JP2505818B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2505818B2
JP2505818B2 JP62234355A JP23435587A JP2505818B2 JP 2505818 B2 JP2505818 B2 JP 2505818B2 JP 62234355 A JP62234355 A JP 62234355A JP 23435587 A JP23435587 A JP 23435587A JP 2505818 B2 JP2505818 B2 JP 2505818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conveying
roller
roller pair
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62234355A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6475328A (en
Inventor
信和 佐々木
敏郎 笠村
将志 大橋
直樹 奥田
俊彦 楠元
泰範 前田
隆志 小澤
康義 山本
篤 久保田
彰良 木村
麻言 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62234355A priority Critical patent/JP2505818B2/ja
Publication of JPS6475328A publication Critical patent/JPS6475328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505818B2 publication Critical patent/JP2505818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写装置、レーザービームプリンタ等の画
像形成装置、詳しくは片面に画像形成が終了した所望枚
数のシートを、その裏面或いは同一面に更に画像形成を
行うべく一旦シート搬送路中に該シートを階段状に積載
しておく構成を備えた両面あるいは多重画像形成可能な
画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕 近年、複写装置等の画像形成装置(以下、複写装置と
いう)には、装置内に、例えば中間トレイ等が設けら
れ、一度画像形成されたシートを一旦該中間トレイに載
置し、更に画像形成部に向けて再給送することによっ
て、シート両面に(両面機能)、或いはシートの同一面
に重ねて画像形成(多重機能)することができるものが
あり、非常に便利である。そして、該画像形成装置は、
特に画像形成部における潜像形成時に発光ダイオード
(LED)等の光源を制御することで所望の領域だけ潜像
を消すマスキングなどの機能を有するものもあって、上
述多重機能などと併せて、画像合成や複数の現像装置に
よるカラー合成等も可能である。
一般にこの種の画像形成装置においては、所望枚数の
シートの両面に、或いは同一面に、重ねて連続的な画像
形成を行なうために、片面に画像を形成したシートを画
像形成装置内に設けられた中間トレイに一旦ストツク
し、そこから再び画像形成部へとシートの給送を行うよ
うになっている。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
ところが中間トレイに載置されたシートはどの搬送手
段からも挟持されず自由に移動できるので、シートの斜
行等を防止するためには整合手段が必要であり、またシ
ートを再給送する際には重送を防止するためにシートの
分離手段も必要であるため構造が複雑になっていた。
中間トレイのシートの分離を行うものとして、USP4,1
72,655がある。これはシートが中間トレイ上に排出され
る毎に直ちに搬送ローラによりシートを所定量送り出
し、シートを階段状に重畳する。このシート束をコンベ
アで送出手段まで送り、送出手段はシートを1枚づつ画
像形成部へ送り出す。しかしシートは最下位のものから
送り出されるのでその上に積載されているシートも同時
に送り出され、重送されるおそれがある。
また特開昭60-28669に開示された技術はシートが中間
トレイに排出される毎に直ちに搬送ローラによりシート
を所定量送り出して階段状に重畳されたシート束を作
り、このシート束を搬送ベルト上で反転させた後に最上
位のシートから順次送り出すものである。しかしこの場
合も二枚目のシートはベルトとの摩擦により移動が規制
されているだけであり、やはり重送のおそれがある。
また、特開昭58-178373号公報に記載された技術は、
システム速度より低速で駆動された返送ベルト上に、表
面複写後の複写紙を次々送り出し、先行のものに対し後
行のものが順次ずれて重なるシート束を形成し、このシ
ート束を低速な返送ベルトで下流側の給紙ローラ対に送
り、先行の複写紙から順次給紙ローラ対で送り出すもの
である。このとき重送を防ぐために分離パッドや、逆転
ローラを設けた例を開示している。このような分離手段
を設けるのでは従来の中間トレイと同様に構造が複雑に
なる。
また、特開昭58-178373号公報では、分離手段を設け
ずに二重送りを防止する構成として返送ベルトと協働し
てシート束を挟持する最終補助ローラと返送ベルト下流
側の給紙ローラ対との距離を複写紙の搬送方向寸法より
も短く設定し、最先の複写紙が給紙ローラ対に食い込ま
れて送り出される最終時点までは後続の複写紙は、搬送
ベルトと補助ローラとの間に挟まれた低速状態に拘束さ
れるように構成した実施例も開示している。
しかし、返送ベルトは常に低速搬送しているため、複
写紙の給紙間隔は複写紙同士のずれ量で決まり、搬送中
のスリップによる遅れ等の理由によってずれ量がばらつ
くと給紙間隔もばらつき、画像形成のタイミングと合わ
なくなったり、重送が発生する恐れもある。
また、最先の複写紙が給紙ローラ対に食い込まれて分
離が開始される時点では、最先の複写紙の後端部はまだ
他の複写紙とともに搬送ベルトと補助ローラとの間に挟
まれた低速状態に拘束されているため、最先の複写紙と
他の複写紙との間に強い摩擦力が生じ、後続の複写紙の
位置をずらして斜行を招いたり、重送を発生させるおそ
れがある。さらに、他の複写紙との間の摩擦力は給紙ロ
ーラ対に大きな搬送負荷を与え、駆動源を大型化する必
要を生じ、騒音消費電力を大きくする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的とするところは、両面または多重画像形
成のために、片面に画像形成され階段状に積載されたシ
ート束からシートを一枚づつ分離して画像形成部に給送
する動作を適正に行い得る画像形成装置を提供すること
にある。
