JP4656608B2 - エアシャワー装置 - Google Patents

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Description

本発明はエアシャワー装置に係り、特に回転ドア構造のエアシャワー装置に関する。
従来のエアシャワー装置には、ボックス型とウォークスルー型とがある(例えば特許文献1、特許文献2)。ボックス型のエアシャワー装置は、一人用と複人数用とがあり、何れも前室側からドアを開けてエアシャワー室に入ると、壁面や天井面に設置されたノズルから清浄エアが噴出される。噴出したエアにより人体に付着した微小な塵が取り除かれて、壁面下部に設けられた吸込口から吸い込まれる。
壁面内にはファンとフィルタとが収納されており、下部の吸込口から吸い込んだエアをフィルタを通して、清浄なエアとして再びノズルから吹き出す。ドアは前室側とクリーンルーム側とに設置されており、インターロックにより両方のドアが同時に開放しないようになっている。即ち、人は前室からエアシャワー室に入り、清浄空気にて付着している塵埃の除塵を行っている間は両方のドアがロックされ、十分な除塵時間経過後(20〜30秒)にクリーンルーム側のドアのロックが解除される。これにより、クリーンルームと前室との機密を保ちつつ、十分な時間をかけて人体に付着した塵埃を取り除くことができる。
しかし、ボックス型のエアシャワー装置は、1回に使用できる人数が限られているため、多くの人が入退室するクリーンルームの場合には、台数を増やさなくてはならないとい問題がある。
この対策として、ウォークスルー型のエアシャワー装置が用いられる。ウォークスルー型のエアシャワー装置は、トンネル状をしており、壁面と天井面に清浄空気の吹出ノズルが設けられている。壁面内にはボックス型と同様に、ファンとフィルタが収納されており、壁面下部の吸込口から吸い込んだ空気をフィルタで濾過し、再び清浄空気として吹出ノズルから吹き出す。このウォークスルー型のエアシャワー装置は、人が連続的にエアシャワー装置を通過できるために、多人数が利用するクリーンルームのエアシャワー装置として適している。
特開平5−288380号公報 特開平10−089740号公報
しかしながら、ウォークスルー型のエアシャワー装置は、多人数の利用には適している反面、人が早足でエアシャワー装置を通過すると、人体に付着した塵埃が十分に除塵されない。また、エアシャワー装置の連続的な使用のために、前室とクリーンルームとの両方のドアが同時に開放されることが多く、前室とクリーンルームとの機密性が保てないという問題がある。
このような背景から、ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を備えたエアシャワー装置が要望されていた。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を備えたエアシャワー装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、非清浄室から清浄室に入室する際に除塵を行う回転ドア構造のエアシャワー装置であって、回転駆動源により回転される回転支柱と、前記回転支柱に支持されて複数設けられ、天井パネル部と、清浄エアを側方に噴出するエア噴出手段を内蔵すると共に下部に吸込口が形成されたドアパネル部とから成る第1ユニットと、前記清浄室側と前記非清浄室側とにそれぞれ入退室口を有すると共に、前記複数の第1ユニットを内設する円筒状の側壁と、前記第1ユニットが前記回転支柱の回転に伴って回転移動する方向において、前記非清浄室から前記清浄室に入室する入室ルートと、前記清浄室から前記非清浄室に退出する退出ルートのうち、前記入室ルート側に前記側壁の一部として形成され、側方に清浄エアを噴出するエア噴出手段を内蔵すると共に下部に吸込口が形成された第2ユニットと、により回転ドア構造を形成して成ることを特徴とするエアシャワー装置を提供する。
ここで、非清浄室とは汚れた室を意味するものではなく、例えばクリーンルームのような清浄室に対して、それよりもクリーン度の低い室という意味である。
請求項1によれば、エアシャワー装置を、上記回転支柱、第1ユニット、第2ユニット、及び円筒状の側壁、により回転ドア構造として形成し、第1及び第2ユニットに清浄エアを噴出するエア噴出手段と噴出したエアを吸い込む吸込口を設けた。このようにエアシャワー装置を回転ドア構造としたことにより、ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を備えたエアシャワー装置を構築することができる。
