JP2506949Y2 - カセットテ―プレコ―ダに於けるカセットロ―ディング装置 - Google Patents
カセットテ―プレコ―ダに於けるカセットロ―ディング装置Info
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- JP2506949Y2 JP2506949Y2 JP7137290U JP7137290U JP2506949Y2 JP 2506949 Y2 JP2506949 Y2 JP 2506949Y2 JP 7137290 U JP7137290 U JP 7137290U JP 7137290 U JP7137290 U JP 7137290U JP 2506949 Y2 JP2506949 Y2 JP 2506949Y2
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- JP
- Japan
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- rack
- tray
- cassette
- inverted
- large gear
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はカセットテープレコーダ、特にDAT用のトレ
ー式カセットテープレコーダにおけるカセットローディ
ング装置に関するものである。
ー式カセットテープレコーダにおけるカセットローディ
ング装置に関するものである。
〈従来の技術〉 一般にDAT用のトレー式カセットテープレコーダにお
けるカセットローディング機構ではカセットを前後に引
き出すトレーの運動と、カセットを録音再生駆動メカ上
に移動させるホルダーの上下運動とは全く別の動きであ
るから、夫々専用の駆動モーターを2個使用する等して
非常に複雑に組成されている。
けるカセットローディング機構ではカセットを前後に引
き出すトレーの運動と、カセットを録音再生駆動メカ上
に移動させるホルダーの上下運動とは全く別の動きであ
るから、夫々専用の駆動モーターを2個使用する等して
非常に複雑に組成されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来手段によるときは、機構が大変複雑
で、部品数、工数が増えてコストが高くつくと共に、ト
ラブル要因が増大する等の問題点がある。
で、部品数、工数が増えてコストが高くつくと共に、ト
ラブル要因が増大する等の問題点がある。
そこで本考案は、特殊な二段ギヤを組合わせることに
よって1つの駆動モーターにより簡単に構成することの
出来るカセットローディング装置を提供し、以って部品
数の削減と組立作業性の向上、並びにコストダウンを図
ることを主たる目的とするものである。
よって1つの駆動モーターにより簡単に構成することの
出来るカセットローディング装置を提供し、以って部品
数の削減と組立作業性の向上、並びにコストダウンを図
ることを主たる目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案に係るカセットロ
ーディング装置にあっては、ベース(1)に前後方向に
沿って形成された左右一対の垂直ガイド板(2),
(2)と、該ガイド板(2),(2)に形成された逆L
型の溝(2a),(2a)と、前記ガイド板(2)の外側に
沿って前後方向に延設されて前記ベース(1)に支持さ
れたシャフト(3)と、前記シャフト(3)に沿って前
後方向に移動するように組成され且つ先端にトレー
(5)を備えたトレーフレイム(5a)と、前記ガイド板
(2),(2)に沿って前後に動くスライダー(7)
と、このスライダー(7)の側壁に形成された後方に至
るほど傾斜が上位となる傾斜溝(7a)と、前記逆L型溝
(2a)と傾斜溝(7a)の両方に摺動自在に挿嵌するロー
ラーピン(8)を有するカセットホルダー(6)と、同
軸的に結合されて前記ベース(1)に保持された上下二
段の小歯車(9)、大歯車(10)と、前記スライダー
(7)に形成されて前記小歯車(9)と噛合うラック
(11)と、前記トレーフレイム(5a)に形成されて前記
大歯車(10)と噛合うラック(12)と、前記大、小の歯
車(9),(10)を駆動するモーター(M)とから成
