JP2506219Y2 - 光ファイバケ―ブルの布設用具 - Google Patents

光ファイバケ―ブルの布設用具

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JP2506219Y2 JP1987191950U JP19195087U JP2506219Y2 JP 2506219 Y2 JP2506219 Y2 JP 2506219Y2 JP 1987191950 U JP1987191950 U JP 1987191950U JP 19195087 U JP19195087 U JP 19195087U JP 2506219 Y2 JP2506219 Y2 JP 2506219Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、光ファイバケーブルを管路等に布設する際
に、光ファイバケーブルの先端に取り付けられる光ファ
イバケーブルの布設用具の改良に関する。
(従来の技術) 光ファイバケーブルを管路内に布設する場合には、光
ファイバケーブルの先端にワイヤ等(けん引具)の先端
を連結し、このワイヤ等(けん引具)をけん引すること
で行われる。この場合に、ワイヤ等を単に光ファイバケ
ーブルに連結したのでは、ファイバ心線に大きな張力が
作用し、ファイバ心線を損傷する恐れがある。そのた
め、引張張力をもたせるために光ファイバケーブルに設
けられているテンションメンバ(鋼線)に布設用具を固
定し、この布設用具をワイヤ等でけん引する構成が取ら
れる。
第5図及び第6図にこの種の従来の布設用具を示す。
この布設用具1は、ファイバ心線にフェルールが取り付
けられている光ファイバケーブルであっても、ファイバ
心線及びフェルールを損傷することなくケーブルの布設
作業が行えるように考案されたものである(実願昭62-1
00397号)。
図中、2は光ファイバケーブルであり、外被3は断面
がフラット形となっており、外被3の中央部に2本のフ
ァイバ心線4、その外側に2本の鋼線5が横一列に配設
されている。また、ファイバ心線4及び鋼線5はケーブ
ル2から突出する状態に処理されており、ファイバ心線
4の先端にはあらかじめフェルール6が接着されてい
る。
布設用具1は、円筒形のカバー部7、このカバー部7
の先端に取り付けられたアイボルト(係合部)8及びカ
バー部7の基端側に螺着されたケーブル取付部9とで構
成されている。
取付部9の中央部には、フェルール6を通すことがで
きる溝10が設けられており、フェルール6及びファイバ
心線4はこの溝10から挿入されてカバー部7内に収納さ
れる。また、この取付部9には、鋼線5を固定するため
の鋼線固定部11及び外被3を挟持するための外被クラン
プ部が設けられている。
鋼線固定部11は、鋼線5挿入用の穴部と止めねじ13と
で構成され、穴部内に挿入された鋼線5を止ねじ13で締
めつけることにより、鋼線5はケーブル取付部9に固定
される。
外被クランプ部は一対の挟持部12,14で構成されてお
り、挟持部12は取付部9と一体に形成されている。光フ
ァイバケーブル2は、挟持部14がねじ15によって挟持部
12に固定されることにより、その外被3が挟持部12,14
にて挟持される。
この布設用具1に依れば、ファイバ心線4及びフェル
ール6を損傷することなく光ファイバケーブル2の布設
を行える。また、アイボルト8はカバー部7に回転自在
に取り付けられており、ケーブル2布設時にケーブル2
が捩れることもない。さらに、外被3は布設用具1に固
定されているため、布設時に、鋼線5だけが外被3から
引き出される心配はない。
ところが上記布設用具1は、その径に比較して全長が
大きく、径の小さな折れ曲がった管路では管路の角部で
布設用具1が引っ掛かるという問題があった。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した如く、従来の布設用具では、光ファイバケー
ブルを径の小さな折れ曲がった管路に布設する場合は使
用することができなかった。
本考案はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもの
であり、径の小さな折れ曲がった管路に光ファイバケー
ブルを布設する場合にも使用できる光ファイバケーブル
の布設用具を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案では、剛性を有し光ファイバケーブルの先端か
ら突出するファイバ心線及びこのファイバ心線の先端に
取り付けられたフェルールを覆うカバー部を有し、この
カバー部の基端側に前記光ファイバケーブルの先端から
突出する鋼線が固定され、このカバー部の先端側がけん
引具にてけん引される光フィバケーブルの布設用具にお
いて、前記カバー部は前記鋼線が固定される第1の筒部
と前記けん引具でけん引される第2の筒部とが前記けん
引具によるけん引方向に対して交差させられた第1の軸
を中心として互いに回動し得る状態に連結されて構成さ
れ、かつ、前記第2の筒部の先端には前記けん引具に連
結される係合部が前記けん引方向に並行な第2の軸及び
前記けん引方向に対して交差させられた第3の軸を中心
として回動自在な状態で設けられた構成となっている。
(作用) 本考案の布設用具では第2の筒部は係合部に対して第
3の軸を中心として回転でき、第1の筒部は第2の筒部
に対して第1の軸を中心として回動できるので、折れ曲
がった管路内で布設用具をけん引すると布設用具は管路
に沿って第3の軸及び第1の軸の部分で自在に屈曲す
る。従って、従来の布設用具では使用することのできな
かった径の小さな折れ曲がった管路における光ファイバ
ケーブルの布設にも使用することができる。また、係合
部は第2の筒部に対して第2の軸を中心として回動でき
るので、折れ曲がった管路内で係合部をけん引具にてけ
ん引しても第1の筒部に取り付けられた光ファイバケー
ブルが捩れることはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図を参照して
詳述する。
図中、20は光ファイバケーブル2の布設用具である。
布設用具20は、第1図に示すように、カバー部21、こ
のカバー部21の基端22側に螺着されるケーブル取付部23
及びこのカバー部21の先端24に取り付けられた係合部25
とで構成されている。
ケーブル取付部23は、従来のケーブル取付部9と同様
な構成となっており、フェルール6を通す溝10、鋼線5
を固定する鋼線固定部11及び、ケーブル2の外被3を挟
持するための外被クランプ部(挟持部12,14)等より構
成されている。
カバー部21には、取付部23の溝10から通されたファイ
バ心線4及びフェルール6を収納する穴部が設けられて
いる。このカバー部21は第1の円筒部26及び第2の円筒
部27より構成されており、両者はねじ(第1の軸)28に
て連結されている。この場合に、両者26,27の連結部分2
61,271は平面に形成されており、かつねじ28と円筒部27
との間には遊びが設けられている。従って、円筒部26
は、第2図に示す如く、ねじ28を回転中心として矢印a
−b方向に自由に回動できる。但し、所定量(60°前
後)回転すると、円筒部26の面262が円筒部27の面272に
当接し、円筒部26の回転は阻止される。従って、円筒部
26の回動により、カバー部21内に収納されたファイバ心
線4に歪みが生じることはない。
係合部25は、ピン(第2の軸)32とリンク33とで構成
されている。ピン32と円筒部27との接触する面は球面と
され、ピン32は円筒部27に対して自由に回転する。従っ
て、係合部25をワイヤ等にてけん引しても、光ファイバ
ケーブル2に捩れが生じることはない。また、ピン32
は、軸(第3の軸)34を中心としてリンク33に対して、
矢印a−b方向に自由に回動できる構成となっている。
布設用具20は、上記した如き構成となっているため、
円筒部27は係合部25に対して、円筒部26は円筒部27に対
して、夫々、矢印a−b方向に自由に回動できる。従っ
て、管路内で布設用具20をけん引すると、管路に沿って
自在に屈曲する。従って、径の小さな折れ曲がった管路
における光ファイバケーブル2の布設にも用いることが
できる。尚、本例においては、布設用具20は、矢印a−
b方向にのみ屈曲し得る構成となっている。しかし、実
施例に用いた光ファイバケーブル2を含め、光ファイバ
ケーブルは一般に曲げに対して方向性を有しており、布
設用具20の屈曲方向と光ファイバケーブル2の曲げ易い
方向とを一致させて使用するため、何等問題はない。
第4図は本考案の他の実施例を示す図である。
本例の布設用具20Aでは、カバー部21Aが、2つの円筒
部36,37とこの2つの円筒部36,37を連結する管状の弾性
部38とで構成されており、ケーブル取付部23は円筒部36
の基端に螺着され、係合部25は円筒部37の先端に回動自
在に設けられている。弾性部38は、繊維で補強されたゴ
ム材で形成されており、内壁には補強用のリング39が設
けられている。この弾性部38の一端側には、円筒部36が
挿入されて押えばね40にて固定される。同様に、弾性部
38の他端側には、円筒部37が挿入されて押えばね40にて
固定される。尚、円筒部36,37は、押えばね40と対応す
る外周面に、溝42が形成されており、円筒部36,37と弾
性部38とは押えばね40にて確実に連結される。
布設用具20Aは、上記の如き構成となっているため弾
性部38の部分において自由に湾曲(屈曲)でき、径の小
さな折れ曲がった管路においても、光ファイバケーブル
2の布設を行える。尚、弾性部38が湾曲しても、内部に
はリング39が設けられており、弾性部38の形状はくずれ
ることはなく、カバー部21Aに収納されているファイバ
心線4等を損傷することはない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の布設用具は、第3の軸及
び第1の軸の部分で管路に沿って屈曲し得る構造となっ
ており、径の小さな折れ曲がった管路に光ファイバケー
ブルを布設する場合にもこの布設用具を用いることがで
きるものである。また、係合部は第2の筒部に対して第
2の軸を中心として回動できるので、折れ曲がった管路
内で係合部をけん引しても第1の筒部側に取り付けられ
た光ファイバケーブルが捩れることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例を示す図であ
り、第1図は布設用具の分解斜視図、第2図は同上の正
面図、第3図は同上の断面図である。第4図は本考案の
第2の実施例を示す布設用具の断面図である。 第5図及び第6図は従来の布設用具を示す斜視図及び断
面図である。 2……光ファイバケーブル、4……ファイバ心線、5…
…鋼線、6……フェルール、20,20A……布設用具、21,2
1A……カバー部、22……(カバー部の)基端、23……ケ
ーブル取付部、24……(カバー部の)先端、25……係合
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性を有し光ファイバケーブルの先端から
    突出するファイバ心線及びこのファイバ心線の先端に取
    り付けられたフェルールを覆うカバー部を有し、このカ
    バー部の基端側に前記光ファイバケーブルの先端から突
    出する鋼線が固定され、このカバー部の先端側がけん引
    具にてけん引される光フィバケーブルの布設用具におい
    て、前記カバー部は前記鋼線が固定される第1の筒部と
    前記けん引具でけん引される第2の筒部とが前記けん引
    具によるけん引方向に対して交差させられた第1の軸を
    中心として互いに回動し得る状態に連結されて構成さ
    れ、かつ、前記第2の筒部の先端には前記けん引具に連
    結される係合部が前記けん引方向に並行な第2の軸及び
    前記けん引方向に対して交差させられた第3の軸を中心
    として回動自在な状態で設けられていることを特徴とす
    る光ファイバケーブルの布設用具。
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