JPH0762933B2 - 磁気記録再生装置のカセット装填機構 - Google Patents
磁気記録再生装置のカセット装填機構Info
- Publication number
- JPH0762933B2 JPH0762933B2 JP1039029A JP3902989A JPH0762933B2 JP H0762933 B2 JPH0762933 B2 JP H0762933B2 JP 1039029 A JP1039029 A JP 1039029A JP 3902989 A JP3902989 A JP 3902989A JP H0762933 B2 JPH0762933 B2 JP H0762933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- small
- small cassette
- magnetic recording
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録再生装置のカセット装填機構に関
し、特に、磁気記録媒体としての磁気テープを内蔵し
た、大きさの異なる複数種類のカセットを選択的に装着
し、記録再生することが可能な磁気記録再生装置のカセ
ット装填機構に関するものである。
し、特に、磁気記録媒体としての磁気テープを内蔵し
た、大きさの異なる複数種類のカセットを選択的に装着
し、記録再生することが可能な磁気記録再生装置のカセ
ット装填機構に関するものである。
[従来の技術] 第12図および第13図は、従来のVTRのカセットコントロ
ールユニットの左側面図(カセット挿入方向から見た場
合)である。なお、基本的には右側面図も機構的に同一
となっている。
ールユニットの左側面図(カセット挿入方向から見た場
合)である。なお、基本的には右側面図も機構的に同一
となっている。
第12図および第13図を参照して、ガイド板7には、2本
のL形の溝7a,7bと2本の直線型の溝7c,7dが設けられて
いる。このガイド板7は、VTRのメインシャーシ12に2
本の取付ビス13で取付けられている。ガイド板7には、
ドライブギヤ8とドライブアーム9が固定された上で、
同一軸上に回転可能に取付けられている。また、ローデ
ィングギヤ10とローディングアーム11が固定された上
で、同一軸上に回転可能に、ガイド板7に取付けられて
いる。
のL形の溝7a,7bと2本の直線型の溝7c,7dが設けられて
いる。このガイド板7は、VTRのメインシャーシ12に2
本の取付ビス13で取付けられている。ガイド板7には、
ドライブギヤ8とドライブアーム9が固定された上で、
同一軸上に回転可能に取付けられている。また、ローデ
ィングギヤ10とローディングアーム11が固定された上
で、同一軸上に回転可能に、ガイド板7に取付けられて
いる。
スライダ6には、第1ガイド軸6aと第2ガイド軸6bとが
設けられている。この第1ガイド軸6aと第2ガイド軸6b
は、ガイド板7のL形の溝7aと7bに挿入されている。さ
らに、第2ガイド軸6bは、ドライブアーム9のU形の溝
9aにも挿入されている。
設けられている。この第1ガイド軸6aと第2ガイド軸6b
は、ガイド板7のL形の溝7aと7bに挿入されている。さ
らに、第2ガイド軸6bは、ドライブアーム9のU形の溝
9aにも挿入されている。
アダプタシャーシ14には、片側4本のアダプタガイド軸
14aが設けられている。このアダプタガイド軸14aは、ガ
イド板7の直線形の溝7cと7dにそれぞれ2本ずつ、挿入
されている。さらに、ローディング軸14bがアダプタシ
ャーシ14に設けられている。このローディング軸14b
は、ローディングアーム11に回動可能に取付けられてい
る。
14aが設けられている。このアダプタガイド軸14aは、ガ
イド板7の直線形の溝7cと7dにそれぞれ2本ずつ、挿入
されている。さらに、ローディング軸14bがアダプタシ
ャーシ14に設けられている。このローディング軸14b
は、ローディングアーム11に回動可能に取付けられてい
る。
なお、図示していないが、左右のドライブギヤ8には、
同一の位相で回転するように位相ギヤが設けられてい
る。また、左右のローディングギヤ10にも、同一の位相
で回転するように位相ギヤが設けられている。ガイド板
7には、小型カセット用のカセット蓋15が蓋支点軸7eを
中心に回転可能に取付けられている。このカセット蓋15
はリターンスプリング16によって閉じる方向に付勢され
ている。
同一の位相で回転するように位相ギヤが設けられてい
る。また、左右のローディングギヤ10にも、同一の位相
で回転するように位相ギヤが設けられている。ガイド板
7には、小型カセット用のカセット蓋15が蓋支点軸7eを
中心に回転可能に取付けられている。このカセット蓋15
はリターンスプリング16によって閉じる方向に付勢され
ている。
第14図および第15図は、小型カセット1の挿入部である
アダプタシャーシ14まわりの部分を示す概略図である。
アダプタシャーシ14には、第1ハウジングアーム17が軸
17aを交点として回転可能に取付けられている。また、
アダプタシャーシ14の長孔部14cには、第2ハウジング
アーム18の一端が摺動可能に取付けられている。第1ハ
ウジングアーム17と第2ハウジングアーム18は、その中
央部分で回転可能に係合されている。さらに、第1ハウ
ジングアーム17と第2ハウジングアーム18は、ハウジン
グ19に回転可能に取付けられている。アップスプリング
20は、第1ハウジングアーム17と第2ハウジングアーム
18に掛けられている。これにより、ハウジング19が上昇
するように構成されている。
アダプタシャーシ14まわりの部分を示す概略図である。
アダプタシャーシ14には、第1ハウジングアーム17が軸
17aを交点として回転可能に取付けられている。また、
アダプタシャーシ14の長孔部14cには、第2ハウジング
アーム18の一端が摺動可能に取付けられている。第1ハ
ウジングアーム17と第2ハウジングアーム18は、その中
央部分で回転可能に係合されている。さらに、第1ハウ
ジングアーム17と第2ハウジングアーム18は、ハウジン
グ19に回転可能に取付けられている。アップスプリング
20は、第1ハウジングアーム17と第2ハウジングアーム
18に掛けられている。これにより、ハウジング19が上昇
するように構成されている。
第12図を参照して、大型カセット3をVTRに装填すると
きには、大型カセット3を手でスライダ6(第16図参
照)に挿入すると、スライダ6に取付けられたカセット
スプリング4によって、大型カセット3がスライダ6に
圧着固定される。ローディングスタートスイッチ(図示
せず)が大型カセット3を検出し、ドライブモータ(図
示せず)が駆動される。これにより、ドライブギヤ8と
ドライブアーム9が矢印Aで示される方向に回転する。
この回転によって、第2ガイド軸6bが駆動される。スラ
イダ6は、ガイド板7の2本のL形の溝7aと7bにガイド
されて水平移動を行なう。その後、スライダ6は垂直方
向に下降し、6Pで示される位置にまで移動する。このよ
うにして、大型カセット3のVTRへの装填が完了する。
きには、大型カセット3を手でスライダ6(第16図参
照)に挿入すると、スライダ6に取付けられたカセット
