JPH089459B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH089459B2
JPH089459B2 JP284187A JP284187A JPH089459B2 JP H089459 B2 JPH089459 B2 JP H089459B2 JP 284187 A JP284187 A JP 284187A JP 284187 A JP284187 A JP 284187A JP H089459 B2 JPH089459 B2 JP H089459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conveying
roller pair
roller
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP284187A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63171758A (ja
Inventor
信和 佐々木
敏郎 笠村
彰良 木村
隆志 小澤
将志 大橋
俊彦 楠元
泰範 前田
直樹 奥田
康義 山本
麻言 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP284187A priority Critical patent/JPH089459B2/ja
Priority to GB8721825A priority patent/GB2196942B/en
Priority to FR8712882A priority patent/FR2604266B1/fr
Priority to IT8748400A priority patent/IT1211788B/it
Priority to DE3731466A priority patent/DE3731466C2/de
Publication of JPS63171758A publication Critical patent/JPS63171758A/ja
Priority to US07/311,380 priority patent/US4873547A/en
Priority to GB9007825A priority patent/GB2232660B/en
Publication of JPH089459B2 publication Critical patent/JPH089459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、複写装置、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置に係り、詳しくは片面に画像形成が終了した所
望枚数のシートを、その裏面或いは同一面に更に画像形
成を行うべく一旦シート搬送路中に該シートを階段状に
積載しておく構成を備えた両面或いは多重画像形成装置
に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、この種の画像形成装置においては、所望枚数
のシートに連続的に画像形成を行なうために、シート搬
送路に設けた所定の搬送ローラを用い、これの起動停止
を繰返して片面に画像形成が終了した上記所望枚数のシ
ートを段階状に重畳して該シート搬送路に一旦ストック
し、そこから再び画像形成部へとシートの給送を行なう
ようになっている。
一方、該画像形成装置においては、サイズの異なる種
々のシートが用いられるが、搬送方向に対するシートの
長さであるシート長が異なるものを対象とする場合、積
載されるシートの端部位置が変化する事になる。これに
対し、シート搬送路に配設されている各搬送ローラの間
隔は一定なため、上記シート端部位置の変化に対応する
ために、フラッパ等の切換手段を用いて搬送経路を変更
するか、または、階段状に積載するシートの一段当たり
の差分を変化させてシート端部位置の整合性を維持する
必要があった。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した搬送経路を変更する手段で
は、構造が複雑となって装置が大型化して高価になると
いう欠点があり、また、後者の手段では一段当たりの差
分が変化するため、積載可能な枚数がシート長に応じて
変化し、装置の操作者にとって難解なものとなると同時
に、搬送路に備えられた搬送ローラの間隔に比して搬送
するシートの長さが長くなるにつれて瀬繰際保持可能な
枚数が急速に減少するという欠点があった。
(ニ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述した問題点を解消することを目的と
