JP2506779B2 - 脱水洗濯機の防振装置 - Google Patents

脱水洗濯機の防振装置

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JP2506779B2 JP62153675A JP15367587A JP2506779B2 JP 2506779 B2 JP2506779 B2 JP 2506779B2 JP 62153675 A JP62153675 A JP 62153675A JP 15367587 A JP15367587 A JP 15367587A JP 2506779 B2 JP2506779 B2 JP 2506779B2
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、衣類等の洗濯・脱水を行う脱水洗濯機の
防振装置に関するものである。
従来の技術 従来の脱水洗濯機は第8図に示すような構成のもので
あった。
図において、1は脱水洗濯機の本体、2は周壁に複数
個の脱水孔3が形成されている洗濯兼脱水槽、4は洗濯
兼脱水槽2を内部に回転自在に設置された洗濯受槽、5
は洗濯兼脱水槽2の中央底部に設けた撹拌翼、6は伝達
機構部で、内部に洗濯時の減速ギア、洗濯・脱水の切換
クラッチ、脱水時のブレーキを有している。7は洗濯受
槽4の底部に取付けられたモータで、この動力はモータ
プーリー8,ベルト9,インペラプーリー10を介して伝達機
構部6に伝達される。11は本体1の上部角部より支持杆
により吊下げられた防振機構で、バネにより洗濯受槽4
を懸垂支持している。
この構成の脱水洗濯機は、被脱水物の偏りによる脱水
時の洗濯受槽4の水平方向及び垂直方向の振動を防振機
構11により減衰させ、振動を本体1に伝えないようにし
ている。しかし脱水起動時の振動に対しては、防振機構
11による摩擦減衰だけでは防振が不十分となることがあ
り、この場合には洗濯受槽4が振れ回って本体1に衝突
したり、安全スイッチ(図示せず)を作動させて運転が
停止されたりして正常な脱水作用が行われないという問
題点があった。
このような問題を解決するために、発明者らは第3図
から第7図に示すような構成の脱水洗濯機の防振装置を
既に提案している。以下にこの構成のものについて説明
する。
第8図の先の例を示す部材と同一の部材については、
同符号を付し説明を省略する。12はバネで構成されてい
る複数の弾性体で、この一端は洗濯受槽4の上部側壁に
装着された支持部材13の爪により保持され、他端は摺動
体14に設けた爪に取付けられている。この摺動体14は本
体1の相対向する側壁角部に取付けられた略L字形状の
摺動部材15の2つの面にそれぞれ弾性体12により弾接さ
れている。摺動部材15は本体1の側壁面に対して略平行
に、緩衝部材16を介在させて本体1の上方角部に設けた
防振機構の懸垂支持部材1aにネジ止め等により固定され
ている。
発明が解決しようとする問題点 上記構成のものは、従来の防振機構11による摩擦減衰
作用に加えて、弾性体12の反力を利用することで脱水起
動時の防振に対して顕著な作用効果を有するものであ
る。しかし、脱水終了時にブレーキにより洗濯兼脱水槽
2の回転が停止された場合には次のような問題点を有し
ている。
すなわち、脱水を終了し洗濯兼脱水槽2の回転にブレ
ーキをかけたとき、洗濯受槽4は慣性力を受けて洗濯兼
脱水槽2の回転方向Aに変位する。このとき、本体1の
角部と洗濯受槽4の間に設けられている複数個の弾性体
12のうち、洗濯兼脱水槽2の回転方向A側にある弾性体
12aは洗濯受槽4の変位により圧縮されることになる。
また反回転方向側にある弾性体12bは同じ理由により伸
びることとなるが、被脱水物の重量が大きい場合には伸
び切ることもある。弾性体12bが伸び切った場合、これ
が装着されている摺動体14の摺動部材15に対する弾接力
は当然減少し、両者間で間欠的な衝突音が発生すること
になる。
本発明はこのような間欠的な衝突音の発生という問題
を解決するとともに、脱水起動時の洗濯受槽の振れ回り
運動による本体への振動伝達を防ぐことのできる脱水洗
濯機の防振装置を提供することを目的としたものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は脱水洗濯機の本
体と、前記本体内側に防振機構により懸垂支持された洗
濯受槽と、前記洗濯受槽内部に位置し同洗濯受槽下部に
設けられたモータにより回転駆動される脱水槽と、前記
本体内壁に設けられた摺動面と、一端を前記洗濯受槽外
壁に固定するとともに他端を前記摺動面に摺動自在に当
接させた弾性体とを備え、前記摺動面を前記脱水槽回転
方向に向かって前記本体内側に傾斜させたものである。
作用 上記の構成により、脱水停止時に、脱水槽の回転方向
に向いて弾性体から本体に慣性力がかかるが、弾性体の
一端が回転方向に摺動するにつれて摺動面から受ける反
力が大きくなり、洗濯受槽の振れ回りを抑制できるとと
もに、本体の防振性も良いものとなる。
実施例 以下本発明の一実施例について、第1図および第2図
により説明する。なお従来の技術で示した第3図から第
8図と同一の部材については同一符号を付して、その説
明を省略する。
第1図および第2図において、矢印Aは洗濯兼脱水槽
2の回転方向を示している。12a・12bは一端が洗濯受槽
4に固着されている支持部材13の爪により保持され、他
端は摺動体14の爪により摺動体14を保持している複数の
弾性体で、例えば応力−歪特性が非線型性を有する圧縮