スプリング4によって、大型カセット3がスライダ6に
圧着固定される。ローディングスタートスイッチ(図示
せず)が大型カセット3を検出し、ドライブモータ(図
示せず)が駆動される。これにより、ドライブギヤ8と
ドライブアーム9が矢印Aで示される方向に回転する。
この回転によって、第2ガイド軸6bが駆動される。スラ
イダ6は、ガイド板7の2本のL形の溝7aと7bにガイド
されて水平移動を行なう。その後、スライダ6は垂直方
向に下降し、6Pで示される位置にまで移動する。このよ
うにして、大型カセット3のVTRへの装填が完了する。
大型カセット3のイジェクトを行なう場合には、モータ
(図示せず)が逆転し、上述と逆の動作が行なわれるこ
とにより、大型カセット3が取出される。
(図示せず)が逆転し、上述と逆の動作が行なわれるこ
とにより、大型カセット3が取出される。
第12図および第13図を参照して、小型カセット1をVTR
に装填する場合には、小型カセット1を手でハウジング
19に挿入すると、ハウジング19に取付けられたカセット
スプリング21によって、小型カセット1はハウジング19
に圧着固定される。このときのハウジング19の位置は、
第12図に示されている。ハウジング19を押し下げると、
ハウジング19は、第13図に示される位置にまで移動させ
られる。その後、アダプタシャーシ14のロック機構(図
示せず)により、ハウジング19はアダプタシャーシ14に
装着ロックされる。このとき、小型カセット1の挿入を
検出するスイッチとロック検出スイッチ(ともに図示せ
ず)は、小型カセット1が挿入されたハウジング19がロ
ックされたことを検出する。ハウジングモータ(図示せ
ず)により、第1のテープ引出アーム22と第2のテープ
引出アーム23が駆動される。これにより、磁気テープ1a
が所定の位置1dまで引出される(第15図参照)。なお、
第1のテープ引出アーム22と第2のテープ引出アーム23
は、その先端にローラが回転可能に取付けられ、かつア
ダプタシャーシ14に回転可能に取付けられている。ま
た、同時にドライブモータ(図示せず)が駆動される。
これにより、大型カセット3を装填する場合と同様にし
て、スライダ6が記録再生時の位置6Pに移動する。磁気
テープ1aが所定の位置1dまで引出され、スライダ6が記
録再生時の位置6Pに移動したのが検出されると、ローデ
ィングモータ(図示せず)が駆動される。これにより、
ローディングギヤ10とローディングアーム11が矢印Bで
示される方向に回転する。したがって、アダプタシャー
シ14全体が、アダプタガイド軸14aとガイド板7の2本
の直線形の溝7c,7dとによってガイドされ、水平状態の
まま、下降する。その結果、アダプタシャーシ14全体
が、記録再生時の位置6Pに移動されたスライダ6の上に
ローディングされる。なお、アダプタシャーシ14は14Q
で示される位置に移動される。第16図に示すように、ス
ライダ6には天板が設けられていない。一方、第14図、
第15図に示すように、アダプタシャーシ14には、スライ
ダ6の第1ガイド軸6a,第2ガイド軸6bとカセットスプ
リング4とに当たらないように、スライダ逃げ穴14dが
設けられている。そのため、アダプタシャーシ14は、4
本の位置決め軸12a,12b,12c,12dの上に隙間なく、当接
する。
に装填する場合には、小型カセット1を手でハウジング
19に挿入すると、ハウジング19に取付けられたカセット
スプリング21によって、小型カセット1はハウジング19
に圧着固定される。このときのハウジング19の位置は、
第12図に示されている。ハウジング19を押し下げると、
ハウジング19は、第13図に示される位置にまで移動させ
られる。その後、アダプタシャーシ14のロック機構(図
示せず)により、ハウジング19はアダプタシャーシ14に
装着ロックされる。このとき、小型カセット1の挿入を
検出するスイッチとロック検出スイッチ(ともに図示せ
ず)は、小型カセット1が挿入されたハウジング19がロ
ックされたことを検出する。ハウジングモータ(図示せ
ず)により、第1のテープ引出アーム22と第2のテープ
引出アーム23が駆動される。これにより、磁気テープ1a
が所定の位置1dまで引出される(第15図参照)。なお、
第1のテープ引出アーム22と第2のテープ引出アーム23
は、その先端にローラが回転可能に取付けられ、かつア
ダプタシャーシ14に回転可能に取付けられている。ま
た、同時にドライブモータ(図示せず)が駆動される。
これにより、大型カセット3を装填する場合と同様にし
て、スライダ6が記録再生時の位置6Pに移動する。磁気
テープ1aが所定の位置1dまで引出され、スライダ6が記
録再生時の位置6Pに移動したのが検出されると、ローデ
ィングモータ(図示せず)が駆動される。これにより、
ローディングギヤ10とローディングアーム11が矢印Bで
示される方向に回転する。したがって、アダプタシャー
シ14全体が、アダプタガイド軸14aとガイド板7の2本
の直線形の溝7c,7dとによってガイドされ、水平状態の
まま、下降する。その結果、アダプタシャーシ14全体
が、記録再生時の位置6Pに移動されたスライダ6の上に
ローディングされる。なお、アダプタシャーシ14は14Q
で示される位置に移動される。第16図に示すように、ス
ライダ6には天板が設けられていない。一方、第14図、
第15図に示すように、アダプタシャーシ14には、スライ
ダ6の第1ガイド軸6a,第2ガイド軸6bとカセットスプ
リング4とに当たらないように、スライダ逃げ穴14dが
設けられている。そのため、アダプタシャーシ14は、4
本の位置決め軸12a,12b,12c,12dの上に隙間なく、当接
する。
第15図に示すように、小型カセット1には供給リール1b
と巻取リール1cが設けられている。磁気テープ1aは供給
リール1bと巻取リール1cの上に巻かれている。巻取リー
ル1cには、ハブ部分にギヤが切られている。アダプタシ
ャーシ14に回転可能に取付けられた駆動ギヤ2cと、巻取
リール1cとが噛み合っている。駆動ギヤ2cは駆動リール
2dと噛み合っている。磁気テープ1aの巻取り、巻戻しを
行なうには、リールモータ(図示せず)により、駆動リ
ール2dと供給リール1bとを駆動することによって行な
う。
と巻取リール1cが設けられている。磁気テープ1aは供給
リール1bと巻取リール1cの上に巻かれている。巻取リー
ル1cには、ハブ部分にギヤが切られている。アダプタシ
ャーシ14に回転可能に取付けられた駆動ギヤ2cと、巻取
リール1cとが噛み合っている。駆動ギヤ2cは駆動リール
2dと噛み合っている。磁気テープ1aの巻取り、巻戻しを
行なうには、リールモータ(図示せず)により、駆動リ
ール2dと供給リール1bとを駆動することによって行な
う。
小型カセット1をイジェクトするには、ローディングモ
ータ(図示せず)が逆転し、ローディング時と逆の動作
によってアダプタシャーシ14が上昇する。アダプタシャ
ーシ14が上昇したのが検出されると、ドライブモータ
(図示せず)が逆転し、大型カセット3をイジェクトす
るのと同様の動作でスライダ6がもとの位置に移動す
る。アダプタシャーシ14が上昇すると、第1テープ引出
アーム22と第2のテープ引出アーム23とが、上述と逆の