り、前記ローラーピン(8)はトレーが引き込まれてカ
セットホルダー(6)が録音再生位置にあるときに、傾
斜溝(7a)の傾斜下端部と逆L型溝(2a)の下端部に位
置し、トレー(5)が引き出された時に傾斜溝(7a)の
傾斜上端部と逆L型溝(2a)の水平部先端に位置するよ
うに設定されている構造としたものである。
ーディング装置にあっては、ベース(1)に前後方向に
沿って形成された左右一対の垂直ガイド板(2),
(2)と、該ガイド板(2),(2)に形成された逆L
型の溝(2a),(2a)と、前記ガイド板(2)の外側に
沿って前後方向に延設されて前記ベース(1)に支持さ
れたシャフト(3)と、前記シャフト(3)に沿って前
後方向に移動するように組成され且つ先端にトレー
(5)を備えたトレーフレイム(5a)と、前記ガイド板
(2),(2)に沿って前後に動くスライダー(7)
と、このスライダー(7)の側壁に形成された後方に至
るほど傾斜が上位となる傾斜溝(7a)と、前記逆L型溝
(2a)と傾斜溝(7a)の両方に摺動自在に挿嵌するロー
ラーピン(8)を有するカセットホルダー(6)と、同
軸的に結合されて前記ベース(1)に保持された上下二
段の小歯車(9)、大歯車(10)と、前記スライダー
(7)に形成されて前記小歯車(9)と噛合うラック
(11)と、前記トレーフレイム(5a)に形成されて前記
大歯車(10)と噛合うラック(12)と、前記大、小の歯
車(9),(10)を駆動するモーター(M)とから成
り、前記ローラーピン(8)はトレーが引き込まれてカ
セットホルダー(6)が録音再生位置にあるときに、傾
斜溝(7a)の傾斜下端部と逆L型溝(2a)の下端部に位
置し、トレー(5)が引き出された時に傾斜溝(7a)の
傾斜上端部と逆L型溝(2a)の水平部先端に位置するよ
うに設定されている構造としたものである。
〈作用〉 上記のごとく構成されたカセットローディング装置
は、トレーの引き出し及び引き込み運動と、トレーが引
き込み位置で停止した後のカセットホルダーの上下運動
が一体形成された大、小歯車と一個のモーターによって
行うことが出来ると共に、一体的に回転する大、小歯車
にスライダーのラックとトレーのラックとを夫々噛み合
わせてトレーとスライダーによって動くカセットホルダ
ーとの間に相対運動を生じさせるようにしたから、この
相対運動によってトレーに位置させたカセットホルダー
上のカセットの下面スライド蓋を開閉させることが出
来、これによりスライド蓋を開閉するための特別な開閉
メカを組み込むことを省略することができ、かくて装置
全体が簡単な構造で形成することができる。又、大歯車
にかみ合うラックはトレーが引き込まれたときに噛合い
関係が終結するように所定の長さで形成され、且つ該ラ
ックの終端部に係合爪が形成されており、前記大歯車に
は前記係合爪に係合してラックを大歯車にかみ合う位置
に戻す係合ピンが設けられているから、トレー引き出し
時には一旦遊離したラックを再度大歯車にかみ合う位置
迄引き戻してトレーを前方の引き出し位置に向かって移
動させることが出来る。
は、トレーの引き出し及び引き込み運動と、トレーが引
き込み位置で停止した後のカセットホルダーの上下運動
が一体形成された大、小歯車と一個のモーターによって
行うことが出来ると共に、一体的に回転する大、小歯車
にスライダーのラックとトレーのラックとを夫々噛み合
わせてトレーとスライダーによって動くカセットホルダ
ーとの間に相対運動を生じさせるようにしたから、この
相対運動によってトレーに位置させたカセットホルダー
上のカセットの下面スライド蓋を開閉させることが出
来、これによりスライド蓋を開閉するための特別な開閉
メカを組み込むことを省略することができ、かくて装置
全体が簡単な構造で形成することができる。又、大歯車
にかみ合うラックはトレーが引き込まれたときに噛合い
関係が終結するように所定の長さで形成され、且つ該ラ
ックの終端部に係合爪が形成されており、前記大歯車に
は前記係合爪に係合してラックを大歯車にかみ合う位置
に戻す係合ピンが設けられているから、トレー引き出し
時には一旦遊離したラックを再度大歯車にかみ合う位置
迄引き戻してトレーを前方の引き出し位置に向かって移
動させることが出来る。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面を参照にして説明
