JP2506242Y2 - シリンダ錠 - Google Patents
シリンダ錠Info
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- JP2506242Y2 JP2506242Y2 JP11341690U JP11341690U JP2506242Y2 JP 2506242 Y2 JP2506242 Y2 JP 2506242Y2 JP 11341690 U JP11341690 U JP 11341690U JP 11341690 U JP11341690 U JP 11341690U JP 2506242 Y2 JP2506242 Y2 JP 2506242Y2
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- JP
- Japan
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- key
- locking member
- key cylinder
- cylinder
- shaped ring
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シリンダ錠、特に不正解錠に対し防御可能
なシリンダ錠に関連する。
なシリンダ錠に関連する。
従来の技術 現在、シリンダ錠は建築、車両、家具、電子機器等の
種々の分野において使用されている。これらの対象物に
シリンダ錠を使用する目的は、対象物に対する不正侵
入、不正使用、盗難又は悪戯等を防止することにある。
種々の分野において使用されている。これらの対象物に
シリンダ錠を使用する目的は、対象物に対する不正侵
入、不正使用、盗難又は悪戯等を防止することにある。
例えば、特開平1−87276号公報にはピッキング法及
びタンブラ破壊法のいずれの不正解錠に対しても防御可
能なシリンダ錠が開示されている。このシリンダ錠を第
4図〜第10図について説明する。
びタンブラ破壊法のいずれの不正解錠に対しても防御可
能なシリンダ錠が開示されている。このシリンダ錠を第
4図〜第10図について説明する。
第4図に示すように、シリンダ錠10は、長さ方向に形
成された収容孔11aを有するケース11と、ケース11の収
容孔11a内に配置されかつ複数のタンブラ12a(第5図及
び第10図)を有するキーシリンダ12と、長さ方向に形成
されたキーシリンダ12のキー溝12bに対しほぼ直角方向
にキーシリンダ12に形成されたガイド孔12cと、ガイド
孔12c内に滑動可能に配置された係止部材13と、キーシ
リンダ12のガイド孔12c内に配置されかつ係止部材13を
径方向内側に付勢する弾性部材14とを備えている。
成された収容孔11aを有するケース11と、ケース11の収
容孔11a内に配置されかつ複数のタンブラ12a(第5図及
び第10図)を有するキーシリンダ12と、長さ方向に形成
されたキーシリンダ12のキー溝12bに対しほぼ直角方向
にキーシリンダ12に形成されたガイド孔12cと、ガイド
孔12c内に滑動可能に配置された係止部材13と、キーシ
リンダ12のガイド孔12c内に配置されかつ係止部材13を
径方向内側に付勢する弾性部材14とを備えている。
ケース11及びキーシリンダ12の形状は、基本的には従
来のものと同一である。ケース11には係止部材13の外端
部13aが侵入可能な係止孔11dが形成される。係止孔11d
の周囲には、突出部11bが形成される。また、キーシリ
ンダ12のガイド孔12cの周囲にも突出部12dが形成され
る。また、ケース11にはタンブラ12aが突出するタンブ
ラ溝11c(第5図及び第10図)が形成される。
来のものと同一である。ケース11には係止部材13の外端
部13aが侵入可能な係止孔11dが形成される。係止孔11d
の周囲には、突出部11bが形成される。また、キーシリ
ンダ12のガイド孔12cの周囲にも突出部12dが形成され
る。また、ケース11にはタンブラ12aが突出するタンブ
ラ溝11c(第5図及び第10図)が形成される。
第6図に示すように、係止部材13はほぼ矩形の断面を
有する。係止部材13の内端13bには一対の傾斜面13c及び
13dが形成される。また、係止部材13の中心には環状断
面の盲孔13eが設けられると共に、盲孔13eに平行にかつ
盲孔13eに連絡してスリット13fが形成される。スリット
13fに嵌合されるばね座16の両端は、第4図に示すよう
に、キーシリンダ12の突出部12dに対し加締めにより固