方向に駆動され、磁気テープ1aがもとの位置に戻る。ハ
ウジング19のロック機構(図示せず)は、ソレノイド
(図示せず)でロック解除される。これにより、アップ
スプリング20によってハウジング19が上昇し、小型カセ
ット用のカセット蓋15が開く。このようにして、小型カ
セット1が取出される状態になる。
ータ(図示せず)が逆転し、ローディング時と逆の動作
によってアダプタシャーシ14が上昇する。アダプタシャ
ーシ14が上昇したのが検出されると、ドライブモータ
(図示せず)が逆転し、大型カセット3をイジェクトす
るのと同様の動作でスライダ6がもとの位置に移動す
る。アダプタシャーシ14が上昇すると、第1テープ引出
アーム22と第2のテープ引出アーム23とが、上述と逆の
方向に駆動され、磁気テープ1aがもとの位置に戻る。ハ
ウジング19のロック機構(図示せず)は、ソレノイド
(図示せず)でロック解除される。これにより、アップ
スプリング20によってハウジング19が上昇し、小型カセ
ット用のカセット蓋15が開く。このようにして、小型カ
セット1が取出される状態になる。
なお、小型カセット1がハウジング19に挿入されていな
いときは、ハウジング19を押し下げてアダプタシャーシ
14に装着ロックしても、小型カセット1の挿入を検出す
るスイッチが作動しない。そのため、第1および第2の
テープ引出アーム22,23は駆動されず、アダプタシャー
シ14が下降することはない。したがって、小型カセット
1を使用しないときは、ハウジング19を押し下げて、ア
ダプタシャーシ14に装着ロックし、カセット蓋15を閉じ
ることができる。このとき、アダプタシャーシ14は下降
しないので、大型カセット3を挿入することができる。
いときは、ハウジング19を押し下げてアダプタシャーシ
14に装着ロックしても、小型カセット1の挿入を検出す
るスイッチが作動しない。そのため、第1および第2の
テープ引出アーム22,23は駆動されず、アダプタシャー
シ14が下降することはない。したがって、小型カセット
1を使用しないときは、ハウジング19を押し下げて、ア
ダプタシャーシ14に装着ロックし、カセット蓋15を閉じ
ることができる。このとき、アダプタシャーシ14は下降
しないので、大型カセット3を挿入することができる。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような大きさの異なる複数種類のカセットを、カ
セットアダプタを使用することなく、選択的に装着し、
記録再生することの可能な磁気記録再生装置のカセット
コントロールユニットは、概略的には第17図に示され
る。第17図を参照して、大型カセット3が前キャビネッ
ト34から矢印Iに示される方向に挿入されると、矢印II
に示される方向に従ってローディングされ、所定の装填
位置に装填される。小型カセット1を装填するには、上
キャビネット24から矢印IIIに示される方向に小型カセ
ット1が挿入され、矢印IVに示される方向に従って押し
下げられ、アダプタシャーシ14に装着される。その後、
磁気テープ1aが矢印Vに示される方向に引出された後、
矢印VIに示される方向に従って垂直方向に小型カセット
1が下降させられ、所定の位置に装填される。
セットアダプタを使用することなく、選択的に装着し、
記録再生することの可能な磁気記録再生装置のカセット
コントロールユニットは、概略的には第17図に示され
る。第17図を参照して、大型カセット3が前キャビネッ
ト34から矢印Iに示される方向に挿入されると、矢印II
に示される方向に従ってローディングされ、所定の装填
位置に装填される。小型カセット1を装填するには、上
キャビネット24から矢印IIIに示される方向に小型カセ
ット1が挿入され、矢印IVに示される方向に従って押し
下げられ、アダプタシャーシ14に装着される。その後、
磁気テープ1aが矢印Vに示される方向に引出された後、
矢印VIに示される方向に従って垂直方向に小型カセット
1が下降させられ、所定の位置に装填される。
上述のように、従来のカセット装填機構においては、大
型カセットの挿入口は磁気記録再生装置の前面にある。
小型カセットの挿入口は磁気記録再生装置の上面にあ
る。大型カセットと小型カセットの挿入口が異なった位
置に存在するので、カセットの装填が簡単な操作とはな
らない。特に、ラック等に磁気記録再生装置が固定され
て使用される場合、小型カセットの挿入口が磁気記録再
生装置の上面にあることにより、小型カセットの挿入お
よび取出しが困難になるという問題点があった。また、
磁気記録再生装置のデザイン面においても、小型カセッ
ト挿入口がその上面にあることにより、大きな制限を受
けてしまうという問題点があった。
型カセットの挿入口は磁気記録再生装置の前面にある。
小型カセットの挿入口は磁気記録再生装置の上面にあ
る。大型カセットと小型カセットの挿入口が異なった位
置に存在するので、カセットの装填が簡単な操作とはな
らない。特に、ラック等に磁気記録再生装置が固定され
て使用される場合、小型カセットの挿入口が磁気記録再
生装置の上面にあることにより、小型カセットの挿入お
よび取出しが困難になるという問題点があった。また、
磁気記録再生装置のデザイン面においても、小型カセッ
ト挿入口がその上面にあることにより、大きな制限を受
けてしまうという問題点があった。
そこで、この発明は上記の問題点を解消するためになさ
れたもので、小型カセットと大型カセットの挿入および
取出しを容易に行なうことが可能な磁気記録再生装置の
カセット装填機構を提供することを目的とする。
れたもので、小型カセットと大型カセットの挿入および
取出しを容易に行なうことが可能な磁気記録再生装置の
カセット装填機構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に従った磁気記録再生装置のカセット装填機構
は、大型カセット保持手段と、大型カセット移動手段
と、小型カセット保持枠と、小型カセット保持手段と、
小型カセット移動手段とを備えている。大型カセット保
持手段は、磁気記録再生装置に設けられた大型カセット
用挿入口から、その内部に水平方向に挿入された大型カ
セットを所定の位置で保持する。大型カセット移動手段
は、大型カセット保持手段を磁気記録再生装置の内部に
水平方向に引き込み、垂直方向に上昇下降させるもので
ある。この大型カセット移動手段により、大型カセット
保持手段は、大型カセットが挿入されるときの位置と、
大型カセットが記録再生されるときの位置との間で移動
するようにされている。小型カセット保持枠は、大型カ
セット用挿入口の外側で小型カセットを水平方向に受け
入れる。小型カセット保持手段は、小型カセット保持枠
を上昇下降可能に支持する。また、小型カセット保持手
段は、小型カセット保持枠に受け入れられた小型カセッ
トを装着し、所定の位置で保持する。小型カセット移動
手段は、小型カセット保持手段を大型カセット用挿入口
から、磁気記録再生装置の内部に水平方向に引き込み、
垂直方向に上昇下降させるものである。小型カセット保
持手段は、記録再生時の位置に移動させられた大型カセ
ット保持手段に装着するように構成されている。また、
小型カセット保持手段は、小型カセット移動手段によっ
て、小型カセットが装着されるときの位置と、小型カセ
ットが記録再生されるときの位置との間で移動するよう
にされている。
は、大型カセット保持手段と、大型カセット移動手段
と、小型カセット保持枠と、小型カセット保持手段と、
小型カセット移動手段とを備えている。大型カセット保
持手段は、磁気記録再生装置に設けられた大型カセット
用挿入口から、その内部に水平方向に挿入された大型カ
セットを所定の位置で保持する。大型カセット移動手段
は、大型カセット保持手段を磁気記録再生装置の内部に
水平方向に引き込み、垂直方向に上昇下降させるもので
ある。この大型カセット移動手段により、大型カセット
保持手段は、大型カセットが挿入されるときの位置と、
大型カセットが記録再生されるときの位置との間で移動
するようにされている。小型カセット保持枠は、大型カ
セット用挿入口の外側で小型カセットを水平方向に受け
入れる。小型カセット保持手段は、小型カセット保持枠
を上昇下降可能に支持する。また、小型カセット保持手
段は、小型カセット保持枠に受け入れられた小型カセッ
トを装着し、所定の位置で保持する。小型カセット移動
手段は、小型カセット保持手段を大型カセット用挿入口
から、磁気記録再生装置の内部に水平方向に引き込み、
垂直方向に上昇下降させるものである。小型カセット保
持手段は、記録再生時の位置に移動させられた大型カセ
ット保持手段に装着するように構成されている。また、
小型カセット保持手段は、小型カセット移動手段によっ
て、小型カセットが装着されるときの位置と、小型カセ
ットが記録再生されるときの位置との間で移動するよう
にされている。
[作用] この発明においては、大型カセット用挿入口の外側で小
型カセット保持枠が小型カセットを水平方向に受け入れ
る。小型カセット保持枠に受け入れられた小型カセット
は、小型カセット保持手段によって所定の位置で装着さ
れ、保持される。このようにして、小型カセットの装着
も、大型カセットと同様に水平方向に挿入する動作で行
なわれ得る。また、水平方向の挿入動作だけで小型カセ
ットを装着することができるので、装着時にテープの損
傷が生じるのを防止することが可能である。
型カセット保持枠が小型カセットを水平方向に受け入れ
る。小型カセット保持枠に受け入れられた小型カセット
は、小型カセット保持手段によって所定の位置で装着さ
れ、保持される。このようにして、小型カセットの装着
も、大型カセットと同様に水平方向に挿入する動作で行
なわれ得る。また、水平方向の挿入動作だけで小型カセ
ットを装着することができるので、装着時にテープの損
傷が生じるのを防止することが可能である。
さらに、小型カセットが保持された小型カセット保持手
段は、大型カセット用挿入口から、磁気記録再生装置の
内部に引き込まれる。この小型カセット保持手段は、小
型カセット移動手段によって、垂直方向に上昇下降させ
られる。また、小型カセット保持手段は、記録再生時の
位置に移動させられた大型カセット保持手段に装着され
得る。したがって、小型カセットは、大型カセットと同
様に、水平方向の挿入動作によって小型カセット保持枠
に受け入れられ、小型カセット保持手段に装着された
後、大型カセット用挿入口から挿入され、記録再生時の
位置に装着される。
段は、大型カセット用挿入口から、磁気記録再生装置の
内部に引き込まれる。この小型カセット保持手段は、小
型カセット移動手段によって、垂直方向に上昇下降させ
られる。また、小型カセット保持手段は、記録再生時の
位置に移動させられた大型カセット保持手段に装着され
得る。したがって、小型カセットは、大型カセットと同
様に、水平方向の挿入動作によって小型カセット保持枠
に受け入れられ、小型カセット保持手段に装着された
後、大型カセット用挿入口から挿入され、記録再生時の
位置に装着される。
[実施例] 第1図〜第11図は、この発明に従った磁気記録再生装置
の一実施例を示す図である。第1図〜第7図は、この発
明に従った磁気記録再生装置におけるカセットコントロ
ールユニットの左側面図である。なお、このカセットコ
ントロールユニットの右側面図も機構的には左側面図と
同一である。第8A図および第8B図は、この発明に従った
カセットコントロールユニットに用いられるガイド板お
よびスライド板を示す側面図である。第9図は小型カセ
ットを挿入するために用いられるアダプタシャーシを示
す平面図である。第10図および第11図は、小型カセット
を挿入するために用いられるアダプタ部分を示す左側面
図である。以下、これらの図を参照して本発明のカセッ
ト装填機構について説明する。
の一実施例を示す図である。第1図〜第7図は、この発
明に従った磁気記録再生装置におけるカセットコントロ
ールユニットの左側面図である。なお、このカセットコ
ントロールユニットの右側面図も機構的には左側面図と
同一である。第8A図および第8B図は、この発明に従った
カセットコントロールユニットに用いられるガイド板お
よびスライド板を示す側面図である。第9図は小型カセ
ットを挿入するために用いられるアダプタシャーシを示
す平面図である。第10図および第11図は、小型カセット
を挿入するために用いられるアダプタ部分を示す左側面
図である。以下、これらの図を参照して本発明のカセッ
ト装填機構について説明する。
概略的には、大型カセット装填時においては、第1図お
よび第2図に示すように、大型カセット3を矢印Cに示
される方向に挿入すると、大型カセット3はスライダ6
に保持されて、矢印Dで示される方向にローディングさ
れる。第2図に示される位置で大型カセット3のローデ
ィングが完了する。大型カセット3のイジェクトは、こ
れと逆の動作によって行なわれる。
よび第2図に示すように、大型カセット3を矢印Cに示
される方向に挿入すると、大型カセット3はスライダ6
に保持されて、矢印Dで示される方向にローディングさ
れる。第2図に示される位置で大型カセット3のローデ
ィングが完了する。大型カセット3のイジェクトは、こ
れと逆の動作によって行なわれる。
小型カセットの装填時においては、小型カセット1の装
填が選択されると、第7図に示される初期状態から、第
4図に示される位置に、アダプタシャーシ14が移動され
る。さらに、アダプタシャーシ14は、第5図に示される
位置に、大型カセット3の挿入口からカセット装填機構
の外に排出され固定される。アダプタシャーシ14が固定
されたのが検出されると、小型カセット1を保持するハ
ウジング19がアダプタシャーシ14より、ロックが解除さ
れ、上昇する。これにより、小型カセット1が挿入可能
な状態となる。第6図に示すように、矢印Fで示される
方向に小型カセット1が挿入され、押し下げられ、ハウ
ジング19をアダプタシャーシ14にロックする。ハウジン
グ19がロックされたのが確認されると、第9図に示され
るように、磁気テープ1aが1dで示される位置まで引出さ
れる。この磁気テープの引出しは、アダプタシャーシ14
の内部において、小型カセット1のテープパスを大型カ
セット3のテープパスに適合するように行なわれる。磁
気テープ1aが引出されたことが検知されると、アダプタ
シャーシ14は、第4図に示される位置にローディングさ
れる。さらに、第7図に示される位置まで、アダプタシ
ャーシ14がローディングされることによって、小型カセ
ット1のローディングが完了する。これにより、小型カ
セット1の記録再生が可能な状態となる。なお、小型カ
セット1のイジェクトは、それぞれ逆の動作によって行
なわれる。
填が選択されると、第7図に示される初期状態から、第
4図に示される位置に、アダプタシャーシ14が移動され
る。さらに、アダプタシャーシ14は、第5図に示される
位置に、大型カセット3の挿入口からカセット装填機構
の外に排出され固定される。アダプタシャーシ14が固定
されたのが検出されると、小型カセット1を保持するハ
ウジング19がアダプタシャーシ14より、ロックが解除さ
れ、上昇する。これにより、小型カセット1が挿入可能
な状態となる。第6図に示すように、矢印Fで示される
方向に小型カセット1が挿入され、押し下げられ、ハウ
ジング19をアダプタシャーシ14にロックする。ハウジン
グ19がロックされたのが確認されると、第9図に示され
るように、磁気テープ1aが1dで示される位置まで引出さ
れる。この磁気テープの引出しは、アダプタシャーシ14
の内部において、小型カセット1のテープパスを大型カ
セット3のテープパスに適合するように行なわれる。磁
気テープ1aが引出されたことが検知されると、アダプタ
シャーシ14は、第4図に示される位置にローディングさ
れる。さらに、第7図に示される位置まで、アダプタシ
ャーシ14がローディングされることによって、小型カセ
ット1のローディングが完了する。これにより、小型カ
セット1の記録再生が可能な状態となる。なお、小型カ
セット1のイジェクトは、それぞれ逆の動作によって行
なわれる。
第8A図を参照して、ガイド板7には、2本のL形の溝7
a,7bと、2本の直線の溝7c,7dとが設けられている。ド
ライブギヤ8の回転軸7eは、ガイド板7に設けられてい
る。第8B図を参照して、スライド板30には、2本のL形
の溝30a,30bと、2本の直線の溝30c,30dと、スライド板
30の面より凸状態になっているL形の溝30eが設けられ
ている。また、ローディングギヤ31の支点軸30fと、3
本のガイド軸30g,30h,30iが、スライド板30に設けられ
ている。
a,7bと、2本の直線の溝7c,7dとが設けられている。ド
ライブギヤ8の回転軸7eは、ガイド板7に設けられてい
る。第8B図を参照して、スライド板30には、2本のL形
の溝30a,30bと、2本の直線の溝30c,30dと、スライド板
30の面より凸状態になっているL形の溝30eが設けられ
ている。また、ローディングギヤ31の支点軸30fと、3
本のガイド軸30g,30h,30iが、スライド板30に設けられ
ている。
第9図〜第11図を参照して、アダプタシャーシ14には、
その両側に第1のガイド軸14aと第2のガイド軸14bと第
3のガイド軸14cと支点軸14fとが設けられている。アダ
プタシャーシ14には、第1のハウジングアーム17が支点
軸14fを支点として回転可能に取付けられている。第1
のハウジングアーム17の一端は、ハウジング19の長穴部
19aに摺動可能に取付けられている。第2のハウジング
アーム18は、ハウジング19に設けられた支点軸19bを支
点として回転可能に取付けられている。第2のハウジン
グアーム18の一端は、アダプタシャーシ14の長穴部14e
に摺動可能に取付けられている。第1のハウジングアー
ム17と第2のハウジングアーム18とは、中央部付近で回
転可能に係合されている。アップスプリング20は、第1
のハウジングアーム17とアダプタシャーシ14とに掛けら
れ、ハウジング19が上昇するように作用している。ま
た、アダプタシャーシ14には、ハウジング19のロック機
構(図示せず)が設けられ、アダプタモータ(図示せ
ず)によってロックを解除することが可能な機構が設け
られている。
その両側に第1のガイド軸14aと第2のガイド軸14bと第
3のガイド軸14cと支点軸14fとが設けられている。アダ
プタシャーシ14には、第1のハウジングアーム17が支点
軸14fを支点として回転可能に取付けられている。第1
のハウジングアーム17の一端は、ハウジング19の長穴部
19aに摺動可能に取付けられている。第2のハウジング
アーム18は、ハウジング19に設けられた支点軸19bを支
点として回転可能に取付けられている。第2のハウジン
グアーム18の一端は、アダプタシャーシ14の長穴部14e
に摺動可能に取付けられている。第1のハウジングアー
ム17と第2のハウジングアーム18とは、中央部付近で回
転可能に係合されている。アップスプリング20は、第1
のハウジングアーム17とアダプタシャーシ14とに掛けら
れ、ハウジング19が上昇するように作用している。ま
た、アダプタシャーシ14には、ハウジング19のロック機
構(図示せず)が設けられ、アダプタモータ(図示せ
ず)によってロックを解除することが可能な機構が設け
られている。
第1図を参照して、ガイド軸30g,30hがガイド板7の直
線の溝7cに挿入され、ガイド軸30iが直線の溝7dに挿入
されることによって、スライド板30はガイド板7にスラ
イド可能に取付けられている。ガイド板7は、2本の取
付ビスによってVTRのメインシャーシ12の取付けられて
いる。スライダ6には、第16図に示される従来例と同様
に、第1ガイド軸6aと第2ガイド軸6bとが設けられてい
る。第1ガイド軸6aは、スライド板30の溝30cと、ガイ
ド板7のL形の溝7bに挿入されている。第2ガイド軸6b
は、スライド板30の溝30dと、ガイド板7のL形の溝7a
に挿入されている。さらに、第2ガイド軸6bは、ドライ
ブギヤ8のU形の溝8aに挿入されている。第1ガイド軸
14aと第2ガイド軸14bが、スライド板30のL形の溝30a
と30bにそれぞれ挿入されることによって、アダプタシ
ャーシ14はスライド板30にスライド可能に固定されてい
る。さらに、第2ガイド軸14bは、ローディングギヤ31
のU形の溝31aに挿入されている。アダプタシャーシ14
の第3のガイド軸14cは、スライド板30に対してアダプ
タシャーシ14が下降する際にのみ、スライド板30の凸状
態のL形の溝30eに適合するように構成されている。
線の溝7cに挿入され、ガイド軸30iが直線の溝7dに挿入
されることによって、スライド板30はガイド板7にスラ
イド可能に取付けられている。ガイド板7は、2本の取
付ビスによってVTRのメインシャーシ12の取付けられて
いる。スライダ6には、第16図に示される従来例と同様
に、第1ガイド軸6aと第2ガイド軸6bとが設けられてい
る。第1ガイド軸6aは、スライド板30の溝30cと、ガイ
ド板7のL形の溝7bに挿入されている。第2ガイド軸6b
は、スライド板30の溝30dと、ガイド板7のL形の溝7a
に挿入されている。さらに、第2ガイド軸6bは、ドライ
ブギヤ8のU形の溝8aに挿入されている。第1ガイド軸
14aと第2ガイド軸14bが、スライド板30のL形の溝30a
と30bにそれぞれ挿入されることによって、アダプタシ
ャーシ14はスライド板30にスライド可能に固定されてい
る。さらに、第2ガイド軸14bは、ローディングギヤ31
のU形の溝31aに挿入されている。アダプタシャーシ14
の第3のガイド軸14cは、スライド板30に対してアダプ
タシャーシ14が下降する際にのみ、スライド板30の凸状
態のL形の溝30eに適合するように構成されている。
なお、左右ともに同様の機構となっているため省略する
が、左右のドライブギヤ8と左右のローディング31に
は、同一の位相で回転するように、それぞれ、位相ギヤ
(図示せず)が設けられている。蓋32は、ガイド板7に
回転可能に取付けられている。これにより、大型カセッ
ト3とアダプタシャーシ14の移動に同期されたオープン
レバー(図示せず)によって、蓋32は開かれる。通常、
蓋32は閉じる方向に蓋スプリング(図示せず)によって
付勢されている。
が、左右のドライブギヤ8と左右のローディング31に
は、同一の位相で回転するように、それぞれ、位相ギヤ
(図示せず)が設けられている。蓋32は、ガイド板7に
回転可能に取付けられている。これにより、大型カセッ
ト3とアダプタシャーシ14の移動に同期されたオープン
レバー(図示せず)によって、蓋32は開かれる。通常、
蓋32は閉じる方向に蓋スプリング(図示せず)によって
付勢されている。
第1図および第2図を参照して、大型カセット3をVTR
に装填するときには、大型カセット3を矢印Cで示され
る方向に手で、スライダ6に挿入すると、スライダ6に
取付けられたカセットスプリング4によって大型カセッ
ト3がスライダ6に圧着固定される。このとき、ローデ
ィングスタートスイッチ(図示せず)が大型カセット3
が挿入されたことを検出し、ドライブモータ(図示せ
ず)が駆動される。これにより、ドライブギヤ8が矢印
Eで示される方向に回転する。この回転によって、第2
ガイド軸6bが駆動され、ガイド板7の2本のL形の溝7
a,7bにガイドされ、スライダ6は水平移動する。その
後、スライダ6は、矢印Dで示される方向に垂直方向に
下降し、6Pで示される位置まで移動する。それによっ
て、大型カセット3は、VTRのメインシャーシ12に設け
られた4本の位置決め軸12a,12b,12c,12d上に圧着固定
される。このようにして、大型カセット3の装填が完了
する。スライダ6が垂直方向に下降する際に、第1ガイ
ド軸6aと第2ガイド軸6bはスライダ板30の直線形の溝30
cと30dにそれぞれ挿入されているために、スライド板30
も下降し、30Pで示される位置に移動する。ここで、ス
ライド板30には、アダプタシャーシ14が、第3図に示さ
れる14Sの位置に固定されているため、アダプタシャー
シ14も下降し、第2図に示される14Pの位置に移動す
る。
に装填するときには、大型カセット3を矢印Cで示され
る方向に手で、スライダ6に挿入すると、スライダ6に
取付けられたカセットスプリング4によって大型カセッ
ト3がスライダ6に圧着固定される。このとき、ローデ
ィングスタートスイッチ(図示せず)が大型カセット3
が挿入されたことを検出し、ドライブモータ(図示せ
ず)が駆動される。これにより、ドライブギヤ8が矢印
Eで示される方向に回転する。この回転によって、第2
ガイド軸6bが駆動され、ガイド板7の2本のL形の溝7
a,7bにガイドされ、スライダ6は水平移動する。その
後、スライダ6は、矢印Dで示される方向に垂直方向に
下降し、6Pで示される位置まで移動する。それによっ
て、大型カセット3は、VTRのメインシャーシ12に設け
られた4本の位置決め軸12a,12b,12c,12d上に圧着固定
される。このようにして、大型カセット3の装填が完了
する。スライダ6が垂直方向に下降する際に、第1ガイ
ド軸6aと第2ガイド軸6bはスライダ板30の直線形の溝30
cと30dにそれぞれ挿入されているために、スライド板30
も下降し、30Pで示される位置に移動する。ここで、ス
ライド板30には、アダプタシャーシ14が、第3図に示さ
れる14Sの位置に固定されているため、アダプタシャー
シ14も下降し、第2図に示される14Pの位置に移動す
る。
大型カセット3のイジェクトを行なう場合には、ドライ
ブモータ(図示せず)が逆転し、上述と逆の動作が行な
われることにより、大型カセット3が取出される。
ブモータ(図示せず)が逆転し、上述と逆の動作が行な
われることにより、大型カセット3が取出される。
第3図〜第7図を参照して、小型カセット1をVTRに装
填する場合には、選択スイッチ(図示せず)を小型カセ
ット1の装填に選択すると、ドライブモータ(図示せ
ず)が駆動され、ドライブギヤ8が矢印Eで示される方
向に回転する。このとき、大型カセット3を装填する場
合と同様にして、スライダ6は6Pの位置に、アダプタシ
ャーシ14は14Pの位置に移動する。その後、アダプタシ
ャーシ14は、スライドモータ(図示せず)によって14P
の位置から、スライド板30のL形の溝30a,30bにガイド
され、14Eの位置に移動する。アダプタシャーシ14が14E
の位置に移動されたことが検出されると、アダプタモー
タ(図示せず)によって、ハウジング19のロックが外さ
れ、アップスプリング20の作用によってハウジング19が
上昇する。これにより、小型カセット1が挿入可能な状
態となる。ここで、矢印Fで示される方向に手で小型カ
セット1をハウジング19に挿入し、ハウジング19を押し
下げ、アダプタシャーシ14にロックすると、ロックスイ
ッチ(図示せず)により、小型カセット1が挿入され
る。ハウジング19がロックされたことが検出されると、
アダプタモータ(図示せず)が駆動させられる。第9図
に示すように、ハウジングモータ(図示せず)により、
従来例と同様にして、磁気テープ1aが所定の位置1dまで
引出される。この磁気テープ1aの引出しが完了すると、
スライドモータ(図示せず)が駆動され、アダプタシャ
ーシ14が14T(第4図参照)の位置に移動される。アダ
プタシャーシ14が14Tの位置に移動されると、ローディ
ングモータ(図示せず)が駆動され、ローディングギヤ
31が回転する。これにより、アダプタシャーシ14は、ス
ライド板30の2本のL形の溝30a,30bによってガイドさ
れながら、VTRのメインシャーシ12に設けられた4本の
位置決め用軸12a,12b,12c,12dの上にローディングされ
る。このようにして、小型カセット1の装填が完了す
る。なお、アダプタシャーシ14には、従来例と同様に、
スライダ6の逃げ穴14dが設けられている。そのため、
アダプタシャーシ14は4本の位置決め軸12a,12b,12c,12
dに隙間なく当接する。第9図に示すように、磁気テー
プ1aの巻取りおよび巻戻しは、従来例と同様にして行な
われる。
填する場合には、選択スイッチ(図示せず)を小型カセ
ット1の装填に選択すると、ドライブモータ(図示せ
ず)が駆動され、ドライブギヤ8が矢印Eで示される方
向に回転する。このとき、大型カセット3を装填する場
合と同様にして、スライダ6は6Pの位置に、アダプタシ
ャーシ14は14Pの位置に移動する。その後、アダプタシ
ャーシ14は、スライドモータ(図示せず)によって14P
の位置から、スライド板30のL形の溝30a,30bにガイド
され、14Eの位置に移動する。アダプタシャーシ14が14E
の位置に移動されたことが検出されると、アダプタモー
タ(図示せず)によって、ハウジング19のロックが外さ
れ、アップスプリング20の作用によってハウジング19が
上昇する。これにより、小型カセット1が挿入可能な状
態となる。ここで、矢印Fで示される方向に手で小型カ
セット1をハウジング19に挿入し、ハウジング19を押し
下げ、アダプタシャーシ14にロックすると、ロックスイ
ッチ(図示せず)により、小型カセット1が挿入され
る。ハウジング19がロックされたことが検出されると、
アダプタモータ(図示せず)が駆動させられる。第9図
に示すように、ハウジングモータ(図示せず)により、
従来例と同様にして、磁気テープ1aが所定の位置1dまで
引出される。この磁気テープ1aの引出しが完了すると、
スライドモータ(図示せず)が駆動され、アダプタシャ
ーシ14が14T(第4図参照)の位置に移動される。アダ
プタシャーシ14が14Tの位置に移動されると、ローディ
ングモータ(図示せず)が駆動され、ローディングギヤ
31が回転する。これにより、アダプタシャーシ14は、ス
ライド板30の2本のL形の溝30a,30bによってガイドさ
れながら、VTRのメインシャーシ12に設けられた4本の
位置決め用軸12a,12b,12c,12dの上にローディングされ
る。このようにして、小型カセット1の装填が完了す
る。なお、アダプタシャーシ14には、従来例と同様に、
スライダ6の逃げ穴14dが設けられている。そのため、
アダプタシャーシ14は4本の位置決め軸12a,12b,12c,12
dに隙間なく当接する。第9図に示すように、磁気テー
プ1aの巻取りおよび巻戻しは、従来例と同様にして行な
われる。
小型カセット1のイジェクトは、上述の動作と逆の動作
によって行なわれる。
によって行なわれる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、大きさの異なるカセ
ットを選択的に装填することが、大型カセットと小型カ
セットのいずれにおいても同様の水平方向の挿入動作で
同一の挿入口を用いて行なえるため、デザイン上の制限
を受けることなく、簡便な操作性を有する磁気記録再生
装置のカセット装填機構が提供される。
ットを選択的に装填することが、大型カセットと小型カ
セットのいずれにおいても同様の水平方向の挿入動作で
同一の挿入口を用いて行なえるため、デザイン上の制限
を受けることなく、簡便な操作性を有する磁気記録再生
装置のカセット装填機構が提供される。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図は、この発明に従った磁気記録再生装置のカセット
コントロールユニットを示す左側面図である。 第8A図、第8B図はこの発明に従ったカセットコントロー
ルユニットに用いられるガイド板とスライド板を示す左
側面図である。 第9図は小型カセットを挿入するために用いられるアダ
プタシャーシを示す平面図である。 第10図、第11図は小型カセットを挿入するために用いら
れるアダプタ部を示す左側面図である。 第12図、第13図は従来の磁気記録再生装置のカセットコ
ントロールユニットを示す左側面図である。 第14図は従来のカセットコントロールユニットにおい
て、小型カセットを挿入するために用いられるアダプタ
部を示す左側面図である。 第15図は従来のカセットコントロールユニットにおい
て、小型カセットを挿入するために用いられるアダプタ
部を示す平面図である。 第16図はスライダを示す斜視図である。 第17図は従来のカセットコントロールユニットの概略的
な動作を示す概略左側面図である。 図において、1は小型カセット、3は大型カセット、6
はスライダ、7はガイド板、8はドライブギヤ、14はア
ダプタシャーシ、17は第1のハウジングアーム、18は第
2のハウジングアーム、19はハウジング、30はスライド
板、31はローディングギヤである。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
7図は、この発明に従った磁気記録再生装置のカセット
コントロールユニットを示す左側面図である。 第8A図、第8B図はこの発明に従ったカセットコントロー
ルユニットに用いられるガイド板とスライド板を示す左
側面図である。 第9図は小型カセットを挿入するために用いられるアダ
プタシャーシを示す平面図である。 第10図、第11図は小型カセットを挿入するために用いら
れるアダプタ部を示す左側面図である。 第12図、第13図は従来の磁気記録再生装置のカセットコ
ントロールユニットを示す左側面図である。 第14図は従来のカセットコントロールユニットにおい
て、小型カセットを挿入するために用いられるアダプタ
部を示す左側面図である。 第15図は従来のカセットコントロールユニットにおい
て、小型カセットを挿入するために用いられるアダプタ
部を示す平面図である。 第16図はスライダを示す斜視図である。 第17図は従来のカセットコントロールユニットの概略的
な動作を示す概略左側面図である。 図において、1は小型カセット、3は大型カセット、6
はスライダ、7はガイド板、8はドライブギヤ、14はア
ダプタシャーシ、17は第1のハウジングアーム、18は第
2のハウジングアーム、19はハウジング、30はスライド
板、31はローディングギヤである。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】磁気記録媒体としての磁気テープを内蔵し
た、大きさの異なる複数種類のカセットを選択的に記録
再生時の位置に装填可能とした磁気記録再生装置のカセ
ット装填機構であって、 前記磁気記録再生装置に設けられた大型カセット用挿入
口から、その内部に水平方向に挿入された大型カセット
を所定の位置で保持する大型カセット保持手段と、 前記大型カセット保持手段を前記磁気記録再生装置の内
部に水平方向に引き込み、垂直方向に上昇下降させる大
型カセット移動手段とを備え、 前記大型カセット移動手段によって、前記大型カセット
保持手段は、前記大型カセットが挿入されるときの位置
と、前記大型カセットが記録再生されるときの位置との
間で移動するようにされており、 前記大型カセット用挿入口の外側で小型カセットを水平
方向に受け入れる小型カセット保持枠と、 前記小型カセット保持枠を上昇下降可能に支持し、かつ
前記小型カセット保持枠に受け入れられた小型カセット
を装着し、所定の位置で保持する小型カセット保持手段
と、 前記小型カセット保持手段を前記大型カセット用挿入口
から、前記磁気記録再生装置の内部に水平方向に引き込
み、垂直方向に上昇下降させる小型カセット移動手段と
を備え、 前記小型カセット保持手段は、前記記録再生時の位置に
移動させられた前記大型カセット保持手段に装着するよ
うに構成されており、かつ、前記小型カセット移動手段
によって、前記小型カセットが装着されるときの位置
と、前記小型カセットが記録再生されるときの位置との
間で移動するようにされている、磁気記録再生装置のカ
セット装填機構。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1039029A JPH0762933B2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 |
CA002009320A CA2009320C (en) | 1989-02-18 | 1990-02-05 | Cassette loading mechanism of a magnetic recording and reproducing apparatus |
AU49232/90A AU621192B2 (en) | 1989-02-18 | 1990-02-07 | Cassette loading mechanism of a magnetic recording and reproducing apparatus |
US07/479,464 US5018030A (en) | 1989-02-18 | 1990-02-13 | Cassette loading mechanism of a magnetic recording and reproducing apparatus |
KR1019900001828A KR930008277B1 (ko) | 1989-02-18 | 1990-02-15 | 자기기록 재생장치의 카세트 장전기구 |
DE69013537T DE69013537T2 (de) | 1989-02-18 | 1990-02-16 | Kassetten-Lademechanismus eines Gerätes für magnetische Aufzeichnung und Wiedergabe. |
CN90100838A CN1022208C (zh) | 1989-02-18 | 1990-02-16 | 磁录放机的装盒机构 |
BR909000726A BR9000726A (pt) | 1989-02-18 | 1990-02-16 | Mecanismo carregador de cartuchos de um aparelho de gravacao e reproducao magneticas |
EP90301701A EP0384664B1 (en) | 1989-02-18 | 1990-02-16 | Cassette loading mechanism of a magnetic recording and reproducing apparatus |
ES90301701T ES2063257T3 (es) | 1989-02-18 | 1990-02-16 | Mecanismo cargador de cassettes de un aparato de grabacion y reproduccion magnetica. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1039029A JPH0762933B2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02218054A JPH02218054A (ja) | 1990-08-30 |
JPH0762933B2 true JPH0762933B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=12541683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1039029A Expired - Fee Related JPH0762933B2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762933B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63317971A (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気テ−プ装置 |
-
1989
- 1989-02-18 JP JP1039029A patent/JPH0762933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02218054A (ja) | 1990-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4866550A (en) | Magnetic recording and reproducing apparatus with selective loading of different sized magnetic tapes | |
US4802041A (en) | Loading device for a cassette having a cover member | |
EP0449658B1 (en) | Cassette loading arrangement | |
JPS6152546B2 (ja) | ||
EP0384664B1 (en) | Cassette loading mechanism of a magnetic recording and reproducing apparatus | |
US4989106A (en) | Cassette loading device with pull-in mechanism | |
JPH0762933B2 (ja) | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 | |
JPH02263350A (ja) | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 | |
US7012779B2 (en) | Recording and reproducing device | |
JPH06101173B2 (ja) | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 | |
JPH0424504Y2 (ja) | ||
US5027237A (en) | Recording-reproduction apparatus for magnetic disc packs with an automatic pack changing mechanism | |
JPH07114051B2 (ja) | 磁気記録再生装置のカセット装填機構 | |
JPH0424503Y2 (ja) | ||
JPH0513343B2 (ja) | ||
JP2693013B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP2010020817A (ja) | 搬送装置及び電子機器 | |
JPH03147558A (ja) | 記録再生装置のカセットローディング装置 | |
JPH04310664A (ja) | カセット装着装置 | |
JPH0547085A (ja) | 記録再生装置 | |
JPH02158951A (ja) | テープ装置 | |
JPH03147561A (ja) | 記録再生装置のカセットローディング機構 | |
JPH03160658A (ja) | 記録再生装置のカセットローディング機構 | |
JP2010020816A (ja) | シャッタ部材の開閉機構及び電子機器 | |
JPH07122945B2 (ja) | テ−プ案内装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |