JPH0640243U - 多重タンブラ錠 - Google Patents

多重タンブラ錠

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JPH0640243U
JPH0640243U JP7558292U JP7558292U JPH0640243U JP H0640243 U JPH0640243 U JP H0640243U JP 7558292 U JP7558292 U JP 7558292U JP 7558292 U JP7558292 U JP 7558292U JP H0640243 U JPH0640243 U JP H0640243U
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tumbler
key
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plug
tumblers
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JP7558292U
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勇一 ▲吉▼沢
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Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重タンブラ錠に差し込まれたキーが自動販
売機の検知部材などに圧接した場合に、キーが押し戻さ
れて解錠操作が不円滑になったり解錠不能になる問題が
ある。本考案はかかる課題を解決することを目的とす
る。 【構成】 ケース1に回動可能に挿入されるプラグ10
にタンブラ挿入孔12を設け、タンブラ挿入孔12に複
数のノーマルタンブラ5,アマングタンブラ6が挿入さ
れる多重タンブラ錠において、キー挿通孔13aに係合
部14を設けたスナップタンブラ13をタンブラ挿入孔
12に挿入し、キーKに、係合部14に係合する係合凹
部18を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動販売機などに使用される多重タンブラ錠のように、挿入された キーが、キーの先端に圧接する検知部材に押し戻されるのを防止する多重タンブ ラ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機などに使用される多重タンブラ錠の従来例は、図10の一部破断平 面図に示すように、ケース1に回動可能に嵌挿されたプラグ2にタンブラ挿入孔 3が設けられる。 タンブラ挿入孔3には、4箇所に形成された大径部3aにキーウエイタンブラ 4が挿入され、このキーウエイタンブラ4によってタンブラ挿入孔3が5つの空 間部に仕切られ、その最も左側の空間部に、一対のノーマルタンブラ5が挿入さ れ、他の各空間部にはそれぞれ1個のアマングタンブラ6と一対のノーマルタン ブラ5が挿入される。
【0003】 各タンブラ4,5,6は板状に形成され、中央部にキー挿通孔が貫通し、上端 面及び下端面はプラグ2の外周面とほぼ同一形状の曲面に形成されている。 キーウエイタンブラ4は上端面及び下端面がケース1に内周面に当接するので 、上下方向の移動が拘束され、キーの挿入によって上方或いは下方に移動するノ ーマルタンブラ5及びアマングタンブラ6をガイドする摺動面となる。
【0004】 一対のノーマルタンブラ5には、図8に示すように、中央にキー挿通孔5aが 貫通し、一方のノーマルタンブラ5は左側面の実線位置に、他方のノーマルタン ブラ5は左側面の点線位置にばね収容凹部5bが形成され(図8参照)、両ばね 収容凹部5a,5aに1個のばね(図示しない)が挿入される。 従って、一方のノーマルタンブラ5は下方に付勢され、他方のノーマルタンブ ラ5は上方に付勢される。 ケース1の内周面の上部及び下部には、施錠位置においてタンブラ挿入孔3に 相対する位置に係合溝7が設けられ(図8参照)、一方のノーマルタンブラ5の 下端部及び他方のノーマルタンブラ5の上端部が係合溝7に係入する。
【0005】 アマングタンブラ6は、図9に示すように、中央にばね挿通孔6aが貫通し、 両側面にばね受け6bが突設される。 一方、プラグ2のタンブラ挿入孔3の両側にばね収容部8が設けられ、ばね収 容部8とばね受け6aとの間にばね9が挿入される(図9参照)。 従って、アマングタンブラ6は図9において上方に付勢され、上端部が係合溝 7に挿入される。
【0006】 以上のように構成された多重タンブラ錠は、自動販売機などに取り付けられ、 プラグ2の前面に設けられた鍵孔(図示しない)にキーを挿入すると、キーが各 ノーマルタンブラ5のキー挿通孔5a及び各アマングタンブラ6のキー挿通孔6 aを押動し、各タンブラ5,6がプラグ2に没入するので、キーによりプラグを 解錠位置に回動することができる。 又、鍵孔に挿入されたキーは、自動販売機の検知部材を押圧し、検知部材がば ね力に抗して後退することにより、キーの挿入が検知されると共に、キーの先端 は検知部材のばね力を受ける。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
挿入されたキーは、正規の挿入位置まで完全に挿入された後に、解錠方向に回 動されるが、正規の位置まで挿入されたキーが検知部材のばね力を受けて後退す ると、正規コードのキーであっても解錠することができない事態が生じたり、無 理にキーを回動しようとすると多重タンブラ錠を傷める虞が生じる。 本考案はかかる課題を解決することを目的としており、一旦、正規の挿入位置 まで完全に挿入されたキーが検知部材の押圧力を受けても後退する虞のない多重 タンブラ錠を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ケースに回動可能に挿入されるプラグ に、板状に形成され中央部にキー挿通孔を有する複数個のタンブラを挿入すると 共に、ケースに設けられた係合溝に係入する方向に付勢し、正規コードのキーを 挿入したときに、上記タンブラの先端がプラグの外周面に没入する多重タンブラ 錠において、 複数の上記タンブラのなかに、上記キーに係合して上記キーが押し戻されるの を阻止する係合部を有するスナップタンブラを設けたことにある。