し、シート搬送路中に設けられシートを正逆両方向に搬
送可能な搬送手段と、該搬送手段の上流側に位置しシー
トの搬送方向後端部が退避するシート退避部と、搬送手
段を制御して、搬送するシート長よりも小さい所定長シ
ートを正送させた後、その長さよりも更に小さい所定長
逆送させるよう上記搬送手段とを作動させる制御手段を
設けたことをを特徴としている。
(ホ) 作用 上記手段の採用により、画像形成部において画像形成
がなされた第1枚目のシートは、シート搬送路を通り所
定の搬送手段の位置まで送られて来る。このシート到達
に応じて制御手段は搬送手段を作動させ、シートを該シ
ート長よりも小さい所定長正送した後、該所定長よりも
小さい所定長逆送させる。これにより該シートは搬送手
段にシート長よりも小さい所定長と該所定長よりも更に
小さい所定長の差分先端部が突出して保持されると同時
にその後端部がシート退避部に退避される。そして、続
いて送られて来た第2枚目のシートは、搬送手段に保持
されている第1枚目のシートの上を進んで該搬送手段に
到達し、この到達に伴い搬送手段は第1枚目と第2枚目
のシートを保持した状態でこれらシートをシート長より
小さい所定長正送した後再び該所定長より更に小さい所
定長逆送する。上記の作動が所望枚数のシートに繰り返
され、この結果各シートが上述差分の間隔で階段状にシ
ート搬送路中に積載されることになる。その後、積載し
たシートの先端に位置する第1枚目のシートから順に、
再び画像形成部へと送られて画像形成が行われる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿って、本発明を具体化した実施例につ
いて説明する。
同一の転写シートに多重複写または両面複写を行い得
るように構成された複写装置1は第1図に示すような構
成を備えており、複写部(画像形成部)2を内蔵する複
写装置本体3を有している。該装置本体3は原稿積載台
4、光源5、レンズ系6、2個のカセット7a,7b等を備
えており、かつ装置本体3の略中心部に円筒状の感光体
8等から成る上記複写部2が配設されている。そして、
上記感光体8の周辺近傍には、それぞれ異なる色のトナ
ーを内蔵した2個の現像器9a,9bが所望の色で複写でき
るように矢印方向に移動してセット・リセット可能なよ
うに設けられ、さらに感光体8の回転方向下流側には転
写用帯電器10及び分離帯電器11、そしてクリーナ12及び
一次帯電器13が配設されている。また、カセット7a,7b
部には給紙ローラ14a,14bが配設され、それぞれ搬送ロ
ーラ対15a,15b、経路16a,16bを介して転写シートSがレ
ジストローラ対17に案内されるようになっていると共
に、装置本体3の下方に配設されたシート搬送路19を介
して多重複写または両面複写される転写シートSが上記
レジストローラ対17に案内されるようになっている。ま
た、分離帯電器11に続く搬送ベルト18aを有する搬送装
置18の後部には定着器20が配設されており、更に、該定
着器20の後側には第1の排出ローラ対21から転写シート
を通常第2の排出ローラ対22を介して機外のトレイ等に
排出すべく配設されている。そして、上記第1の排出ロ
ーラ対21と第2の排出ローラ対22との間にはフラッパ23
および補助フラッパ24が配設されており、通常第1の排
出ローラ対21から排出された転写シートSは実線位置の
フラッパ23の上側に沿って搬送され、その搬送力により
補助フラッパ24を矢印方向に揺動させそれに基づいて検
知アーム25により光センサ26を作動させ転写シートの通
過を検知しつつ、正転する第2の排出ローラ対22によっ
て機外に排出されるようになっている。これに対し、両
面複写に際しては、転写シートSは途中までは上記通常
時と同様に第2の排出ローラ対22の正転によって部分的
に機外に排出されるが、転写シートの後端が上記補助フ
ラッパ24を離れた時点で上記検知アーム25および光セン
サ26の作動により第2の排出ローラ対22が逆転駆動さ
れ、転写シートはそれにより補助フラッパ24およびフラ
ッパ23の左側部にガイドされて経路27へと導入されるよ
うになっている。従って、両面複写時、上記第2の排出
ローラ対22、検知アーム25、光センサ26そして経路27に
よって転写シートが再給送される。また、多重複写に際
しては、フラッパ23が点線位置に切換えられ、第1の排
出ローラ対21から排出された転写シートSはフラッパ23
の右側部のガイド作用により経路27へ直接導入されるよ
うになっている。従って、多重複写時、上記第1の排出
ローラ対21、フラッパ23そして経路27によって転写シー