即ち、回転ドア構造であるが故に、非清浄室と清浄室との機密性は十分に確保できる。また、回転ドア構造であるが故に、第1ユニットの回転移動の速さによって、除塵されるために必要な除塵時間を人の意志とは関係なく強制的に設定することができる。従って、従来のウォークスルー型のエアシャワー装置のように、人が早足でエアシャワー装置を通過してしまい除塵が十分になされないという問題を解決できる。
請求項2は請求項1において、前記天井パネル部にもエア噴出手段を設けることを特徴とする。
請求項2のように、天井パネル部にもエア噴出手段を設ければ、除塵性能を向上できる。
請求項3は請求項1又は2において、前記第1ユニットは、前記回転支柱の90°回転ごとに1基、合計4基設けられることを特徴とする。
ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を十分に発揮させるには、4基の第1ユニットで構成することが好ましいからである。
請求項4は請求項1〜3の何れか1において、前記エアシャワー装置は、前記第1及び第2の噴出手段を制御するエア用制御手段と、前記回転支柱の回転角を測定する回転角センサと、を備え、前記エア用制御手段は、前記回転角センサの測定結果に基づいて、前記回転移動する第1ユニットが前記入室ルート側において密閉空間状態を形成する回転角になったら清浄エアの噴出を開始し、前記回転移動が進んで前記第1ユニットが前記清浄室を臨んで非密閉空間状態になる直前の回転角になったら清浄エアの噴出を停止することを特徴とする。
請求項4によれば、回転移動する第1ユニットが入室ルート側において密閉空間状態になったら清浄エアの噴出を開始することにより、非清浄室からのエアが第1ユニットに流れ込まない状態で、人に付着した塵埃の除塵を行うことができ、効率的である。また、第1ユニットの回転移動が進んで第1ユニットが清浄室を臨んで非密閉空間状態になる前に清浄エアの噴出を停止することにより、塵埃を伴ったエアが清浄室に流れ込まないようにできる。従って、清浄室を塵埃で汚染することがない。
請求項5は請求項4において、前記第2ユニットは、前記第1ユニットの回転移動方向に沿って複数に分割されていると共に、前記第1ユニットの回転移動に伴って、前記複数の第2ユニットから清浄エアを順次噴出させることを特徴とする。
請求項5によれば、入室ルートを回転移動する第1ユニットの回転移動に伴って、複数に分割された第2ユニットのエア噴出手段から清浄エアを順次噴出させるようにしたので、少ないエアで効率的に除塵することができる。
請求項6は請求項1〜5のいずれか1において、前記エアシャワー装置は、前記回転支柱の回転速度を制御する速度用制御手段と、前記第1ユニット内の人数を検知する人検知センサと、を備え、前記速度用制御手段は前記人検知センサの検知結果に基づいて前記回転支柱の回転速度を制御することを特徴とする。
請求項6は、第1ユニット内に存在する人数に応じて回転支柱の回転速度、即ち第1ユニットの回転移動速度を制御するようにした。即ち、人数が多ければ除塵効率が悪いので、回転速度を遅くして長い時間、且つ多い噴出エア量で除塵されるようにする。そして、人数が少なければ除塵効率が良いので、回転速度を速くして短い時間、且つ少ない噴出エア量で除塵されるようにする。これにより、少ないエアで効率的に除塵することができる。
尚、請求項4のエア用制御手段と請求項6の速度用制御手段とは、別の装置とする必要はなく、1つのコントローラとしてもよい。
本発明のエアシャワー装置によれば、ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を備えたエアシャワー装置を提供することができる。
以下添付図面に従って本発明に係るエアシャワー装置の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本発明の回転ドア構造のエアシャワー装置10を上から見た図であり、4台の第1ユニットA、B、C、Dのうちの1台と、2台の第2ユニットE、Fのうちの1台を取り外した状態の分解図である。図2は回転ドア構造を形成する第1ユニットA〜Dの詳細構造を示し、図3は第2ユニットE、Fの詳細構造を示す。
また、本実施の形態では、人が前室(非清浄室)からクリーンルーム(清浄室)へ入退室する際に、人体に付着した塵埃を除塵するために本発明のエアシャワー装置10を設けた一例で説明する。符号13は、前室とクリーンルームとを隔てる壁である。