する。
する。
図において、符号(1)は本考案に係るカセットテー
プレコーダのベースであって、このベース(1)に前後
方向にそって左右一対の垂直なガイド板(2),(2)
が設置されており、該ガイド板(2),(2)に前後2
つの逆L型の溝(2a),(2a)が夫々設けられている。
プレコーダのベースであって、このベース(1)に前後
方向にそって左右一対の垂直なガイド板(2),(2)
が設置されており、該ガイド板(2),(2)に前後2
つの逆L型の溝(2a),(2a)が夫々設けられている。
又、一方のガイド板(2)の外側に沿ってシャフト
(3)が、他方のガイド板(2)の外側に沿ってトレー
ガイド(4)が夫々ベース(1)に取り付けられてい
る。
(3)が、他方のガイド板(2)の外側に沿ってトレー
ガイド(4)が夫々ベース(1)に取り付けられてい
る。
そして、前記シャフト(3)並びにトレーガイド
(4)に沿って前後方向に移動するトレーフレイム(5
a)が設置されており、このトレーフレイム(5a)の先
端にカセット(K)を保持するトレー(5)が形成され
ている。
(4)に沿って前後方向に移動するトレーフレイム(5
a)が設置されており、このトレーフレイム(5a)の先
端にカセット(K)を保持するトレー(5)が形成され
ている。
更に、前記ガイド板(2),(2)に沿って前後に動
くスライダー(7)がガイド板(2),(2)をまたぐ
ように配置されており、このスライダー(7)の側壁に
は後方に至るほど傾斜が上位となる傾斜溝(7a),(7
a)が前後2つ形成されている。そして前記逆L型溝(2
a),(2a)と傾斜溝(7a),(7a)の両方に摺動自在
に挿嵌する4個のローラーピン(8)…がカセットホル
ダー(6)に支持されている。
くスライダー(7)がガイド板(2),(2)をまたぐ
ように配置されており、このスライダー(7)の側壁に
は後方に至るほど傾斜が上位となる傾斜溝(7a),(7
a)が前後2つ形成されている。そして前記逆L型溝(2
a),(2a)と傾斜溝(7a),(7a)の両方に摺動自在
に挿嵌する4個のローラーピン(8)…がカセットホル
ダー(6)に支持されている。
前記ローラーピン(8)はトレーを引き込んでカセッ
トホルダー(6)が録音再生位置(第9図及び第10図)
にあるときに、傾斜溝(7a)の傾斜下端部と逆L型溝
(2a)の下端部に位置し、第1図及び第2図のトレー
(5)が引き出された時に傾斜溝(7a)の傾斜上端部と
逆L型溝(2a)の水平部先端に位置するように設定され
ている。
トホルダー(6)が録音再生位置(第9図及び第10図)
にあるときに、傾斜溝(7a)の傾斜下端部と逆L型溝
(2a)の下端部に位置し、第1図及び第2図のトレー
(5)が引き出された時に傾斜溝(7a)の傾斜上端部と
逆L型溝(2a)の水平部先端に位置するように設定され
ている。
又、同軸的に結合された上下二段の小歯車(9)と大
歯車(10)がベース(1)に支持されており、この小歯
車(9)と噛合うラック(11)がスライダー(7)に、
大歯車(10)と噛合うラック(12)がトレーフレイム
(5a)に夫々形成されている。前記大、小の歯車
(9),(10)はモーター(M)によって駆動される。
歯車(10)がベース(1)に支持されており、この小歯
車(9)と噛合うラック(11)がスライダー(7)に、
大歯車(10)と噛合うラック(12)がトレーフレイム
(5a)に夫々形成されている。前記大、小の歯車
(9),(10)はモーター(M)によって駆動される。
更に、前記ラック(12)の終端部に係合爪(12a)が
形成されており、前記大歯車(10)の裏面外周近くには
前記係合爪(12a)に係合して大歯車(10)から遊離し
たラック(12)を再び大歯車(10)にかみ合う位置に引
き戻す係合ピン(10a)が設けられている。
形成されており、前記大歯車(10)の裏面外周近くには
前記係合爪(12a)に係合して大歯車(10)から遊離し
たラック(12)を再び大歯車(10)にかみ合う位置に引
き戻す係合ピン(10a)が設けられている。
今、第1図、第2図のトレー引き出し位置からモータ
ー(M)が駆動して小歯車(9)、大歯車(10)が回転
すると、歯車(9),(10)の直径の比だけトレーフレ