トが再給送されるようになっている。そして、経路27へ
導入された転写シートSは、搬送ローラ対28および搬送
手段を構成する搬送ローラ対29,30そして転写シートの
横方向の一側端を基準位置に揃えるために軸方向に対し
て移動可能に構成されたレジストローラ対31を有するシ
ート搬送路19を介して、前記レジストローラ対17に案内
されるようになっている。
上記のシート搬送路19において、搬送ローラ対28は本
体前後側板間に支持された駆動ローラ28a、従動ローラ2
8bから成っており、図示しない駆動手段により該駆動ロ
ーラ28aは装置本体3と同期して駆動され、装置本体3
が動作中は常に図示矢印方向に回転しており、またこれ
ら搬送ローラ対24の直前には検知アーム32aと光検出素
子32bから成るシート検知センサ32が配設されている。
搬送ローラ対28の下流に配設された搬送ローラ対29,3
0は第2図に詳細に示したような構成を有しており、こ
の搬送ローラ対29は本体前後側板間に支持された駆動ロ
ーラ29aと、同側板間に上下動可能でかつ回転可能に軸
支され軸受部に掛け渡されたバネ33により駆動ローラ29
aに対して押圧されている上ローラ29bからなっている。
そして、駆動ローラ29aと上ローラ29bは、駆動ローラ29
aに固設されたギヤ34、アイドラーギヤ35,36、上ローラ
29bに固設されたギヤ37から構成されるギヤ列によって
互いの周速が等しくなるよう連結されており、両ローラ
29a,29bの間が1〜2mm開いても上記ギヤ列により回転の
連結関係は維持される。また、駆動ローラ29aはギヤ39
を介して図示しない制御手段の信号により正逆回転する
駆動パルスモータ38と連結されてモータの回転に応じて
正逆回転可能であり、その回転量は制御手段により制御
することができる。搬送ローラ対29の下流に設けられ
た、搬送ローラ対30の駆動ローラ30aは駆動ローラ29aと
同様に支持され、該駆動ローラ30aに固設された入力ギ
ヤ40が駆動パルスモータ38に設けられたギヤ39と噛合う
事により、駆動ローラ29aと同方向で周速も等しくなる
様に回転される。一方、上ローラ30bは搬送ローラ対29
の上ローラ29bの軸に回転可能に配設されたアーム41,41
上に軸支され、該上ローラ29bに固設されているギヤ3
7、アーム41に軸支されたアイドラーギヤ42を介して上
ローラ30bに固設されたギヤ43によって駆動力を伝達さ
れており、駆動ローラ30aと等速で回転するよう構成さ
れている。また、アーム41には一端を装置本体3に固定
したバランスバネ44が掛けられて上ローラ30b及びアー
ム41の自重等が相殺されてアーム41は上方に設けられた
ストッパに突当たって停止しており、通常搬送ローラ対
30の両ローラは接触せずに約2mmの間隔を有するように
なっており、さらにバランスバネ44の反対側にはソレノ
イド45のリンク46とアーム41を結ぶバネ47が設けられ、
該ソレノイド45の作動により上ローラ30bを駆動ローラ3
0aに対して押圧することができるよう構成されている。
搬送ローラ対28と搬送ローラ対29の間には上ガイド板
48と下ガイド板49が配設され(第1図参照)、上ガイド
板48は搬送ローラ対28を通過したシートを搬送ローラ対
29に導き、さらに下ガイド板49はその一端が駆動ローラ
28aの下方まで延び、下ガイド板49と駆動ローラ28aの間
隙で退避部50を形成している。そして、搬送ローラ対28
と搬送ローラ対29の間隔l1は搬送方向の最小長Lminなる
シートが搬送可能である様若干の余裕αを見てl1=Lmin
−αに設定され、また搬送ローラ対30とレジストローラ
対31の間隔l2は若干の余裕βを見てl2=Lmin−βに、さ
らにまた搬送ローラ対29とレジストローラ対31の間隔l3
は搬送方向の最大長Lmaxなるシートが搬送可能の様にl3
=Lmax−βに設定されている。なお、搬送方向の最小長
Lminはシート搬送路19を通過可能な最小長さ(片面のみ
の場合の最小長さとは一致しない)であり、また階段状
に積載可能な最小長さである。同様に搬送方向の最大長
Lmaxは階段状に積載可能な最大長さであって、必ずしも
シート搬送路19を通過し得る最大長さではない。
次に、軸方向に移動可能でシートを搬送方向に対して
直角方向に位置修正する機能を有するレジストローラ対
31は第3図及び第4図に示すような構成をしており、互
いに圧接された下ローラ31aと上ローラ31bとからなって
いる。そして、該上ローラ31bと下ローラ31aとは、それ
ぞれ軸受52,52を介して複写装置1の前後側板1a,1bに回
転かつ摺動可能に軸支されていて、各軸受52と各ローラ
の軸部に設けられたカラー53…との間に配設されたスプ
リング55…によって第4図において左方向に付勢される
ようになっている。また、上記ローラ31aとローラ31bと
は夫々ブロック体56に対して回転のみ自在に挿通されて
おり、該ブロック体56はその上方部分に配設されたコロ
部材56aを介してカム部材57に当接されるようになって
いる。そして、該カム部材57は円筒体の端部円周上に傾
斜カムを形成したタイプのものであって、バネクラッチ
59がソレノイド59sによってオン作動された場合、駆動
ギヤ60の回転力がクラッチ59を介して軸61に伝達されて
カム部材57が回転され、該カム部材が一回転することに
よってブロック体56を介して上ローラ31bと下ローラ31a
とがスプリング55…に抗して左右A,B方向(第3図参
照)に移動されるようになっていて、通常時は軸61の端
部に設けられた遮光板62と光センサ63とによる位置規制
作用によってカム部材57の傾斜面の中央部分57aがコロ
部材56aに当接され、上ローラ31bと下ローラ31aとは左
右移動行程の中央位置即ちホームポジションに停止され
るようになっている。また、下ローラ31aにはギヤ65が
固設されていて、電磁クラッチ66がオン作動され駆動ギ
ヤ67の回転力が上記クラッチ66を介して軸69に伝えられ
伝達ギヤ70が回転されることによって、該ギヤ70に噛合
する上記ギヤ65が回転され、それにより下ローラ31aが
回転されて、上ローラ31bと下ローラ31aとの先触部に先
端が当接されて停止していた転写シートSが搬送作用を
受けるようになっている。更に、第3図に示されている
ように、上ローラ31bと下ローラ31aとの接触部に近接し
て平行に多数の発光素子が配列された発光部71aと多数
の発光素子が配列された受光部71bとからなる光センサ7
1が配設されていて、該光センサ71によって転写シート
の横方向位置が検知されるようになっている。この光セ
ンサ71に対応する光センサ75が第5図に示すようにレジ
ストローラ対17の前段に配設され、シート上に1回目の
複写がなされる際に、該シートの横方向位置を検知する
ために、光センサ71と同様に搬送される転写シートSに
直交するようにレジストローラ対17の近傍に配設されて
いて、多数の発光素子が配列された発光部75aと多数の
受光素子が配列された受光部75bとから構成されてい
る。なお第3図において符号72にて示すものは、転写シ
ートを上ローラ31bと下ローラ31aとの接触部に向けて案
内するための上部ガイド板であって、固定ブロック73,7
3を介して上ローラ31bに一体的に固着されるようになっ
ており、また、74bにて示すものは光検知素子74aと協働
してセンサ74として搬送されて来たシートを検出する検
知アームである。
本実施例のものは以上の構成からなるので、1枚のシ
ートに多重或いは両面複写を行なう場合、図示外のコピ
ーボタンを押圧操作して複写動作を開始すると、カセッ
ト7aあるいは7bから供給された転写シートSは光センサ
75の発光部75aと受光部75bの間を通過して、レジストロ
ーラ対17よりシート搬送方向の位置決めを受けた後複写
部2へと搬送され、該複写部2においてトナー像が転写
された後さらに定着器20へ搬送される。その際、受光部
75bにおける転写シートSによって遮光される部分と遮
光されない部分とにより転写シートSの搬送方向に対し
て直角方向の横方向位置が検知され、その検知された横
方向位置に対応する電気信号が光センサ75から複写装置
1を制御するマイクロプロセッサユニット(MPU)の記
憶部にメモリーされる。そして、上記検知された横方向
位置に対応してレジストローラ対31を軸方向に移動させ
得るようMPUにおいて準備がなされる。次いで、上記定
着器20で定着作用を受けた転写シートSは、多重複写あ
るいは両面複写されるべくフラッパ23等によってシート
搬送路19へと搬送されるが、この時、このシートSの搬
送方向長Lがシート搬送路19で搬送し得る最小長Lmin
りも短いことが光センサ71を通過する時間、若しくはカ
セットサイズの検知等により検出されている場合、シー
トSは操作者の両面複写等の指定に関係なくトレイ上に
排出される。Lminより大なる長さLのシートは搬送経路
27を経て搬送ローラ対28によって搬送され、この転写シ
ートSの先端が搬送ローラ対29に達して後所定時間後に
該搬送ローラ対29が正転を開始することにより、搬送ロ
ーラ対28,29間にループが形成されてシートの斜行が矯
正される。またこのシート長がLminの場合は、上記搬送
ローラ対29の回転と同時にソレノイド45を動作させて搬
送ローラ対30を加圧状態にしておく。搬送ローラ対28,2
