JP2507310Y2 - エア―シャワ―装置 - Google Patents
エア―シャワ―装置Info
- Publication number
- JP2507310Y2 JP2507310Y2 JP6758693U JP6758693U JP2507310Y2 JP 2507310 Y2 JP2507310 Y2 JP 2507310Y2 JP 6758693 U JP6758693 U JP 6758693U JP 6758693 U JP6758693 U JP 6758693U JP 2507310 Y2 JP2507310 Y2 JP 2507310Y2
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- JP
- Japan
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- air
- air jet
- shower device
- jet nozzle
- shower
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- Ventilation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クリーンルーム等の清
浄な環境に維持された空間への入口に設置するエアーシ
ャワー装置に関する。
浄な環境に維持された空間への入口に設置するエアーシ
ャワー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンルーム、バイオクリーンルーム
といった常に清浄な環境に維持された作業室への入口に
は、入室者の着衣に付着した塵埃や菌を除去するための
エアーシャワー装置が設置されている。
といった常に清浄な環境に維持された作業室への入口に
は、入室者の着衣に付着した塵埃や菌を除去するための
エアーシャワー装置が設置されている。
【0003】従来、この種のエアーシャワー装置として
は例えば本体ケース内にシャワー室と空気浄化室とを有
し、該空気浄化室内に設けた送風機によりシャワー室内
の空気を空気浄化室内に吸引し、濾過器で清浄化した後
にシャワー室内に噴射するようにしたもの等が知られて
おり、このエアーシャワー装置におけるエアージェット
の噴射時間(sec)と塵埃除去効率(%)との関係を
図4に示す。
は例えば本体ケース内にシャワー室と空気浄化室とを有
し、該空気浄化室内に設けた送風機によりシャワー室内
の空気を空気浄化室内に吸引し、濾過器で清浄化した後
にシャワー室内に噴射するようにしたもの等が知られて
おり、このエアーシャワー装置におけるエアージェット
の噴射時間(sec)と塵埃除去効率(%)との関係を
図4に示す。
【0004】図6に示されるように従来のエアーシャワ
ー装置においては、エアーシャワーを連続的に浴びてい
るとエアーシャワー噴射方法が斉一であるため約20秒
で塵埃除去効率が飽和してしまい、その効果を高めるた
めにはエアーシャワーを浴びながら入室者自身が回転し
たり、着衣表面を手でたたいたりする必要があった。
ー装置においては、エアーシャワーを連続的に浴びてい
るとエアーシャワー噴射方法が斉一であるため約20秒
で塵埃除去効率が飽和してしまい、その効果を高めるた
めにはエアーシャワーを浴びながら入室者自身が回転し
たり、着衣表面を手でたたいたりする必要があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の技術
のこのような点に鑑みて、塵埃除去効果に優れたエアー
シャワー装置を提供することを目的とするものである。
のこのような点に鑑みて、塵埃除去効果に優れたエアー
シャワー装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】エアージェットノズル内
に螺旋状部材を設けた。
に螺旋状部材を設けた。
【0007】
【作用】適宜加圧された清浄空気は、エアージェットノ
ズル内の螺旋状部材を通過する際、旋回を付与され、旋
回気流として噴射され、着衣表面に付着した塵埃等を吹
き飛ばす。このとき、上記エアージェットの旋回は、噴
射直後のエアージェットに直進性(推進力)を生じさ
せ、エアージェットが直ちに拡散してしまうのを防止し
て噴射の衝撃力を高めると共に、着衣表面に到達後に
は、該着衣表面の広い領域に振動及び攪拌作用を及ぼ
し、これにより塵埃除去効率は向上される。