イム(5a)がスライダー(7)より早い速度で両者共後
方に移動し、スライダー(7)と、カセット(K)を載
せたカセットホルダー(6)とを同一速度で内部に引き
込む。この時のトレー(5)とカセットホルダー(6)
との間の速度差によって、ホルダー(6)の一部がカセ
ット裏面のスライド蓋を押してこれを開き、テープが露
出するように構成されている。
ー(M)が駆動して小歯車(9)、大歯車(10)が回転
すると、歯車(9),(10)の直径の比だけトレーフレ
イム(5a)がスライダー(7)より早い速度で両者共後
方に移動し、スライダー(7)と、カセット(K)を載
せたカセットホルダー(6)とを同一速度で内部に引き
込む。この時のトレー(5)とカセットホルダー(6)
との間の速度差によって、ホルダー(6)の一部がカセ
ット裏面のスライド蓋を押してこれを開き、テープが露
出するように構成されている。
而して前記ホルダー(6)はカセット(K)を載せた
ままガイド板(2)の逆L型溝(2a)に沿ってスライダ
ー(7)と共に後退し、ローラーピン(8)が逆L型溝
(2a)の水平部終点にくるまで移動する。
ままガイド板(2)の逆L型溝(2a)に沿ってスライダ
ー(7)と共に後退し、ローラーピン(8)が逆L型溝
(2a)の水平部終点にくるまで移動する。
この位置で、第13図に示すように、大歯車(10)にか
み合うトレーのラック(12)の歯がなくなってトレー
(5)は停止するが、スライダー(7)のラック(11)
は小歯車(9)にかみ合っているので、スライダー
(7)は引続き後方に移動する。このスライダー(7)
の移動につれてローラーピン(8)は傾斜溝(7a)によ
って逆L型溝(2a)の垂直部下方に移動し、ホルダー
(6)をカセットと共に録音再生の為の駆動メカ上に降
下する。これにより従来と同じように、駆動メカの回転
軸がカセット(K)のテープリールに挿通され、露出さ
れていたテープがロータリヘッドの位置まで引き出され
て録音、再生可能状態となる。
み合うトレーのラック(12)の歯がなくなってトレー
(5)は停止するが、スライダー(7)のラック(11)
は小歯車(9)にかみ合っているので、スライダー
(7)は引続き後方に移動する。このスライダー(7)
の移動につれてローラーピン(8)は傾斜溝(7a)によ
って逆L型溝(2a)の垂直部下方に移動し、ホルダー
(6)をカセットと共に録音再生の為の駆動メカ上に降
下する。これにより従来と同じように、駆動メカの回転
軸がカセット(K)のテープリールに挿通され、露出さ
れていたテープがロータリヘッドの位置まで引き出され
て録音、再生可能状態となる。
反対に、トレー(5)が引き出されるときは、歯車
(9),(10)の回転によって、大歯車(10)に形成し
た係合ピン(10a)が第11図の位置から反時計方向に移
動してラック(12)の先端の爪(12a)に係合してラッ
ク(12)を大歯車(10)にかみ合う位置迄引き戻され、
前記した逆の動作をしてトレー(5)が第1図の位置ま
で引き出されるものである。
(9),(10)の回転によって、大歯車(10)に形成し
た係合ピン(10a)が第11図の位置から反時計方向に移
動してラック(12)の先端の爪(12a)に係合してラッ
ク(12)を大歯車(10)にかみ合う位置迄引き戻され、
前記した逆の動作をしてトレー(5)が第1図の位置ま
で引き出されるものである。
以上本考案の代表的な実施例について説明したが、本
考案は必ずしも上記の実施例構造のみに限定されるもの
でなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果を有する範
囲内で適宜変更して実施出来ることは勿論である。
考案は必ずしも上記の実施例構造のみに限定されるもの
でなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果を有する範
囲内で適宜変更して実施出来ることは勿論である。
〈考案の効果〉 本考案は、上記のごとく構成されたものであるから、
トレーの引き出し及び引き込み運動と、トレーが引き込
み位置で停止した後のカセットホルダーの上下運動が一
体形成された大、小歯車と一個のモーターによって行う
ことが出来ると共に、一体的に回転する大、小歯車にス