9,30により再給送されて来た転写シートSがレジストロ
ーラ対31へと進入されてくると、センサ73によってレジ
ストローラ対31の直前で検知され、それに基づいて転写
シートの先端が停止状態の上ローラ31bと下ローラ31aの
接触部に当接した後においても所定時間搬送ローラ対2
9,30の正転による転写シートの搬送作用が継続され、上
記所定時間経過後搬送ローラ対29,30の搬送動作が停止
され、それによって、転写シートの先端が上ローラ31b
と下ローラ31aの接触部に当接した状態で転写シートに
適当量の撓み即ちループが形成される。次いで、再び搬
送ローラ対29,30が正転し、同時に電磁クラッチ66がオ
ンされると、駆動ギヤ67の回転が軸69、ギヤ70を介して
ギヤ65に伝達され、下ローラ31aが回転を開始し、転写
シートは回転する上ローラ31bと下ローラ31aとに挾持さ
れて上記ループを形成したままの状態で搬送が開始され
る。それと同時にバネクラッチ59がオン作動され、駆動
ギヤ60の回転が軸61を介してカム部材57に伝達され、該
カム部材57の回転によりコロ部材56aを介してブロック
体56がその停止位置即ちホームポジションからB方向に
移動されて、必要なら最右端にまで移動した後A方向に
最左端にまで移動しそこから再びB方向に移動されるよ
うにして、転写シートが搬送されつつその搬送方向に直
角な方向に移動される。その際、上記したループの存在
により、シート後端が搬送ローラ対29に挾持されていた
としても転写シートの横移動が転写シートに何ら無理な
力を及ぼしたり変形を与えたりすることなく円滑に行わ
れる。そして、上記転写シートSの横方向移動に際し
て、光センサ71により転写シートSの横方向位置がチェ
ックされ、転写シートSの横方向位置が前述光センサ75
によって検知されMPUに記憶された1回目の複写に際し
ての転写シートSの横方向位置と一致した時点で、MPU
からの指令によりバネクラッチ59が遮断されて上ローラ
31bと下ローラ31aの横方向への移動が停止され、その後
所定時間継続する上ローラ31bと下ローラ31aの回転搬送
作用により、転写シートは横方向位置を正しく一致修正
された状態でシート搬送路19からレジストローラ対17へ
と搬送されていく。そして、転写シートの搬送後電磁ク
ラッチ66が断状態となって各ローラ31b,31aの回転が停
止され、また、レジストローラ対31は遮光板62、光セン
サ63等によるリセット作用により中央のホームポジショ
ンへと復帰され、次の転写シートSを位置修正すべく待
機状態となる。
次に、複数枚のシートに連続して両面複写または多重
複写する際の作用を搬送方向の長さLMAXなるシートにつ
いて説明する。第1回目の原稿を原稿載置台にセット
し、所望の複写枚数Nを指示した後に図示外のコピーボ
タンを押圧操作して複写動作を指示すると、カセット7a
あるいは7bから供給された搬送方向長LMAXの転写シート
Sは光センサ75の発光部75aと75bの間を通過して横方向
の位置を測定された後、順次一回目の画像形成プロセス
を経て搬送ローラ対28へ到達する。この時、光センサ75
をシートが通過する時間等よりシートSの搬送方向長L
がLMAXより大きいことが検出された場合、複写装置1は
連続両面複写等を受けつけず、操作者に警告を発する。
シートSが搬送ローラ対28に到達した時点では搬送ロー
ラ対29,30は停止しており、シート検知センサ32が該シ
ートを検知して所定時間後、即ち第6図(a)に示され
るようにシートS1先端が搬送ローラ対29の上下ローラ間
の接触部に当接してループが形成され、シートの斜行が
矯正された後、搬送ローラ対29は制御手段の指令により
正転を開始する。この時、搬送ローラ対30も同期して回
転するが、上ローラ30bは退避状態にあり、シートに対
する作用は行なわない。そして、シートS1の後端が搬送
ローラ対28より完全に繰り出されるようLMAX−l1より大
なるL1だけシートS1を繰り出した後(第6図(b))搬
送ローラ対29は一旦停止し、今度は逆転してL2<L1なる
量L2だけシートS1を上流側に戻らせ、これによりシート
後端をシート退避部50に入り込ませる(第6図
(c))。続いて第2枚目のシートS2が1回目の複写を
終えて搬送されて来ると、1枚目のシートS1と同様に搬
送ローラ対29においてループを形成された後(第6図
(d))、第1枚目のシートS1と共にL1だけ下流側に送
られ(第6図(e))、再び逆転した搬送ローラ対29に
よりL2だけ上流側に戻される(第6図(f))。このよ
うな作用が設定枚数Nだけ繰り返され、L1−L2=γとす
ると一段のステップがγなる段階状に積載されたN枚の
シートの束が形成される(第6図(g))。この際、積
載されるシートはあらかじめ搬送ローラ対29に対する突
き当てにより斜行を矯正されているので、平行性が良
く、また、次に位置するレジストローラ対31により大き
な斜行修正を行う必要がないので、γを小さくして高密
度にシートを載置することができる。シート束形成の
後、複写装置1は一旦停止するので、操作者は原稿載置
台4の原稿を入れ換える等した後、押圧ボタンの指示に
より2回目の複写を行う。すると、第7図(a)に示す
ごとく搬送ローラ対29は正転を開始してN枚のシートを
束のまま送り、一枚目のシートS1の先端が下流に存在す
るレジストローラ対31のセンサ74に検出されてから所定
量送った後、即ち1枚目のシートS1後端が搬送ローラ対
29から離れ、2枚目のシートS2がセンサ74に到達する前
に該搬送ローラ対29は停止される。なお、このようにシ
ートを束のまま搬送する際、搬送ローラ対29の上ローラ
29bと下ローラ29aはギヤ列により連結されているので、
搬送ローラ対29が正逆転を繰り返してもシート束が崩れ
ることなく搬送される。上記のごとく搬送ローラ対が停
止した時点では、第7図(b)に示すごとく1枚目のシ
ートはレジストローラ対31のローラ間に先端が当接した
状態でループが形成され、他の2枚目以後のシート束は
搬送ローラ対29に挾持されており、続いて該搬送ローラ
対29が停止したままレジストローラ対31が回転して、シ
ートの1枚送りの時と同様に横方向の位置修正を行いな
がら1枚目のシートS1を画像形成部2へ送る(第7図
(c))。この際、位置修正される1枚目のシート後端
にはN−1枚のシートが乗っていることになるが、その
重量は高々数10gにすぎず、レジストローラ対31による
修正の障害にはならない、続いて2枚目以後のシートが
上述したのと同様に繰り返し搬送され、両面複写等を受
けて装置外へ排出される。
さらに次に、搬送方向の長さLMINなるシートに連続し
て両面複写等をする際の作用について説明する。前述し
たシートLMAXと同様に順次一回目の画像形成プロセスを
経たシートLMINは搬送ローラ対28を通り、停止している
搬送ローラ対29,30へ送られるが、このシートが最小の
シートLMINであることが検知されるとソレノイド45が動
作して搬送ローラ対30のローラ30a,30bを接合させ、該
搬送ローラ対30は作動状態に入る。シート検知センサ32
が該シートを検知して所定時間後、即ちシート先端が搬
送ローラ対29の上下ローラ間の接触部に当接して若干の
ループが形成され、シートの斜行が矯正された後搬送ロ
ーラ対29は制御手段の指令により正転を開始する。そし
て、シートSの後端が搬送ローラ対28より完全に繰り出
されるようLMIN−l1より大なるL′だけシートSを繰
り出した後搬送ローラ対29は一旦停止し、今度は逆転し
てL2<L1なる量L2だけシートSを上流側に戻らせ、続い
て送られて来る2枚目とシートが1枚目のシートの下流
に入り込まないようシート後端をシート退避部50に入り
込ませる。次いで、2枚目のシートの進入をシート検知
センサ32が検出して一定時間後、搬送ローラ対29は所定
量回転して1枚目のシート先端がローラのニップ部から
前述したγの位置に移動した時に停止する。続いて2枚
目のシート先端が停止した搬送ローラ対29のニップ部に
到達し、1枚目と同様の動作が行われ、これが設定枚数
Nだけ繰り返されてシート搬送路19上に一段のステップ
がγなる階段状になったN枚のシート束が形成される。
このシート束の形成後、2回目の複写操作を行うと搬送
ローラ対29,30は正転を開始してN枚のシートを束のま
ま送り、一枚目のシートの先端が下流に存在するレジス
トローラ対31のセンサ74に検出されてから所定量送った
後、即ち1枚目のシート後端が搬送ローラ対30から離
れ、2枚目のシートがセンサ74に到達する前に該搬送ロ
ーラ対29,30は停止される。この状態で、1枚目のシー
トはレジストローラ対31のローラ間に先端が当接した状
態でループが形成され、他の2枚目以後のシート束は搬
送ローラ対29,30に挾持されており、続いて該搬送ロー
ラ対29,30が停止したままレジストローラ対31が回転し
て、シートの1枚送りの時と同時に横方向の位置修正を
行いながら1枚目のシートを画像形成部2へ送る。続い
て2枚目以後のシートが上述したのと同様に繰り返し搬
送され、両面複写を受けて装置外へ排出される。
なお、上記実施例において、シートを正逆方向に搬送
可能な搬送手段を2組の搬送ローラ対29,30としている
が、更に多数組の搬送ローラ対を設けてもよい。また、
搬送ローラ対の上下ローラを駆動連結しているが、シー
トの材質によっては一方のローラを単なる従動ローラと
することも可能である。さらにまた、搬送ローラ対の回
転速度を複写機内のシート搬送速度と関係なく低速と
し、シートの位置決めを正確に行わせるようにすること
もできる。
(ト) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、シート搬送路
中にシートを正逆両方向に搬送可能な搬送手段と、該搬
送手段の上流側に位置しシートの搬送方向後端部が退避
するシート退避部と、該搬送手段を搬送するシート長よ
りも小さい所定長シートを正送した後、その所定長より
も更に小さい所定長逆送させる制御手段を設けたので、
多数のシートを該シート長に関係なく高密度で積載する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す全
体構成図、第2図はシートを正逆送可能な搬送手段の斜
視図、第3図はシートの横方向位置を修正する機能を有
するレジストローラ対の斜視図、第4図は同正面図、第
5図はレジストローラ対の斜視図、第6図(a)〜
(g)及び第7図(a)〜(c)は本装置の動作説明図
である。 1……画像形成装置(複写装置)、2……画像形成部、
17……レジストローラ対、19……シート搬送路、28……
搬送ローラ対、29,30……搬送手段(搬送ローラ対)、3
1……レジストローラ対、50……シート退避部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 隆志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大橋 将志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 楠元 俊彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 泰範 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 奥田 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 康義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 増田 麻言 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−74834(JP,A) 特開 昭60−28669(JP,A) 特開 昭57−4853(JP,A) 特開 昭58−178373(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成部と、画像形成したシートを再び
    上記画像形成部へ給送するシート搬送路とを有する画像
    形成装置において、 上記シート搬送路中に設けられシートを正逆両方向に搬
    送可能な搬送手段と、 上記搬送手段の上流側に位置しシートの搬送方向後端部
    が退避するシート退避部と、 上記搬送手段を制御して、搬送するシート長よりも小さ
    い所定長シートを正送させた後、その長さよりも更に小
    さい所定長逆送させる制御手段と、 を設けてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記搬送手段を、搬送方向に間隔をもって
    配置された複数組の搬送ローラ対で構成してなる特許請
    求の範囲第1項記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記シート退避部を、上記搬送手段の上流
    側に設けたシート搬送ローラ対と、 該搬送手段近傍から該搬送装置ローラ対の下方に延設さ
    れたガイドの間に設けてなる特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の画像形成装置。
JP284187A 1986-09-18 1987-01-08 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH089459B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP284187A JPH089459B2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08 画像形成装置
GB8721825A GB2196942B (en) 1986-09-18 1987-09-16 A sheet conveying apparatus
FR8712882A FR2604266B1 (fr) 1986-09-18 1987-09-17 Appareil de transport de feuilles et appareil de formation d'images
IT8748400A IT1211788B (it) 1986-09-18 1987-09-18 Dispositivo per il trasporto di fogli e apparecchio formatore di immagini che lo include
DE3731466A DE3731466C2 (de) 1986-09-18 1987-09-18 Blatttransporteinrichtung
US07/311,380 US4873547A (en) 1986-09-18 1989-02-16 Sheet conveying apparatus
GB9007825A GB2232660B (en) 1986-09-18 1990-04-06 A sheet conveying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP284187A JPH089459B2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63171758A JPS63171758A (ja) 1988-07-15
JPH089459B2 true JPH089459B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=11540635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP284187A Expired - Lifetime JPH089459B2 (ja) 1986-09-18 1987-01-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089459B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1124344A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Copyer Co Ltd 両面画像形成装置
US6858829B2 (en) 2001-06-20 2005-02-22 Agilent Technologies, Inc. Avalanche photodiode array biasing device and avalanche photodiode structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63171758A (ja) 1988-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2025377A (en) Sheet feeding apparatus
JP2007051005A (ja) 自動原稿給紙装置及び画像形成装置
US4873547A (en) Sheet conveying apparatus
JP3257712B2 (ja) 搬送路切換装置
JP4174310B2 (ja) 画像形成装置
JPH0558529A (ja) 画像形成装置
JP2840734B2 (ja) 画像形成装置
JPH089459B2 (ja) 画像形成装置
JP4192832B2 (ja) 画像形成装置
JP3445966B2 (ja) 自動両面装置、およびこの自動両面装置を備えた画像形成装置
JPH02305771A (ja) シート搬送装置
WO2024024559A1 (ja) 画像形成装置
JP2505818B2 (ja) 画像形成装置
JPH04323161A (ja) シート搬送装置
JP2851923B2 (ja) シート材搬送装置
JPH0665585B2 (ja) シート搬送装置
JP2513641B2 (ja) シ―ト搬送方法
JP3002086B2 (ja) シート搬送装置及び原稿自動給送装置及び画像形成装置
JP6249107B2 (ja) シート後処理装置及びそれを備えた画像形成システム
JP2549756Y2 (ja) 画像形成装置
JP2662273B2 (ja) 画像形成装置
JPH11349187A (ja) シート分離装置及び画像形成装置
JPH0651555B2 (ja) 画像形成装置
JPH0460650A (ja) 画像形成装置
JP3382455B2 (ja) シート搬送装置及びシート処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term