定される。係止部材13の盲孔13e内に配置された弾性部
材14は圧縮コイルばねである。弾性部材14は係止部材13
とばね座16との間に配置され、係止部材13をガイド孔12
c内で径方向内側に押圧する。
有する。係止部材13の内端13bには一対の傾斜面13c及び
13dが形成される。また、係止部材13の中心には環状断
面の盲孔13eが設けられると共に、盲孔13eに平行にかつ
盲孔13eに連絡してスリット13fが形成される。スリット
13fに嵌合されるばね座16の両端は、第4図に示すよう
に、キーシリンダ12の突出部12dに対し加締めにより固
定される。係止部材13の盲孔13e内に配置された弾性部
材14は圧縮コイルばねである。弾性部材14は係止部材13
とばね座16との間に配置され、係止部材13をガイド孔12
c内で径方向内側に押圧する。
第7図〜第9図に示すように、キー15には係合孔15a
が形成される。係合孔15aのキーブレード15d側の壁に
は、第8図に示すように、キー15の厚み方向に傾斜する
傾斜面15bと15cが設けられる。図示しない切欠き部が形
成されるキーブレード15dの先端には、キー15の厚み方
向に対し傾斜する一対の傾斜面15eと15fが設けられる。
が形成される。係合孔15aのキーブレード15d側の壁に
は、第8図に示すように、キー15の厚み方向に傾斜する
傾斜面15bと15cが設けられる。図示しない切欠き部が形
成されるキーブレード15dの先端には、キー15の厚み方
向に対し傾斜する一対の傾斜面15eと15fが設けられる。
係止部材13は、キーシリンダ12のキー溝12bにキー15
が挿入されたとき、キー15の厚さに相当する距離だけ径
方向外側に移動する。このため、係止部材13の外端部13
aはケース11に形成された係止孔11d内に侵入し、キーシ
リンダ12キー溝12b内の所定の位置までキー15を挿入し
たとき、係止部材13は弾性部材14の弾力により係合孔15
aに嵌合され、径方向内側に移動する。従って、第9図
に示すように、係止部材13の内端13bはキー15に形成さ
れた係合孔15a内に侵入して、キー溝12bを形成するキー
シリンダ12の内壁12eに当接する。また、このとき、同
時に係止部材13の外端部13aはケース11の係止孔11dから
離脱する。
が挿入されたとき、キー15の厚さに相当する距離だけ径
方向外側に移動する。このため、係止部材13の外端部13
aはケース11に形成された係止孔11d内に侵入し、キーシ
リンダ12キー溝12b内の所定の位置までキー15を挿入し
たとき、係止部材13は弾性部材14の弾力により係合孔15
aに嵌合され、径方向内側に移動する。従って、第9図
に示すように、係止部材13の内端13bはキー15に形成さ
れた係合孔15a内に侵入して、キー溝12bを形成するキー
シリンダ12の内壁12eに当接する。また、このとき、同
時に係止部材13の外端部13aはケース11の係止孔11dから
離脱する。
第4図及び第10図に示すように、係止部材13が径方向
外側にキーシリンダ12から突出しているとき、係止部材
13の外端部13aの側面とケース11の係止孔11dの内壁との
距離l1はタンブラ12aの外端部12hの側面とケース11に形
成されたタンブラ溝11cの内壁との距離l2より小さい点
に特徴がある。また、係止部材13の内端13bに設けられ
た傾斜面13cと13dは、キー15の挿入及び取出しの際に、
キー15の係合孔15aに設けられた傾斜面15b〜15cに当接
する。
外側にキーシリンダ12から突出しているとき、係止部材
13の外端部13aの側面とケース11の係止孔11dの内壁との
距離l1はタンブラ12aの外端部12hの側面とケース11に形
成されたタンブラ溝11cの内壁との距離l2より小さい点
に特徴がある。また、係止部材13の内端13bに設けられ
た傾斜面13cと13dは、キー15の挿入及び取出しの際に、
キー15の係合孔15aに設けられた傾斜面15b〜15cに当接
する。
上記の構成において、キー15をキーシリンダ12のキー
溝12b内に挿入すると、キー15の厚みのため、係止部材1
3は弾性部材14の弾力に抗して、キーシリンダ12の外側
に移動される。更にキー15をキー溝12b内の所定の位置
まで挿入すると、係止部材13の内端13bは弾性部材14の
弾力によりキー15の係合孔15a内に嵌合される。この状
態においてキー15をキーシリンダ12と共に回転し、シリ
ンダ錠10を解錠することができる。正規のキー15を使用
してキーシリンダ12を回転するとき、係止部材13はケー
ス11の内壁に接触したり又は噛み合うことがなく円滑に
キー15を回転することができる。
溝12b内に挿入すると、キー15の厚みのため、係止部材1
3は弾性部材14の弾力に抗して、キーシリンダ12の外側
に移動される。更にキー15をキー溝12b内の所定の位置
まで挿入すると、係止部材13の内端13bは弾性部材14の
弾力によりキー15の係合孔15a内に嵌合される。この状
態においてキー15をキーシリンダ12と共に回転し、シリ
ンダ錠10を解錠することができる。正規のキー15を使用
してキーシリンダ12を回転するとき、係止部材13はケー
ス11の内壁に接触したり又は噛み合うことがなく円滑に
キー15を回転することができる。
不正解錠時に工具をキー溝12b内に挿入すると、係止
部材13は針金等の柔軟な工具の侵入を阻止する。また、
いかなる厚さの工具で係止部材13を弾性部材14の弾力に
抗して外側に移動しても、外端部13aはガイド孔12cから
係止孔11d内に突出する。このため、係止部材13が係止
孔11dに係合してキーシリンダ12を回転することができ
ない。更に、この場合には、係止部材13の外端部13aの
側面とケース11の係止孔11dの内壁との距離l1はタンブ
ラ12aの外端部12hの側面とケース11に形成されたタンブ
ラ12aのタンブラ溝11cの内壁との距離l2より小さいか
ら、キー溝12b内に工具を挿入したタンブラ12aを移動す
ることによりタンブラ12aをケース11のタンブラ溝11cの
エッジ11eに係止してピッキングを行うことは極めて困
難になる。このように、係止部材13はキーシリンダ12の
キー溝12b内に挿入される工具を阻止して不正解錠を防
止する。また、ピッキング工具によりキーシリンダ12に
予め回転力を加えても、係止部材13のためタンブラ12a
をエッジ11eに係止させることができない。更に、タン
ブラ破壊法により、工具を介してキーシリンダ12に回転
力を加えても、最初に係止部材13がケース11に当接して
この回転力に対抗するので、タンブラ12aには不正解錠
時の回転力が伝達されない。
部材13は針金等の柔軟な工具の侵入を阻止する。また、
いかなる厚さの工具で係止部材13を弾性部材14の弾力に
抗して外側に移動しても、外端部13aはガイド孔12cから
係止孔11d内に突出する。このため、係止部材13が係止
孔11dに係合してキーシリンダ12を回転することができ
ない。更に、この場合には、係止部材13の外端部13aの
側面とケース11の係止孔11dの内壁との距離l1はタンブ
ラ12aの外端部12hの側面とケース11に形成されたタンブ
ラ12aのタンブラ溝11cの内壁との距離l2より小さいか
ら、キー溝12b内に工具を挿入したタンブラ12aを移動す
ることによりタンブラ12aをケース11のタンブラ溝11cの
エッジ11eに係止してピッキングを行うことは極めて困
難になる。このように、係止部材13はキーシリンダ12の
キー溝12b内に挿入される工具を阻止して不正解錠を防
止する。また、ピッキング工具によりキーシリンダ12に
予め回転力を加えても、係止部材13のためタンブラ12a
をエッジ11eに係止させることができない。更に、タン
ブラ破壊法により、工具を介してキーシリンダ12に回転
力を加えても、最初に係止部材13がケース11に当接して
この回転力に対抗するので、タンブラ12aには不正解錠
時の回転力が伝達されない。
また、係止部材13に2つの傾斜面13c、13dが形成さ
れ、キー15の係合孔15aには傾斜面15b〜15fが形成され
ているので、180°の角度で回転してキーシリンダ12の
キー溝12bに挿入しても解錠できる所謂リバーシブルキ
ーについても円滑にキー溝12bに挿入することが可能で
ある。
れ、キー15の係合孔15aには傾斜面15b〜15fが形成され
ているので、180°の角度で回転してキーシリンダ12の
キー溝12bに挿入しても解錠できる所謂リバーシブルキ
ーについても円滑にキー溝12bに挿入することが可能で
ある。
考案が解決しようとする課題 上記のように、従来のシリンダ錠では、第3図及び第
4図に示すように、ばね座16の両端はキーシリンダ12の
突出部12dに対し加締めにより固定される。加締めによ
る固定が不十分な場合には、ばね座16がキーシリンダ12
から外れて、ケース11とキーシリンダ12との間に固着さ
れ、キーシリンダ12を回転できなくなる欠点があった。
また、加締め工程もシリンダ錠の量産性を低下する原因
となった。
4図に示すように、ばね座16の両端はキーシリンダ12の
突出部12dに対し加締めにより固定される。加締めによ
る固定が不十分な場合には、ばね座16がキーシリンダ12
から外れて、ケース11とキーシリンダ12との間に固着さ
れ、キーシリンダ12を回転できなくなる欠点があった。
また、加締め工程もシリンダ錠の量産性を低下する原因
となった。
そこで、本考案の目的は、加締め工程を必要とすせず
に係止部材を取付けることのできるシリンダ錠を提供す
ることを目的とする。
に係止部材を取付けることのできるシリンダ錠を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案のシリンダ錠は、キーシリンダに形成されたガ
イド孔内に滑動可能に配置されかつキーシリンダのキー
溝内に挿入されるキーに形成された係合孔に嵌合される
係止部材と、係止部材に形成された盲孔内に配置されか
つキーシリンダの内側に係止部材を押圧する弾性部材と
を備えている。係止部材の端部にスリットが形成され
る。係止部材のスリットと同一平面上でキーシリンダの
外面に嵌合溝がガイド孔の両側にそれぞれ形成される。
C形リングの両端部を嵌合溝に弾性的に装着することに
より自身の弾力によりキーシリンダにC形リングが取付
けられる。C形リングのほぼ中央部が係止部材のスリッ
トに嵌合され弾性部材の当接部となる。C形リングの両
端部はキーシリンダに形成されたストッパ部に当接して
C形リングの円周方向の移動が阻止される。
イド孔内に滑動可能に配置されかつキーシリンダのキー
溝内に挿入されるキーに形成された係合孔に嵌合される
係止部材と、係止部材に形成された盲孔内に配置されか
つキーシリンダの内側に係止部材を押圧する弾性部材と
を備えている。係止部材の端部にスリットが形成され
る。係止部材のスリットと同一平面上でキーシリンダの
外面に嵌合溝がガイド孔の両側にそれぞれ形成される。
C形リングの両端部を嵌合溝に弾性的に装着することに
より自身の弾力によりキーシリンダにC形リングが取付
けられる。C形リングのほぼ中央部が係止部材のスリッ
トに嵌合され弾性部材の当接部となる。C形リングの両
端部はキーシリンダに形成されたストッパ部に当接して
C形リングの円周方向の移動が阻止される。
また、この考案によるシリンダ錠は、長さ方向に形成
された収容孔を有するケースと、ケースの収容孔内に配
置されかつ複数のタンブラを有するキーシリンダと、長
さ方向に形成されたキーシリンダのキー溝に対しほぼ直
角方向にキーシリンダに形成されたガイド孔と、ガイド
孔内に滑動可能に配置された係止部材と、キーシリンダ
のガイド孔内に配置されかつ係止部材を径方向内側に付
勢する弾性部材とを備えている。係止部材は、キーシリ
ンダのキー溝に挿入された工具により径方向外側に移動
されかつケースに形成された係止孔内に侵入してキーシ
リンダの回転を阻止する。キーをキーシリンダの所定の
位置まで挿入したとき、弾性部材の弾力により係止部材
はキーに形成された係合孔内に侵入すると同時にケース
の係止孔から離脱して、係止部材がケースに接触するこ
となく、キーシリンダを回転することができる。係止部
材が径方向外側にキーシリンダから突出しているとき、
係止部材の外端部の側面とケースの係止孔の内壁との距
離はタンブラの外端部の側面とケースに形成されたタン
ブラ溝の内壁との距離より小さい。
された収容孔を有するケースと、ケースの収容孔内に配
置されかつ複数のタンブラを有するキーシリンダと、長
さ方向に形成されたキーシリンダのキー溝に対しほぼ直
角方向にキーシリンダに形成されたガイド孔と、ガイド
孔内に滑動可能に配置された係止部材と、キーシリンダ
のガイド孔内に配置されかつ係止部材を径方向内側に付
勢する弾性部材とを備えている。係止部材は、キーシリ
ンダのキー溝に挿入された工具により径方向外側に移動
されかつケースに形成された係止孔内に侵入してキーシ
リンダの回転を阻止する。キーをキーシリンダの所定の
位置まで挿入したとき、弾性部材の弾力により係止部材
はキーに形成された係合孔内に侵入すると同時にケース
の係止孔から離脱して、係止部材がケースに接触するこ
となく、キーシリンダを回転することができる。係止部
材が径方向外側にキーシリンダから突出しているとき、
係止部材の外端部の側面とケースの係止孔の内壁との距
離はタンブラの外端部の側面とケースに形成されたタン
ブラ溝の内壁との距離より小さい。
キーシリンダの嵌合溝の端部においてストッパ部に隣
接して形成された凹部に係止される折曲部がC形リング
の両端部に形成されている。
接して形成された凹部に係止される折曲部がC形リング
の両端部に形成されている。
作用 C形リングをキーシリンダの嵌合溝にワンタッチで装
着することにより係止部材及び弾性部材をキーシリンダ
に取付けることができる。C形リングはキーシリンダと
ケースとの間の嵌合溝に配置されるので、脱落する危険
は全くない。
着することにより係止部材及び弾性部材をキーシリンダ
に取付けることができる。C形リングはキーシリンダと
ケースとの間の嵌合溝に配置されるので、脱落する危険
は全くない。
実施例 以下、本考案のキーシリンダ錠を第1図及び第2図に
ついて説明する。
ついて説明する。
本考案のシリンダ錠は、係止部材13のスリット13fと
同一平面上でキーシリンダ12の外面に嵌合溝12iがガイ
ド孔12cの両側にそれぞれ形成される。C形リング1の
両端部1a、1bを嵌合溝12iに弾性的に装着することによ
り自身の弾力によりキーシリンダ12にC形リング1が取
付けられる。C形リング1のほぼ中央部が係止部材13の
スリット13fに嵌合され弾性部材としてのスプリング14
の当接部となる。C形リング1の両端部1a、1bはキーシ
リンダ12に形成されたストッパ部12jに当接してC形リ
ング1の円周方向の移動が阻止される。
同一平面上でキーシリンダ12の外面に嵌合溝12iがガイ
ド孔12cの両側にそれぞれ形成される。C形リング1の
両端部1a、1bを嵌合溝12iに弾性的に装着することによ
り自身の弾力によりキーシリンダ12にC形リング1が取
付けられる。C形リング1のほぼ中央部が係止部材13の
スリット13fに嵌合され弾性部材としてのスプリング14
の当接部となる。C形リング1の両端部1a、1bはキーシ
リンダ12に形成されたストッパ部12jに当接してC形リ
ング1の円周方向の移動が阻止される。
キーシリンダ12の嵌合溝12iの端部においてストッパ
部12jに隣接して形成された凹部12kに係止される折曲部
がC形リング1の両端部1a、1bに形成され、C形リング
の取付け時のガタを防止している。
部12jに隣接して形成された凹部12kに係止される折曲部
がC形リング1の両端部1a、1bに形成され、C形リング
の取付け時のガタを防止している。
C形リング1をキーシリンダ12の嵌合溝12iにワンタ
ッチで装着することにより係止部材13及び弾性部材をキ
ーシリンダ12に取付けることができる。C形リング1は
キーシリンダ12とケースとの間の嵌合溝12iに配置され
るので、脱落する危険は全くない。
ッチで装着することにより係止部材13及び弾性部材をキ
ーシリンダ12に取付けることができる。C形リング1は
キーシリンダ12とケースとの間の嵌合溝12iに配置され
るので、脱落する危険は全くない。
考案の効果 本考案のシリンダ錠では、加締め構造を省略できるの
で、シリンダ錠の製造時間を短縮できると共に、ばね座
の外れによるシリンダ錠の故障を防止することができ
る。
で、シリンダ錠の製造時間を短縮できると共に、ばね座
の外れによるシリンダ錠の故障を防止することができ
る。
第1図はこの考案によるシリンダ錠に使用されるキーシ
リンダの断面図、第2図はこの部分的斜視図、第3図は
従来のキーシリンダの部分的斜視図、第4図は従来のシ
リンダ錠を示す第5図のA−A線に沿う断面図、第5図
はケースを断面で示す側面図、第6図は係止部材、弾性
部材及びばね座の取付関係を示す分解斜視図、第7図は
キーの平面図、第8図はキーの側面図、第9図はキーを
シリンダ錠に挿入した状態を示す部分的断面図、第10図
は第5図のB−B線に沿う断面図である。 1……C形クリップ、10……シリンダ錠、11……ケー
ス、11a……収容孔、11b……突出部、11c……タンブラ
溝、11d……係止孔、12……キーシリンダ、12a……タン
ブラ、12b……キー溝、12c……ガイド孔、12d……突出
部、12i……嵌合溝、12j……ストッパ部、13……係止部
材、13a……外端部、13b……内端、13c、13d……傾斜
面、14……弾性部材、15……キー、15a……係合孔、
リンダの断面図、第2図はこの部分的斜視図、第3図は
従来のキーシリンダの部分的斜視図、第4図は従来のシ
リンダ錠を示す第5図のA−A線に沿う断面図、第5図
はケースを断面で示す側面図、第6図は係止部材、弾性
部材及びばね座の取付関係を示す分解斜視図、第7図は
キーの平面図、第8図はキーの側面図、第9図はキーを
シリンダ錠に挿入した状態を示す部分的断面図、第10図
は第5図のB−B線に沿う断面図である。 1……C形クリップ、10……シリンダ錠、11……ケー
ス、11a……収容孔、11b……突出部、11c……タンブラ
溝、11d……係止孔、12……キーシリンダ、12a……タン