これらの図に示すように、本発明のエアシャワー装置10は、主として、モータ12により回転される回転支柱14と、4台の第1ユニットA〜Dと、円筒状の側壁16と、2台の第2ユニットE、Fと、コントローラ18とで構成される。尚、第1ユニット及び第2ユニットの台数は、これに限定したものではない。
回転支柱14は四角柱状に形成されると共に、その上下端が床面と天井面17(図2参照)とに図示しない軸受を介して回転自在に支持される。また、回転支柱14の上端は減速器11(図2参照)を介してモータ12に連結され、モータ本体が天井に固定される。
図2に示すように、第1ユニットA〜Dは、主として、90°扇形の中空な天井パネル部20と、四角形状の中空なドアパネル部22とで構成される。そして、各第1ユニットA〜Dのドアパネル部22における一方側の側面部が回転支柱14に固定される。これにより、モータ12を駆動すると4台の第1ユニットA〜Dは、図1の矢印方向15に回転する。
天井パネル部20の内部とドアパネル部22の内部とは中空状態で連通されると共に、ドアパネル部22の下部に金網24Aを備えた吸込口24が形成される。そして、ドアパネル部22の内部に、吸込口24の側から順に、プレフィルタ26、送風ファン28(例えばシロッコファン)、HEPAフィルタ30が配設されると共に、天井パネル部20とドアパネル部22には、多数の噴出ノズル32、32…が設けられる。これにより、エア噴出手段34が構成され、送風ファン28を駆動すると、吸込口24から吸い込まれたエアは、プレフィルタ26及びHEPAフィルタ30を通って清浄化された後、天井パネル部20とドアパネル部22の多数の噴出ノズル32から第1ユニット内に存在する人に向けて噴出(エアシャワー)される。また、天井パネル部20には、エアシャワー装置10内を照らす照明器具19が設けられる。
図1に示すように、4台の第1ユニットA〜Dを内設する円筒状の側壁16は、クリーンルーム側と前室側とにそれぞれ入退室口36、38を有する。図1において、第1ユニットA〜Dの回転方向において、前室側の入退室口36からクリーンルーム側の入退室口38に至るルートを入室ルート40と言い、クリーンルーム側の入退室口38から前室側の入退室口36に至るルートを退室ルート42と言うことにする。
図1及び図3に示すように、第2ユニットE、Fは、円筒状の側壁16のうち、入室ルート40側の側壁16の一部として四角形状で湾曲した本体部44が形成される。そして、本体部44の中空な内部に、第1ユニットと同様にエア噴出手段46が設けられると共に、本体部44の下部に金網48Aを備えた吸込口48が形成される。エア噴出手段46は、吸込口48側から順に、プレフィルタ50、送風ファン52(例えばシロッコファン)、HEPAフィルタ54が設けられると共に、本体部44のエア吹き出し面には、多数の噴出ノズル56、56…が配設される。これにより、送風ファン52を駆動すると、吸込口48から吸い込まれたエアがプレフィルタ50及びHEPAフィルタ54で清浄化された後、本体部44の噴出ノズル56から噴出される。
また、コントローラ18は、回転支柱14の回転速度を制御する速度制御と、第1及び第2のユニットA〜Fのエア噴出手段34、46のON−OFF制御やエア風量制御を行う。即ち、図2(B)に示すように、第1ユニットA〜Dの天井パネル部20には、第1ユニット内に存在する人数を検知する人検知センサ58が設けられ、人検知センサ58で検知された検知結果が信号ケーブル60を介してコントローラ18に入力される。そして、コントローラ18は検知結果に基づいて信号ケーブル65を介してモータ12を制御して、回転支柱14の回転速度、即ち第1ユニットA〜Dの回転移動速度を調整する。また、コントローラ18は、第1ユニットA〜D内への人の出入りを検知して、第1ユニットA、B、C、D内に人が存在するときのみ、信号ケーブル66、68を介して第1及び第2ユニットのエア噴出手段34、46を駆動する。
また、回転支柱14には、回転支柱14の回転角(1回転で360°)を測定する回転角センサ62が設けられており、回転角センサ62で測定された回転角が信号ケーブル64を介してコントローラ18に入力される。また、コントローラ18には、図1に示すように、4基の第1ユニットA〜Dのドアパネル部22が、垂直方向と水平方向との十文字形状に位置するときの回転角を0°(回転基準位置)とし、入室ルート40における第1ユニットA〜Dの密閉状態及び非密閉状態と回転角との関係が予め入力されている。そして、コントローラ18は、回転角センサ62で測定した回転角に基づいて第1及び第2のユニットA〜Fのエア噴出手段34、46の送風ファン28、52を信号ケーブル66、68を介して制御する。尚、第2ユニットE,Fに連結する信号ケーブル68は図3(B)を参照。尚、コントローラ18を、速度制御用のコントローラと、エア制御用のコントローラとに分けて、2台で行うようにしてもよい。また、信号ケーブルに変えて無線で信号を送るようにしてもよい。