ライダーのラックとトレーのラックとを夫々噛み合わせ
てトレーとスライダー及びカセットホルダーとの間に相
対運動を生じさせるようにしたから、この相対運動によ
ってトレーに位置させたカセットホルダー上のカセット
の下面スライド蓋を開閉させることが出来、これにより
スライド蓋を開閉するための特別な開閉メカを組み込む
ことを省略することができ、特に、大歯車にかみ合うラ
ックはトレーが引き込まれたときに噛合い関係が終結す
るように所定の長さで形成され、且つ該ラックの終端部
に係合爪が形成されており、前記大歯車には前記係合爪
に係合してラックを大歯車にかみ合う位置に戻す係合ピ
ンが設けられているから、トレー引き出し時には一旦遊
離したラックを再度大歯車にかみ合う位置迄引き戻して
トレーを前方の引き出し位置に向かって移動させること
が出来、かくて装置全体が簡単な構造で形成できて部品
の省略化と組み立て作業性の向上及びコストの低減化を
図ることが出来るに至ったものである。
トレーの引き出し及び引き込み運動と、トレーが引き込
み位置で停止した後のカセットホルダーの上下運動が一
体形成された大、小歯車と一個のモーターによって行う
ことが出来ると共に、一体的に回転する大、小歯車にス
ライダーのラックとトレーのラックとを夫々噛み合わせ
てトレーとスライダー及びカセットホルダーとの間に相
対運動を生じさせるようにしたから、この相対運動によ
ってトレーに位置させたカセットホルダー上のカセット
の下面スライド蓋を開閉させることが出来、これにより
スライド蓋を開閉するための特別な開閉メカを組み込む
ことを省略することができ、特に、大歯車にかみ合うラ
ックはトレーが引き込まれたときに噛合い関係が終結す
るように所定の長さで形成され、且つ該ラックの終端部
に係合爪が形成されており、前記大歯車には前記係合爪
に係合してラックを大歯車にかみ合う位置に戻す係合ピ
ンが設けられているから、トレー引き出し時には一旦遊
離したラックを再度大歯車にかみ合う位置迄引き戻して
トレーを前方の引き出し位置に向かって移動させること
が出来、かくて装置全体が簡単な構造で形成できて部品
の省略化と組み立て作業性の向上及びコストの低減化を
図ることが出来るに至ったものである。
第1図は本考案に係るカセットローディング装置の平面
図であって、トレーが引き出された状態を示すものであ
り、第2図は第1図のII-II線に沿った断面図、第3図
は第1図における側面図、第4図は第3図のIV-IV線に
沿った拡大断面図、第5図は大、小歯車部分の平面図、
第6図はその底面図、第7図はトレー引き込み動作の過
程を示す平面図、第8図はその側面図、第9図はカセッ
トホルダーを録音再生位置まで降下させた状態を示す平
面図、第10図はその側面図、第11図はその拡大底面図、
第12図は第11図に於けるXII-XII線に沿った断面図、第1
3図及び第14図は大歯車とトレーフレイムのラックとの
係合動作を示す説明図である。 図中(1)はベース、(2)はガイド板、(2a)は逆L
型溝、(3)はシャフト、(4)はトレーガイド、
(5)はトレー、(5a)はトレーフレイム、(6)はカ
セットホルダー、(7)はスライダー、(7a)は傾斜
溝、(8)はローラーピン、(9)は小歯車、(10)は
大歯車、(10a)は係合ピン、(11)はスライダーのラ
ック、(12)はトレーフレイムのラック、(12a)は係
合爪、(K)はカセット、(M)はモーターである。
図であって、トレーが引き出された状態を示すものであ
り、第2図は第1図のII-II線に沿った断面図、第3図
は第1図における側面図、第4図は第3図のIV-IV線に
沿った拡大断面図、第5図は大、小歯車部分の平面図、
第6図はその底面図、第7図はトレー引き込み動作の過
程を示す平面図、第8図はその側面図、第9図はカセッ
トホルダーを録音再生位置まで降下させた状態を示す平
面図、第10図はその側面図、第11図はその拡大底面図、
第12図は第11図に於けるXII-XII線に沿った断面図、第1
3図及び第14図は大歯車とトレーフレイムのラックとの
係合動作を示す説明図である。 図中(1)はベース、(2)はガイド板、(2a)は逆L
型溝、(3)はシャフト、(4)はトレーガイド、
(5)はトレー、(5a)はトレーフレイム、(6)はカ
セットホルダー、(7)はスライダー、(7a)は傾斜