特に階段状に積載されたシート束からシートを一枚づ
つ分離給送するときに発生する重送を防止することを目
的とする。
かかる目的を達成するための本発明の構成は、 画像形成部と、画像形成したシートを再び前記画像形
成部に給送するシート搬送路とを有する画像形成装置に
おいて、 前記シート搬送路中に設けられ、シートをその搬送方
向先端を順次所定量ずらして積載し、かつ積載されたシ
ート束を挟持しながら搬送する搬送手段と、 前記シート搬送路中の前記搬送手段より搬送方向下流
側に配置され、前記搬送手段により搬送されるシート束
の最先のシートを給送する給送手段と、 最先のシートが前記搬送手段を通過し、最先のシート
以外のシートの束が前記搬送手段によって挟持されてい
る状態になったら、前記搬送手段による下流側への搬送
を止めるとともに、最先のシートを前記給送手段によっ
て給送することによって最先のシートをシートの束から
分離するように前記搬送手段および前記給送手段を制御
する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置である。
〔実施例〕
以下、構造図(第1図〜第8図)、ブロツク図(第9
図)、フローチヤート(第11図(a)〜(f))、タイ
ムチヤート(第10図)に沿って、本発明を具体化した第
1の実施例について説明する。
指定手段により多重複写または両面複写を指定すなわ
ちMPUに入力することにより、同一のシートに多重複写
または両面複写を行い得るように構成された複写装置1
は第1図又は第9図に示すような構成を備えており、複
写部(画像形成部)2を内蔵する複写装置本体3を有し
ている。該装置本体3は原稿載置台4、光源5、レンズ
系6、2個のカセツト7a,7b等を備えており、かつ装置
本体3の略中心部に円筒状の感光体8等から成る上記複
写部2が配設されている。そして、上記感光体8の周辺
近傍には、それぞれ異なる色のトナーを内蔵した2個の
現像器9a,9bが所望の色で複写できるように矢印方向に
移動してセツト・リセツト可能なように設けられ、さら
に感光体8の回転方向下流側には転写用帯電器10及び分
離帯電器11、そしてクリーナ12及び一次帯電器13が配設
されている。また、カセツト7a,7b部には給紙ローラ14
a,14bが配設され、それぞれ搬送ローラ対15a,15b、経路
16a,16bを介してシートSがレジストローラ対17に案内
されるようになっていると共に、装置本体3の下方に配
設されたシート搬送路19を介して多重複写または両面複
写されるシートSが上記レジストローラ対17に案内され
るようになっている。また、分離帯電器11に続く搬送装
置18の後部には定着器20が配設されており、更に、該定
着器20の後側には第1の排出ローラ対21からシートを通
常第2の排出ローラ対22を介して機外のトレイ等に排出
すべく配設されている。そして、上記第1の排出ローラ
対21と第2の排出ローラ対22との間にはフラツパ23およ
び補助フラツパ24が配設されており、通常第1の排出ロ
ーラ対21から排出されたシートSは実線位置のフラツパ
23の上側に沿って搬送され、その搬送力により補助フラ
ツパ24を矢印方向に揺動させそれに基づいて検知アーム
25により光センサ26を作動させシートの通過を検知しつ
つ、正転する第2の排出ローラ対22によって機外に排出
されるようになっている。これに対し、後述する第9図
の両面多重指定手段130により両面複写が指定された場
合、シートSは途中までは上記通常時と同様に第2の排
出ローラ対22の正転によって部分的に機外に排出される
が、転写シートの後端が上記補助フラツパ24を離れた時
点で上記検知アーム25および光センサ26の作動により第
2の排出ローラ対22が逆転駆動され、シートはそれによ
り補助フラツパ24およびフラツパ23の左側部にガイドさ
れて経路27へ導入されるようになっている。従って、両
面複写時、上記第2の排出ローラ対22、検知アーム25、
光センサ26そして経路27によってシートが再給送され
る。また、多重複写が指定された場合、フラツパ23が点
線位置に切換えられ、第1の排出ローラ対21から排出さ
れたシートSはフラツパ23の右側部のガイド作用により
経路27へ直接導入されるようになっている。従って、多
重複写時、上記第1の排出ローラ対21、フラツパ23そし
て経路27によってシートが再給送されるようになってい
る。そして、経路27へ導入されたシートSは、搬送部材
を構成する搬送ローラ対28、搬送手段を構成する搬送ロ
ーラ対29、30そしてシートの横方向の一側端を基準位置
に揃えるために軸方向に対して移動可能に構成された給
送手段を構成するレジストローラ対31を有するシート搬
送路19を介して、前記レジストローラ対17に案内される
ようになっている。
上記のシート搬送路19において、搬送ローラ対28は本
体前後側板間に支持された駆動ローラ28a,従動ローラ28
bから成っており、図示しない駆動手段により該駆動ロ
ーラ28aは装置本体3と同期して駆動され、装置本体3
が動作中は常に図示矢印方向に回転しており、またこれ
ら搬送ローラ対28の直前には検知アーム32aと光検出素
子32bから成るシート検知センサ32が配設されている。
そして、駆動ローラ28aには第2図に示すごとく押圧部
材を構成するコ字形の半径rのアーム28cが図示しない
駆動機構によりローラ28aの軸を中心に揺動可能に取り
付けられ、またその長さaは最も小さいサイズのシート
にも係合可能なように選択されている。
搬送ローラ対28の下流に配設された搬送ローラ対29、
30は第3図に詳細に示したような構成を有しており、こ
の搬送ローラ対29は本体前後側板間に支持された駆動ロ
ーラ29aと、同側板間に上下動可能でかつ回転可能に軸
支され軸受部に掛け渡されたバネ33により駆動ローラ29
aに対して押圧されている上ローラ29bからなっている。
そして、駆動ローラ29aと上ローラ29bは、駆動ローラ29
aに固設されたギヤ34、アイドラーギヤ35,36、上ローラ
29bに固設されたギヤ37から構成されるギヤ列によって
互いの周速が等しくなるよう連結されており、両ローラ
29a,29bの間が1〜2mm開いても、上記ギヤ列により回転
の連結関係は維持される。また、駆動ローラ29aはギヤ3
9を介して図示しない制御手段の信号により正逆回転す
る駆動パルスモータ38と連結されてモータの回転に応じ
て正逆回転可能であり、その回転量は制御手段により制
御することができる。搬送ローラ対29の下流に設けられ
た、搬送ローラ対30の駆動ローラ30aは駆動ローラ29aと
同様に支持され、該駆動ローラ30aに固設された入力ギ
ヤ40が駆動パルスモータ38に設けられたギヤ39と噛み合
う事により、駆動ローラ29aと同方向で周速も等しくな
る様に回転される。一方、上ローラ30bは搬送ローラ対2
9の上ローラ29bの軸に回転可能に配設されたアーム41、
