアベント装置 |
JPH0294350U (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-26 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP1990040360U patent/JP2507347Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041659U (ja) | 1992-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |