JPH03147558A - 記録再生装置のカセットローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）、デジタル
オーディオテープレコーダ（Ｄ　Ａ　Ｔ　”）等のテー
プ式記録再生装置に於いて、標準サイズのテープカセッ
ト及び該標準サイズのテープカセットよりも小形のテー
プカセットを、アダプターを使用せずに装置内の所定位
置まで搬送して、信号の記録或いは再生を行なうことが
出来るカセットローディング装置に関するものである。

（従来の技術） カセットには、磁気テープの幅及び磁気テープに対する
信号記録フォーマットは同一であるが、ケーシングのサ
イズ及びテープ長さが異なる２種類のテープカセット、
即ち標準のフルサイズカセ・ット（以下「Ｆカセット」
という）と、標準よりも小形のコンパクトサイズカセッ
ト（以下「Ｃカセット」という）とがある。

Ｃカセットはアダプターに装填することにより標準サイ
ズのカセットを構成して、Ｆカセットと同様にＶＴＲに
セット出来るが、アダプターの使用が不可欠で不便であ
るため、アダプターを用いずにＦカセット及びＣカセッ
トの両サイズについて記録、再生が可能なＶＴＲの開発
が進んでいる。

斯種ＶＴＲに於いては、第８図に示す如くＦカセット（
９）の両リール（９１）（９２）に対応して、シャーシ
（１３）上に供給リール台（１８）及び巻取りリール台
（１９）を具え、Ｃカセット（８）は、該カセットの供
給リール（８１）のみを前記供給リール台（１８）に係
合して載置され、巻取リール（８２）は該リール台に一
体に形成されたギヤ（図示せずに）に噛合すべき駆動ギ
ヤ（１０）が配備されている。

これらのテープカセットから磁気テープＴを引出して、
回転ヘッドシリンダー（１６）に巻き付けるべく、従来
のＶＴＲと同様、シャーシ（１３）上には回転ヘッドシ
リンダー（１６）を挟んで両側に、一対の案内溝（１４
）　（１５）を開設すると共に、これらの案内溝に夫々
先導ガイドブロック（２１）（２２）を摺動可能に係合
せしめ、更にキヤプスタン（１７）を経由するテープ走
行経路を形成するべく、テープ引出しレバー（２３）が
装備される。先導ガイドブロック（２１）　（２２）及
びテープ引出しレバー（２３）は、ローディングモータ
、カムギア等からなる駆動装置（２４）に連繋し、これ
によってモードに応じた往復動作を行なう。

テープローディングに際して、先導ガイ−ドブロック（
２１）（２２）は、テープカセットの大きさに応じた初
期位置にて待機する必要があり、Ｃカセット（８）から
磁気テープＴを引出す場合は図中に実線で示す最も前進
した位置にて待機し、Ｆカセット（９）から磁気テープ
を引出す場合は図中に破線で示す中間位置にて待機する
。そして、前記駆動装置（２４）の動作によって両先導
ガイドブロック（２１）　（２２）は図中に鎖線で示す
ローディング完了位置まで移動し、磁気テープＴを回転
ヘッドシリンダー（１６）の周面に巻き付けるのである
。

（解決しようとする課題） ところで、Ｆカセット（９）或いはＣカセット（８）を
第８図に示す記録再生位置まで搬送してセットするため
のカセットローディング装置として、従来のＶＴＲと同
様のフロントローディング方式を採用することも可能で
あるが、この場合、フロントパネルにＦカセット用の挿
入口とＣカセット用の挿入口とを開設し、夫々にフロン
ト扉を設けねばならないから、フロントパネルの構成及
び扉開閉機構が複雑となる。

そこで、出願人は第１図に示す様に、キャビネット（１
）のフロントパネル（１１）に開設した開口（１２）に
、トレイ（４）を出没可能に配備し、該トレイに対して
上方からＦカセット（９）或いはＣカセット（８）を載
置して、該カセットをトレイ（４）と共にキャビネット
（１）内の供給リール台（１８）及び巻取リリール台（
１９）へ向って移送する方式の採用を検討した。

この場合、トレイ（４）はＦカセット（９）の載置部Ａ
とＣカセット（８）の載置部Ｂとを具えている。

Ｃカセット（８）の供給リール（８１）がシャーシ（１
３）上の供給リール台（１８）に載り、巻取リールが前
記巻取リール駆動ギヤ（１０）に係合するためには、ト
レイ（４）上に正しくＣカセット（８）を位置決めして
カセットローディングを行なう必要がある。

このためＣカセット載置部ＢをＦカセット載置部Ａより
低く形成し、この段差によってＣカセットの水平方向の
位置決めを行なうことを試みた。

しかし、ＣカセットとＦカセットの厚みの相違により、
Ｃカセットローディング完了位置に於ける該カセットの
下面の高さ位置は、Ｆカセットのローディング完了位置
に於ける該カセットの下面の高さ位置よりも高くなるに
も拘らず、上記の場合、カセットのローディング完了状
態において、Ｃカセット載置部Ｂが下がっており、該下
り分だけ、他のメカニズムを組込むためにはスペースロ
スとなり、装置の薄型化の妨げとなる問題があった。

本発明は、トレイにＣカセット載置部Ｂを昇降可能に配
備することにより、上記問題を解決したカセットローデ
ィング装置を明らかにするものである。

（課題を解決する手段） 本発明のカセットローディング装置は、ビデオテープレ
コーダ（Ｖ　Ｔ　ＲＬデジタルオーディオテープレコー
ダ（ＤＡＴ）等のテープ式記録再生装置に於いて、標準
サイズのテープカセット及び該標準サイズのテープカセ
ットよりも小形のテープカセットを、アダプターを使用
せずに装置内の所定位置まで搬送して、信号の記録或い
は再生を行なうことが出来るカセットローディング装置
であって、カセットを保持してエジェクト位置からカセ
ットローディング完了位置に搬送するトレイ（４）は、
Ｃカセット載置部ＢがＦカセット載置部Ａよりも低く形
成され、Ｃカセット載置部Ｂはトレイ（４）の底面にＣ
カセットが嵌合する開口部（４１）を設け、該開口部（
４１）の下方にＣカセット載せ板（４３）を昇降可能に
トレイ（４）に取り付けて構成され、カセットローディ
ング完了位置に対応してシャーシ上にはＣカセット載せ
板（４３）に当って該載せ板を持上げる当り突部（６）
を配備した。

（作用及び効果） トレイ（４）のＦカセット載置部ＡにＦカセット（９）
を装填し、或はＣカセット載置部ＢにＣカセット（８）
を装填してトレイ（４）をカセットローディング方向に
移動させる。

カセットローディング完了位置に対応してシャーシ（１
３）上に待機する当り突部（６）がＣカセット載せ板（
４３）に当り、該Ｃカセット載せ板（４３）がトレイ（
４）に対して相対的に上昇するため、Ｃカセット載せ板
（４３）の上昇分に対応するスペースをメカニズムの配
置に有効に使用して装置の薄型化に寄与できる。

（実施例） 以下、ＶＨ８方式のＦカセット及びＣカセットの両サイ
ズについて記録、再生が可能なＶＴＲに対して本発明を
実施した一例につき、図面に基いて詳述する。

尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、特
許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮す
る様に解すべきではない。

第１図はＶＴＲのカセットエジェクト状態における外観
を示している。キャビネット（１）の内部には、回転ヘ
ッドシリンダー（１６）、供給リール台（１８）、巻取
りリール台（１９）等が配備され、更に供給リール台（
１８）と巻取りリール台（１９）の間に、Ｃカセット（
８）の巻取リール（８２）と一体に形成されたギア（図
示せず）に噛合すべき駆動ギア（１０）が、Ｆカセット
（９）投入時には該カセットに干渉しない位置に待避可
能に配備されている。

フロントパネル（１１）に開設した開口（１２）には、
トレイ（４）が出没可能に配備される。

トレイ（４）は第７図に示す如く、トレイ駆動装置（３
）に連繋され、トレイ駆動装置（３）はトレイ（４）側
に設けたラック（３１）を、キャビネット（１）に設け
たピニオン（３２）にて駆動してトレイをキャビネット
（１）の奥方に水平に移動させ、水平移動端に達すれば
、キャビネット（１）側に設けた回転板（３３）の溝部
（３４）にトレイ（４）側に突設した突軸（３５）を嵌
めて回転板（３３）の時計方向回転によってトレイ（４
）をリール台（１８）（１９）に向けて垂直に下降させ
る。

トレイ（４）は、Ｆカセット載置部Ａ及びＣカセット載
置部Ｂを具えている。

Ｃカセット載置部ＢはＣカセット（８）の供給リール（
８１）がシャーシ（１３）の供給リール台（１８）に係
合出来、巻取リール（８２）のギヤが前記駆動ギヤ（１
０）に係合できる位置に対応して、トレイ（４）の底面
にＣカセットが嵌合可能な開口部（４１）を設け、開口
部（４１）の側縁に接近してトレイ（４）に垂下配備し
た複数の支え軸（４２）に跨がってＣカセット載せ板（
４３）を昇降可能に配備して形成される。

各支え軸（４２）の下端に抜止め鍔（４４）を形成して
、載せ板の落下を防止している。

前記載せ板（４３）及びＦカセット載置部Ａには供給リ
ール台（１８）及び巻取リール台（１９）が侵入可能な
円孔（４５）（４６）が開設されている。

又、開口部には略し字状の下向き屈曲片（４７）（４７
）が設けられ、該屈曲片（４７）（４７）にピン（４８
）（４８）が上向きに突設されている。

上記ピン（４８）　（４８）はＣカセット（８）が正常
に投入された際には、該カセットの両側面に形成された
溝（８００８０）に嵌合して位置決めピンとなり、天地
逆投入或は前後逆投入に際しては、溝（８０）　（８Ｇ
）に嵌合せず、誤投入を防止する。

前記シャーシ上にはＦカセット（９）のカセットローデ
ィング完了位置に対応して、供給リール台（１８）（１
９）との係合位置での高さ及び水平方向この位置決めを
画るＦカセット位置決めピン（７）が突設されている。

又、シャーシ（１３）の下方には昇降装置（図示せず）
に連繋してサブシャーシ（５）が昇降可能に配備され、
該サブシャーシ（５）上にＣカセット（８）ローディン
グ完了位置に対応して、供給リール台（１８）との係合
位置での高さ及び水平方向この位置決めを画るＣカセッ
ト位置決めピン（５１）が突設されている。サブシャー
シ（５）は適所に配備したカセット種類検出スイッチ（
図示せず）の検出信号によって昇降する。

更にシャーシ（１３）には、前記トレイ（４）のＣカセ
ット載せ板（４３）の下降路に対応してトレイ（４）の
下降位置の直前で鎖板（４３）に当接可能な当り突部（
６）が設けられている。

然して、第３図に示す如く、トレイ（４）のＣカセット
載置部ＢにＣカセット（８）を投入し、トレイ（４）を
カセットローディング方向に移動させる。

サブシャーシ（５）が上昇してＣカセット位置決めピン
（５１）がトレイ（４）の貫通部を貫通してシャーシ（
１３）上に臨出して待機する。

Ｃカセット（８）のローディング完了位置にて該カセッ
トがＣカセット位置決めピン（５１）に係合して供給リ
ール台（１８）上でのＣカセット（８）の高さ及び水平
方向の位置決めが行なわれる。

又、カセットローディング完了位置に対応してシャーシ
（１３）上に待機する当り突部（６）がＣカセット載せ
板（４３）に当って、該Ｃカセット載せ板（４３）がト
レイ（４）に対して相対的に上昇する。これによって、
Ｃカセット載せ板（４３）の上昇分に対応するスペース
をメカニズムの配置に有効に使用して装置の薄型化に寄
与できる。

トレイ（４）のＦカセット載置部ＡにＦカセット（９）
を装填してトレイ（４）をカセットローディング方向に
移動させる。

サブシャーシ（５）は下降し、Ｃカセット位置決めピン
（５１）はＦカセット（９）に干渉しない位置に待機す
る。

カセットローディング完了位置にてＦカセット位置決め
ピン（７）にＦカセット（９）が係合して、供給リール
台（ｔａ）（１９）上でのＦカセットの高さ位置及び水
平方向の位置決めがなされる。

上記の説明は、本発明を説明するためのものであって、
特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮
する様に解すべきではない。

又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカセットローディング装置を具え
たＶＴＲの外観を示す斜視図、第２図はトレイの要部斜
面図、第３図はエジェクト状態のカセットローディング
装置の平面図、第４図はＣカセット装填時のカセットロ
ーディング装置の正面図、第５図はＦカセット装填時の
カセットローディング装置の正面図、第６図はエジェク
ト状態のトレーの平面図、第７図はカセットローディン
グ装置の側面図、第８図はＶＴＲの概略平面図である。 （１）・・・キャビネット　　（４）・・・トレイ（５
）・・・サブシャーシ （６）・・・当り突部 （４３）・・・Ｃカセッ ト載せ板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）、デジタルオーデ
   ィオテープレコーダ（ＤＡＴ）等のテープ式記録再生装
   置に於いて、標準サイズのテープカセット及び該標準サ
   イズのテープカセットよりも小形のテープカセットを、
   アダプターを使用せずに装置内の所定位置まで搬送して
   、信号の記録或いは再生を行なうことが出来るカセット
   ローディング装置であって、カセットを保持してエジェ
   クト位置からカセットローディング完了位置に搬送する
   トレイ（４）は、Ｃカセット載置部ＢがＦカセット載置
   部Ａよりも低く形成され、Ｃカセット載置部Ｂはトレイ
   （４）の底面にＣカセットが嵌合する開口部（４１）を
   設け、該開口部（４１）の下方にＣカセット載せ板（４
   ３）を昇降可能にトレイ（４）に取り付けて構成され、
   カセットローディング完了位置に対応してシャーシ上に
   はＣカセット載せ板（４３）に当って該載せ板を持上げ
   る当り突部（６）を配備した記録再生装置のカセットロ
   ーディング装置。