41上に軸支され、該上ローラ29bに固設されているギア3
7、アーム41に軸支されたアイドーラギヤ42を介して上
ローラ30bに固設されたギヤ43によって駆動力を伝達さ
れており、駆動ローラ30aと等速で回転するように構成
されている。また、アーム41には一端を装置本体3に固
定したバランスバネ44が掛けられて上ローラ30b及びア
ーム41の自重等が相殺されてアーム41は上方に設けられ
たストツパに突当たって停止しており、通常搬送ローラ
対30の両ローラは接触せずに約2mmの間隔を有するよう
になっており、さらにバランスバネ44の反対側にはソレ
ノイド45のリンク46とアーム41を結ぶバネ47が設けら
れ、該ソレノイド45の作動により上ローラ30bを駆動ロ
ーラ30aに対して押圧することができるよう構成されて
いる。
搬送ローラ対28と搬送ローラ対29の間には第1図に示
すように、上ガイド板48と下ガイド板49が配設され、上
ガイド板48は搬送ローラ対28を通過したシートを搬送ロ
ーラ対29に導き、さらに下ガイド板49はその一端が駆動
ローラ28aの下方まで延び、下ガイド板49と駆動ローラ2
8aの間隙で退避部50を形成しており、またアーム28cの
回転をさまたげないよう半径rのアームが通る位置に溝
49aが設けられている。そして、搬送ローラ対28と搬送
ローラ対29の間隔l1は、搬送方向の最小長Lminなるシー
トが搬送可能である様若干の余裕αを見てl1=Lmin−α
に設定され、また搬送ローラ対30とレジストローラ対31
の間隔l2は若干の余裕βを見てl2=Lmin−βに、さらに
また搬送ローラ対29とレジストローラ対31の間隔l3は搬
送方向の最大長Lmaxなるシートが搬送可能な様にl3=L
max−βに設定されている。
次に、軸方向に移動可能でシートを搬送方向に対して
直角方向に位置修正する機能を有するレジストローラ対
31は第4図及び第5図に示すような構成をしており、互
いに圧接された下ローラ31aと上ローラ31bとからなって
いる。そして、該上ローラ31bと下ローラ31aとは、それ
ぞれ軸受52,52を介して複写装置1の前後側板1a,1bに回
転かつ摺動可能に軸支されていて、各軸受52と各ローラ
の軸部に設けられたカラー53…との間に配設されたスプ
リング55…によって第5図において左方向に付勢される
ようになっている。また、上記ローラ31aとローラ31bと
は夫々ブロツク体56に対して回転のみ自在に挿通されて
おり、該ブロツク体56はその上方部分に配設されたコロ
部材56aを介してカム部材57に当接されるようになって
いる。そして、該カム部材57は円筒体の端部円周上に傾
斜カムを形成したタイプのものであって、バネクラツチ
59がソレノイド59sによってオン作動された場合、駆動
ギヤ60の回転力がクラツチ59を介して軸61に伝達されて
カム部材57が回転され、該カム部材が一回転することに
よってブロツク体56を介して上ローラ31bと下ローラ31a
とがスプリング55…に抗して左右A,B方向(第4図参
照)に移動されるようになっていて、通常時は軸61の端
部に設けられた遮光板62と光センサ63とによる位置規制
作用によってカム部材57の傾斜面の中央部分57aがコロ
部材56aに当接され、上ローラ31bと下ローラ31aとは左
右移動行程の中央位置即ちホームポジシヨンに停止され
るようになっている。また、下ローラ31aにはギヤ65が
固設されていて、電磁クラツチ66がオン作動され駆動ギ
ヤ67の回転力が上記クラツチ66を介して軸67に伝えられ
伝達ギヤ70が回転されることによって、該ギヤ70に噛合
する上記ギヤ65が回転され、それにより下ローラ31aが
回転されて、上ローラ31bと下ローラ31aとの先触部に先
端が当接されて停止していたシートSが搬送作用を受け
るようになっている。更に、第4図に示されているよう
に、上ローラ31bと下ローラ31aとの接触部に近接して平
行に多数の発光素子が配列された発光部71aと多数の発
光素子が配列された受光部71bとからなる光センサ71が
配設されていて、該光センサ71によってシートの横方向
位置が検知されるようになっている。この光センサ71に
対応する光センサ75が第6図に示すようにレジストロー
ラ対17の前段に配設され、シート上に1回目の複写がな
される際に、該シートの横方向位置を検知するために、
光センサ71と同様に搬送されるシートSに直交するよう
にレジストローラ対17の近傍に配設されていて、多数の
発光素子が配列された発光部75aと多数の受光素子が配
列された受光部75bとから構成されている。なお第4図
において符号72にて示すものは、シートを上ローラ31b
と下ローラ31aとの接触部に向けて案内するための上部
ガイド板であって、固定ブロツク73、73を介して上ロー
ラ31bに設けられており、また、74bにて示すものは光検
知素子74aと協働してセンサ74として搬送されて来たシ
ートを検出する検知アームである。
第9図は上記実施例の制御ブロツク図を示す。MPUに
は上記した各種センサからの検出信号の他に所望の複写
枚数を指示する複写枚数指示手段120と両面又は多重複
写のいずれかを選択する両面、多重指定手段130からの
信号も入力される。
第10図は上記第1の実施例の作動のタイミングを示す
タイムチヤート、第11図(a)〜(f)はフローチヤー
トを示し、いずれも両面又は多重で2枚のシートに複写
した場合のものである。
以下タイムチヤート第10図およびフローチヤート第11
図(a)〜(f)に従って本実施例の作動を説明する。
1枚のシートに多重或いは両面複写を行なう場合、図
示外のコピーボタンを押圧操作して複写動作を開始する
と、給紙ローラ14a,14b、搬送ローラ15a,15bが回転を開
始し、カセツト7aあるいは7bから供給されたシートSは
光センサ75の発光部75aと受光部75bの間を通過して、レ
ジストローラ対17よりシート搬送方向の位置決めを受け
るために一時給紙を停止した後レジストローラ対により
複写部2へと搬送され、該複写部2においてトナー像が
転写された後さらに定着器20へ搬送される。その際、受
光部75bにおけるシートSによって遮光される部分と遮
光されない部分とにより転写シートSの搬送方向に対し
て直角方向の横方向位置(例えば基準線からの横ずれ、
L3n:nはシートの順番)が検知され、その検知された横
方向位置に対応する電気信号が光センサ75から複写装置
1を制御するマイクロプロセツサユニツト(MPU)の記
憶部にメモリーされる。そして、上記検知された横方向
位置に対応してレジストローラ対31を軸方向に移動させ
得るようMPUにおいて準備がなされる。また給紙ローラ1
4a,14b、搬送ローラ15a,15bは停止する。次いで、上記
定着器20で定着作用を受けたシートSは、多重複写ある
いは両面複写されるべくフラツパ23等によってシート搬
送路19へと搬送されるが、この時、このシートSの搬送
