JP2505970Y2 - 気化器 - Google Patents

気化器

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JP2505970Y2
JP2505970Y2 JP1989060459U JP6045989U JP2505970Y2 JP 2505970 Y2 JP2505970 Y2 JP 2505970Y2 JP 1989060459 U JP1989060459 U JP 1989060459U JP 6045989 U JP6045989 U JP 6045989U JP 2505970 Y2 JP2505970 Y2 JP 2505970Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、刈払機や動力散布機等にエンジンと共に
搭載される気化器に係り、詳しくはスロットル弁の最大
開度を調整される気化器に関するものである。
〔従来の技術〕
刈払機や動力散布機等の作業機では、エンジンと共に
気化器が搭載され、作業者による操作レバーの操作によ
り気化器のスロットル弁の開度が調整されている。種々
の作業機に共通のエンジンが搭載されるが、作業機の種
類や機種ごとに負荷が異なるので、種々の負荷に対して
エンジンの過回転及び過剰出力を防止するため、気化器
のスロットル弁の最大開度を規制する必要がある。
従来の作業機では、作業者により操作される操作レバ
ーの所に、その最大変位を制限するストッパが固定的又
は位置を調整自在に配設され、所定量以上の操作レバー
の変位を規制して、気化器のスロットル弁の最大開度を
制限している。
〔考案が解決しようとする課題〕
操作レバーの変位はスロットルケーブルを介して気化
器のスロットル弁へ伝達されるが、スロットルケーブル
の長さが経時的に変化するので、前述のような従来形の
ストッパでは、気化器のスロットル弁の最大開度が経時
的に変化してしまうという問題がある。また、スロット
ルケーブルの取付け方によっても、スロットルケーブル
の長さが変化して、スロットル弁の最大開度にばらつき
が生じるという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して
説明する。
請求項1の気化器(10)では、回転部材(44)との当
接によりスロットル弁(42)のアイドル開度を調整する
アイドル調整ねじ(71)が設けられている。ストッパ
(80,84,88)は、アドレス調整ねじ(71)内に回転自在
に取付けられている回転ねじ(80)と、この回転ねじ
(80)の軸方向へ変位自在であり回転ねじ(80)に螺合
する可動体(84)と、この可動体(84)に設けられ回転
部材(44)と当接自在な当接部(88)とを備えている。
〔作用〕
この考案においては、可動体(84)は、当接部(88)
において回転部材(44)に当接し、この当接により回転
部材(44)は回転運動を制限される。アイドル調整ねじ
(71)における回転ねじ(80)の回転により、回転ねじ
(80)は可動体(84)に対して相対回転し、これによ
り、回転ねじ(80)と可動体(84)との螺合位置が変化
し、可動体(84)及び当接部(88)の位置が変化する。
この結果、当接部(88)が回転部材(44)に当接する時
の回転部材(44)の回転量、すなわちスロットル弁(4
2)の最大開度が変化する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第6図はロータリ式スロットル弁付き気化器10の断面
図である。気化器10は、刈払機及び動力散布機等に二サ
イクルエンジンと共に搭載されるもので、圧力室11は、
二サイクルエンジンのクランクケース内へ連通し、クラ
ンクケース内の脈動圧力を供給される。ダイヤフラム12
は、圧力室11の圧力変動に伴って、燃料タンク(図示せ
ず)内の燃料を入口13へ吸引し、ニールバルブ14を経て
燃料室16へ送出する。ダイヤフラム18は燃料室16の下側
を区画し、コントロールレバー20は、燃料室16内に配設
されて、支点22の周りに回動自在になっており、一端部
の下面側においてダイヤフラム18の中央部の突起24に当
接自在であり、また、他端部の上面側にニードルバルブ