溝、(8)はローラーピン、(9)は小歯車、(10)は
大歯車、(10a)は係合ピン、(11)はスライダーのラ
ック、(12)はトレーフレイムのラック、(12a)は係
合爪、(K)はカセット、(M)はモーターである。
Claims (1)
- 【請求項1】ベース(1)に前後方向に沿って形成され
た左右一対の垂直ガイド板(2),(2)と、該ガイド
板(2),(2)に形成された逆L型の溝(2a),(2
a)と、前記ガイド板(2)の外側に沿って前後方向に
延設されて前記ベース(1)に支持されたシャフト
(3)と、前記シャフト(3)に沿って前後方向に移動
するように組成され且つ先端にトレー(5)を備えたト
レーフレイム(5a)と、前記ガイド板(2),(2)に
沿って前後に動くスライダー(7)と、このスライダー
(7)の側壁に形成された後方に至るほど傾斜が上位と
なる傾斜溝(7a)と、前記逆L型溝(2a)と傾斜溝(7
a)の両方に摺動自在に挿嵌するローラーピン(8)を
有するカセットホルダー(6)と、同軸的に結合されて
前記ベース(1)に保持された上下二段の小歯車
(9)、大歯車(10)と、前記スライダー(7)に形成
されて前記小歯車(9)と噛合うラック(11)と、前記
トレーフレイム(5a)に形成されて前記大歯車(10)と
噛合うラック(12)と、前記大、小の歯車(9)、(1
0)を駆動するモーター(M)とから成り、前記大歯車
(10)にかみ合うラック(12)はトレー(5)が引き込
まれたときに噛合い関係が終結するように所定の長さで
形成され、且つ該ラック(12)の終端部に係合爪(12
a)が形成されており、前記大歯車(10)には前記係合
爪(12a)に係合してラック(12)を大歯車(10)にか
み合う位置に戻す係合ピン(10a)が設けられており、
更に前記ローラーピン(8)はトレーが引き込まれてカ
セットホルダー(6)が録音再生位置にあるときに傾斜
溝(7a)の傾斜下端部と逆L型溝(2a)の下端部に位置
し、トレー(5)が引き出された時に傾斜溝(7a)の傾
斜上端部と逆L型溝(2a)の水平部先端に位置するよう
に設定されているカセットテープレコーダに於けるカセ
ットローディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137290U JP2506949Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | カセットテ―プレコ―ダに於けるカセットロ―ディング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7137290U JP2506949Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | カセットテ―プレコ―ダに於けるカセットロ―ディング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0431445U JPH0431445U (ja) | 1992-03-13 |
JP2506949Y2 true JP2506949Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31608342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7137290U Expired - Lifetime JP2506949Y2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | カセットテ―プレコ―ダに於けるカセットロ―ディング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506949Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP7137290U patent/JP2506949Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0431445U (ja) | 1992-03-13 |
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