次に、上記の如く構成したエアシャワー装置10の運転方法を、図4〜図8で説明する。
図4に示すように、4基の第1ユニットA〜Dのドアパネル部の回転角が0°のときに、クリーンルームの入退室口38と前室の入退室口36とが開放される。そして、本実施の形態では、2人の入室者Xがクリーンルームに入室するために、前室から第1ユニットAに入り、1人の退室者Yがクリーンルームから退室するために第1ユニットCに入る例で説明する。
次に、図5に示すように、回転支柱14が90°回転すると、第1ユニットAは密閉状態になる。コントローラ18は、回転角センサ62からの信号で第1ユニットAが密閉状態になったことを検知し、第1ユニットA及び第2ユニットEのエア噴出手段34、46をONにして、第1ユニットAの天井パネル部20とドアパネル部22の噴出ノズル32、及び第2ユニットEの本体部44の噴出ノズル56から清浄エアを噴出させる。図5において、黒く塗りつぶした噴出ノズル32、56が清浄エアを噴出しているノズルであり、塗りつぶしていない白い噴出ノズル32、56が清浄エアを噴出していないノズルである。以下、図6も同様である。これにより、噴出した清浄エアは、入室者Xに付着した塵埃を除去し、除去した塵埃と共に第1ユニットAの吸込口24から吸い込まれる。
次に、図6に示すように、回転支柱14が135°回転すると、コントローラ18は回転角センサ62からの信号で第1ユニットAが135°まで回転したことを検知し、第2ユニットFのエア噴出手段46から清浄エアを噴出し、今まで噴出していた第2ユニットEのエア噴出手段46を停止する。これにより、少ない清浄エアで効率的な除塵を行うことができる。尚、第2ユニットE、Fの両方のエア噴出手段46から清浄エアを噴出することも可能である。
次に、図7に示すように、回転支柱14が180°回転すると、コントローラ18は、回転角センサ62からの信号で第1ユニットAが非密閉状態になる直前であることを検知し、第1及び第2ユニットA、E、Fの全てのエア噴出手段34、46を停止する。これにより、第1ユニットA内の塵埃がクリーンルームに流れ込むことを防止する。即ち、回転支柱14の回転が180°を超えると、クリーンルーム側の入退室口38を臨んで第1ユニットAが非密閉状態になり、この状態でエア噴出手段34、46から清浄エアが噴出されていると、噴出されたエアが塵埃と共にクリーンルーム内に流れ込む恐れがあるためである。
一方、回転支柱14が180°回転すると、退室者Yが存在する第1ユニットCは、前室の入退室口36を臨んで開放された状態になるので、退室者Yは前室に退室する。
次に、図8に示すように、回転支柱14が225°回転すると、第1ユニットAはクリーンルーム側の入退室口38を臨んで開放された状態になるので、入室者Xはクリーンルームに入室する。一方、第1ユニットCは前室の入退室口36を臨んで開放された状態を維持しているので、新たな入室者Xが前室から第1ユニットCに入る。
以上を繰り返すことにより、前室からクリーンルームに連続的に入室する入室者Xに付着した塵埃を効果的に除塵することができる。これにより、本発明のエアシャワー装置10は、以下の効果を奏することができる。
(1)連続的な入退室が可能であり、入室と退室を同時に行うこともできる。
(2)第1ユニットA〜Dと入退室口36、38の位置関係により、クリーンルームと前室との機密性を確実に確保することができる。
(3)コントローラ18で第1ユニットA〜Dの回転移動速度を制御することにより、十分な除塵時間をかけて除塵することが可能である。
(4)コントローラ18で、第1及び第2のユニットA〜Fのエア噴出手段34、46をON−OFF制御、エア量制御することにより、第1ユニットA〜D内の塵埃がクリーンルームに流れ込むことを防止できる。
従って、本発明のエアシャワー装置10は、ボックス型の機密性且つ高除塵性を確保しながら、多くの人が利用可能なウォークスルー型の機能を備えることができる。