14の下端部を固定されている。圧縮コイルばね26は、ニ
ードルバルブ14が開く方向へコントロールレバー20を付
勢する。主動式エア抜きポンプ28は、弾性的に圧縮自在
な膜材を含み、燃料室16内の空気を吸入弁30を介して吸
入し、吐出弁32を介してオーバフロー管34へ送る。吸気
通路35はボデー37内に形成され、ジェットノズル管36
は、吸気通路35へ突出し、ノズル38を下流方向へ向けて
吸気通路35の中央部へ臨ませている。ジェットニードル
40は、ジェットノズル管36内へその上端から挿入され、
ジェットノズル管36の軸方向へ変位自在になっている。
ロータリ式スロットル弁42は、水平方向へ貫通する円柱
状接続孔43を有し、軸線の周りに回転して、円柱状接続
孔43と吸気通路35との接続面積を変化させ、これにより
吸気通路35の流通断面積を制御する。回転レバー44は、
ボデー37の外部に配設され、ロータリ式スロットル弁42
の軸部46の上端部に固定されて、ロータリ式スロットル
弁42と一体的に回転する。上蓋48は、ボデー37に固定さ
れ、上面側を斜面50とする。突起52は、回転レバー44の
下面側に固定され、斜面50を摺動する。
第7図は気化器10を上部の一部において断面として示
す側面図である。圧縮コイルばね54は、上蓋48の下面と
ロータリ式スロットル弁42の上端部の段部との間に縮設
され、ロータリ式スロットル弁42を下方へ押圧し、これ
により、回転レバー44の突起52は上蓋48の斜面50に押圧
状態に保持される。調整ねじ56は、ジェットニードル40
を一体的に形成されて、回転レバー44の中心部へ上方か
ら螺合され、圧縮コイルばね58は、調整ねじ56の下端の
ロータリ式スロットル弁42の上端との間に縮設され、調
整ねじ56により軸方向長さを調整され、ジェットニード
ル40をロータリ式スロットル弁42に対して上方へ付勢し
ている。
第1図及び第2図は回転レバー44の回転運動を制限す
るストッパを具備する気化器10の上部の構造を示す平面
図及び側面図である。回転ねじ80はアイドル調整ねじ71
内に回転自在に挿通されている。案内溝82は、スロット
ルカラー68の上面に回転ねじ80の軸方向に対して平行に
形成され、可動体84は案内溝82の案内により回転ねじ80
の延び方向へ変位自在となっている。
第3図及び第4図は第1図及び第2図の可動体84の正
面図及び側面図である。可動体84は、両端部において起
立する起立部86及び当接部88を有している。突条部90
は、可動体84の下面側に形成され、案合溝82内に嵌入さ
れて案内溝82の延び方向へ案内される。ねじ穴92は、起
立部86に形成され、回転ねじ80を遊嵌され、螺合され
る。
第5図はアイドル調整ねじ71の構造図である。挿通孔
93は、アイドル調整ねじ71内にその中心線に沿って形成
され、回転ねじ80を遊嵌される。回転ねじ80は、挿通孔
93の径よりも大きい径の蝶形部94を有し、挿通孔93に挿
通され、先端側のねじ溝96をアイドル調整ねじ71から突
出させている。Cワッシャ98は、ねじ溝96の基端部に嵌
着され、挿通孔93の径よりも大きい径を有し、回転ねじ
80は蝶形部94とCワッシャ98とによりアイドル調整ねじ
71に対する軸方向の相対変位を拘束される。回転ねじ80
はアイドル調整ねじ71内においてアイドル調整ねじ71に
対して相対回転自在であり、回転ねじ80の回転にもかか
わらず、アイドル調整ねじ71の軸方向における回転ねじ
80の先端部の位置は変化しない。
第1図ないし第5図のストッパの作用について説明す
る。回転ねじ80の起立部86の先端部は、回転レバー44の
張出し部62の側縁に当接して、ロータリ式スロットル弁
42のアイドル開度を規則する。起立部69におけるアイド
ル調整ねじ71の回転に伴って、アイドル調整ねじ71がそ
の軸方向へ起立部69に対して変化し、回転ねじ80の先端
位置が変化し、これにより、ロータリ式スロットル弁42
の閉方向への回転ねじ80による回転レバー44の回転運動
の制限位置が変化し、ロータリ式スロットル弁42のアイ
ドル開度が調整される。図示していない操作レバーにお
ける作業者の手動操作に伴って、スロットルケーブルが
操作レバー側へ引かれ、ロータリ式スロットル弁42の開