バネで構成されている。
15は摺動体14が2つの摺動面にそれぞれ弾接する略L
字形状をした摺動部材であり、金属或いは樹脂で構成さ
れている。また、この摺動部材15は摺動体14が摺動する
面が本体1の側壁との平行面に対して、略L字形状の交
点を中心として洗濯兼脱水槽2の開店方向側が開角する
よう所定角度θだけ変位させて、本体1の相対向する側
壁角部に第4図に示した防振機構11の懸垂支持部材1aに
突出部15aによりネジ止めされている。
この所定角度θについて今少し説明を加える。所定角
度θは、L字形状の摺動部材15の交点Bを中心として摺
動体14を時計方向、つまり時計方向に回転する洗濯兼脱
水槽2の回転方向と同方向に回転させたときに、摺動部
材15のL字の他端、つまり洗濯兼脱水槽2の回転方向側
の端部Cが本体1の側壁と開角して成す角度である。
この所定の角度を設けることにより、摺動部材15にお
いて、それぞれの摺動面が洗濯兼脱水槽2の回転方向に
向かって洗濯受槽に近づく構成となっている。
以下に本実施例の作用を説明する。
第2図に示すように、脱水工程の終了時に洗濯兼脱水
槽2にブレーキをかけると、洗濯受槽4は慣性力を受け
て洗濯兼脱水槽2の回転方向A側に変位する。その結
果、摺動体14は図面の右側へ、摺動体14aは図面の上側
へそれぞれ移動しようとする。しかしながら、摺動部材
15の洗濯兼脱水槽2の回転方向側の面が、本体1の側壁
に対し開角して所定の角度θが設けてあるので、摺動部
材15の摺動面はそれぞれの摺動面において洗濯兼脱水槽
2の反回転方向側に向かって洗濯受槽4に近づく構成と
なっている。したがって、摺動体14、14aはともに停止
時の慣性力によって摺動するにつれ、摺動面から受ける
反力が増すこととなる。
これにより、脱水停止時の洗濯兼脱水槽2の変位を抑
えることができ、この振れ回り運動を抑制することがで
きる。
また摺動部材15のそれぞれの摺動面を洗濯兼脱水槽2
の回転方向側に向かって本体1の内側に傾斜させること
で、停止時に摺動体14a、14bが、洗濯兼脱水槽2の回転
方向側に移動するにつれて反力を強めることとしている
ので、摺動体14aと摺動部材15の弾接状態も安定し、摺
動体14aと摺動部材15との弾接状態の不安定に起因する
間欠的な衝突音の発生は防止される。
また脱水起動時の洗濯受槽4の振れ回り運動は、摺動
部材15の摺動面を本体1の側壁との平行面に対して所定
角度θ変位させたとしても、静止時における、弾性体12
a,12bの初張力を従来例と同条件にすれば、その抑制力
に影響はなく十分本体1への振動伝達を防止でき、また
安全スイッチ(図示せず)を動作させて正常な脱水作用
が行われないというようなことはない。
なお、所定角度θは、摺動部材15と本体1の側壁との
間に介在させた緩衝部材16の厚さに調整することで形成
しても、また摺動部材15を樹脂成型品とし摺動面自体に
θの勾配を設けて、本体1の側壁に平行に取付けて構成
しても良い。要は摺動部材15の摺動面が、本体1の側壁
との平行面に対して所定角度θを持って取り付けられて
いれば本発明の目的を達することができるものである。
また、本実施例においては、摺動部材15を本体1の2
側面に渡って設けるL字形状のものとしたが、それぞれ
の摺動面を別部材とし、それぞれ脱水槽反回転方向に向
かって前記本体内側に傾斜させる構成としても上記一実
施例と同様の作用効果を奏する。
発明の効果 以上の実施例により明らかなように、本発明によれば
脱水洗濯機の本体と、前記本体内側に防振機構により懸
垂支持された洗濯受槽と、前記洗濯受槽内部に位置し同
洗濯受槽下部に設けられたモータにより回転駆動される
脱水槽と、前記本体内側に設けられた摺動面と、一端を
前記洗濯受槽外壁に固定するとともに他端を前記摺動面
に摺動自在に当接させた弾性体とを備え、前記摺動面を
前記脱水槽回転方向に向かって前記本体内側に傾斜させ
たことにより、脱水起動時の振れ回りを抑制することが
でき、特に脱水起動時のブレーキ作動による摺動体と摺
動部材の衝突による衝突音の発生を防ぐことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の脱水洗濯機の防振装置の要
部平面図、第2図は脱水工程中にブレーキをかけたとき
の弾性体の変位を示した要部平面図、第3図は発明者ら
が提案している脱水洗濯機の防振装置の平面図、第4図
は同脱水洗濯機の側断面図、第5図は同摺動部材の外観
斜視図、第6図は同脱水洗濯機の要部断面図、第7図は
同脱水洗濯機の要部平面図、第8図は従来の脱水洗濯機
を示す側断面図である。 1……本体、2……洗濯兼脱水槽、4……洗濯受槽、11
……防振機構、12……弾性体、13……支持部材、14……
摺動体、15……摺動部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱水洗濯機の本体と、前記本体内側に防振
    機構により懸垂支持された洗濯受槽と、前記洗濯受槽内
    部に位置し同洗濯受槽下部に設けられたモータにより回
    転駆動される脱水槽と、前記本体内壁に設けられた摺動
    面と、一端を前記洗濯受槽外壁に固定するとともに他端
    を前記摺動面に摺動自在に当接させた弾性体とを備え、
    前記摺動面を前記脱水槽回転方向に向かって前記本体内
    側に傾斜させた脱水洗濯機の防振装置。
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