方向長Lがシート搬送路19で搬送し得る最小長Lminより
も短いことが光センサ71を通過する時間、もしくはカセ
ツトサイズの検知等により検出されている場合、シート
Sは操作者の両面複写等の指定に関係なくトレイ上に排
出される。Lminより大なる長さLのシートは搬送経路27
を経て搬送ローラ対28によって搬送され、このシートS
の先端が搬送ローラ対29に達して後所定時間後に該搬送
ローラ対29が正転を開始することにより、搬送ローラ対
28、29間にループが形成されてシートの斜行が矯正され
る。またこのシート長がLminの場合は、上記搬送ローラ
対29の回転と同時にソレノイド45を動作させて搬送ロー
ラ対30を加圧状態にしておく。搬送ローラ対28,29,30に
より再給送されて来た転写シートSがレジストローラ対
31へと進入されてくると、センサ73によってレジストロ
ーラ対31の直前で検知され、それに基づいてシートの先
端が停止状態の上ローラ31bと下ローラ31aの接触部に当
接した後においても所定時間搬送ローラ対29,30の正転
によるシートの搬送作用が継続され、上記所定時間経過
後搬送ローラ対29,30の搬送動作が停止され、それによ
って、シートの先端が上ローラ31bと下ローラ31aの接触
部に当接した状態でシートに適当量の撓み即ちループが
形成される。次いで、再び搬送ローラ対29,30が正転
し、同時に電磁クラツチ66がオンされると、駆動ギヤ67
の回転が軸69、ギヤ70を介してギヤ65に伝達され、下ロ
ーラ31aが回転を開始し、シートは回転する上ローラ31b
と下ローラ31aとに挟持されて上記ループを形成したま
まの状態で搬送が開始される。それと同時にバネクラツ
チ59がオン作動され、駆動ギヤ60の回転が軸61を介して
カム部材57に伝達され、該カム部材57の回転によりコロ
部材56aを介してブロツク体56がその停止位置即ちホー
ムポジシヨンからB方向に移動され、必要なら最右端に
まで移動した後A方向に最左端にまで移動しそこから再
びB方向に移動されるようにして、シートが搬送されつ
つその搬送方向に直角な方向に移動される。その際、上
述したループの存在により、シート後端が搬送ローラ対
29に挟持されていたとしてもシートの横移動がシートに
何ら無理な力を及ぼしたり変形を与えたりすることなく
円滑に行われる。そして、上記シートSの横方向移動に
際して、光センサ71によりシートSの横方向位置がチエ
ツクされ、シートSの横方向位置が前述光センサ75によ
って検知されMPUに記憶された1回目の複写に際しての
シートSの横方向位置(L31,L32,K33,…)と一致した時
点で、MPUからの指令によりバネクラツチ59が遮断され
て上ローラ31bと下ローラ31aの横方向への移動が停止さ
れ、その後所定時間継続する上ローラ31bと下ローラ31a
の回転搬送作用により、シートは横方向位置を正しく一
致修正された状態でシート搬送路19からレジストローラ
対17へと搬送されていく。そして、シートの搬送後電磁
クラツチ66が断状態となって各ローラ31b,31aの回転が
停止され、また、レジストローラ対31は遮光板62、光セ
ンサ63等によるリセツト作用により中央のホームポジシ
ヨンへと復帰され、次のシートSを位置修正すべく待機
状態となる。
Lmax>L>Lminなる長さLのシートについてはLMAX
場合と同じである。
次に、複数枚のシートに連続して両面複写または多重
複写する際の作用を搬送方向の長さLMAXなるシートにつ
いて説明する。第1回目の原稿を原稿載置台にセツト
し、所望の複写枚数Nを複写枚数指示手段120によりMPU
に入力した後に図示外のコピーボタンを押圧操作して複
写動作を指示すると、1枚の場合と同様にカセツト7aあ
るいは7bから供給された搬送方向長LMAXのシートSは光
センサ75の発光部75aと75bの間を通過して横方向の位置
を測定された後、順次一回目の画像形成プロセルを経て
搬送ローラ対28へ到達する。この動作は前記1枚のシー
トに多重或いは両面複写を行う場合と同様である。この
時、光センサ75をシートが通過する時間等よりシートS
の搬送方向長LがKMAXより大きいことが検出された場
合、複写装置1は連続両面複写等を受けつけず、操作者
に警告を発する。シートSが搬送ローラ対28に到達した
時点ではアーム28cは第1図において左回りに上動した
位置にあり、また搬送ローラ対29,30は停止しており、
シート検知センサ32が該シートを検知すると、アーム28
cは搬送ローラ対28によるシートの送りと共に右回りに
下動する。シート検知センサ32がシートを検知して所定
時間td1,経過後(第10図参照)、即ちシートS先端が
搬送ローラ対29の上下ローラ間の接触部に当接してルー
プが形成され、シートの斜行が矯正された後、搬送ロー
ラ対29は制御手段の指令により正転を開始する。この
時、搬送ローラ対30も同期して回転するが、上ローラ30
bは退避状態にあり、シートに対する作用は行なわな
い。そして、搬送ローラ対29が正転開始後所定時間t11
経過後(第10図)すなわちシートSの後端が搬送ローラ
対28より完全に繰り出されてアーム28cの揺動域よりも
下流側に来るような搬送量L1だけシートSを繰り出した
後搬送ローラ対29は一旦停止し、同時にアーム28cは左
回りに上動する。続いて搬送ローラ対29が今度は所定時
間t12(第10図)だけ逆転してL2<L1なる量L2だけシー
トSを上流側に戻らせ、これによりシート後端をシート
退避部50に入り込ませる。続いて第2枚目のシートが給
紙され、1回目の複写を終えて搬送されて来たとき、1
枚目のシートがカールしている等して、シート後端が完
全にシート退避部50に入っていない場合、第7図(a)
に示したような状態となる。このような状態でも2枚目
のシートの進入がセンサ32により検知されると、1枚目
の場合と同様にアーム28cが右回りに下動して第7図
(b)に示すごとく1枚目のシート後端を下ガイド板49
に押しつけるので、2枚目のシートは確実に1枚目のシ
ート上を進行して搬送ローラ対29においてループを形成
された後、搬送ローラ対29を所定時間t11正転させるこ
とにより第1枚目のシートと共にL1だけ下流側に送ら
れ、再び所定時間t12逆転した搬送ローラ対29によりL2
だけ上流側に戻され(第7図(c))る。このような作
用が設定枚数Nだけ繰り返され、γ=L1−L2とすると一
段のステツプがγなる階段状に積載されたN枚のシート
の束が形成される。ここで複写装置1は一旦停止するの
で、操作者は原稿載置台4の原稿を入れ換える等した
後、押圧ボタンの指示により2回目の複写を行う。する
と、第8図(a)に示すごとく搬送ローラ対29は正転を
開始してN枚のシートを束のまま送り、一枚目のシート
S1の先端が下流に存在するレジストローラ対31のセンサ
74に検出されてから所定時間t21経過し、シートを所定
量送った後、即ち1枚目のシートS1後端が搬送ローラ対