【0009】
【作用】
上記のように構成された多重タンブラ錠は、正規コードのキーを正規の挿入位 置まで挿入すると、各タンブラがプラグ内に没入すると共に、スナップタンブラ の係合部がキーに係入するので、キーが押し戻される虞はなく、キーの回動操作 により確実に解錠される。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。なお、従来例と同一の部品 には同一符号を付して詳細な説明を省略する。 図1は多重タンブラ錠の主要部品の斜視図、図2は多重タンブラ錠の一部破断 平面図、図3は正規コードのキーが挿入された多重タンブラ錠の縦断面図、図4 は図3の正面図を示す。 ケース1に回動可能に挿入されたプラグ10には、図1及び図2に示すように 、2個の隔壁11aと中央部が開口した2個の隔壁11bにより、5個のタンブ ラ挿入孔12が形成される。
【0011】 5個のタンブラ挿入孔12のうち最も左側のタンブラ挿入孔12aには、スナ ップタンブラ13と一対のノーマルタンブラ5,5が挿入される。 スナップタンブラ13は板状に形成され、中央部を貫通するキー挿通孔13a の内面には、右側の下面に係合部14が突設され、スナップタンブラ13の両側 面にばね受け13bが突設される(図1及び図5参照)。
【0012】 タンブラ挿入孔12aの両側には、スナップタンブラ13に相対する位置にば ね収容部15が設けられ、ばね収容部15とばね受け13bとの間にばね16が 挿入される(図5参照)。 従って、スナップタンブラ13は上方に付勢され、ケース1の内周面に設けら れた係合溝17に係入する。
【0013】 その他のタンブラ挿入孔12には、それぞれアマングタンブラ6と一対のノー マルタンブラ5,5が挿入され、従来例と同様に、アマングタンブラ6が上方に 付勢されて係合溝7に係入し、ノーマルタンブラ5,5がそれぞれ上方の係合溝 7と下方の係合溝7に係入する。 この多重タンブラ錠のキーKは、挿入されたときに係合部15と重なる位置に 、係合部15が係入する係合凹部18が設けられる(図3参照)。
【0014】 次に、以上のように構成された多重タンブラ錠の作用を説明する。 施錠状態では、各アマングタンブラ6及び各ノーマルタンブラ5が係合溝7に 係入し、スナップタンブラ13が係合溝17に係入しているので、プラグ10は 回動不能である。 このとき、鍵孔19(図4参照)に挿入した正規コードのキーKを正規の挿入 位置まで押し込まれると、各タンブラ5,6,13がプラグ10内に没入すると 共に、スナップタンブラ13の係合部15がキーKの係合凹部16に係入する。
【0015】 従って、キーKの先端に自動販売機の検知部材の押圧力が作用しても、キーK が押し戻される虞はなく、キーの回動操作により確実に解錠される。 キーKを施錠位置に回動すると、タンブラ挿入孔3が係合溝7に重なり、タン ブラ挿入孔12が係合溝17に重なるので、キーKの抜き取りが可能になり、キ ーKを抜き取ると再び施錠状態に戻る。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上述べたように構成されているので、正規コードのキーが多重タン ブラ錠に完全に挿入されると、スナップタンブラがキーに係合するので、キーの 先端に押圧力が働いてもキーが後退する虞がなくなった。 従って、キーによる解錠操作が容易になり、多重タンブラ錠の解錠動作が円滑 ,確実になり、各タンブラに無理な局部荷重がかかる虞がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】多重タンブラ錠の主要部品の斜視図である。
【図2】多重タンブラ錠の一部破断平面図である。
【図3】正規コードのキーが挿入された多重タンブラ錠
の縦断面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3のX−X断面図である。
【図6】正規コードのキーの正面図である。
【図7】図6のW矢視図である。
【図8】図3のY−Y断面図である。
【図9】図3のZ−Z断面図である。
【図10】多重タンブラ錠の従来例を示す一部破断平面図
である。
【符号の説明】
K キー 1 ケース 5 ノーマルタンブラ 5a キー挿通孔 5b ばね収容凹部 6 アマングタンブラ 6a キー挿通孔 6b ばね受け 7 係合溝 10 プラグ 12,12a タンブラ挿入孔 13 スナップタンブラ 13a キー挿通孔 13b ばね受け 14 係合部 16 ばね 17 係合溝 18 係合凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに回動可能に挿入されるプラグに、
    板状に形成され中央部にキー挿通孔を有する複数個のタ
    ンブラを挿入すると共に、ケースに設けられた係合溝に
    係入する方向に付勢し、正規コードのキーを挿入したと
    きに、上記タンブラの先端がプラグの外周面に没入する
    多重タンブラ錠において、 複数の上記タンブラのなかに、上記キーに係合して上記
    キーが押し戻されるのを阻止する係合部を有するスナッ
    プタンブラを設けたことを特徴とする多重タンブラ錠。
JP1992075582U 1992-10-30 1992-10-30 多重タンブラ錠 Expired - Lifetime JP2595636Y2 (ja)

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JP6343422B2 (ja) * 2013-02-14 2018-06-13 美和ロック株式会社 ロータリーディスクタンブラー錠
JP6343423B2 (ja) * 2013-02-18 2018-06-13 美和ロック株式会社 シリンダー錠の鍵及びその鍵材
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