JP2506459Y2 - バルコニ―手摺の取付構造 - Google Patents

バルコニ―手摺の取付構造

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JP2506459Y2 JP11070290U JP11070290U JP2506459Y2 JP 2506459 Y2 JP2506459 Y2 JP 2506459Y2 JP 11070290 U JP11070290 U JP 11070290U JP 11070290 U JP11070290 U JP 11070290U JP 2506459 Y2 JP2506459 Y2 JP 2506459Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バルコニー手摺の取付構造に関する。
(従来の技術) 例えば、二階建て以上の個人住宅や中・高層住宅等に
おいて、軒先から突出したバルコニーを設ける場合があ
るが、通常このバルコニーの腰壁には、落下防止のため
のバルコニー手摺を設置するのが一般的である。
第10図は、かかるバルコニー手摺の取付構造の一例を
示すものである。
同図において、28は手摺ユニットであり、横方向の手
摺材29及び中棧30と、それら横部材を連結してそれを支
持する縦方向の竪子31とから成る。
32は竪子31の下端側に形成した取付部で、該取付部32
の一方の立側面をバルコニーの腰壁33の立壁面34に接当
させた後、取付ビス35を取付部32から腰壁33に至って螺
合することにより腰壁33側に取付けられる。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の技術においては、第10図に示すように、手
摺材29、中棧30及び竪子31から一旦手摺ユニット28を現
場で組立て、該手摺ユニット28を腰壁33に対して位置合
せした後、先述のように取付部32をビス35止めして取付
ける手順をとるのが一般的であるが、この場合、一人
(若しくは数人)の作業員が手摺ユニット28を腰壁33側
に押し当てて、別の作業員がビス35止めを行うようにし
なければ所定の位置に手摺ユニット28を取付けることが
できず、最低二人以上の人数が必要であり、比較的簡単
な作業にも拘らず施工工数の大きいところに欠点があっ
た。
また、バルコニー手摺の場合には、第11図に示すよう
に、腰壁33の形状に合わせて平面視コ字状に囲むように
手摺ユニット28を取付けて行かなければならないが、こ
の場合、例えば同図矢印方向に沿って左側の腰壁33から
前面、及び右側の腰壁33の順に手摺ユニット28を取付け
て行く場合には、平面取付位置の誤差の累積によって最
終の右側の腰壁33に至ったときには所定位置に取付ける
ことが不可能となるときがあり、特に腰壁33のコーナー
部分での取付位置が合わないと手摺材29の連結等ができ
なくなり、手戻り作業となる。尚、第11図の□印は竪子
31の位置を示す。
そして、この累積誤差による問題については、竪子31
を先に腰壁33に取付けてから手摺材29等を組み立てて行
く手順をとっても同様に生じる問題である。
本考案は、かかる実情に鑑み、極力少ない工数でかつ
累積誤差が生じてもそれを吸収させながら手摺ユニット
を所定位置に確実に取付けることができるバルコニー手
摺の取付構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段
は、手摺材2を支持する竪子4の下端側にバルコニーの
腰壁6への取付部7が形成され、該取付部7の立側面10
が腰壁6の立壁面11に接当した状態で竪子4が腰壁6に
取付けられているバルコニー手摺の取付構造において、 前記立壁面11の一定高さ位置に取付部7仮置き用の係
止部材16があらかじめ突設され、取付部7の立側面10上
部にその係止部材16と係合する係合凹部13が設けられ、
係止部材16と係合凹部13間には、仮置き時における竪子
4の係止部材16突出方向への転倒を防止しかつ竪子4の
腰壁6長手方向の相対移動は許容する転倒防止手段24が
備えられている点にある。
(作用) 本考案では、腰壁6の立壁面11にあらかじめ突設され
た係止部材16と竪子4取付部7に設けた係合凹部13間
に、仮置き時における竪子4の係止部材16突出方向への
転倒を防止しかつ竪子4の腰壁6長手方向の相対移動は
許容する転倒防止手段24が備えられており、仮置き後の
手摺ユニット1の微妙な位置調整を行いつつ、その手摺
ユニット1の取付けを行うことができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例につき詳述す
る。
第5図において、1はバルコニー手摺を構成するため
の手摺ユニットであり、中空アルミ製棒材により成る横
部材としての手摺材2及び中棧3と、それら横部材を互
いに連結して支持する縦部材としての竪子4とから成
る。
この竪子4は、アルミ製鋳物より構成され、比較的細
身の柱部5と該柱部5下方のバルコニーの腰壁6への取
付部7とが一体に形成されて成る。柱部5の上端及び長
手方向中途の一側面側には、取付フランジ8が外聞き状
に一体に突設されており、第6図及び第7図に示すよう
に、これらの取付フランジ8に前記手摺材2及び中棧3
が取付ねじ9を介して固定され、手摺ユニット1があら
かじめ構成される。
前記取付部7は、柱部5よりは太見でかつ上下方向に
長く形成され、その片側の立側面10は前記腰壁6の立壁
面11にぴったりと接当し得るように平坦面とされてい
る。
この取付部7の立側面10側には、該立側面10から内部
中央にまでかつ立側面10上部から下部にまで至る中空室
12が画成されており、その中空室12の上部は、後述する
係止部材16が係合する係合凹部13とされている。また、
14は取付部7上端から係合凹部13へ上下方向に貫通する
ピン孔である。
尚、15はビス孔であり、当該取付部7の上下端側に左