ズル内の螺旋状部材を通過する際、旋回を付与され、旋
回気流として噴射され、着衣表面に付着した塵埃等を吹
き飛ばす。このとき、上記エアージェットの旋回は、噴
射直後のエアージェットに直進性(推進力)を生じさ
せ、エアージェットが直ちに拡散してしまうのを防止し
て噴射の衝撃力を高めると共に、着衣表面に到達後に
は、該着衣表面の広い領域に振動及び攪拌作用を及ぼ
し、これにより塵埃除去効率は向上される。
【0008】
【実施例】実施例について図面と共に説明する。
【0009】本考案実施例のエアーシャワー装置を図1
に示す。図1においてエアーシャワー装置1は、箱形の
本体ケース2の内部に門形状に隔壁3を設けることによ
り、該本体ケース2内を、中央部分を正面側から背面側
へ貫通する通路を兼ねたシャワー室4と該シャワー室4
の両側に位置する空気浄化室5とに区画してあり、該シ
ャワー室4と空気浄化室5とは、上記隔壁3の中位に多
数設けた空気噴射口6、及び同隔壁3の下位に設けた空
気取入口7によって連通してある。
に示す。図1においてエアーシャワー装置1は、箱形の
本体ケース2の内部に門形状に隔壁3を設けることによ
り、該本体ケース2内を、中央部分を正面側から背面側
へ貫通する通路を兼ねたシャワー室4と該シャワー室4
の両側に位置する空気浄化室5とに区画してあり、該シ
ャワー室4と空気浄化室5とは、上記隔壁3の中位に多
数設けた空気噴射口6、及び同隔壁3の下位に設けた空
気取入口7によって連通してある。
【0010】空気浄化室5には、空気噴射口6を背後か
ら被うようにエアーチャンバー8が設けてあり、該エア
ーチャンバー8の下部には送風機9の吐気口10が接続
され、また、エアーチャンバー8の内部には、送風機9
によって送り出された空気を清浄化する濾過器11を設
けると共に、送風機9の下側にはプレフィルター12を
設けている。
ら被うようにエアーチャンバー8が設けてあり、該エア
ーチャンバー8の下部には送風機9の吐気口10が接続
され、また、エアーチャンバー8の内部には、送風機9
によって送り出された空気を清浄化する濾過器11を設
けると共に、送風機9の下側にはプレフィルター12を
設けている。
【0011】エアージェットノズル13は、空気噴射口
6にホルダ14により支持されており、該エアージェッ
トノズル13を図2に示し、以下に説明する。
6にホルダ14により支持されており、該エアージェッ
トノズル13を図2に示し、以下に説明する。
【0012】エアージェットノズル13は、球体の一部
を切除することによりエア導入口13aを形成し、該エ
ア導入口13aに対向する位置に円筒状のエア吹出口1
3bを設けている。また、ホルダ14は、裁頭円錐形状
に形成して外周部において隔壁3に固着され、凹陥した
中央部には、上記エアージェットノズル13と同一の内
球面をなす受け部14aを形成している。尚且つ、受け
部14と、該受け部14に設けた同形状の環状支持部材
14bとでエアージェットノズル13を球面支持して、
エアージェットノズル13の吹出方向を変更自在として
いる。
を切除することによりエア導入口13aを形成し、該エ
ア導入口13aに対向する位置に円筒状のエア吹出口1
3bを設けている。また、ホルダ14は、裁頭円錐形状
に形成して外周部において隔壁3に固着され、凹陥した
中央部には、上記エアージェットノズル13と同一の内
球面をなす受け部14aを形成している。尚且つ、受け
部14と、該受け部14に設けた同形状の環状支持部材
14bとでエアージェットノズル13を球面支持して、
エアージェットノズル13の吹出方向を変更自在として
いる。
【0013】そして、上記エアージェットノズル3内に
は、該エアージェットノズル3と軸心を一にして螺旋状
部材15が設けられている。図示例においては、上記螺
旋状部材15はプロペラファン(スクリュー)形状をな
し、支持部材16により回転自在に支持されている。ま
た、支持部材16を設ける代りに上記螺旋状部材をエア
ージェットノズル3内周面に直接固定しても良い。
は、該エアージェットノズル3と軸心を一にして螺旋状
部材15が設けられている。図示例においては、上記螺
旋状部材15はプロペラファン(スクリュー)形状をな
し、支持部材16により回転自在に支持されている。ま
た、支持部材16を設ける代りに上記螺旋状部材をエア
ージェットノズル3内周面に直接固定しても良い。
【0014】次に、実施例に基づいて作用を説明する。
【0015】図1において、入室者が入口側の扉17を