尚、本実施の形態では、第2ユニットを2基で構成したが、更に細かく分割してもよい。これにより、複数に分割された第2ユニットのエア噴出手段から清浄エアを順次噴出させるようにすれば、少ないエアで更に効率的に除塵することができる。また、第1ユニットの天井パネル部にエアノズルを設けないようにすることも可能である。これにより、天井部分の構造が簡素化され、寸法も小さくすることができる。除塵性能は多少低下するが、クリーンルームの清浄程度を示すクラスにより天井パネル部のエアノズルを設けたり設けないようにするとよい。また、円筒状の側壁を透明な素材(例えば、ガラスや透明樹脂等)で形成するとよい。これにより、入退室者に閉塞感を与えないと共に、入退室口が近づいていることが一目で分かるので安全である。
本発明のエアシャワー装置を上から見た分解図 第1ユニットの詳細構造を説明する説明図 第2ユニットの詳細構造を説明する説明図 エアシャワー装置の運転方法で回転角0°のときの説明図 エアシャワー装置の運転方法で回転角90°のときの説明図 エアシャワー装置の運転方法で回転角135°のときの説明図 エアシャワー装置の運転方法で回転角180°のときの説明図 エアシャワー装置の運転方法で回転角225°のときの説明図
符号の説明
10…エアシャワー装置、11…減速器、12…モータ、13…壁、14…回転支柱、15…第1ユニットの回転方向、16…円筒状の側壁、17…天井、18…コントローラ、19…照明器具、20…天井パネル部、22…ドアパネル部、24…第1ユニットの吸込口、26…第1ユニットのプレフィルタ、28…第1ユニットの送風ファン、30…第1ユニットのHEPAフィルタ、32…第1ユニットの噴出ノズル、34…第1ユニットのエア噴出手段、36…前室側の入退室口、38…クリーンルーム側の入退室口、40…入室ルート、42…退室ルート、44…第2ユニットの本体部、46…第2ユニットのエア噴出手段、48…第2ユニットの吸込口、50…第2ユニットのプレフィルタ、52…第2ユニットの送風ファン、54…第2ユニットのHEPAフィルタ、56…第2ユニットの噴出ノズル、58…人検知センサ、62…回転角センサ、A、B、C、D…第1ユニット、E、F…第2ユニット、X…入室者、Y…退室者

Claims (6)

  1. 非清浄室から清浄室に入室する際に除塵を行う回転ドア構造のエアシャワー装置であって、
    回転駆動源により回転される回転支柱と、
    前記回転支柱に支持されて複数設けられ、天井パネル部と、清浄エアを側方に噴出するエア噴出手段を内蔵すると共に下部に吸込口が形成されたドアパネル部とから成る第1ユニットと、
    前記清浄室側と前記非清浄室側とにそれぞれ入退室口を有すると共に、前記複数の第1ユニットを内設する円筒状の側壁と、
    前記第1ユニットが前記回転支柱の回転に伴って回転移動する方向において、前記非清浄室から前記清浄室に入室する入室ルートと、前記清浄室から前記非清浄室に退出する退出ルートのうち、前記入室ルート側に前記側壁の一部として形成され、側方に清浄エアを噴出するエア噴出手段を内蔵すると共に下部に吸込口が形成された第2ユニットと、により回転ドア構造を形成して成ることを特徴とするエアシャワー装置。
  2. 前記天井パネル部にもエア噴出手段を設けることを特徴とする請求項1のエアシャワー装置。
  3. 前記第1ユニットは、前記回転支柱の90°回転ごとに1台、合計4台設けられることを特徴とする請求項1又は2のエアシャワー装置。
  4. 前記エアシャワー装置は、前記第1及び第2の噴出手段を制御するエア用制御手段と、
    前記回転支柱の回転角を測定する回転角センサと、を備え、
    前記エア用制御手段は、前記回転角センサの測定結果に基づいて、前記回転移動する第1ユニットが前記入室ルート側において密閉空間状態を形成する回転角になったら清浄エアの噴出を開始し、前記回転移動が進んで前記第1ユニットが前記清浄室を臨んで非密閉空間状態になる直前の回転角になったら清浄エアの噴出を停止することを特徴とする請求項1〜3の何れか1のエアシャワー装置。
  5. 前記第2ユニットは、前記第1ユニットの回転移動方向に沿って複数に分割されていると共に、前記第1ユニットの回転移動に伴って、前記複数の第2ユニットから清浄エアを順次噴出させることを特徴とする請求項4のエアシャワー装置。
  6. 前記エアシャワー装置は、
    前記回転支柱の回転速度を制御する速度用制御手段と、
    前記第1ユニット内の人数を検知する人検知センサと、を備え、前記速度用制御手段は前記人検知センサの検知結果に基づいて前記回転支柱の回転速度を制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1のエアシャワー装置。
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