右対称状に一対ずつ設けられている。
16は前記取付部7を腰壁6側に一旦仮置きするための
係止部材であり、側面視略L字状に屈曲された屈曲板部
17と、該屈曲板部17の横方向の係止板18両端から下方に
突出して固着された補強板19,19とから構成されてお
り、屈曲板部17の縦方向の取付板20に設けたねじ孔にね
じ21を螺合することにより、腰壁6の立壁面11の一定高
さ位置でかつ竪子4が設けられるところに、所定数だけ
あらかじめ突設されている。
また、22は横方向の係止板18に設けたその幅方向に長
い長孔であり、本実施例では、この長孔22と前記ピン孔
14及び該ピン孔14に挿入されるピン23とから、係止部材
16と係合凹部13間に竪子4の転倒防止手段24が構成され
るようになっている。
即ち、前記係止部材16に取付部7の係合凹部13を係合
させて取付部7が腰壁6立壁面11にぴったりと当接され
たときに、前記ピン孔14と長孔22は第1図に示すように
その平面位置が略合致するようになっており、そのピン
孔14の上から挿入されたピン23の軸下端部と長孔22との
係合により、取付部7上端側が係止部材16突出方向側に
は動かなくなると共に、ピン23は長孔22内で移動自在で
あることから、当該取付部7の腰壁6長手方向の相対移
動は許容されることになる。
従って、本実施例における転倒防止手段24は、取付部
7上端側がピン23によって仮固定されることにより、取
付部7下端側と腰壁6との当接を介して竪子4の係止部
材16突出方向側への転倒を防止し、かつ竪子4の腰壁6
長手方向の相対移動は許容する転倒防止手段24となって
いるのである。
上記構成に係る本実施例では、組立後の手摺ユニット
1を一旦全て腰壁6側に仮置きした後、取付部7のビス
孔15に図外の取付ビスを順次螺合して行くことにより全
ての手摺ユニット1を取付けることができ、従来のよう
な位置合わせをする作業員が不要となり一人でも取付作
業を行うことができると共に、係止部材16と係合凹部13
間に設けた転倒防止手段24によって竪子4の平面位置に
おける累積誤差を各取付位置で吸収させながら取付けて
いくことができるので、一人の作業員でも正確な位置に
かつ確実にバルコニー手摺の取付作業を行うことができ
る。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は
これに限られるものではない。
例えば、第8図及び第9図に示すように、係止部材16
の突出端側に上方に屈曲された係止立板25を設け、係合
凹部13側にはその係止立板25が挿入し得る凹溝部26を設
け、これら係止立板25と凹溝部26とで前記転倒防止手段
24を構成することもできる。
この場合には、上記実施例のようにピン23を挿入する
必要がなく、取付部7を係止部材16に仮置きするだけで
転倒防止手段24による効果が得られるので、取付作業が
より簡便なものとなる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、係止部材16と
係合凹部13間に備えられた竪子4の転倒防止手段24によ
って仮置き後の手摺ユニット1の微妙な位置調整を行い
ながらその取付けを行うことができるので、一人の作業
員であっても竪子4の取付位置の累積誤差を生じさせる
ことなく所定位置に確実に手摺ユニット1を取付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、第1図は
取付部の縦断面図、第2図は同取付部を半分に切断した
ときの斜視図、第3図は同取付部の斜視図、第4図は第
1図IV−IV線断面図、第5図はバルコニー手摺の一部正
面図、第6図は竪子上部の側面図、第7図は同正面図、
第8図は変形例を示す取付部の縦断面図、第9図は同変
形例を示す係止部材の斜視図、第10図は従来例に係るバ
ルコニー手摺の取付構造を示す斜視図、第11図は同平面
図である。 2…手摺材、4…竪子、6…腰壁、7…取付部、10…立
側面、11…立壁面、13…係合凹部、16…係止部材、24…
転倒防止手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 城戸 雄弘 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12 号 クボタハウス株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−146650(JP,U) 実開 昭58−75806(JP,U) 実開 昭58−132053(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手摺材(2)を支持する竪子(4)の下端
    側にバルコニーの腰壁(6)への取付部(7)が形成さ
    れ、該取付部(7)の立側面(10)が腰壁(6)の立壁
    面(11)に接当した状態で竪子(4)が腰壁(6)に取
    付けられているバルコニー手摺の取付構造において、 前記立壁面(11)の一定高さ位置に取付部(7)仮置き
    用の係止部材(16)があらかじめ突設され、取付部
    (7)の立側面(10)上部にその係止部材(16)と係合
    する係合凹部(13)が設けられ、係止部材(16)と係合
    凹部(13)間には、仮置き時における竪子(4)の係止
    部材(16)突出方向への転倒を防止しかつ竪子(4)の
    腰壁(6)長手方向の相対移動は許容する転倒防止手段
    (24)が備えられていることを特徴とするバルコニー手
    摺の取付構造。
JP11070290U 1990-10-22 1990-10-22 バルコニ―手摺の取付構造 Expired - Fee Related JP2506459Y2 (ja)

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