29から離れ、2枚目のシートS2がセンサ74に到達する前
に該搬送ローラ対29は停止される。なお、このようにシ
ートを束のまま搬送する際、搬送ローラ対29の上ローラ
29bと下ローラ29aはギヤ列により連結されているので、
搬送ローラ対29が正逆転を繰り返してもシート束が崩れ
ることなく搬送される。上記のごとく搬送ローラ対が停
止した時点では、第8図(b)に示すごとく1枚目のシ
ートはレジストローラ対31のローラ間に先端が当接した
状態でループが形成され、他の2枚目以後のシート束は
搬送ローラ対29に挟持されており、続いて該搬送ローラ
対29が停止したままレジストローラ対31が回転して、シ
ートの1枚送りの時と同様に横方向の位置修正を行いな
がら1枚目のシートS1を画像形成部2へ送る(第8図
(c))。この際、位置修正される1枚目のシート後端
にはN−1枚のシートが乗っていることになるが、その
重量は高々数10gにすぎず、レジストローラ対31による
修正の障害にはならない。続いて2枚目以後のシートが
上述したのと同様に繰り返し搬送され、両面複写を受け
て装置外へ排出される。
さらに次に、搬送方向の長さLMINなるシートに連続し
て両面複写をする際の作用について説明する。前述した
シートLMAXと同様に順次一回目の画像形成プロセスを経
たシートLMINは搬送ローラ対28を通り、アーム28cの右
回りによる下動と共に停止している搬送ローラ対29,30
へ送られるが、このシートが最小のシートLMINであるこ
とが検知されるとソレノイド45が動作して搬送ローラ対
30のローラ30a,30bを結合させ、該搬送ローラ対30は作
動状態に入る。シート検知センサ32が該シートを検知し
て所定時間後、即ちシート先端が搬送ローラ対29の上下
ローラ間の接触部に当接して若干のループが形成れ、シ
ートの斜行が矯正された後、搬送ローラ対29は制御手段
の指令により正転を開始する。そして、シートSの後端
が搬送ローラ対28より完全に繰り出されてアーム28cの
揺動域よりも下流側に来るような搬送L′だけシート
Sを繰り出した後搬送ローラ対29は一旦停止し、今度は
逆転してL′<L′なる量L′だけシートSを上
流側に戻らせ、続いて送られて来る2枚目のシートが1
枚目のシートの下流に入り込まないようシート後端をシ
ート退避部50に入り込ませる。この時、シートのカール
等のために該退避部50に後端が入り込まなかった場合で
も、前述したようにアーム28cの作動により2枚目のシ
ートが1枚目のシートの下側に入り込むことはない。次
いで、2枚目のシートの進入をシート検知センサ32が検
出して一定時間後、搬送ローラ対29は所定量回転して1
枚目のシート先端がローラのニツプ部から前述したγの
位置に移動した時に停止する。続いて2枚目のシート先
端が停止した搬送ローラ対29のニツプ部に到達し、1枚
目と同様の動作が行われ、これが設定枚数Nだけ繰り返
されてシート搬送路19上に一段のステツプがγなる階段
状になったN枚のシート束が形成される。このシート束
の形成後、2回目の複写操作を行うと搬送ローラ対29,3
0は正転を開始してN枚のシートを束のまま送り、一枚
目のシートの先端が下流に存在するレジストローラ対31
のセンサ74に検出されてから所定量送った後、即ち1枚
目のシート後端が搬送ローラ対30から離れ、2枚目のシ
ートがセンサ74に到達する前に該搬送ローラ対29,30は
停止される。この状態で、1枚目のシートはレジストロ
ーラ対31のローラ間に先端が当接した状態でループが形
成され、他の2枚目以後のシート束は搬送ローラ対29,3
0に挟持されており、続いて該搬送ローラ対29,30が停止
したままレジストローラ対31が回転して、シートの1枚
送りの時と同様に横方向の位置修正を行いながら1枚目
のシートを画像形成部2へ送る。続いて2枚目以後のシ
ートが上述したのと同様に繰り返し搬送され、両面複写
等を受けて装置外へ排出される。
Lmax>L>Lminなる長さLのシートについてはLmin
場合と同じである。搬送ローラ対28,29,30およびレジス
トローラ対31の制御は駆動源と各ローラとの間にクラツ
チを設けて該クラツチの接断によって行ってもよい。ま
た各ローラにモータを直結し、モータを制御することに
よっても可能である。
第11図(a)〜(f)はフローチヤートを示し、いず
れも両面又は多重で2枚のシートに複写した場合のもの
である。本実施例において搬送ローラ対29,30およびレ
ジストローラ対31の回転量の制御はMPU内のタイマーに
よって行っているが、各ローラの回転角を直接検出し、
検出した値によって行ってもよい。
上記実施例において、シートを正逆方向に搬送可能な
搬送手段を2組の搬送ローラ対29,30としているが、更
に多数組の搬送ローラ対を設けてもよい。また、搬送ロ
ーラ対の上下ローラを駆動連結しているが、シートの材
質によっては一方のローラを単なる従動ローラとするこ
とも可能である。さらにまた、搬送ローラ対の回転速度
を複写機内のシート搬送速度と関係なく低速とし、シー
トの位置決めを正確に行わせるようにすることもでき
る。
またアーム28cを取り除いてもシートのカールさえな
ければ搬送ローラ対29の正逆転によりシート後端をシー
ト退避部50に退避させることは可能である。
本実施例において階段状に積載されたシート束より1
枚目のシートをレジストローラ対31で送るとき他の2枚
目以後のシート束を搬送ローラ対29,30で挟持すること
により移動を規制して重送を防止しているが、これに限
るものではない。例えば階段状に積載されたシート束を
コンベアベルト上に載せて搬送し、先頭のシートをロー
ラ対で送る毎に2枚目以後のシート束をコンベアベルト
に押し付ける押圧部材によっても重送は防止できる。ま
た先頭のシートを送る毎に2枚目以後のシートをコンベ
アベルトのベルトごと挟持するような構造も考えられ
る。
〔他の実施例〕
第12図は本発明の第2の実施例を示す。第1の実施例
と共通の構成については同一符号を付して説明は省略す
る。また第22図は第2の実施例の制御ブロツク図であ
り、第3図のものと共通なものは省略した。
本実施例においては経路27の下流側には入口センサ13
3S、搬送ローラ対133、搬送ガイド板135,136、スリツプ
ローラ対137、搬送手段としてのステツプローラ対138、
給送手段としての横レジストローラ対139が配設されて
おり、これにより、再給送経路の搬送部140を構成して
いる。また、該ローラ対139は上ローラ139aと下ローラ1
39bよりなり、その上流側近傍には進入ガイド141と入口
センサ139sが付設されており、更に下流側近傍には発光
部71aと受光部71bとを有す光センサ71が付設されてい
る。そして、上記搬送ローラ対133とスリツプローラ対1
37間はシートSより短い間隔で、また該ローラ対133と
ステツプローラ対138間はシートSより長い間隔で配置