開けシャワー室4内に入り、該扉17を閉じると、扉1
7に付設された図示しない制御スイッチが入り送風機9
は運転を開始する。すると、シャワー室4内の空気は空
気取入口7よりプレフィルター12を介して送風機9に
吸引され、更に、吐気口12からエアーチャンバー10
内に送り込まれ、濾過器13で濾過される。そして、エ
アーチャンバー10内の圧力の高まりに応じて、清浄空
気は空気噴射口6のエアージェットノズル13よりシャ
ワー室4内へ噴射される。
開けシャワー室4内に入り、該扉17を閉じると、扉1
7に付設された図示しない制御スイッチが入り送風機9
は運転を開始する。すると、シャワー室4内の空気は空
気取入口7よりプレフィルター12を介して送風機9に
吸引され、更に、吐気口12からエアーチャンバー10
内に送り込まれ、濾過器13で濾過される。そして、エ
アーチャンバー10内の圧力の高まりに応じて、清浄空
気は空気噴射口6のエアージェットノズル13よりシャ
ワー室4内へ噴射される。
【0016】この時、エアーチャンバー8側の清浄空気
は図2に示す如く、エアージェットノズル13のエア導
入口13aより導入され、エアージェットノズル13内
の螺旋状部材15を通過する際、螺旋状部材15に案内
され旋回を付与され、旋回気流(渦流)としてシャワー
室4内に噴射されることになる。
は図2に示す如く、エアージェットノズル13のエア導
入口13aより導入され、エアージェットノズル13内
の螺旋状部材15を通過する際、螺旋状部材15に案内
され旋回を付与され、旋回気流(渦流)としてシャワー
室4内に噴射されることになる。
【0017】上記旋回気流は、螺旋状部材15との接触
抵抗により僅かに減速されるもののエアージェットノズ
ル13のエア噴射口13bを出た直後においては、旋回
により推進力を付与され、直進性の強いものとなるの
で、旋回気流は拡散されることなくむしろ噴射の衝撃力
を高めて着衣表面に到達する。そして、吹付けられた旋
回気流は、旋回により着衣表面の広い領域に振動及び攪
拌作用を及ぼし、該振動及び攪拌作用は入室者の着衣表
面に付着した塵埃等を吹き飛ばすのみならず、塵埃粒子
に対して揺らぎ作用を与え、該塵埃粒子の着衣に対する
付着力を弱化せしめ、塵埃除去効果を大幅に高めるもの
である。これは、連続的空気噴射により着衣表面の塵埃
粒子を着衣内部に押し込んでしまい、噴射時間に比較し
て塵埃除去効果が飽和し、頭打ちになるといった事態を
回避するのに有効に作用するものとなる。
抵抗により僅かに減速されるもののエアージェットノズ
ル13のエア噴射口13bを出た直後においては、旋回
により推進力を付与され、直進性の強いものとなるの
で、旋回気流は拡散されることなくむしろ噴射の衝撃力
を高めて着衣表面に到達する。そして、吹付けられた旋
回気流は、旋回により着衣表面の広い領域に振動及び攪
拌作用を及ぼし、該振動及び攪拌作用は入室者の着衣表
面に付着した塵埃等を吹き飛ばすのみならず、塵埃粒子
に対して揺らぎ作用を与え、該塵埃粒子の着衣に対する
付着力を弱化せしめ、塵埃除去効果を大幅に高めるもの
である。これは、連続的空気噴射により着衣表面の塵埃
粒子を着衣内部に押し込んでしまい、噴射時間に比較し
て塵埃除去効果が飽和し、頭打ちになるといった事態を
回避するのに有効に作用するものとなる。
【0018】以下、塵埃除去の具体的実験データを示
す。
す。
【0019】表1は本考案実施例のエアーシャワー装置
1における螺旋状部材15を設けたエアージットノズル
13と、同条件の従来のエアージェットノズルの塵埃粒
径別の除去効率(%)を示すものである。
1における螺旋状部材15を設けたエアージットノズル
13と、同条件の従来のエアージェットノズルの塵埃粒
径別の除去効率(%)を示すものである。
【0020】
【表1】
【0021】表1より、いずれの粒径においても本考案
実施例のエアーシャワー装置1の除去効率が従来のエア
ーシャワー装置に比べて高くなっていることが分かる。
実施例のエアーシャワー装置1の除去効率が従来のエア
ーシャワー装置に比べて高くなっていることが分かる。
【0022】また、図3は、同様の装置におけるエアー
ジェットスピード(m/sec )と塵誇除去効率(%)と
の関係を示している。図3より、上述の結果に加えて、
特に、エアージェットスピードが低速である場合におけ
る本考案実施例のエアーシャワー装置1の除去効率が著
しく向上されていることが分かる。
ジェットスピード(m/sec )と塵誇除去効率(%)と
の関係を示している。図3より、上述の結果に加えて、
特に、エアージェットスピードが低速である場合におけ
る本考案実施例のエアーシャワー装置1の除去効率が著
しく向上されていることが分かる。
【0023】
【考案の効果】本考案エアーシャワー装置は、上述のと
おり、エアージェットノズル内に螺旋状部材を設けたの
で、エアージェットを旋回気流として噴射することがで
き、エアージェットの衝撃力を高めると共に、着衣表面
の広い領域に対して振動及び攪拌作用を及ぼし、高い塵
誇除去効率を得ることが可能である。
おり、エアージェットノズル内に螺旋状部材を設けたの
で、エアージェットを旋回気流として噴射することがで
き、エアージェットの衝撃力を高めると共に、着衣表面
の広い領域に対して振動及び攪拌作用を及ぼし、高い塵
誇除去効率を得ることが可能である。
【図1】本考案実施例のエアーシャワー装置の一部縦断
正面図である。
正面図である。
【図2】本考案実施例のエアーシャワー装置におけるエ
アージェットノズルを示す要部断面図である。
アージェットノズルを示す要部断面図である。
【図3】エアージェットと塵埃除去効率の関係を示した
グラフである。
グラフである。
【図4】従来例におけるエアージェット噴射時間と塵埃
除去効率の関係を示したグラフである。
除去効率の関係を示したグラフである。
1 エアーシャワー装置 13 エアージェットノズル 15 螺旋状部材
Claims (1)
- 【請求項1】 エアージェットノズル内に螺旋状部材を
設けたことを特徴とするエアーシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6758693U JP2507310Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | エア―シャワ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6758693U JP2507310Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | エア―シャワ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732439U JPH0732439U (ja) | 1995-06-16 |
JP2507310Y2 true JP2507310Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13349179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6758693U Expired - Lifetime JP2507310Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | エア―シャワ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507310Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4604058B2 (ja) * | 2007-04-16 | 2010-12-22 | 株式会社日立産機システム | エアシャワ装置 |
JP2018202380A (ja) * | 2017-12-14 | 2018-12-27 | 株式会社セキタ | 塵芥除去装置 |
KR102200416B1 (ko) * | 2019-06-21 | 2021-01-08 | (주)금영제너럴 | 탑승체에 부착된 먼지를 제거하는 기능을 갖는 엘리베이터 |
KR102286942B1 (ko) * | 2021-02-25 | 2021-08-09 | (주)대명엔지니어링 | 에어샤워 게이트 |
JP6974644B1 (ja) * | 2021-05-06 | 2021-12-01 | 功憲 末次 | エアシャワー装置 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP6758693U patent/JP2507310Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0732439U (ja) | 1995-06-16 |
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