方向への回転レバー44の回転量が所定値に達すると、張
出し部62の側縁が可動体84の当接部88に当接し、これに
より、回転レバー44の回転運動が制限され、開方向への
ロータリ式スロットル弁42の回転が制限され、ロータリ
式スロットル弁42は、張出し部62の側縁と当接部88との
当接により決められる回転量を最大回転量とする。アイ
ドル調整ねじ71において回転ねじ80を回すと、起立部86
と回転ねじ80のねじ溝96との螺合位置が変化し、可動体
84は案内溝82における突条部90の案内により回転ねじ80
の軸方向に対して平行な方向へ摺動し、当接部88の位置
が変化する。この結果、回転レバー44が当接部88により
回転の制限を受ける回転量が変化し、ロータリ式スロッ
トル弁42の最大回転量が調整される。
図示の実施例の気化器10では、スロットル弁としてロ
ータリ式スロットル弁42が使用されているが、この考案
は、回転により吸気通路の流通断面積を制御する他のス
ロットル弁、例えばバタフライ式のスロットル弁等にも
適用可能であることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
この考案では、アイドル開度と最大開度が同一方向か
ら同じ調整ねじを使つて調整できることに最大の特長を
有するものである。したがつて例えば大量生産が行なわ
れるエンジンの製造組立ラインにおいて、エンジン回転
数の調整を手際よくかつ効率よく行なうことができる。
また、完成後のエンジンにおいて、エンジンを作動させ
るための他の構成例えばコイルハンドルや、気化器や、
エアクリーナの操作方法を同一方向に揃えることがで
き、作業者の便に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図及び第2図は回
転レバーの回転運動を制限する別のストッパを具備する
気化器の上部の構造を示す平面図及び側面図、第3図及
び第4図は第1図及び第2図の可動体の正面図及び側面
図、第5図はアイドル調整ねじの構造図、第6図はロー
タリ式スロットル弁付き気化器の断面図、第7図は気化
器を上部の一部において断面として示す側面図である。 10……気化器、35……吸気通路、42……ロータリ式スロ
ットル弁(スロットル弁)、44……回転レバー(回転部
材)、71……アイドル調整ねじ、80……回転ねじ(スト
ッパ)、84……可動体(ストッパ)、88……当接部(ス
トッパ)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気通路(35)内に回転自在に配設され回
    転により前記吸気通路(35)の流通断面積を制御するス
    ロットル弁(42)と、このスロットル弁(42)の回転に
    伴って回転する回転部材(44)とを有してなる気化器
    (10)において、前記スロットル弁(42)の開方向への
    前記回転部材(44)の最大回転量を規制するストッパ
    (80,84,88)が、前記回転部材(44)の前記最大回転量
    を調整できるように位置を調整自在に配設され、前記回
    転部材(44)との当接により前記スロットル弁(42)の
    アイドル開度を調整するアイドル調整ねじ(71)が設け
    られ、前記ストッパ(80,84,88)は、前記アイドル調整
    ねじ(71)内に回転自在に取付けられている回転ねじ
    (80)と、この回転ねじ(80)の軸方向へ変位自在であ
    り前記回転ねじ(80)に螺合する可動体(84)と、この
    可動体(84)に設けられ前記回転部材(44)と当接自在
    な当接部(88)とを備えることを特徴とする気化器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6466428A (en) * 1987-09-08 1989-03-13 Honda Motor Co Ltd Throttle body for fuel injection device of internal combustion engine

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