されており、更に該ローラ対138と横レジストローラ対1
39間はシートSより若干短い間隔で配置されている。
更に、スリツプローラ対137は、第13図に詳示するよ
うに、駆動ローラ137aと加圧ローラ137bとにより構成さ
れており、該駆動ローラ137aは図示しない両側板に回転
自在に支持されている。そして、該加圧ローラ137bは搬
送ガイド136に固定されたバネ部材137cにより回転自在
に支持されると共に上方に付勢されて前記駆動ローラ13
7aへ当接するように構成されている。また、ステツプロ
ーラ対138は押えローラ138aと駆動ローラ138bとにより
構成されており、該駆動ローラ138bは図示しないクラツ
チに連接され、かつ両側板(図示せず)に回転自在に支
持されている。更に、該押えローラ138aは搬送ガイド13
7にバネ部材138cにより回転自在に支持されると共に下
方に押圧されて前記駆動ローラ138bへ当接するように構
成されている。そして、該搬送ガイド135と136とは近接
して設けられており、該ガイド135はジヤム処理等の必
要上奥側を回転中心として回動自在に構成されている。
次に、第2の実施例の作動について構造図第12図〜第
21図、フローチヤート第24図(a)〜(e)、およびタ
イムチヤート第23図(a),(b)に沿って説明する。
1枚のシートに対し両面又は多重複写を行う場合、片
面に画像形成されたシートSはフラツパ23等によってシ
ート搬送部140へと再給送される。こうして、シートS
がシート搬送部140のシート横レジストローラ対139へと
進入してくると、入口センサ139Sによって横レジストロ
ーラ対139の直前で転写シートSの通過が検知され、そ
れに基づいて転写シートSの先端が停止状態の上ローラ
139aと下ローラ139bの接触部に当接した後においても所
定時間ステツプローラ対138によるシートの搬送作用が
継続され、上記所定時間経過後ステツプローラ対138の
搬送動作が停止され、それによって、シートSの先端が
上ローラ139aと下ローラ139bの接触部に当接した状態で
転写シートSに適当量のループが形成される。次で、再
びステツプローラ対138が回転され、同時に下ローラ139
bが回転を開始し、転写シートは回転する上ローラ139a
と下ローラ139bとに挟持されて上記ループを形成したま
まの状態で搬送が開始される。それと同時に該上下ロー
ラ139a,139bがその停止位置即ちホームポジシヨンから
必要に応じて手前側あるいは奥側に移動して位置を修正
しつつ、シートSが搬送される。この際、上記したルー
プの存在により、シートの横移動がシートに何ら無理な
力を及ぼしたり変形を与えたりすることなく円滑に行わ
れる。そして、上記シートSの横方向移動に際して、光
センサ71によりシートSの横方向位置がチエツクされ、
シートSの横方向位置が光センサ75によって検知されMP
Uに記憶された1回目の複写に際してのシートSの横方
向位置と一致した時点で、MPUからの指令により上ロー
ラ139aと下ローラ139bの横方向への移動が停止され、そ
の後所定時間継続する上ローラ139aと下ローラ139bとの
回転搬送作用により、シートSは横方向位置を正しく一
致修正された状態でシート搬送部140からレジストロー
ラ対17へと搬送されていく。そしてシートSの搬送後ロ
ーラ139a,139bの回転が停止され、また、位置修正手段1
39はリセツト作用により中央のホームポジシヨンへと復
帰され、次のシートSを位置修正すべく待機状態とな
る。
また、同一原稿により搬送ローラ対133とスリツプロ
ーラ対137の間の距離より長く、搬送ローラ対133とステ
ツプローラ対138の間の距離より短いスモールサイズの
シート複数枚に多重複写を行う場合(タイムチヤートは
第23図(a))、一回目の複写が済んだ最初のシートS
が経路27へ送られると搬送ローラ133に挟持・搬送され
て入口センサ133sを通過し、搬送ガイド135と136の間を
進行して複写装置1作動中は回転しているスリツプロー
ラ対137へ送られる。なお、MPUは図示しないカセツトの
シートサイズ検知手段により、シートサイズを認識して
いる。更に、該スリツプローラ対137によりシートSは
挟持・搬送されてステツプローラ対138に送られるが、
該ステツプローラ対138は停止して、またスリツプロー
ラ対137は加圧ローラ137bによる弱い挟持力でしか挟持
していないために、該シートSはステツプローラ対138
の押えローラ138aと駆動ローラ138bとの接触部へ当接し
て停止し、これにより斜行補正が行われる。そして、2
枚目のシートS′が送られて入口センサ133sを作動する
と、所定時間ΔT1後すなわち、第14図に示すように、2
枚目の転写シートS′の先端が最初のシートSの後端を
越えた時に、ステツプローラ対138が所定時間ΔT2(第2
3図(a)参照)駆動されシートSを距離l(第15図参
照)だけ搬送して止まる。また、シートS′は搬送ロー
ラ対133及びスリツプローラ対137により搬送されてステ
ツプローラ対138に当接して止まり(第15図参照)、こ
のようにして先端部を順次ずらした転写シートS…の束
をスリツプローラ対137とステツプローラ対138により挟
持する。そして、複写枚数指示手段により指示された枚
数の複写が終了したら、所定時間ΔT経過後に搬送ロー
ラ対1とスリツプローラ対を停止させる。オペレータが
原稿を交換して後にコピーボタンを押すとMPUの指令に
よりスリツプローラ対137とステツプローラ対138とが回
転を開始して転写シートS…の束を停止している横レジ
ストローラ対139へ搬送する。また、該シートS…の束
の先端すなわちシートSが横レジストローラ対139の入
口センサ139Sに当接して該センサ139Sを作動させるMPU
の指令により所定時間ΔT3後にステツプローラ対138が
停止される。この際、シートSは、第16図に示すよう
に、ステツプローラ対138を通過して横レジストローラ
対139にループを形成して当接し、またシートS′はス
テツプローラ対138に挟持されている。そして、該シー
トSは該ループにより横レジストローラ対139への進入
力を得ており、該ローラ対139がMPUの指令により所定時
間ΔT3後に駆動されると、該転写シートSは該ローラ対
139に挟持されて左右位置を調整してレジストローラ対1
7へ再給送される(第17図参照)。ローラ対139による左
右位置調整は第1の実施例のレジストローラ対31と同じ
である。この際、シートS′は自重でシートSに乗って
いるのみで左右位置調整の妨げとはならず、またステツ
プローラ対138に挟持されているので、シートS,S′間に
静電吸着力等が発生していてもシートSとS′を確実に
分離して重送することはない。そして、該シートはレジ
ストローラ対17により複写部2へ搬送されて多重複写さ
れ、また搬送装置18により定着器20へ送られ、更に該シ
