JP2543214Y2 - 磁気記録再生装置のテープカセットローディング機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のテープカセットローディング機構

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JP2543214Y2
JP2543214Y2 JP9395089U JP9395089U JP2543214Y2 JP 2543214 Y2 JP2543214 Y2 JP 2543214Y2 JP 9395089 U JP9395089 U JP 9395089U JP 9395089 U JP9395089 U JP 9395089U JP 2543214 Y2 JP2543214 Y2 JP 2543214Y2
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cassette
tray
tape cassette
slider
tape
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俊彦 藤波
勝朗 下前
和夫 相原
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Kenwood KK
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はDATに好適なテープカセットローデング機
構に係わり、特に、テープカセット排出時にテープカセ
ットを取り出し易くするためにテープカセットを持上げ
る機構に関する。
[従来の技術] ビデオテープレコーダ(VTR)やデジタル・オーデオ
テープレコーダ(DAT)は周波数帯域を高めるため、磁
気ヘッドを取付けた回転ヘッドドラムに、磁気テープを
螺旋状に巻付けて一定速度で送ると同時に回転ヘッドド
ラムを高速度で回転させる。
磁気テープは高密度記録がされるため埃等の付着を防
ぐように、不使用時にはリッドやスライダーによりカセ
ット内に密閉されている。
従って、テープカセットの使用時には、リッドやスラ
イダーを開き、テープ引出し用のポストやローラ類をカ
セットの中に入れるテープカセットローディングが行わ
れ、次ぎにテープをカセット内から引出し、回転ヘッド
ドラムに巻付けるテープローディングが行われる。
上記テープカセットローディングはテープカセットを
受け入れるトレーにテープカセットが手で挿入され、ト
レーによりテープカセットが装置本体内に引込まれた
後、スライダがテープカセットを水平に移動させてカセ
ットホルダ内に引込み、次に、カセットホルダが垂直に
降下してメカデッキにテープカセットを装着させて行わ
れる。
テープカセットの排出は上記と逆の動きにより行われ
る。
従来のテープカセットを受けるトレーの構造を第4図
に示す。
トレー1のパネル面12と底板との隅部にトレー1とは
別部品の楔型あるいは凸アール状のカセット持上げ部材
42がトレー1に取付けられていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のものにおいては、第5図に示すよう
に、スライダ2によりテープカセット43をカセットホル
ダ4から引出し、トレー1の前方に押出す場合、図
(a)に示すテープカセット43がカセット持上げ部材42
に当った状態から、図(b)に示すテープカセット押出
し終了状態となるまでの間に勾配が急に変わり、トレー
1のカセット押出し部材22に押されるテープカセット43
の動きがスムースでなく、衝突音が出たりテープカセッ
ト下端の角が傷む等品質上の欠点があった。
また、カセット持上げ部材がトレーと別部品であり、
部品点数が多く、組立て工程が増えるといった問題もあ
った。
この考案は上記した点に鑑みなされたものであって、
その目的とするところは、上述の欠点がなく、構造が簡
単でテープカセットがスムースに滑る磁気記録再生装置
のテープカセットローディング機構を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] この考案のテープカセットローディング機構は、テー
プカセットを載置し本体内外に出入するトレーと、前記
トレーに載置されたテープカセットの前後端面と夫々当
接するカセット押込み部材およびカセット押出し部材を
備え前記トレー移動中および停止中にトレー移動方向に
移動し、カセットを昇降可能なカセットホルダに押込む
スライダとを備え、カセットがカセットホルダに押込ま
れた後カセットホルダが下降してテープカセットをメカ
デッキに装着する磁気記録再生装置のテープカセットロ
ーディング機構において、前記トレーの本体前面よりの
部分の底板に前方に向けて高くなる凹状アール部を一体
に設けたものである。
[作用] この考案によれば、スライダによりテープカセットを
カセットホルダから引出し、トレーの前方に押出す場
合、トレーの底板がアール状に持上げられているのでテ
ープカセットの動きがスムースであり、テープカセット
の前端が持上げられる。
[実施例] この考案をDATテープカセットローディング機構に応
用した実施例を第1図乃至第3図を参照して説明する。
第1図に示すように、テープカセットを受けるトレー
1の底板9にはパネル面12に向けて凹状アール部41が一
体に形成されている。
次ぎに、第3図を参照して、この実施例の全体の構成
を説明する。
1はテープカセットを本体内に搬送するトレーであ
り、シャーシ5に固定された支持部材8,8…により側面
の溝を介して水平方向移動可能に支持されている。
トレー1の内側左後方にはラック15が設けられてお
り、ラック15はカムギャ6の欠歯ギャ26と噛合う。
トレー1の後方に規制ピン16が立設されており、規制
ピン16はラック15とカムギャ6の欠歯ギャ26との噛合が
外れたとき、カムギャ6の欠け円筒25に規制されてトレ
ー1の位置決めを行う。
トレー1の前面はパネル面12が形成されており、下部
中央には底板9が設けられ、底板9と側板10の間には凹
部11が形成されている。
2はテープカセットをトレー1とカセットホルダ4の
間で移動させるスライダであり、トレー1のガイド溝13
により水平方向移動可能に支持されている。
スライダ2の内側左後方にはラック20が設けられてお
り、ラック20はカムギャ6の欠歯ギャ27と噛合う。
スライダ2に立設さた規制ピン19および21はラック20
とカムギャ6の欠歯ギャ27との噛合が外れたとき、カム
ギャ6の欠けカム溝29に規制されてスライダ2の位置決
めを行う。
スライダ2のフック18とトレー1のフック14の間に掛
けられたコイルバネ17はスライダ2をトレー1内で左方
向に付勢している。
スライダ2がトレー1の前方に移動した状態ではスラ
イダ2のカセット押込み部材23がトレー1のパネル面12
の内側に入込み、スライダ2の前後に連なる帯状部材24
がトレー1の凹部11に入込む。
テープカセットを保持して昇降するカセットホルダ4
に立設されたピン36,36…はカセット昇降板3に設けら
れた斜めの長孔39,39…およびシャーシ5に設けられた
縦方向の長孔40,40…に挿通しており、カセット昇降板
3が水平方向に往復動するとカセットホルダ4は上下方
向に往復動する。
カセット昇降板3の後部に設けられた長孔38はサブシ
ャーシ7に立設されたピン32を挿通させておりカセット
昇降板3の水平方向の動きをガイドする。
また、カセット昇降板3に立設されたピン37はカムギ
ャ6の裏面に設けられたカム溝と係合しており、カセッ
ト昇降板3はカムギャ6により水平方向に駆動される。
カムギャ6はサブシャーシ7に立設された軸31に回転
可能に支持されており、側面全周に亘り設けられている
ギャ28がサブシャーシ7に軸装されているギャ33の小歯
車と噛合っている。
ギャ33の大歯車はプーリ34の下面に一体に設けられた
ギャと噛合い、プーリ34にモータ35のプーリからベルト
を介して回転が伝えられる。
このように構成されたローディング機構において、ト
レー1がテープカセットを受入れるときは、カムギャ6
はモータ35により反時計方向に回動されており、トレー
1とスライダ2は本体パネル面から突出している。
このとき、トレー1に立設されたピン16は、カムギャ
6の欠け円筒25に規制されず右方向に移動できる状態で
ある。
モータ6の回転によりカムギャ6が時計方向に回転し
始めると、トレー1のラック15とカムギャ6の欠歯ギャ
26との噛合いにより、トレー1はスライダ2を保持した
まま本体内に移動する。
トレー1が本体内に入ると、トレー1のラック15とカ
ムギャ6の欠歯ギャ26との噛合いが外れ、また、トレー
1に立設された規制ピン16はカムギャ1の欠け円筒25に
規制され、トレー1は停止する。
このとき、スライダ2のラック20とカムギャ6の欠歯
ギャ27とが噛合うようになり、スライダ2はカムギャ6
の回転と共に、トレー1内を右方向に移動する。
スライダ2の右方向の動きにより、テープカセット43
は第2図(c)に示す位置から第2図(b)に示す位
置、さらに第2図(a)に示す位置へとスライダ1のカ
セット押込み部材23に押されて動き、カセットホルダ4
内に押込まれるが、スライダ2のラック20とカムギャ6
の欠歯ギャ27との噛合が外れると、スライダ2に立設さ
れた規制ピン19はカムギャ1の欠けカム溝29に規制さ
れ、スライダ2はその位置で停止する。
以上の行程において、カセット昇降板3に立設された
ピン37と係合するカムギャ6のカム溝の中心からの距離
(カム溝半径)は変化せず、カセット昇降板3は左端位
置で静止しているが、スライダ2が停止するタイミング
でカム溝半径が小さくなり、スライダ3はカムギャ6に
駆動されて右方向に移動するようになる。
スライダ3の移動につれて、カセットホルダ4は下降
し、テープカセットをメカデッキ44に装着する。この行
程において、トレー1に立設された規制ピン16とスライ
ダ2に立設された規制ピン19は夫々カムギャ6の欠け円
筒25および欠けカム溝29に規制され、トレー1およびス
ライダ2は停止しているが、カセットホルダ4に立設さ
れたピン36,36…は、シャーシ5の長孔40の下端まで移
動する。
このようにして、カムギャ6の360°以内の回転によ
りテープカセットはメカデッキ44に装着されるが、テー
プカセットをメカデッキ44から排出するときは、カムギ
ャ6の逆転により上記行程が逆の過程を辿って行われ
る。
そして、テープカセット43がスライダ2のカセット押
出し部材22によりカセットホルダ4内からトレー前方に
押出されるときは、テープカセット43は第2図(a)に
示す位置から第2図(c)に示す位置までスムースに動
き、前端が持上げられた状態となる。
この状態でテープカセット43はトレー1およびスライ
ダ2と共に本体パネル面の前方に押出されるので、手で
容易に取出すことができる。
[考案の効果] この考案によれば、スライダによりテープカセットを
カセットホルダから引出し、トレーの前方に押出す場
合、トレーの底板がアール状に持上げられているのでテ
ープカセットの動きがスムースとなり、衝突音やテープ
カセットの摩耗がなくなり、品質のよいテープカセット
ローディング機構を提供することができる。
また、従来のものに比べ部品点数が少なくなり、組立
て工数も減少するという効果がある。
さらに、凹部アール状の滑らかな曲面から外観も優れ
たものとなるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のトレーの部分を示す斜視
図、第2図(a),(b)および(c)は同実施例の作
用を示す部分正面図、第3図は同実施例の全体構成を示
す分解斜視図、第4図は従来のテープカセットローディ
ング機構におけるトレーを示す斜視図、第5図(a)お
よび(b)は同従来例でのトレーの部分の作用を示す正
面図である。 1…トレー、2…スライダ、3…カセット昇降板、4…
カセットホルダ、5…シャーシ、6…カムギャ、7…サ
ブシャーシ、8…支持部材、9…底板、10…側板、11…
凹部、12…パネル面、13…ガイド溝、14…フック、15…
ラック、16…規制ピン、17…コイルバネ、18…フック、
19…規制ピン、20…ラック、21…規制ピン、22…カセッ
ト押出し部材、23…カセット押込み部材、24…帯状部
材、25…欠け円筒、26,27…欠歯ギャ、28…ギャ、29…
欠けカム溝、31…軸、32…ピン、33…ギャ、34…プー
リ、35…モータ、36,37…ピン、38,39,40…長孔、41…
凹状アール部、42…カセット持上げ部材、43…テープカ
セット、44…メカデッキ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットを載置し本体内外に出入す
    るトレーと、前記トレーに載置されたテープカセットの
    前後端面と夫々当接するカセット押込み部材およびカセ
    ット押出し部材を備え前記トレー移動中および停止中に
    トレー移動方向に移動し、カセットを昇降可能なカセッ
    トホルダに押込むスライダとを備え、カセットがカセッ
    トホルダに押込まれた後カセットホルダが下降してテー
    プカセットをメカデッキに装着する磁気記録再生装置の
    テープカセットローディング機構において、前記トレー
    の本体前面よりの部分の底板に前方に向けて高くなる凹
    状アール部を一体に設けたことを特徴とする磁気記録再
    生装置のテープカセットローディング機構。
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