JP2506721B2 - 自動販売機の販売管理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動販売機の売上げデータを管理する販売管
理装置に関するものである。

従来の技術 近年、広く普及している自動販売機には、マイクロコ
ンピュータの発達に伴いこれを制御装置として、売上げ
データを管理する販売管理装置が付加されている。

以下図面を参照しながら、上述したような従来の自動
販売機の販売管理装置について説明する。

第２図は従来の自動販売機の販売管理装置の正面図を
示すものである。１は自動販売機の販売管理装置であ
る。2aから2eは数字データを表示するデータ表示手段
で、それぞれ０から９までを表示できる。3aから3jは数
字を入力する数字キーで、順に０から９を入力できる。
４は売上リセットキーで、売上データを０にリセットす
る。５は書込みキーで、このキーを押して初めて他のキ
ーの入力が効力を持つ。これにより誤操作を防止してい
る。

第３図は従来の自動販売機の販売管理装置と自動販売
機の商品販売に関する部分との回路ブロック図を示す。
６は商品選択スイッチで、本従来例では販売商品は１か
ら４の４種類とする。７は商品販売手段で、商品選択ス
イッチ６により選択された商品を搬出する。８は記憶手
段で、販売された個数を価格別に記憶する。９は制御装
置でマイクロコンピュータを主体に構成され、数字キー
3,売上げリセットキー４及び書込みキー５の入力によ
り、記憶手段８及びデータ表示手段２を操作する。

以上のように構成された自動販売機の販売管理装置の
動作についてデータ表示手段２の表示データの一例を示
す第４図をもとに説明する。

まず、通常の待機状態では、第４図（ａ）に示すよう
に、データ表示手段２は全商品の売上合計個数を示して
いる。本例では1234個である。価格別の売上個数を知り
たい場合には、オペレータがその価格番号の数字キー３
を入力し、書込みキー５を押すと、押している間だけ第
４図（ｂ）に示すように価格別の売上個数を表示する。
第４図（ｂ）では価格“2"の商品の売上個数が567個で
あることを示している。

次に、売上げ個数０にリセットする時には、売上げリ
セットキー４を押し、書込みキー５を押すと、制御装置
９により売上げ合計個数，価格別売上げ個数のデータを
０にリセットし、データ表示手段２は第４図（ｃ）のよ
うに０を表示する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、売上げリセット
キーを押しさえすれば誰でも売上げ個数をリセットでき
るので、オペレータのレベルによる販売管理ができない
という欠点を有していた。

本発明は上記欠点に鑑み、オペレータによる販売の管
理機能を強化する自動販売機の販売管理装置を提供する
ものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の自動販売機の販売
管理装置は、０から９までの数字を入力する数字キー
と、売上げ個数と永久売上げ個数とを記憶する記憶手段
と、売上げ個数を０にリセットする売上げリセットキー
と、データを書込む書込みキーと、数字データを表示す
るデータ表示手段と、前記数字キーと前記売上げリセッ
トキーと前記書込みキーとの入力により売上げ個数を前
記記憶手段から消去したり、数字データを前記データ表
示手段に表示する制御装置とから構成されている。

作用 この構成によって、制御装置により永久売上げ個数を
０にリセットするには、売上げリセットキーとともに暗
証番号が入力されねばならず、自動販売機の販売管理機
能が強化されるものである。

実 施 例 以下本発明の一実施例の動作についてデータ表示手段
２の表示データの一例を示す第１図をもとに説明する。
尚、自動販売機の販売管理装置の正面図及びその回路ブ
ロック図は従来例と同様である。

通常の待機状態では、従来例と同様に第１図（ａ）に
示すように売上げ合計個数を示している。ここでオペレ
ータが価格番号“0"を数字キー３で入力し、書込みキー
５を押すと、押している間だけ第１図（ｂ）に示すよう
に永久売上げ合計個数を表示する。本例では、自動販売
機設置以来8765個販売したことを示している。

次に、永久売上げ合計個数を０にリセットする時に
は、待機状態（第１図（ａ））から売上げリセットキー
４を押し、価格番号“0"を数字キー３で入力して書込み
キー５を押す（第１図（ｂ））。この状態から暗証番号
を数字キー３で入力する。この暗証番号は第１図（ｃ）
に示すように、データ表示手段２には表示しない。ここ
で書込みキー５を押すと永久売上げ合計個数を０にリセ
ットして待機状態に戻る（第１図（ｄ））。

以上のように本実施例によれば、０から９までの数字
を入力する数字キーと、売上げ個数と永久売上げ個数と
を記憶する記憶手段と、売上げ個数を０にリセットする
売上げリセットキーと、データを書込む書込みキーと、
数字データを表示するデータ表示手段と、前記数字キー
と前記売上げリセットキーと前記書込みキーとの入力に
より売上げ個数を前記記憶手段から消去したり、数字デ
ータを前記データ表示手段に表示する制御装置とを設
け、前記制御装置により、売上げリセットキーとともに
暗証番号が入力された時にのみ永久売上げ個数を０にリ
セットする機能を設けることにより、自動販売機の販売
管理機能を強化することができる。また、暗証番号によ
ってオペレータのレベルを区別することができる。ま
た、上級オペレータにより自動販売機の販売管理が長期
に渡って行なうことができる。

発明の効果 以上のように本発明は０から９までの数字を入力する
数字キーと、売上げ個数と永久売上げ合計個数とを記憶
する記憶手段と、売上げ個数を０にリセットする売上げ
リセットキーと、データを書込む書込みキーと、数字デ
ータを表示するデータ表示手段と、前記数字キーと前記
売上げリセットキーと前記書込みキーとの入力により売
上げ個数を前記記憶手段から消去したり、数字データを
前記データ表示手段に表示する制御装置とから構成さ
れ、前記制御装置により売上げリセットキーとともに暗
証番号が入力された時にのみ永久売上げ個数を０にリセ
ットする機能を設けることにより、自動販売機の販売管
理機能を強化することができる。また、暗証番号によっ
てオペレータのレベルを区別することができる。また、
自動販売機の販売を長期に渡って管理することができ
る。

【図面の簡単な説明】 第１図（ａ）から（ｄ）は本発明の一実施例における自
動販売機の販売管理装置のデータ表示を示す正面図、第
２図は従来の自動販売機の販売管理装置の正面図、第３
図は従来の自動販売機の商品販売と販売管理装置との回
路ブロック図、第４図（ａ）から（ｃ）は従来の自動販
売機の販売管理装置のデータ表示を示す正面図である。 １……自動販売機の販売管理装置、２……データ表示手
段、３……数字キー、４……売上げリセットキー、５…
…書込みキー、８……記憶手段、９……制御装置。

フロントページの続き (72)発明者 高橋 有三 東大阪市高井田本通３丁目22番地 松下 冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−183489（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−23370（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】０から９までの数字を入力する数字キー
   と、売上げ個数と永久売上げ合計個数とを記憶する記憶
   手段と、売上げ個数を０にリセットする売上げリセット
   キーと、データを書込む書込みキーと、数字データを表
   示するデータ表示手段と、前記数字キーと前記売上げリ
   セットキーと前記書込みキーとの入力により売上げ個数
   を前記記憶手段から消去したり、数字データを前記デー
   タ表示手段に表示する制御装置とを備え、前記制御装置
   は売上げリセットキーとともに暗証番号が前記数字キー
   により入力された時にのみ永久売上げ個数を０にリセッ
   トする構成とした自動販売機の販売管理装置。