ートSは排出ローラ対21,22により複写装置1外へ排出
される。
1枚目のシートSがセンサ139Sを通過後、所定時間Δ
T9経過後、ローラ対138を回転させ、2枚目のシート
S′をローラ対139に送り、以降、1枚目のシートSと
同様の作動でシートS′をレジストローラ対17に送り出
す。
以後、3枚目、4枚目とも同様である。
そして複写枚数指示手段により指示された枚数の複写
が終了したら、所定時間ΔT8経過した後ローラ対139を
停止する。
またMPUがカセツトのサイズ検知手段によりシートサ
イズがステツプローラ対138と横レジストローラ対139間
の距離よりも長尺であると判断した場合(タイムチヤー
トは第23図(b))、1回目の複写済のシートS″が経
路27へ送られて来ると、搬送ローラ133によりスリツプ
ローラ対137に送られ、更にステツプローラ対138に送ら
れるが、該ローラ対137の挟持力は弱く、また該ステツ
プローラ対138は停止しているので、シートS″は押え
ローラ138aと駆動138bの接触部に当接して姿勢が矯正さ
れて停止する。そして、MPUの指令により所定時間ΔT4
後にステツプローラ対138が、シートS″の後端が搬送
ローラ対133を抜けるまで所定時間ΔT5回転する。この
際、MPUはシートS″が、第18図に示すように、先端を
ステツプローラ対138により距離l′移動した時点で該
ローラ対138を停止する、また、次のシートSが送ら
れて入口センサ133Sを作動させると、ステツプローラ対
138が所定時間ΔT6回転してシートS″を距離l″する
(第19図参照)。更に、第20図及び第21図に示すように
入口センサ133S作動してから所定時間ΔT4経過後のシー
トS″を押えローラ138aと駆動ローラ138bの接触部へ突
き当てた後に該ローラ対138がMPUの指令により所定時間
ΔT5だけ回転して該シートSを距離l′だけ搬送し、
そして該シートSの後端は搬送ローラ対133を抜け
る。そして指定された枚数の複写が終了した場合はMPU
の指令により搬送ローラ対133とスリツプローラ対137は
停止する。このように、先端を順次ずらしたシートS″
…の束を形成する。そして、オペレータが原稿シートを
交換して多重複写しようとコピーボタンを押すと、MPU
の指令によりスリツプローラ対137とステツプローラ対1
38が回転してシートS″…の束を搬送する。また、該シ
ートS″…の束の先端すなわちシートS″が入口センサ
139Sを作動させてから所定時間ΔT3経過後、すなわちシ
ートS″の先端が横レジストローラ対139の接触部へ突
き当ててループを作った時、MPUの指令により横レジス
トローラ対139が回転する。更に、ステツプローラ対138
が回転を開始してから所定時間ΔT10経過後、すなわち
シートS″の後端がステツプローラ対138を抜けた時、M
PUの指令によりステツプローラ対138を停止し、また横
レジストローラ対139はシートS″の横位置を調整し、
そしてレジストローラ対17へ給送する。
シートがセンサ139Sを通過したら所定時間ΔT9待機し
た後、再びステツプローラ対138を回転させ、次のシー
トSを横レジストローラ対139に向かって送り、シー
トS″の場合と同様の作動で横レジストローラ対17へ送
る。複写枚数指示手段で指示したシート枚数すべてがセ
ンサ139Sを通過し終ったら、スリツプローラ対137の回
転を停止し、所定時間ΔT8経過後、横レジストローラ対
139の回転も停止させて作動を終了する。
各ローラ(搬送ローラ対133、スリツプローラ137、ス
テツプローラ138、横レジストローラ139)はクラツチに
よる制御も可能であるし、各ローラに直結したモータを
制御することによっても可能である。
本実施例において各ローラの回転制御はMPU内のタイ
マーによって行っているが、各ローラの回転角を検出し
て行うことも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によると、MPUの指令に
より駆動制御可能な複数の搬送手段により複写のシート
を挟持・搬送できるので、中間トレイを必要とせず、ま
たシート分離手段も必要とせず、これにより部品点数を
減少できる。また、シートは常にいずれかの搬送手段に
より挟持されているので、シートの斜行を減少できる。
そして、制御部により搬送手段を制御できるので、長
尺のシートも多重・両面複写できる。
更に、長尺のシートを多重複写する際、該シートは再
給送までループを構成せず常に平面に保持されているの
で、長時間そのままの状態でもシートに癖がつく事は無
い。
また、多数のシートを該シート長に関係なく高密度で
積載することが可能となる。
さらに階段状に積載されたシートを分離給送する場合
の重送を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を適用した画像形成装置
の全体構成図、 第2図はシート搬送部材の正面図、 第3図はシートを正逆送可能な搬送手段の斜視図、 第4図はシートの横方向位置を修正する機能を有するレ
ジストローラ対の斜視図、 第5図は同正面図、 第6図はレジストローラ対の斜視図、 第7図(a)〜(c)、第8図(a)〜(c)は本発明
の第1の実施例の動作の説明図、 第9図は本発明第1実施例の制御ブロツク図、 第10図は本発明第1実施例のタイムチヤート、 第11図(a)〜(f)はフローチヤート、 第12図は本発明の第2の実施例を適用した画像形成装置
の全体構成図、 第13図はシート搬送装置の側面図、 第14図〜第21図は本発明の第2実施例の作動説明図、 第22図は本発明の第2実施例の制御ブロツク図、 第23図(a),(b)はタイムチヤート、 第24図(a)〜(e)はフローチヤートである。 1……画像形成装置(複写装置)、2……画像形成部、
17……レジストローラ対、19……シート搬送路、28……
搬送部材(搬送ローラ対)、28c……押圧部材(アー
ム)、29,30……搬送手段(搬送ローラ対)、31……レ
ジストローラ対、49……ガイド、50……シート退避部、
133……搬送ローラ対、137……スリツプローラ対、138
……ステツプローラ対、139……レジストローラ対。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 楠元 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 前田 泰範 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 小澤 隆志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山本 康義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 久保田 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 木村 彰良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 増田 麻言 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−28669(JP,A) 特公 平2−44739(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成部と、画像形成したシートを再び