ブラ、12b……キー溝、12c……ガイド孔、12d……突出
部、12i……嵌合溝、12j……ストッパ部、13……係止部
材、13a……外端部、13b……内端、13c、13d……傾斜
面、14……弾性部材、15……キー、15a……係合孔、
Claims (4)
- 【請求項1】キーシリンダに形成されたガイド孔内に滑
動可能に配置されかつキーシリンダのキー溝内に挿入さ
れるキーに形成された係合孔に嵌合される係止部材と、
係止部材に形成された盲孔内に配置されかつキーシリン
ダの内側に係止部材を押圧する弾性部材とを備え、係止
部材の端部にスリットを形成したシリンダ錠において、 係止部材のスリットと同一平面上でキーシリンダの外面
に嵌合溝をガイド孔の両側にそれぞれ形成し、C形リン
グの両端部を嵌合溝に弾性的に装着することにより自身
の弾力によりキーシリンダにC形リングを取付け、C形
リングのほぼ中央部を係止部材のスリットに嵌合して弾
性部材の当接部としたことを特徴とするシリンダ錠。 - 【請求項2】C形リングの両端部はキーシリンダに形成
されたストッパ部に当接してC形リングの円周方向の移
動が阻止される請求項(1)に記載のシリンダ錠。 - 【請求項3】長さ方向に形成された収容孔を有するケー
スと、ケースの収容孔内に配置されかつ複数のタンブラ
を有するキーシリンダと、長さ方向に形成されたキーシ
リンダのキー溝に対しほぼ直角方向にキーシリンダに形
成されたガイド孔と、ガイド孔内に滑動可能に配置され
た係止部材と、キーシリンダのガイド孔内に配置されか
つ係止部材を径方向内側に付勢する弾性部材とを備え、
係止部材は、キーシリンダのキー溝に挿入された工具に
より径方向外側に移動されかつケースに形成された係止
孔内に侵入してキーシリンダの回転を阻止し、キーをキ
ーシリンダの所定の位置まで挿入したとき、弾性部材の
弾力により係止部材はキーに形成された係合孔内に侵入
すると同時にケースの係止孔から離脱して、係止部材が
ケースに接触することなく、キーシリンダを回転するこ
とができ、係止部材が径方向外側にキーシリンダから突
出しているとき、係止部材の外端部の側面とケースの係
止孔の内壁との距離はタンブラの外端部の側面とケース
に形成されたタンブラ溝の内壁との距離より小さいシリ
ンダ錠において、 係止部材のスリットと同一平面上でキーシリンダの外面
に嵌合溝をガイド孔の両側にそれぞれ形成し、C形リン
グの両端部を嵌合溝に弾性的に装着することにより自身
の弾力によりキーシリンダにC形リングを取付け、C形
リングのほぼ中央部を係止部材のスリットに嵌合して弾
性部材の当接部としたことを特徴とするシリンダ錠。 - 【請求項4】キーシリンダの嵌合溝の端部においてスト
ッパ部に隣接して形成された凹部に係止される折曲部が
C形リングの両端部に形成された請求項(3)に記載の
シリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11341690U JP2506242Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11341690U JP2506242Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472172U JPH0472172U (ja) | 1992-06-25 |
JP2506242Y2 true JP2506242Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=31861002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11341690U Expired - Lifetime JP2506242Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | シリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506242Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP11341690U patent/JP2506242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0472172U (ja) | 1992-06-25 |
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