    前記画像形成部に給送するシート搬送路とを有する画像
    形成装置において、 前記シート搬送路中に設けられ、シートをその搬送方向
    先端を順次所定量ずらして積載し、かつ積載されたシー
    ト束を挟持しながら搬送する搬送手段と、 前記シート搬送路中の前記搬送手段より搬送方向下流側
    に配置され、前記搬送手段により搬送されるシート束の
    最先のシートを給送する給送手段と、 最先のシートが前記搬送手段を通過し、最先のシート以
    外のシートの束が前記搬送手段によって挟持されている
    状態になったら、前記搬送手段による下流側への搬送を
    止めるとともに、最先のシートを前記給送手段によって
    給送することによって最先のシートをシートの束から分
    離するように前記搬送手段および前記給送手段を制御す
    る制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段はシートの束を挟持して搬送
    する一対のローラを有していることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の画像形成装置。
JP62234355A 1987-09-17 1987-09-17 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2505818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62234355A JP2505818B2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62234355A JP2505818B2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6475328A JPS6475328A (en) 1989-03-22
JP2505818B2 true JP2505818B2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=16969702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62234355A Expired - Fee Related JP2505818B2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505818B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028669A (ja) * 1983-07-27 1985-02-13 Canon Inc 両面画像形成装置
JP2631520B2 (ja) * 1988-08-05 1997-07-16 株式会社日立製作所 樹脂封止パッケージの成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6475328A (en) 1989-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6260840B1 (en) Sheet feeding apparatus, image forming apparatus having the same and image reading apparatus having the same
JP7196540B2 (ja) シート材読取装置、原稿読取装置および画像形成装置
US6354584B1 (en) Sheet feeding apparatus, image forming apparatus having the same and image reading apparatus having the same
US4873547A (en) Sheet conveying apparatus
JP4428302B2 (ja) シート材供給装置
US5155540A (en) Automatic duplex recording apparatus having detectors for controlling feeding and refeeding of a recording sheet
JPH0624620A (ja) 搬送路切換装置
US7848697B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
US5333043A (en) Image forming apparatus equipped with automatic document feeder
JP2530911B2 (ja) シ―ト搬送装置
US10384893B2 (en) Sheet conveying apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
US5961111A (en) Sheet feeding device for a duplex image forming apparatus
JP2505818B2 (ja) 画像形成装置
JP3368252B2 (ja) シート給送装置及び該装置を備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP6669989B2 (ja) 給紙装置、及び、画像形成装置
JP2016196341A (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP6346490B2 (ja) シート集積装置
JPS59138558A (ja) シ−ト再搬送装置
JPH089459B2 (ja) 画像形成装置
JP3096941B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2513641B2 (ja) シ―ト搬送方法
JP3382455B2 (ja) シート搬送装置及びシート処理装置
JPH0665585B2 (ja) シート搬送装置
JP2022048797A (ja) 給紙装置、画像読取装置、画像形成装置
JPH04144884A (ja) シート搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees